JPH0776165B2 - 歯科用修復組成物 - Google Patents

歯科用修復組成物

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JPH0776165B2
JPH0776165B2 JP60101628A JP10162885A JPH0776165B2 JP H0776165 B2 JPH0776165 B2 JP H0776165B2 JP 60101628 A JP60101628 A JP 60101628A JP 10162885 A JP10162885 A JP 10162885A JP H0776165 B2 JPH0776165 B2 JP H0776165B2
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dental restorative
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dimethacrylate
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リンコリン・イング
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デンツプライ リサーチ アンド ディヴェロップメント コーポレーション
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    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/80Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
    • A61K6/884Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising natural or synthetic resins
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一官能価芳香族または脂環式アクリルまたはメ
タクリルモノマーを含有する歯科用修復組成物に関す
る。
米国特許出願第509,770号(出願日:1983年7月1日、発
明の名称:「改良された機械的性質および加水分解安定
性を有する歯科用修復組成物(Dental Restorative Com
positions Having Improved Mechanical Properties an
d Hydrolytic Stability)」には、少なくとも2個のオ
レフイン的不飽和基を有するモノマー、重合開始剤およ
び充填材を含有する歯科用修復組成物が開示されてい
る。前記出願の発明においては、モノマーおよび充填材
の双方が(前記発明中で定義されるように)疎水性であ
り、かつ充填材は特定の粒度を有し、またこれは処方の
特定の割合を構成している。前記出願の歯科用修復組成
物は優れた特性を示し、そして修復剤第II類(すなわ
ち、臼歯の咬合表面に対する修復剤)用として示される
べき重大な競合品であり、また市販の樹脂性歯科用修復
剤の殆ど全てを遥かに寄せつけない特質を有している。
本発明は樹脂性歯科用修復剤の技術分野における改良を
指向し、そして特に前記出願中に記載された修復剤にお
いて有用である。
本発明は少なくとも2個のオレフイン性不飽和基を含む
可重合性組成物、この組成物用の重合開始剤、充填材、
および微小割合の一官能性芳香族または脂環式アクリレ
ートまたはメタクリレートからなる歯科用修復組成物を
提供する。好ましい一官能性モノマーには、メタクリル
酸ベンジルおよびメタクリル酸3,3,5−トリメチルシク
ロヘキシルがある。
マツクナル(McNall)の米国特許第3,955,282号および
リー等(Lee et al.)の米国特許第4,340,529号には、
歯科矯正用ブラケツトセメント中の1種類の使用可能成
分としてメタクリル酸ベンジルの利用が開示されてい
る。
オサリバン等(O′Sullivan et al.)は米国特許第3,9
31,678号および第4,243,578号中で、ウレタンポリマー
ベース歯科用充填組成物における「溶媒」としてメタク
リル酸シクロヘキシルの使用を開示している。
リー等(Lee et al.)は米国特許第4、340,532号中
で、歯科用接着剤組成物中の1種類の使用可能なモノマ
ー性成分としてメタクリル酸シクロヘキシルの利用を開
示している。
本発明の組成物は、少なくとも2個のオレフイン性不飽
和基を有する少なくとも1種類の可重合性組成物を含ん
でいる。この種の物質は当該技術分野において周知であ
り、従つて単に二、三の具体例を示せば足りよう。オレ
フイン性不飽和化合物はアクリル酸またはメタクリル酸
エステル、そして特に2個以上のアクリル酸またはメタ
クリル酸エステル基を有する化合物であることが好まし
い。それは多官能性アクリル酸エステルが重合時に一官
能性アクリル酸エステルよりも小さい収縮を示し、また
架橋を提供するからである。有用なアクリル酸エステル
の具体的なタイプには、C4〜C12アルカンジオールアク
リレートまたはメタクリレートのようなアルカンジオー
ルアクリレートまたはメタクリレート、たとえば1,10−
デカメチレンジオールジメタクリレートおよび1,6−ヘ
キサメチレンジオールジメタクリレートおよび1,6−ヘ
キサメチレンジオールジメタクリレートおよび1,6−ヘ
キサメチレンジオールジメタクリレート;ポリアルキレ
ングリコールアクリレートまたはメタクリレート、たと
えばトリエチレングリコールジメタクリレートおよびテ
トラエチレングリコールジメタクリレート;ビスフエノ
ール−Aアクリレートまたはメタクリレートエステル、
たとえばエトキシル化ビスフエノール−Aジメタクリレ
ート;ビスフエノール−Aジグリシジルジメタクリレー
ト(ビス−GMA)等がある。使用できる他の多官能性ア
クリル酸またはメタクリル酸エステルには、メタクリレ
ートを末端基とするポリウレタン、トリメチロールプロ
パントリメタクリレートまたはトリアクリレート等があ
る。
本発明の歯科用修復組成物は重合開始剤を含んでいる。
この種の開始剤は当該技術分野で知られており、そして
それらの慣用割合で用いることができる。たとえば、こ
の配合物は分割することができ、そのうちの1つのパツ
ケージは過酸化物、たとえば過酸化ベンゾイルを含有し
ており、そして他方のものは過酸化物用の活性剤、たと
えばN,N−ジ−(2−ヒドロキシエチル)−P−トルイ
デンを含んでいる。当該技術分野において知られた他の
開始剤系もまた、使用可能である。
空隙の生成を最少とするために、本発明の好ましい態様
において、開始剤は感光性開始剤系であり、これによつ
て2成分について必要とされる使用直前の混合工程、自
己硬化性複合材料系を回避することができる。この態様
においては1−パツケージ系が用いられる。樹脂、充填
材、および感光性開始剤系は、空隙の生成を減らすため
に真空下で混合される。したがつて、この組成物は歯科
医または歯科技術者によるそれ以上の混合を全く必要と
しない。この種の感光性開始剤系は、ベンゾイン、ベン
ゾインエーテルおよびエステル、2,2−ジエトキシアセ
トフエノン、ならびにジケトン化合物+第3アミン還元
剤、たとえばダート等(Dart et al.)による米国特許
第4,071,424号によつて開示されたものを包含してい
る。好ましい光重合開始剤系の具体例にはベンジルおよ
び/またはカンホロキノン+N,N−ジメチルアミノエチ
ルメタリレートまたはエチル4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ベンゾエートがある。
本発明の組成物は充填材、たとえばシリカ、粉末ガラ
ス、粉末石英等を含有し、これらは当該技術分野におい
て慣用的なものである。
本発明において用いられる充填材は、容量平均粒度15ミ
クロン未満であることが好ましく、そして特に好ましい
のは5ミクロン未満である。充填材粒子の30パーセン
ト、そして好ましくは70乃至100%が粒度5ミクロン未
満を有している。この充填材は、充填材+可重合性配合
物の容量基準で約35乃至約78容量%の範囲内の量をもつ
て用いられるのが好ましい。すなわち、充填材は比較的
高い割合で用いられるのが好ましい。35乃至78容量%は
充填材の比重によつて、本発明の歯科用修復組成物の約
50乃至95重量%に相当する。
疎水性で、比較的耐久性のある充填材、たとえば石英お
よび/または特別に熱処理したバリウムまたはストロン
チウムガラスを用いることも好ましい。この種の疎水性
充填材は通常の周囲条件に曝露すると、(シランカツプ
リング剤の添加以前では)0.1重量%の水を吸収する。
充填材の含水率は差動走査熱量計(DSC)により測定さ
れる。DSC走査における基線からの最初の離脱は水の存
在によつて惹き起される。存在量を決定するために、ピ
ーク下の領域が決定され、そして試料の容量に関して規
格化される。水性条件における浸出に対する抵抗性によ
つて明示されるように、充填材として用いるこのできる
バリウムまたはストロンチウムガラスが化学耐久性に関
連して選択される。この種のガラスは実質的にアルカリ
金属酸化物を含まず、そして単一相ガラスである。バリ
ウムまたはストロンチウム酸化物のモル%が或る点を超
えると、そのガラスは2相となる。この割合はガラス中
の他の金属酸化物の存在ならびに比率により変化させる
ことができる。バリウム、ケイ素、ホウ素およびアルミ
ニウムの酸化物から成る或る好ましいタイプのガラスに
関して、単一相ガラスの上限は酸化バリウム約20モル%
である。本発明において用いるのに好ましいガラスは下
記の組成を有している。
SiO2−67モル% BaO−16.4モル% B2O3−10モル% Al2O3−6.6モル% ガラス中の本質的な成分はバリウムおよび/またはスト
ロンチウムならびにケイ素の酸化物である。他の金属、
たとえばアルミニウムおよびホウ素の酸化物もまた、こ
の種の酸化物がガラスの化学的耐久性をそこねない限り
存在していてもよい。従つて、著しい量のアルカリ金属
酸化物は回避すべきである。これは周知のように、アル
カリ金属イオンが水性媒質に非常に可溶なので、ガラス
の化学的耐久性を減少させることになるからである。ガ
ラスの最低バリウムおよび/またはストロンチウム含有
量は、そのガラスに対しX線不透明度を付与するに足る
ものであることが好ましい。
好ましいバリウムおよび/またはストロンチウムガラス
粉末は酸洗いし、次いで熱処理して水による攻撃に対し
てその抵抗性を高めたものである。それらの工程は以下
の如くである。
ガラス粉末が受ける酸洗い処理は知られた工程により行
われる。たとえば、ガラス粉末1(重量)部、37%塩酸
水溶液1部、および脱イオン水1部から成る混合物を室
温で45分間攪拌し、過し、そして液のpHが洗浄水の
それと同じになるまで脱イオン水で水洗する。次いで、
この粉末を一晩約50℃で強制エアーオブン内で乾燥す
る。酸洗浄はガラスから金属不純物を除去し、またガラ
ス表面から可浸出性のバリウムまたはストロンチウムの
量を減少させるために利用される。
この酸洗いしたガラス粉末を熱処理してガラス粉末の水
に対する親和力を減少させる。この熱処理はガラス粉末
の焼結温度(この焼結温度は熱機械的分析「TMA」によ
るような知られた処理により測定することができる)未
満の高温であるが、「クオンタソーブ(Quantasorb)」
B.E.T.表面積分析器によるような知られた処理により測
定されたとき、ガラス粉末の比表面積における著しい減
少を生じさせるのに十分な高い温度で行われる。比表面
積における減少は通常少なくとも50パーセント(すなわ
ち、熱処理ガラス粉末の表面積は未処理粉末の約1/2未
満)となり、若干のケースでは、80乃至90パーセントま
で、あるいはそれ以上となる。熱処理時間は粉末全部を
所望温度に加熱するのに要する最小時間に関してのみ、
実施される必要があるという点で決して臨界的なもので
はない。ガラス粉末に対する加熱の効果は明らかに非常
に迅速であり、必要とされる全てが粉末の全塊を所望温
度とするものである。しかし、ガラス粉末は優れた断熱
材なので、熱が粉末の可成りの厚さ中を移動して全ガラ
スを所望温度に加熱することになる粉末の塊に関して、
これは数時間を要する可能性がある。
当該技術分野において知られるように、シランカツプリ
ング剤を用いて充填材と樹脂間の結合を高めることがで
きる。この種のカツプリング剤にはγ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランがある。
複合ペーストの粘度および処理特性を調節するために、
組成物中に少ない百分率のコロイドシリカを含有させる
ことは望ましい。たとえば、全複合体の重量基準で約2
乃至約25重量%のコロイドシリカは有益である。
コロイドシリカはシランカツプリング剤、たとえばγ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシリコーン(「A
−174」)で処理するのが好ましい。この種の処理後、
シリカは周囲湿度から保護されるべきである。それはシ
リカがDSCで測定されたとき、大気から約1重量%まで
の水分を吸収する可能性があるからである。
本発明の主要な新規性は、歯科用修復組成物中への微量
の一官能性芳香族または脂環式アクリレートまたはメタ
クリレートモノマー、たとえばメタクリル酸ベンジルあ
るいはメタクリル酸3,3,5−トリメチルシクロヘキシル
の混入にある。(「一官能性」は、モノマーがただ1個
のアクリレートまたはメタクリレート基を含有するもの
を意味する。)一官能性モノマーの存在は樹脂状系の硬
化度を増加させると共に数種類の特性、たとえば耐クリ
ープ性、吸水度、および耐薬品性における改良を伴つて
機能する。強度特性における小さいが、重要な改良もま
た、観察される。
本発明において用いられる一官能性モノマーは下記の特
性を有している。
一官能性モノマーは連鎖延長乃至架橋剤として作用し、
より完全な硬化を重合性歯科用修復組成物に付与する。
選択されるモノマーは大気圧において50℃を超える沸点
を有することが好ましく、その結果、組成物の成分の真
空混合の間にモノマーが泡を発生したり、蒸発したりす
ることがない。芳香族または脂環式基は、たとえば長鎖
アルキルメタクリレートと比較して、耐薬品性を高める
ものである。更に一官能性モノマーは比較的低い粘度を
有しており、これは充填材の浸潤性を助長し、かつより
完全な硬化の生成を可能とするように機能する。用いら
れる一官能性モノマーはアクリル酸またはメタクリル酸
のモノエステルであり、この場合、エステルのアルコー
ル部分は脂環式または芳香族基を含有しており、そして
存在するかも知れない如何なるアルキルまたはアルキレ
ン基も、芳香族または脂環式基に固有の優れた耐薬品性
を維持するために、炭素数約2乃至3の長さを超えない
ものとする。
好ましい一官能性モノマーはメタクリル酸ベンジルおよ
びメタクリル酸3,3,5−トリメチルシクロヘキシルであ
る。
一官能性モノマーは組成物のモノマー部分の少ない割合
(すなわち、重量で1/2未満)において用いられる。も
つとも、狭い臨界的なものとして正確な量が見出されて
いる訳ではない。通常、一官能性モノマーは組成物の合
計モノマー部分を基準として約5乃至約40重量%の量を
もつて用いられる。
以下に述べる実施例は本発明を例示するものである。
下記の物質が実施例中で用いられた。
エトキシル化ビスフエノールAジメタクリレート(「EB
DM」)トリエチレングリコールジメタクリレート(「TE
GDM」)1,6−ヘキサメチレングリコールジメタクリレー
ト(「HXDDM」)2,2′−プロパンビス〔3−(4−フエ
ノキシ)−2−ヒドロキシプロピル−1−メタクリレー
ト〕(「ビス−GMA」)ベンジルメタクリレート(「BM
A」) 実施例および対照例において、気泡を含まない硬化配合
物を保証するために各成分が混合および脱気され、そし
てこれは光重合反応用の市販光源に曝露することにより
硬化された。充填材を含まない試料に関しては、成分を
簡単に混合し、そしてこれらを真空炉内、室温で約30分
間脱気し、次いでこれらを「フオトフイル(FOTOFI
L)」市販光源に60秒間曝露した。光源および試料間の
距離は約4乃至5インチ(約10〜約13cm)であつた。充
填材を含有する試料については、それらの成分を「ロス
(Ross)」真空プロセスミキサー中で約50℃で混合し、
そして試料を光源から4乃至5インチ離して保持するこ
とにより、前記成分を「フオトフイル」市販光源に60秒
間曝露して硬化した。用いられた光重合剤系はカンホロ
キノン、ベンジル、およびエチル4−(N,N−ジメチル
アミノ)ベンゾエートを全モノマー重量基準で夫々約0.
3%、0.12%、および1.2重量%の量をもつて成る混合物
であつた。
実施例1〜4および対照1〜6 数種類の純粋な(すなわち、充填材を含まない)樹脂混
合物を上記のように硬化させ、次いでこれらの曲げ強
さ、曲げ弾性率、耐クリープ性、および吸水度について
試験した。それらの結果を以下の第I表および第II表中
に示す。
実施例5 第III表中に掲げた配合を有する典型的な光硬化歯科用
修復組成物を調製した。代表的な物理的性質を第IV表中
に示す。
第IV表 実施例5 (N/mm2 圧縮強さ 377 直径引張り強さ 67 曲げ強さ 132 曲げ弾性率 19700 ロツクウエル硬度(Fスケール) 105 熱膨脹 28ppm(25〜90℃) 実施例6および対照例7 第V表中に示す配合を有する2種類の歯科用修復組成物
を調製した。
これら2種類の物質を上記したように硬化させ、かつク
リープ弾性率、吸水度、および硬化の深さについて試験
した。第VI表に示した結果が得られた。
第VI表 クリープ弾性率,psi 実施例6 対照7 当初 2.28×106 2.84×106 24時間 2.11×106 2.05×106 96時間 1.9×106 1.6×106 吸水度,% 0.27 1.0 硬化の深さ 4mm 2mm 一官能性モノマーを欠く対照7と比較して、増大した硬
化の深さとクリープ弾性率における損失のより低い百分
率とが主として一官能性モノマーの使用により生ずるも
のと感じられる。対照7と比較して実施例6のより低い
吸水度は少くなくとも一つにはビス−GMAよりもむしろE
BDMの使用によるものである。それは後者の方がより疎
水性だからである。しかし、第II表中で報告されるデー
タにより明示されるように一官能性モノマーを含有する
組成物により示される改良された硬化度もまた、吸水度
を減少させる助けとなる可能性がある。
本明細書中の実施例および対照例を評価するために用い
た試験手順は以下の通りであつた。
直径引つ張り強さ−ADA規格No.27.第4.3.7節、JADA94,1
191(1977年) 曲げ強度および弾性率−3点屈曲試験。厚さ1/16インチ
(約0.16cm)に成型したビームを1インチ(約2.54cm)
の間隙を横断して支持し、そして応力を支持体間のビー
ム中程の中心に対し、該ビームが破断するまで加える。
用いたインストロン試験機の速度は0.05cm/分である。
圧縮強さ−37℃の水浴中で24時間調整後の重合した歯科
用修復剤から成る真直ぐな円筒にインストロン試験機
(速度0.05cm/インチ)により圧縮モードにおいて破損
が生じるまで、その長軸に沿つて平行に応力を加える。
硬度−ロツクウエルFスケールを用いた。
熱膨脹−熱機械的分析;ADA規定範囲25°乃至90℃,@5
℃/分。
硬化の深さ−種々の厚さの試料を「トランスラツクス
(Translux)」 市販光源に20秒間曝露することにより硬化する。硬化直
後にロツクウエルFスケールを用いて上部(すなわち、
光に曝露された面)と下部硬度を測定する。上部面硬度
の少なくとも65%の下部面硬度を得る試料の厚さを硬化
の深さとして記録する。
吸水度−ADA規格No.27.第4.3.8節、Jada94,1191(1977
年)の手順に、33×7×1.5mmの試料を用い、かつその
結果はmg/cm2の代りに重量%増加として報告する点にお
いて変更を施す。
クリープ−ADA規格No.1,JADA95,614(1977年)。結果は
1乃至4時間の長さ変化の百分率として報告する。
クリープ弾性率−クリープ試験を上記のように行い、そ
れらの結果は寸法変化で割つた荷重として報告される。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合性モノマー成分の合計重量を基準とし
    て、 60乃至95重量%のアルコキシ化ビスフェノールA−ジア
    クリレート、−ジメタクリレート、アルキレン−ジアク
    リレート及び−ジメタクリレートからなる群から選ばれ
    た2個のオレフィン性不飽和基を有する二官能性モノマ
    ー、及び 5乃至40重量%のフェニルアルキル−アクリレート及び
    −メタクリレートから選ばれた一官能性モノマー、 を含む歯科修復組成物。
  2. 【請求項2】一官能性モノマーがベンジルメタクリレー
    トである特許請求の範囲第1項記載の歯科修復組成物。
  3. 【請求項3】二官能性モノマーがメタクリル酸エステル
    である特許請求の範囲第1項記載の歯科修復組成物。
  4. 【請求項4】二官能性モノマーがメタクリル酸エステル
    である特許請求の範囲第2項記載の歯科修復組成物。
  5. 【請求項5】メタクリル酸エステルがエトキシル化ビス
    フェノールAジメタクリレートを含む特許請求の範囲第
    3項記載の歯科修復組成物。
  6. 【請求項6】メタクリル酸エステルがエトキシル化ビス
    フェノールAジメタクリレートを含む特許請求の範囲第
    4項記載の歯科修復組成物。
  7. 【請求項7】二官能性モノマーと一官能性モノマーの重
    量比が85乃至95%:5乃至15%である特許請求の範囲第1
    項記載の歯科修復組成物。
  8. 【請求項8】二官能性モノマーのための重合開始剤及び
    充填剤を更に含む特許請求の範囲第1項乃至第7項のい
    づれかに記載の歯科修復組成物。
JP60101628A 1984-05-16 1985-05-15 歯科用修復組成物 Expired - Lifetime JPH0776165B2 (ja)

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