JPH0776769B2 - 血液採集容器の為の2つの表面化学性質を持つ添加物及びこれを含む組立器具 - Google Patents
血液採集容器の為の2つの表面化学性質を持つ添加物及びこれを含む組立器具Info
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- JPH0776769B2 JPH0776769B2 JP5108433A JP10843393A JPH0776769B2 JP H0776769 B2 JPH0776769 B2 JP H0776769B2 JP 5108433 A JP5108433 A JP 5108433A JP 10843393 A JP10843393 A JP 10843393A JP H0776769 B2 JPH0776769 B2 JP H0776769B2
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Description
は血液の構成物を分離するために、採血容器に加える添
加剤に関する。
チューブに採集する事が行われている。プラスチック製
の採血チューブも提案されている。両端が針になってい
る注射針の片方を患者の血管に刺す。次にもう片方の針
を採血チューブの開いてる口を覆っている隔壁に刺し、
チューブ内の真空が針を通して血液を吸引する。この方
法を使い、針を皮膚に1回刺す事で複数の血液試料を分
取する事ができる。
事が日常的に行われる。凝固の操作は時間がかかり、完
結させるのに通常30分あるいはそれ以上の時間がかか
る。このような処理時間の長さは、多数の血液検査の日
常的な操作をする上で受け入れられるものではなく、そ
の為凝固促進剤がしばしば加えられる。典型的な促進剤
としては珪藻土、無機珪酸塩の粒子、あるいはエラグ酸
やトロンボプラスチンのような生化学薬品が挙げられ
る。市販されている採血チューブの中には、ポリビニル
ピロリドン(PVP)に混ぜた珪酸粒子からなる被覆剤
を、チューブの内壁に塗布したものがある。血液がチュ
ーブに入ると、PVPが溶けて珪酸粒子が放出され、凝
固を開始させる。これらの微細に分離した促進粒子は完
全には凝固物と沈澱しない恐れがあり、したがって血清
中に残る事となり、これはある種の血液検査を損ない、
また自動化された血液検査機を汚染する恐れがある。
血液の凝固率を促進させ、しかし遠心の際に血清層に残
らず、医療検査において潜在的な影響を及ばさない血液
凝固促進剤が必要とされている。
加剤は、異なる化学的性質を持つ複数の表面領域を持
つ。
る面であり、凝固のカスケードを促進する。第2の表面
領域は本来的に濡らす事のできない面であり、血液タン
パク質を吸収する性質を持ち、フィブリンが生じるとこ
れを吸着する。この添加物はガラス粒子であり得、本来
濡らす事のできるガラスの表面が第1の領域であり、濡
らす事ができなくした処理をした表面領域が第2の領域
の働きをし得る。
濡らす事のできないポリマーであり、ポリマーの本来の
表面が第2の領域として働き、濡らす事のできるように
処理した表面が第2の領域の働きをする。添加剤として
もっとも望ましいのは片方の面を酸化力のあるプラズマ
で濡らす事のできるように処理したフィルム状のポリス
チレン、あるいはポリプロピレンである。本発明の添加
剤は凝固物に吸収されると従来の促進剤によって起こる
ものよりも固い、小量の体積に固まった凝固物が形成さ
れ、従って与えられた全血液試料からより多くの血清が
得られる。
めに組み立てられた器具である。この器具は、血液採集
容器の中に本発明の添加物を含み得る。この器具として
望ましいものは、中を真空にしたプラスチック製のチュ
ーブであり、片方の口が閉じており、もう片方の口が隔
壁によって覆われているものである。
し、第2に凝固物を吸着するふたつの機能を合わせ持っ
た、血液チューブに入れる添加剤を提供する。この添加
剤は凝固物を吸着すると凝固物の一部となり、従来の遠
心操作で沈澱して血清から除かれる。血清は凝固を促進
するために加えた異物を含んでおらず、このまま血液検
査が可能である。血液試料に対する添加物のサイズ、
形、容積に対する表面の割合は簡単に最適化する事がで
き、その為どのような量の試料でも迅速に、血液の成分
への影響を最低限に抑えて処理する事ができる。
れるものであり、ここで述べる事は本発明の趣旨を例示
する為のものであり、本発明をここで述べた態様に制限
するものではないという了解の元に、本発明の特定の望
ましい態様のみを詳しく述べた。本発明の範囲は特許請
求の範囲の記載によってのみ限定される。
添加物であり、異なる化学的性質を持つ複数の表面領域
を採集される血液に対して持つものである。第1の領域
はとても濡れ安い性質を持っており凝固を促進するが、
本来的に凝固のカスケードにおいて血液成分を吸着する
性質を持たない。第2の領域は、本来的に濡らす事がで
きなく、血液タンパク質を吸着する性質を持っており、
従って凝固物をこの領域に吸着する。この添加物は凝固
物の一部となり、凝固した試料を遠心分離する事により
沈澱物中にとらえられる。
きない表面領域を持つこの添加物は、本来的にどのよう
な表面の化学的性質を持った、あらゆる基材からでも調
整される事は認識されるであろう。従って、本来的には
濡らす事のできる表面の化学的性質を持った基材は、第
2の表面領域を作り出すために加工される事が有り得
る。逆に、本来的には濡らす事のできない表面の化学的
性質を持った基材は、濡らす事のできる第2の表面領域
を作り出すために加工される事が有り得る。
ウム、二酸化シリコン、珪酸アルミニウムなどの金属の
酸化物や、無機珪酸塩や、ガラスが基材として使われ得
る。これらの材料、特にガラスの表面はとても濡れ安い
性質を持っており、これは第1の表面領域として適す
る。第2の表面領域は適当な処理によって濡らす事ので
きない性質に変えられ得る。本発明のこの態様はもっと
も望ましい基材であるガラスについて詳細を述べる。
どのような形状でもよい。基材の大きさは重要ではない
が、望ましい大きさは1から10mm厚のビーズか板、
あるいは0.1から2.0mm厚の円盤である。ガラス
板や円盤はその片面を濡らす事のできない性質に変える
処理をして、その後、単純に砕いて様々な大きさにする
事ができる。ビーズの場合は、単一層に並べたビーズを
適当な容器の中で処理する事ができる。ジクロロメチル
シランなどのシリル化剤を用いた処理によると、接触し
た表面領域のみを本来的に濡らす事のできない性質に変
える事ができる。
一部領域に付着させてもよい。浸漬して被膜をつくる方
法など、あらゆる付着の方法が使われ得る。望ましい方
法として、ガスプラズマによるポリマー層の付着が行わ
れている。ガラス基材の片面は、適当な方法でガスプラ
ズマから保護する事ができる。例えば、平板や円盤は誘
電体の上に置く事で、片面のみをガスプラズマに曝す事
ができる。ガラスビーズの場合、ビーズがぴったりはま
るような半球状のくぼみを持つ誘電体によって、ビーズ
表面の一部表面のみを曝す事ができる。基材及び誘電体
は、従来のプラズマ容器に組み込み、ガスプラズマは水
素、フッ素やメタン、ヘキサンなどの炭化水素から生成
させる事ができる。プラズマの生成は、従来の生成条
件、例えば、AC、DC電力200ワットまで、RF周
波数0.1から50メガヘルツ、時間約0.1から30
分間、ガス圧0.1から3.0Torrで可能である。
ポリマー層のガスプラズマによる付着はよく知られてお
り、アウアーバッハ(Auerbach)の米国特許第
4,188,426号で、フッ素化した炭化水素をプラ
ズマによってポリマー化し、カルベン中間体を経て付着
させる方法が例示されている。プラズマのパラメーター
の選択は当業者のなしうる範囲であろう。
添加物は、本来濡らす事ができない化学的性質を持った
表面を持つポリマーから調製される。適したポリマーと
しては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化
ポリビニル、そして望ましくはポリスチレンが挙げられ
る。本来濡らす事のできない表面は、この添加物の第1
の表面化学性質として機能する事ができる。
れ、本来濡らす事のできない表面の化学的性質を、本来
濡らす事のできる表面に変える処理によって可能であ
る。濡らす事のできる性質を実現する一つの望ましい方
法は、ガスプラズマによる処理である。よって、例え
ば、ポリマーは0.1から10,望ましくは1から4ミ
クロンの厚さのフィルム状に作られる。フィルムの厚さ
は決定的に重要ではない。
保護してから通常のプラズマ生成機の容器の中に置かれ
る。例えばポリマーのフィルムを誘電体の上に置く事
で、ポリマーの、上を向いている表面のみがプラズマに
曝される。もっとも望ましくはフィルムはガラス板の上
に作られ、フィルムを上につけたガラス板を容器の中に
入れる。
は、RFイオン化プラズマが適しているが、例えば、グ
ロー放電やコロナ放電などの、どのような方法でも使用
し得る。プラズマは、濡らす事のできる表面を実現する
どのような加工ガスや混合ガスからでも生成する事がで
きる。適したガスは、例えば、空気、アンモニア、二酸
化炭素、二酸化硫黄や、望ましくは酸素である。ガスプ
ラズマのパラメーターは上で述べた範囲のものが使われ
得る。
枚の断片として使用しても、あるいは望ましくは本発明
の添加物として使用されるのに望ましい数の断片に切断
する事が有り得る。この断片の大きさは1から50、望
ましくは20から40平方mm2である。この添加物の
断片の形は、都合の良い、どのようなものでもあり得
る。望ましい添加物は細片や箔片であり、形は四角、三
角、あるいは丸であり得る。
血液試料がより広い濡らす事のできる表面に接触する事
で早く開始し、早く進行する。したがって、添加物の断
片をより多く加えると、凝固はより早く進行する。一
方、過剰の添加物の断片を加えると、遠心の操作に影響
し、はっきりした沈澱物をごく小量しか与えない可能性
があり得る。血液1ml当たり、おおよそ10から10
0,000、望ましくは100から10,000、もっ
とも望ましくは300から1000平方mm2の濡らす
事のできる表面が使用可能な事が見いだされている。こ
のように、使用する添加物の断片の数は、当業者によっ
て、血液試料の容量と添加物の断片の全表面積から簡単
に決定できる。
濡らす事のできないという用語は、添加物を水で濡らし
たときに生じる、ふたつの表面領域の接触角で定義し得
る。最大限に広義に捉えるならば、本発明で濡らす事の
できない表面とは、接触角が35゜からそれ以上のもの
を指し、濡らす事のできない表面とは、接触角が0゜か
ら34゜までのものを指す。望ましい濡らす事ができる
表面は接触角が、120゜から45゜、もっとも望まし
くは100゜から65゜である。望ましい濡らす事がで
きない表面は接触角が、0゜から25゜、もっとも望ま
しくは0゜から10゜である。
のための添加剤を含む、血液採集のための組立器具であ
る。この組立器具は血液試料を受ける容器を含む可能性
がある。適した容器はプラスチック製、あるいは望まし
くはガラス製のチューブである。本発明のもっとも望ま
しい組立器具は、片方の口が閉じており、中に添加物が
入っており、もう片方の口が隔壁で覆われ、中を真空に
したものである。血液採集のための真空チューブは、例
えば、VACUTAINERという商標名のチューブ
[ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー(B
ecton,Dickinson and Compa
ny)]の様にこの分野では標準的である。以下の実施
例は本発明をさらに詳しく説明するためのものであり、
本発明を限定するものではない。
スチレン及び酸化したポリスチレンに対する接着性の違
いを明らかにしている。
の半分が外に出るように2枚のガラスいたの間にはさ
み、このように組み立たものをそのまま通常のダイオー
ドプラズマユニットにおいて、RF周波数13.56M
ヘルツ、圧力200−300mTorr、時間20秒で
生成させた酸素プラズマに曝した。ガラス板の間に挟ま
れた部分は効果的に酸化的環境から保護され、未処理の
濡らす事のできない状態として残り、一方、曝された部
分は酸化され、本来的に水で濡らす事のできる状態とな
った。このようにして同一フィルム表面上で、酸化及び
未酸化の表面の血液に対する化学的性質が観察された。
このフィルムを円柱状に巻いて、未処理及び処理済み面
の境界線が試験管の中心軸に平行になるように、5ml
の試験管に入れた。ブタの全血を加え、15分間凝固さ
せた後、試験管を血液学用遠心機で遠心分離し、目で観
察した。濡らす事のできない側面には境界線まで表面に
凝固物が接着しており、一方処理済みの側面には凝固物
の接着がみられなかった。このフィルムを取り出し、緩
衝液で洗浄し、位相差顕微鏡下で検討した。顕微鏡像は
フィルムの未処理の領域にフィブリンと血液細胞が、処
理済みと未処理の領域の間にはっきりとした境界線を作
って接着している事を明らかにした。処理済みの、酸化
されたフィルムにはほとんどあるいは全くフィブリンま
たは血液細胞の接着はみられなかった。この実験はふた
つの表面化学性質が、血液凝固物の存在下で異なった接
着性を示す事を明らかにしている。
凝固促進性を明らかにしている。
法を用い、1片のポリスチレンの片面あるいは両面を保
護してプラズマ酸化を行った。これら2種類のフィルム
を穴あけ機で直径6mmの円に切り抜き、片面あるいは
両面が酸化された表面の化学的性質を発現する添加物粒
子を作成した。それぞれ4つの粒子をポリスチレンの試
験管に加えた。クエン酸処理したブタの血液を遠心分離
して血漿から細胞を除く事によって得られた、血小板が
少ない血漿を標準量(0.5ml)試験管に加えた。試
験管を37゜で15分間インキュベートし、その後塩化
カルシウムを加えて凝固を開始させた。試験管内の内容
物を倒置撹拌機で混合し、凝固に要した時間を記録し
た。表1に、4回行った実験における凝固時間をまと
め、対照のポリスチレン及びガラス試験管(添加物な
し)と、未処理の添加物、片面をプラズマで処理した添
加物粒子、両面を処理した添加物粒子を加えたポリスチ
レン試験管を比較した。
性質を持つ添加物粒子において約2倍凝固時間を短縮す
る。凝固時間のさらなる短縮が、第2の領域も酸化され
た添加物において見られる事が注目される。
液の凝固時間の関係を明らかにしている。
フィルムと未処理ポリスチレンフィルムを5mmの四角
い断片に切断した。1mlの血漿が入った試験管に様々
なフィルム断片を入れて、固く凝固するまで要した時間
を測定した。本実験の結果は図1に示した。ここでみら
れるように、どの表面積においても凝固は酸化したポリ
スチレン表面によって著しく活性化された。
の被膜をつけたガラスビーズにおける、凝固の不活性化
を明らかにしている。
ードプラズマユニットで圧力600mTorr、周波数
13.56メガヘルツで生成させたプラズマに1分間曝
した。このビーズの凝固活性を実施例2の操作にしたが
って解析した。この結果を図2で示す様に、ml血漿当
たりのビーズの全表面積に対して固く凝固するまでに要
した時間をプロットした。ここでみられるようにヘキサ
ンで処理したビーズは処理しないビーズに比べて、凝固
の促進が著しく遅かった。
が、血液凝固物に取り込まれ、遠心操作において血漿か
らきれいに分離する事を確かめる為に行われた。
6mmの大きさのふたつの表面化学性質を持った添加物
粒子を作成した。この粒子を豚血液と共にガラス試験管
に加えた。血液が固く凝固した後、試験管を遠心して血
漿を凝固物から分離した。目で検討したところ添加物粒
子は血漿層の中には観察されず、凝固物の中にフィブリ
ン/細胞の塊と結合して観察された。
キサンを用いてプラズマ処理し、箔片の片面のみにヘキ
サン層を付着させた。これらのふたつの作用を持つ箔片
を、実施例5で示したようにガラス試験管内の豚血液に
加えた。凝固が完結して遠心後、凝固物を目で検討し
た。箔片は凝固物の中に収蔵されている事が容易に観察
された。血漿層中には浮遊している箔片はなかった。
と、血液の凝固時間の関係を示すプロットである。どの
表面積においても凝固は酸化したポリスチレン表面によ
って著しく活性化された。
ン層の被膜をつけたガラスビーズにおける凝固の不活性
化を示すプロットである。ヘキサンで処理したビーズは
処理しないビーズに比べて、凝固の促進が著しく遅かっ
た。
Claims (9)
- 【請求項1】 血液試料で濡らすことのできる第1の表
面領域および血液試料で濡らすことのできない第2の表
面領域からなる複数の表面領域を有する基材からなる、
血液採取容器のための粒子添加物であって、上記第1の
表面領域は血液の凝固を活性化するが血液凝固物質には
非接着性であり、上記第2の表面領域は上記血液凝固物
質に接着性であり、それにより、上記粒子を含む容器中
の血液試料を遠心分離すると上記粒子添加物が血液凝固
物質と共に血清層から分離可能になる、上記粒子添加
物。 - 【請求項2】 35°以上の接触角を有する第1の表面
領域および35°未満の接触角を有する第2の表面領域
からなり、水溶液に対する濡れ易さにおいて異なった性
質を持つ複数の表面領域を有する基材からなる、血液採
取容器のための粒子添加物であって、上記第1の表面領
域は血液の凝固を活性化するが血液凝固物質には非接着
性であり、上記第2の表面領域は上記血液凝固物質に接
着性であり、それにより、上記粒子を含む容器中の血液
試料を遠心分離すると上記粒子添加物が血液凝固物質と
共に血清層から分離可能になる、上記粒子添加物。 - 【請求項3】 上記基材がガラスである、請求項2記載
の粒子添加物。 - 【請求項4】 上記基材がポリマーである、請求項2記
載の粒子添加物。 - 【請求項5】 上記第1の表面領域が、濡らすことので
きる性質を付与するプラズマで処理されている、請求項
4記載の粒子添加物。 - 【請求項6】 請求項1記載の粒子添加物を中に含み、
開いた口及び閉じた口を持つ血液採取容器からなる血液
採取のための組立器具。 - 【請求項7】 刺し穴を開けることが可能な隔壁が上記
の開いた口にかぶせられている、請求項6記載の器具。 - 【請求項8】 上記容器中を真空にした、請求項7記載
の器具。 - 【請求項9】 請求項2記載の粒子添加物を中に含み、
開いた口及び閉じた口を持つ血液採取容器からなる血液
採取のための組立器具。
Applications Claiming Priority (2)
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JPH0776769B2 true JPH0776769B2 (ja) | 1995-08-16 |
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EP (1) | EP0570141B1 (ja) |
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