JP3638760B2 - 自動車の車室内作業台 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車室内で組立作業を行う際に作業者が着座するための自動車の車室内作業台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、製造工程に搬入された自動車ボデー1の上方に位置するその搬送方向及び横方向に移動可能な搬送レール2に、わん曲して側方から自動車ボデー1の車室内に侵入するフレーム5を支持させ、その先端部に回転自在に取付けた着座板6に作業者が着座して作業することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、着座板6を移動させようとするとその都度車室外へ出てフレーム5を移動させる必要があり、また作業時にフレーム5が邪魔になることもあった。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、より能率良く車室内の作業を行うことができる自動車の車室内作業台を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、車室内のフロアから突出するフロアトンネルに上方から載置される車両前後方向に長い基部フレ−ムに、走行基台を車両前後方向にスライド走行させるガイドレ−ルを設けると共に、上端部に着座板が水平面で回転自在に取付けられ、かつエアの給排気により昇降するベロ−ズシリンダを走行基台に取付けたことを特徴とする。
【0006】
車室内作業台の基部フレームはフロアトンネルに載置される。着座板は、基部フレームに沿って車両前後方向に移動可能な走行基台に回転自在に取付けられ、またベローズシリンダで昇降可能であることにより、回転位置、前後方向位置及び高さ位置が調整できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例による自動車の車室内作業台を説明する。車室内のフロア8から突出するフロアトンネル9に上方から載置される縦幅1.2m及び横幅13cmの車両前後方向に長い基部フレ−ム10に、走行基台12を車両前後方向に走行させるガイドレ−ル11が設けられている。
【0008】
走行基台12はガイドレール11にガイドされるスライド部12aを備えると共に、その上面には、ベロ−ズシリンダ13が取付けられている。その上面板14には、支軸14aにより直径30cmの円板状の着座板15が回転自在に取付けられている。ベローズシリンダ13には、エアチューブ13aを通して図示しない弁の操作により圧縮エアが給排気される。
【0009】
基部フレーム10の裏面には、フロアトンネル9の上面に載置される受け駒16、16aが取付けられている。さらに、前方寄りの受け駒17には、フロアトンネル9の上面に形成されたシフトレバー用開口部9aにシフトレバーのブーツ或は表示パネル等が装着されていない状態で係入する突出部17aが設けられている。さらに、後方寄りにはフロアトンネル9を上方から抱持し、かつフロア8から僅かに浮く高さの抱持フレーム18が下設されている。
【0010】
基部フレーム10、ガイドレール11等は軽量化のためにジュラルミン製であり、基部フレーム10には縦方向に真円状の軽減孔(図示せず)が等間隔に形成されている。
【0011】
ドア、フロアシート等が装着されていない状態の自動車ボデーに対して車室内作業を行う際に、作業者が車室内作業台を手で持って車室内に持ち込み、抱持フレーム18でフロアトンネル9を抱持させ、その上面に受け駒16、16a、17を載置させ、受け駒17はシフトレバー部分に位置付けしてその突出部分17aをシフトレバー用開口部9aに係入させた状態に載置する。
【0012】
作業者は、図3に示すように、着座板15に着座し作業を行う。同図Aに示すように、ベローズシリンダ13の昇降制御により着座板15を高さ調整することができ、また座ったままで着座板15を回転させて作業位置を車幅方向へ変更することができる。さらに、同図Bに示すように、走行基台12をガイドレール11に沿って移動させることにより、前後方向に作業部位置を容易に変更することが可能となる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、作業者は車室内で着座板に座ったまま容易に回転位置及び前後方向位置を変更できるために、作業者の作業台の位置操作の負担が軽減され、作業能率も向上する。請求項2の発明によれば、突出部分をシフトレバー用開口部に係入させ、さらに抱持フレームでフロアトンネルを抱持させることにより、嵩ばることなくフロアトンネルへ確実に載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自動車の車室内作業台の図2におけるA−A線断面図である。
【図2】同自動車の車室内作業台の縦方向の構成を示すもので、同図Aは平面図、同図Bはその縦方向断面図である。
【図3】同自動車の車室内作業台の使用状態を示すもので、同図Aは車幅方向に作業部位を変えた場合、同図Bは前後方向に作業部位を変えた場合を示す。
【図4】従来の自動車の車室内作業台を概略的に示す図である。
【符号の説明】
8 フロア
9 フロアトンネル
9a シフトレバー用開口部
10 基部フレーム
11 ガイドレール
12 走行基台
13 ベローズシリンダ
15 着座板
18 抱持フレーム
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車室内で組立作業を行う際に作業者が着座するための自動車の車室内作業台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、製造工程に搬入された自動車ボデー1の上方に位置するその搬送方向及び横方向に移動可能な搬送レール2に、わん曲して側方から自動車ボデー1の車室内に侵入するフレーム5を支持させ、その先端部に回転自在に取付けた着座板6に作業者が着座して作業することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、着座板6を移動させようとするとその都度車室外へ出てフレーム5を移動させる必要があり、また作業時にフレーム5が邪魔になることもあった。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、より能率良く車室内の作業を行うことができる自動車の車室内作業台を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、車室内のフロアから突出するフロアトンネルに上方から載置される車両前後方向に長い基部フレ−ムに、走行基台を車両前後方向にスライド走行させるガイドレ−ルを設けると共に、上端部に着座板が水平面で回転自在に取付けられ、かつエアの給排気により昇降するベロ−ズシリンダを走行基台に取付けたことを特徴とする。
【0006】
車室内作業台の基部フレームはフロアトンネルに載置される。着座板は、基部フレームに沿って車両前後方向に移動可能な走行基台に回転自在に取付けられ、またベローズシリンダで昇降可能であることにより、回転位置、前後方向位置及び高さ位置が調整できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例による自動車の車室内作業台を説明する。車室内のフロア8から突出するフロアトンネル9に上方から載置される縦幅1.2m及び横幅13cmの車両前後方向に長い基部フレ−ム10に、走行基台12を車両前後方向に走行させるガイドレ−ル11が設けられている。
【0008】
走行基台12はガイドレール11にガイドされるスライド部12aを備えると共に、その上面には、ベロ−ズシリンダ13が取付けられている。その上面板14には、支軸14aにより直径30cmの円板状の着座板15が回転自在に取付けられている。ベローズシリンダ13には、エアチューブ13aを通して図示しない弁の操作により圧縮エアが給排気される。
【0009】
基部フレーム10の裏面には、フロアトンネル9の上面に載置される受け駒16、16aが取付けられている。さらに、前方寄りの受け駒17には、フロアトンネル9の上面に形成されたシフトレバー用開口部9aにシフトレバーのブーツ或は表示パネル等が装着されていない状態で係入する突出部17aが設けられている。さらに、後方寄りにはフロアトンネル9を上方から抱持し、かつフロア8から僅かに浮く高さの抱持フレーム18が下設されている。
【0010】
基部フレーム10、ガイドレール11等は軽量化のためにジュラルミン製であり、基部フレーム10には縦方向に真円状の軽減孔(図示せず)が等間隔に形成されている。
【0011】
ドア、フロアシート等が装着されていない状態の自動車ボデーに対して車室内作業を行う際に、作業者が車室内作業台を手で持って車室内に持ち込み、抱持フレーム18でフロアトンネル9を抱持させ、その上面に受け駒16、16a、17を載置させ、受け駒17はシフトレバー部分に位置付けしてその突出部分17aをシフトレバー用開口部9aに係入させた状態に載置する。
【0012】
作業者は、図3に示すように、着座板15に着座し作業を行う。同図Aに示すように、ベローズシリンダ13の昇降制御により着座板15を高さ調整することができ、また座ったままで着座板15を回転させて作業位置を車幅方向へ変更することができる。さらに、同図Bに示すように、走行基台12をガイドレール11に沿って移動させることにより、前後方向に作業部位置を容易に変更することが可能となる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、作業者は車室内で着座板に座ったまま容易に回転位置及び前後方向位置を変更できるために、作業者の作業台の位置操作の負担が軽減され、作業能率も向上する。請求項2の発明によれば、突出部分をシフトレバー用開口部に係入させ、さらに抱持フレームでフロアトンネルを抱持させることにより、嵩ばることなくフロアトンネルへ確実に載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自動車の車室内作業台の図2におけるA−A線断面図である。
【図2】同自動車の車室内作業台の縦方向の構成を示すもので、同図Aは平面図、同図Bはその縦方向断面図である。
【図3】同自動車の車室内作業台の使用状態を示すもので、同図Aは車幅方向に作業部位を変えた場合、同図Bは前後方向に作業部位を変えた場合を示す。
【図4】従来の自動車の車室内作業台を概略的に示す図である。
【符号の説明】
8 フロア
9 フロアトンネル
9a シフトレバー用開口部
10 基部フレーム
11 ガイドレール
12 走行基台
13 ベローズシリンダ
15 着座板
18 抱持フレーム
Claims (2)
- 車室内のフロアから突出するフロアトンネルに上方から載置される車両前後方向に長い基部フレ−ムに、走行基台を車両前後方向にスライド走行させるガイドレ−ルを設けると共に、上端部に着座板が水平面で回転自在に取付けられ、かつエアの給排気により昇降するベロ−ズシリンダを前記走行基台に取付けたことを特徴とする自動車の車室内作業台。
- 基部フレームの前方寄りにフロアトンネル上面に形成されたシフトレバー用開口部に係入される突出部が形成され、後方寄りにフロアトンネルを上方から抱持する抱持フレームが形成されたことを特徴とする請求項1の自動車の車室内作業台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22552097A JP3638760B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 自動車の車室内作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22552097A JP3638760B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 自動車の車室内作業台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1149052A JPH1149052A (ja) | 1999-02-23 |
JP3638760B2 true JP3638760B2 (ja) | 2005-04-13 |
Family
ID=16830603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22552097A Expired - Fee Related JP3638760B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 自動車の車室内作業台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3638760B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP22552097A patent/JP3638760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1149052A (ja) | 1999-02-23 |
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