JPH077587B2 - フロツピ−デイスクの加工方法 - Google Patents
フロツピ−デイスクの加工方法Info
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- JPH077587B2 JPH077587B2 JP60254531A JP25453185A JPH077587B2 JP H077587 B2 JPH077587 B2 JP H077587B2 JP 60254531 A JP60254531 A JP 60254531A JP 25453185 A JP25453185 A JP 25453185A JP H077587 B2 JPH077587 B2 JP H077587B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば直径3.5インチの磁気シートを用いる
マイクロ・フロツピーデイスクに適用するのに最適なも
のであつて、特に、金属の中心円板(マグネツトチヤツ
キング用)の外周にシート状記録媒体を固着してあるフ
ロツピーデイスクの加工方法に関するものである。
マイクロ・フロツピーデイスクに適用するのに最適なも
のであつて、特に、金属の中心円板(マグネツトチヤツ
キング用)の外周にシート状記録媒体を固着してあるフ
ロツピーデイスクの加工方法に関するものである。
本発明は、ほぼ正方形状の中心孔とほぼ長方形状の偏心
孔とを有し、その下面がターンテーブルに装着される水
平な中心円板と、その外周縁より上向きに延びる円筒部
と、この円筒部の頂部より水平に延びるフランジとから
成る金属製のセンターコアをプレス加工によって一体に
成形する工程および、前記フランジにシート状記録媒体
を固着させる工程から成るフロツピーデイスクの加工方
法において、多数の小突起又は突条を配列したポンチ
と、このポンチの多数の小突起又は突条に対応して配列
された逃げ用凹部を有するダイスとの間に、前記プレス
加工されたセンターコアの中心円板の下面が前記ダイス
と対接するように装着し、前記中心円板の上面に前記多
数の小突起又は突条を打込むと共にこの中心円板の下面
に多数の凸部を膨出加工させる工程をさらに含むように
構成して、このフロツピーデイスクのターンテーブルに
よる回転駆動時におけるシート状記録媒体の面振れ防止
とターンテーブルの中心に対するフロツピーデイスクの
正確な位置決めとを行えるようにしたものである。
孔とを有し、その下面がターンテーブルに装着される水
平な中心円板と、その外周縁より上向きに延びる円筒部
と、この円筒部の頂部より水平に延びるフランジとから
成る金属製のセンターコアをプレス加工によって一体に
成形する工程および、前記フランジにシート状記録媒体
を固着させる工程から成るフロツピーデイスクの加工方
法において、多数の小突起又は突条を配列したポンチ
と、このポンチの多数の小突起又は突条に対応して配列
された逃げ用凹部を有するダイスとの間に、前記プレス
加工されたセンターコアの中心円板の下面が前記ダイス
と対接するように装着し、前記中心円板の上面に前記多
数の小突起又は突条を打込むと共にこの中心円板の下面
に多数の凸部を膨出加工させる工程をさらに含むように
構成して、このフロツピーデイスクのターンテーブルに
よる回転駆動時におけるシート状記録媒体の面振れ防止
とターンテーブルの中心に対するフロツピーデイスクの
正確な位置決めとを行えるようにしたものである。
マイクロ・フロツピーデイスクの従来例(実公昭60−69
38号公報)を第5図によつて説明する。
38号公報)を第5図によつて説明する。
先ず、この従来例のマイクロ・フロツピーデイスク1
は、ステンレス等の金属の円形平板からなる中心円板2
の中央部と外周近傍部とにほゞ正方形状の中心孔3とほ
ゞ長方形状の偏心孔4とをバーリング加工及びプレス加
工によつて形成し、この中心円板2の外周の上部に垂直
な円筒部5を介して水平なフランジ6をプレス加工によ
つて一体に形成したセンターコアに、シート状記録媒体
である直径3.5インチの磁気シート7をフランジ6の下
面に接着剤8による接着によつて固着して設けたもので
ある。
は、ステンレス等の金属の円形平板からなる中心円板2
の中央部と外周近傍部とにほゞ正方形状の中心孔3とほ
ゞ長方形状の偏心孔4とをバーリング加工及びプレス加
工によつて形成し、この中心円板2の外周の上部に垂直
な円筒部5を介して水平なフランジ6をプレス加工によ
つて一体に形成したセンターコアに、シート状記録媒体
である直径3.5インチの磁気シート7をフランジ6の下
面に接着剤8による接着によつて固着して設けたもので
ある。
なお、鎖線で示す如く、このマイクロ・フロツピーデイ
スク1は上下ハーフ10,11からなるカートリツジ12内に
回転自在に収納され、中心円板2が下ハーフ11に設けら
れたターンテーブル挿入孔13内に遊嵌された状態で、上
ハーフ10の下面に一体成形された円形状リブ14によつて
位置決めされている。そしてこのマイクロ・フロツピー
デイスク1は、中心円板2によつてターンテーブル15上
に水平にマグネツトチヤツキングされ、中心孔3及び偏
心孔4内にターンテーブル15の中心ピン16及び駆動ピン
17が挿入されて、このターンテーブル15によつて中心円
板2を介して磁気シート7がカートリツジ12内で水平に
回転駆動される。そして磁気シート7の上下記録面に接
触された上下一対の録再ヘツド18が磁気シート7の水平
回転に伴つてその磁気シート7の半径方向に移動され
て、これら両録再ヘツド18によつて磁気シート7の上下
記録面が選択的に記録、再生される。
スク1は上下ハーフ10,11からなるカートリツジ12内に
回転自在に収納され、中心円板2が下ハーフ11に設けら
れたターンテーブル挿入孔13内に遊嵌された状態で、上
ハーフ10の下面に一体成形された円形状リブ14によつて
位置決めされている。そしてこのマイクロ・フロツピー
デイスク1は、中心円板2によつてターンテーブル15上
に水平にマグネツトチヤツキングされ、中心孔3及び偏
心孔4内にターンテーブル15の中心ピン16及び駆動ピン
17が挿入されて、このターンテーブル15によつて中心円
板2を介して磁気シート7がカートリツジ12内で水平に
回転駆動される。そして磁気シート7の上下記録面に接
触された上下一対の録再ヘツド18が磁気シート7の水平
回転に伴つてその磁気シート7の半径方向に移動され
て、これら両録再ヘツド18によつて磁気シート7の上下
記録面が選択的に記録、再生される。
なお従来周知の如く、中心円板2はターンテーブル15上
に接着された非磁性体からなる薄い滑性シート19上にマ
グネツトチヤツキングされ、ターンテーブル15の回転駆
動により駆動ピン17が中心円板2の偏心孔4の一端を駆
動(押すこと)することにより、中心円板2の中心孔3
の2辺がターンテーブル15の中心ピン16の側面に押圧さ
れて、マイクロ・フロツピーデイスク1の中心がターン
テーブル15の中心に位置決めされた状態で回転駆動され
る。
に接着された非磁性体からなる薄い滑性シート19上にマ
グネツトチヤツキングされ、ターンテーブル15の回転駆
動により駆動ピン17が中心円板2の偏心孔4の一端を駆
動(押すこと)することにより、中心円板2の中心孔3
の2辺がターンテーブル15の中心ピン16の側面に押圧さ
れて、マイクロ・フロツピーデイスク1の中心がターン
テーブル15の中心に位置決めされた状態で回転駆動され
る。
しかしながら、この従来例では、中心円板2に中心孔3
及び偏心孔4をバーリング加工及びプレス加工(なお中
心孔はプレス加工によつて形成した下孔をバーリング加
工する)する関係で、その中心円板2の水平度を出し難
かつた。
及び偏心孔4をバーリング加工及びプレス加工(なお中
心孔はプレス加工によつて形成した下孔をバーリング加
工する)する関係で、その中心円板2の水平度を出し難
かつた。
そして、中心円板2の水平度に狂いがあると、ターンテ
ーブル15上にマグネツトチヤツキングした中心円板2に
よつて磁気シート7を水平に回転駆動する際に、中心円
板2及び磁気シート7に面振れが発生してしまう。そし
てこの結果、両録再ヘツド18による磁気シート7の記
録、再生時にトラツキングずれやスペーシングロス等の
問題を発生し、特にIBM(標準記録用)に比べて2MB用
(高密度記録用)のマイクロ・フロツピーデイスク1で
は重大であつた。
ーブル15上にマグネツトチヤツキングした中心円板2に
よつて磁気シート7を水平に回転駆動する際に、中心円
板2及び磁気シート7に面振れが発生してしまう。そし
てこの結果、両録再ヘツド18による磁気シート7の記
録、再生時にトラツキングずれやスペーシングロス等の
問題を発生し、特にIBM(標準記録用)に比べて2MB用
(高密度記録用)のマイクロ・フロツピーデイスク1で
は重大であつた。
また従来周知の如く、ターンテーブル15の滑性シート19
上での中心円板2のチヤツキングトルクが小さい程、タ
ーンテーブル15の中心に対するマイクロ・フロツピーデ
イスク1の中心の位置決め精度が向上される。なおこの
チヤツキングトルクとは、滑性シート19上での中心円板
2のすべり摩擦抵抗を介してターンテーブル15から中心
円板2に伝達される回転力のことであり、そのすべり摩
擦抵抗は滑性シート19に対する中心円板2の接触面積に
比例して変化し、その接触面積が大きい程、すべり摩擦
抵抗が大きくなつて、上記チヤツキングトルクも大きく
なる。
上での中心円板2のチヤツキングトルクが小さい程、タ
ーンテーブル15の中心に対するマイクロ・フロツピーデ
イスク1の中心の位置決め精度が向上される。なおこの
チヤツキングトルクとは、滑性シート19上での中心円板
2のすべり摩擦抵抗を介してターンテーブル15から中心
円板2に伝達される回転力のことであり、そのすべり摩
擦抵抗は滑性シート19に対する中心円板2の接触面積に
比例して変化し、その接触面積が大きい程、すべり摩擦
抵抗が大きくなつて、上記チヤツキングトルクも大きく
なる。
しかるに、この従来例では、中心円板2の下面であるタ
ーンテーブル接着面2aが平坦面となつていたために、滑
性シート19に対する中心円板2の接触面積が大きく、上
記チヤツキングトルクが大きくなつていた。この結果、
ターンテーブル15の中心に対するマイクロ・フロツピー
デイスク1の中心の位置決め精度が低く、記録、再生時
にトラツキングずれ等を発生し易かつた。
ーンテーブル接着面2aが平坦面となつていたために、滑
性シート19に対する中心円板2の接触面積が大きく、上
記チヤツキングトルクが大きくなつていた。この結果、
ターンテーブル15の中心に対するマイクロ・フロツピー
デイスク1の中心の位置決め精度が低く、記録、再生時
にトラツキングずれ等を発生し易かつた。
本発明は、中心円板の水平な矯正加工と、中心円板のタ
ーンテーブル接着面側への多数の凸部の膨出加工とを同
時に簡単に行えるようにするものである。
ーンテーブル接着面側への多数の凸部の膨出加工とを同
時に簡単に行えるようにするものである。
本発明は、前述したフロツピーデイスクの加工方法にお
いて、多数の小突起又は突条を配列したポンチと、この
ポンチの多数の小突起又は突条に対応して配列された逃
げ用凹部を有するダイスとの間に、前記プレス加工され
たセンターコアの中心円板の下面が前記ダイスと対接す
るように装着し、前記中心円板の上面に前記多数の小突
起又は突条を打込むと共にこの中心円板の下面に多数の
凸部を膨出加工させる工程をさらに含むものである。
いて、多数の小突起又は突条を配列したポンチと、この
ポンチの多数の小突起又は突条に対応して配列された逃
げ用凹部を有するダイスとの間に、前記プレス加工され
たセンターコアの中心円板の下面が前記ダイスと対接す
るように装着し、前記中心円板の上面に前記多数の小突
起又は突条を打込むと共にこの中心円板の下面に多数の
凸部を膨出加工させる工程をさらに含むものである。
本発明は、センターコアをプレス加工した後、多数の小
突起又は小突条を有する水平なポンチによつて中心円板
のターンテーブル接着面とは反対側の面にスタンピング
加工を追加して行うことにより、中心円板内に永久歪み
を発生させて、その中心円板を簡単に水平に矯正加工す
ることができるものである。
突起又は小突条を有する水平なポンチによつて中心円板
のターンテーブル接着面とは反対側の面にスタンピング
加工を追加して行うことにより、中心円板内に永久歪み
を発生させて、その中心円板を簡単に水平に矯正加工す
ることができるものである。
しかも本発明は、ポンチの多数の小突起又は突条の中心
円板への打込みによつて、その中心円板のターンテーブ
ル接着面側に多数の凸部を同時に膨出加工することがで
きるものである。
円板への打込みによつて、その中心円板のターンテーブ
ル接着面側に多数の凸部を同時に膨出加工することがで
きるものである。
以下、本発明をマイクロ・フロツピーデイスクに適用し
た一実施例を第1図〜第4B図によつて説明する。なお第
5図に示した従来例と同一構造部には同一の符号を付し
てその説明を省略した。
た一実施例を第1図〜第4B図によつて説明する。なお第
5図に示した従来例と同一構造部には同一の符号を付し
てその説明を省略した。
本発明は、第1図及び第2図に示す如く、金属の中心円
板2に中心孔3、偏心孔4、円筒部5及びフランジ6を
プレス加工した後、中心円板2の下面であるターンテー
ブル接着面2aとは反対側の面(上面)2bに後述するスタ
ンピング加工を追加して行つて、中心円板2を水平に矯
正加工すると同時に、中心円板2のターンテーブル接着
面2a側に多数の凸部29を膨出加工したものである。
板2に中心孔3、偏心孔4、円筒部5及びフランジ6を
プレス加工した後、中心円板2の下面であるターンテー
ブル接着面2aとは反対側の面(上面)2bに後述するスタ
ンピング加工を追加して行つて、中心円板2を水平に矯
正加工すると同時に、中心円板2のターンテーブル接着
面2a側に多数の凸部29を膨出加工したものである。
従つて、第1図に斜線で示す如く、ターンテーブル15の
滑性シート19上にマグネツトチヤツキングした中心円板
2によつて磁気シート7を水平に回転駆動して、上下両
録再ヘツド18によつてその磁気シートの上下記録面を選
択的に記録、再生する際に、中心円板2が水平に矯正さ
れているので、磁気シート7に面振れが発生せず、磁気
シート7を水平に極めて安定良く回転駆動することがで
きる。
滑性シート19上にマグネツトチヤツキングした中心円板
2によつて磁気シート7を水平に回転駆動して、上下両
録再ヘツド18によつてその磁気シートの上下記録面を選
択的に記録、再生する際に、中心円板2が水平に矯正さ
れているので、磁気シート7に面振れが発生せず、磁気
シート7を水平に極めて安定良く回転駆動することがで
きる。
しかも、中心円板2はターンテーブル接着面2aに膨出加
工された多数の凸部29によつて滑性シート19上に接触さ
れるので、滑性シート19に対する中心円板2の接触面積
が非常に小さくなり、滑性シート19上での中心円板2の
チヤツキングトルクが非常に小さくなつて、ターンテー
ブル15の中心に対する磁気シート7(マイクロ・フロツ
ピーデイスク)の中心の位置決め精度が非常に高くな
る。
工された多数の凸部29によつて滑性シート19上に接触さ
れるので、滑性シート19に対する中心円板2の接触面積
が非常に小さくなり、滑性シート19上での中心円板2の
チヤツキングトルクが非常に小さくなつて、ターンテー
ブル15の中心に対する磁気シート7(マイクロ・フロツ
ピーデイスク)の中心の位置決め精度が非常に高くな
る。
以上の結果、マイクロ・フロツピーデイスクの記録、再
生時にトラツキングずれやスペーシングロス等の問題が
発生せず、その記録、再生の精度を著しく向上させるこ
とができて、特に2MB(高密度記録用)のマイクロ・フ
ロツピーデイスクに最適である。
生時にトラツキングずれやスペーシングロス等の問題が
発生せず、その記録、再生の精度を著しく向上させるこ
とができて、特に2MB(高密度記録用)のマイクロ・フ
ロツピーデイスクに最適である。
次に、第3図によつて、中心円板2のスタンピング加工
方法を説明する。
方法を説明する。
前述した如く、金属の中心円板2に中心孔3、偏心孔
4、円筒部5及びフランジ6を予じめプレス加工した
後、この中心円板2を下型20(ダイス)の凹所21内に位
置決めして、この中心円板2をそのターンテーブル接着
面2aによつて水平基準面22上に水平に載置する。
4、円筒部5及びフランジ6を予じめプレス加工した
後、この中心円板2を下型20(ダイス)の凹所21内に位
置決めして、この中心円板2をそのターンテーブル接着
面2aによつて水平基準面22上に水平に載置する。
そして、多数の小突起(又は小突条)23が水平な下面に
設けられた円環状をなすポンチ24を中心円板2の反対側
の面(上面)2b側で中心孔3の外周位置にその中心円板
2とほゞ同一軸線状態で上方からスタンピング加工し
て、多数の小突起23を中心円板2の板厚のほゞ1/3〜1/2
の深さに打込む。
設けられた円環状をなすポンチ24を中心円板2の反対側
の面(上面)2b側で中心孔3の外周位置にその中心円板
2とほゞ同一軸線状態で上方からスタンピング加工し
て、多数の小突起23を中心円板2の板厚のほゞ1/3〜1/2
の深さに打込む。
すると、このスタンピング加工により、中心円板2内に
永久歪みを発生して、この中心円板2が下型20の水平基
準面22に倣つて水平状に簡単に矯正される。
永久歪みを発生して、この中心円板2が下型20の水平基
準面22に倣つて水平状に簡単に矯正される。
そして、以上の如きスタンピング加工により、中心円板
2の上面2bには第2図に斜線で示した円環状の領域25内
に、第1図に示したような多数の小凹部26が形成され
る。
2の上面2bには第2図に斜線で示した円環状の領域25内
に、第1図に示したような多数の小凹部26が形成され
る。
しかしてこの際、下型20の水平基準面22にはポンチ24の
多数の小突起(又は突条)23に対向された多数数の逃げ
用凹部28が予じめ形成されている。
多数の小突起(又は突条)23に対向された多数数の逃げ
用凹部28が予じめ形成されている。
この結果、上記の如きポンチ24によるスタンピング加工
につて多数の小突起(又は突条)23が中心円板2の反対
側の面(上面)2bに打込まれると、その多数の小突起
(又は突条)23によつて中心円板2の多数箇所が多数の
逃げ用凹部28内に押出されて、中心円板2のターンテー
ブル接着面2aに多数の凸部29が同時に膨出加工される。
なおこの膨出加工された多数の凸部29には第1図に示す
如く必ずR(アール)が付く。
につて多数の小突起(又は突条)23が中心円板2の反対
側の面(上面)2bに打込まれると、その多数の小突起
(又は突条)23によつて中心円板2の多数箇所が多数の
逃げ用凹部28内に押出されて、中心円板2のターンテー
ブル接着面2aに多数の凸部29が同時に膨出加工される。
なおこの膨出加工された多数の凸部29には第1図に示す
如く必ずR(アール)が付く。
なお、小突起23の形状としては、平面形状が正方形、三
角形、円形等で、断面が台形や錐形等をなす各種の形状
のものを採用することができる。また小突起23は例えば
外径が0.5〜1mmのものを0.5〜1mmの間隔で配置したもの
とした。そして第4A図は小突起23を正台形状に構成した
時の小凹部26の形状(スタンピング形状)を示したもの
であるが、その多数の小突起23を例えば多数の小突条を
互いに交差させた形状であるメツシユ形状に構成すれ
ば、第4B図に示す如きメツシユ形状の凹部(スタンピン
グ形状)27が形成されることになる。
角形、円形等で、断面が台形や錐形等をなす各種の形状
のものを採用することができる。また小突起23は例えば
外径が0.5〜1mmのものを0.5〜1mmの間隔で配置したもの
とした。そして第4A図は小突起23を正台形状に構成した
時の小凹部26の形状(スタンピング形状)を示したもの
であるが、その多数の小突起23を例えば多数の小突条を
互いに交差させた形状であるメツシユ形状に構成すれ
ば、第4B図に示す如きメツシユ形状の凹部(スタンピン
グ形状)27が形成されることになる。
ところで、以上の如きスタンピング加工によつて形成さ
れた多数の小凹部26やメツシユ形状の凹部27の上面側の
周縁部がシヤープエツジ26a,27aとなり、第5図で示し
たカートリツジ12の円形状リブ14にそのシヤープエツジ
26a,27aが接触されると、その円形状リブ14の削り粉が
発生することが考えられる。
れた多数の小凹部26やメツシユ形状の凹部27の上面側の
周縁部がシヤープエツジ26a,27aとなり、第5図で示し
たカートリツジ12の円形状リブ14にそのシヤープエツジ
26a,27aが接触されると、その円形状リブ14の削り粉が
発生することが考えられる。
そこで本発明では、多数の小凹部26やメツシユ形状の凹
部27のシヤープエツジ26a,27aが上記円形状リブ14に接
触されることがないように、第2図に斜線で示した円環
状の領域25の外径D1を第5図で示した円形状リブ14の
内径D3より充分に小さく構成している。因みに現状で
は、円形状リブ14の内径D3が約21.5mmとなつており、
下ハーフ11のターンテーブル挿入孔13内での中心円板2
の直径方向のガタ分D4の合計が約1.5mm(但し片側の
ガタ分D4は約0.7mm)あるので、円環状の領域25の外
径D1の最大値を20mm以下に設定し、内径D2を6mm以
下に設定してある。なおマイクロ・フロツピーデイスク
1の商品規格では、第5図においてターンテーブル15に
対する中心円板2の下面2aの装着面積の最小値として内
径D5を6mm、外径D6を13mmに規定しており、最低そ
の内径D5の6mm〜外径D6の13mmの円環状の領域内に
おいて中心円板2の水平度が出ておれば良いものであ
る。そして本発明による円環状の領域25の外径D1の最
大値を20mm以下に設定し、内径D2を6mm以下に設定し
た構造は上記の商品規格値を充分に満足できる。
部27のシヤープエツジ26a,27aが上記円形状リブ14に接
触されることがないように、第2図に斜線で示した円環
状の領域25の外径D1を第5図で示した円形状リブ14の
内径D3より充分に小さく構成している。因みに現状で
は、円形状リブ14の内径D3が約21.5mmとなつており、
下ハーフ11のターンテーブル挿入孔13内での中心円板2
の直径方向のガタ分D4の合計が約1.5mm(但し片側の
ガタ分D4は約0.7mm)あるので、円環状の領域25の外
径D1の最大値を20mm以下に設定し、内径D2を6mm以
下に設定してある。なおマイクロ・フロツピーデイスク
1の商品規格では、第5図においてターンテーブル15に
対する中心円板2の下面2aの装着面積の最小値として内
径D5を6mm、外径D6を13mmに規定しており、最低そ
の内径D5の6mm〜外径D6の13mmの円環状の領域内に
おいて中心円板2の水平度が出ておれば良いものであ
る。そして本発明による円環状の領域25の外径D1の最
大値を20mm以下に設定し、内径D2を6mm以下に設定し
た構造は上記の商品規格値を充分に満足できる。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は実施例
に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて
各種の有効な変更が可能である。
に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて
各種の有効な変更が可能である。
また本発明は、マイクロ・フロツピーデイスクに限定さ
れることなく、各種方式で記録、再生される各種のフロ
ツピーデイスクに適用可能である。
れることなく、各種方式で記録、再生される各種のフロ
ツピーデイスクに適用可能である。
本発明は、多数の小突起又は突条を配列したポンチと、
このポンチの多数の小突起又は突条に対応して配列され
た逃げ用凹部を有するダイスとの間に、前記プレス加工
されたセンターコアの中心円板の下面が前記ダイスと対
接するように装着し、前記中心円板の上面に前記多数の
小突起又は突条を打込むと共にこの中心円板の下面に多
数の凸部を膨出加工させるようにしたものである。そし
て中心円板を水平に矯正できるので、ターンテーブル上
にマグネツトチヤツキングした中心円板によつてシート
状記録媒体を水平に回転駆動する際に、そのシート状記
録媒体に従来例のような面振れが発生せず、そのシート
状記録媒体を水平に極めて安定良く回転駆動することが
できる。しかも中心円板のターンテーブル接着面に多数
の凸部を膨出できるので、中心円板をターンテーブルの
滑性シート上にマグネツトチヤツキングした時に、その
多数の凸部が滑性シート上に接触されることになつて、
滑性シートに対する中心円板の接触面積が非常に小さく
なる。この結果、ターンテーブルによつて中心円板を介
してシート状記録媒体を回転駆動する際に、ターンテー
ブルの中心に対するフロツピーデイスクの正確な位置決
めを行える。
このポンチの多数の小突起又は突条に対応して配列され
た逃げ用凹部を有するダイスとの間に、前記プレス加工
されたセンターコアの中心円板の下面が前記ダイスと対
接するように装着し、前記中心円板の上面に前記多数の
小突起又は突条を打込むと共にこの中心円板の下面に多
数の凸部を膨出加工させるようにしたものである。そし
て中心円板を水平に矯正できるので、ターンテーブル上
にマグネツトチヤツキングした中心円板によつてシート
状記録媒体を水平に回転駆動する際に、そのシート状記
録媒体に従来例のような面振れが発生せず、そのシート
状記録媒体を水平に極めて安定良く回転駆動することが
できる。しかも中心円板のターンテーブル接着面に多数
の凸部を膨出できるので、中心円板をターンテーブルの
滑性シート上にマグネツトチヤツキングした時に、その
多数の凸部が滑性シート上に接触されることになつて、
滑性シートに対する中心円板の接触面積が非常に小さく
なる。この結果、ターンテーブルによつて中心円板を介
してシート状記録媒体を回転駆動する際に、ターンテー
ブルの中心に対するフロツピーデイスクの正確な位置決
めを行える。
以上の結果、本発明によれば、記録、再生時にトラツキ
ングずれやスペーシングロス等の問題が発生せず、記
録、再生の精度を著しく向上させ得るフロツピーデイス
クを簡単に加工できるものである。
ングずれやスペーシングロス等の問題が発生せず、記
録、再生の精度を著しく向上させ得るフロツピーデイス
クを簡単に加工できるものである。
第1図〜第4B図は本発明の一実施例を示したものであつ
て、第1図は要部の拡大断面図、第2図は要部の平面
図、第3図はスタンピング加工を説明する断面図、第4A
図及び第4B図はスタンピング形状を示した平面図であ
る。 第5図は従来例の断面図である。 また図面に用いられた符号において、 2……中心円板 3……中心孔 4……偏心孔 7……磁気シート 20……下型(ダイス) 22……水平基準面 23……小突起 24……ポンチ 28……逃げ用凹部 29……凸部 である。
て、第1図は要部の拡大断面図、第2図は要部の平面
図、第3図はスタンピング加工を説明する断面図、第4A
図及び第4B図はスタンピング形状を示した平面図であ
る。 第5図は従来例の断面図である。 また図面に用いられた符号において、 2……中心円板 3……中心孔 4……偏心孔 7……磁気シート 20……下型(ダイス) 22……水平基準面 23……小突起 24……ポンチ 28……逃げ用凹部 29……凸部 である。
Claims (1)
- 【請求項1】ほぼ正方形状の中心孔とほぼ長方形状の偏
心孔とを有し、その下面がターンテーブルに装着される
水平な中心円板と、その外周縁より上向きに延びる円筒
部と、この円筒部の頂部より水平に延びるフランジとか
ら成る金属製のセンターコアをプレス加工によって一体
に成形する工程および、前記フランジにシート状記録媒
体を固着させる工程から成るフロッピーディスクの加工
方法において、 多数の小突起又は突条を配列したポンチと、このポンチ
の多数の小突起又は突条に対応して配列された逃げ用凹
部を有するダイスとの間に、前記プレス加工されたセン
ターコアの中心円板の下面が前記ダイスと対接するよう
に装着し、前記中心円板の上面に前記多数の小突起又は
突条を打込むと共にこの中心円板の下面に多数の凸部を
膨出加工させる工程をさらに含むフロッピーディスクの
加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60254531A JPH077587B2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | フロツピ−デイスクの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60254531A JPH077587B2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | フロツピ−デイスクの加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62114179A JPS62114179A (ja) | 1987-05-25 |
JPH077587B2 true JPH077587B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=17266336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60254531A Expired - Fee Related JPH077587B2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | フロツピ−デイスクの加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077587B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0731421Y2 (ja) * | 1987-07-25 | 1995-07-19 | ティーディーケイ株式会社 | 磁気ディスクカートリッジ |
JPH0828110B2 (ja) * | 1989-11-11 | 1996-03-21 | 日本電産株式会社 | スピンドルモータのハブ製造方法 |
JPH0828109B2 (ja) * | 1989-11-11 | 1996-03-21 | 日本電産株式会社 | スピンドルモータのハブ製造方法 |
JPH03102178U (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-24 | ||
JPH0638068U (ja) * | 1992-10-13 | 1994-05-20 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気ディスクカートリッジ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62112277A (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-23 | Sanki Seiko Kk | 磁気デイスク用中心金具の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-13 JP JP60254531A patent/JPH077587B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62114179A (ja) | 1987-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |