JP2011161640A - サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルプリンタの印刷品位を向上させる。
【解決手段】サーマルプリントヘッドは、絶縁基板、複数の抵抗部42、上流側導電部52および下流側導電部54を有している。複数の抵抗部42は、絶縁基板上に積層されて、副走査方向92に延びて、互いに主走査方向91に間隔を空けて配列されている。上流側導電部52、抵抗部42上に積層されて、抵抗部42上を副走査方向92の上流側に向かって延びている。下流側導電部54は、抵抗部42上に積層されて、上流側導電部52と副走査方向92に間隔を空けて抵抗部42上を副走査方向92の下流側に向かって延びている。下流側導電部54の副走査方向92の上流側の端面54aは、主走査方向91に対して傾斜するように形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、サーマルプリントヘッド、および、これを用いたサーマルプリンタに関する。
サーマルプリントヘッドは、発熱領域に配列された複数の抵抗部を発熱させて、その熱により記録媒体に文字や図形などの画像を形成する出力用デバイスである。このサーマルプリントヘッドは、バーコードプリンタ、デジタル製版機、フォトプリンタ、イメージャー、シールプリンタなどの記録機器に広く利用されている。
従来のサーマルプリントヘッドについて、図8および図9を用いて説明する。図8は、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。図9は、図8のIX−IX矢視断面図である。
サーマルプリントヘッドは、放熱板と、放熱板の同一表面上に配置された発熱体板130および回路基板とを備えている。発熱体板130は、絶縁基板134、抵抗体層140、導電体層150、および、保護層136を有している。
抵抗体層140は、絶縁基板134上に積層されて、複数の抵抗部142を有している。複数の抵抗部142は、それぞれ副走査方向(記録媒体の進行方向)92に延びていて、互いに主走査方向(副走査方向92に直交する方向)91に間隔を空けて配列されている。
導電体層150は、抵抗体層140上に積層されて、導電部(電極)152,154を有している。導電部(電極)152,154は、副走査方向92に一定の間隔を空けて、抵抗部142の副走査方向92の上流側(記録媒体の供給側)の表面上および下流側(記録媒体の排出側)の表面上に形成されている。導電部(電極)152,154間に電圧を印加すると、抵抗部142の導電体層150が積層されていない部分が発熱して、発熱素子としての役割を果たす。
保護層136は、絶縁基板134、抵抗体層140、および、導電体層150の露出面上に積層されている。サーマルプリンタの使用時における感熱記録媒体との摩擦等から、抵抗部142および導電部152,154を保護する役割を果たす。なお、保護層136の表面には、図9に示したように、導電部154の上流側の端面154aの上方において、端面154aの厚さに対応した段差部136aが形成されている。
一方、回路基板には、抵抗部142に電力を供給する駆動回路となる駆動用ICなどの電気部品が実装されている。
このようなサーマルプリントヘッドを用いたサーマルプリンタは、一般的にプラテンローラを備えていて、このプラテンローラは、主走査方向91を軸として、その側面が発熱領域132に接するように配置され、その軸を中心に回転可能に設けられている。
サーマルプリンタは、プラテンローラを回転させることによって、プラテンローラと発熱領域132との間に挿入された記録媒体を発熱領域132に押し付けつつ、記録媒体を副走査方向92に移動させる。加えて、記録媒体の移動に伴って、発熱領域132の発熱パターンを変化させることによって、所望の画像を記録媒体上に形成する(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006−205520号公報
例えば、熱溶解型の熱転写式プリンタは、発熱領域132においてインクリボンを溶解させて、インクリボンに塗布された熱溶性顔料インクを記録媒体に転写させて、所望の画像を記録媒体上に形成する。この転写時にインクリボンが必要以上に加熱されると、インクリボンの潤滑剤からカスが発生することがある。
このような潤滑剤のカス等の異物100は、記録媒体の移動に伴って、副走査方向92の下流側に移動するが、上述したサーマルプリントヘッドにおいては、図9に示したように、段差136aが形成されているため、異物100は、この段差部136aに溜まってしまう(図8に、異物100が移動して段差部136aに溜まる様子を模式的に示した。)。
この段差部136aに溜まった異物100は、サーマルプリンタの印刷品位を低下させる原因となってしまう。また、サーマルプリンタの駆動時における異音の原因にもなってしまう。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、サーマルプリンタの印刷品位を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るサーマルプリントヘッドは、絶縁基板と、前記絶縁基板上に積層されて、記録媒体が走行する副走査方向に延びて、互いに副走査方向に直交する主走査方向に間隔を空けて配列された複数の抵抗部と、前記抵抗部上に積層されて、前記抵抗部上を副走査方向の上流側に向かって延びた上流側導電部と、前記抵抗部上に積層されて、前記上流側導電部と副走査方向に間隔を空けて前記抵抗部上を副走査方向の下流側に向かって延びて、前記上流側導電部との間で電圧を印加する下流側導電部とを具備し、前記下流側導電部の副走査方向の上流側の端面が主走査方向に対して傾斜するように形成されていることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るサーマルプリンタは、絶縁基板と、前記絶縁基板上に積層されて、記録媒体が走行する副走査方向に延びて、互いに副走査方向に直交する主走査方向に間隔を空けて配列された複数の抵抗部と、前記抵抗部上に積層されて、前記抵抗部上を副走査方向の上流側に向かって延びた上流側導電部と、前記抵抗部上に積層されて、前記上流側導電部と副走査方向に間隔を空けて前記抵抗部上を副走査方向の下流側に向かって延びて、前記上流側導電部との間で電圧を印加する下流側導電部とを有するサーマルプリントヘッドを具備し、前記下流側導電部の副走査方向の上流側の端面が主走査方向に対して傾斜するように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、サーマルプリンタの印刷品位を向上できる。
本発明の第1の実施形態に係るサーマルプリントヘッドの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルプリンタの部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルプリントヘッドを説明するための図であって、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である(併せて、異物が移動する様子を模式的に示した。)。 図3のIV−IV矢視断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るサーマルプリントヘッドを説明するための図であって、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るサーマルプリントヘッドを説明するための図であって、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るサーマルプリントヘッドを説明するための図であって、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。 従来のサーマルプリントヘッドを説明するための図であって、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である(併せて、異物が移動して段差部に溜まる様子を模式的に示した。)。 図8のIX−IX矢視断面図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るサーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタについて説明する。
まず、第1の実施形態に係るサーマルプリントヘッド10およびサーマルプリンタの概要について、図1および図2を用いて説明する。図1は、サーマルプリントヘッドの斜視図である。図2は、サーマルプリンタの部分断面図である。
サーマルプリントヘッド10は、放熱板20、発熱体板30、および、回路基板60を有している。発熱体板30および回路基板60は、放熱板20の同一表面上に載置されている。
放熱板20は、例えばAlなどの金属からなり、主走査方向91に延びている。
発熱体板30は、放熱板20上に載置されていて、主走査方向91に延びている。発熱体板30には、主走査方向91に延びた発熱領域32が形成されている。
回路基板60は、放熱板20上に載置されていて、発熱体板30と並行して主走査方向91に延びている。回路基板60には、駆動用IC62およびコネクタ64a,64bなどが実装されている。駆動用IC62は、発熱領域32を発熱させる駆動回路としての役割を果たす。発熱領域32に所定の発熱パターンを形成するための制御信号や駆動電力は、コネクタ64a,64bを介して入力される。
発熱体板30と駆動用IC62とは、例えばボンディングワイヤ66aによって電気的に接続されている。また、駆動用IC62と回路基板60に形成された配線パターンとは、例えばボンディングワイヤ66bによって電気的に接続されている。駆動用IC62およびボンディングワイヤ66a,66bは、封止樹脂68によって封止されている。
サーマルプリンタは、プラテンローラ70を備えていて、このプラテンローラ70は、所定の弾性を持つ材料からなり、円筒状に形成されている。プラテンローラ70は、主走査方向91を軸70aとして、この軸70aを中心に回転可能に設けられている。プラテンローラ70は、その外周面70bが発熱領域32に接するように設置されている。
サーマルプリンタの使用時には、プラテンローラ70と発熱領域32との間に、感熱記録媒体72が挿入される。この感熱記録媒体72は、例えば感熱紙であって、熱印刷温度以上に加熱されると発色する。サーマルプリンタは、プラテンローラ70を回転させることによって、感熱記録媒体72を発熱領域32に押し付けつつ、その感熱記録媒体72を主走査方向91に対して垂直な副走査方向92に移動させる。加えて、サーマルプリンタは、感熱記録媒体72の移動に伴って、発熱領域32の発熱パターンを変化させることによって、所望の画像を感熱記録媒体72上に形成する。
次に、本実施形態に係るサーマルプリントヘッド10の発熱体板30の詳細について、図3および図4を用いて説明する。図3は、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。図4は、図3のIV−IV矢視断面図である。
発熱体板30は、絶縁基板34、抵抗体層40、導電体層50、および、保護層36を有している。
絶縁基板34は、例えばアルミナ等の絶縁材からなる支持基板34a上に、例えば耐熱ガラス等からなるグレーズ層34bが積層されることにより構成されている。例えば、支持基板34aは、その厚さが1mmに形成されていて、グレーズ層34bは、その厚さが40μmに形成されている。
抵抗体層40は、例えばTa(タンタル)等がドーピングされたSiO等からなり、絶縁基板34のグレーズ層34b上に積層されている。抵抗体層40は、その厚さが1μm程度に形成されている。抵抗体層40は、複数の抵抗部42を有していて、複数の抵抗部42は、それぞれ副走査方向92に延びていて、互いに主走査方向91に間隔を空けて配列されている。
導電体層50は、例えばAlなどの金属からなり、抵抗体層40上に積層されている。導電体層50は、その厚さが0.8μm程度に形成されている。
導電体層50は、各抵抗部42の副走査方向92の上流側(記録媒体72の供給側)の表面上に形成された上流側導電部52、および、抵抗部42の副走査方向92の下流側(記録媒体72の排出側)の表面上に形成された下流側導電部54を有している。上流側導電部52と下流側導電部54とは、副走査方向92に一定の間隔を空けて、互いに対向するように形成されている。
上流側導電部52は、抵抗部42上を副走査方向92の上流側に向かって延びている。本実施形態においては、上流側導電部52は、個別電極であり、ボンディングワイヤ66aを介して、駆動用IC62に接続されている。
一方、本実施形態において、下流側導電部54は、折返し電極であり、抵抗部42上を副走査方向92の下流側に向かって延びていて、互いに隣接する1組の抵抗部42を直列に接続すべく、副走査方向92の下流側で折り返されている。
1組の抵抗部42の2つの個別電極(上流側導電部52)間に電圧を印加すると、抵抗部42の導電体層50が積層されていない部分(発熱部)に電流が流れて、この部分が発熱する(発熱領域32とは、発熱部が主走査方向91に配列されている帯状の領域を指す。)。すなわち、各抵抗部42は、発熱素子としての役割を果たし、折返し電極(下流側導電部54)を介して電気的に接続された1組の抵抗部42は、同時に発熱して、感熱記録媒体72に1ドットを出力する(1画素2素子型)。
例えば、解像度300dpiの場合には、例えば、発熱部の長さ(副走査方向92の長さ)Lが100μm、抵抗部42の幅(主走査方向91の長さ)Dが34μmに形成されている。また、隣接する抵抗部42同士の間隔は、8μmに形成されている。
下流側導電部54の上流側の端面54aは、主走査方向91に対して傾斜している。この傾斜角θは、例えば、5°〜25°が望ましい。
保護層36は、例えばSiOやSiON等の絶縁材からなり、グレーズ層34b、抵抗体層40、および、導電体層50の露出面上に積層されている。保護層36は、例えば、その厚さが5〜10μm程度に形成されている。保護層36は、サーマルプリンタの使用時における感熱記録媒体72との摩擦等から、抵抗部42、個別電極52、および、折返し電極54を保護する役割を果たす。
なお、保護層36の表面には、図4に示したように、下流側導電部54の端面54aの上方において、端面54aの厚さに対応した段差部36aが形成されている。言い換えると、保護層36の表面は、発熱領域32において窪んでいる。
次に、発熱体板30の製造方法の一例について説明する。
まず、セラミックス等からなる支持基板34aを形成して、その表面にガラスからなるグレーズ層34bをスクリーン印刷等によって塗布して、焼成する。
次に、グレーズ層34bの表面全体に、スパッタリング法等によって、抵抗体層40および導電体層50を順に成膜する。そして、フォトエングレービングプロセス等によって、導電体層50から上述した導電部52,54を形成した後、抵抗体層40から上述した抵抗部42を形成する。
その後、複数の抵抗部42、導電部52,54、および、グレーズ層34bの露出面を覆う保護層36を形成する。さらに、フォトエングレービングプロセス等によって、個別電極52のボンディングワイヤ66aと接続する部分の保護層36に開口を形成する。
本実施形態に係るサーマルプリントヘッド10およびサーマルプリンタの効果について説明する。
例えば、熱溶解型の熱転写式プリンタは、発熱領域32においてインクリボンを溶解させて、インクリボンに塗布された熱溶性顔料インクを記録媒体72に転写させて、所望の画像を記録媒体72上に形成する。この転写時にインクリボンが必要以上に加熱されると、インクリボンの潤滑剤からカスが発生してしまうことがある。また、供給される記録媒体72の表面に埃等のゴミが付着していることもある。
このような潤滑剤のカスやゴミなどの異物100は、記録媒体72の移動に伴って、副走査方向92の下流側に移動する(異物100が移動する様子を、図3に模式的に示した。)。
ここで、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドにおいては、図3および図4に示したように、下流側導電部54の上流側の端面54aが主走査方向91に対して傾斜している。そのため、異物100が傾斜した端面54aに沿って移動して、抵抗部42の上方から排出される。その結果、異物100が、段差部36aに溜まりにくい。
したがって、本実施形態によれば、サーマルプリンタの印刷品位が低下しにくく、サーマルプリンタの駆動時における異音も発生しにくい。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るサーマルプリントヘッドについて、図5を用いて説明する。図5は、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態においては、上流側導電部52の下流側の端面52aは、主走査方向91に対して傾斜していて、望ましくは、発熱効率が大きく低下しないように、下流側導電部54の下流側の端面54aと平行になるように傾斜している。
本実施形態によれば、保護層36の表面の上流側導電部52の端面52aの上方に形成された段差部に異物が溜まりにくい。したがって、プラテンローラ70を逆回転させて、記録媒体72を逆方向(図5の矢印92の逆向き)に移動可能なサーマルプリンタにおいても、印刷品位が低下しにくく、駆動時における異音も発生しにくい。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係るサーマルプリントヘッドについて、図6を用いて説明する。図6は、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。なお、本実施形態は、第2の実施形態の変形例であって、第2の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
上述したとおり、下流側導電部54(折返し電極)は、互いに隣接する1組の抵抗部42を直列に接続していて、下流側導電部54には、抵抗部42上に2つの上流側の端面54aが形成されている。第3の実施形態においては、2つの上流側の端面54aは、副走査方向92に軸対称に傾斜していて、2つの上流側の端面54aの最上流部54bが共に主走査方向91の内側に位置し、2つの上流側の端面54aの最下流部54cが共に主走査方向91の外側に位置するように傾斜している。
本実施形態によれば、異物が1組の抵抗部42の副走査方向92の外側に排出されて、1組の抵抗部42間に溜まりにくい。その結果、サーマルプリンタの印刷品位が低下しにくく、駆動時における異音も発生しにくい。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態に係るサーマルプリントヘッドについて、図7を用いて説明する。図7は、保護層を省略した発熱体板の部分平面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態において、下流側導電部54は、共通電極であり、各抵抗部42は、個別電極(上流側導電部52)と共通電極(下流側導電部54)との間に印加された電圧によって発熱して、記録媒体72に1ドットを出力する(1画素1素子型)。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
第1ないし第3の実施形態においては、平坦なグレーズ層34bを採用したが、発熱領域32に沿って盛り上がった、凸状のグレーズ層を採用しても良い。
また、上述の実施形態では、下流側導電部54の上流側の端面54aは、直線的に傾斜しているが、これに限られず、曲線的に傾斜していても良い。
10…サーマルプリントヘッド、20…放熱板、30…発熱体板、32…発熱領域、34…絶縁基板、34a…支持基板、34b…グレーズ層、36…保護層、36a…保護層の段差部、40…抵抗体層、42…抵抗部、50…導電体層、52…上流側導電部、52a…上流側導電部の端面、54…下流側導電部、54a…下流側導電部の端面、60…回路基板、62…駆動用IC、64a,64b…コネクタ、66a,66b…ボンディングワイヤ、68…封止樹脂、70…プラテンローラ、70a…プラテンローラの軸、70b…プラテンローラの外周面、72…感熱記録媒体、91…主走査方向、92…副走査方向、100…異物

Claims (8)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に積層されて、記録媒体が走行する副走査方向に延びて、互いに副走査方向に直交する主走査方向に間隔を空けて配列された複数の抵抗部と、
    前記抵抗部上に積層されて、前記抵抗部上を副走査方向の上流側に向かって延びた上流側導電部と、
    前記抵抗部上に積層されて、前記上流側導電部と副走査方向に間隔を空けて前記抵抗部上を副走査方向の下流側に向かって延びて、前記上流側導電部との間で電圧を印加する下流側導電部と、
    を具備したサーマルプリントヘッドであって、
    前記下流側導電部の副走査方向の上流側の端面が主走査方向に対して傾斜するように形成されていることを特徴とするサーマルプリントヘッド。
  2. 絶縁材からなり、前記絶縁基板、前記抵抗部、前記上流側導電部および前記下流側導電部の露出面上に積層された保護層と、
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  3. 前記上流側導電部の副走査方向の下流側の端面が主走査方向に対して傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のサーマルプリントヘッド。
  4. 前記下流側導電部は、互いに隣接する1組の抵抗部を直列に接続していて、前記下流側導電部には、2つの副走査方向の上流側の端面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッド。
  5. 前記2つの副走査方向の上流側の端面は、副走査方向に軸対称に傾斜していることを特徴とする請求項4に記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 前記2つの副走査方向の上流側の端面の最上流部が共に主走査方向の内側に位置していることを特徴とする請求項5に記載のサーマルプリントヘッド。
  7. 絶縁基板と、前記絶縁基板上に積層されて、記録媒体が走行する副走査方向に延びて、互いに副走査方向に直交する主走査方向に間隔を空けて配列された複数の抵抗部と、前記抵抗部上に積層されて、前記抵抗部上を副走査方向の上流側に向かって延びた上流側導電部と、前記抵抗部上に積層されて、前記上流側導電部と副走査方向に間隔を空けて前記抵抗部上を副走査方向の下流側に向かって延びて、前記上流側導電部との間で電圧を印加する下流側導電部とを有するサーマルプリントヘッドを具備したサーマルプリンタであって、
    前記下流側導電部の副走査方向の上流側の端面が主走査方向に対して傾斜するように形成されていることを特徴とするサーマルプリンタ。
  8. 副走査方向の下流側および上流側に記録媒体を走行可能なサーマルプリンタであって、
    前記上流側導電部の副走査方向の下流側の端面が主走査方向に対して傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項7に記載のサーマルプリンタ。
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