JPH0774827A - 複合ネットワークのルーティング制御方式 - Google Patents

複合ネットワークのルーティング制御方式

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JPH0774827A
JPH0774827A JP4077284A JP7728492A JPH0774827A JP H0774827 A JPH0774827 A JP H0774827A JP 4077284 A JP4077284 A JP 4077284A JP 7728492 A JP7728492 A JP 7728492A JP H0774827 A JPH0774827 A JP H0774827A
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network
public
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JP4077284A
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Kazunori Ishida
和徳 石田
Tadao Ishii
忠雄 石井
Hiroyoshi Mori
弘好 森
Akihisa Akizuki
彰久 秋月
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/64Distributing or queueing
    • H04Q3/66Traffic distributors

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  • Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ダイヤル情報に基づき、専用線を介した公衆
網接続の可否を自動的に判定し、通信規制下でのもっと
も経済的なルートを接続する。 【構成】 発信者から入力されるダイヤル情報より、受
信ノードを特定するノード識別子CCと、専用線を介し
た公衆網接続の可否判定を指示するとともに通信形態の
種別等の判定条件を示す接続形態識別子V/Fとを抽出
し、複数の識別子CC,V/Fにより、受信ノード2〜
4への専用線12〜14を介して受信者を収容する公衆
網29,39,49へ接続することの可否を判定する接
続判定手段100を有する。専用線を介した公衆網接続
が可能なときは、発信ノード1から受信ノード2〜4を
介して受信者を収容する公衆網29,39,49へ呼を
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、専用線によって複数の
ノードを相互接続したプライベートネットワーク、例え
ば国際プライベートネットワーク(以下IPNW:Inte
rnational P-rivate NetWork)を構築し、且つ公衆網
(以下PSTN:Public Switching Te-lephone Networ
k )を含めて最も安価な通信を行う複合ネットワークの
ルーティング制御方式に関する。
【0002】一般に経済的な通信を行うためには、従量
制の公衆網を利用するよりも可能な限り定額制の専用線
を利用することが望ましい。しかし、例えば国際間の通
信等においては各国の法体制の事情により、通信規制の
形態が異なり、専用線利用の可否はまちまちである。す
なわち、専用線を介した受信者側公衆網への通話接続
(以後、公−専接続と称する)が許される国もあれば、
許されない国もある(例えばマレーシア等では許されな
い)。また、公−専接続が許されている場合であって
も、ファックス通信のみ許され、音声通信は許されない
場合(ドイツ等)や、あるいは音声・ファックスとも許
される場合(米国等)があるなど、選択されるべき経済
的ルートの判断は複雑である。
【0003】そのため、このような複雑な事情を鑑みた
上で複合ネットワークを構築し、当該ネットワークに収
容される端末間における合理的な番号体系を設計する必
要がある。
【0004】
【従来の技術】(1)通信規制下での最適ルーティング 図1は、複合ネットワークの一例を示す図であり、一つ
の国際ネットワークを示している。図中の1〜4は、ノ
ード1〜4を示すものであり、日本、アメリカ、ドイ
ツ、マレーシアのノードを示すものとする。それぞれの
間は専用線12,13,14によって相互に繋がれてい
る。19,29,39,49はそれぞれノード1〜4が
設置される国の公衆網(PSTN)を示し、それぞれが
国際公衆網(以下I−PSTN:International PSTN)
99に接続されており、相互に接続可能である。また、
11,21,31,及び41はそれぞれノード1〜4に
収容される内線端末(図ではTEと表記)、22,3
2,及び42はそれぞれ公衆網に収容される外線端末
(図ではTEと表記)を示す。
【0005】また、表2は従来の国際ネットワークにお
ける番号変換の例を示す表である。以下、日本、アメリ
カ、ドイツ、及びマレーシアを結ぶ国際ネットワークを
一例にあげ、従来の複合ネットワークのルーティング制
御方式における番号入力と番号転送にともなう番号変換
について、図1および表2を参照しつつ説明する。従来
は、発信者が受信者の番号を端末から入力(ダイヤル)
する場合、発信者は予め、公−専接続が可能か否かを意
識した上で受信者の番号を入力しなければならなかっ
た。
【0006】しかも、例えば表2における米国やドイツ
あるいはマレーシアの場合などのように受信者の属する
国籍によって通信規制が異なるので、おのずと最適ルー
ト(最も経済的なルート)も異なる。そして、例えばド
イツの公衆網への通信を最適ルートによって行おうとし
た場合、通信の形態(音声かファックスか)によっては
ドイツノードまで専用線が使用できる場合(ファックス
の場合)と、使用できない場合(音声の場合)とがあ
り、このような判断を発信者が自ら行う必要があった。
【0007】また、一般的に専用線への発信と公衆網へ
の発信とではそれぞれ番号体系が異なり、したがって発
信者にとってダイヤル入力方法が異なるため、操作方法
が不統一であり、煩雑であった。
【0008】
【表2】 つまり、表2に示すように、受信者の国籍や通信形態等
によって公−専接続が可能か否かを、その都度発信者自
身が判断して、通信規制に合致した最適ルートを接続す
るための不統一なダイヤル情報を入力する必要があっ
た。しかるに、これまでの複合ネットワークのルーティ
ング制御方式においては、発信者からダイヤルされるダ
イヤル情報に基づき、各ノードの公−専接続の規制内容
と通信形態等から公−専接続の可否を自動的に判定し、
これを反映した通信規制下での最適ルート(もっとも経
済的なルート)の接続を実現した方式はなかった。
【0009】以下、さらに図1および表2を参照し、具
体例をあげつつ、受信者に対して発信者が実際に入力す
るダイヤル情報と、受信者側へそのダイヤル情報が転送
されていく(以下、ダイヤル転送と称す)様子とを詳細
に説明する。例えば、前記したようにマレーシアでは公
−専接続が一切認められておらず、日本ノード1からマ
レーシア公衆網49への通信は、通信の形態とは無関係
にI−PSTNを介して接続しなければならないので、
発信者はこれを認識したうえで、所謂0発信を行う必要
があった。
【0010】まず始めに、いま発信者は日本ノード1に
収容される内線端末11であり、受信者がマレーシアノ
ード4に収容される内線端末41であった場合を説明す
る。この場合、表2に示すように、発信者からノード1
へは例えば「7−XXX−Y..Y」とダイヤル情報が
入力される。なお、「7」はノード1から専用線12,
13,14を介して他のノード2,3,4への発呼を行
うためのノードアクセス番号(以下NA)、「XXX−
Y..Y」は内線番号を表す。そしてさらに、ノード1
は専用線12を介し、ノード2へ内線番号「XXX−
Y..Y」をダイヤル転送する。ノード2は内線番号
「XXX−Y..Y」を受信すると、この番号に対応す
る内線端末21に接続する手続を行う(ベルを鳴らす
等)。このような内線端末に対する処理は、前記したマ
レーシアの内線端末41だけでなく、アメリカの内線端
末21、およびドイツの内線端末31についても同様で
あり、以下、内線端末への通信の説明を省略する。
【0011】次に、受信者がマレーシアの公衆網49に
収容される外線端末42である場合について説明する。
この場合、発信者は例えば「0−001−60−
Z...Z」とダイヤル入力する。ここで、「0」は自
国の公衆網19に接続するための所謂0発信番号、「0
01」はI−PSTNに接続するための番号、「60」
はI−PSTNからマレーシアの公衆網49を指定する
ための番号、「Z...Z」は受信者の番号である。す
ると、ノード1は自国の公衆網19に接続し、「001
−60−Z...Z」とダイヤル転送する。以後はI−
PSTN99により、受信者への通常の接続処理が行わ
れる。
【0012】一方、受信者がアメリカの公衆網2に収容
される外線端末22である場合について説明を行う。ア
メリカでは、前記したように通信形態とは無関係に公−
専接続が可能であるから、発信者は例えば表2に示すよ
うに「7−XX0−Z...Z」と、アメリカノードの
公−専接続専用ノード番号「XX0」に続けて受信者の
番号をダイヤル入力する。なお、上記ダイヤル情報中の
他の番号の意味はマレーシアの場合と共通である。する
と、ノード1は、専用線12を介してノード2へ「XX
X−Z...Z」とダイヤル転送する。ノード2はこれ
を受信し、公−専接続専用ノード番号「XX0」によ
り、公衆網29に接続し受信者番号「Z...Z」を送
出する。以後は公衆網29により、受信者への通常の接
続処理が行われる。
【0013】さらに、受信者がドイツの公衆網3に収容
される外線端末32である場合について説明を行う。ド
イツでは前記したようにファックス通信のみ公−専接続
は可能である。したがって、発信者はまず、受信者との
通信の形態を踏まえ、前記通信規制に合致した最適ルー
トを選択(判定)することが要求される。例えば受信者
がドイツの公衆網39に収容される外線端末32であ
り、かつ通信形態が音声である場合は公−専接続は不可
能であるので、例えば表2に示すように例えば「0−0
01−49−Z...Z」とダイヤル入力すればよい。
ここで、「49」はI−PSTNからドイツの公衆網4
9を指定するための番号である。
【0014】ところで、ここで例えば受信者がドイツの
公衆網39に収容される外線端末32であり、かつ通信
形態がファックスである場合について考えると、この場
合は公−専接続が可能であるので、例えば「7−XX0
−Z...Z」と、ドイツノードの公−専接続専用ノー
ド番号「XX0」に続けて受信者の番号をダイヤル入力
すればよい。しかし、実際は表2に示すように例えば
「0−001−49−Z...Z」とダイヤル入力する
必要(I−PSTNを利用する必要)があった。なぜな
ら、従来の方式において上記のようなドイツへのファッ
クス通信の公−専接続を可能とした場合、音声の公−専
接続もまた可能となってしまう問題があったからであ
る。すなわち、発信者が意図的に公−専接続のダイヤル
方法により発信を行えば、違法な音声通信が可能となっ
てしまうので、これを未然に防止するため、従来はドイ
ツへの公−専接続を全面的に不可能としていた。
【0015】つまり、従来の技術においては、発信者は
常に受信者の国籍と通信形態の種別とにより選択すべき
最適ルートを判定しなければならず、また、その時の最
適ルートを選択するのに必要なダイヤル入力方法(専用
線か公衆網か)を選択する必要があった。さらには、例
えばドイツ公衆網へのファックス通信等のように、本来
ならば可能であるはずの公−専接続が違法通信防止の観
点から不可能となってしまうことがあった。 (2)LDC(Long Distance Call)接続の実施 ここで、例えば、日本ノード1からアメリカ公衆網29
へ接続しかつアメリカ国内における長距離通話(Long D
istance Call)を接続する方法について説明する。前記
したように、受信者がアメリカの公衆網29に収容され
る外線端末22である場合については、発信者は例えば
表2に示すように「7−XX0−Z...Z」と、アメ
リカノードの公−専接続専用ノード番号「XX0」に続
けて受信者の番号をダイヤル入力する。このとき受信者
番号「ZZ..Z」の10桁中における最初の3桁はエ
リアコードと呼ばれる米国内における地域番号を指定す
る部分である。このエリアコードが示す地域がノード2
からは遠隔地であるとき、「ZZ..Z」の前に「1」
を付加して公衆網へ送出する場合がある。
【0016】従来の一般的なLDC接続の方式において
は、受信者側のノード2は発信者側のノード1から送ら
れてくるダイヤル情報「・・・ZZ..Z」を一度ノー
ド内のメモリ(図示せず)に蓄えてから、エリアコード
を分析し、その後LDCか否かを判定し、LDCであれ
ば「ZZ..Z」の前に「1」を付加し、そうでなけれ
ば「ZZ..Z」のみを公衆網へ送出する処理を行って
いた(このような処理を全蓄型と呼ぶ)。
【0017】しかしながら、専用線は一般に経済的に使
用するため圧縮多重化されていることが多く、一回線当
たりの帯域が狭くなっていることが多い。特に、帯域が
16kbps や8kbps などのように狭くなるとダイヤル
情報を多周波信号によって転送する方式(DTMF方
式)により送出しても受信側でこれを正確に再生するこ
とが難しくなり、このため、一定時間内のパルス数で番
号を送出する方式(10/20PPS方式)により転送
する必要が生じることがあった。
【0018】10/20PPS方式では前記のように一
定時間内に所定のパルス数を発生することによって番号
を転送するので、いずれにせよ、転送すべきダイヤル情
報の桁数が多ければ多いほど、転送に係る所要時間は大
きいものとならざるを得なかった。したがってこのよう
なとき、ダイヤル転送を行うにあたって、特に相手側ノ
ードが全蓄型である場合、ダイヤル情報を構成する番号
を全て受信し終わっててから番号変換を行い、その後、
変換したダイヤル情報を公衆網へ送出していたので、発
信者がダイヤルを入力した時点から受信者に接続するま
でのダイヤルの転送自体に要する時間的遅延が大きかっ
た。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の複合ネットワークのルーティング制御方式において、
次のような問題があった。まず第1の問題は、受信者の
国籍や通信形態等によって公−専接続が可能か否かを、
その都度発信者自身が判断して、専用線または公衆網を
介して受信者に接続するための不統一なダイヤル情報を
入力する必要があるという問題である。
【0020】そして第2の問題は、ダイヤル転送を行う
にあたって、特に相手側ノードが全蓄型である場合、ダ
イヤル情報を構成する番号を全て受信し終わっててから
番号変換を行い、その後、変換したダイヤル情報を公衆
網へ送出していたので、発信者がダイヤルを入力した時
点から受信者に接続するまでのダイヤルの転送自体に要
する時間的遅延が大きいという問題である。
【0021】したがって、本発明の目的は前記問題を解
決することであり、次に示すようなものである。まず第
1の目的は、発信者からダイヤルされるダイヤル情報に
基づき、各ノードの公−専接続の規制内容と通信形態等
から公−専接続の可否を自動的に判定し、これを反映し
通信規制下での最適ルート(もっとも経済的なルート)
を接続する複合ネットワークのルーティング制御方式を
提供することである。
【0022】そして第2の目的は、転送すべきダイヤル
情報の桁数が多くても、ダイヤル転送に係る所要時間を
短縮する手段を提供することである。
【0023】
【課題を解決する手段】図1は、第1および第2の発明
を適用するに適した複合ネットワークを示す図である。
図中の符号は前記のとおりである。前記課題は、以下に
示す特徴を有する複合ネットワークのルーティング制御
方式によって解決される。
【0024】すなわち、第1の発明は、図1に示すよう
な複合ネットワークにおいて、発信者から入力され、発
信者を収容する発信ノードを起動する起動識別子NA
と、受信ノードを特定するノード識別子CCと、専用線
を介した公衆網接続の可否の判定を指示するとともに通
信形態の種別等の判定条件を示す接続形態識別子V/F
と、受信者を収容する網内にて受信者を識別する受信者
番号Z...Zからなるダイヤル情報を受信し、該ダイ
ヤル情報より該ノード識別子CCと該接続形態識別子V
/Fとを抽出し、抽出した該複数の識別子CC,V/F
により、受信ノード2〜4から受信者を収容する公衆網
29,39,49への専用線を介した公衆網接続するこ
とが可能か或いは不可能かを判定する接続判定手段10
0を有し、該専用線を介した公衆網接続が可能なとき
は、発信ノード1から受信ノード2〜4を介して受信者
を収容する公衆網29,39,49へ呼を専用線を介し
た公衆網接続することを特徴とする複合ネットワークの
ルーティング制御方式である。
【0025】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、発信ノード1から受信ノード2を介して受信者を収
容する公衆網29へ接続するとき、発信者から入力され
るダイヤル情報を該受信ノード2へ転送するに先立ち、
該発信ノード1にて該ダイヤル情報の一部を解読し、該
ダイヤル情報を強制送出信号と、受信ノード2から受信
者を収容する公衆網29へ直接送出可能な直接ダイヤル
情報とからなる強制送出ダイヤル情報に変換し、受信ノ
ードへ送出する強制送出ダイヤル変換手段102と、受
信ノード2にて、該強制送出ダイヤル情報の強制送出信
号により直ちに該公衆網29へ接続し、該強制送出信号
に続く該強制送出ダイヤル情報を送出する強制送出制御
手段210とを有することを特徴とする複合ネットワー
クのルーティング制御方式である。
【0026】
【作用】図2は、発信ノードの構成例を示す図であり、
また図3は、受信ノードの構成例を示す図である。図2
に示すノード1内において、番号識別部101と番号変
換部102及び経路選択部103により接続判定手段1
00を構成している。図3に示すノード2〜4内におい
て、番号識別部201と番号変換部202及び経路選択
部203により強制送出制御手段200を構成してい
る。また、ノード2〜4と外部の公衆網29,39,4
9とは、音声規制部210を介して接続が可能となって
いる。その他の符号は図1と同様であり、説明を省略す
る。
【0027】図1に示すような複合ネットワークにおい
て、発信ノードを図2のように、受信ノードを図3のよ
うに構成することにより、以下の作用が生じる。 (1)最適ルーティングの自動判定が可能となる すなわち、接続判定手段100によれば、発信者が入力
するダイヤル情報に受信ノードを特定するノード識別
子、公−専接続の可否判定を指示するとともに通信形
態の種別等の判定条件(例えばファックスか音声か)を
示す接続形態識別子を付加しておくことにより、発信ノ
ードでこれらを抽出し、及びの条件から各ノードの
通信規制に則って公−専接続の可否を判定することが出
来る。
【0028】つまり、最適ルートは受信者がいかなる端
末かによってほぼ決定される。したがって、まず、受信
者が受信ノードに直接収容される内線端末であるとき
は、受信者の国籍がいかなるものであっても専用線によ
る通話が可能であり、これによる接続がすなわち最適ル
ートである。また、受信者があるノードの公衆網に収容
される外線端末であるときは、当該ノードの通信規制下
において可能な限り公−専接続を実施することによっ
て、最適ルートが選択できる。
【0029】したがって、これら最適ルート選択の条件
をダイヤル情報に付加し、且つ、ある条件において定ま
る最適ルートを予め所定の設定値として接続判定手段1
00に記憶しておくことにより、発信ノードが発信者に
代わり、自動的に最適なルートを選択することが出来
る。さらに、各ノードに音声規制手段200を具備し、
呼設定終了時等に音声を規制する構成とすることによ
り、例えばドイツの公衆網へのファックス通信のみの公
−専接続通話を実現できる。したがって、上記のような
最適ルートを介して呼を接続するに際して、最適ルート
によるファックス通信を可能とし、かつ、不正な音声通
信を未然に防止することが出来る。 (2)転送遅延防止 第2の発明によれば、まず、発信ノードの強制送出ダイ
ヤル変換手段102と、受信ノードの強制送出制御手段
とにより、以下の強制送出処理を実施する。
【0030】すなわち、まず、発信ノードにおいて、ダ
イヤル情報の一部(最初の数桁等)を分析することによ
って、受信者への最適ルートが決定すると、即座に接続
先へのダイヤル送出が開始される。このとき、最適ルー
トが受信ノードから公衆網への公−専接続の場合は、ダ
イヤル情報には、後に述べる強制送出信号が付加される
とともに、ダイヤル情報内の受信者の番号が受信ノード
から公衆網へ直接送出可能な番号形式(直接ダイヤル情
報と称す)に変換されたのち、変換後のダイヤル情報
(強制送出ダイヤル情報と称す)が受信ノードに向けて
送出される。なお強制送出番号とは、受信ノードにおい
てその番号に続いて送信されてくる全ての強制送出ダイ
ヤル情報を、直ちに相手ノードの公衆網に送出すること
を要求する番号である。
【0031】次に、受信ノードにおいて、ダイヤル情報
を受信する際にもその一部(最初の数桁等)を分析する
ことによって、強制送出信号が検出されると、受信ノー
ドは直ちに公衆網へ接続し、強制送出信号の後に発信ノ
ードから送られてくるダイヤル情報を送出する。このと
き、公衆網へ送出されるダイヤル情報は、前述したよう
に発信ノードによって公衆網へ直接送出可能な番号形式
に変換されている。
【0032】したがって、受信側ノードでは必ずしも全
てのダイヤル情報を受信する必要がなく、特に公−専接
続の場合において、一部(最初の数桁等)のダイヤル情
報を受信したあとは、直ちに公衆網へのダイヤル転送を
開始することが出来る。
【0033】
【実施例】図4は、音声規制部の構成例を示す図であ
る。図5は、第1の発明の発信ノードにおける制御フロ
ーの例を示すフローチャートであり、また、図6は、第
1の発明の受信ノードにおける制御フローの例を示すフ
ローチャートである。また、図7は、第2の発明のフロ
ーを説明するためのタイムチャートである。
【0034】そして表1は、第1及び第2の発明の一実
施例を説明するための番号変換表である。図4に示す音
声規制部は、切替え部213によって、FAX通信部
(モデム)211と音声通信部(CODEC)212と
を切り替える切替制御部214とで構成されている。切
替制御部214は、ダイヤル情報の送出後、公衆網から
返信されてくる呼が接続されたことを示す反転信号を検
出することで、通信中はFAX通信部211を接続し、
通信中以外は音声通信部212を接続することによっ
て、音声通信を物理的に規制するものである。
【0035】以下、図1〜図7及び表1を参照しつつ、
具体的に第1及び第2の発明を適用した複合ネットワー
クのルーティング制御方式の一実施例を説明する。 (1)最適ルーティングの自動接続 本実施例においては、まず、ダイヤルの入力方法を統一
する。すなわち、表1の如く番号体系を構築する。
【0036】ここで、ダイヤル情報の形式について説明
する。番号形式は表1に示すように2種類あり、 形式 「7−CC−XXX−Y..Y」 形式 「7−CC−V/F−ZZ...Z」 とがある。
【0037】なお、「7」はノードアクセス番号、「C
C」はノード番号、「V/F」は通信形態(音声/ファ
ックス)の種別を示すメディア番号である。すなわち、
の形式は、受信者が受信ノートに収容される内線端末
である場合の番号形式である。これに対しての形式
は、受信者が受信ノード側の公衆網に収容される外線端
末である場合の番号形式である。
【0038】
【表1】 次に、表1の如く構築された番号体系にしたがって入力
される番号から、いかにして最適ルートを識別し、接続
を処理するかについて説明する。本実施例では、複合ネ
ットワーク、例えば図1に示す国際ネットワークにおい
て、ノード1に収容される端末11からノード2〜4及
び公衆網29、39、49に収容される端末21〜42
への通信が要求されると、例えば図4及び図5に示すフ
ローにしたがってルーティング制御が行われる。
【0039】ここで、図1に示すような国際ネットワー
クにおいて、日本からドイツへ通信する場合の例を説明
する。この場合の通信形態(表1の種の欄参照)は、 日本(ノード1)からドイツ(ノード3)への内線
(音声・ファックス)通信 日本(ノード1)からドイツ(ノード3)経由ドイツ
公衆網39へのFAX通信 日本(ノード1)から国際公衆網経由ドイツ公衆への
音声通信 以上の3種類に分類され、どの形態に合致するかは、ダ
イヤル情報にて識別できる。上記及びの通信形態の
場合は、ノードアクセス番号のみ削除し、ドイツノード
3へダイヤル情報を送出する。上記の通信形態の場合
は、国際公衆網の番号体系に合致するように、ノード内
で番号を変換し、I−PSTN99へダイヤル情報を送
出する。ノード内(1,3)に番号変換機能を持たせる
ことにより、発呼者は公衆網や専用網の種別等の意識を
せず、全て同じ番号体系で発信することができる。
【0040】例えば、ノード1に収容される端末11か
ら「7−33−0−Z...Z」というダイヤル情報が
入力されると(図5のS101)、まず、ノードアクセ
ス番号「7」が削除され(S102)、続くノード番号
より受信ノードが判定される(S103)。次にメディ
ア番号V/Fの有無より公−専接続か事業所への内線通
話かが判定され(S131)、もしV/Fが0もしくは
1であれば公−専接続の判定を行い(S132)、V/
Fが0ならファックス、1なら音声なので、受信ノード
3に向けて「33−0−Z...Z」というダイヤル情
報を送出する(S104)。
【0041】また、受信側ノードでは、ノード1からダ
イヤル情報が受信されると(図6のS201)、まず自
ノードにあてたダイヤル情報かを識別する(S23
1)。次に公−専接続が必要か、すなわちファックスの
公−専接続を示す「0」を検出し(S232)、もし
「0」が検出されるとこれを削除し(S234)、公衆
網39へ「Z...Z」を送出する(S235)。その
後、公衆網39に収容される端末32との呼が確立した
時点で、例えば図6に示すような音声規制部200によ
り、自動的にモデムを接続して、音声の通信を物理的に
不可能とする(S236)。上記の音声規制部200に
より、違法な音声通信は未然に防止される。 (2)転送遅延防止 図7は、第2の発明によるダイヤル転送の例を説明する
ためのタイムチャートである。ここで、本実施例におけ
る強制送出制御処理について図7を参照しながら説明す
る。
【0042】図2の識別部101において、端末11か
らのダイヤル情報を識別するに際しては、前述のよう
に、例えばひとまず最初の4桁(例えばノード番号と、
メディア番号等)を受信した段階で分析を行う。必要で
あればさらに、3桁(例えば受信側公衆網のエリア番
号)の分析を行うことにより、端末11からの入力され
る全ての番号を受信する前に、変換部102により、し
かるべき番号変換を行った後、ダイヤル転送が開始され
る。なお、上記分析処理中及び番号変換中等にダイヤル
情報が送信されてくる場合については、ノード内におい
て一時蓄積するなどにより並列的に処理すればよい。
【0043】番号変換については、表1に示すように、
例えば「7−33−0」を入力した時点で、「7−33
−0」は番号変換部102により強制送出番号「34−
9」に変換されて受信ノード3へダイヤル転送され、以
下、「Z...Z」が受信され次第、逐次的にダイヤル
転送される。そして、図3の識別部201においては、
例えばひとまず最初の3桁を分析し、それが例えば強制
出力番号「34−9」であると、直ちに公衆網39へ接
続し、以下、逐次的にダイヤル情報「Z...Z」を送
出し、呼を確立する。
【0044】したがって、発信ノード1及び受信ノード
3において、ダイヤル情報は受信開始から高々数桁を受
信した段階で、直ちにダイヤル転送を開始するので、互
いのノードでダイヤル情報を全て受信してから分析を開
始していた従来の方式に比して、たとえ受信者の番号
「Z...Z」が長くても、むしろ長い番号であればあ
るほど、ダイヤル転送に係る所要時間は相対的に短縮す
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、複合ネットワークのルーティング制御方式におい
て、発信者からダイヤルされるダイヤル情報に基づき、
各ノードの公−専接続の規制内容と通信形態等から公−
専接続の可否を自動的に判定し、これを反映し通信規制
下での最適ルート(もっとも経済的なルート)を接続す
る複合ネットワークのルーティング制御方式を提供する
ことができる。
【0046】また、第2の発明によれば、複合ネットワ
ークの番号転送方式において、転送すべきダイヤル情報
の桁数が多くても、ダイヤル転送に係る所要時間を短縮
する手段を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の発明を適用するに適した複合
ネットワークを示す図である。
【図2】第1の発明を説明するための発信ノードの原理
構成図である。
【図3】第1の発明を説明するための受信ノードの原理
構成図である。
【図4】音声規制部の構成例を示す図である。
【図5】第1の発明の発信ノードにおける制御フローの
例を示すフローチャートである。
【図6】第1の発明の受信ノードにおける制御フローの
例を示すフローチャートである。
【図7】第2の発明によるダイヤル転送の例を説明する
ためのタイムチャートである。
【表1】第1の発明の実施例を説明するための番号変換
表である。
【表2】従来例を説明するための番号変換表である。
【符号の説明】
100 … 接続判定手段 102 … 強制送出ダイヤル変換手段 200 … 強制送出制御樹段 210 … 音声規制手段
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の発明を適用するに適した複合
ネットワークを示す図である。
【図2】第1の発明を説明するための発信ノードの原理
構成図である。
【図3】第1の発明を説明するための受信ノードの原理
構成図である。
【図4】音声規制部の構成例を示す図である。
【図5】第1の発明の発信ノードにおける制御フローの
例を示すフローチャートである。
【図6】第1の発明の受信ノードにおける制御フローの
例を示すフローチャートである。
【図7】第2の発明によるダイヤル転送の例を説明する
ためのタイムチャートである。
【符号の説明】 100 … 接続判定手段 102 … 強制送出ダイヤル変換手段 200 … 強制送出制御樹段 210 … 音声規制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋月 彰久 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番地1 号 富士通ネットワークエンジニアリング 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノード(1〜4)と、それらを接続
    する専用線(12〜14)とからなるプライベートネッ
    トワークと、該複数のノードに接続される公衆網(1
    9,29,39,49)とからなる複合ネットワークの
    ルーティング制御方式において、 発信者から入力され、発信者を収容する発信ノードを起
    動する起動識別子(NA)と、受信ノードを特定するノ
    ード識別子(CC)と、専用線を介した公衆網接続の可
    否の判定を指示するとともに通信形態の種別等の判定条
    件を示す接続形態識別子(V/F)と、受信者を収容す
    る網内にて受信者を識別する受信者番号(Z...Z)
    からなるダイヤル情報を受信し、 該ダイヤル情報より該ノード識別子(CC)と該接続形
    態識別子(V/F)とを抽出し、 抽出した該複数の識別子(CC,V/F)により、受信
    ノード(2〜4)から受信者を収容する公衆網(29,
    39,49)への専用線を介した公衆網接続することが
    可能か或いは不可能かを判定する接続判定手段(10
    0)を有し、 該専用線を介した公衆網接続が可能なときは、発信ノー
    ド(1)から受信ノード(2〜4)を介して受信者を収
    容する公衆網(29,39,49)へ呼を専用線を介し
    た公衆網接続することを特徴とする複合ネットワークの
    ルーティング制御方式。
  2. 【請求項2】音声信号を規制し、かつデータ通信装置が
    発するデータ信号は通過させる音声規制手段(200)
    を設け、 該データ信号専用の呼を専用線を介した公衆網接続中
    は、該音声規制手段(200)により、音声を規制する
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合ネットワークの
    ルーティング制御方式。
  3. 【請求項3】請求項1において、発信ノード(1)から
    受信ノード(2)を介して受信者を収容する公衆網(2
    9)へ接続するとき、 発信者から入力されるダイヤル情報を該受信ノード
    (2)へ転送するに先立ち、該発信ノード(1)にて該
    ダイヤル情報の一部を解読し、該ダイヤル情報を強制送
    出信号と、受信ノード(2)から受信者を収容する公衆
    網(29)へ直接送出可能な直接ダイヤル情報とからな
    る強制送出ダイヤル情報に変換し、受信ノードへ送出す
    る強制送出ダイヤル変換手段(102)と、 受信ノード(2)にて、該強制送出ダイヤル情報の強制
    送出信号により直ちに該公衆網(29)へ接続し、該強
    制送出信号に続く該強制送出ダイヤル情報を送出する強
    制送出制御手段(210)とを有することを特徴とする
    複合ネットワークのルーティング制御方式。
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