JPH0776621A - ケイ素系高分子化合物及びその製造方法 - Google Patents
ケイ素系高分子化合物及びその製造方法Info
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- JPH0776621A JPH0776621A JP16360894A JP16360894A JPH0776621A JP H0776621 A JPH0776621 A JP H0776621A JP 16360894 A JP16360894 A JP 16360894A JP 16360894 A JP16360894 A JP 16360894A JP H0776621 A JPH0776621 A JP H0776621A
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Abstract
る。 【構成】一般式(1)及び(2)で表されるケイ素化合
物単位、一般式(3)で表されるアセチレン単位ならび
に一般式(3)で表されるメタロセン単位を含有し、重
量平均分子量500以上であることを特徴とするケイ素
系高分子化合物。
Description
耐熱性などに優れた機能材料として有用なケイ素系高分
子化合物及びその製造方法に関する。
して多数のケイ素系高分子化合物が提案されてきた。
ム塩とジクロロシラン誘導体との重縮合反応により、芳
香環とアセチレンユニット(C−C三重結合)を含む高
分子化合物を合成する方法が提案されている[J. Organo
met.Chem. 260, 171 (1984)]。また、ジエチニルシラン
化合物と芳香族ジハライドとの重縮合反応により、同様
な重合体を合成する方法が提案されている[J.Polym.Sc
i.Part C:Polym.Lett.,28,431(1990)] 。
ついては、ビス(シクロペンタジエニル)シラン誘導体
と塩化鉄(II)との重縮合反応 (USP 3,060,215)や、シク
ロフェロセニルシランの開環重合反応(J.Am.Chem.Soc.
114,6246(1992)] により、フェロセン−シラン共重合体
する方法が提案されている。
リルフェロセンとのヒドロシリル化反応により、フェロ
セン、シラン及びエチレン(炭素−炭素二重結合)を含
む高分子化合物が提案されている〔J. Polym. Sci. Pol
ym. Chem. Ed.21, 2529 (1983)〕。さらに、ルテノセン
含有ケイ素系高分子は、ルテノセンとアルデヒド化合物
とを塩化亜鉛の存在下で重縮合反応させることにより合
成する方法が提案されている[J. Organomet.Chem. 6,92
(1966)]。
れも耐熱性が十分ではなかった。
鑑み、耐熱性に優れたケイ素系高分子化合物を提供する
ことを目的とする。
化合物は、一般式(1)及び(2)で表されるケイ素化
合物単位、一般式(3)で表されるアセチレン単位なら
びに一般式(4)で表されるメタロセン単位を含有する
メタロセン含有ケイ素系架橋型高分子である。
アルキル基又はアリール基を示し、同一であっても異な
っていてもよい。また、Q1 は、水素原子、アルキル
基、アリール基又はR1 3Siで表されるシリル基を示
し、同一であっても異なっていてもよい。さらに、Y1
は酸素原子、芳香族環、アセチレン基又は有機金属化合
物を示し、M1 はFe又はRuを示し、aは0〜10の
整数を示す。
は、炭素数が多くなると結合が切れ易くなって、得られ
るケイ素系高分子化合物の耐熱性が低下するため、炭素
数1〜20に限定され、このようなアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル
基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、
エイコデシル基等が挙げられる。
は、炭素数が多くなると溶剤に対する溶解性が低下する
ので、6〜12に限定され、このようなアリール基とし
ては、例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基、ビ
フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
は、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリフ
ェニルシリル基、ジメチルフェニルシリル基、ジフェニ
ルメチルシリル基、メチルシリル基、ジメチルシリル
基、フェニルシリル基、ジフェニルシリル基、メチルフ
ェニルシリル基等が挙げられる。
能であるが、好ましくは、ケイ素化合物単位(1):ケ
イ素化合物単位(2):アセチレン単位(3):メタロ
セン単位(4)=1:0〜100:0.01〜203:
0.01〜101.5である。
分子量は、小さくなると十分な耐熱性及び導電性が得ら
れなくなるので、500以上に限定される。
ついて説明する。本発明2のケイ素系高分子化合物は、
一般式(5)で表される構成単位と一般式(6)で表さ
れる構成単位からなる。
リール基を示し、同一であっても異なっていてもよい。
Q2 は水素原子、アルキル基、アリール基又はR11 3 S
iで表されるシリル基を示し、同一であっても異なって
いてもよい。Y2 は酸素原子、芳香族環、アセチレン基
又は有機金属化合物を示し、M2 はFe又はRuを示
し、aは0〜10の整数を示す。
は、本発明と同様な理由により、炭素数1〜20に限定
され、本発明と同様なものが挙げられる。
は、本発明と同様な理由により、炭素数6〜12に限定
され、本発明と同様なものが挙げられる。
は、本発明と同様なものが挙げられる。
製造方法について説明する。本発明3のケイ素系高分子
化合物の製造方法は、一般式(7)で表されるトリエチ
ニルシリル化合物と一般式(8)で表されるジエチニル
シリル化合物との混合物及び一般式(9)で表されるジ
ハロゲン化メタロセンを遷移金属触媒の存在下で重縮合
反応させることにより、ケイ素系高分子化合物を得る。
リール基を示し、同一であっても異なっていてもよい。
Q3 は水素原子、アルキル基、アリール基又はR21 3 S
iで表されるシリル基を示し、同一であっても異なって
いてもよい。Y3 は酸素原子、芳香環、アセチレン基又
は有機金属化合物を示し、M3 はFe又はRuを示し、
aは0〜10の整数を示す。
は、本発明と同様な理由により、炭素数1〜20に限定
され、本発明と同様なものが挙げられる。
は、本発明と同様な理由により、炭素数6〜12に限定
され、本発明と同様なものが挙げられる。
は、本発明と同様なものが挙げられる。
ては、トリエチニルシラン、メチルトリエチニルシラ
ン、エチルトリエチニルシラン、プロピルトリエチニル
シラン、ブチルトリエチニルシラン、ペンチルトリエチ
ニルシラン、ヘキシルトリエチニルシラン、ヘプチルト
リエチニルシラン、オクチルトリエチニルシラン、ノニ
ルトリエチニルシラン、デシルトリエチニルシラン、ウ
ンデシルトリエチニルシラン、ドデシルトリエチニルシ
ラン、トリデシルトリエチニルシラン、テトラデシルト
リエチニルシラン、ペンタデシルトリエチニルシラン、
ヘキサデシルトリエチニルシラン、ヘプタデシルトリエ
チニルシラン、ノナデシルトリエチニルシラン、エイコ
デシルトリエチニルシラン、フェニルトリエチニルシラ
ン、トリルトリエチニルシラン、キシリルトリエチニル
シラン、ビフェニルトリエチニルシラン、ナフチルトリ
エチニルシラン等が挙げられる。
は、メチルジエチニルシラン、フェニルジエチニルシラ
ン、ジメチルジエチニルシラン、ジエチルジエチニルシ
ラン、ジプロピルジエチニルシラン、ジブチルジエチニ
ルシラン、ジペンチルジエチニルシラン、ジヘキシルジ
エチニルシラン、ジヘプチルジエチニルシラン、ジオク
チルジエチニルシラン、ジノニルジエチニルシラン、ジ
デシルジエチニルシラン、ジウンデシルジエチニルシラ
ン、ジドデシルジエチニルシラン、ジトリデシルジエチ
ニルシラン、ジテトラデシルジエチニルシラン、ジペン
タデシルジエチニルシラン、ジヘキサデシルジエチニル
シラン、ジヘプタデシルジエチニルシラン、ジノナデシ
ルジエチニルシラン、ジエイコデシルジエチニルシラ
ン、ジフェニルジエチニルシラン、ジトリルジエチニル
シラン、ジキシリルジエチニルシラン、ジビフェニルジ
エチニルシラン、ジナフチルジエチニルシラン、メチル
フェニルジエチニルシラン、メチルトリルジエチニルシ
ラン、1,3−ジエチニル−1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン、1,3−ジエチニル−1,1,3,
3−テトラフェニルジシロキサン、1,3−ジエチニル
−1,3−ジメチル−1,3−ジフェニルジシロキサ
ン、1,4−ビス(エチニルジメチルシリル)ベンゼ
ン、1,4−ビス(エチニルジフェニルシリル)ベンゼ
ン、1,4−ビス(エチニルメチルフェニルシリル)ベ
ンゼン、1,3−ビス(エチニルジメチルシリル)ベン
ゼン、1,3−ビス(エチニルジフェニルシリル)ベン
ゼン、1,3−ビス(エチニルメチルフェニルシリル)
ベンゼン、1,2−ビス(エチニルジメチルシリル)ベ
ンゼン、1,2−ビス(エチニルジフェニルシリル)ベ
ンゼン、1,2−ビス(エチニルメチルフェニルシリ
ル)ベンゼン、ビス(エチニルジフェニルシリル)アセ
チレン、ビス(エチニルジメチルシリル)アセチレン、
ビス(エチニルメチルフェニルシリル)アセチレン、ビ
ス(エチニルジフェニルシリル)ジアセチレン、ビス
(エチニルジメチルシリル)ジアセチレン、ビス(エチ
ニルメチルフェニルシリル)ジアセチレン、1,1'-ビ
ス(エチニルジメチルシリル)フェロセン、1,1'-ビ
ス(エチニルジフェニルシリル)フェロセン、1,1'-
ビス(エチニルメチルフェニルシリル)フェロセン等が
挙げられる。
ルシリル化合物は、種々の方法によって合成されている
が、例えば、一般式R’SiCl3 (式中R’はアルキ
ル基又はアリール基を示す)で表されるトリクロロシラ
ン又は一般式R''SiCl2(式中R''はアルキル基又
はアリール基を示す)で表されるジクロロシランとエチ
ニルマグネシウムブロマイドとから調製するのが好まし
い。
は、フェロセン誘導体、ルテノセン誘導体が好適に使用
され、ハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ素等の
うちヨウ素が好ましい。上記ジハロゲン化メタロセンの
フェロセン及びルテノセン誘導体としては、1,1'-ジ
ヨードフェロセン、1,1'-ジヨード−3,3'-ジメチ
ルフェロセン、1,1'-ジヨード−3,3'-ジフェニル
フェロセン、1,1'-ジヨード−3,3'-ジエチルフェ
ロセン、1,1'-ジヨード−3,3'-ジビフェニルフェ
ロセン、1,1'-ジヨード−3,3'-ビス(トリメチル
シリル)等のフェロセン誘導体及びこれらのルテノセン
誘導体が挙げられる。
々の方法で合成されているが、例えば、メタロセンとn
−ブチルリチウムとから、一般式(16)で表されるジリ
チオメタロセンを調製した後、一般式CF2 ZCF2 Z
(式中、Zはフッ素以外のハロゲン原子を示す)で表さ
れるハロゲン化剤である1,2−ジハロ−1,1,2,
2−テトラフルオロエタンと反応させることにより合成
することができる。上記Zで表されるハロゲン原子とし
てはヨウ素が好ましく、ハロゲン化剤としてはハロゲン
を用いてもよい。
ール基又はシリル基を示し、M6 はFe又はRuを示
す。
(トリフェニルホスフィン)パラジウム〔Pd(PPh
3)4 〕、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジ
クロライド〔Pd(PPh3)2 Cl2 〕等が挙げられ
る。
属触媒の使用量は、少なくなると重縮合反応系の反応性
が低下し、多くなると得られるケイ素系高分子化合物に
残存して物性の低下をもたらすので、ジハロゲン化メタ
ロセン(9)のモル数に対して、0.0001〜1倍の
モル数が好ましく、より好ましくは0.001〜0.1
倍のモル数である。
化銅(I)、トリフェニルホスフィン等が挙げられ、こ
のような助触媒の使用により、反応時間の短縮及び生成
物の収率向上を達成することができる。上記助触媒の使
用量は、ジハロゲン化メタロセン(9)のモル数に対し
て、0.001〜1倍のモル数が好ましく、より好まし
くは0.01〜0.1倍のモル数である。
生するハロゲン化水素を捕捉するために、ジイソプロピ
ルアミン、トリエチルアミン等の添加剤が用いられても
よい。
は溶媒中で行われるのが好ましく、溶媒としては極性、
無極性のいずれでもよいが、好ましくはテトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテル、トルエン、キシレン、ヘキサ
ン等の非プロトン性溶媒が挙げられ、特にトルエンが好
ましい。
されないが、−150℃から用いられる溶剤の沸点との
間の温度が好ましい。溶媒としてトルエンを使用する場
合は、50〜110℃が好ましい。
囲気下のいずれでも進行するが、特にアルゴン又は窒素
雰囲気下で行うのが好ましい。また、上記重縮合反応の
反応時間は、短くなっても長くなっても、得られるケイ
素系高分子化合物の収率が低下するので、1〜48時間
が好ましい。
化合物の精製方法としては、例えば、各種溶媒による再
沈殿法、分取ゲルパーミエーションクロマトグラフを用
いて分離する方法が挙げられるが、好ましくは、水、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、ヘキサン、
石油エーテル等の貧溶媒又はこれらの混合溶媒による再
沈殿法であり、より好ましくはイソプロパノールによる
再沈殿法である。
2のケイ素系高分子化合物が得られる。
ついて説明する。本発明4のケイ素系高分子化合物は、
一般式(10)で表される構成単位と一般式(11)で表さ
れる構成単位からなる。
リール基を示し、同一であっても異なっていてもよい。
Q4 は水素原子、アルキル基、アリール基又はR31 3 S
iで表されるシリル基を示し、同一であっても異なって
いてもよい。Y4 は酸素原子、芳香族環、アセチレン基
又は有機金属化合物を示し、M4 はFe又はRuを示
す。fは1以上の整数、gは0〜10の整数、hは0以
上の整数をそれぞれ示す。
は、本発明と同様な理由により、炭素数1〜20に限定
され、本発明と同様なものが挙げられる。
は、本発明と同様な理由により、炭素数6〜12に限定
され、本発明と同様なものが挙げられる。
は、本発明で用いられるシリル基と同様なものが挙げら
れる。
製造方法について説明する。本発明5のケイ素系高分子
化合物の製造方法は、一般式(12)で表される1,1'-
ビス(トリメチルシリルエチニル)メタロセン誘導体と
一般式(13)で表されるリチオ化剤とを反応させた後、
一般式(14)又は(15)で表されるハロゲン化シリル化
合物を重縮合反応させることにより、本発明4のケイ素
系高分子化合物を得る。
示し、R42は水素原子、アルキル基又はアリール基を示
し、同一であっても異なっていてもよい。Q5 は水素原
子、アルキル基、アリール基又はR42 3 Siで表される
シリル基を示し、同一であっても異なっていてもよい。
Y5 は酸素原子、芳香環、アセチレン基又は有機金属化
合物を示し、M5 はFe又はRuを示し、X2 はF、C
l、Br又はIを示す。iは0〜10の整数を示す。
ル基は、本発明と同様な理由により、炭素数1〜20に
限定され、本発明と同様なものが挙げられる。
ル基は、本発明と同様な理由により、炭素数6〜12に
限定され、本発明と同様なものが挙げられる。
は、本発明で用いられるシリル基と同様なものが挙げら
れる。
ル)メタロセン誘導体(12)としては、フェロン又はル
テノセン誘導体が好適に使用され、例えば、1,1'-ビ
ス(トリメチルシリルエチニル)フェロセン、1,1'-
ビス(トリメチルシリルエチニル)−3,3'-ジメチル
フェロセン、1,1'-ビス(トリメチルシリルエチル)
−3,3'-ジフェニルフェロセン、1,1'-ビス(トリ
メチルシリルエチニル)−3,3'-ジエチルフェロセ
ン、1,1'-ビス(トリメチルシリルエチニル)−3,
3'-ジビフェニルフェロセン、1,1'-ビス(トリメチ
ルシリルエチニル)−3,3'-ビス(トリメチルシリ
ル)フェロセン等のフェロセン誘導体又はこれらのルテ
ノセン誘導体が挙げられる。
ニル)メタロセン誘導体(12)は、種々の方法で合成可
能であり、例えば、1,1'-ヨードメタロセンとトリメ
チルシリルアセチレンとをパラジウム触媒存在下で反応
させる方法が挙げられる〔(Organometallics 11,257(1
992)〕。
されないが、メチルリチウムが好ましい。リチオ化剤の
使用量は、少なくなっても多くなっても、生成するケイ
素系高分子化合物の分子量が低下し、十分な耐熱性が得
られなくなるので、1,1'-ビス(トリメチルシリルエ
チニル)メタロセン誘導体(12)のモル数に対して、1
〜4倍のモル数が好ましく、より好ましくは1.5〜3
倍のモル数である。
は、トリクロロシラン、メチルトリクロロシラン、エチ
ルトリクロロシラン、プロピルトリクロロシラン、ブチ
ルトリクロロシラン、ペンチルトリクロロシラン、ヘキ
シルトリクロロシラン、ヘプチルトリクロロシラン、オ
クチルトリクロロシラン、ノニルトリクロロシラン、デ
シルトリクロロシラン、ウンデシルトリクロロシラン、
ドデシルトリクロロシラン、トリデシルトリクロロシラ
ン、テトラデシルトリクロロシラン、ペンタデシルトリ
クロロシラン、ヘキサデシルトリクロロシラン、ヘプタ
デシルトリクロロシラン、ノナデシルトリクロロシラ
ン、エイコデシルトリクロロシラン、フェニルトリクロ
ロシラン、トリルトリクロロシラン、キシリルトリクロ
ロシラン、ビフェニルトリクロロシラン、ナフチルトリ
クロロシラン等の塩化物、臭素化物、ヨウ素化物及びフ
ッ素化物が挙げられる。
としては、メチルジクロロシラン、フェニルジクロロシ
ラン、ジメチルジクロロシラン、ジエチルジクロロシラ
ン、ジプロピルジクロロシラン、ジブチルジクロロシラ
ン、ジペンチルジクロロシラン、ジヘキシルジクロロシ
ラン、ジヘプチルジクロロシラン、ジオクチルジクロロ
シラン、ジノニルジクロロシラン、ジデシルジクロロシ
ラン、ジウンデシルジクロロシラン、ジドデシルジクロ
ロシラン、ジトリデシルジクロロシラン、ジテトラデシ
ルジクロロシラン、ジペンタデシルジクロロシラン、ジ
ヘキサデシルジクロロシラン、ジヘプタデシルジクロロ
シラン、ジノナデシルジクロロシラン、ジエイコデシル
ジクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、ジトリル
ジクロロシラン、ジキシリルジクロロシラン、ジビフェ
ニルジクロロシラン、ジナフチルジクロロシラン、メチ
ルフェニルジクロロシラン、メチルトリルジクロロシラ
ン、1,3−ジクロロ−1,1,3,3−テトラメチル
ジシロキサン、1,3−ジクロロ−1,1,3,3−テ
トラフェニルジシロキサン、1,3−ジクロロ−1,3
−ジメチル−1,3−ジフェニルジシロキサン、1,4
−ビス(クロロジメチルシリル)ベンゼン、1,4−ビ
ス(クロロジフェニルシリル)ベンゼン、1,4−ビス
(クロロメチルフェニルシリル)ベンゼン、1,3−ビ
ス(クロロジメチルシリル)ベンゼン、1,3−ビス
(クロロジフェニルシリル)ベンゼン、1,3−ビス
(クロロメチルフェニルシリル)ベンゼン、1,2−ビ
ス(クロロジメチルシリル)ベンゼン、1,2−ビス
(クロロジフェニルシリル)ベンゼン、1,2−ビス
(クロロメチルフェニルシリル)ベンゼン、ビス(クロ
ロジフェニルシリル)アセチレン、ビス(クロロジメチ
ルシリル)アセチレン、ビス(クロロメチルフェニルシ
リル)アセチレン、ビス(クロロジフェニルシリル)ジ
アセチレン、ビス(クロロジメチルシリル)ジアセチレ
ン、ビス(クロロメチルフェニルシリル)ジアセチレ
ン、1,1'-ビス(クロロジメチルシリル)フェロセ
ン、1,1'-ビス(クロロジフェニルシリル)フェロセ
ン、1,1'-ビス(クロロメチルフェニルシリル)フェ
ロセン等の塩化物、臭素化物、ヨウ素化物及びフッ素化
物が挙げられる。
中で行われるのが好ましく、特に好ましい溶媒はテトラ
ヒドロフラン、ヘキサン等である。上記重縮合反応の反
応温度は、−150℃と用いられる溶媒の沸点との間の
温度が好ましく、溶媒としてテトラヒドロフラン又はヘ
キサンを用いる場合は、−80〜50℃が特に好まし
い。
囲気下のいずれでも進行するが、特にアルゴン又は窒素
雰囲気下で行うのが好ましい。また、反応時間は、長く
ても短くても得られるケイ素系高分子化合物の収率が低
下するので、1〜48時間が好ましい。
ては、本発明3と同様な方法が挙げられる。
明4のケイ素系高分子化合物が得らる。
製造方法について説明する。本発明6のケイ素系高分子
化合物の製造方法は、本発明5のケイ素系高分子化合物
の製造方法において添加剤を添加することを特徴とす
る。
リチウム、フッ化リチウム、ヨウ化リチウム等のハロゲ
ン化リチウム;テトラメチルエチレンジアミン、ヘキサ
メチルフォスフォリックトリアミド、ヘキサメチルフォ
スフォラストリアミド等のアミン系多座配位子;12−
クラウン−4(1,4,7,10−テトラオキサシクロ
ドデカン)、15−クラウン−5(1,4,7,10,
13−ペンタオキサシクロペンタデカン)、18−クラ
ウン−6(1,4,7,10,13,16−ヘキサオキ
サシクロオクタデカン)等のクラウンエーテルなどが挙
げられる。
系を十分に活性化することができず、多くなると反応生
成物から除去するのが難しくなるので、ハロゲン化シリ
ル化合物(15)のモル数に対して、0.0001〜10
0倍のモル数が好ましく、より好ましくは0.01〜1
0倍のモル数である。
つ口フラスコに1,1’−ジヨードフェロセン1.0g
(3.2mmol)、フェニルトリエチニルシラン0.
39g(2.1mmol)、ビス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウムジクロライド23mg(0.03mm
ol)、ヨウ化銅(I)61mg(0.32mmol)
及びトリフェニルホスフィン84mg(0.32mmo
l)を供給し、真空ポンプにて脱気して圧力1.3×1
0-5気圧とし、アルゴンを入れて圧力1気圧のアルゴン
雰囲気とした後、トルエン7.5ml及びジイソプロピ
ルアミン7.5mlを入れ、反応温度90℃で16時間
還流しながら攪拌して反応させ固形分を沈殿させた。反
応終了後、反応溶液を濾過し濾過物をテトラヒドロフラ
ン及び水で洗浄した後、減圧乾燥してケイ素系高分子化
合物(不溶成分)0.47g(収率49%)を得た。得
られたケイ素系高分子化合物について、赤外線吸収スペ
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定し
た結果、図1に示すように、2160cm-1にエチニレ
ン基の炭素−炭素三重結合に由来する鋭い吸収と、11
00cm-1付近にシロキサンユニットに由来するブロー
ドな吸収が確認された。以上の結果より、得られたケイ
素系高分子化合物は、一般式(17)及び(18)で表され
る構成単位からなる完全架橋型高分子と同定された。
下ロート付3つ口フラスコに1,1’−ジヨードフェロ
セン1.0g(3.2mmol)、フェニルトリエチニ
ルシラン0.19g(1 .1mmol)、ジフェニルジ
エチニルシラン0.37g(1 .6mmol)、ビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド2
3mg(0.03mmol)、ヨウ化銅(I)61mg
(0.32mmol)及びトリフェニルホスフィン84
mg(0.32mmol)を供給し、真空ポンプにて脱
気して圧力1.3×10-5気圧とし、アルゴンを入れて
圧力1気圧のアルゴン雰囲気とした後、トルエン7.5
ml及びジイソプロピルアミン7.5mlを入れ、反応
温度90℃で16時間還流しながら攪拌して反応させ固
形分を沈殿させた。反応終了後、反応溶液を濾過し濾過
物をテトラヒドロフラン及び水で洗浄した後、減圧乾燥
してケイ素系高分子化合物(不溶成分)0.34g(収
率29%)を得た。さらに、濾液と洗浄液を合わせてテ
トラヒドロフランで抽出し、有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥して、グラスフィルターにて濾過し、得られた濾
液から有機溶媒を減圧留去した後、残存物を再び約5m
lのテトラヒドロフランに溶かし、約80mlのイソプ
ロピルアルコール中に滴下して再沈殿させ、ケイ素系高
分子化合物(可溶成分)0.24g(収率20%)を得
た。
分取ゲルパーミエーションクロマトグラフ(東ソー社製
「GPC−8000」)により、重量平均分子量を測定
した結果、ポリスチレン換算で3000であった。ま
た、ケイ素系高分子化合物(可溶成分)の 1H核磁気共
鳴スペクトルを、日立製作所製「R−9000型、FT
−NMR」で測定した結果、図4に示すように7〜8.
2ppmにシリルフェニルプロンに由来するピークと、
4ppm付近にフェロセンのシクロペンタジニエルプロ
トンに由来するピークの存在が確認され、それらが約1
0:9の積分比であることが認められた。さらに、赤外
線吸収スペクトル(日立製作所製「270−30」)を
測定した結果、図2及び3に示すように、不溶成分、可
溶成分ともに2160cm-1にエチニレン基の炭素−炭
素三重結合に由来する鋭い吸収と、1100cm-1付近
にシロキサンユニットに由来するブロードな吸収が確認
された。以上の結果より、得られたケイ素系高分子化合
物は、一般式(17)、(19)及び(18)で表される構成
単位からなる部分架橋型高分子と同定された。
下ロート付3つ口フラスコに1,1’−ジヨードルテノ
セン1.0g(2.1mmol)、フェニルトリエチニ
ルシラン0.25g(1 .4mmol)、ビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウムジクロライド15mg
(0.02mmol)、ヨウ化銅(I)39mg(0.
21mmol)及びトリフェニルホスフィン54mg
(0.21mmol)を供給し、真空ポンプにて脱気し
て圧力1.3×10-5気圧とし、アルゴンを入れて圧力
1気圧のアルゴン雰囲気とした後、トルエン8ml及び
ジイソプロピルアミン8mlを入れ、反応温度90℃で
24時間還流しながら攪拌して反応させ固形分を沈殿さ
せた。反応終了後、実施例2と同様な操作により、ケイ
素系高分子化合物(不溶成分)0.50g(収率69
%)及びケイ素系高分子化合物(可溶成分)0.09g
(収率13%)を得た。
実施例2と同様にして、重量平均分子量を測定した結
果、ポリスチレン換算で3000であった。また、ケイ
素系高分子化合物(可溶成分)の 1H核磁気共鳴スペク
トルを、日立製作所製「R−9000型、FT−NM
R」で測定した結果、図5に示すように7〜8.2pp
mにシリルフェニルプロンに由来するピークと、4pp
m付近のルテノセンのシクロペンタジニエルプロトンに
由来するピークの存在が確認され、それらが約3:5の
積分比であることが認められた。さらに、赤外線吸収ス
ペクトル(日立製作所製「270−30」)を測定した
結果、図6及び7に示すように、不溶成分、可溶成分と
もに2160cm-1にエチニレン基の炭素−炭素三重結
合に由来する鋭い吸収と、1100cm-1付近にシロキ
サンユニットに由来するブロードな吸収が確認された。
以上の結果より、得られたケイ素系高分子化合物は、一
般式(17)及び(20)で表される構成単位を1:1で含
有する完全架橋型高分子と同定された。
下ロート付3つ口フラスコに1,1’−ジヨードルテノ
セン1.0g(2.1mmol)、フェニルトリエチニ
ルシラン0.12g(0.69mmol)、ジフェニル
ジエチニルシラン0.24g(1.0mmol)、ビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド1
5mg(0.02mmol)、ヨウ化銅(I)39mg
(0.21mmol)及びトリフェニルホスフィン54
mg(0.21mmol)を供給し、真空ポンプにて脱
気して圧力1.3×10-5気圧とし、アルゴンを入れて
圧力1気圧のアルゴン雰囲気とした後、トルエン8ml
及びジイソプロピルアミン8mlを入れ、反応温度90
℃で24時間還流しながら攪拌して反応させ固形分を沈
殿させた。反応終了後、実施例2と同様な操作により、
ケイ素系高分子化合物(不溶成分)0.55g(収率6
6%)及びケイ素系高分子化合物(可溶成分)0.11
g(収率13%)を得た。
実施例2と同様にして、重量平均分子量を測定した結
果、ポリスチレン換算で1000であった。また、ケイ
素系高分子化合物(可溶成分)の 1H核磁気共鳴スペク
トルを、日立製作所製「R−9000型、FT−NM
R」で測定した結果、図8に示すように7〜8.2pp
mにシリルフェニルプロトンに由来するピークと、4p
pm付近のルテノセンのシクロペンタジニエルプロトン
に由来するピークの存在が確認され、それらが約1:1
の積分比であることが認められた。さらに、赤外線吸収
スペクトル(日立製作所製「270−30」)を測定し
た結果、図9及び10に示すように、不溶成分、可溶成分
ともに2160cm-1にエチニレン基の炭素−炭素三重
結合に由来する鋭い吸収と、1100cm-1付近にシロ
キサンユニットに由来するブロードな吸収が確認され
た。以上の結果より、得られたケイ素系高分子化合物
は、一般式(17)、(19)及び(20)で表される構成単位
からなる部分架橋型高分子と同定された。
下ロート付3つ口フラスコに1,1’−ビス(トリメチ
ルシリルエチニル)フェロセン1.0g(2.7mmo
l)を供給し、真空ポンプにて脱気して圧力1.3×1
0-5気圧とし、アルゴンを入れて圧力1気圧のアルゴン
雰囲気とした後、テトラヒドロフラン50mlを入れ、
温度−78℃(例えば、メタノール/ドライアイスバ
ス)に冷却して攪拌しながら、1.4N−メチルリチウ
ム/エーテル溶液3.8ml(5.3mmol)を滴下
し、ゆっくりと25℃に昇温(バスからはずして自然放
置により昇温)した後24時間攪拌を続けた。攪拌終了
後、反応溶液の温度を−78℃に冷却し、メチルトリク
ロロシラン0.21ml(1.8mmol)を加え、ゆ
っくりと25℃に昇温した後24時間攪拌を続けた。反
応溶液を氷水に入れて、テトラヒドロフランで抽出し、
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥して、グラスフィルタ
ーにて濾過し、得られた濾液から有機溶媒を減圧留去
し、残存物を再び約5mlのテトラヒドロフランに溶か
し、約80mlのテトラヒドロフランに溶かし、約80
mlのイソプロピルアルコール中に滴下して再沈殿さ
せ、ケイ素系高分子化合物0.37g(収率54%)を
得た。
実施例2と同様にして、重量平均分子量を測定した結
果、ポリスチレン換算で1000であった。また、ケイ
素系高分子化合物の 1H核磁気共鳴スペクトルを、日立
製作所製「R−9000型、FT−NMR」で測定した
結果、図11に示すように、4ppm付近のフェロセンの
シクロペンタジニエルプロトンに由来するピークと、0
〜1ppmにシリルメチルプロトンに由来するピークの
存在が確認され、それらが約10:3の積分比であるこ
とが認められた。さらに、赤外線吸収スペクトル(日立
製作所製「270−30」)を測定した結果、図12に示
すように、2160cm-1にエチニレン基の炭素−炭素
三重結合に由来する鋭い吸収と、1100cm-1付近に
シロキサンユニットに由来するブロードな吸収が確認さ
れた。以上の結果より、得られたケイ素系高分子化合物
は、一般式(21)及び(22)で表される構成単位を4:5
の割合で含有する完全架橋型高分子と同定された。
えて、フェニルトリクロロシラン0.21mlを使用し
たこと以外は、実施例5と同様にしてケイ素系高分子化
合物0.43g(収率54%)を得た。得られたケイ素
系高分子化合物について、実施例2と同様にして、重量
平均分子量を測定した結果、ポリスチレン換算で210
0であった。また、ケイ素系高分子化合物の 1H核磁気
共鳴スペクトルを、日立製作所製「R−9000型、F
T−NMR」で測定した結果、図13に示すように、4p
pm付近のフェロセンのシクロペンタジニエルプロトン
に由来するピークと、7.2〜8.4ppmにシリルフ
ェニルプロトンに由来するピークの存在が確認され、そ
れらが約2:1の積分比であることが認められた。さら
に、赤外線吸収スペクトル(日立製作所製「270−3
0」)を測定した結果、図14に示すように、2160c
m-1にエチニレン基の炭素−炭素三重結合に由来する鋭
い吸収と、1100cm-1付近にシロキサンユニットに
由来するブロードな吸収が確認された。以上の結果よ
り、得られたケイ素系高分子化合物は、一般式(23)及び
(22)で表される構成単位を4:5の割合で含有する完
全架橋型高分子と同定された。
えて、ジフェニルジクロロシラン0.27ml(1.3
mmol)及びメチルトリクロロシラン0.10ml
(0.88mmol)の混合物を使用したこと以外は、
実施例5と同様にして、ケイ素系高分子化合物0.49
g(収率48%)を得た。得られたケイ素系高分子化合
物について、実施例2と同様にして、重量平均分子量を
測定した結果、ポリスチレン換算で3400であった。
また、ケイ素系高分子化合物の 1H核磁気共鳴スペクト
ルを、日立製作所製「R−9000型、FT−NMR」
で測定した結果、図15に示すように7〜9ppmにシリ
ルフェニルプロトンに由来するピークと、4ppm付近
のフェロセンのシクロペンタジニエルプロトンに由来す
るピークと、0〜1ppmのシリルメチルプロトンに由
来するピークの存在が確認され、それらが約3:7:1
の積分比であることが認められた。さらに、赤外線吸収
スペクトル(日立製作所製「270−30」)を測定し
た結果、図16に示すように、2160cm-1にエチニレ
ン基の炭素−炭素三重結合に由来する鋭い吸収と、11
00cm-1付近にシロキサンユニットに由来するブロー
ドな吸収が確認された。以上の結果より、得られたケイ
素系高分子化合物は、一般式(21)、(24)及び(22)で
表される構成単位を4:5:10の割合で含有する部分
架橋型高分子と同定された。
えて、フェニルトリクロロシラン0.14ml及びジメ
チルジクロロシラン0.16mlの混合物を使用したこ
と以外は、実施例5と同様にして、ケイ素系高分子化合
物0.33g(収率42%)を得た。得られたケイ素系
高分子化合物について、実施例2と同様にして、重量平
均分子量を測定した結果、ポリスチレン換算で4000
であった。また、ケイ素系高分子化合物の 1H核磁気共
鳴スペクトルを、日立製作所製「R−9000型、FT
−NMR」で測定した結果、図17に示すように7.2〜
8.4ppmにシリルフェニルプロトンに由来するピー
クと、4ppm付近のフェロセンのシクロペンタジニエ
ルプロトンに由来するピークと、0〜1ppmのシリル
メチルプロトンに由来するピークの存在が確認され、そ
れらが約5:20:6の積分比であることが認められ
た。さらに、赤外線吸収スペクトル(日立製作所製「2
70−30」)を測定した結果、図18に示すように、2
160cm-1にエチニレン基の炭素−炭素三重結合に由
来する鋭い吸収と、1100cm-1付近にシロキサンユ
ニットに由来するブロードな吸収が確認された。以上の
結果より、得られたケイ素系高分子化合物は、一般式
(23)、(25)及び(22)で表される構成単位を2:2:
5の割合で含有する部分架橋型高分子と同定された。
えて、フェニルトリクロロシラン0.14ml及びジフ
ェニルジクロロシラン0.27mlの混合物を使用した
こと以外は、実施例5と同様にして、ケイ素系高分子化
合物0.77g(収率81%)を得た。得られたケイ素
系高分子化合物について、実施例2と同様にして、重量
平均分子量を測定した結果、ポリスチレン換算で290
0であった。また、ケイ素系高分子化合物の 1H核磁気
共鳴スペクトルを、日立製作所製「R−9000型、F
T−NMR」で測定した結果、図19に示すように7.2
〜8.4ppmにシリルフェニルプロトンに由来するピ
ークと、4ppm付近のフェロセンのシクロペンタジニ
エルプロトンに由来するピークの存在が確認され、それ
らが約5:4の積分比であることが認められた。さら
に、赤外線吸収スペクトル(日立製作所製「270−3
0」)を測定した結果、図20に示すように、2160c
m-1にエチニレン基の炭素−炭素三重結合に由来する鋭
い吸収と、1100cm-1付近にシロキサンユニットに
由来するブロードな吸収が確認された。以上の結果よ
り、得られたケイ素系高分子化合物は、一般式(23)、
(24)及び(22)で表される構成単位を含有する部分架橋
型高分子と同定された。
えて、メチルトリクロロシラン0.10ml及びジメチ
ルジクロロシラン0.16mlの混合物を使用したこと
以外は、実施例5と同様にして、ケイ素系高分子化合物
0.41g(収率56%)を得た。得られたケイ素系高
分子化合物について、実施例2と同様にして、重量平均
分子量を測定した結果、ポリスチレン換算で3800で
あった。また、ケイ素系高分子化合物の 1H核磁気共鳴
スペクトルを、日立製作所製「R−9000型、FT−
NMR」で測定した結果、図21に示すように、4ppm
付近のフェロセンのシクロペンタジニエルプロトンに由
来するピークと、0〜1ppmにシリルメチルプロトン
に由来するピークの存在が確認され、それらが約5:3
の積分比であることが認められた。さらに、赤外線吸収
スペクトル(日立製作所製「270−30」)を測定し
た結果、図22に示すように、2160cm-1にエチニレ
ン基の炭素−炭素三重結合に由来する鋭い吸収と、11
00cm-1付近にシロキサンユニットに由来するブロー
ドな吸収が確認された。以上の結果より、得られたケイ
素系高分子化合物は、一般式(21)、(25)及び(22)で
表される構成単位を含有する部分架橋型高分子と同定さ
れた。
下ロート付3つ口フラスコに1,1’−ビス(トリメチ
ルシリルエチニル)フェロセン1.0g(2.7mmo
l)を供給し、真空ポンプにて脱気して圧力1.3×1
0-5気圧とし、アルゴンを入れて圧力1気圧のアルゴン
雰囲気とした後、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジア
ミン0.80ml及びヘキサン30mlを入れ、室温で
攪拌しながら1.4N−メチルリチウム/エーテル溶液
3.8ml(5.3mmol)を滴下した後20時間攪
拌を続けた。攪拌終了後、メチルトリクロロシラン0.
10ml(0.9mmol)及びジフェニルジクロロシ
ラン0.27ml(1.3mmol)の混合物及びテト
ラヒドロフラン30mlを加えて24時間攪拌を続け
た。次いで、反応液を氷水に入れた後、反応溶液を濾過
し濾物をテトラヒドロフラン及び水で洗浄した後減圧乾
燥して、ケイ素系高分子化合物(不溶成分)0.32g
(収率36%)を得た。さらに、濾液と洗浄液を合わせ
てテトラヒドロフランで抽出し、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥して、グラスフィルターにて濾過し、得られ
た濾液から有機溶媒を減圧留去し、残存物を再び約5m
lのテトラヒドロフランに溶かし、約80mlのイソプ
ロピルアルコール中に滴下して再沈殿させ、ケイ素系高
分子化合物(可溶成分)0.08g(収率9%)を得
た。
分)について、実施例2と同様にして、重量平均分子量
を測定した結果、ポリスチレン換算で2800であっ
た。また、ケイ素系高分子化合物(可溶成分)の 1H核
磁気共鳴スペクトルを、日立製作所製「R−9000
型、FT−NMR」で測定した結果、7〜9ppmにシ
リルフェニルプロトンに由来するピークと、4ppm付
近のフェロセンのシクロペンタジニエルプロトンに由来
するピークと、0〜1ppmにシリルメチルに由来する
ピークの存在が確認され、それらが約10:16:3の
積分比であることが認められた。さらに、赤外線吸収ス
ペクトル(日立製作所製「270−30」)を測定した
結果、2160cm-1にエチニレン基の炭素−炭素三重
結合に由来する鋭い吸収と、1100cm-1付近にシロ
キサンユニットに由来するブロードな吸収が確認され
た。以上の結果より、得られたケイ素系高分子化合物
は、一般式(21)、(24)及び(22)で表される構成単位
を、1:1:2の割合で含有する部分架橋型高分子と同
定された。
を1.01g、ジフェニルジエチニルシランを0.58
g、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロ
ライドを17mg、ヨウ化銅(I)を66mg及びトリ
フェニルホスフィンを66mg使用し、フェニルトリエ
チニルシランを全く使用しなかったこと以外は、実施例
2と同様にして、ケイ素系高分子化合物0.45g(収
率43%)を得た。
を0.73g、ジフェニルジエチニルシランを0.35
g、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロ
ライドを11mg、ヨウ化銅(I)を29mg及びトリ
フェニルホスフィンを39mg使用し、重縮合反応に溶
媒としてジイソプロピルアミン及びトルエンをそれぞれ
4.5ml使用し、フェニルトリエチニルシランを全く
使用しなかったこと以外は、実施例2と同様にして、ケ
イ素系高分子化合物0.04g(収率6%)を得た。
えて、ジフェニルジクロロシラン0.54gを使用した
こと以外は、実施例5と同様にして、ケイ素系高分子化
合物0.84g(収率77%)を得た。
えて、ジメチルジクロロシラン0.32gを使用したこ
と以外は、実施例5と同様にして、ケイ素系高分子化合
物0.06g(収率8%)を得た。
について、熱重量分析(セイコー社製「SSC520
0」)により、10℃/分の昇温速度で30℃から80
0℃まで昇温し、初期重量に対して5重量%及び10重
量%減少したときの温度(以下、T5 及びT10と記す)
ならびに800℃における重量残存率(%)(以下、W
800 と記す)を測定して、表1及び2に示した。
は、上述の通りであるから、耐熱性に優れており、航空
宇宙材料、建築材料等に好適に用いられる。
外線吸収スペクトル図である。
溶成分)の赤外線吸収スペクトル図である。
溶成分)の赤外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
溶成分)の赤外線吸収スペクトル図である。
溶成分)の赤外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
溶成分)の赤外線吸収スペクトル図である。
溶成分)の赤外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
外線吸収スペクトル図である。
H核磁気共鳴スペクトル図である。
外線吸収スペクトル図である。
Claims (6)
- 【請求項1】一般式(1)及び(2)で表されるケイ素
化合物単位、一般式(3)で表されるアセチレン単位な
らびに一般式(4)で表されるメタロセン単位を含有
し、かつ重量平均分子量が500以上であることを特徴
とするケイ素系高分子化合物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 (式中、R1 は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又は炭素数6〜12のアリール基を示し、同一であって
も異なっていてもよい。Q1 は水素原子、炭素数1〜2
0のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基又はR1 3
Siで表されるシリル基を示し、同一であっても異なっ
ていてもよい。Y1 は酸素原子、芳香族環、アセチレン
基又は有機金属化合物を示し、M1 はFe又はRuを示
し、aは0〜10の整数を示す) - 【請求項2】一般式(5)で表される構成単位及び一般
式(6)で表される構成単位を含有することを特徴とす
る請求項1記載のケイ素系高分子化合物。 【化5】 【化6】 (式中、R11は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又は炭素数6〜12のアリール基を示し、同一であって
も異なっていてもよい。Q2 は水素原子、炭素数1〜2
0のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基又はR11
3 Siで表されるシリル基を示し、同一であっても異な
っていてもよい。Y2 は酸素原子、芳香族環、アセチレ
ン基又は有機金属化合物を示し、M2 はFe又はRuを
示し、bは1以上の整数を示し、cは0〜10の整数を
示し、dは0以上の整数を示す) - 【請求項3】一般式(7)で表されるトリエチニルシリ
ル化合物と一般式(8)で表されるジエチニルシリル化
合物との混合物及び一般式(9)で表されるジハロゲン
化メタロセンを遷移金属触媒の存在下で重縮合反応する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のケイ素系
高分子化合物の製造方法。 【化7】 【化8】 【化9】 (式中、R21は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又は炭素数6〜12のアリール基を示し、同一であって
も異なっていてもよい。Q3 は水素原子、炭素数1〜2
0のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基又はR21
3 Siで表されるシリル基を示し、同一であっても異な
っていてもよい。Y3 は酸素原子、芳香環、アセチレン
基又は有機金属化合物を示し、M3 はFe又はRuを示
し、X1 はF、Cl、Br又はIを示す。eは0〜10
の整数を示す) - 【請求項4】一般式(10)で表される構成単位と一般式
(11)で表される構成単位よりなる請求項1記載のケイ
素系高分子化合物。 【化10】 【化11】 (式中、R31は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又は炭素数6〜12のアリール基を示し、同一であって
も異なっていてもよい。Q4 は水素原子、炭素数1〜2
0のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基又はR31
3 Siで表されるシリル基を示し、同一であっても異な
っていてもよい。Y4 は酸素原子、芳香環、アセチレン
基又は有機金属化合物を示し、M4 はFe又はRuを示
す。fは1以上の整数を示し、gは0〜10の整数を示
し、hは0以上の整数を示す) - 【請求項5】一般式(12)で表される1,1'-ビス(ト
リメチルシリルエチニル)メタロセン誘導体と一般式
(13)で表されるリチオ化剤を反応させた後、得られた
反応生成物を一般式(14)及び(15) で表されるハロゲ
ン化シリル化合物と重縮合反応することを特徴とするな
る請求項1及び請求項4記載のケイ素系高分子化合物の
製造方法。 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 (式中、R41は炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数
6〜12のアリール基を示す。R42は、水素原子、炭素
数1〜20のアルキル基又は炭素数6〜12のアリール
基を示し、同一であっても 異なっていてもよい。Q5
は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜
12のアリール基又はR42 3 Siで表されるシリル基を
示し、同一であっても異なっていてもよい。Y5 は酸素
原子、芳香環、アセチレン基又は有機金属化合物を示
し、M5 はFe又はRuを示し、X2はF、Cl、Br
又はIを示す。iは0〜10の整数を示す) - 【請求項6】重縮合反応を行う際に、ハロゲン化リチウ
ム、アミン系の多座配位子及びクラウンエーテルのうち
少なくとも1種の添加剤を添加することを特徴とするな
る請求項5記載のケイ素系高分子化合物の製造方法。
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WO2002038653A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | Commissariat A L'energie Atomique | Poly (ethynylene phenylene ethynylene polysiloxene (silylene)) et leurs procedes de preparation |
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