JPH077706Y2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH077706Y2
JPH077706Y2 JP6470990U JP6470990U JPH077706Y2 JP H077706 Y2 JPH077706 Y2 JP H077706Y2 JP 6470990 U JP6470990 U JP 6470990U JP 6470990 U JP6470990 U JP 6470990U JP H077706 Y2 JPH077706 Y2 JP H077706Y2
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JP
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shaft
mowing
drive shaft
chain
reaping
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JP6470990U
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正晴 岡崎
弘 椋代
矢吹  誠
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は刈取部で刈取った穀稈を脱穀部で脱穀処理する
コンバインに関する。
「従来の技術」 従来、刈取回動支点軸を介して刈取部を昇降及び左右移
動させる技術があった。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし乍ら、刈取駆動軸と刈取横送り軸の間隙が、刈取
回動支点軸と刈取駆動軸とを結ぶ線よりも上部に刈取横
送り軸を設けているから、刈取部を上昇時に刈取駆動軸
と刈取横送り軸との段差が少なくなり、地面の突起に刈
取駆動軸を接触させることがあり、これによって刈取駆
動軸の表面に傷が付き、刈取部の左右移動に支障を起た
す問題があった。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、機体に対して刈取部を昇降及び左右
移動自在に設けたコンバインにおいて、前記支点軸と刈
取部間に張設して刈取駆動力を伝達するチェンケースを
備え、前記チェンケース先端側に刈取駆動軸を回転及び
左右摺動自在に保持し、また前記支点軸と駆動軸の各軸
芯を結ぶ線上又は線より下位で前記駆動軸より先端側の
チェンケースに刈取横送り軸を回転及び左右摺動自在に
保持し、さらに前記駆動軸の下方でチェンケース下面側
に刈刃を往復動作させる刈取クランクロッドを配設した
ものである。
「作用」 従って本考案によれば、浸炭窒化等による硬度アップ及
びクロムメッキ等による防錆表面硬により強度的に秀れ
た性質を持たせ易い刈取横送り軸と、表面に傷が付いて
もそれ自体の機能及び刈取部の左右部移動に支障を起た
すことがない刈取クランクロッドで、刈取駆動軸を地面
の突起等から適正に保護し得、特別な部材を設けること
なく既在の部材を有効に利用して刈取駆動軸を保護し得
るものである。
また、前記刈取駆動軸の保護部材として用いる刈取クラ
ンクロッドをくさび軸体の抜き差しだけで容易に脱着し
得、例え前記クランクロッドが損傷した場合でも、迅速
に対処し得るものである。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は刈取左右移動部の断面平面図、第2図はコンバ
インの全体側面図、第3図は同平面図であり、図中
(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)に固定支持す
る機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し
扱胴(6)、揺動選別盤(7)、唐箕(8)などを備え
る脱穀部、(9)は刈刃及び穀稈搬送機構などを備える
2条用の刈取部、(10)は前記フィードチェン(5)終
端に連結させる排藁チェン(11)の終端を臨ませる排藁
カッター、(12)はコンバインの各部を駆動するエンジ
ン、(13)は揚穀筒(14)を臨ませて脱穀部(4)から
取出す穀粒を貯留する籾タンク、(15)は運転席(16)
及び運転操作部(17)を備える運転台であり、走行中前
記刈取部(9)で連続的に穀稈を刈取り、この刈取穀稈
を脱穀部(4)で脱穀処理するように構成している。
第1図及び第4図に示す如く前記刈取部(9)は、分草
板(18)を介し取入れられる未刈り穀稈を起立させる引
起しタイン(19)を有する穀稈引起部材である左右引起
しケース(20)と、この引起された穀稈の稈元側及び穂
先側を掻込む左右スターホイル(21)及び左右掻込みベ
ルト(22)と、この掻込時稈元側を切断する刈取部材で
ある刈刃(23)と、前記ホイル(21)及びベルト(22)
の掻込側に合流する2条分の刈取穀稈の稈元側及び穂先
側を前記フィードチェン(5)の送り始端に搬送受継ぎ
する穀稈搬送体である縦搬送チェン(24)及び上部穂先
搬送タイン(25)とを備え、前記機台(3)の前端に立
設固定する受台(26)に刈取回動支点軸(27)(28)を
介し刈取伝動チェンケースである断面四角形の刈取連結
パイプ(29)の基端を支持すると共に、該連結パイプ
(29)と前記トラックフレーム(1)間に刈取昇降シリ
ンダ(30)を介設して、該シリンダ(30)の伸縮動作で
刈取部(9)を昇降させるように構成している。
また、刈取部(9)の各部を取付ける刈取フレーム(3
1)を備え、前記分草板(18)を刈取フレーム(31)の
先端に取付けると共に、前記刈刃(23)を受板(32)を
介し取付ける刈取フレーム(31)の基端横フレーム(3
3)両側後方に、左右引起しパイプ(34)を立設固定さ
せる伝導ギヤケースである左右刈取ケース(35)をブラ
ケット(36)を介し一体連結して、刈取フレーム(31)
の先端側に支持パイプ(37)を介し下側を支持する前記
引起しケース(20)上側を前記引起しパイプ(34)で支
持させると共に、左側の引起しパイプ(34)中間に基端
を支持させる掻込み駆動ケース(38)先端に駆動側の左
スターホイル(21)及び左掻込みベルト(22)を、また
右側の引起しパイプ(34)中間に基端を支持させる掻込
み支持フレーム(39)先端に従動側の右スターホイル
(21)及び右掻込みベルト(22)をそれぞれ支持し、前
記連結パイプ(29)先端に一体連結の平行固定支持部材
である受筒(41)及び断面コ形のガイドフレーム(42)
を横架固定させ、前記基端横フレーム(33)を連結パイ
プ(29)先端に前記ガイドフレーム(42)を介し左右に
摺動自在に支持すると共に、前記受筒(41)に挿通支持
させて電動モータ(43)によって正逆転させることによ
り左右に往復移動させる横送り部材である刈取横送り軸
(44)の両端に、前記刈取ケース(35)を回転自在に支
持し、刈取フレーム(31)の支持を兼ねる該横送り軸
(44)の左右往復移動により刈取フレーム(31)を左右
に摺動させ、左右走行クローラ(2)(2)間の略中央
前方に刈取部(9)を配置させて中割り作業を行うと共
に、左側の走行クローラ(2)よりも機外側に刈取部
(9)を配置させて畦際刈り作業を行うように構成して
いる。
さらに、左側の回動支点軸(27)に内挿する刈取入力軸
(45)と、前記連結パイプ(29)先端に回転及び左右に
摺動自在に横架して、両端から前記刈取入力ケース(3
5)を介し刈取部(9)の各部に動力を分配伝達する断
面六角形の刈取駆動軸(46)とを、連結パイプ(29)内
でこれら各軸(45)(46)間にスプロケット(47)(4
8)を介し張設する刈取駆動チェン(49)により連動連
結し、脱穀機体側の刈取入力軸(45)に刈取入力プーリ
(50)を介し伝達される刈取駆動力をスプロケット(4
7)(48)及びチェン(49)により連結パイプ(29)内
を伝導して刈取部(9)に伝達するように構成してい
る。
第5図乃至第7図に示す如く、左右に分割形成した前記
刈取回動支点軸(27)(28)は、その左側の回動支点軸
(27)に前記刈取入力軸(45)及び刈取入力プーリ(5
0)と、これら入力軸(45)とプーリ(50)間に設ける
安全クラッチ(51)とを組付ける一方、右側の回動支点
軸(28)に刈取入力軸(52)を内挿すると共に、前記縦
搬送チェン(24)及び上部穂先搬送タイン(25)の送り
終端側をこれらの駆動スプロケット(53)(54)及び同
一駆動軸(55)を介し支持させる扱深さ支点ケース(5
6)を設け、該支点ケース(56)を左側の回動支点軸(2
8)の左側端に回転自在に支持させて、前記入力支軸(5
2)に駆動軸(55)を一対のベベルギヤ(57)(58)を
介し連動連結し、前記刈取回動支点軸(27)(28)を刈
取駆動入力部分と穀稈搬送駆動支持部分とにブロック別
に分割形成している。
そして、前記連結パイプ(24)の基端両側に各回動支点
軸(27)(28)端部のフランジ(59)(60)を対向させ
て接合させ、その各フランジ(59)(60)をスペーサ
(61)…及びボルト(62)…を介し一体連結して、連結
パイプ(29)基端を挟んでこの両側から各回動支点軸
(27)(28)を同一軸芯上に締付け固定すると共に、各
回動支点軸(27)(28)を前記刈取駆動チェン(49)の
張力調節用長孔(63)(64)を介し、該チェン(49)の
張設方向に摺動自在に連結パイプ(29)基端両側に締付
け固定させる。また前記連結パイプ(29)基端内側に突
出させる前記刈取入力軸(45)の出力側端と前記刈取入
力支軸(52)の入力側端とで、前記チェン(49)の出力
側スプロケット(47)を軸支し、該スプロケット(47)
により刈取入力軸(45)及び刈取入力支軸(52)並びに
前記チェン(49)を連動連結している。さらに前記連結
パイプ(29)の基端開口を蓋板(65)を介し開閉自在に
閉鎖するもので、前記チェン(49)及びスプロケット
(47)の組付け並びに該チェン(49)の上下に張設する
騒音防止を兼ねる合成樹脂製のチェンガイド板(66)
(67)の差込み張設などを前記蓋板(65)を介し開放す
る連結パイプ(29)の基端開口から行うと共に、前記チ
ェン(49)の弛み側に配備する板バネ状のチェン張り
(68)を設け、前記蓋板(65)の内面側に左右一対のブ
ラケット(69)(69)を介し固設するピン(70)に前記
チェン張り(68)の一端を取付け、チェン張り(68)を
配備する側の前記チェンガイド板(67)の中央部を連結
パイプ(29)基端側端部から所定幅で所定長さカットし
て、チェン張り(68)の横ズレ防止溝(71)を形成し、
前記蓋板(65)の脱着によりチェン張り(68)を前記横
ズレ防止溝(71)を介し脱着するように構成している。
なお、図中(72)は連結パイプ(29)とこのパイプ(2
9)に接合させる前記各回動支点軸(27)(28)及び蓋
板(65)間に介設して、これらを適正に密着接合させる
と共に、位置ズレ防止及びシールを行うゴムパッド、
(73)は連結パイプ(29)の内側中間部に軸(74)を介
し回転自在に軸支する前記チェン(49)のガイドローラ
である。
第8図及び第9図に示す如く、前記連結パイプ(29)先
端両側に位置決め部材であるめがね形の左右軸受け体
(75)(76)を一体固設し、各軸受け体(75)の上側開
口に前記チェン(49)の入力側のスプロケット(48)の
ボス(76)両端をベアリング(77)で回転自在に支持さ
せて、前記ボス(76)の六角内孔に前記駆動軸(46)を
左右に摺動自在に貫通支持させ、この駆動軸(46)に前
記チェン(48)によるラジアル方向の引張力を働かせず
に回転のみを伝達するように構成すると共に、前記軸受
け体(75)とボス(76)間及びボス(76)と駆動軸(4
6)間の各シール部材(78)(79)をそれぞれ単独機能
(回転・スライド)のものを使用し得るように構成して
いる。
また、前記軸受け部材(75)の下側開口に前記受筒(4
1)を圧入固定し、該受筒(41)と駆動軸(46)との位
置関係を軸受け部材(75)により決定すると共に、これ
らの平行度を保持するように構成している。
さらに、前記受筒(41)の左側端に一体固設の固定フラ
ンジ(80)を、また右側端にねじ込み式の脱着フランジ
(81)を設け、前記固定フランジ(80)から前側にブラ
ケット(82)を一体固設して突出させ、該ブラケット
(82)に前記ガイドフレーム(42)の左側端を一体固設
させると共に、前記連結パイプ(29)先端に一体固設す
るL形に折曲形成した蓋板(83)と、前記ガイドフレー
ム(42)中間に一体固設したブラケット(84)とをボル
ト(85)を介し一体連結させ、さらに前記受筒(41)と
脱着フランジ(81)との接合部に上下からボルト(86)
を介し締付ける弛み止めの上下一対の締付け金具(87)
を設け、その上側の金具(87)に一体固設したブラケッ
ト(88)と、前記ガイドフレーム(42)右側端に一体固
設したブラケット(89)とをボルト(90)を介し一体連
結させ、前記連結パイプ(29)先端に直接横架固定した
前記受筒(41)に対し、ガイドフレーム(42)を連結パ
イプ(29)先端外側で平行に一体連結し、これら受筒
(41)及びガイドフレーム(42)並びに前記軸受け部材
(75)により横送り軸(44)及び刈取フレーム(31)の
基端横フレーム(33)並びに駆動軸(46)の平行を保持
し乍ら左右に摺動させると共に、刈取部(9)の荷重を
全て連結パイプ(29)で直接受けるように構成してい
る。
なお、図中(91)(92)は前記受筒(41)とガイドフレ
ーム(42)を一体連結する左右最外側のブラケット(8
2)(88)から機外側に向けてアジャストボルト(93)
(94)を介し突出固定させる刈取フレーム(31)の左右
摺動ストッパーである。
第8図及び第10図に示す如く、内周面に螺線状のねじ溝
(95)を形成する金属性或いは合成樹脂性のスリーブ
(96)を備え、前記脱着フランジ(81)を取外して受筒
(41)の右側端からこの内面に前記スリーブ(96)を挿
入した後、前記脱着フランジ(81)を受筒(41)にねじ
込み、前記固定フランジ(80)の内端面に形成する一方
の噛合せ面(80a)に、スリーブ(96)の左側端面に形
成する他方の噛合せ面(96a)を押付け、該スリーブ(9
6)を受筒(41)内面で各フランジ(80)(81)間に挿
入固定させ、前記スリーブ(96)がこの内面に挿入させ
る横送り軸(44)に伴回りするのを防止している。
そして、前記横送り軸(44)に突起である鋼球(97)を
前記ねじ溝(95)のリードに沿って複数個設けるもの
で、前記鋼球(97)の半球形の凹み(98)を介し横送り
軸(44)の肉厚内に埋設して位置固定し、横送り軸(4
4)外周面から突出する前記鋼球(97)の略半分を前記
ねじ溝(95)に嵌合させ、該横送り軸(44)を電動モー
タ(43)によって正逆転させ乍ら受筒(41)に対し左右
に往復移動(スライド)させるように構成している。
なお、図中(99)は受筒(41)の各フランジ(80)(8
1)と横送り軸(41)間のシール部材であり、前記スリ
ーブ(96)を受筒(41)と横送り軸(41)間に密封挿入
している。
第11図に示す如く、前記横送り軸(41)の左側端にスプ
ロケット軸(100)を一体連結し、そのスプロケット軸
(100)を左側の刈取ケース(35)にベアリング(101)
を介し回転自在に支持させると共に、前記電動モータ
(43)のモータ軸(102)とスプロケット軸(100)を刈
取ケース(35)に一体形成する横送り駆動ケース(10
3)内でベベルギヤ(104)(105)を介し連動連結し、
また前記駆動軸(46)の左側端を同じ左側の刈取ケース
(35)にベアリング(106)を介し回転自在に支持させ
ると共に、左側の引起しパイプ(34)に内挿する左引起
し駆動軸(107)と駆動軸(46)を該刈取ケース(35)
内でベベルギヤ(108)(109)を介し連動連結してい
る。
なお、前記左側のストッパー(91)は刈取フレーム(3
1)の右側への移動終端位置で左側の刈取ケース(35)
に当接させ、その移動を規制している。
第12図に示す如く、前記横送り軸(41)の右側端を右側
の刈取ケース(35)にベアリング(110)を介し回転自
在に支持させ、また前記駆動軸(46)の右端側を同じ右
側の刈取ケース(35)にベアリング(111)を介し回転
自在に支持させると共に、右側の引起しパイプ(34)に
内挿する右引起し駆動軸(112)と駆動軸(46)を該刈
取ケース(35)内でベベルギヤ(113)(114)を介し連
動連結している。
なお、前記右側のストッパー(92)は刈取フレーム(3
1)の左側への移動終端位置で右側の刈取ケース(35)
のブラケット(36)に当接させ、その移動を規制してい
る。
第13図及び第14図に示す如く、左側の刈取ケース(35)
下面に突出させる前記引起し駆動軸(107)に対し、刈
取クランクロッド(115)基端を回転自在に支持させる
偏心軸(116)を設けるもので、前記左引起し駆動軸(1
07)と偏心軸(116)を同一のカム体(117)に平行に挿
入支持してキー嵌合すると共に、前記各軸(107)(11
6)端外周で同一高さ位置に係止溝(118)(119)を形
成し、また各軸(107)(116)の間でこの軸方向に直交
させる貫通孔(120)を前記カム体(117)に形成し、前
記各軸(107)(116)の係止溝(118)(119)を前記貫
通孔(120)内に露呈させ、該貫通孔(120)に挿入して
カム体(117)にナット(121)を介し引抜き自在に締付
けるくさび軸体(122)のテーパ面(123)を、前記各軸
(107)(116)の係止溝(118)(119)に係合すること
により、前記カム体(117)からの各軸(107)(116)
の抜出しを規制し、左引起し駆動軸(107)の軸回りで
偏心軸(116)を回転させ、前記クランクロッド(115)
を前後に揺動させ乍ら左右に進退運動させるように構成
している。
なお、第12図に示す如く、前記刈取クランクロッド(11
5)の先端は、右側の刈取ケース(35)に一体連結する
支持板(124)に揺動自在に軸支された左右揺動アーム
(125)一端に回転自在に連結し、該左右揺動アーム(1
25)を介して刈刃(23)をこの右側から左右に往復摺動
するものである。
第15図に示す如く、前記横送り軸(44)及びクランクロ
ッド(115)を刈取駆動軸(46)の保護部材として用い
るもので、前記駆動軸(46)と回動支点軸(27)(28)
の各軸芯を結ぶ線(l)上又は該線(l)より下位で該
駆動軸(46)より先端側の連結パイプ(29)に前記横送
り軸(44)を配置させると共に、前記クランクロッド
(115)を刈取駆動軸(46)の下方で連結パイプ(29)
下面側に配置させ、これら各軸(41)(44)(115)を
駆動軸(46)を上側の頂点位置に位置させるような側面
視で三角状に配置し、回動支点軸(27)(28)を中心に
刈取部(9)を昇降させるとき、前記駆動軸(46)と地
面との間に横送り軸(44)及びクランクロッド(115)
を介在させるように構成している。
第16図に示す如く、前記扱深さ支点ケース(56)を介し
て回動支点軸(28)に送り終端部を支持させた前記縦搬
送チェン(24)及び上部穂先搬送タイン(25)の送り始
端側を、扱深さ調節機構(126)を介し刈取フレーム(3
1)の右引起しパイプ(34)及び掻込み支持フレーム(3
9)に保持させるもので、前記掻込み支持フレーム(3
9)にブラケット(127)を介し支持させる扱深さ調節モ
ータ(128)と、該モータ(128)に下端を連動連結し上
端を前記右引起しパイプ(34)上端に軸受け体(129)
を介し回転自在に支持させる縦ねじ軸(130)と、該縦
ねじ軸(130)に螺着させるナット体(131)から後方に
一体延出するロッド(132)と、該ロッド(132)に摺動
自在に嵌合支持させて縦回動支点ブラケット(133)を
設ける摺動筒(134)と、先端に前記縦搬送チェン(2
4)の前部従動スプロケット(135)を支軸(136)を介
し回転自在に支持させて前記縦回動支点ブラケット(13
3)に基端を回動自在に支持させる縦回動アーム(137)
とを、前記扱深さ調節機構(126)に備え、前記モータ
(128)によって縦ねじ軸(130)を正逆転させることに
より、ナット体(131)を介しロッド(132)を上下に昇
降させ、前記縦搬送チェン(24)を上部穂先搬送タイン
(25)と共に、前記回動支点軸(28)を中心にその送り
始端側の穀稈受継ぎ高さを調節すると共に、刈取フレー
ム(31)の左右摺動時に、前記扱深さ調節機構(126)
を介し前記縦搬送チェン(24)を上部穂先搬送タイン
(25)と共にその送り始端側を左右に移動させるように
構成している。
本実施例は上記の如く構成しており、左走行クローラ
(2)によって未刈り稈を踏まないように、刈取部
(9)を機体左寄りに位置させて通常の刈取作業を行う
もので、中割り作業時、刈取部(9)を機体右方向に移
動させ、右走行クローラ(2)によって未刈り稈を踏む
のを防ぐと共に、畦際刈り作業時、刈取部(9)を機体
左方向に移動させ、左走行クローラ(2)を畦に乗上げ
るのを防止している。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、機体に対し刈
取部(9)を昇降及び左右移動自在に設けたコンバイン
において、前記支点軸(27)(28)と刈取部(9)間に
張設して刈取駆動力を伝達するチェンケース(29)を備
え、前記チェンケース(29)先端側に刈取駆動軸(46)
を回転及び左右摺動自在に保持し、また前記支点軸(2
7)(28)と駆動軸(46)の各軸芯を結ぶ線(l)上又
は線(l)より下位で前記駆動軸(46)より先端側のチ
ェンケース(29)に刈取横送り軸(44)を回転及び左右
摺動自在に保持し、さらに前記駆動軸(46)の下方でチ
ェンケース(29)下面側に刈刃(23)を往復動作させる
刈取クランクロッド(115)を配設したもので、浸炭窒
化等による硬度アップ及びクロムメッキ等による防錆表
面硬により強度的に秀れた性質を持たせ易い刈取横送り
軸(44)と、表面に傷が付いてもそれ自体の機能及び刈
取部(9)の左右移動に支障を起たすことがない刈取ク
ランクロッド(115)で、刈取駆動軸(46)を地面の突
起等から適正に保護でき、特別な部材を設けることなく
既在の部材を有効に利用して刈取駆動軸(46)を保護で
きる顕著な効果を奏するものである。
また、前記刈取駆動軸(46)の保護部材として用いる刈
取クランクロッド(115)をくさび軸体(122)の抜き差
しだけで容易に脱着でき、例え前記クランクロッド(11
5)が損傷した場合でも、迅速に対処できる顕著な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は刈取駆動軸部の側面断面図、第2図はコンバイ
ンの全体側面図、第3図は同平面図、第4図は刈取部の
側面説明図、第5図は同平面説明図、第6図は刈取入力
部の断面平面図、第7図は同断面正面図、第8図は同断
面側面図、第9図は刈取左右移動部の断面平面図、第10
図は同側面説明図、第11図は横送り軸の断面図、第12図
は左刈取ケースの断面平面図、第13図は右刈取ケースの
断面平面図、第14図は刈取クランクロッドの取付説明
図、第15図はカム体の断面図、第16図は穀稈搬送体の支
持説明図である。 (9)……刈取部 (27)(28)……刈取回動支点軸 (29)……刈取連結パイプ(チェンケース) (44)……刈取横送り軸 (46)……刈取駆動軸 (115)……刈取クランクロッド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体に対して刈取部を昇降及び左右移動自
    在に設けたコンバインにおいて、前記支点軸と刈取部間
    に張設して刈取駆動力を伝達するチェンケースを備え、
    前記チェンケース先端側に刈取駆動軸を回転及び左右摺
    動自在に保持し、また前記支点軸と駆動軸の各軸芯を結
    ぶ線上又は線より下位で前記駆動軸より先端側のチェン
    ケースに刈取横送り軸を回転及び左右摺動自在に保持
    し、さらに前記駆動軸の下方でチェンケース下面側に刈
    刃を往復動作させる刈取クランクロッドを配設したこと
    を特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】刈刃を往復移動させる刈取クランクロッド
    と回転自在に連結する偏心軸端と、該偏心軸の駆動軸端
    とを、同一カム体内に平行に挿入支持すると共に、前記
    各軸端外周に係止溝を形成し、各軸端間に係止溝を介し
    て直交させて通すくさび軸体を前記カム体に引抜き自在
    に設け、各軸及びカム体を一体連結するように構成した
    ことを特徴とするコンバイン。
JP6470990U 1990-06-19 1990-06-19 コンバイン Expired - Lifetime JPH077706Y2 (ja)

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