JPH0776542A - 液晶性化合物、これを含む液晶組成物、それを有する液晶素子、それらを用いた表示方法および表示装置 - Google Patents

液晶性化合物、これを含む液晶組成物、それを有する液晶素子、それらを用いた表示方法および表示装置

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JPH0776542A
JPH0776542A JP24357693A JP24357693A JPH0776542A JP H0776542 A JPH0776542 A JP H0776542A JP 24357693 A JP24357693 A JP 24357693A JP 24357693 A JP24357693 A JP 24357693A JP H0776542 A JPH0776542 A JP H0776542A
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liquid crystal
general formula
chemical
crystal compound
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JP24357693A
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Takashi Iwaki
孝志 岩城
Takao Takiguchi
隆雄 滝口
Gouji Tokanou
剛司 門叶
Yoko Yamada
容子 山田
Shinichi Nakamura
真一 中村
Ikuo Nakazawa
郁郎 中澤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 応答速度が速く、その応答速度の温度依存性
を軽減させるのに効果的な液晶性化合物、これを含む液
晶組成物、及び該液晶組成物を使用する液晶素子並びに
それらを用いた表示方法及び表示装置を提供する。 【構成】 下記一般式(I) R−A−X−A−O−A−R (I) (式中、R,Rは、炭素原子数1〜18の直鎖状ま
たは分岐状のアルキル基であり、Aは、 を表わし、Zは、OまたはSを表わす。A,Aは、 を表わす。Y,Y,Y,Yは、水素原子、F,
Cl,Br,CH,CNまたはCFである。X
は、単結合、−COO−,−OCO−,−CH
−,−OCH−,−CHCH−または

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な液晶性化合物、
それを含有する液晶組成物およびそれを使用した液晶素
子並びに表示装置に関し、さらに詳しくは電界に対する
応答特性が改善された新規な液晶組成物、およびそれを
使用した液晶表示素子や液晶−光シャッター等に利用さ
れる液晶素子並びに該液晶素子を表示に使用した表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶は電気光学素子として種
々の分野で応用されている。現在実用化されている液晶
素子はほとんどが、例えばエム シャット(M.Sch
adt)とダブリュ ヘルフリッヒ(W.Helfri
ch)著“アプライド フィジックス レターズ”
(“Applied Physics Letter
s”)Vo.18,No.4(1971.2.15)
P.127〜128の“Voltage Depend
ent Optical Activity of a
Twisted Nematic Liquid Cr
ystal”に示されたTN(Twisted Nem
atic)型の液晶を用いたものである。
【0003】これらは、液晶の誘電的配列効果に基づい
ており、液晶分子の誘電異方性のために平均分子軸方向
が、加えられた電場により特定の方向に向く効果を利用
している。これらの素子の光学的な応答速度の限界はミ
リ秒であるといわれ、多くの応用のためには遅すぎる。
【0004】一方、大型平面ディスプレイへの応用で
は、価格、生産性などを考え合わせると単純マトリクス
方式による駆動が最も有力である。単純マトリクス方式
においては、走査電極群と信号電極群をマトリクス状に
構成した電極構成が採用され、その駆動のためには、走
査電極群に順次周期的にアドレス信号を選択印加し、信
号電極群には所定の情報信号をアドレス信号と同期させ
て並列的に選択印加する時分割駆動方式が採用されてい
る。
【0005】しかし、この様な駆動方式の素子に前述し
たTN型の液晶を採用すると走査電極が選択され、信号
電極が選択されない領域、或いは走査電極が選択され
ず、信号電極が選択される領域(所謂“半選択点”)に
も有限に電界がかかってしまう。
【0006】選択点にかかる電圧と、半選択点にかかる
電圧の差が充分に大きく、液晶分子を電界に垂直に配列
させるのに要する電圧閾値がこの中間の電圧値に設定さ
れるならば、表示素子は正常に動作するわけであるが、
走査線数(N)を増加して行なった場合、画面全体(1
フレーム)を走査する間に一つの選択点に有効な電界が
かかっている時間(duty比)が1/Nの割合で減少
してしまう。
【0007】このために、くり返し走査を行なった場合
の選択点と非選択点にかかる実効値としての電圧差は、
走査線数が増えれば増える程小さくなり、結果的には画
像コントラストの低下やクロストークが避け難い欠点と
なっている。
【0008】この様な現象は、双安定性を有さない液晶
(電極面に対し、液晶分子が水平に配向しているのが安
定状態であり、電界が有効に印加されている間のみ垂直
に配向する)を時間的蓄積効果を利用して駆動する(即
ち、繰り返し走査する)ときに生ずる本質的には避け難
い問題点である。
【0009】この点を改良する為に、電圧平均化法、2
周波駆動法や、多重マトリクス法等が既に提案されてい
るが、いずれの方法でも不充分であり、表示素子の大画
面化や高密度化は、走査線数が充分に増やせないことに
よって頭打ちになっているのが現状である。
【0010】この様な従来型の液晶素子の欠点を改善す
るものとして、双安定性を有する液晶素子の使用がクラ
ーク(Clark)およびラガウェル(Lagerwa
ll)により提案されている(特開昭56−10721
6号公報、米国特許第4,367,924号明細書
等)。双安定性液晶としては、一般にカイラルスメクテ
ィックC相(SmC* 相)又はH相(SmH* 相)を有
する強誘電性液晶が用いられる。
【0011】この強誘電性液晶は電界に対して第1の光
学的安定状態と第2の光学的安定状態からなる双安定状
態を有し、従って前述のTN型の液晶で用いられた光学
変調素子とは異なり、例えば一方の電界ベクトルに対し
て第1の光学的安定状態に液晶が配向し、他方の電界ベ
クトルに対しては第2の光学的安定状態に液晶が配向さ
れている。また、この型の液晶は、加えられる電界に応
答して、上記2つの安定状態のいずれかを取り、且つ電
界の印加のないときはその状態を維持する性質(双安定
性)を有する。
【0012】以上の様な双安定性を有する特徴に加え
て、強誘電性液晶は高速応答性であるという優れた特徴
を持つ。それは強誘電性液晶の持つ自発分極と印加電場
が直接作用して配向状態の転移を誘起するためであり、
誘電率異方性と電場の作用による応答速度より3〜4オ
ーダー速い。
【0013】この様に強誘電性液晶はきわめて優れた特
性を潜在的に有しており、このような性質を利用するこ
とにより、上述した従来のTN型素子の問題点の多くに
対して、かなり本質的な改善が得られる。特に、高速光
学光シャッターや高密度、大画面ディスプレイへの応用
が期待される。このため強誘電性を持つ液晶材料に関し
ては広く研究がなされているが、現在までに開発された
強誘電性液晶材料は、低温作動特性、高速応答性等を含
めて液晶素子に用いる十分な特性を備えているとは言い
難い。
【0014】応答時間τと自発分極の大きさPsおよび
粘度ηの間には、下記の式[II]
【0015】
【数1】 (ただし、Eは印加電界である。)の関係が存在する。
【0016】したがって、応答速度を速くするには、 (ア)自発分極の大きさPsを大きくする (イ)粘度ηを小さくする (ウ)印加電界Eを大きくする 方法がある。しかし印加電界は、IC等で駆動するため
上限があり、出来るだけ低い方が望ましい。よって、実
際には粘度ηを小さくするか、自発分極の大きさPsの
値を大きくする必要がある。
【0017】一般的に自発分極の大きい強誘電性カイラ
ルスメクチック液晶化合物においては、自発分極のもた
らすセルの内部電界も大きく、双安定状態をとり得る素
子構成への制約が多くなる傾向にある。又、いたずらに
自発分極を大きくしても、それにつれて粘度も大きくな
る傾向にあり、結果的には応答速度はあまり速くならな
いことが考えられる。
【0018】また、実際のディスプレイとしての使用温
度範囲が例えば5〜40℃程度とした場合、応答速度の
変化が一般に20倍程もあり、駆動電圧および周波数に
よる調節の限界を越えているのが現状である。
【0019】以上述べたように、強誘電性液晶素子を実
用化するためには、粘度が低く高速応答性を有し、かつ
応答速度の温度依存性の小さなカイラルスメクチック相
を示す液晶組成物が要求される。
【0020】さらに、ディスプレイの均一なスイッチン
グ、良好な視角特性、低温保存性、駆動ICへの負荷の
軽減などのために液晶組成物の自発分極、カイラルスメ
クチックCピッチ、Chピッチ、液晶相をとる温度範
囲、光学異方性、チルト角、誘電異方性などを適正化す
る必要がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の強誘電性液晶素子を実用できるようにするために、応
答速度が速く、しかもその応答速度の温度依存性を軽減
させるのに効果的な液晶性化合物、これを含む液晶組成
物、特に強誘電性カイラルスメクチック相を示す液晶組
成物、および該液晶組成物を使用する液晶素子並びにそ
れらを用いた表示方法および表示装置を提供することに
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記の
一般式(I) R1 −A1 −X1 −A2 −O−A3 −R2 (I)
【0023】(式中、R1 ,R2 は、炭素原子数1〜1
8の直鎖状または分岐状のアルキル基であり、該アルキ
ル基中の1つまたは隣接していない2つのCH2 基は、
−O−,−S−,−CO−,−COO−,−OCO−で
置換されていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に
置換されていてもよい。A1 は、
【0024】
【化21】 を表わし、Zは、OまたはSを表わす。A2 ,A3 は、
【0025】
【化22】
【0026】を表わす。Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 は、水
素原子,F,Cl,Br,CH3 ,CNまたはCF3
ある。X1 は、単結合,−COO−,−OCO−,−C
2 O−,−OCH2 −,−CH2 CH2 −または−C
≡C−を表わす。)
【0027】で表わされる液晶性化合物、該液晶性化合
物の少なくとも1種を含有する液晶組成物、及び該液晶
組成物を1対の電極基板間に配置してなる液晶素子並び
に表示装置を提供するものである。
【0028】(I)式で表わされる化合物のうち、液晶
相の温度幅、他の液晶との相溶性、あるいは配向性など
の点から好ましい化合物として[Ia]〜[Ig]があ
げられる。
【0029】
【化23】
【0030】(式中、R1 ,R2 は炭素原子数1〜18
の直鎖状または分岐状のアルキル基であり、該アルキル
基中の1つまたは隣接していない2つのCH2 基は、−
O−,−S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置
換されていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置
換されていてもよい。A2 ,A3 は、
【0031】
【化24】
【0032】を表わす。Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 は水素
原子,F,Cl,Br,CH3 ,CNまたはCF3 であ
る。X1 は単結合,−COO−,−OCO−,−CH2
O−,−OCH2 −,−CH2 CH2 −または−C≡C
−を表わす。)
【0033】また、[Ia]〜[Ig]の液晶性化合物
のうち液晶相の温度幅,他の液晶との相溶性,配向性な
どの点からさらに好ましい化合物として次に示す[Ia
a]〜[Iga]があげられる。
【0034】
【化25】
【0035】
【化26】
【0036】(式中、R1 ,R2 は炭素原子数1〜18
の直鎖状または分岐状のアルキル基であり、該アルキル
基中の1つまたは隣接していない2つのCH2 基は、−
O−,−S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置
換されていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置
換されていてもよい。ZはOまたはSを表わし、A2
3 は、
【0037】
【化27】
【0038】を表わす。Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 は水素
原子,F,Cl,Br,CH3 ,CNまたはCF3 であ
る。)
【0039】またY1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 は好ましくは
水素原子,ハロゲン原子,トリフルオロメチル基であ
り、より好ましくは水素原子,フッ素原子である。R
1 ,R2は好ましくは下記から選ばれる。
【0040】
【化28】
【0041】(式中、Lは1〜17の整数、n,r,y
は0〜7の整数、m,t,xは1〜8の整数、sは0ま
たは1、aは1〜15の整数を示す。またX2 は単結
合,−O−,
【0042】
【化29】 を示す。)
【0043】本発明者らは、骨格中に、ジフェニルエー
テルを有する液晶性化合物を少なくとも一種含有する強
誘電性カイラルスメクチック液晶組成物およびそれを使
用した液晶素子が良好な配向性,高速応答性,応答速度
の温度依存性の軽減等の諸特性の改良がなされ良好な表
示特性が得られることを見い出したものである。
【0044】また本発明の化合物は他の化合物との相溶
性がよく、液晶組成物としての自発分極,カイラルスメ
クチックCピッチ,Chピッチ,液晶相をとる温度範
囲,光学異方性,チルト角,誘電異方性などの調整に使
用することも可能である。
【0045】前記一般式(I)で示される液晶性化合物
の合成法の一例を以下に示す。
【0046】
【化30】
【0047】ただし、R1 ,R2 ,A2 ,A3 は前記定
義の通りである。E1 ,E2 ,E3,E4 は、X1 が単
結合でないとき、X1 の結合子となるのに適した基であ
り、A’1 はA1 である。X1 が単結合である場合、E
1〜4−A’1 は反応後にA1となるのに適した基であ
る。
【0048】次に前記一般式(I)で示される液晶性化
合物の具体的な構造式を示す。
【0049】
【化31】
【0050】
【化32】
【0051】
【化33】
【0052】
【化34】
【0053】
【化35】
【0054】
【化36】
【0055】
【化37】
【0056】
【化38】
【0057】
【化39】
【0058】
【化40】
【0059】
【化41】
【0060】
【化42】
【0061】本発明の液晶組成物は前記一般式(I)で
示される光学活性化合物の少なくとも1種と他の液晶性
化合物1種以上とを適当な割合で混合することにより得
ることができる。又、本発明による液晶組成物は強誘電
性液晶組成物、特に強誘電性カイラルスメクチック液晶
組成物が好ましい。
【0062】本発明で用いる他の液晶性化合物を一般式
(III)〜(XIII)で次に示す。
【0063】
【化43】
【0064】(III)式の好ましい化合物として(I
IIa)〜(IIIe)が挙げられる。
【0065】
【化44】
【0066】
【化45】
【0067】(IV)式の好ましい化合物として(IV
a)〜(IVc)が挙げられる。
【0068】
【化46】
【0069】
【化47】
【0070】(V)式の好ましい化合物として(V
a),(Vb)が挙げられる。
【0071】
【化48】
【0072】
【化49】
【0073】(VI)式の好ましい化合物として(VI
a)〜(VIf)が挙げられる。
【0074】
【化50】
【0075】ここで、R’,R’は炭素数1〜炭素
数18の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、該アル
キル基中の1つもしくは隣接しない2つ以上の−CH
−基は−CHハロゲン−によって置き換えられていて
も良い。さらにX ,Xと直接結合する−CH
−基を除く1つもしくは隣接しない2つ以上の−CH
−基は
【0076】
【化51】
【0077】に置き換えられていても良い。
【0078】ただし、R’またはR’が1個のCH
基を
【0079】
【化52】
【0080】または−CHハロゲン−で置き換えたハロ
ゲン化アルキルである場合、R’またはR’は環に
対して単結合で結合しない。
【0081】R’,R’は好ましくは、 i)炭素数1〜15の直鎖アルキル基
【0082】
【化53】 p:0〜5 q:2〜11 整数 光学活性でもよ
【0083】
【化54】 r:0〜6 s:0,1 t:1〜14 整数 光学
活性でもよい
【0084】
【化55】 u:0,1 v:1〜16 整数
【0085】
【化56】 w:1〜15 整数 光学活性でもよい
【0086】
【化57】 x:0〜2 y:1〜15 整数
【0087】
【化58】 z:1〜15 整数
【0088】
【化59】 A:0〜2 B:1〜15 整数 光学活性でもよ
【0089】
【化60】 C:0〜2 D:1〜15 整数 光学活性でもよ
い X) H XI) F
【0090】(IIIa)〜(IIId)のさらに好ま
しい化合物として(IIIaa)〜(IIIdc)が挙
げられる。
【0091】
【化61】
【0092】
【化62】
【0093】(IVa)〜(IVc)のさらに好ましい
化合物として(IVaa)〜(IVcb)が挙げられ
る。
【0094】
【化63】
【0095】(Va)〜(Vd)のさらに好ましい化合
物として(Vaa)〜(Vdf)が挙げられる。
【0096】
【化64】
【0097】
【化65】
【0098】(VIa)〜(VIf)のさらに好ましい
化合物として(VIaa)〜(VIfa)が挙げられ
る。
【0099】
【化66】
【0100】
【化67】
【0101】
【化68】
【0102】(VII)のより好ましい化合物として
(VIIa),(VIIb)が挙げられる。
【0103】
【化69】
【0104】(VIII)式の好ましい化合物として
(VIIIa),(VIIIb)が挙げられる。
【0105】
【化70】
【0106】(VIIIb)のさらに好ましい化合物と
して(VIIIba),(VIIIbb)が挙げられ
る。
【0107】
【化71】
【0108】ここで、R’,R’は炭素数1〜炭素
数18の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、該アル
キル基中の1つもしくは隣接しない2つ以上の−CH
基−は−CHハロゲン−によって置き換えられていて
も良い。さらにX ,Xと直接結合する−CH
−基を除く1つもしくは隣接しない2つ以上の−CH
−基は
【0109】
【化72】
【0110】に置き換えられていても良い。
【0111】ただし、R’またはR’が1個のCH
基を−CHハロゲン−で置き換えたハロゲン化アル
キルである場合、R’またはR’は環に対して単結
合で結合しない。
【0112】さらにR’,R’は好ましくは、 i)炭素数1〜15の直鎖アルキル基
【0113】
【化73】 p:0〜5 q:2〜11 整数 光学活性でもよ
【0114】
【化74】 r:0〜6 s:0,1 t:1〜14 整数 光学
活性でもよい
【0115】
【化75】 u:0,1 v:1〜16 整数
【0116】
【化76】 w:1〜15 整数 光学活性でもよい
【0117】
【化77】 A:0〜2 B:1〜15 整数 光学活性でもよ
【0118】
【化78】 C:0〜2 D:1〜15 整数 光学活性でもよ
【0119】
【化79】
【0120】
【化80】
【0121】
【化81】
【0122】
【化82】
【0123】
【化83】
【0124】(IX)式の好ましい化合物として(IX
a)〜(IXc)が挙げられる。
【0125】
【化84】
【0126】(X)式の好ましい化合物として(X
a),(Xb)が挙げられる。
【0127】
【化85】
【0128】(XII)式の好ましい化合物として(X
IIa)〜(XIId)が挙げられる。
【0129】
【化86】
【0130】(XIII)式の好ましい化合物として
(XIIIa)〜(XIIIe)が挙げられる。
【0131】
【化87】
【0132】(IXa)〜(IXc)のさらに好ましい
化合物として(IXaa)〜(IXcc)が挙げられ
る。
【0133】
【化88】
【0134】(Xa),(Xb)のさらに好ましい化合
物として(Xaa)〜(Xbb)が挙げられる。
【0135】
【化89】
【0136】(XI)のより好ましい化合物として(X
Ia)〜(XIg)が挙げられる。
【0137】
【化90】
【0138】(XIIa)〜(XIIf)のさらに好ま
しい化合物として(XIIaa)〜(XIIfc)が挙
げられる。
【0139】
【化91】
【0140】
【化92】
【0141】ここで、R’,R’は炭素数1〜炭素
数18の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、該アル
キル基中のX ,X と直接結合する−CH
基を除く1つもしくは隣接しない2つ以上の−CH
−基は
【0142】
【化93】 に置き換えられていても良い。
【0143】さらにR’,R’は好ましくは、 i)炭素数1〜15の直鎖アルキル基
【0144】
【化94】 p:0〜5 q:2〜11 整数 光学活性でもよ
【0145】
【化95】 r:0〜6 s:0,1 t:1〜14 整数 光学
活性でもよい
【0146】
【化96】 w:1〜15 整数 光学活性でもよい
【0147】
【化97】 A:0〜2 B:1〜15 整数 光学活性でもよ
【0148】
【化98】 C:0〜2 D:1〜15 整数 光学活性でもよ
【0149】本発明における一般式(I)で示される液
晶性化合物と、1種以上の上述の液晶性化合物、あるい
は液晶組成物とを混合する場合、混合して得られた液晶
組成物中に占める本発明の液晶性化合物の割合は1重量
%〜80重量%、好ましくは1重量%〜60重量%、さ
らに好ましくは1重量%〜40重量%とすることが望ま
しい。
【0150】また、一般式(I)で示される液晶性化合
物を2種以上用いる場合は、混合して得られた液晶組成
物中に占める一般式(I)で示される液晶性化合物2種
以上の混合物の割合は1重量%〜80重量%、好ましく
は1重量%〜60重量%とすることが望ましい。
【0151】次に、本発明の液晶素子は、上述の液晶組
成物を一対の電極基板間に配置してなるが、特に強誘電
性液晶素子における強誘電性液晶層は、先に示したよう
にして作成した強誘電性液晶組成物を真空中、等方性液
体温度まで加熱し、素子セル中に封入し、徐々に冷却し
て液晶層を形成させ常圧にもどすことが好ましい。
【0152】図1は強誘電性を利用した液晶素子の構成
の説明するための、カイラルスメクチック液晶層を有す
る液晶素子の一例を示す断面概略図である。
【0153】図1を参照して、液晶素子は、それぞれ透
明電極3および絶縁性配向制御層4を設けた一対のガラ
ス基板2間にカイラルスメクチック相を示す液晶層1を
配置し、且つその層厚をスペーサー5で設定してなるも
のであり、一対の透明電極3間にリード線6を介して電
源7より電圧を印加可能に接続する。また一対の基板2
は、一対のクロスニコル偏光板8により挟持され、その
一方の外側には光源9が配置される。
【0154】すなわち、2枚のガラス基板2には、それ
ぞれIn ,SnO あるいはITO(イン
ジウム チン オキサイド;Indium Tin O
xide)等の薄膜から成る透明電極3が被覆されてい
る。その上にポリイミドの様な高分子の薄膜をガーゼや
アセテート植毛布等でラビングして、液晶をラビング方
向に配列するための絶縁性配向制御層4が形成されてい
る。
【0155】また、絶縁性配向制御層4として、例えば
シリコン窒化物、水素を含有するシリコン窒化物、シリ
コン炭化物、水素を含有するシリコン炭化物、シリコン
酸化物、硼素窒化物、水素を含有する硼素窒化物、セリ
ウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジルコニウム酸化
物、チタン酸化物やフッ化マグネシウムなどの無機物質
絶縁層を形成し、その上にポリビニルアルコール、ポリ
イミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリ
パラキシレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
ビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、
ポリアミド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミン
樹脂、ユリヤ樹脂、アクリル樹脂やフォトレジスト樹脂
などの有機絶縁物質を層形成した2層構造であってもよ
く、また無機物質絶縁性配向制御層あるいは有機物質絶
縁性配向制御層単層であっても良い。
【0156】この絶縁性配向制御層が無機系ならば蒸着
法などで形成でき、有機系ならば有機絶縁物質を溶解さ
せた溶液、またはその前駆体溶液(溶剤に0.1〜20
重量%、好ましくは0.2〜10重量%)を用いて、ス
ピンナー塗布法、浸漬塗布法、スクリーン印刷法、スプ
レー塗布法、ロール塗布法等で塗布し、所定の硬化条件
下(例えば加熱下)で硬化させ形成させることができ
る。
【0157】絶縁性配向制御層4の層厚は通常10Å〜
1μm、好ましくは10Å〜3000Å、さらに好まし
くは10Å〜1000Åが適している。
【0158】この2枚のガラス基板2はスペーサー5に
よって任意の間隔に保たれている。例えば、所定の直径
を持つシリカビーズ、アルミナビーズをスペーサーとし
てガラス基板2枚で挟持し、周囲をシール材、例えばエ
ポキシ系接着材を用いて密封する方法がある。その他、
スペーサーとして高分子フィルムやガラスファイバーを
使用しても良い。この2枚のガラス基板の間にカイラル
スメクチック相を示す液晶が封入されている。液晶層1
は、一般には0.5〜20μm、好ましくは1〜5μm
の厚さに設定されている。
【0159】透明電極3からはリード線によって外部の
電源7に接続されている。また、ガラス基板2の外側に
は、互いの偏光軸を例えば直交クロスニコル状態とした
一対の偏光板8が貼り合わせてある。図1の例は透過型
であり、光源9を備えている。
【0160】図2は、強誘電性を利用した液晶子の動作
説明のために、セルの例を模式的に描いたものである。
21aと21bは、それぞれIn ,SnO
あるいはITO(インジウム チン オキサイド;I
ndium Tin Oxide)等の薄膜からなる透
明電極で被覆された基板(ガラス板)であり、その間に
液晶分子層22がガラス面に垂直になるよう配向したS
mC 相又はSmH 相の液晶が封入されている。
太線で示した線23が液晶分子を表わしており、この液
晶分子23はその分子に直交した方向に双極子モーメン
ト(P⊥)24を有している。基板21aと21b上の
電極間に一定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子
23のらせん構造がほどけ、双極子モーメント(P⊥)
24がすべて電界方向に向くよう、液晶分子23は配向
方向を変えることができる。液晶分子23は、細長い形
状を有しており、その長軸方向と短軸方向で屈折率異方
性を示し、従って例えばガラス面の上下に互いにクロス
ニコルの偏光子を置けば、電圧印加極性によって光学特
性が変わる液晶光学変調素子となることは、容易に理解
される。
【0161】本発明における光学変調素子で好ましく用
いられる液晶セルは、その厚さを充分に薄く(例えば1
0μ以下)することができる。このように液晶層が薄く
なるにしたがい、図3に示すように電界を印加していな
い状態でも液晶分子のらせん構造がほどけ、その双極子
モーメントPaまたはPbは上向き(34a)又は下向
き(34b)のどちらかの状態をとる。このようなセル
に、図3に示す如く一定の閾値以上の極性の異なる電界
Ea又はEbを電圧印加手段31aと31bにより付与
すると、双極子モーメントは、電界Ea又はEbの電界
ベクトルに対応して上向き34a又は下向き34bと向
きを変え、それに応じて液晶分子は、第1の安定状態3
3aかあるいは第2の安定状態33bの何れか一方に配
向する。
【0162】このような強誘電性液晶素子を光学変調素
子として用いることの利点は、先にも述べたが2つあ
る。その第1は、応答速度が極めて速いことであり、第
2は液晶分子の配向が双安定性を有することである。第
2の点を、例えば図3によって更に説明すると、電界E
aを印加すると液晶分子は第1の安定状態33aに配向
するが、この状態は電界を切っても安定である。又、逆
向きの電界Ebを印加すると、液晶分子は第2の安定状
態33bに配向して、その分子の向きを変えるが、やは
り電界を切ってもこの状態に留っている。又、与える電
界EaあるいはEbが一定の閾値を越えない限り、それ
ぞれ前の配向状態にやはり維持されている。
【0163】本発明の液晶素子を表示パネル部に使用
し、図4及び図5に示した走査線アドレス情報をもつ画
像情報なるデータフォーマット及びSYNC信号による
通信同期手段をとることにより、液晶表示装置を実現す
る。
【0164】図中、符号はそれぞれ以下の通りである。 101 強誘電性液晶表示装置 102 グラフィックスコントローラ 103 表示パネル 104 走査線駆動回路 105 情報線駆動回路 106 デコーダ 107 走査信号発生回路 108 シフトレジスタ 109 ラインメモリ 110 情報信号発生回路 111 駆動制御回路 112 GCPU 113 ホストCPU 114 VRAM
【0165】本発明の液晶素子を表示パネル部に使用
し、図4及び図5に示した走査線アドレス情報をもつ画
像情報なるデータフォーマット及びSYNC信号による
通信同期手段をとることにより、液晶表示装置を実現す
る。
【0166】画像情報の発生は、本体装置側のグラフィ
ックスコントローラ102にて行われ、図4及び図5に
示した信号転送手段にしたがって表示パネル103に転
送される。グラフィックスコントローラ102は、CP
U(中央演算処理装置、以下GCPU112と略す)及
びVRAM(画像情報格納用メモリ)114を核に、ホ
ストCPU113と液晶表示装置101間の画像情報の
管理や通信をつかさどっており、本発明の制御方法は主
にこのグラフィックスコントローラ102上で実現され
るものである。なお、該表示パネルの裏面には光源が配
置されている。
【0167】
【実施例】以下、実施例により本発明について更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0168】実施例1 下記工程に従い、2−[4−(4−ヘキシルフェノキ
シ)フェニル]−5−デシルピリミジン(例示化合物
(38))を製造した。
【0169】
【化99】
【0170】(1)4−(4−ヘキシルフェノキシ)ベ
ンゾニトリルの合成 N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)20ml中に
水素化ナトリウム(60%)0.8g(20.0mmo
l)を加え、室温で撹拌下、4−ヘキシルフェノール
3.56g(20.0mmol)のDMF溶液を加え、
ついで、4−ブロモベンゾニトリル3.64g(20.
0mmol)のDMF溶液を加えて160℃で2時間,
170℃で1.5時間撹拌した。反応終了後6N塩酸を
加え、トルエンで抽出した。水洗後乾燥した。溶媒留去
してシリカゲルカラム(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチ
ル=50/1→25/1)により精製し4−(4−ヘキ
シルフェノキシ)ベンゾニトリル4.3gを得た。収率
77.1%。
【0171】(2)4−(4−ヘキシルフェノキシ)ア
ミジノベンゼン塩酸塩の合成 4−(4−ヘキシルフェノキシ)ベンゾニトリル2.0
g(7.2mmol)、エタノール1.5ml、dry
ベンゼン14mlを加え、寒剤で冷却しながら塩化水素
ガスを加えたところ、10℃まで温度が上昇し、均一溶
液となった。反応後、水酸化ナトリウム水溶液中に注入
し、ベンゼン抽出した。
【0172】ベンゼンを留去し、塩化アンモニウム0.
43g(8.0mmol)、75%エタノール9ml加
え、80℃で3時間撹拌した。溶媒を減圧下に留去し、
イソプロピルエーテルを加え、不溶物を濾取し、4−
(4−ヘキシルフェノキシ)アミジノベンゼン塩酸塩
1.53gを得た。収率63.9%
【0173】(3)2−[4−(4−ヘキシルフェノキ
シ)フェニル]−5−デシルピリミジンの合成 4−(4−ヘキシルフェノキシ)アミジノベンゼン塩酸
塩0.75g(2.3mmol)、ナトリウムメトキシ
ド0.3g(5.5mmol)、メタノール15ml、
およびα−デシル−β−ジメチルアミノアクロレイン
0.57g(2.4mmol)を加え、10時間還流し
た。反応後冷却し析出した結晶を濾取した。この結晶を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:トル
エン)で精製し、トルエン/エタノールから再結晶し
て、2−[4−(4−ヘキシルフェノキシ)フェニル]
−5−デシルピリミジン0.56gを得た。収率51.
4%。
【0174】
【数2】
【0175】実施例2 下記工程に従い2−[4−(4−ヘキシルフェノキシ)
フェニル]−5−オクチルオキシピリミジン(例示化合
物(37))を製造した。
【0176】
【化100】
【0177】4−(4−ヘキシルフェノキシ)アミジノ
ベンゼン塩酸塩0.75g(2.3mmol)、ナトリ
ウムメトキシド0.3g(5.5mmol)、メタノー
ル15ml、およびα−オクチルオキシ−β−ジメチル
アミノアクロレイン0.55g(2.4mmol)を加
え、10時間還流した。反応後冷却し析出した結晶を濾
取した。この結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:トルエン)で精製し、トルエン/エタノ
ールから再結晶して、2−[4−(4−ヘキシルフェノ
キシ)フェニル]−5−デシルピリミジン0.52gを
得た。収率49.1%。
【0178】
【数3】
【0179】実施例3 下記工程に従い2−[4−(4−ヘキシルフェノキシ)
フェニル]−5−オクチルベンゾチアゾール(例示化合
物(88))を製造した。
【0180】
【化101】
【0181】(1)4−(4−ヘキシルフェノキシ)安
息香酸の合成 4−(4−ヘキシルフェノキシ)ベンゾニトリル2.0
g(7.2mmol)、47%臭化水素酸30mlを加
え、130℃で3時間,160℃で3時間撹拌した。放
冷後、水にあけ、析出物を濾取し、トルエン/エタノー
ル、ついでトルエン/ヘキサンから再結晶した。シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:トルエン/
酢酸エチル)により精製し、4−(4−ヘキシルフェノ
キシ)安息香酸1.2gを得た。収率56.1%。
【0182】(2)2−[4−(4−ヘキシルフェノキ
シ)フェニル]−5−オクチルベンゾチアゾールの合成 4−(4−ヘキシルフェノキシ)安息香酸0.66g
(2.2mmol)、塩化チオニル15mlを加え90
℃で30分間撹拌し、過剰の塩化チオニルを減圧下に留
去した。この酸塩化物に5−オクチル−2−アミノベン
ゼンチオール亜鉛塩0.6g(1.1mmol)を加
え、200℃で30分間撹拌した。反応液を放冷し、希
水酸化ナトリウム水溶液を加え、トルエンで抽出した。
水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去
し、シリカゲルカラム(展開溶媒:トルエン)で精製し
た。ついでトルエン/エタノールで2回再結晶し、2−
[4−(4−ヘキシルフェノキシ)フェニル]−5−オ
クチルベンゾチアゾール0.6gを得た。収率32.8
%。
【0183】
【数4】
【0184】実施例4 実施例2で製造した例示化合物37を含む化合物を下記
の重量部で混合し液晶組成物Aを作製した。
【0185】
【化102】 この液晶組成物Aは下記の相転移温度を示す。
【0186】
【数5】
【0187】実施例4 2枚の0.7mm厚のガラス板を用意し、それぞれのガ
ラス板上にITO膜を形成し、電圧印加電極を作成し、
さらにこの上にSiO2 を蒸着させ絶縁層とした。ガラ
ス板上にシランカップリング剤[信越化学(株)製KB
M−602]0.2%イソプロピルアルコール溶液を回
転数2000r.p.mのスピンナーで15秒間塗布
し、表面処理を施した。この後、120℃にて20分間
加熱乾燥処理を施した。
【0188】さらに表面処理を行なったITO膜付きの
ガラス板上にポリイミド樹脂前駆体[東レ(株)SP−
510]1.5%ジメチルアセトアミド溶液を回転数2
000r.p.mのスピンナーで15秒間塗布した。成
膜後、60分間,300℃加熱縮合焼成処理を施した。
この時の塗膜の膜厚は約250Åであった。
【0189】この焼成後の被膜には、アセテート植毛布
によるラビング処理がなされ、その後イソプロピルアル
コール液で洗浄し、平均粒径2μmのシリカビーズを一
方のガラス板上に散布した後、それぞれのラビング処理
軸が互いに平行となる様にし、接着シール剤[リクソン
ボンド(チッソ(株))]を用いてガラス板をはり合わ
せ、60分間,100℃にて加熱乾燥しセルを作成し
た。
【0190】このセルに実施例4で混合した液晶組成物
Aを等方性液体状態で注入し、等方相から20℃/hで
25℃まで徐冷することにより、強誘電性液晶素子を作
成した。このセルのセル厚をベレック位相板によって測
定したところ約2μmであった。
【0191】この強誘電性液晶素子を使って自発分極の
大きさPsとピーク・トウ・ピーク電圧Vpp=20V
の電圧印加により直交ニコル下での光学的な応答(透過
光量変化0〜90%)を検知して応答速度(以後、光学
応答速度という)を測定した。その測定結果を次に示
す。
【0192】
【表1】 10℃ 30℃ 応答速度 86μsec 40μsec Ps 5.8nC/cm2 3.3nC/cm2
【0193】実施例6 下記化合物を下記の重量部で混合し、液晶組成物Bを作
成した。
【0194】
【化103】
【0195】
【化104】
【0196】更に、この液晶組成物Bに対して、以下に
示す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶
組成物Cを作成した。
【0197】
【化105】
【0198】液晶組成物Cをセル内に注入する以外は全
く実施例5と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態等を観察し
た。この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノド
メイン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
【0199】
【表2】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 630μsec 316μsec 180μsec
【0200】比較例1 実施例6で混合した液晶組成物Bをセル内に注入する以
外は全く実施例5と同様の方法で強誘電性液晶素子を作
成し、光学応答速度を測定した。その測定結果を次に示
す。
【0201】
【表3】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 784μsec 373μsec 197μsec
【0202】実施例7 実施例6で使用した例示化合物(1),(5),(2
1)のかわりに以下に示す例示化合物を各々以下に示す
重量部で混合し、液晶組成物Dを作成した。
【0203】
【化106】
【0204】この液晶組成物を用いた以外は全く実施例
4と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例5
と同様の方法で光学応答速度を測定し、スイッチング状
態等を観察した。この液晶素子内の均一配向性は良好で
あり、モノドメイン状態が得られた。その測定結果を次
に示す。
【0205】
【表4】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 581μsec 295μsec 171μsec
【0206】実施例8 下記化合物を下記の重量部で混合し、液晶組成物Eを作
成した。
【0207】
【化107】
【0208】
【化108】
【0209】更に、この液晶組成物Eに対して、以下に
示す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶
組成物Fを作成した。
【0210】
【化109】
【0211】液晶組成物Fをセル内に注入する以外は全
く実施例5と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
光学応答速度を測定し、スイッチング状態等を観察し
た。この液晶素子内の均一配向性は良好であり、モノド
メイン状態が得られた。その測定結果を次に示す。
【0212】
【表5】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 535μsec 264μsec 140μsec
【0213】また、駆動時には明瞭なスイッチング動作
が観察され、電圧印加を止めた際の双安定性も良好であ
った。
【0214】比較例2 実施例8で混合した液晶組成物Eをセル内に注入する以
外は全く実施例5と同様の方法で強誘電性液晶素子を作
成し、光学応答速度を測定した。その測定結果を次に示
す。
【0215】
【表6】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 653μsec 317μsec 159μsec
【0216】実施例9 実施例8で使用した例示化合物(49),(55),
(66)のかわりに以下に示す例示化合物を各々以下に
示す重量部で混合し、液晶組成物Gを作成した。
【0217】
【化110】
【0218】この液晶組成物を用いた以外は全く実施例
5と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答
速度を測定し、スイッチング状態等を観察した。この液
晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイン状態
が得られた。
【0219】その測定結果を次に示す。
【0220】
【表7】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 525μsec 261μsec 138μsec
【0221】実施例10 下記化合物を下記の重量部で混合し、液晶組成物Hを作
成した。
【0222】
【化111】
【0223】
【化112】
【0224】更に、この液晶組成物Hに対して、以下に
示す例示化合物を各々以下に示す重量部で混合し、液晶
組成物Iを作成した。
【0225】
【化113】
【0226】この液晶組成物を用いた以外は全く実施例
5と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答
速度を測定し、スイッチング状態等を観察した。この液
晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイン状態
が得られた。
【0227】その測定結果を次に示す。
【0228】
【表8】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 538μsec 285μsec 162μsec
【0229】比較例3 実施例10で混合した液晶組成物Hをセル内に注入する
以外は全く実施例5と同様の方法で強誘電性液晶素子を
作成し、光学応答速度を測定した。その測定結果を次に
示す。
【0230】
【表9】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 668μsec 340μsec 182μsec
【0231】実施例11 実施例10で使用した例示化合物(24),(62),
(89)のかわりに以下に示す例示化合物を各々以下に
示す重量部で混合し、液晶組成物Jを作成した。
【0232】
【化114】
【0233】この液晶組成物を用いた以外は全く実施例
5と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答
速度を測定し、スイッチング状態等を観察した。この液
晶素子内の均一配向性は良好であり、モノドメイン状態
が得られた。
【0234】その測定結果を次に示す。
【0235】
【表10】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 576μsec 304μsec 169μsec
【0236】実施例6〜11より明らかな様に、本発明
による液晶組成物C,D,F,G,IおよびJを含有す
る強誘電性液晶素子は、低温における作動特性、高速応
答性が改善され、また応答速度の温度依存性も軽減され
たものとなっている。
【0237】実施例12 実施例6で使用したポリイミド樹脂前駆体1.5%ジメ
チルアセトアミド溶液に代えて、ポリビニルアルコール
樹脂[クラレ(株)製PUA−117]2%水溶液を用
いた他は全く同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、
実施例5と同様の方法で光学応答速度を測定した。その
測定結果を次に示す。
【0238】
【表11】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 624μsec 315μsec 181μsec
【0239】実施例13 実施例6で使用したSiO2 を用いずに、ポリイミド樹
脂だけで配向制御層を作成した以外は全く実施例5と同
様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例5と同様
の方法で光学応答速度を測定した。その測定結果を次に
示す。
【0240】
【表12】 10℃ 25℃ 40℃ 応答速度 632μsec 318μsec 178μsec
【0241】実施例12,13より明らかな様に、素子
構成を変えた場合でも本発明に係る強誘電性液晶組成物
を含有する素子は、実施例6と同様に低温作動特性の非
常に改善され、かつ、応答速度の温度依存性が軽減され
たものとなっている。
【0242】
【発明の効果】本発明の化合物はそれ自体でカイラルス
メクチック相を示せば、強誘電性を利用した素子に有効
に適用できる材料となる。また、本発明の化合物を有し
た液晶組成物がカイラルスメクチック相を示す場合は、
該液晶組成物を含有する素子は、該液晶組成物が示す強
誘電性を利用して動作させることが出来る。このように
して利用されうる強誘電性液晶素子は、スイッチング特
性が良好で、低温作動特性の改善された液晶素子、及び
応答速度の温度依存性の軽減された液晶素子とすること
ができる。
【0243】なお、本発明の液晶素子を表示素子として
光源、駆動回路等と組み合わせた表示装置は良好な装置
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カイラルスメクチック相を示す液晶を用いた液
晶素子の一例の断面概略図である。
【図2】液晶のもつ強誘電性を利用した液晶素子の動作
説明のために素子セルの一例を模式的に表わす斜視図で
ある。
【図3】液晶のもつ強誘電性を利用した液晶素子の動作
説明のために素子セルの一例を模式的に表わす斜視図で
ある。
【図4】強誘電性を利用した液晶素子を有する液晶表示
装置とグラフィックスコントローラを示すブロック構成
図である。
【図5】液晶表示装置とグラフィックスコントローラと
の間の画像情報通信タイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 カイラルスメクチック相を有する液晶層 2 ガラス基板 3 透明電極 4 絶縁性配向制御層 5 スペーサー 6 リード線 7 電源 8 偏光板 9 光源 I0 入射光 I 透過光 21a 基板 21b 基板 22 カイラルスメクチック相を有する液晶層 23 液晶分子 24 双極子モーメント(P⊥) 31a 電圧印加手段 31b 電圧印加手段 33a 第1の安定状態 33b 第2の安定状態 34a 上向きの双極子モーメント 34b 下向きの双極子モーメント Ea 上向きの電界 Eb 下向きの電界 101 強誘電性液晶表示装置 102 グラフィックスコントローラ 103 表示パネル 104 走査線駆動回路 105 情報線駆動回路 106 デコーダ 107 走査信号発生回路 108 シフトレジスタ 109 ラインメモリ 110 情報信号発生回路 111 駆動制御回路 112 GCPU 113 ホストCPU 114 VRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 43/285 69/92 9279−4H 255/54 323/10 C09K 19/20 9279−4H 19/34 9279−4H G02F 1/13 500 9225−2K (72)発明者 山田 容子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 真一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中澤 郁郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示される液晶性化合
    物。 R −A −X −A −O−A −R (I) (式中、R ,R は、炭素原子数1〜18の直鎖
    状または分岐状のアルキル基であり、該アルキル基中の
    1つまたは隣接していない2つのCH 基は、−O
    −,−S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置換
    されていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置換
    されていてもよい。A は、 【化1】 を表わし、Zは、OまたはSを表わす。A ,A
    は、 【化2】 を表わす。Y ,Y ,Y ,Y は、水素原
    子,F,Cl,Br,CH ,CNまたはCF
    ある。X は、単結合,−COO−,−OCO−,−
    CH O−,−OCH −,−CH CH
    または−C≡C−を表わす。)
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)で示される液晶性化合
    物が、下記の[Ia]〜[Ig]のいずれかである請求
    項1記載の液晶性化合物。 【化3】 (式中、R ,R は炭素原子数1〜18の直鎖状
    または分岐状のアルキル基であり、該アルキル基中の1
    つまたは隣接していない2つのCH 基は、−O−,
    −S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置換され
    ていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置換され
    ていてもよい。A ,A は、 【化4】 を表わす。Y ,Y ,Y ,Y は水素原
    子,F,Cl,Br,CH ,CNまたはCF
    ある。X は単結合,−COO−,−OCO−,−C
    O−,−OCH −,−CH CH −ま
    たは−C≡C−を表わす。)
  3. 【請求項3】 前記一般式(I)で示される液晶性化合
    物が、下記の[Iaa]〜[Iga]のいずれかである
    請求項1記載の液晶性化合物。 【化5】 【化6】 (式中、R ,R は炭素原子数1〜18の直鎖状
    または分岐状のアルキル基であり、該アルキル基中の1
    つまたは隣接していない2つのCH 基は、−O−,
    −S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置換され
    ていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置換され
    ていてもよい。ZはOまたはSを表わし、A ,A
    は、 【化7】 を表わす。Y ,Y ,Y ,Y は水素原
    子,F,Cl,Br,CH ,CNまたはCF
    ある。)
  4. 【請求項4】 前記一般式(I)において、R ,R
    が下記の(i)〜(v)のいずれかである請求項1
    記載の液晶性化合物。 【化8】 (式中、Lは1〜17の整数、n,r,yは0〜7の整
    数、m,t,xは1〜8の整数、sは0または1、aは
    1〜15の整数を示す。またX は単結合,−O−, 【化9】 を示す。)
  5. 【請求項5】 前記一般式(I)の液晶性化合物が光学
    活性な化合物である請求項1記載の液晶性化合物。
  6. 【請求項6】 前記一般式(I)の液晶性化合物が非光
    学活性な化合物である請求項1記載の液晶性化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の液晶性化合物を少なくと
    も一種を含有することを特徴とする液晶組成物。
  8. 【請求項8】 一般式(I)で示される液晶性化合物を
    前記液晶組成物に対して1〜80重量%含有する請求項
    7記載の液晶組成物。
  9. 【請求項9】 一般式(I)で示される液晶性化合物を
    前記液晶組成物に対して1〜60重量%含有する請求項
    7記載の液晶組成物。
  10. 【請求項10】 一般式(I)で示される液晶性化合物
    を前記液晶組成物に対して1〜40重量%含有する請求
    項7記載の液晶組成物。
  11. 【請求項11】 前記液晶組成物がカイラルスメクチッ
    ク相を有する請求項7記載の液晶組成物。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の液晶組成物を一対の電
    極基板間に配置してなることを特徴とする液晶素子。
  13. 【請求項13】 前記電極基板上に配向制御層が設けら
    れている請求項12記載の液晶素子。
  14. 【請求項14】 前記配向制御層がラビング処理された
    層である請求項13記載の液晶素子。
  15. 【請求項15】 液晶分子の配列によって形成されたら
    せんが解除された膜厚で前記一対の電極基板を配置する
    請求項12記載の液晶素子。
  16. 【請求項16】 前記請求項12記載の液晶素子を有す
    る表示装置。
  17. 【請求項17】 さらに液晶素子の駆動回路を有する請
    求項16記載の表示装置。
  18. 【請求項18】 さらに光源を有する請求項16記載の
    表示装置。
  19. 【請求項19】 下記一般式(I)で示される液晶性化
    合物の少なくとも1種を含有する液晶組成物を用いた表
    示方法。 R −A −X −A −O−A −R (I) (式中、R ,R は、炭素原子数1〜18の直鎖
    状または分岐状のアルキル基であり、該アルキル基中の
    1つまたは隣接していない2つのCH 基は、−O
    −,−S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置換
    されていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置換
    されていてもよい。A は、 【化10】 を表わし、Zは、OまたはSを表わす。A ,A
    は、 【化11】 を表わす。Y ,Y ,Y ,Y は、水素原
    子,F,Cl,Br,CH ,CNまたはCF
    ある。X は、単結合,−COO−,−OCO−,−
    CH O−,−OCH −,−CH CH
    または−C≡C−を表わす。)
  20. 【請求項20】 前記一般式(I)で示される液晶性化
    合物が、下記の[Ia]〜[Ig]のいずれかである請
    求項19記載の表示方法。 【化12】 (式中、R ,R は炭素原子数1〜18の直鎖状
    または分岐状のアルキル基であり、該アルキル基中の1
    つまたは隣接していない2つのCH 基は、−O−,
    −S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置換され
    ていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置換され
    ていてもよい。A ,A は、 【化13】 を表わす。Y ,Y ,Y ,Y は水素原
    子,F,Cl,Br,CH ,CNまたはCF
    ある。X は単結合,−COO−,−OCO−,−C
    O−,−OCH −,−CH CH −ま
    たは−C≡C−を表わす。)
  21. 【請求項21】 前記一般式(I)で示される液晶性化
    合物が、下記の[Iaa]〜[Iga]のいずれかであ
    る請求項19記載の表示方法。 【化14】 【化15】 (式中、R ,R は炭素原子数1〜18の直鎖状
    または分岐状のアルキル基であり、該アルキル基中の1
    つまたは隣接していない2つのCH 基は、−O−,
    −S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置換され
    ていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置換され
    ていてもよい。ZはOまたはSを表わし、A ,A
    は、 【化16】 を表わす。Y ,Y ,Y ,Y は水素原
    子,F,Cl,Br,CH ,CNまたはCF
    ある。)
  22. 【請求項22】 前記一般式(I)において、R
    が下記の(i)〜(v)のいずれかである請求項
    19記載の表示方法。 【化17】 (式中、Lは1〜17の整数、n,r,yは0〜7の整
    数、m,t,xは1〜8の整数、sは0または1、aは
    1〜15の整数を示す。またX は単結合,−O−, 【化18】 を示す。)
  23. 【請求項23】 前記一般式(I)の液晶性化合物が光
    学活性な化合物である請求項19記載の表示方法。
  24. 【請求項24】 前記一般式(I)の液晶性化合物が非
    光学活性な化合物である請求項19記載の表示方法。
  25. 【請求項25】 一般式(I)で示される液晶性化合物
    を前記液晶組成物に対して1〜80重量%含有する請求
    項19記載の表示方法。
  26. 【請求項26】 一般式(I)で示される液晶性化合物
    を前記液晶組成物に対して1〜60重量%含有する請求
    項19記載の表示方法。
  27. 【請求項27】 一般式(I)で示される液晶性化合物
    を前記液晶組成物に対して1〜40重量%含有する請求
    項19記載の表示方法。
  28. 【請求項28】 前記液晶組成物がカイラルスメクチッ
    ク相を有する請求項19記載の表示方法。
  29. 【請求項29】 下記一般式(I)で示される液晶性化
    合物の少なくとも1種を含有する液晶組成物を一対の電
    極基板間に配置した液晶素子を用いた表示方法。 R −A −X −A −O−A −R (I) (式中、R ,R は、炭素原子数1〜18の直鎖
    状または分岐状のアルキル基であり、該アルキル基中の
    1つまたは隣接していない2つのCH 基は、−O
    −,−S−,−CO−,−COO−,−OCO−で置換
    されていてもよく、また水素原子が、フッ素原子に置換
    されていてもよい。A は、 【化19】 を表わし、Zは、OまたはSを表わす。A ,A
    は、 【化20】 を表わす。Y ,Y ,Y ,Y は、水素原
    子,F,Cl,Br,CH ,CNまたはCF
    ある。X は、単結合,−COO−,−OCO−,−
    CH O−,−OCH −,−CH CH
    または−C≡C−を表わす。)
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