JPH0229211A - モータ調整式可動アームレスト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的である可動アームレストは多くの型のシー
ト、特に車のシートに関する。該アームレストは特に自
動車の２つのフロントシート間に装着され得る。

使用者の必要に応じて使用位置に配置したり、逆にアー
ムレストを越えての動きや全空間の使用の妨げにならな
いように旋回させることの出来る折り畳み式アームレス
トは以前から知られている。

この種のアームレストは例えば使用者の体型に応じての
位置調整手段を備えていない、従ってアームレストが運
転者にとって問題を生じ得るために、車のフロントシー
ト間には折り畳み式の又は万一の場合に手動調整の出来
るアームレストは一般に置かれていない。

いかなる型のシートにも適応し得、且つ使用者が必要に
応じて速やかに、正確に、造作なく、いかなる型の車を
運転していても万が−にも運転から注意をそらされるこ
となくアームレストを調整することのできるアームレス
トの供給の可能性について研究が行われた。

最終的に、モータ作動中であれ、モータ停止中であれ、
正確、堅牢、静粛で、アームレストに加えられる異常な
力により損傷を受ける危険性のないモータ制御装置の供
給の可能性についての研究が行われた。

本発明の対象となるモータ調整式可動アームレストによ
り前記結果を得ることが可能である。

該アームレストは可動構成部品を備える。該可動構成部
品の上部はシートの乗員がモータ制御装置により低位置
と高位置間の調整範囲内でアームレストの位置を調整し
た後に該上部にもたれることが出来るように、少なくと
も１つのシートに対して側面に配置される。

可動構成部品の低位置から高位置までの、又はその逆の
連続移動を可能にするように、本発明の可動構成部品は
、水平面に対して傾斜し且つ固定フレームに固定される
案内手段と協働する支持手段を有する支持板をその下部
に備える。該支持板に対して固定され、且つ少なくとも
１つのシートの乗員により作動させられる制御手段を備
えたモータにより、歯付きセクター又は対応する固定ラ
ックと係合する少なくとも１つの歯付きピニオンを一方
・向又はその反対方向に回転させることが出来る。

支持板は好ましくは４つの支持手段を備える。

該支持手段は支持板の側方端部に沿って、２つの平行軸
の各端部に一つずつ配置される。一方の平行軸は鎖板の
一端部に、他方の平行軸は鎖板の他方の端部に配置され
、該軸は前記側端部に垂直である。前記支持手段の各々
は対応する案内手段と協働する。該案内手段は固定フレ
ームの２つの側壁の一方又は他方に対して固定される案
内傾斜路（Ｈｕｉｄｅ　ｒａｍｐ）を備える。各々２つ
の案内傾斜路を備える２つの側壁は有利には実質的に垂
直、平坦、互いに平行で、該支持板の各側面上に側方端
部と平行に配置され、前記アームレストに対応する少な
くとも１つのシートが向けられる方向と実質的に平行で
ある。

案内傾斜路はまっすぐでも湾曲していても良い。

有利には２つの側壁の各々が少なくとも１つの案内傾斜
路を備える。該案内傾斜路は実質的にまっすぐで、水平
位置に対する傾斜は２０’から８０°で、好ましくは３
０°から７０°とし、支持板に対して固定されるモータ
により駆動される歯付きピニオンとかみ合う少なくとも
１つのラックと平行である。

有利には、案内傾斜路の間近に配置されるラックが実質
的にまっすぐな２つの前記案内傾斜路の各々に対応する
。

更に有利には、固定フレームの２つの側壁の各々が少な
くとも１つの湾曲した案内傾斜路を備える。該案内傾斜
路は例えば側壁を形成する金属板の切断により製造され
得る。該傾斜路の端部はポリアミドのようなプラスチッ
ク材料の滑動ライニングで覆われている。

支持板に対して固定されるモータは好ましくはシャフト
を駆動する減速装置を備える。該シャフトは固定フレー
ムの側壁に垂直で、該シャフトの両端の各々が対応する
歯付きセクター又はラックとかみ合うピニオンを駆動す
る。該ピニオンと同軸の支持手段が該歯付きセクター又
はラックの間近に配置された案内傾斜路と協働する。

有利なことには、ピニオンとラック又は歯付きセクター
と支持手段とは例えばポリアミドのようなプラスチック
材料から成る。更に有利なことには、プラスチック材料
は例えば紡織繊維、ガラス１１維、炭素繊維又はその他
の同種の物により強化され得る。該プラスチック材料は
二硫化モリブデンのような滑動性（ｓｌｉｄａｂｉｌｉ
ｔｙ）を補強する充填剤も備え得る。案内傾斜路に使用
されるプラスチック材料もこのような充填剤又は補強剤
を備え得る。

特に有利な構造として、該案内傾斜路と協働する支持板
の４つの支持手段が該傾斜路に沿って移動する間に該支
持板の水平面に対する傾斜を変動させるように、固定フ
レームの２つの側壁の各々にまっすぐな案内傾斜路と湾
曲した案内傾斜路とを備えさせる。

特に有利な配置として、本発明のアームレストは車の２
つのフロントシート間に配置される。このような使用に
より案内傾斜路に傾斜が与えられ、必要な場合少なくと
も２つの案内傾斜路に湾曲形状が与えられる。これは低
位置においてはアームレストが２つのシート間で出来る
だけ完全に隠れるようにし、高位置においては使用者に
必要な側面支持を与えるために、大抵の場合パッド入り
の該アームレストの上部が調整する高さの選択と使用者
の体型に応じて所望の位置になるようにするために必要
である。

有利なことには、アームレストの可動構成部品はパッド
入りの又はパッドなしの上部の下に肘掛は用の箱体を備
え、支持板上に配置されている該箱体の底は適切な接続
手段により該支持板に対し固定される。

本発明のアームレストは、使用材料及び構造上の詳細に
関して多くの様々な変形形状から成り得る。これらの変
更配置も本発明の主旨の範囲に入る。

以下の具体例及び添付図面は本発明のアームレストの特
別な具体例を非制限的に説明する。

第１図は本発明のアームレストを形成するアセンブリを
図式的に示す側面図である０本具体例の場合、アームレ
ストを形成する該アセンブリは自動車（図示せず）の２
つのフロントシート（図示せず）間に収納されるように
設計される。

第１図の側面図では、車の前部は左側に位置する。アー
ムレストの低位置での可動構成部品１は実線で示される
。肘掛は用の箱体３のカバーを形成するパッド入り部分
２のみが固定フレーム４の上にある。可動構成部品は該
固定フレーム内に殆ど完全に収納される。水平面による
断面が実質的に長方形の固定フレーム４は２つのシート
間の車の床に公知の手段（図示せず）により固定される
底板（図示せず）及び２つの平行な側壁を備える。

第１図はまた高位置での同じ可動構成部品の輪郭を一点
鎖線で示す、パッド入り部分２はこの場合アームレスト
としての使用が可能な２ａに示す位置に配置される。可
動構成部品１の移動は固定フレーム４内に配置される支
持板５により行われる。

実質的に水平な低位置での支持板５の輪郭は破線で示さ
れる。傾斜した高位置での輪郭も５ａに示される。

箱体３の底は公知の方法（図示せず）で該支持板５に固
定される。

第２図は箱体３及び固定フレーム４から分割される該支
持板の概略平面図である。第２図に示されるように輪郭
のみが描かれているモータユニット６は支持板５の下に
固定される。該モータユニットはモータフを備え、該モ
ータは減速装置８を介してＸｌ−Ｘｌ軸でのみ示される
駆動軸を動かす。該駆動軸は支持板５の前部、即ち車の
前方に向けられる側にある。支持板５の後部にはＸ２−
ＸＺ軸でのみ示される２つの支持手段が配置される。

モータユニット６は支持板５に対して３点で固定される
。電気モータ７の端部９は支持板５の後端部に固定され
る金属つば１０（第３図及び第４図参照）に係合する。

第３図に示す通り、エラストマのリング１１が該つば１
０の内側端部に取り付けられ、モータハウジングに締め
付は効果を与える。支持板の前部ではモータユニットが
鋼鉄のベアリング１２．１３（第５図参照）により支持
され、減速装置８により駆動される駆動軸の端部３９及
び４ｏが該ベアリング内に係合する。該駆動軸は四角な
断面を有し、且つ歯付きピニオン１６及び１フの延長部
分１４及び１５の回転対称面を介してベアリング１２．
１３上に支持される。前記端部３９及び４０は前記延長
部分１４及び１５内に収納される。

振動を避けるなめにエラストマ材料の緩衝ブロック１８
及び１９が支持板５の金属フロア上に固定され、減速装
置８のハウジングの上端部の両側に支持される。

支持板５の支持手段は後述するように固定フレーム４の
案内手段と協働する。支持板５の後部（第１図及び第４
図）においてＸ２−Ｘ２軸上に配置される２つの支持手
段はプラスチック材料のスライディングシ：ｚ−（ｓｌ
ｉｄｉｎｇｓｈｏｅｓ）２０．２１であり、該スライデ
ィングシューの外形は卵形（第１図の２０参照）である
。シュー２０及び２１は固定フレーム４の鋼板製側壁２
６及び２７内で切断される湾曲した案内傾斜路２４及び
２５の端部を覆うプラスチック材料のライニング２２及
び２３をスライドしながら坦持する。

該シュー２０及び２１は円形断面状の延長部分２８及び
２９を掬え、該延長部分は支持板５の側方端部内に形成
される支持部材３０及び３１の各々に係合する。

延長部分２８及び２９の支持部材３０及び３１内への装
着後に挿入される軸ビン３２及び３３は、該シューの制
限された幅の回転運動を可能にしながら支持部村内での
延長部分の位置を維持するように、３４及び３５に示さ
れるような止め舌を離隔する。前記回転運動はシューが
案内傾斜路２４及び２５の湾曲部に従って動くために必
要である。

適当な厚さのワッシャ５３及び３６が、関係する隙間を
矯正し且つ滑動を容易にするように支持板５の側方端部
とライニング２２及び２３との間に挿入される０図面は
箱体３の支持板５への固定のための２つの後部固定手段
３７及び３８の位置も明確に示す。

第５図は支持板５の前部で駆動軸と同じχ１−Ｘｌ軸上
に配置される支持手段の特殊な構造、及びピニオンとラ
ックとを使用するアセンブリの移動手段の具体例を示す
。

減速装置８により作動する駆動軸の四角断面の２つの端
部３９及び４０は、プラスチック材料の歯付きピニオン
１６及び１７の延長部分１４及び１５に設けられる対応
開口部内に係合する。延長部分１４及び１５は前述のご
とく支持板５の側方端部内に設けられる開口部内に固定
された鋼鉄の支持部材１２及び１３上に回転させて装着
される。

支持部材１２及び１３の回転対称外壁は、プラスチック
材料のリング４１及び４２を介して支持板５のための前
部支持手段を形成する。該リングはプラスチック材料の
案内部材４５及び４６の上下の内側端部４３及び４４上
に支持され、内側端部は２つのまっすぐな案内傾斜路を
形成する。

案内部材４５及び４Ｂは更に、案内傾斜路４３及び４４
の各々の上端部と平行に配置されるラック４７及び４８
（第１図参照、ラック４７は破線で示す、）を備える。

ピニオン１６及び１７は第１図に示すようにラックとか
み合う、リング４１及び４２と支持板５の側方端部との
間の支持部材１２及び１３の周囲に配置されるワッシャ
４９及び５０はリングの回転運動を容易にし、隙間の補
正を行う、案内部材４５及び４６は該部材の端部を介し
て固定フレーム４の側壁２６及び２７の開口部に係合し
、５１及び５２で示されるようにプラスチック材料のリ
ベットにより側壁２６及び２７に対して固定される。

傾斜路４３及び４４が２０°から８０°の角度で、好ま
しくは３０”からフ０°の角度で傾斜するように且つ案
内傾斜路２４及び２５が所望の傾斜と湾曲形を示すよう
に、案内部材４５及び４６に適切な傾斜角度を与えるこ
とによりアームレストを低位置にすることが可能となる
。低位置にあれば車の２つのフロントシート間に取られ
る場所が最も少なくなる。この低位置は一般に高位置に
比べて実質的に後方にあり、従ってパッド入り部分２の
前部は車の床方向にかなり傾斜する。

逆に高位置ではパッド入り部分２の前部は水平位置に近
付くように更に持ち上げられる。

これらの結果は支持板が上下位置間を移動する間に案内
傾斜路により該支持板と水平位置との間の角度を変える
ことにより得られる。

アームレストの構成部品を製造するなめに様々なプラス
チック材料が使用され得る０例えばポリアミドの使用が
可能である。滑り運動係数（ｃｏｅｆｆｉｃｉ−ｅｎｔ
　ｏｒ　ｓｌｉｄｉｎｇ　ｍｏｖｅ＋ｍｅｎｔ）を改善
するために二硫化モリブデンのような充填剤がプラスチ
ック材料に加えられ得る。ガラス繊維、炭素繊維又はそ
の他同種の物のような繊維によりこれらのプラスチック
材料を強化することも出来る。

例えば減速比１／２０から１／１００と減速度の高い減
速装置の使用により低出力のモータを使用して一般に所
望される非可逆性を容易に得ることが可能となる。

公知の行程制限装置（図示せず）はアームレストが高位
置又は低位置に達したときにモータを停止させる。交流
又は直流による公知の方法で供給を受けるモータは、ア
ームレストの可動要素を調整範囲内の任意の位置で停止
させ得る切り替えスイッチ付き始動−停止制御手段によ
りシートの少なくとも一人の乗員により遠隔操作される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアームレストの側面図を、第２図は第
１図に示すアームレストの可動要素の支持板の平面図を
、第３図は第２図に示すモータのＸ３−Ｘ３軸での断面
図を、第４図は第２図のＸ２−Ｘ２軸での断面図を、第
５図は第２図のχ１−ｘｌ軸での断面図を示す。 １１０．可動構成部品、４１９．固定フレーム、５０３
．支持板、フ１．．モータ、１２，１３，２０，２１．
、　、支持手段、１６．１７．、、歯付きピニオン、２
４，２５，４３，４４．、、案内手段、２６．２７．、
、側壁、４７．４８．、、ラック。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）可動構成部品を備え、該可動構成部品の上部が少
   なくとも１つのシートの乗員のための支持面を形成し、
   且つ高位置と低位置間の範囲内でモータ制御装置により
   調整され得るアームレストであって、該可動構成部品の
   低位置から高位置までの、又はその逆の連続移動を可能
   にするように、該可動構成部品は、水平面に対して傾斜
   し且つ固定フレームに固定される案内手段と協働する支
   持手段を有する支持板をその下部に備え、制御手段を備
   え且つ支持板に対して固定されるモータは、固定ラック
   又は対応する歯付きセクターと係合する少なくとも１つ
   の歯付きピニオンが一方向又はその反対方向に動かされ
   ることを可能にすることを特徴とするアームレスト。 （２）平行軸の一方は板の一端部近くに、他方は板の他
   方の端部近くに配置され、且つ側方端部に垂直な２つの
   平行軸の２つの端部の側方端部に沿つて配置される４つ
   の支持手段を支持板が備えるとともに、該支持手段の各
   々は対応する案内手段と協働し、該案内手段は固定フレ
   ームの２つの側壁の一方又は他方に対して固定される案
   内傾斜路を備えることを特徴とする請求項１に記載のア
   ームレスト。 （３）各々２つの案内傾斜路を備える固定フレームの２
   つの側壁は実質的に垂直、平坦、互いに平行で、該支持
   板の各側面上に該支持板の側方端部と平行に配置され、
   且つ該アームレストに対応する少なくとも１つのシート
   が向けられる方向と実質的に平行であることを特徴とす
   る請求項２に記載のアームレスト。 （４）固定フレームの２つの側壁の各々が少なくとも１
   つの実質的にまっすぐな案内傾斜路を備え、該案内傾斜
   路の水平面に対する傾斜角度は２０°から８０°で、好
   ましくは３０°から７０°であり、該案内傾斜路は支持
   板に対して固定されるモータにより駆動される歯付きピ
   ニオンとかみ合うラックと平行であることを特徴とする
   請求項２又は３に記載のアームレスト。 （５）２つの実質的にまっすぐな案内傾斜路の各々が該
   案内傾斜路の間近に配置されるラックと対応することを
   特徴とする請求項４に記載のアームレスト。 （６）固定フレームの２つの側壁の各々が少なくとも１
   つの湾曲した案内傾斜路を備えることを特徴とする請求
   項２から５のいずれか一項に記載のアームレスト。 （７）固定フレームの２つの側壁の各々が少なくとも１
   つの案内傾斜路を備え、その端部が該壁を形成する金属
   板から成り、且つポリアミドのようなプラスチック材料
   の滑動ライニングで覆われていることを特徴とする請求
   項２から６のいずれか一項に記載のアームレスト。 （８）支持板に対して固定されるモータが、固定フレー
   ムの側壁に垂直なシャフトを駆動する減速装置を備え、
   該シャフトの２つの端部の各々が対応するラックとかみ
   合うピニオンを駆動し、該ピニオンと同軸の支持手段が
   該ラックの真近に配置された案内傾斜路と協働すること
   を特徴とする請求項２から７のいずれか一項に記載のア
   ームレスト。 （９）ピニオン、ラック及び支持手段がポリアミドのよ
   うなプラスチック材料から成ることを特徴とする請求項
   １から８のいずれか一項に記載のアームレスト。 （１０）滑動ライニングのために使用されるプラスチッ
   ク材料が少なくとも二硫化モリブデンのような滑動性を
   補強するための充填剤を備えることを特徴とする請求項
   ７に記載のアームレスト。 （１１）支持板の案内手段が固定フレームの各側壁上に
   少なくとも１つの湾曲した案内傾斜路を備えることを特
   徴とする請求項２から１０のいずれか一項に記載のアー
   ムレスト。（１２）支持板の水平位置に対する角度が、
   固定フレームの各側壁上のまっすぐな案内傾斜路と湾曲
   した案内傾斜路との連合により低位置と高位置間におい
   て変更されることを特徴とする請求項１１に記載のアー
   ムレスト。 （１３）自動車の２つのフロントシート間における請求
   項１から１２のいずれか一項に記載のアームレストの使
   用。