JPH077713U - 研削液等の浄化装置 - Google Patents

研削液等の浄化装置

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JPH077713U
JPH077713U JP3571593U JP3571593U JPH077713U JP H077713 U JPH077713 U JP H077713U JP 3571593 U JP3571593 U JP 3571593U JP 3571593 U JP3571593 U JP 3571593U JP H077713 U JPH077713 U JP H077713U
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JP
Japan
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liquid
partition plate
partition
waste liquid
chamber
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JP3571593U
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English (en)
Inventor
誠 石垣
新二 川田
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Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研削盤等で使用した廃液を、再使用可能に浄
化する。 【構成】 浄化槽21を仕切板22A〜22Dをもって複数の浄
化室23A〜23Dに仕切り、各仕切板22A〜22Cの上部に切設
した流出口24に、濾過網25を張設するとともに、各仕切
板22A〜22Cに、導液板27Aを濾過網25を囲むようにして
固設し、浄化室23Dの上端を、隣接する貯留槽31に連結
したことにより、廃液が上下に蛇行されつつ流動する間
に、比重の大きい夾雑物は沈降して除去され、また比重
の小さい浮遊夾雑物は各濾過網25により濾過されて、貯
留槽内に流入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、研削盤等で使用した研削液等を、再使用しうるように浄化する装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば研削盤において、エンジンバルブの軸端面を研削する際に使用した多 量の研削液(以下廃液という)は、従来は、図4と図5に示すような装置により、 廃液中に含まれる夾雑物を除去して再使用していた。
【0003】 図示するように、沈澱槽(1)は、第1仕切板(2A)と第2仕切板(2B)と第3仕切 板(2C)と第4仕切板(2D)との4枚により、第1沈澱室(3A)と第2沈澱室(3B)と第 3沈澱室(3C)と第4沈澱室(3D)とに仕切られている。
【0004】 図5に示すように、第1仕切板(2A)の中央には、第1通液口(4A)が、第2仕切 板(2B)の上端には、第2通液口(4B)が、第3仕切板(2C)の中央には、第3通液口 (4C)が、それぞれ切設されている。
【0005】 第4沈澱室(3D)の上端に架設した支持板(5)上には、送液ポンプ(6)が載置さ れ、その吸入管(6a)は、第4沈澱室(3D)内の下部まで垂下している。(7)は供給 ホース、(8)は送液ホースである。
【0006】 上述の装置は、供給ホース(7)より第1沈澱室(3A)に流入した廃液(9)は、第 1、第2、第3通液口(4A)(4B)(4C)の作用により、上下に蛇行しながら、緩速で 、第1、第2、第3沈澱室(3A)(3B)(3C)を順次通過する。その間に、廃液(9)中 の比重の大きい夾雑物(10)は、次第に沈降して除去され、第4沈澱室(3D)に到達 した浄化液(11)は、送液ポンプ(6)により、再度研削盤等に供給される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の装置は、比較的重い粒状切粉や研削粉等は除去される が、微小なスラッジや廃液(9)中を浮遊する比重の小さい浮遊夾雑物(12)を除去 することが困難で、この浄化液(11)を再使用した際、残留しているスラッジ等が 研削盤の内外に蓄積して、設備を汚す原因となっていた。
【0008】 また、ワークにスラッジ等が付着して、ワークの加工面を損傷させるなど、品 質低下をきたす。 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、廃液中に含まれる夾 雑物を効果的に除去し得る浄化装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、浄化槽を仕切板をもって複数の浄化室に 仕切り、各仕切板の上端部に切設した流出口に濾過網を張設するとともに、前記 各仕切板の上流側に、下端に通液孔を備える導液板を、前記濾過網を囲むように して設け、かつ最終の浄化室を囲む浄化槽の側板の上部に形成した溢出口を、浄 化槽に隣接して設けた貯留槽に、樋をもって連結するとともに、貯留槽内の底面 における前記樋の直下に、受け皿を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
本考案の装置によると、夾雑物を含む廃液が各浄化室を、仕切板と導流板の作 用により順に上下に蛇行しながら通過する間に、比重の大きい粒状夾雑物は、沈 降して除去され、又スラッジ等の比重の小さい浮遊夾雑物は濾過網を通過する際 に濾過される。
【0011】
【実施例】
図1〜図3は、本考案の一実施例を示すもので、従来の沈澱槽に相当する浄化 槽(21)は、上述同様、第1仕切板(22A)と第2仕切板(22B)と第3仕切板(22C)と 第4仕切板(22D)との4枚により、第1浄化室(23A)と第2浄化室(23B)と第3浄 化室(23C)と第4浄化室(23D)とに仕切られている。
【0012】 各仕切板(22A)(22B)(22C)の上端中央には、上縁を切欠することにより、方形 の流出口(24)が切設され、各流出口(24)には、目の細い濾過網(25)が、着脱自在 に取り付けられている。
【0013】 図2に示すように、各仕切板(22A)(22B)(22C)の前面(上流側)には、U字溝状 をなし、かつ下端に第1通液孔(26A)を切設した第1導液板(27A)が、濾過網(25) を囲むようにして、それぞれ固着されている。
【0014】 第4浄化室(23D)内には、第3仕切板(22C)と平行をし、かつ下端に第2通液孔 (26B)を切設した第2導液板(27B)が固着され、第2導液板(27B)と第3仕切板(22 C)との間には、水平をなして上下に並ぶ3枚の整流板(28)が設けられている。
【0015】 第4浄化室(23D)を囲む浄化槽(21)の側板(21a)の上端には、溢出口(29)を囲ん で右下方に傾斜するU字溝状の樋(30)が固着されている。
【0016】 浄化槽(21)の右側方には、第4浄化室(23D)に近接して、貯留槽(31)が設置さ れ、貯留槽(31)は、下端に第3通液孔(26C)を切設した第5仕切板(22E)により、 第1貯留室(32A)と第2貯留室(32B)とに仕切られている。
【0017】 第1貯留室(32A)内の底面における上記樋(30)の下方には、受け皿(33)が設置 されている。第2貯留室(32B)の上面に架設した支持板(34)には、送液ポンプ(35 )が設置され、その吸入管(35a)は、第2貯留室(32B)の内下部まで垂下している 。(36)は供給ホース、(37)は送液ホースである。
【0018】 上述の本考案装置は、供給ホース(36)より浄化槽(21)の第1浄化室(23A)に注 入された廃液(38)は、各第1導液板(27A)と各仕切板(22A)(22B)(22C)の作用によ り、上下に蛇行しながら緩速で第1〜第3浄化室(23A)〜(23C)を淳に通過し、そ の間に、廃液(38)中の比重の大きい夾雑物(39)が次第に沈降するとともに、各濾 過網(25)により、浮遊夾雑物(40)が濾過される。
【0019】 第4浄化室(23D)に流入した廃液(38)は、整流板(28)により整流されたのち、 溢出口(29)より貯留槽(31)の第1貯留室(32A)に流下し、その間に、残留する粒 状夾雑物(39)が沈降して除去される。
【0020】 第1貯留室(32A)に流下した廃液(38)は、受け皿(33)により、流下時の衝撃が 周囲に波及することを防止されながら、第2貯留室(32B)に流下し、その間に、 残留する微細な粒状の夾雑物(39)が沈降して除去される。
【0021】 第2貯留室(32B)に貯留された浄化液(41)は、送液ポンプ(35)により、随時研 削盤等に供給されて再使用される。 なお、本考案は上記研削液以外の廃液の浄化用としても使用しうる。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、夾雑物が各浄化室を、順に上下に蛇行しながら緩速で通過す る間に、比重の大きい夾雑物が沈降して除去され、また、濾過網を通過する時、 比重の小さい夾雑物が濾過されるので、廃液はほぼ完全に浄化される。従って、 そのまま研削盤等に供給して、支障なく再使用することがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を、廃液を省略して示す
斜視図である。
【図2】同じく要部の斜視図である。
【図3】本考案の作用を説明するために、装置を展開し
て示す要部の縦断面図である。
【図4】従来装置を廃液を省略して示す斜視図である。
【図5】同じく展開して示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
(21)浄化槽 (21a)側板 (22A)〜(22E)仕切板 (23A)〜(23D)浄
化室 (24)流出口 (25)濾過網 (26A)〜(26C)通液孔 (27A)(27B)導液
板 (28)整流板 (29)溢出口 (30)樋 (31)貯留槽 (32A)(32B)貯留室 (33)受け皿 (34)支持板 (35)送液ポンプ (35a)吸入管 (36)供給ホース (37)送液ホース (38)廃液 (39)粒状夾雑物 (40)浮遊夾雑物 (41)浄化液

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化槽を仕切板をもって複数の浄化室に
    仕切り、各仕切板の上端部に切設した流出口に濾過網を
    張設するとともに、前記各仕切板の上流側に、下端に通
    液孔を備える導液板を、前記濾過網を囲むようにして設
    け、かつ最終の浄化室を囲む浄化槽の側板の上部に形成
    した溢出口を、浄化槽に隣接して設けた貯留槽に、樋を
    もって連結するとともに、貯留槽内の底面における前記
    樋の直下に、受け皿を設けたことを特徴とする研削液等
    の浄化装置。
JP3571593U 1993-06-30 1993-06-30 研削液等の浄化装置 Pending JPH077713U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101482A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Disco Abrasive Syst Ltd ウォータジェット装置
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