JPH0776290A - 自動車のフロントシート搭載方法及び自動車のフロントシート搭載装置 - Google Patents

自動車のフロントシート搭載方法及び自動車のフロントシート搭載装置

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JPH0776290A
JPH0776290A JP22347293A JP22347293A JPH0776290A JP H0776290 A JPH0776290 A JP H0776290A JP 22347293 A JP22347293 A JP 22347293A JP 22347293 A JP22347293 A JP 22347293A JP H0776290 A JPH0776290 A JP H0776290A
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front seat
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Minoru Yagi
稔 八木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントシートを自動車の車室内に挿入する
際にドア開口部との干渉を回避する。 【構成】 ロボットRのアーム4,5の先端に直交する
2軸回りに回転可能に設けた把持手段6にフロントシー
トSのスライドレールを把持し、横倒しにしたフロント
シートSの背凭れ部S2 をドア開口部Dに挿入した後、
フロントシートSを上下方向の軸回りに時計方向に90
°回転させながら座部S1 を車室内に挿入する。続い
て、フロントシートSを車体前後方向の軸回りに90°
回転させて仰向け姿勢で把持手段6から分離した後、作
業員がフロントシートSを車体左右方向の軸回りに前方
に90°回動させて取付姿勢に姿勢変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車室内にフロ
ントシートを搭載するための方法と、その方法を実施す
るための装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる自動車のフロントシート搭載装置
として、特開昭59−6181号公報に記載されたもの
が公知である。
【0003】このフロントシート搭載装置は、自動車組
立ラインの左右両側に設けた搭載装置によってフロント
シートの座部及び背凭れ部を把持し、車体のドア開口部
から車室内に搭載するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、フロントシートを略取付姿勢のままドア開
口部から車室内に搭載しているので、フロントシートが
ドア開口部の周縁に干渉してスムーズな搭載作業が難し
い問題がある。
【0005】即ち、図8に示すようにフロントシートを
取付姿勢のままドア開口部を通過させようとすると、 ヘッドレストとドア開口部の上縁(a部) 座部前端とステアリングコラム又はインストルメン
トパネル(b部) 座部後端又は背凭れ部下端とドア開口部の後下縁
(c部) スライドレール前端とステップガーニッシュ(d
部) スライドレール後端とステップガーニッシュ(e
部) において干渉が発生し、車体やフロントシートを損傷す
る可能性がある。これを防止するために、フロントシー
トを精密に位置決めしてドア開口部を通過させようとし
ても、搭載装置が比較的に柔らかいフロントシートの座
部及び背凭れ部を把持しているので、フロントシートが
位置ずれして干渉が発生することが避けられない問題が
ある。そして、かかる問題は種々の付属品が装着されて
大型化した電動シートや、傷付き易い本革シートの場合
に特に問題となる。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、フロントシートをドア開口部と干渉することなく車
室内に搭載することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、フロントシートを把
持して組立ライン上の自動車の車室内に搭載するフロン
トシートの搭載方法において、把持手段でフロントシー
トの座部底面のスライドレールを把持し、横倒し姿勢と
したフロントシートの背凭れ部背面を車体前方に向けて
該背凭れ部を車体のドア開口部から車室内に挿入する工
程と、フロントシートを上下方向の軸回りに略90°回
転させながら、フロントシートの座部底面が車体前方を
向くように該座部をドア開口部から車室内に挿入する工
程と、フロントシートを車体前後方向の軸回りに略90
°回転させて背凭れ部表面を上方に向ける工程と、把持
手段によるスライドレールの把持を解放し、フロントシ
ートを車体左右方向の軸回りに略90°回転させて座部
表面を上方に向ける工程とを備えたことを特徴とする。
【0008】また請求項2に記載された発明は、フロン
トシートを把持して組立ライン上の自動車の車室内に搭
載するフロントシートの搭載装置において、フロントシ
ートの座部底面のスライドレールを把持可能な把持爪を
有する把持手段を、組立ライン近傍のフロントシート搬
入位置と車体のドア開口部との間を移動可能なアームの
先端に、少なくとも相互に直交する2軸回りに回動自在
に設けたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はフロントシート搭載ステーションの全体平面
図、図2はフロントシートの搭載装置の斜視図、図3は
把持手段の拡大斜視図 、図4は図1の4−4線矢視
図、図5〜図7は作用の説明図である。
【0011】図1及び図2に示すように、自動車組立ラ
インLのフロントシート搭載ステーションの近傍には、
自動車の車室内に搭載すべきフロントシートSを搬入す
るコンベアCが設けられる。コンベアCの末端から組立
ラインLに沿うように敷設された一対のガイドレール
1,1に沿って走行する走行装置2の上面には、多関節
型のロボットRが支持される。ロボットRは走行装置2
の上面に上下方向の軸回りに回転自在に支持された基台
3と、この基台3に水平方向の軸回りに上下揺動自在に
枢支された第1アーム4と、この第1アーム4先端に水
平方向の軸回りに上下揺動自在に枢支された第2アーム
5と、この第2アーム5の先端に設けられてフロントシ
ートSを把持する把持手段6とを備える。ロボットRは
コンベアCの末端に搬入されたフロントシートSを把持
手段6によって把持し、走行装置2、基台3、第1アー
ム4及び第2アーム5を駆動して車体のドア開口部D内
に搬送する。
【0012】図3を併せて参照すると明らかなように、
ロボットRの把持手段6は、第2アーム5の先端に上下
方向に延びる回転軸7で揺動自在に支持されたブラケッ
ト8と、このブラケット8に水平方向に延びる回転軸9
回りに回転自在に支持された基板10とを備えており、
ブラケット8を枢支する回転軸7及び基板10を枢支す
る回転軸9は、相互に直交するように配設される。基板
10の表面に設けられた一対のガイドレール11,11
には各々2個合計4個のシリンダ12…が摺動自在に支
持されており、各シリンダ12…にはそれぞれ1対の把
持爪13…が接続される。フロントシートSの座部S1
底面には該フロントシートSを車体のフロア面に前後摺
動自在に支持するための2本のスライドレール14,1
4が設けられており、一方のスライドレール14が2個
のシリンダ12,12で開閉駆動される2対の把持爪1
3…によって把持され、また他方のスライドレール14
が他の2個のシリンダ12,12で開閉駆動される他の
2対の把持爪13…によって把持される。このとき、シ
リンダ12…をガイドレール11,11に沿って移動さ
せることにより、スライドレール14,14の把持位置
を調節することができる。
【0013】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0014】組立ラインLの所定位置に車体が停止する
と、コンベアCの末端に搬入されたフロントシートSを
ロボットRの把持手段6によって把持し、図2、図4及
び図7(a)に示すように車体のドア開口部Dに挿入す
る。このとき、フロントシートFは背凭れ部S2 背面が
車体前方を向き、且つ座部S1 表面が車室内を向くよう
に横倒しにされ、背凭れ部S2 表面がドア開口部Dの後
縁に位置するセンターピラーPの前面に対向するととも
に、座部S1 表面がセンターピラーPの側面に対向する
状態とされる。
【0015】続いて、第2アーム5の先端に設けた回転
軸7の位置を図7(a)の矢印に沿って移動させなが
ら、回転軸7回りにフロントシートSを90°回転させ
る。その結果、図5及び図7(b),(c)に示すよう
にフロントシートSはセンターピラーPの前側を回り込
むようにして車室内に挿入され、フロントシートSの座
部S1 底面が車体前方を向き、且つ背凭れ部S2 背面が
車体内側を向く姿勢となる。
【0016】続いて、車室内でフロントシートSを回転
軸9回りに90°回転させることにより、図6及び図7
(d)に示すようにフロントシートSの座部S1 底面が
車体前方を向き、且つ背凭れ部S2 表面が上方を向く姿
勢とし、この状態でフロントシートSの把持を解放して
把持手段6を車室外の原位置に復帰させる。
【0017】上述のようにして、フロントシートSが車
室のルーフ上に仰向きに倒れた状態で移載されると、車
室内に乗り込んだ作業員がフロントシートSの背凭れ部
2を前方に揺動させ、フロントシートSの姿勢をを車
体に対する取付姿勢(図8の姿勢)とすることができ
る。
【0018】而して、フロントシートSを横倒し姿勢に
して投影面積を最小にした状態でドア開口部Dを通過さ
せた後、車室内で回転させて取付姿勢に姿勢変換してい
るので、フロントシートSとドア開口部Dとの干渉によ
る両者の損傷を防止することができる。しかも、把持手
段6でフロントシートSのスライドレール14を把持し
ているので、座部S1 や背凭れ部S2 を把持する場合に
比べて、フロントシートの位置決め精度を向上させて干
渉を一層確実に防止することができるばかりか、把持爪
13…によってフロントシートSを傷付ける虞がない。
【0019】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、フロントシートを横倒し姿勢にして投影面
積を最小にした状態で上下方向の軸回りに略90°回転
させながらドア開口部を通過させているので、ドア開口
部との干渉を余裕をもって避けながらフロントシートを
車室内に挿入することができる。しかも、剛体であるス
ライドレールを把持手段で把持しているので、比較的に
柔らかい座部や背凭れ部を把持する場合に比べてフロン
トシートの位置決め精度を向上させてドア開口部との干
渉を一層確実に防止することができ、しかもフロントシ
ートを傷付けることがない。
【0021】また請求項2に記載された発明によれば、
アームの先端にフロントシートのスライドレールを把持
する把持手段を少なくとも相互に直交する2軸回りに回
動自在に設けたことにより、把持したフロントシートを
回転させながらドア開口部を通過させ、且つ車室内に挿
入されたフロントシートの姿勢を目的の取付姿勢になる
ように回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントシート搭載ステーションの全体平面図
【図2】フロントシートの搭載装置の斜視図
【図3】把持手段の拡大斜視図
【図4】図1の4−4線矢視図
【図5】作用の説明図
【図6】作用の説明図
【図7】作用の説明図
【図8】ドア開口部とフロントシートとの関係を示す図
【符号の説明】
4 第1アーム(アーム) 5 第2アーム(アーム) 6 把持手段 7 回転軸(軸) 9 回転軸(軸) 13 把持爪 14 スライドレール D ドア開口部 L 組立ライン S フロントシート S1 座部 S2 背凭れ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントシート(S)を把持して組立ラ
    イン(L)上の自動車の車室内に搭載する自動車のフロ
    ントシート搭載方法において、 把持手段(6)でフロントシート(S)の座部(S1
    底面のスライドレール(14)を把持し、横倒し姿勢と
    したフロントシート(S)の背凭れ部(S2 )背面を車
    体前方に向けて該背凭れ部(S2 )を車体のドア開口部
    (D)から車室内に挿入する工程と、フロントシート
    (S)を上下方向の軸回りに略90°回転させながら、
    フロントシート(S)の座部(S1 )底面が車体前方を
    向くように該座部(S1 )をドア開口部(D)から車室
    内に挿入する工程と、フロントシート(S)を車体前後
    方向の軸回りに略90°回転させて背凭れ部(S2 )表
    面を上方に向ける工程と、把持手段(6)によるスライ
    ドレール(14)の把持を解放し、フロントシート
    (S)を車体左右方向の軸回りに略90°回転させて座
    部(S1 )表面を上方に向ける工程とを備えたことを特
    徴とする、自動車のフロントシート搭載方法。
  2. 【請求項2】 フロントシート(S)を把持して組立ラ
    イン(L)上の自動車の車室内に搭載する自動車のフロ
    ントシート搭載装置において、 フロントシート(S)の座部(S1 )底面のスライドレ
    ール(14)を把持可能な把持爪(13)を有する把持
    手段(6)を、組立ライン(L)近傍のフロントシート
    搬入位置と車体のドア開口部(D)との間を移動可能な
    アーム(4,5)の先端に、少なくとも相互に直交する
    2軸(7,9)回りに回動自在に設けたことを特徴とす
    る、自動車のフロントシート搭載装置。
JP22347293A 1993-09-08 1993-09-08 自動車のフロントシート搭載方法及び自動車のフロントシート搭載装置 Expired - Fee Related JP3182480B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7381024B2 (en) 2005-10-26 2008-06-03 Kia Motors Corporation LPG tank insertion apparatus for automobiles
CN113696208A (zh) * 2021-08-30 2021-11-26 上海兰凯机械制造有限公司 一种汽车座椅安装用机械手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7381024B2 (en) 2005-10-26 2008-06-03 Kia Motors Corporation LPG tank insertion apparatus for automobiles
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