JPH0774903B2 - 割付集版装置 - Google Patents

割付集版装置

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JPH0774903B2
JPH0774903B2 JP27948589A JP27948589A JPH0774903B2 JP H0774903 B2 JPH0774903 B2 JP H0774903B2 JP 27948589 A JP27948589 A JP 27948589A JP 27948589 A JP27948589 A JP 27948589A JP H0774903 B2 JPH0774903 B2 JP H0774903B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は割付集版装置、特にコンピュータを利用して割
付デザインおよび集版処理を行う装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に印刷物を作成する工程は、デザイン段階と集版段
階とに分けられる。デザイン段階では、デザイナーが定
規などを用いてレイアウト用の図形を描いてゆくことに
より割付台紙を作成し、この割付台紙のコピーに対し複
写機を利用して原稿を所望の倍率に拡大または縮小し、
この拡大または縮小された疑似原稿をレイアウト用の図
形内に貼り込んで割付指定紙を作成する。この割付指定
紙は印刷所で使用する設計図に使われ、絵柄の他、平網
の指示等が記入してある。
集版段階は、印刷所で行われる段階であり、デザイナー
から割付台紙、割付指定紙、原稿を受取り、これらに基
づいて集版が行われる。最近では、コンピュータォを利
用したレイアウトスキャナ装置が普及しており、この装
置を用いて集版を行うのが一般的である。レイアウト用
の図形に関する図形データは、割付台紙を作図機などの
デジタイザ装置によってトレースすることによってレイ
アウトスキャナ装置に取り込まれる。あるいは、レイア
ウトスキャナ装置に図形データを直接数値入力する場合
もある。また、原稿上の画像は、スキャナによって画像
データとして入力される。このとき割付指定紙を参照し
て、倍率角度測定機により所望の倍率および角度を測定
し、この倍率および角度でスキャナ装置による色分解を
行い、画像データの取り込みを行う。一方、原稿上の文
字は、電算写植機などによって入力したものを印画紙に
出力して、割付台紙上の所定の位置に貼りこむことによ
って完全台紙を作成し、その完全台紙をカメラ撮りして
得られたフィルムをスキャナで入力することによってデ
ータの取り込みを行う。このようにして取り込んだ図形
データと画像データおよび文字データに基づいて、レイ
アウトスキャナ装置上で割付作業を行い、割付後の画像
をスキャナによってフィルムに出力する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来のレイアウトスキャナ装置
を用いた工程では、デザイン段階と集版段階とで、同じ
作業を繰り返さねばならない部分があり、作業効率が悪
いという問題がある。また、デザイナーは、集版工程の
後の印刷物を手にしてはじめて全体の仕上り具合を確認
することができるので、そのあとに追加や修正が行われ
ることが多い。更に、チラシやカタログなどでは、前回
の印刷物と全く同じ画像や文字を使う場合であっても、
その都度、データ入力をやりなおさねばならないという
欠点がある。
そこで本発明はより作業効率を向上させることのできる
割付集版装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は割付集版装置において、 (a) レイアウト用図形を図形データとして入力する
ための図形入力装置と、 割付作業に必要な精度で、画像原稿から画像を第1の画
像データとして入力するための割付用画像入力装置と、 文字原稿から文字列を文字データとして入力するための
文字入力装置と、 第1の画像データによる画像および文字データによる文
字列を、レイアウト用図形に対して所定の相対位置関係
をもって割り付けることを示す割付データを生成する割
付データ生成装置と、 割付データに基づく割付結果として得られる割付画像を
出力する割付画像出力装置と、 割付データ生成装置に指示を与える割付指示装置と、 を有するデザインシステムと、 (b) 集版作業に必要な精度で、画像原稿から画像を
第2の画像データとして入力するための集版用画像入力
装置と、 入力した、第2の画像データ、文字データおよび図形デ
ータに基づいて、画像および文字列を、レイアウト図形
に対して所定の相対位置関係をもって割り付ける処理
を、生成された割付データを参照して行う割付処理装置
と、 割付処理の結果として得られる割付画像を、集版に利用
できる形で出力する集版画像出力装置と、 を有する集版システムと、 (c) 第1の画像データ、第2の画像データ、および
文字データを、データベースとして保持することがで
き、(a)デザインシステムおよび(b)集版システム
との間で、これらのデータの受け渡しを行うデータベー
スシステムと、 の3つのシステムを設けるようにしたものである。
〔作 用〕
本発明の割付集版装置は、デザインシステム、集版シス
テム、データベースシステムの3つのシステムから構成
される。デザイナーはデザインシステムによって、図形
データ、画像データ、文字データを取り込み割付作業を
行う。このとき、画像データは、割付作業を行うのに十
分な精度であれば足りるので、割付用画像入力装置は、
簡易な画像入力装置を用いればよい。割付作業の結果
は、その都度、割付画像出力装置によって確認すること
ができる。この割付作業によって、画像の倍率、角度、
位置、あるいは、文字の級数、位置などを示す割付デー
タが生成されるが、この割付データは図形データととも
にそのまま集版システムへと受け渡される。
集版システムでは、再び画像データの取り込みが行われ
る。ここで取り込まれる画像データは、集版を行うのに
十分な精度が要求されるため、集版用画像入力装置とし
ては、高精細な画像入力のできる装置を用いる。文字デ
ータ、図形データおよび割付データは、デザインシステ
ムから与えられるので、集版システムではオペレータか
らの指示を入力することなしに、入力した高精細な画像
の割り付けを行うことができる。こうして生成された割
付画像に基づいて集版が行われる。
また、一度入力した画像データ、文字データは、データ
ベースシステムに保存されるので、次回に全く同じデー
タを必要とするときには、再度の入力作業を行うことな
しに、保存されているデータの流用を行うことができ
る。
このように、デザインシステムで作成した図形データお
よび割付データを、そのまま集版システムで用いるよう
にし、しかも必要に応じてデータベースシステムに保存
されている過去のデータを流用できるようにしたため、
作業効率は非常に向上する。また、デザインシステムで
は粗い画像が入力できれば十分なので、デザインシステ
ムとしては簡易なシステムですむ。
〔実施例〕
以下本発明を図示する実施例に基づいて説明する。第1
図は本発明の一実施例に係る割付集版装置の構成を示す
ブロック図である。この装置は、デザインシステム100
と、集版システム200と、これらの間に設けられたデー
タベースシステム300によって構成されている。各シス
テム間は、電話回線のような通信回線で接続されている
ため、各システムをそれぞれ別々の場所に設置すること
が可能である。通常は、デザインシステム100をデザイ
ナーの事務所に設置し、集版システム200およびデータ
ベースシステム300を印刷所に設置し、それぞれを電話
回線で接続して用いるようにすると便利である。以下、
各システムの構成および動作について説明する。
デザインシステム100 このシステムは、制御装置10に種々の装置を接続して構
成される。制御装置10の主たる機能は、デザイナーの割
付作業によって割付データを生成することであるが、こ
の他にもシステム全体の制御機能や他のシステムとのデ
ータの送受機能も合わせもつ。図形入力装置11は、レイ
アウト用の図形を図形データとして入力するための装置
である。この装置は、割付台紙上でオペレータが定規な
どで作図した図形を、デジタイザなどで入力するような
構成にしてもよいし、ディスプレイを用意し、その画面
上で図形を作図してゆくような構成にしてもよい。図形
の入力は、図形の種類を選択し、この図形上の点の位置
や寸法をポインティングデバイスで指定する方法で行え
るようにするのが好ましい。たとえば、円であれば、中
心点位置と半径値を指定したり、円周上の3点の位置を
指定したりして入力することができ、矩形であれば、対
角の2点を指定することによって入力することができ
る。割付用画像入力装置12は、この実施例ではCCDスキ
ャナによって構成され、カラー画像原稿から画像データ
を入力することができる。また、文字入力装置13は、ワ
ードプロセッサなどの装置によって構成され、文字原稿
から文字データを入力することができる。このようにし
て入力された図形、画像、および文字は、文字・画像表
示装置14によって表示される。この実施例では、表示装
置14としてカラーモニタを用いており、このカラーモニ
タ上の任意の点は、端末装置15によって指定することが
できる。端末装置15は、デザイナーからの指示を入力す
る装置であり、キーボードやマウスなどの装置で構成す
ることができる。デザイナーは、文字・画像表示装置14
を見ながら、端末装置15から種々の割付指示を入力する
ことができる。制御装置10は、この割付指示に基づい
て、入力したレイアウト用図形に対して画像および文字
列を割り付ける処理を行う。その結果得られる割付画像
は、文字・画像表示装置14に表示されるため、デザイナ
ーは、この表示画面を見ながら割付作業の確認を行うこ
とができる。更に、この割付画像はカラープリンタなど
からなるハードコピー装置16へ出力することもでき、デ
ザイナーはハードコピーを手にして割付結果を確認する
こともできる。また、メモリ17は、この実施例では磁気
ディスクにより構成され、図形入力装置11から入力した
図形データ、割付用画像入力装置12から入力した画像デ
ータ、文字入力装置13から入力した文字データ、そして
画像や文字を割り付けるときの倍率、角度、位置を示す
割付データを一時的に記憶するのに用いられる。
このデザインシステム100の動作は次のとおりである。
まず、デザイナーは、図形入力装置11を用いてレイアウ
ト用図形を図形データとして入力する。このレイアウト
用図形は、たとえば、第2図に破線で示す図形1,2,3,4
のようなものである。このような図形は、図形の種類と
図形上のいくつかの点を指定することにより入力できる
ことは前述のとおりである。これらの図形は、画像をト
リミングするための枠として利用されるとともに、全紙
面内における各画像や文字列のレイアウト位置を示すも
のとなる。このようにして入力した図形データはメモリ
17に記憶される。
続いて、デザイナーは、割付用画像入力装置12を用いて
画像データの入力を行う。この割付用画像入力装置12
は、CCDスキャナのような比較的簡易な装置であり、入
力画像精度は集版に利用できるほど高くはない。ただ、
このデザインシステムでは、割付作業を行うだけである
ので、粗い画像を用いても何ら問題は生じない。ここで
説明する例では、第2図に示すような「はさみ」の画像
5と、「万年筆」の画像6が入力されたものとする。入
力した画像データはメモリ17に記憶される。
更に、デザイナーは、文字入力装置13を用いて文字デー
タの入力を行う。ここで説明する例では、第2図に示す
ような文字列7が入力されたものとする。入力した文字
データはメモリ17に記憶される。
これで割付作業を行う準備が完了したことになる。デザ
イナーは、端末装置15を用いて割付作業のための指示を
制御装置10に与える。画像の割り付けであれば、たとえ
ば、文字・画像表示装置14上に、図形1,2を表示させ、
図形1および2に対して、それぞれ画像5および6を割
り付ける作業を行えばよい。具体的には、「はさみ」の
画像5の割付倍率を、画像入力時の原寸を基準として指
定し、画像を拡大あるいは縮小した形で文字・画像表示
装置14上に呼び出し、割付角度および図形1に対する相
対位置を決定する。割付角度は、画像入力時に基準線を
設けておき、この基準線に対して何度回転させたかを割
り出せばよい。第2図に示す例では、割付角度を15゜と
し、割付位置は、画像5の輪郭左下の1点Pと、図形1
の所定点Qとの間のずれ量が、X方向(図の水平方向)
に20mm、Y方向(図の垂直方向)に30mmとなる位置とし
ている。点Qは、図形1の正置外接矩形8の左下頂点に
とることにより、全ての図形で一致した取扱いが可能で
ある。割付倍率、角度、位置は、端末装置15による指示
によって自由に変更することができ、デザイナーは文字
・画像表示装置14で確認をしながら、最適な割付状態を
決定することができる。「万年筆」の画像6についても
同様の割り付けが行われる。図中、図形2は矩形のた
め、正置外接矩形9とは一致している。
平網の場合は、各色成分ごとに網パーセント値が指定さ
れる。この例では、図形3は平網領域の輪郭を示す図形
となっており、その内部には画像は割り付けられない。
その代わり、印刷のための4原色Y,M,C,Kの各成分につ
いての網パーセント値がデザイナーによって入力され
る。制御装置10は、この網パーセント値に基づいて、図
形3内をカラー表示する。したがって、デザイナーは、
「はさみ」や「万年筆」の画像の割付状態とともに、平
網領域の色具合を文字・画像表示装置14上で確認するこ
とができる。
文字列については、文字・画像表示装置14上に、図形4
を表示させ、この中に入力した文字列7を割り付ける作
業を行えばよい。具体的には、文字列7を所望の等級に
変倍し、これに縦書き・横書きの指定や改行の指定など
を行い、図形レイアウトに対して所望の位置に割り付け
を行う。第2図に示す例では、割付位置は、文字列7の
輪郭左下の1点Pと、図形4の所定点Qとの間のずれ量
が、X方向(図の水平方向)に50mm、Y方向(図の垂直
方向)に35mmとなる位置としている。割付時の級数指
定、縦書き・横書きの指定、改行指定などは、端末装置
15による指示によって自由に変更することができ、デザ
イナーは文字・画像表示装置14で確認をしながら、最適
な割付状態を決定することができる。
こうしてデザイナーは、画像、平網、文字列についての
割付状態を、文字・画像表示装置14で確認しながら、必
要に応じて修正を行ってゆくことができる。また、必要
があれば、ハードコピー装置16を用いて、カラーハード
コピーの状態での確認も可能である。したがって、デザ
イナーは印刷工程を待たずして、仕上り具合の確認を行
うことができる。
上述のような割付作業を行った結果、割付データが生成
される。この割付データは、画像の割付倍率、角度、位
置、平網の網パーセント、文字の級数や種々の指定を示
すデータであり、メモリ17に記憶される。この装置の特
徴は、このようにして生成された割付データを図形デー
タとともに通信回線400が出力する点である。通信回線4
00に出力される通信データの一例を第3図に示す。この
第3図に示す通信データは、第2図に示すような割付作
業を行った結果得られるものである。1行目には、版面
サイズおよび版面色の情報が記載されている。この例で
は、版面や横方向に216mm、縦方向に303mmと設定されて
おり、版面色は、4原色Y,M,C,Kのいずれも網パーセン
ト値が0に設定されている。続く2行目は見出し行であ
り、その下の3〜6行目に各図形についての割付作業結
果が示されている。図形1では、図形形状が円と定義さ
れ、続いて図形座標(図では明記していないが、たとえ
ば、中心点座標値と半径値で示すことができる)が設定
されている。これは、図形入力装置11で入力した図形デ
ータの部分である。続いて、商品「はさみ」についての
メーカーを識別するメーカーIDおよび品名コードが続
き、更に種別として画像であることが特定される。続く
※印の欄は、このデータが新規データ(新)か、流用デ
ータ(流)かを示す欄である。これについては、後のデ
ータベースシステムの説明において詳述する。続くアド
レス情報は、後述するデータベースシステム300に登録
したデータについてのアドレス情報であり、これについ
ても後に詳述する。続いて、割付角度15゜、割付倍率15
0%なる指定がなされ、画像の1点Pの位置が画像輪郭
左下に定義され、この点Pと図形1上の所定点Qとの間
のずれ量が、横方向(X方向)に20mm、縦方向(Y方
向)に30mmと設定されている。図形2についても同様の
設定がなされ、図形3については各網パーセント値が設
定されている。また、図形4については、文字列につい
て、横書きか縦書きかの別、級数、ずれ量が設定されて
いる。
以上のように、デザインシステム100では、デザイナー
が文字・画像表示装置14を見ながら、端末装置15で指示
を与えることにより、割付データが自然に作成される。
そして、この割付データと図形データとを統合して、第
3図に示すようなデータが作成され、これを通信回線40
0に出力することができるのである。ここで、各構成要
素は、パーソナルコンピュータおよびその周辺機器で実
現することができ、比較的安価なシステムとなる。した
がって、デザイナーの事務所に備え付けとすることが容
易にできる。
集版システム200 このシステムは、現在市販されている一般的なレイアウ
トスキャナと呼ばれるシステムをそのまま利用したもの
であり、制御装置20に種々の装置を接続して構成され
る。制御装置20は、集版作業を統括する機能の他に、デ
ザインシステム100から送られてくる図形データ、およ
び割付データを受信する機能、ならびにデータベースシ
ステムに対してデータの送受を行う機能を有する。スキ
ャナ21は、画像データを入力する入力ドラムと、製版の
ためのフィルム出力を行う出力ドラムとを備えた装置で
ある。入力ドラムは、カラー原稿から画像データを入力
するための装置であり、割付用画像入力装置12と同じ機
能を果たすものであるが、入力された画像は集版に用い
るのに適した高精細な画像となる。端末装置22は、オペ
レータからの指示を入力するためのものであり、表示装
置23は、オペレータに対して割付画像を表示するための
ものである。メモリ24は、入力した種々のデータを一時
的に記憶するためのものである。
続いて、このシステムの動作を説明する。通常、この集
版システム200は印刷所に設置される。スキャナ21など
を備えたシステムであるため、デザインシステム100に
比べるとかなり高価なものとなる。デザイナーの事務所
からは電話回線などの通信回線400を通じて通信データ
が送られてくる。この通信データは、割付作業に必要な
図形データ、および割付データを含んでいる。一方、デ
ザイナーの事務所からは、カラー原稿が郵送などの手段
で送付される。このカラー原稿は、デザイナーが割付用
画像入力装置12にかけてものと同一の原稿である。オペ
レータは、このカラー原稿をスキャナ21の入力ドラムに
かけ、高精細な画像データを入力する。また、文字デー
タは、後に詳述するように、データベースシステム300
から得ることができる。これで、割付作業に必要な、図
形テータ、文字データ、画像データ、割付データのすべ
てが準備完了となる。そこで、制御装置20は、これらの
データに基づいて割付作業を行う。すなわち、第2図に
示すような割付画像が形成されることになる。ただ、画
像は、デザインシステムで作成された割付画像に比べて
高精細なものであり、集版に適するものとなっている。
なお、割付作業に必要なすべての情報は、第3図に示す
形で与えられているので、オペレータは何ら割り付けの
ための指示を与える必要はない。こうして、割付画像が
形成されたら、この画像をスキャナ21によって、各原色
ごとに分解してフィルムに出力する。最終的に、このフ
ィルムに基づいて集版が行われることになる。
以上のように、この集版システム200においては、オペ
テータは高精細な画像データの入力作業を行うだけで、
理論的には他に何ら作業を行う必要はない。しかしなが
ら、実際には、細かい修正作業が必要になる。このた
め、制御装置20による自動割付作業の結果得られる割付
画像を、表示装置23に表示させるようにしている。オペ
レータはこの表示装置23を見ながら、端末装置22を用い
て細かな修正作業を行うことができる。また、文字を入
力するための文字入力装置25も用意されている。商品の
価格などは、印刷直前まで決定されないようなこともあ
り、このような場合に、商品価格は文字入力装置25にお
いて入力される。
データベースシステム300 本発明の特徴のひとつは、デザインシステムと集版シス
テムとの間に、データベースシステム300を設けた点で
ある。このデータベースシステム300は、制御装置30
に、管理メモリ31、文字データメモリ32、画像データメ
モリ33を接続したものであり、更に、端末装置34および
表示装置35が接続されている。制御装置30は、通信回線
401を介してデザインシステム100に対してデータの送受
を行うことができ、通信回線402を介して集版システム2
00に対してデータの送受を行うことができる。制御装置
30は、文字データおよび画像データについて、登録、保
存、消去、検索、送信などを行う機能をもち、デザイン
システム100および集版システム200からの遠隔操作を行
うことも可能である。文字データは文字データメモリに
登録され、画像データは画像データメモリに登録され、
それぞれが長期間保存される。文字データは、文字コー
ドとフォントデータで構成される。画像データは、2種
類のものが用意される。すなわち、割付用画像入力装置
12で入力された割付作業にのみ用いる粗い画像データ
と、スキャナ21で入力された製版作業に用いることので
きる高精細な画像データである。通常の操作では、文字
データはデザインシステム100側から登録され、デザイ
ンシステム100および集版システム200の双方から利用さ
れる。また、粗い画像データは、デザインシステム100
側から登録され、デザインシステム100側から利用し、
高精細な画像データは、集版システム200側から登録さ
れ、集版システム200側から利用されるのが一般的であ
る。もちろん、すべてのデータは双方からアクセスでき
るので、どのような利用形態をとってもかまわない。
文字データメモリ32および画像データメモリ33は、本実
施例の場合、オートチェンジャー方式の光磁気ディスク
装置を用いている。ここに登録されるデータは、管理メ
モリ31内の検索データによって管理される。この検索デ
ータは、第4図に示されるように、各商品ごとに作成さ
れる。すなわち、メーカーID、品名、品名コードによっ
て1つの商品が特定される。この1つの商品について、
粗い画像データ、高精細な画像データ、文字データがそ
れぞれ登録されることになるが、それぞれについて複数
のデータを登録することが許される。これはたとえば、
同一の商品であっても、写真を撮影する角度の違いなど
によって複数種類の画像が用意される場合に便利であ
る。そこで、第4図に示す検索データにおいては、まず
各データについてのデータ数を登録し、続いてその複数
のデータについてのアドレス情報を登録するようにして
いる。このアドレス情報は、そのデータが格納されてい
る光磁気ディスクのディスク番号や、ディスク上のアド
レス、登録年月日などが含まれており、この情報によっ
て、文字データメモリ32あるいは画像データメモリ33内
の所望のデータをアクセスすることが可能である。な
お、オペレータは、端末装置34を操作することにより、
表示装置35に登録されているデータを表示させて確認を
したり、修正作業を行うことが可能である。
このデータベースシステム300を用いた操作は次のとお
りである。はじめにデザインシステム100において、第
2図に示すような割り付けを行うと、第3図に示すよう
な割付データが生成されるが、ここで、図形1について
の画像と図形4についての文字は新規データであり、図
形2についての画像は流用データとなっている(第3図
の※欄参照)。新規データについては、データベースシ
ステムへの登録が行われる。すなわち、デザインシステ
ム100から、データベースシステム300に対して、文字デ
ータと粗い画像データとが、メーカーID、品名、品名コ
ードとともに送られてくるので、データベースシステム
300では、第4図に示したような検索データを作成して
データの登録を行う。前述のように、同一の商品につい
て複数のデータが登録できるので、たとえば、同一の商
品についてデータが既にいくつか登録されていたなら、
データ数を更新し、アドレス情報を更にもう1つ付加す
ることになる。この例では、「はさみ」の画像5と文字
列7とが新規のデータとして、データベースシステム30
0に登録されることになる。一方、「万年筆」の画像6
は、流用データとなっている。すなわち、この画像は既
に前回の作業時に入力したものが、データベースシステ
ム300に登録されているのである。したがって、この画
像は割付用画像入力装置12から再び入力する必要はな
く、データベースシステム300からデザインシステム100
に呼び出して用いることができる。前述したように、メ
ーカー名、品名、品名コード、および原稿種類(粗い画
像/高精細な画像/文字)を入力することにより登録済
みの所望のデータを呼び出すことが可能である。なお、
同一商品について複数のデータが登録されている場合に
は、これらすべてを一旦呼び出して、選択をさせるよう
にするのが好ましい。たとえば、「万年筆」の粗い画像
が4つ登録されていた場合、文字・画像表示装置14に
は、第5図に示すように、この4つの画像をすべて表示
させ、デザイナーにいずれか1つを選択させるようにす
る。
続く、集版システム200における処理では、新規データ
として、「はさみ」についての高精細は画像がスキャナ
21から取り込まれ、これがデータベースシステム300に
登録される。また、文字列7についての文字データは、
既にデザインシステム100側から登録されているので、
アドレス情報に基づいてこの文字データを集版システム
200側から呼び出す。更に、「万年筆」についての高精
細な画像も同様にしてデータベースシステム300から呼
び出す。したがって、流用データである「万年筆」につ
いての高精細なデータはスキャナ21から入力する必要は
ない。
このように、データベースシステム300は、デザインシ
ステム100側と、集版システム200側と、の双方からアク
セスすることができ、種々の使用態様が可能になる。こ
の例の場合、新規データとして登録した「はさみ」の画
像データは、次回からは流用データとして、デザインシ
ステム100側と、集版システム200側と、の双方から利用
することができるのである。なお、前述のように、集版
システム200も文字入力装置25を備えているので、文字
データの登録を集版システム200側から行うことも可能
である。
なお、上述の実施例では、通信回線400,401,402を介し
てデータの転送を行っているが、これは磁気ディスク、
フロッピディスクなどの媒体を受け渡しする方法を採っ
てもかまわない。また、デザインシステム100において
用いる画像データ入力用のスキャナ装置は、最低限、割
付作業に必要なだけの精度があるものであればよいが、
より高精度のものを用いることは何ら差し支えない。デ
ザインシステム100側の画像入力装置によって、集版に
必要は高精細な画像データの入力が可能であれば、この
高精細な画像データをそのまま集版システム200で用い
るようにすればよいし、高品質のものでなければ、デザ
イン段階で作成した割付画像をそのまま集版システム20
0で出力してもよい。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明による割付集版装置によれば、デザ
インシステムで作成した図形データおよび割付データ
を、そのまま集版システムで利用でき、しかもデータベ
ースシステムに登録されているデータの流用ができるよ
うにしたため、作業効率が非常に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る割付集版装置の基本構
成を示すブロック図、第2図は第1図に示す装置による
割付作業を示す図、第3図は第1図に示す装置において
通信回線で転送されるデータを示す図、第4図は第1図
に示す装置のデータベースシステムで用いられる検索デ
ータを示す図、第5図は第1図に示す装置のデザインシ
ステムで同一商品について設定された複数の画像を呼び
出す処理を示す図である。 1,2,3,4……レイアウト用図形、5,6……画像、7……文
字列、8,9……正置外接矩形、100……デザインシステ
ム、200……集版システム、300……データベースシステ
ム、400,401,402……通信回線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) レイアウト用図形を図形データと
    して入力するための図形入力装置と、 割付作業に必要な精度で、画像原稿から画像を第1の画
    像データとして入力するための割付用画像入力装置と、 文字原稿から文字列を文字データとして入力するための
    文字入力装置と、 前記第1の画像データによる画像および前記文字データ
    による文字列を、前記レイアウト用図形に対して所定の
    相対位置関係をもって割り付けることを示す割付データ
    を生成する割付データ生成装置と、 前記割付データに基づく割付結果として得られる割付画
    像を出力する割付画像出力装置と、 前記割付データ生成装置に指示を与える割付指示装置
    と、 を有するデザインシステムと、 (b) 集版作業に必要な精度で、前記画像原稿から画
    像を第2の画像データとして入力するための集版用画像
    入力装置と、 入力した、前記第2の画像データ、文字データおよび前
    記図形データに基づいて、画像および文字列を、前記レ
    イアウト図形に対して所定の相対位置関係をもって割り
    付ける処理を、前記割付データを参照して行う割付処理
    装置と、 前記割付処理の結果として得られる割付画像を、集版に
    利用できる形で出力する集版画像出力装置と、 を有する集版システムと、 (c) 前記第1の画像データ、前記第2の画像デー
    タ、および前記文字データを、データベースとして保持
    することができ、前記デザインシステムおよび前記集版
    システムとの間で、これらのデータの受け渡しを行うデ
    ータベースシステムと、 の3つのシステムを備えることを特徴とする割付集版装
    置。
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JP2884877B2 (ja) * 1992-01-24 1999-04-19 凸版印刷株式会社 データベース画像処理装置
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JP4599219B2 (ja) * 2005-05-12 2010-12-15 株式会社日立製作所 エレベータパース画像作成システム

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