JPH0777074A - コンプレッションリリースエンジンブレーキ - Google Patents

コンプレッションリリースエンジンブレーキ

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JPH0777074A
JPH0777074A JP6200583A JP20058394A JPH0777074A JP H0777074 A JPH0777074 A JP H0777074A JP 6200583 A JP6200583 A JP 6200583A JP 20058394 A JP20058394 A JP 20058394A JP H0777074 A JPH0777074 A JP H0777074A
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JP
Japan
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slave piston
engine brake
compression release
electrically controlled
release engine
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Withdrawn
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JP6200583A
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English (en)
Inventor
Haoran Hu
フ ハオラン
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JACOBS BRAKE TECHNOL CORP
JIEIKOBUZU BUREIKU TECHNOL COR
JIEIKOBUZU BUREIKU TECHNOL CORP
Original Assignee
JACOBS BRAKE TECHNOL CORP
JIEIKOBUZU BUREIKU TECHNOL COR
JIEIKOBUZU BUREIKU TECHNOL CORP
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/06Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for braking
    • F01L13/065Compression release engine retarders of the "Jacobs Manufacturing" type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2820/00Details on specific features characterising valve gear arrangements
    • F01L2820/03Auxiliary actuators
    • F01L2820/031Electromagnets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的に制御された機構を用いて、コンプレ
ッションリリースエンジンブレーキのタイミングを調整
する。 【構成】 コンプレッションリリースエンジンブレーキ
において、電気的に制御された機構(50)が設けら
れ、エンジンブレーキ作用が望まれる場合に、関連する
内燃機関エンジン(100)の排気弁(140)を周期
的に開けるエンジンブレーキスレーブピストン(70)
の位置または動きを選択的に制御する。この電気的に制
御された機構(50)は、エンジンブレーキの「ラッシ
ュ」の制御、または排気弁開放のタイミングおよび期間
の制御などの目的に用いられる。これらの機構は電気的
に制御されるので、実質的に瞬時に動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンプレッションリリ
ースエンジンブレーキに関し、特に、コンプレッション
リリースエンジンブレーキの動作のタイミングまたはそ
の他の関連する特性を制御、調整、または修正するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばCumminsの米国特許第3,22
0,392号に示されるように、コンプレッションリリ
ースエンジンブレーキすなわちリターダは、内燃機関エ
ンジン(以下、エンジンと称する)に搭載されて、その
エンジンを動力源から動力を消費するガスコンプレッサ
に一時的に変えることができる。エンジンブレーキは、
エンジンの一部からの適切に時間合わせされた機械的入
力を用いて、圧縮行程の上死点に近づいているエンジン
シリンダ内の1個または複数の排気弁を開くことによっ
て、その機能を実施する。この開放によって、そのシリ
ンダ内に圧縮されたガスをこのエンジンの排気マニホー
ルドへ逃がすことが可能となり、それによってシリンダ
の引き続く「パワー」行程の間に、エンジンが圧縮行程
の仕事を回復することを防ぐ(もちろん、エンジンへの
燃料供給は、エンジンブレーキの動作中は典型的にはオ
フされている)。このようにエンジンブレーキは、エン
ジンおよびエンジンによって駆動される車両をスローダ
ウンまたは回転阻止させることを助けるので、車両の通
常のホイールブレーキを用いる必要性が低減される。こ
れによってホイールブレーキの寿命が延長され、車両の
安全性が向上される。
【0003】上記機能を行うために、コンプレッション
リリースエンジンブレーキは、典型的には、開放される
べき排気弁へ上記機械的入力を転送するための油圧回路
を備えている。そのような油圧回路のそれぞれは、エン
ジンからの関連する機械的入力によってマスターピスト
ン用腔内で往復運動するマスターピストンを有してい
る。回路内の油圧油は、回路内のスレーブピストンにマ
スターピストンの動きを伝える。このようにして、スレ
ーブピストンは、回路内の油圧油の流れに応じてスレー
ブピストン用腔内で往復運動を行う。スレーブピストン
は、直接またはエンジンの排気弁開放機構を介して、開
放されるべき単数または複数の排気弁に作用し、それに
よって適切な回数だけ単数または複数の排気弁を開く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した排気弁開放の
タイミングは、エンジンブレーキの性能にとって重要で
ある。タイミングのわずかなずれが、生じるブレーキの
馬力やエンジンおよびエンジンブレーキの各種構成要素
に与えられる応力などの他の性能特性に大きく影響し得
る。例えば、圧縮行程の上死点にさらに近づくまで排気
弁の最初の開放が遅れると、エンジンブレーキの作用は
典型的には高められる。しかし、この遅延が大きすぎる
と、排気弁を開くために、許容できないほど大きな力が
必要となり得る。Custerの米国特許第4,398,51
0号に示されるように、エンジンブレーキのタイミング
のこのような局面を制御するために、スレーブピストン
とそれに関連する排気弁機構との間のギャップを制御す
る油圧ラッシュ(lash)アジャスタが公知である。これ
らの油圧ラッシュアジャスタは成功度が高いが、エンジ
ンブレーキがオンされたときには、効力を発揮するよう
になるために多サイクルのエンジンブレーキ動作を要す
ることがあり、またエンジンブレーキがオフされた後に
それらが非活性化するためにも、いくらかの時間がかか
り得る。効力を発揮する段階での初期の遅延は、完全な
エンジンブレーキが最初は利用可能ではないことを意味
し、非活性化における引き続いた遅延は、エンジンシリ
ンダに存在する燃料を用いた数サイクルのエンジン動作
と干渉し得る。この後者の動作特性は、不燃焼燃料のエ
ンジンによる排気を生じさせ得る。これは無駄であり、
環境的にも望ましくない。
【0005】スレーブピストンのタイミングまたは動き
を修正することが望まれ得る他の点は、例えばHuの米国
特許第5,201,290号に示されるように、その動
きを「クリップ」することである。これは典型的には、
スレーブピストンがある特定の量だけ動いた後に、油圧
回路からいくらかの油圧油をリリースすることによって
達成される。正確に時間合わされた排気弁開放を行うた
めにマスターピストンからの強い油圧パルスが用いられ
得るので、これは望ましいものである。一方、クリップ
動作は、排気弁の過度の移動または不要に長い弁の開放
を防ぐ。排気弁の過度の移動は、排気弁とそれに関連す
るピストンとの接触を引き起こし得るので、防止される
べきである。排気弁の長い開放は、他のシリンダのため
に排気弁が開いたときに、排気マニホールドからエンジ
ンシリンダへガスが逆流し得るので、望ましくない。
【0006】公知のスレーブピストンクリップ機構(例
えば、上述したHuの特許に示されるような)は、従動部
ストップに達するまでスレーブピストンと共に移動する
バネ付勢された従動部である。スレーブピストンから従
動部が分離すると、回路から油圧油が流れ出し得る通路
が開けられ、それによってスレーブピストンのストロー
クが停止される。
【0007】いくらか関連性のあるスレーブピストンの
「リセット」機構は、Cavanaghの米国特許第4,39
9,787号に示されている。
【0008】ここでも、上述したようなクリップ弁およ
びリセット機構は、成功度が高い。しかし、それらは受
動的であるので、ある場合には、行われることが望まし
いスレーブピストンクリップ機能またはリセット機能を
全て行い得るわけではない。例えば、エンジン速度がよ
り速い場合には、排気弁の開放を長くすることが望まれ
得る。これは、圧縮ガスがエンジンシリンダから出る時
間が充分にあることを確実にするために役立つことであ
る。特に、エンジンがターボチャージされていて、エン
ジン速度が高くなってターボチャージャ効果が大きくな
るほどシリンダ内のガスの質量(mass)が高くなる場合
に、役に立つ。しかしながら、公知の受動クリップ弁お
よびリセット機構は、様々なエンジン速度での様々なク
リップまたはリセット効果を達成することができない。
【0009】本発明は上記従来の技術を考慮してなされ
たものであり、その目的は、改良されたコンプレッショ
ンリリースエンジンブレーキを提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、コンプレッションリ
リースエンジンブレーキ内のスレーブピストンの動き
に、能動的かつ実質的に瞬時に影響を与え得る装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のコンプレッショ
ンリリースエンジンブレーキは、エンジンブレーキに関
連する内燃機関エンジンの第1の部分から受け取る機械
的入力を該エンジンの第2の部分へ転送して、該入力の
転送がなければ開けられない該エンジン内の排気弁を開
ける油圧回路を有するコンプレッションリリースエンジ
ンブレーキであって、該油圧回路は該油圧回路中を流れ
る油圧油に応答してスレーブピストン用腔内を往復運動
するスレーブピストンを有しており、該コンプレッショ
ンリリースエンジンブレーキは、該スレーブピストン用
腔に関連した動きのために装着された機械的部材と、該
油圧回路内の該油圧油の流れに応じて該スレーブピスト
ンの動きを選択的に修正するために、該機械的部材が該
スレーブピストンに選択的に接触するように該機械的部
材を選択的に移動させる電気的に制御された手段とを備
えており、そのことによって上記目的が達成される。
【0012】好ましくは、前記電気的に制御された手段
が電磁コイルを備えている。
【0013】ある実施例では、前記電気的に制御された
手段が、該電気的に制御された手段に応答した前記機械
的部材の動きを調整できるように、前記スレーブピスト
ン用腔に対して調整可能に装着されている。
【0014】他の実施例では、前記機械的部材がロッド
を備えており、該ロッドは、前記スレーブピストンの往
復運動の軸と実質的に位置合わせされていて、かつ、該
スレーブピストンの往復運動を生じさせる前記スレーブ
ピストン用腔内の前記油圧油中に突き出している。
【0015】好ましくは、前記電気的に制御された手段
が、前記スレーブピストンの往復運動を生じさせる前記
スレーブピストン用腔内の前記油圧油中への前記ロッド
の突出量を選択的に変えるために、前記スレーブピスト
ンの往復運動の軸に実質的に平行に該ロッドを選択的に
移動させる。さらに、前記電気的に制御された手段が、
前記スレーブピストンを前記エンジンの前記第2の部分
にその他の場合よりも近づけるように押すために、前記
ロッドを該スレーブピストンの方へ選択的に移動させて
もよい。
【0016】さらに他の実施例では、前記ロッドが前記
スレーブピストンの開口部を選択的に閉じて、該開口部
は、該開口部が該ロッドによって閉じられていないとき
には前記油圧回路から前記油圧油が流出することを可能
にする。
【0017】好ましくは、前記電気的に制御された手段
が、前記スレーブピストンが該電気的に制御された手段
から離れる方向に所定量だけ移動するまで前記ロッドを
該スレーブピストンと共に移動させて、それによって前
記開口部を閉じたままとする。さらに、前記電気的に制
御された手段が、前記スレーブピストンが前記所定量よ
りも実質的に大きく移動しようとする場合に、前記ロッ
ドが該スレーブピストンの動きの該所定量を超えて該ス
レーブピストンと共に移動することを防止し、それによ
って前記開口部を開けて、該開口部を介して前記油圧回
路から前記油圧油が流出するようにして、該スレーブピ
ストンが該所定量よりも実質的に大きく移動することを
実質的に防止してもよい。さらに好ましくは、前記電気
的に制御された手段が、前記開口部を開けて該開口部を
介して前記油圧回路から前記油圧油が流出することを可
能とするために、前記スレーブピストンから前記ロッド
を選択的に引き込む。
【0018】さらに他の実施例では、前記電気的に制御
された手段を通して電流を流すことにより、該電気的に
制御された手段が前記スレーブピストンに向かって前記
ロッドを延ばすことを可能にする。あるいは、前記電気
的に制御された手段を通して電流を流すことにより、該
電気的に制御された手段が前記ロッドを前記スレーブピ
ストンから離れるように引き込む。
【0019】
【作用】コンプレッションリリースエンジンブレーキの
スレーブピストン用腔中に可動部材を設けることによっ
て、本発明の原理に従って、本発明の上記目的およびそ
の他の目的が達成される。可動部材の位置は、電気的に
(例えば、ソレノイドにあるようなコイルを流れる電流
によって)少なくとも部分的に制御される。可動部材
は、所望の方法でスレーブピストンの動きに影響を与え
るために、スレーブピストンに接触し、あるいはスレー
ブピストンとの接触からはずれる。例えば、可動部材
は、電気制御によって実質的に瞬時にオンオフされ得る
ラッシュ調整を提供するために、公知の油圧的に作動さ
れるラッシュ調整機構に換えて用いることができる。同
様に、本発明の電気制御される可動部材は、公知のクリ
ップ弁またはリセット機構に換えて用いることができ
る。さらに、可動部材の位置は能動的かつ瞬時に制御さ
れるので、クリップまたはリセット効果は、望まれるよ
うにどのようにでも変化させることができる(例えば、
エンジン速度に基づいて)。
【0020】
【実施例】図1に示す実施例において、本発明の装置
は、スレーブピストンとスレーブピストンが作用する排
気弁開放動力伝達系路の部分との間のラッシュすなわち
間隙を調節するために用いられる。エンジンブレーキ1
0は、関連するエンジン100の上面にわたってフィッ
トするハウジングを有している。エンジンブレーキが閉
成スイッチ20(例えば、エンジン100によって推進
される車両のダッシュボード上に配置される)によって
オンされ、エンジン燃料ポンプスイッチ110および車
両トランスミッションクラッチスイッチ112が閉じら
れると(それぞれ、エンジンへは燃料が供給されないこ
と、および、トランスミッションクラッチが係合される
ことを示す)、車両のバッテリ120からヒューズ12
2、スイッチ112、110および20を介して、本発
明の電気的に制御されたタイミング装置50のソレノイ
ド弁30およびコイル52へ電流が流れる。ダイオード
22は、望ましくない電気的過渡現象の抑制を助けるた
めに設けられている。
【0021】上述したソレノイド弁30への電気エネル
ギーの供給によって、その従来の弁は、油圧圧力が比較
的低い油圧回路32において維持されるような従来の方
法で作動する。比較的低いとは言っても、回路32の圧
力は、従来の方法で高圧油圧回路42中の油圧油をトラ
ップするように従来の制御弁40を作動させるには十分
である。上述のように回路42にトラップされた油の圧
力は常に、回路32内の油の圧力と少なくとも実質的に
等しくなっている。
【0022】従来のように、マスターピストン60およ
びスレーブピストン70は、いずれも、高圧油圧回路4
2内の油圧油と接触している。この回路は、マスターピ
ストン60の上方にマスターピストン用腔62の部分を
有し、スレーブピストン70の上方にスレーブピストン
用腔72の部分を有している。回路42内の油の初期圧
力は、マスターピストン60を押し出して、エンジンブ
レーキ10へ機械的入力を与えるエンジン100の部分
(例えば、燃料インジェクタロッカーアーム130)と
接触させるには十分である。従って、マスターピストン
60がこのようにロッカーアーム130と接触すると、
ロッカーアームの各反時計回り方向の振動ストローク
が、マスターピストン用腔62内でマスターピストン6
0の上向き往復ストロークを引き起こす。油圧回路42
は、マスターピストン60のこの動きをスレーブピスト
ン70に伝えて、スレーブピストン用腔72内でのスレ
ーブピストンの下向き往復ストロークを引き起こす。こ
の下向きストロークの間に、スレーブピストン70は排
気弁140のための動力伝達系路内の部材に接触し、そ
れを押し下げる。これによって、排気弁140が開かれ
る。
【0023】エンジンが熱くなってエンジンおよびエン
ジンブレーキの各種部材が膨張している場合にスレーブ
ピストン70が排気弁140を開いた状態のままにしな
いように、スレーブピストン70とエンジンブレーキが
オンされている場合にスレーブピストンが作用するエン
ジンの部材との間には、典型的には間隙が残されてい
る。しかしながら、エンジンブレーキが動作している間
に排気弁の開放を所望のタイミングで達成するために
は、その間隙をいくらかまたは全て閉じることが、典型
的には望ましい。上述したCusterの特許に示されるよう
に、スレーブピストンの上部へ向けて弾力性をもってバ
イアスされたラッシュ調整部材を設けることによって、
これは達成され得る。ラッシュ調整部材の後方にあるチ
ャンバは、部材中の小さな孔がスレーブピストンによっ
て覆われていない場合は常に、この孔を介して油圧油を
受け取ることができる。エンジンブレーキがオンされた
ときのスレーブピストンの最初のいくつかの前向きスト
ロークの間に、ラッシュ調整部材は下向きに徐々に移動
し、そのチャンバは油圧油を受け取る。チェック弁は、
油がチャンバから流出することを実質的に防止する。従
って、ラッシュ調整部材はスレーブピストンのための新
しい戻りストロークストップ位置を与え、これによっ
て、スレーブピストンとそのピストンが作用するエンジ
ン部分との間の間隙を低減または消滅させる。
【0024】エンジンブレーキがオフされると、油圧油
はラッシュ調整部材の後方にあるチャンバから徐々に流
出する。これによって、スレーブピストンとそれが作用
するエンジン部分との間の初期の間隙が回復される。
【0025】本発明の原理によれば、上記ラッシュ調整
機構に換えて、電気的に作動されるラッシュ調整機構5
0が用いられる。図2の拡大図に示されるように、機構
50は、中空で実質的に円筒形の主部材51を有してい
る。この主部材51は、部材51の下側部分がスレーブ
ピストン70上方のスレーブピストン用腔72内へ延び
るように、エンジンブレーキハウジング12内へ装着部
53で装着される。部材51の下端は、エンジンブレー
キがオフされた場合にスレーブピストン70の上向きの
動きに対するストップとして働く(スレーブピストン7
0は、図1に示されるように従来のスレーブピストン戻
りバネ74によって上向きに弾力性をもってバイアスさ
れている)。ハウジング12内の部材51の装着部53
により、スレーブピストン用腔72に対する機構50の
位置を調整することができる。
【0026】電磁コイル52は、部材51の上側部分に
巻回され、コイルカバー54によって正しい位置に保持
される。円筒形部材すなわちロッド55は、部材51内
に同心状に配置され、部材51に対して縦方向に移動可
能である。強磁性材料からなるアーマチュア部材56
は、部材55の上端に固定されている。部材55の下端
は、スレーブピストン70の上に載っている。
【0027】エンジンブレーキがオフになると、コイル
52に電流は流れない。従って、スレーブピストン70
の戻りバネ74は、スレーブピストンが部材51の下端
と接触するまで、スレーブピストンを押し上げる。部材
55および56は、図2に示す位置までスレーブピスト
ン70と共に自由に上昇する。これによって、エンジン
ブレーキがオフの場合に、スレーブピストンと所望の排
気弁動力伝達系路との間に比較的大きなギャップが生じ
る。
【0028】エンジンブレーキがオンされるとすぐに、
電流がコイル52を流れる。得られる電磁場は、図3に
示す位置までアーマチュア部材56を引き下げる。部材
55はアーマチュアと共に下へ移動し、それによって、
スレーブピストン70を押し下げて、スレーブピストン
とそれに関連する排気弁動力伝達系路との間の間隙を低
減または消滅させる。その後、エンジンブレーキは前述
したように動作する。機構50のソレノイドの動作は、
バネ74の戻りバネ力を克服するために十分強ければよ
い。
【0029】エンジンブレーキがもはや必要でない場
合、エンジンブレーキはオフされて、コイル52の電流
の流れはすぐに停止する。これによって、機構50は図
2に示される状態へすぐに戻ることが可能となり、スレ
ーブピストン70とそれに関連する排気弁動力伝達系路
との間の初期の間隙が再形成される。
【0030】上述したことから、機構50が、エンジン
ブレーキのラッシュを実質的に瞬時に調整するように動
作することが分かる。上述した従来の油圧ラッシュ調整
機構では、エンジンブレーキがオンオフされたときに十
分効力を発揮する或いは非動作状態へ戻るため、何サイ
クルかのエンジンブレーキ動作を行わなければならない
ことがある。そのような動作上の遅延が、本発明の装置
によって解消される。
【0031】図4は、本発明の他の実施例を示す。この
実施例では、電気的に制御されるタイミング機構50’
は、上述のHuおよびCavanaghの特許に示されるようなク
リップ弁またはリセット機能といくらか同様な機能を行
うとともに、さらに以下のような付加的な能力を持って
いる。図4のエンジンブレーキ10’は、前述したエン
ジンブレーキ10とほぼ同じである。しかし、エンジン
ブレーキ10’は、上記の油圧回路に加えてクリップ弁
またはリセット動作のために必要な油圧回路構成を有し
ている。特に、通路すなわち開口部76が、スレーブピ
ストン70の上側部分の中心を縦方向下向きに、ピスト
ンを横切って直径方向に延びる通路78まで延びている
(図5および図6を参照)。通路78は、低圧油圧回路
32に連通している。従来のクリップ弁機構は、典型的
には従動部材を備えている。この従動部材は通路76上
方に配置され、所定距離だけ下向きにスレーブピストン
70に従うように弾力性をもってバイアスされている。
従動部材が下向きにスレーブピストンに従うことができ
る限り、それは通路76をカバーしたままであり、油圧
油が高圧回路42から流出することを防ぐ。しかしなが
ら、従動部材が止まるとすぐに、通路76はカバーされ
なくなり、油圧油は高圧回路42から通路76および7
8を介して低圧回路32へ流出することができる。これ
によって、スレーブピストン70がさらに下向きに動く
ことが防止される。従動部材の下向きに弾力性のあるバ
イアスは、スレーブピストン戻りバネ74の上向きバイ
アスよりも小さい。従って、機械的入力の力がマスター
ピストン60から取り除かれると、スレーブピストン戻
りバネ74がスレーブピストン70およびそのクリップ
弁従動部材の両者を元に戻す。
【0032】図4〜6に示される本発明の実施例におい
て、電気的に制御される機構50’の可動部材55が、
クリップ弁従動部材として働く。コイル52に電流が流
れない場合、プレストレスを与えられたコンプレッショ
ンコイルバネ58は、図5に示される位置で上向きに部
材55を保持する。しかしながら、コイル52を電流が
流れると、バネ58の反対向きの力に打ち勝つほど十分
大きく、また、マスターピストン60から油圧的に伝達
された入力に応答したスレーブピストンの下向きの移動
に部材55を従わせるほど十分大きい電磁力によって、
アーマチュア56がコイル52の方へ電磁的に引きつけ
られる(しかしながら、本実施例においては、電磁力は
バネ58および74を合わせた戻りバネ力に打ち勝つほ
ど大きくはない)。従って、部材55は通路76を閉じ
たままであり、油圧油が高圧回路42から流出すること
を防ぐ。スレーブピストン70が図6に示す位置に達す
ると、中心部材51とアーマチュア部材56との接触に
よって、部材55がさらに下向きに動くことが防止され
る。その後、通路76をカバーしないこと、およびそれ
に引き続く通路76、78および32を介した油圧油の
流出によって、スレーブピストン70の実質的にさらに
下向きの動きは防止される。
【0033】前述した従来のクリップ弁またはリセット
機構に比べて、本発明の電気的に制御されるクリップ弁
またはリセット機構50’は、コイル52の電流の流れ
が止まる度に、バネ58が部材55を引き込むという利
点を有している。これは高圧油圧回路42をベントし、
スレーブピストン戻りバネ74がマスターピストン60
の位置に関係なくスレーブピストン70を引き込むこと
を可能にする。言い換えると、排気弁の開放を、コイル
52の電流をオフしたちょうどその時に終了することが
できる。本明細書の従来技術の部分において述べたよう
に、排気弁の開放は、エンジンの速度に応じて様々なタ
イミング(つまり様々なエンジンクランク角)で終了す
ることが望ましい。これは、本発明のクリップ弁または
リセット機構50’を用いて達成されることが可能であ
り、図4はこのようにエンジンブレーキ10’を動作さ
せるために本発明によって用いられ得る付加的な制御装
置80を示している。
【0034】図4に示されるように、エンジン100
は、エンジン速度およびクランク角を求めるために用い
られ得る出力信号を生成する従来のエンジンモニタ・制
御システム150を有している。これらの信号は、本発
明のエンジンブレーキ制御装置80の入力/出力(I/
O)インタフェース81に与えられる。制御装置80
は、適切にプログラムされた従来のマイクロプロセッサ
(CPU)82によって制御される。制御装置80は同
様に、マイクロプロセッサによって行われるプログラム
および特定の一般的なシステム初期化定数のような、固
定データを格納する従来の読み出し専用メモリ(RO
M)83を備えている。制御装置80はさらに、マイク
ロプロセッサ82によるデータの一時的な格納および読
み出しのための従来のランダムアクセスメモリ(RA
M)84を備えている。同様に制御メモリ85が、エン
ジンブレーキ10’と共に用いられる特定のエンジンま
たはエンジンのタイプに特有の制御パラメータを格納す
るために設けられ得る。制御装置80は、あらゆる所望
の方法でクリップ弁またはリセット機構50’を制御す
るようにプログラムされることができる。例えば、エン
ジンモニタ・制御システム150がエンジン100の速
度が増加していることを示すと、制御装置80は各機構
50’に対して、より遅れたエンジンクランク角でその
機構への電流をオフすることができる。それによって、
エンジン速度が増加するにつれて、排気弁開放を有利に
延ばすことができる。
【0035】上記説明は本発明の原理を例示するための
ものであり、各種変形例が本発明の範囲および精神から
離れることなく当業者によってなされ得ることは理解さ
れるであろう。例えば、図1〜6に示される実施例では
ソレノイドがスレーブピストンタイミング制御部材55
を引き下げている。一方、図7はクリップ弁またはリセ
ット機構50”(図4〜6の機構50’と同様)の他の
実施例を示しているが、この機構50”においては、制
御部材55はプレストレスを与えられたコンプレッショ
ンコイルバネ59によって押し下げられ、排気弁の開放
の終了が望まれる時にコイル52に電流を流すことによ
って上げられる。実質的に、図4〜図6のバネおよびソ
レノイドの役割は、図7とは逆である。
【0036】
【発明の効果】エンジンブレーキの動作に関連した排気
弁の開閉を制御するスレーブピストンの動きを選択的に
制御するにあたって、スレーブピストンに選択的に接触
してその動きを選択的に修正する機械的部材の位置の制
御を電気的に行うので、その位置の制御を能動的に瞬時
に行うことができる。これによって、従来の油圧式機構
であったような、エンジンブレーキの動作上の遅延が解
消される。
【0037】また、上記の機械的部材が備えるロッドが
スレーブピストンとともに動く場合に、ある所定量まで
は両者がともに動くが所定量以上はロッドが動かないよ
うにすることによって、スレーブピストンのクリップ機
構を実現することができる。さらに、スレーブピストン
からロッドを電気的制御によって選択的に引き込むよう
にすることによって、排気弁の開放の終了(リセット)
機構を実現することができる。
【0038】これらのスレーブピストンのクリップまた
はリセット機構においても、機械的部材の位置が電気的
に能動的かつ瞬時に制御されるので、クリップまたはリ
セット効果を所望のタイミング・方法で得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがって構成されたエンジンブレー
キの一例の一部を簡単に示す断面図であり、いくつかの
構成要素が概略的に示され、内燃機関エンジンのエンジ
ンブレーキに関連する部分も示されている。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】装置が他の動作状態にある場合を示す、図2と
同様な図1の一部拡大図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図1と同様の図であ
る。
【図5】図4の一部拡大図である。
【図6】装置が他の動作状態にある場合を示す、図5と
同様な図4の一部拡大図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す図5および図6と同
様の図である。
【符号の説明】
10、10’ エンジンブレーキ 12 エンジンブレーキハウジング 30 ソレノイド弁 32 低圧油圧回路 40 制御弁 42 高圧油圧回路 50 電気式タイミング機構(ラッシュ調整機構) 50’、50” 電気式タイミング機構(クリップ弁ま
たはリセット機構) 52 電磁コイル 54 コイルカバー 55 ロッド 56 アーマチュア部材 58、59 コンプレッションコイルバネ 60 マスターピストン 62 マスターピストン用腔 70 スレーブピストン 72 スレーブピストン用腔 74 スレーブピストン戻りバネ 76 開口部(通路) 78 通路 80 エンジンブレーキ制御装置 100 内燃機関エンジン 130 燃料インジェクタロッカーアーム 140 排気弁 150 エンジンモニタ・制御システム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブレーキに関連する内燃機関エ
    ンジンの第1の部分から受け取る機械的入力を該エンジ
    ンの第2の部分へ転送して、該入力の転送がなければ開
    けられない該エンジン内の排気弁を開ける油圧回路を有
    するコンプレッションリリースエンジンブレーキにおい
    て、該油圧回路は、該油圧回路中を流れる油圧油に応答
    してスレーブピストン用腔内を往復運動するスレーブピ
    ストンを有しており、該コンプレッションリリースエン
    ジンブレーキは、 該スレーブピストン用腔に関連した動きのために装着さ
    れた機械的部材と、 該油圧回路内の該油圧油の流れに応じて該スレーブピス
    トンの動きを選択的に修正するために、該機械的部材が
    該スレーブピストンに選択的に接触するように該機械的
    部材を選択的に移動させる電気的に制御された手段と、 を備えているコンプレッションリリースエンジンブレー
    キ。
  2. 【請求項2】 前記機械的部材がロッドを備えており、
    該ロッドは、前記スレーブピストンの往復運動の軸と実
    質的に位置合わせされていて、かつ、該スレーブピスト
    ンの往復運動を生じさせる前記スレーブピストン用腔内
    の前記油圧油中に突き出していることを特徴とする請求
    項1に記載のコンプレッションリリースエンジンブレー
    キ。
  3. 【請求項3】 前記電気的に制御された手段が、前記ス
    レーブピストンの往復運動を生じさせる前記スレーブピ
    ストン用腔内の前記油圧油中への前記ロッドの突出量を
    選択的に変えるために、前記スレーブピストンの往復運
    動の軸に実質的に平行に該ロッドを選択的に移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンプレッションリ
    リースエンジンブレーキ。
  4. 【請求項4】 前記電気的に制御された手段が電磁コイ
    ルを備えていることを特徴とする請求項1に記載のコン
    プレッションリリースエンジンブレーキ。
  5. 【請求項5】 前記電気的に制御された手段が、該電気
    的に制御された手段に応答した前記機械的部材の動きを
    調整できるように、前記スレーブピストン用腔に対して
    調整可能に装着されていることを特徴とする請求項1に
    記載のコンプレッションリリースエンジンブレーキ。
  6. 【請求項6】 前記電気的に制御された手段が、前記ス
    レーブピストンを前記エンジンの前記第2の部分にその
    他の場合よりも近づけるように押すために、前記ロッド
    を該スレーブピストンの方へ選択的に移動させることを
    特徴とする請求項3に記載のコンプレッションリリース
    エンジンブレーキ。
  7. 【請求項7】 前記ロッドが前記スレーブピストンの開
    口部を選択的に閉じて、該開口部は、該開口部が該ロッ
    ドによって閉じられていないときには前記油圧回路から
    前記油圧油が流出することを可能にすることを特徴とす
    る請求項3に記載のコンプレッションリリースエンジン
    ブレーキ。
  8. 【請求項8】 前記電気的に制御された手段が、前記ス
    レーブピストンが該電気的に制御された手段から離れる
    方向に所定量だけ移動するまで前記ロッドを該スレーブ
    ピストンと共に移動させて、それによって前記開口部を
    閉じたままとすることを特徴とする請求項7に記載のコ
    ンプレッションリリースエンジンブレーキ。
  9. 【請求項9】 前記電気的に制御された手段が、前記ス
    レーブピストンが前記所定量よりも実質的に大きく移動
    しようとする場合に、前記ロッドが該スレーブピストン
    の動きの該所定量を超えて該スレーブピストンと共に移
    動することを防止し、それによって前記開口部を開け
    て、該開口部を介して前記油圧回路から前記油圧油が流
    出するようにして、該スレーブピストンが該所定量より
    も実質的に大きく移動することを実質的に防止すること
    を特徴とする請求項8に記載のコンプレッションリリー
    スエンジンブレーキ。
  10. 【請求項10】 前記電気的に制御された手段が、前記
    開口部を開けて該開口部を介して前記油圧回路から前記
    油圧油が流出することを可能とするために、前記スレー
    ブピストンから前記ロッドを選択的に引き込むことを特
    徴とする請求項9に記載のコンプレッションリリースエ
    ンジンブレーキ。
  11. 【請求項11】 前記電気的に制御された手段を通して
    電流を流すことにより、該電気的に制御された手段が前
    記スレーブピストンに向かって前記ロッドを延ばすこと
    を可能にすることを特徴とする請求項3に記載のコンプ
    レッションリリースエンジンブレーキ。
  12. 【請求項12】 前記電気的に制御された手段を通して
    電流を流すことにより、該電気的に制御された手段が前
    記ロッドを前記スレーブピストンから離れるように引き
    込むことを特徴とする請求項3に記載のコンプレッショ
    ンリリースエンジンブレーキ。
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