JPH0776117A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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Publication number
JPH0776117A
JPH0776117A JP17254793A JP17254793A JPH0776117A JP H0776117 A JPH0776117 A JP H0776117A JP 17254793 A JP17254793 A JP 17254793A JP 17254793 A JP17254793 A JP 17254793A JP H0776117 A JPH0776117 A JP H0776117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
heating element
main scanning
thermal head
scanning direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17254793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Suzuki
一広 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP17254793A priority Critical patent/JPH0776117A/ja
Publication of JPH0776117A publication Critical patent/JPH0776117A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱体を特殊な形状にパターニングすること
なく、ドット変調による階調の記録を行なうことができ
るようにしたサーマルヘッドを提供する。 【構成】 発熱素子4は、主走査方向(X方向)にライ
ン状に複数個が配列されており、発熱体1は、電極2,
3の間に配設されている。電極2および電極3は、図1
(A)の点線で示すように、主走査方向(X方向)に斜
めにカットされており、電極2,3の間隔が1ドット内
で変化している構成となっている。発熱体1の電極間隔
は、主走査方向(X方向)に向けて徐々に長くなってお
り、短い部分の方が電極間抵抗値が小さいから、電流が
集中し、発熱温度はより高くなる。したがって、電圧印
加時間を制御することによりドットの大きさを変えるこ
とができ、階調制御を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録や感熱転写記
録装置に用いられるサーマルヘッド、特に、良好な階調
記録を簡単な方法で得ることができるサーマルヘッドに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、感熱記録法または感熱転写記録法
においての階調記録を行なう方法としては、発色面積を
駆動電流の大きさに応じて変調する方法が行なわれてい
る。例えば、特開昭60−58877号公報や特開昭6
1−230959号公報に記載されたサーマルヘッドで
は、発熱素子をパターニングして、中央付近に熱が集中
するようにしたものであった。
【0003】図7は、上記特開昭60−58877号公
報に記載されたサーマルヘッドの一例の要部の平面図で
ある。図中、1は発熱体、2,3は電極、4は発熱素子
である。発熱素子4は、主走査方向(X方向)にライン
状に複数個が配列されており、それぞれの発熱素子4を
構成する発熱体1は、電極2,3の間に配設されてい
る。発熱体1は、その両側が凹形の曲線を形成するよう
にパターニングされている。したがって、電極2,3間
の抵抗値分布は、図8に示すように、中央部が最も大き
く、電極2,3に近づくにつれて小さくなっている。す
なわち、Y方向に抵抗値が変化している。
【0004】図9は、図7の発熱素子の両電極2,3間
に一定の電圧を印加し、その電圧印加時間tを、t1か
らt4まで変化させた場合の電極間方向(Y方向)の発
熱量Qの分布と、そのときに記録紙上に得られる1ドッ
トのそれぞれの記録状態D1〜D4を示したものであ
る。なお、QMは、感熱転写インクシートの熱溶融性イ
ンクが溶解し、記録紙上に転写することができる発熱量
の閾値である。電圧印加時間が長くなるにつれて、発熱
体1上でQM以上の発熱をする面積が大きくなり、1ド
ットの記録ドット径が大きくなる。すなわち、電圧印加
時間に応じて記録濃度を変化させることができ、階調記
録を行なうことができる。
【0005】上述の方法は、発熱体を平面的にパターニ
ングして抵抗値分布を持たせたものであるが、これに対
して、特開平4−28566号公報に記載されたサーマ
ルヘッドは、発熱体の厚みを主走査方向で一端部から他
端部に向かって段階的に変化させて、抵抗値分布を持た
せるようにしたものである。
【0006】このような従来のサーマルヘッドでは、発
熱体が厚膜で形成されるのが普通であり、平面的なパタ
ーニングや厚みを変化させる方法は、いずれも発熱体の
形成方法が困難であるという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した欠
点を解決するためになされたもので、発熱体を特殊な形
状にパターニングすることなく、ドット変調による階調
の記録を行なうことができるようにしたサーマルヘッド
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の電極
と、該一対の電極の間に配設した発熱体とによって形成
された発熱素子を主走査方向にライン状に複数個配列し
たサーマルヘッドにおいて、前記発熱素子における電極
間距離が主走査方向で変化していることを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】本発明のサーマルヘッドによれば、一対の電極
間に設けた発熱体における電極間距離が1素子内の主走
査方向で異なるようにしたことにより、主走査方向での
抵抗値分布が達成でき、発熱素子に印加する電圧値,電
流値あるいは印加時間を変化させることによって、発熱
素子1個に対応する記録ドットの面積、すなわち記録濃
度を変化させることができ、1ドット当たりの階調記録
ができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のサーマルヘッドの第1の実
施例の構成を示すもので、図1(A)は平面図、図1
(B)は図1(A)のB−B線に沿う断面図である。図
中、図7と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略
する。この実施例では、電極2および電極3は、図1
(A)の点線で示すように、主走査方向(X方向)に斜
めにカットされており、電極2,3の間隔が1ドット内
で変化している構成となっている。発熱体1は、図1
(B)に示すように、電極の一部をも覆うように、長方
形に形成されているが、電極2,3間の部分の発熱体が
発熱領域となるから、電極上に位置される部分の発熱体
の形状は適宜の形状でよい。
【0011】図2は、発熱素子3の主走査方向の発熱量
Qの分布を示すものである。電極間隔は、主走査方向
(X方向)に向けて徐々に長くなっており、発熱体1
は、電極間隔が短い部分の方が電極間抵抗値が小さいか
ら、電流が集中し、発熱温度はより高くなる。
【0012】図3は、図1の発熱素子の両電極2,3間
に一定の電圧を印加し、その電圧印加時間tを、t1か
らt4まで変化させた場合の主走査方向(X方向)の発
熱量Qの分布と、そのときに記録紙上に得られる1ドッ
トのそれぞれの記録状態D1〜D4を示したものであ
る。QMは、感熱転写インクシートの熱溶融性インクが
溶解し、記録紙上に転写することができる発熱量の閾値
である。電圧印加時間が長くなるにつれて、発熱体1上
でQM以上の発熱をする面積が大きくなり、1ドットの
記録ドット径が大きくなる。すなわち、電圧印加時間に
応じて記録濃度を変化させることができ、階調記録を行
なうことができる。電圧印加時間を長くすると転写ドッ
トが大きくなって濃度が濃くなるようになり、最も簡単
な構成で従来のものと同様の効果が得られた。
【0013】なお、階調を選択する手段としては、電圧
印加時間を変化させる方法に限られるものではなく、電
圧値または電流値、あるいは、これらを共に変化させる
ようにしてもよい。
【0014】図4は、本発明のサーマルヘッドの第2の
実施例における1個の発熱素子の平面図である。図中、
図7と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。この実施例では、電極3のみが、図の点線で示すよ
うに、主走査方向(X方向)に斜めにカットされてい
る。第1の実施例と同様に、電極2,3の間隔が1ドッ
ト内で変化している構成となっており、同様に、階調記
録を行なうことができる。
【0015】図5は、本発明のサーマルヘッドの第3の
実施例における1個の発熱素子の平面図である。図中、
図7と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。この実施例では、第1の実施例にける電極のカット
の形状を階段状にしたものである。段階的な階調制御を
行なう場合に適している。
【0016】図6は、本発明のサーマルヘッドの第4の
実施例における1個の発熱素子の平面図である。図中、
図7と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。第1乃至第3の実施例では、図3に示すように、ド
ットの大きさに応じて、その中心位置が主走査方向にず
れている。この実施例では、電極2,3の形状を電極の
中心軸に対称となるようにカットしたことにより、ドッ
トの大きさにかかわらず、その中心位置がずれることは
ない。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電極をパターニングすることによって、実質
的に発熱体の抵抗値分布を実現できるので、従来の発熱
素子よりも製造が容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサーマルヘッドの第1の実施例の構
成を示すもので、図1(A)は平面図、図1(B)は図
1(A)のB−B線に沿う断面図である。
【図2】 図1の発熱素子の発熱量の分布を示す線図で
ある。
【図3】 図1の発熱素子による記録状態の説明図であ
る。
【図4】 本発明のサーマルヘッドの第2の実施例にお
ける1個の発熱素子の平面図である。
【図5】 本発明のサーマルヘッドの第3の実施例にお
ける1個の発熱素子の平面図である。
【図6】 本発明のサーマルヘッドの第4の実施例にお
ける1個の発熱素子の平面図である。
【図7】 従来のサーマルヘッドの一例の要部の平面図
である。
【図8】 図7の発熱素子の発熱量の分布を示す線図で
ある。
【図9】 図7の発熱素子による記録状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 発熱体、2,3 電極、4 発熱素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極と、該一対の電極の間に配設
    した発熱体とによって形成された発熱素子を主走査方向
    にライン状に複数個配列したサーマルヘッドにおいて、
    前記発熱素子における電極間距離が主走査方向で変化し
    ていることを特徴とするサーマルヘッド。
JP17254793A 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド Pending JPH0776117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17254793A JPH0776117A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17254793A JPH0776117A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0776117A true JPH0776117A (ja) 1995-03-20

Family

ID=15943903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17254793A Pending JPH0776117A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 サーマルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0776117A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161640A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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