JPH0776554B2 - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
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- JPH0776554B2 JPH0776554B2 JP62228330A JP22833087A JPH0776554B2 JP H0776554 B2 JPH0776554 B2 JP H0776554B2 JP 62228330 A JP62228330 A JP 62228330A JP 22833087 A JP22833087 A JP 22833087A JP H0776554 B2 JPH0776554 B2 JP H0776554B2
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- oil
- oil supply
- hollow portion
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、空気調和機などに使用される圧縮機
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
従来、この種技術に関連し、特開昭61-187591号公報が
提案されている。この提案においては、中空状の回転軸
の軸心部と潤滑面との間が回転軸の軸線と直角方向に開
口された3個の給油口によって連通されていた。そし
て、この回転軸が回転駆動されると、軸心部の中空部内
の油面が放物線状に内周面側が盛り上がり、その先端が
給油口に達したときに、給油口を通しクランクの潤滑面
やシリンダ上部の主軸受内周に形成されたらせん状油溝
に給油するように構成されていた。従って、圧縮機回転
数が低下したりその他の理由によって回転軸の軸心部の
中空部の油面が低下した場合には放物線状の油面が給油
口に達しないことがある。この場合は、それぞれの潤滑
部に潤滑油の供給ができなくなり、摩擦損失が増加しこ
れがため軸受の焼付きが生じると云う問題があった。
提案されている。この提案においては、中空状の回転軸
の軸心部と潤滑面との間が回転軸の軸線と直角方向に開
口された3個の給油口によって連通されていた。そし
て、この回転軸が回転駆動されると、軸心部の中空部内
の油面が放物線状に内周面側が盛り上がり、その先端が
給油口に達したときに、給油口を通しクランクの潤滑面
やシリンダ上部の主軸受内周に形成されたらせん状油溝
に給油するように構成されていた。従って、圧縮機回転
数が低下したりその他の理由によって回転軸の軸心部の
中空部の油面が低下した場合には放物線状の油面が給油
口に達しないことがある。この場合は、それぞれの潤滑
部に潤滑油の供給ができなくなり、摩擦損失が増加しこ
れがため軸受の焼付きが生じると云う問題があった。
上記従来技術においては給油口が水平状位置のためこの
給油口を通して、この給油口の高さまで油面が達しなけ
れば潤滑部へ潤滑油を供給できず、従って、給油が不可
能であり、給油口を外周側が高く軸心部の中空部側を低
く傾斜させ遠心力を利用し低い油面で給油できるように
することについての配慮がなされず軸心部の油面が低下
した場合主軸受に対し給油ができないと云う問題点を有
していた。
給油口を通して、この給油口の高さまで油面が達しなけ
れば潤滑部へ潤滑油を供給できず、従って、給油が不可
能であり、給油口を外周側が高く軸心部の中空部側を低
く傾斜させ遠心力を利用し低い油面で給油できるように
することについての配慮がなされず軸心部の油面が低下
した場合主軸受に対し給油ができないと云う問題点を有
していた。
本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり、回転数
低下時などによる油面が低下した場合にも主軸受に給油
ができる圧縮機を提供することを目的としたものであ
る。
低下時などによる油面が低下した場合にも主軸受に給油
ができる圧縮機を提供することを目的としたものであ
る。
上記目的を達成するために、本発明の圧縮機は、潤滑油
溜めを兼ねた密閉容器内に、ステータ及びロータからな
る電動機と、該電動機の下部に配設され上記ロータに固
定されクランクを有すると共に軸心部に中空部を形成さ
れた回転軸と、上記クランクを遊嵌しシリンダ内で回転
駆動されるローラと、該ローラの外周にばねにより上記
ローラ側に押圧されて上記シリンダに設けられたベーン
摺動用溝内を往復運動して上記シリンダ内吸入室及び圧
縮室を形成するベーンと、上記シリンダ側壁を兼ねると
共に主軸受、副軸受を支持する上端板、下端板及び上記
主軸受の上記回転軸遊嵌面に該回転軸の回転方向へ漸次
高くなるように斜めに形成されたらせん状油溝を有する
圧縮要素と、上記回転軸の下端に配設され上記軸心部の
上記中空部に上記潤滑油を供給する給油ポンプとを設け
た圧縮機において、上記中空部と該クランク外周との間
を連通する給油路を該給油路の中空部側の開口位置を上
記クランクの下端側に低く、外周部開口位置を高く傾斜
させて設けると共に、上記中空部を上記主軸受の上記ら
せん状油溝に連通させる給油溝を上記クランクに設けた
ことを特徴とするものである。
溜めを兼ねた密閉容器内に、ステータ及びロータからな
る電動機と、該電動機の下部に配設され上記ロータに固
定されクランクを有すると共に軸心部に中空部を形成さ
れた回転軸と、上記クランクを遊嵌しシリンダ内で回転
駆動されるローラと、該ローラの外周にばねにより上記
ローラ側に押圧されて上記シリンダに設けられたベーン
摺動用溝内を往復運動して上記シリンダ内吸入室及び圧
縮室を形成するベーンと、上記シリンダ側壁を兼ねると
共に主軸受、副軸受を支持する上端板、下端板及び上記
主軸受の上記回転軸遊嵌面に該回転軸の回転方向へ漸次
高くなるように斜めに形成されたらせん状油溝を有する
圧縮要素と、上記回転軸の下端に配設され上記軸心部の
上記中空部に上記潤滑油を供給する給油ポンプとを設け
た圧縮機において、上記中空部と該クランク外周との間
を連通する給油路を該給油路の中空部側の開口位置を上
記クランクの下端側に低く、外周部開口位置を高く傾斜
させて設けると共に、上記中空部を上記主軸受の上記ら
せん状油溝に連通させる給油溝を上記クランクに設けた
ことを特徴とするものである。
後述の実施例の説明中にも記載されているように、回転
軸5の一部に一体に偏心し形成されたクランク4には、
それぞれ回転軸5の軸心部17の中空部側の開口位置が低
く外周の開口側位置が高いように傾斜し給油路18,33が
形成されている。そして、給油路18はクランク4の偏心
側に対し反対側、即ち、偏心側と180度異なる位置に、
クランク4外周に形成されたスリット状油溝21と上記中
空部との間に形成されている。また給油路33は、クラン
ク4の偏心側外周に形成され上端板7に対向する回転軸
5の外周に形成されたシャフト円環溝25に連通するクラ
ンク油溜34との間に形成されている。そして、給油路1
8,33の中空部側開口が油面12より下部で開口している状
態で回転軸5が回転駆動されると、給油路18,33内の潤
滑油20は遠心力によってヘッドが高められ、主軸受9部
分のシャフト円環溝25に案内されここから、らせん状油
溝23によって主軸受9の上端まで案内される。尚、給油
路18,33においては、給油路33の方が給油18よりも長
く、クランク4によって付加される遠心力が大きいので
ヘッドがより高められる。従って、回転軸5の回転数低
下による油面12が低下した場合にも主軸受9に対する給
油がよりできる。
軸5の一部に一体に偏心し形成されたクランク4には、
それぞれ回転軸5の軸心部17の中空部側の開口位置が低
く外周の開口側位置が高いように傾斜し給油路18,33が
形成されている。そして、給油路18はクランク4の偏心
側に対し反対側、即ち、偏心側と180度異なる位置に、
クランク4外周に形成されたスリット状油溝21と上記中
空部との間に形成されている。また給油路33は、クラン
ク4の偏心側外周に形成され上端板7に対向する回転軸
5の外周に形成されたシャフト円環溝25に連通するクラ
ンク油溜34との間に形成されている。そして、給油路1
8,33の中空部側開口が油面12より下部で開口している状
態で回転軸5が回転駆動されると、給油路18,33内の潤
滑油20は遠心力によってヘッドが高められ、主軸受9部
分のシャフト円環溝25に案内されここから、らせん状油
溝23によって主軸受9の上端まで案内される。尚、給油
路18,33においては、給油路33の方が給油18よりも長
く、クランク4によって付加される遠心力が大きいので
ヘッドがより高められる。従って、回転軸5の回転数低
下による油面12が低下した場合にも主軸受9に対する給
油がよりできる。
以下本発明の圧縮機を実施例を用い第1図および第2図
により説明する。第1図は縦断面図、第2図は第1図の
圧縮要素部分の詳細図である。図において、1は圧縮機
のシリンダ、2はベーンであり、先端がローラ3の外周
に接触し、後方からばね6によって押されローラ3の回
転に従って往復動し、シリンダ1内を圧縮室と吸込室と
に仕切るようになっている。4は回転軸5と一体回転す
るクランクでシリンダ1内でローラ3を回転駆動するよ
うになっている。回転軸5はシリンダ1の上下端に取り
付けられた上端板7、下端板8に支持される主軸受9、
副軸受10によって回動自在に支持されている。11は圧縮
要素、12は回転軸5の中空部内の油面、13はロータ、14
は吐出弁、15は吐出弁14のストッパの役割りを果すリテ
ーナ、16は下端板8とによってサイレンサ35を形成する
カバー、17は回転軸5の軸心部、18は軸心部17とクラン
ク4の偏心側と反対側の外周に形成されたスリット状油
溝21とを連通する給油路で軸心部17側の開口側が低くな
るように、回転軸5に傾斜し開口形成されている。
により説明する。第1図は縦断面図、第2図は第1図の
圧縮要素部分の詳細図である。図において、1は圧縮機
のシリンダ、2はベーンであり、先端がローラ3の外周
に接触し、後方からばね6によって押されローラ3の回
転に従って往復動し、シリンダ1内を圧縮室と吸込室と
に仕切るようになっている。4は回転軸5と一体回転す
るクランクでシリンダ1内でローラ3を回転駆動するよ
うになっている。回転軸5はシリンダ1の上下端に取り
付けられた上端板7、下端板8に支持される主軸受9、
副軸受10によって回動自在に支持されている。11は圧縮
要素、12は回転軸5の中空部内の油面、13はロータ、14
は吐出弁、15は吐出弁14のストッパの役割りを果すリテ
ーナ、16は下端板8とによってサイレンサ35を形成する
カバー、17は回転軸5の軸心部、18は軸心部17とクラン
ク4の偏心側と反対側の外周に形成されたスリット状油
溝21とを連通する給油路で軸心部17側の開口側が低くな
るように、回転軸5に傾斜し開口形成されている。
また、19は回転軸5に装着された給油ポンプで回転軸5
の下端部中央に小口径の吸込口22を有しており、20は潤
滑油である。そして、スリット状油溝21はクランク4の
その偏心方向と反対側に設けられている。23は、主軸受
9の内側に穿設され回転軸5の回転方向へ漸次高くなる
ように形成され、回転軸5の回転に伴って潤滑油20を上
方へ導くことができるらせん状油溝、24は、下端板8の
副軸受10の内側に穿設され回転軸5の回転方向へ漸次低
くなるように形成され、回転軸5の回転にともなって潤
滑油20を下方へ導くことができるらせん状溝である。2
5,26は回転軸5のクランク4の近傍上下に設けられたシ
ャフト円環溝、27は密閉容器、28は回転軸5の軸心部17
とシャフト円環溝25とを連通する油供給穴、29は回転軸
5の軸心部17とシャフト円環溝26とを連通する油供給穴
である。30は電動機、31はステータ、32は密閉容器27内
の油面、36は密閉容器37に取り付けられた吐出ガスパイ
プ、37は吐出ガス通路である。
の下端部中央に小口径の吸込口22を有しており、20は潤
滑油である。そして、スリット状油溝21はクランク4の
その偏心方向と反対側に設けられている。23は、主軸受
9の内側に穿設され回転軸5の回転方向へ漸次高くなる
ように形成され、回転軸5の回転に伴って潤滑油20を上
方へ導くことができるらせん状油溝、24は、下端板8の
副軸受10の内側に穿設され回転軸5の回転方向へ漸次低
くなるように形成され、回転軸5の回転にともなって潤
滑油20を下方へ導くことができるらせん状溝である。2
5,26は回転軸5のクランク4の近傍上下に設けられたシ
ャフト円環溝、27は密閉容器、28は回転軸5の軸心部17
とシャフト円環溝25とを連通する油供給穴、29は回転軸
5の軸心部17とシャフト円環溝26とを連通する油供給穴
である。30は電動機、31はステータ、32は密閉容器27内
の油面、36は密閉容器37に取り付けられた吐出ガスパイ
プ、37は吐出ガス通路である。
そして、圧縮機は、潤滑油20を溜める油溜めを兼ねた密
閉容器27内に、ステータ31、ロータ13からなる電動機30
と、圧縮要素11と、回転軸5の回転によって駆動される
給油ポンプ19とを、上から下へ順次配設し形成されてい
る。給油路18は上記のように回転軸5の軸心部17の中空
部と、クランク4の偏心部に対し反対側位置のスリット
状油溝21との間に軸心部17側が低くなるように設けられ
ている。上記圧縮要素11は、クランク4を有しロータ13
に対し一体回転する回転軸5と、ベーン2の摺動用溝を
有するシリンダ1と、クランク4に嵌合されシリンダ1
の内周に沿って摺動回転するローラ3と、ローラ3に当
接しながらシリンダ1の溝内を摺動するベーン2と、回
転軸5の軸受及びシリンダ側壁を兼ねた上下端板7,8に
よって構成されている。
閉容器27内に、ステータ31、ロータ13からなる電動機30
と、圧縮要素11と、回転軸5の回転によって駆動される
給油ポンプ19とを、上から下へ順次配設し形成されてい
る。給油路18は上記のように回転軸5の軸心部17の中空
部と、クランク4の偏心部に対し反対側位置のスリット
状油溝21との間に軸心部17側が低くなるように設けられ
ている。上記圧縮要素11は、クランク4を有しロータ13
に対し一体回転する回転軸5と、ベーン2の摺動用溝を
有するシリンダ1と、クランク4に嵌合されシリンダ1
の内周に沿って摺動回転するローラ3と、ローラ3に当
接しながらシリンダ1の溝内を摺動するベーン2と、回
転軸5の軸受及びシリンダ側壁を兼ねた上下端板7,8に
よって構成されている。
上記の構造において、電動機30を運転すると、ロータ13
に固定された回転軸5と共にクランク4によってローラ
3がシリンダ1内を偏心し自転、公転回転駆動される。
そして、ローラ3の外周に先端部が摺動接触し往復運動
するベーン2によって仕切られた圧縮室の容積変化によ
って冷媒を圧縮する。圧縮された冷媒ガスは、吐出弁14
からサイレンサ35内へ吐出され、ここから吐出ガス通路
37を通り密閉容器27内へ放出された後、吐出ガスパイプ
36から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
に固定された回転軸5と共にクランク4によってローラ
3がシリンダ1内を偏心し自転、公転回転駆動される。
そして、ローラ3の外周に先端部が摺動接触し往復運動
するベーン2によって仕切られた圧縮室の容積変化によ
って冷媒を圧縮する。圧縮された冷媒ガスは、吐出弁14
からサイレンサ35内へ吐出され、ここから吐出ガス通路
37を通り密閉容器27内へ放出された後、吐出ガスパイプ
36から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
一方、潤滑油20にあっては、回転軸5と共に回転する給
油ポンプ19によって吸込口22から吸い込まれた油は、軸
心部35の中空部にあって放物線形状の油面12を形成す
る。油面12の高さが十分で、かつ、回転軸5の回転速度
が十分であれば、油面12の先端は給油路18の軸心部18,1
7の開口部以上に達する。潤滑油20は、給油路18、スリ
ット状油溝1及びシャフト円環溝25を通り主軸受9内部
のらせん油溝23の下端に導かれ、ここから主軸受9を潤
滑し、あるいはらせん油溝23内を流れ上端から流出す
る。また、潤滑油20は、油供給穴29によってシャフト円
環溝26内を通り、副軸受10内部のらせん状油溝24の上端
に導かれ、ここから副軸受10内を潤滑し、あるいはらせ
ん油溝24内を流れ下端から流出する。さらに、潤滑油20
は給油路18によってクランク4のスリット状油溝21に供
給されることによりクランク4及びローラ3間の潤滑を
行なう。
油ポンプ19によって吸込口22から吸い込まれた油は、軸
心部35の中空部にあって放物線形状の油面12を形成す
る。油面12の高さが十分で、かつ、回転軸5の回転速度
が十分であれば、油面12の先端は給油路18の軸心部18,1
7の開口部以上に達する。潤滑油20は、給油路18、スリ
ット状油溝1及びシャフト円環溝25を通り主軸受9内部
のらせん油溝23の下端に導かれ、ここから主軸受9を潤
滑し、あるいはらせん油溝23内を流れ上端から流出す
る。また、潤滑油20は、油供給穴29によってシャフト円
環溝26内を通り、副軸受10内部のらせん状油溝24の上端
に導かれ、ここから副軸受10内を潤滑し、あるいはらせ
ん油溝24内を流れ下端から流出する。さらに、潤滑油20
は給油路18によってクランク4のスリット状油溝21に供
給されることによりクランク4及びローラ3間の潤滑を
行なう。
次に、給油可能な油面12の最小油面高さについて説明す
る。回転軸5が低速回転される場合、またはその他の理
由により油面32が低下すると同時に軸心部17の中空部内
における油面12の先端の高さも低下する。そして、クラ
ンク4に形成された給油路18の軸心部17側の開口部と油
面12の放物線形状の上端部が一致した位置が最小油面高
さである。このとき、油面12から給油路18に供給された
潤滑油20は給油路18で遠心力が加わりクランク4のスリ
ット状油溝21を通り、クランク4上端面と上端板7との
間の隙間を通りシャフト円環溝25へ供給される。ここか
ら、上記したようにらせん状油溝23によって主軸受9へ
潤滑油20の供給を行なう。従って、油面12が低下した場
合であっても給油路18の軸心部17側の下端部が油面12以
下で油中に連通している限り円滑に主軸受9部分に対し
給油ができる。
る。回転軸5が低速回転される場合、またはその他の理
由により油面32が低下すると同時に軸心部17の中空部内
における油面12の先端の高さも低下する。そして、クラ
ンク4に形成された給油路18の軸心部17側の開口部と油
面12の放物線形状の上端部が一致した位置が最小油面高
さである。このとき、油面12から給油路18に供給された
潤滑油20は給油路18で遠心力が加わりクランク4のスリ
ット状油溝21を通り、クランク4上端面と上端板7との
間の隙間を通りシャフト円環溝25へ供給される。ここか
ら、上記したようにらせん状油溝23によって主軸受9へ
潤滑油20の供給を行なう。従って、油面12が低下した場
合であっても給油路18の軸心部17側の下端部が油面12以
下で油中に連通している限り円滑に主軸受9部分に対し
給油ができる。
このように本実施例の圧縮機は、回転軸の軸心部の中空
部側を低くして回転軸の外周方向側へ漸次高くなるよう
に斜めに、中空部と、クランク及びローラ間に形成され
るスリット状油溝とを連通させるように給油路が設けら
れ、給油ポンプにより上記中空部に給油された潤滑油
が、該給油路を経て該スリット状油溝から上端板に対向
する回転軸に形成されるシャフト円環溝を経て主軸受の
内周に形成されたらせん状油溝へ送り給油するように構
成されている。従って、回転軸の回転数低下もしくはそ
の他の理由により、軸心部の中空部の油面が低下しても
給油路が油面以下に連通している限り主軸受を潤滑でき
る。従って、回転軸の給油可能な回転数範囲を低速域に
拡大できる。
部側を低くして回転軸の外周方向側へ漸次高くなるよう
に斜めに、中空部と、クランク及びローラ間に形成され
るスリット状油溝とを連通させるように給油路が設けら
れ、給油ポンプにより上記中空部に給油された潤滑油
が、該給油路を経て該スリット状油溝から上端板に対向
する回転軸に形成されるシャフト円環溝を経て主軸受の
内周に形成されたらせん状油溝へ送り給油するように構
成されている。従って、回転軸の回転数低下もしくはそ
の他の理由により、軸心部の中空部の油面が低下しても
給油路が油面以下に連通している限り主軸受を潤滑でき
る。従って、回転軸の給油可能な回転数範囲を低速域に
拡大できる。
第3図,第4図は他の実施例を示し、第3図は縦断面
図、第4図は第3図のA−A矢視断面図である。本実施
例の上記実施例と異なるところは、上記実施例は、給油
路18をクランク4の偏心側と180度異なる反対側に設け
ているのに対し、本実施例はクランク4の偏心側に設け
ている点である。そして、圧縮要素11の動作は上記実施
例と全く同様である。潤滑油20の流れにおいて、油面1
2,32が充分に高い場合には、軸心部17から油供給穴28,2
9を通り主軸受9,副軸受10へそれぞれ供給され上記実施
例と同様に潤滑される。そして、クランク4には、上記
実施例の給油路18に該当するクランク4の偏心側に軸心
部17側の開口部が低位置に斜めに形成された給油路33が
開口形成され、クランク油溜34へ供給されるようになっ
ている。
図、第4図は第3図のA−A矢視断面図である。本実施
例の上記実施例と異なるところは、上記実施例は、給油
路18をクランク4の偏心側と180度異なる反対側に設け
ているのに対し、本実施例はクランク4の偏心側に設け
ている点である。そして、圧縮要素11の動作は上記実施
例と全く同様である。潤滑油20の流れにおいて、油面1
2,32が充分に高い場合には、軸心部17から油供給穴28,2
9を通り主軸受9,副軸受10へそれぞれ供給され上記実施
例と同様に潤滑される。そして、クランク4には、上記
実施例の給油路18に該当するクランク4の偏心側に軸心
部17側の開口部が低位置に斜めに形成された給油路33が
開口形成され、クランク油溜34へ供給されるようになっ
ている。
次に、低速回転運転される場合は、油面32,12が低下
し、給油路33の軸心部17側の開口部と油面12とが一致し
た場合が最小油面高さであり、給油路33に供給された潤
滑油20は給油路33における遠心力によりクランク油溜34
に供給される。クランク油溜34の潤滑油20はクランク4
を潤滑すると共に、クランク4の上端に形成される隙間
を通りシャフト円環溝25、らせん状油溝23を経て主軸受
9へ供給される。そして、給油路33がクランク4の偏心
方向へ形成されているので軸心部17からクランク油溜34
までの半径方向距離が給油路18の半径方向距離より長く
給油路33内で与えられる遠心力が上記実施例よりも大き
いので、クランク油溜34への供給圧力を高くできる。こ
のため、さらに、低速域における給油可能回転数範囲を
より拡大でき、この拡大できた分は本実施例の利点であ
る他上記実施例と同様の作用効果を有する。
し、給油路33の軸心部17側の開口部と油面12とが一致し
た場合が最小油面高さであり、給油路33に供給された潤
滑油20は給油路33における遠心力によりクランク油溜34
に供給される。クランク油溜34の潤滑油20はクランク4
を潤滑すると共に、クランク4の上端に形成される隙間
を通りシャフト円環溝25、らせん状油溝23を経て主軸受
9へ供給される。そして、給油路33がクランク4の偏心
方向へ形成されているので軸心部17からクランク油溜34
までの半径方向距離が給油路18の半径方向距離より長く
給油路33内で与えられる遠心力が上記実施例よりも大き
いので、クランク油溜34への供給圧力を高くできる。こ
のため、さらに、低速域における給油可能回転数範囲を
より拡大でき、この拡大できた分は本実施例の利点であ
る他上記実施例と同様の作用効果を有する。
尚、本実施例の給油路33により主軸受9に給油し、クラ
ンク4に対する給油を従来と同様に水平状の給油路を設
けて行なってもよい。
ンク4に対する給油を従来と同様に水平状の給油路を設
けて行なってもよい。
上記のとおり、本発明によれば、回転軸の回転数低下時
などによる油面が低下した場合にも上記中空部と該クラ
ンク外周との間を連通する給油路を該給油路の中空部側
の開口位置を上記クランクの下端側に低く、外周部開口
位置を高く傾斜させて設けているので、主軸受に給油す
ることができる。
などによる油面が低下した場合にも上記中空部と該クラ
ンク外周との間を連通する給油路を該給油路の中空部側
の開口位置を上記クランクの下端側に低く、外周部開口
位置を高く傾斜させて設けているので、主軸受に給油す
ることができる。
第1図は本発明の圧縮機の実施例の縦断面図、第2図は
第1図の圧縮要素部分の詳細図、第3図は本発明の圧縮
機の他の実施例の縦断面図、第4図は第3図のA−A矢
視断面図である。 1……シリンダ 2……ベーン 3……ローラ 4……クランク 5……回転軸 6……ばね 7……上端板 8……下端板 9……主軸受 10……副軸受 11……圧縮要素 13……ロータ 17……軸心部 18,33……給油路 19……給油ポンプ 21……スリット状油溝 23……らせん状油溝 27……密閉容器 30……電動機 31……ステータ 34……クランク油溜
第1図の圧縮要素部分の詳細図、第3図は本発明の圧縮
機の他の実施例の縦断面図、第4図は第3図のA−A矢
視断面図である。 1……シリンダ 2……ベーン 3……ローラ 4……クランク 5……回転軸 6……ばね 7……上端板 8……下端板 9……主軸受 10……副軸受 11……圧縮要素 13……ロータ 17……軸心部 18,33……給油路 19……給油ポンプ 21……スリット状油溝 23……らせん状油溝 27……密閉容器 30……電動機 31……ステータ 34……クランク油溜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 伸 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 畠 裕章 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 坂爪 秋郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】潤滑油溜めを兼ねた密閉容器内に、ステー
タ及びロータからなる電動機と、該電動機の下部に配設
され上記ロータに固定されクランクを有すると共に軸心
部に中空部を形成された回転軸と、上記クランクを遊嵌
しシリンダ内で回転駆動されるローラと、該ローラの外
周にばねにより上記ローラ側に押圧されて上記シリンダ
に設けられたベーン摺動用溝内を往復運動して上記シリ
ンダ内吸入室及び圧縮室を形成するベーンと、上記シリ
ンダ側壁を兼ねると共に主軸受、副軸受を支持する上端
板、下端板及び上記主軸受の上記回転軸遊嵌面に該回転
軸の回転方向へ漸次高くなるように斜めに形成されたら
せん状油溝を有する圧縮要素と、上記回転軸の下端に配
設され上記軸心部の上記中空部に上記潤滑油を供給する
給油ポンプとを設けた圧縮機において、上記中空部と該
クランク外周との間を連通する給油路を該給油路の中空
部側の開口位置を上記クランクの下端側に低く、外周部
開口位置を高く傾斜させて設けると共に、上記中空部を
上記主軸受の上記らせん状油溝に連通させる給油溝を上
記クランクに設けたことを特徴とする圧縮機。 - 【請求項2】上記給油路が、上記クランクの偏心方向に
対し反対側の該クランク外周部に設けられたスリット状
油溝と、上記中空部とを連通するように形成されている
特許請求の範囲第1項記載の圧縮機。 - 【請求項3】上記給油路が、上記クランクの偏心方向の
上記クランク外周部のクランク油溜と、上記中空部とを
連通するように形成されている特許請求の範囲第1項記
載の圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62228330A JPH0776554B2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62228330A JPH0776554B2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6473191A JPS6473191A (en) | 1989-03-17 |
| JPH0776554B2 true JPH0776554B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=16874764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62228330A Expired - Fee Related JPH0776554B2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776554B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5586876A (en) * | 1995-11-03 | 1996-12-24 | Carrier Corporation | Rotary compressor having oil pumped through a vertical drive shaft |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514672Y2 (ja) * | 1971-07-23 | 1976-02-09 | ||
| JPS5688988A (en) * | 1979-12-19 | 1981-07-18 | Hitachi Ltd | Rotary compressor |
| JPS6278389U (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-19 |
-
1987
- 1987-09-14 JP JP62228330A patent/JPH0776554B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6473191A (en) | 1989-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |