JPH0774808B2 - 電磁式回転センサ - Google Patents
電磁式回転センサInfo
- Publication number
- JPH0774808B2 JPH0774808B2 JP63156146A JP15614688A JPH0774808B2 JP H0774808 B2 JPH0774808 B2 JP H0774808B2 JP 63156146 A JP63156146 A JP 63156146A JP 15614688 A JP15614688 A JP 15614688A JP H0774808 B2 JPH0774808 B2 JP H0774808B2
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- JP
- Japan
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- core member
- cap
- sensor
- lid
- main body
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばクランク角センサ等に用いて好適な電
磁式回転センサに関し、特に、エンジンの始動時等に出
力波形がノイズによって乱れたりするのを防止できるよ
うにした電磁式回転センサに関する。
磁式回転センサに関し、特に、エンジンの始動時等に出
力波形がノイズによって乱れたりするのを防止できるよ
うにした電磁式回転センサに関する。
第3図に従来技術の電磁式回転センサとしてクランク角
センサを例に挙げて示す。
センサを例に挙げて示す。
図において、1は磁性材料によって歯付き円板状に形成
された回転部材としての回転板を示し、該回転板1は、
例えばエンジンのクランク軸2等に固着され、該クラン
ク軸2と一体に矢示A方向に回転する。そして、該回転
板1の外周側には歯部1A,1A,…が周方向に所定の間隔を
もって径方向に突出形成されている。
された回転部材としての回転板を示し、該回転板1は、
例えばエンジンのクランク軸2等に固着され、該クラン
ク軸2と一体に矢示A方向に回転する。そして、該回転
板1の外周側には歯部1A,1A,…が周方向に所定の間隔を
もって径方向に突出形成されている。
3は電磁式のクランク角センサ、4はセンサ本体を構成
するケーシングを示し、該ケーシング4は樹脂材料等に
よって後述の永久磁石6等と一体成型され、これらを囲
繞するようになっている。また、該ケーシング4の基端
側はエンジンのフレーム(図示せず)等に固定され、後
述するコア部材7の先端側を回転板1の外周側に近接さ
せて位置決めするようになっている。そして、該ケーシ
ング4の外周側には後述するOリング11用のシール溝4A
や環状溝4B等が形成され、該環状溝4Bには後述のキャッ
プ10がカシメ固定されるようになっている。5はケーシ
ング4の先端側に一体形成されたコイルボビンを示して
いる。
するケーシングを示し、該ケーシング4は樹脂材料等に
よって後述の永久磁石6等と一体成型され、これらを囲
繞するようになっている。また、該ケーシング4の基端
側はエンジンのフレーム(図示せず)等に固定され、後
述するコア部材7の先端側を回転板1の外周側に近接さ
せて位置決めするようになっている。そして、該ケーシ
ング4の外周側には後述するOリング11用のシール溝4A
や環状溝4B等が形成され、該環状溝4Bには後述のキャッ
プ10がカシメ固定されるようになっている。5はケーシ
ング4の先端側に一体形成されたコイルボビンを示して
いる。
6はケーシング4内に設けられ、短尺な円柱状に形成さ
れた永久磁石、7は電磁軟鉄等の磁性材料によって段付
円柱状に形成されたコア部材を示し、該コア部材7は、
永久磁石6の軸方向一側面に衝合され、永久磁石6とほ
ぼ同一外径をもった大径部7Aと、該大径部7Aから同軸に
伸長し、コイルボビン5内に嵌挿された小径部7Bとから
なり、該小径部7Bの先端面7C側はコイルボビン5から僅
かに突出し、回転板1の外周側に近接して配設されてい
る。8はケーシング4内に位置して永久磁石6の軸方向
他側面に衝合された磁性部材を示し、該磁性部材8は電
磁軟鉄等の磁性材料によって、例えば円柱状に形成さ
れ、永久磁石6の磁束密度を増加させるようになってい
る。
れた永久磁石、7は電磁軟鉄等の磁性材料によって段付
円柱状に形成されたコア部材を示し、該コア部材7は、
永久磁石6の軸方向一側面に衝合され、永久磁石6とほ
ぼ同一外径をもった大径部7Aと、該大径部7Aから同軸に
伸長し、コイルボビン5内に嵌挿された小径部7Bとから
なり、該小径部7Bの先端面7C側はコイルボビン5から僅
かに突出し、回転板1の外周側に近接して配設されてい
る。8はケーシング4内に位置して永久磁石6の軸方向
他側面に衝合された磁性部材を示し、該磁性部材8は電
磁軟鉄等の磁性材料によって、例えば円柱状に形成さ
れ、永久磁石6の磁束密度を増加させるようになってい
る。
9はコア部材7の小径部7B外周側に位置してコイルボビ
ン5に巻回された検出コイルを示し、該検出コイル9は
回転板1が矢示A方向に回転するとき、後述する理由に
よってコア部材7の磁束が変化するから、電磁誘導作用
で誘導起電力を発生し、これを回転板1の回転による検
出信号(第4図参照)としてリード線を介してコントロ
ールユニット(いずれも図示せず)へと出力するように
なっている。
ン5に巻回された検出コイルを示し、該検出コイル9は
回転板1が矢示A方向に回転するとき、後述する理由に
よってコア部材7の磁束が変化するから、電磁誘導作用
で誘導起電力を発生し、これを回転板1の回転による検
出信号(第4図参照)としてリード線を介してコントロ
ールユニット(いずれも図示せず)へと出力するように
なっている。
10はコア部材7の先端面7Cや検出コイル9等を保護する
キャップを示し、該キャップ10は、例えば非磁性のステ
ンレス板等、非磁性の薄肉金属板により有蓋筒状に形成
され、コア部材7の先端面7Cに当接される円板状の蓋部
10Aと、該蓋部10Aの外周側から軸方向に延び、検出コイ
ル9をコイルボビン5と共に覆い、ケーシング4の先端
部外周側に嵌合された円筒状の筒部10Bとから構成され
ている。そして、該キャップ10の筒部10Bにはその開口
端側にカシメ部10Cが設けられ、該カシメ部10Cをケーシ
ング4の環状溝4Bにカシメ固定することにより、キャッ
プ10はケーシング4に対し抜止めされている。さらに、
11はシール溝4Aに装着されたシール部材としてのOリン
グを示し、該Oリング11はケーシング4とキャップ10と
の間をシールし、検出コイル9側に雨水等が浸入するの
を防止している。
キャップを示し、該キャップ10は、例えば非磁性のステ
ンレス板等、非磁性の薄肉金属板により有蓋筒状に形成
され、コア部材7の先端面7Cに当接される円板状の蓋部
10Aと、該蓋部10Aの外周側から軸方向に延び、検出コイ
ル9をコイルボビン5と共に覆い、ケーシング4の先端
部外周側に嵌合された円筒状の筒部10Bとから構成され
ている。そして、該キャップ10の筒部10Bにはその開口
端側にカシメ部10Cが設けられ、該カシメ部10Cをケーシ
ング4の環状溝4Bにカシメ固定することにより、キャッ
プ10はケーシング4に対し抜止めされている。さらに、
11はシール溝4Aに装着されたシール部材としてのOリン
グを示し、該Oリング11はケーシング4とキャップ10と
の間をシールし、検出コイル9側に雨水等が浸入するの
を防止している。
このように構成される従来技術では、エンジンの始動に
よってクランク軸2と一体に回転板1が回転すると、磁
性材料からなる回転板1の各歯部1Aがコア部材7の先端
面7Cに順次接近して離間するから、これによってコア部
材7の磁束が変化し、電磁誘導作用で検出コイル9には
誘導起電力が発生する。そして、この誘導起電力は各歯
部1Aの接近、離間に応じて増減するから、第4図に例示
する検出信号となってコントロールユニットへと出力さ
れ、エンジン回転数を検出するクランク角信号として用
いられる。即ち、第4図中の検出信号はそのピーク12、
12間の時間Tが各歯部1A間の角度に対応し、エンジン回
転数の増減に応じて時間Tは変化する。
よってクランク軸2と一体に回転板1が回転すると、磁
性材料からなる回転板1の各歯部1Aがコア部材7の先端
面7Cに順次接近して離間するから、これによってコア部
材7の磁束が変化し、電磁誘導作用で検出コイル9には
誘導起電力が発生する。そして、この誘導起電力は各歯
部1Aの接近、離間に応じて増減するから、第4図に例示
する検出信号となってコントロールユニットへと出力さ
れ、エンジン回転数を検出するクランク角信号として用
いられる。即ち、第4図中の検出信号はそのピーク12、
12間の時間Tが各歯部1A間の角度に対応し、エンジン回
転数の増減に応じて時間Tは変化する。
ところで、上述した従来技術では、エンジンの始動時に
セルモータ等からのノイズ(電磁波)によって検出信号
の波形に第4図に示す如く乱れ(以下、ノイズ13とい
う)が生じることがあり、このノイズ13が所定のレベル
(スレッシュホールドレベル)を越えると、コントロー
ルユニット側ではこれを前記各ピーク12と同様にクラン
ク角に対応する信号として誤ってカウントしてしまい、
エンジン回転数信号は実際のエンジン回転数よりも大幅
に大きくなる。
セルモータ等からのノイズ(電磁波)によって検出信号
の波形に第4図に示す如く乱れ(以下、ノイズ13とい
う)が生じることがあり、このノイズ13が所定のレベル
(スレッシュホールドレベル)を越えると、コントロー
ルユニット側ではこれを前記各ピーク12と同様にクラン
ク角に対応する信号として誤ってカウントしてしまい、
エンジン回転数信号は実際のエンジン回転数よりも大幅
に大きくなる。
このため従来技術では、コントロールユニットにより、 Tp=K×Q/N ………(1) として演算される基本噴射量Tp(ただし、Kは常数、Q
は吸入空気量、Nはエンジン回転数)がエンジン回転数
Nの誤検出によって過小となり、始動時の燃料噴射量が
減少して、始動不良等の原因になるという問題がある。
は吸入空気量、Nはエンジン回転数)がエンジン回転数
Nの誤検出によって過小となり、始動時の燃料噴射量が
減少して、始動不良等の原因になるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもの
で、本発明はエンジン始動時に検出信号の出力波形がノ
イズ等によって乱れるのを防止でき、始動不良等の問題
を解消できるようにした電磁式回転センサを提供するも
のである。
で、本発明はエンジン始動時に検出信号の出力波形がノ
イズ等によって乱れるのを防止でき、始動不良等の問題
を解消できるようにした電磁式回転センサを提供するも
のである。
上述した課題を解決するために、本発明が採用する構成
は、センサ本体と、該センサ本体内に設けられた永久磁
石と、該永久磁石の軸方向一側に位置して前記センサ本
体に設けられ、先端側が回転部材に近接して配設される
コア部材と、該コア部材の外周側に巻回され、前記回転
部材の回転を検出する検出コイルと、非磁性の金属材料
によって有蓋筒状に形成され、筒部によって該検出コイ
ルの外周を覆うと共に蓋部によってコア部材の先端面を
覆うように前記センサ本体に取付けられたキャップとか
らなる電磁式回転センサにおいて、前記キャップの蓋部
内面とコア部材の先端面との間には、薄肉の絶縁部材を
介在させて設けたことを特徴とする。
は、センサ本体と、該センサ本体内に設けられた永久磁
石と、該永久磁石の軸方向一側に位置して前記センサ本
体に設けられ、先端側が回転部材に近接して配設される
コア部材と、該コア部材の外周側に巻回され、前記回転
部材の回転を検出する検出コイルと、非磁性の金属材料
によって有蓋筒状に形成され、筒部によって該検出コイ
ルの外周を覆うと共に蓋部によってコア部材の先端面を
覆うように前記センサ本体に取付けられたキャップとか
らなる電磁式回転センサにおいて、前記キャップの蓋部
内面とコア部材の先端面との間には、薄肉の絶縁部材を
介在させて設けたことを特徴とする。
上記構成により、キャップの蓋部内面とコア部材の先端
面との間を絶縁部材で電気的に遮断でき、エンジンの始
動時にセルモータ等から発生するノイズである電磁波
が、前記キャップの蓋部を介してコア部材に達するのを
防止することができる。
面との間を絶縁部材で電気的に遮断でき、エンジンの始
動時にセルモータ等から発生するノイズである電磁波
が、前記キャップの蓋部を介してコア部材に達するのを
防止することができる。
以下、本発明の実施例を第1図および第2図に基づいて
説明する。なお、実施例では前述した第3図に示す従来
技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
説明する。なお、実施例では前述した第3図に示す従来
技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
図中、21はコア部材7の先端面7Cや検出コイル9等を保
護するキャップを示し、該キャップ21は従来技術で述べ
たキャップ10とほぼ同様に蓋部21A,筒部21Bおよびカシ
メ部21Cからなるものの、筒部21Bはその長さ寸法が後述
するテープ片22の肉厚に対応する寸法だけ長く形成され
ている。
護するキャップを示し、該キャップ21は従来技術で述べ
たキャップ10とほぼ同様に蓋部21A,筒部21Bおよびカシ
メ部21Cからなるものの、筒部21Bはその長さ寸法が後述
するテープ片22の肉厚に対応する寸法だけ長く形成され
ている。
22はキャップ21の蓋部21A内面とコア部材7の先端面7C
との間に位置して蓋部21Aの裏面に貼着された絶縁部材
としてのテープ片を示し、該テープ片22は、例えばテフ
ロンテープ等の耐熱性を有する電気絶縁性のテープまた
はシート等をコア部材7の先端面7Cよりも大きい所定の
大きさに切取ることによって形成され、キャップ21を図
示の如く被着したときにコア部材7の先端面7Cに当接
し、該先端面7Cを覆うようになっている。また、該テー
プ片22はその肉厚が、例えば0.2mm〜0.3mm程度と薄肉に
形成され、キャップ21の蓋部21Aと共に十分な透磁性を
有するようになっている。この場合、キャップ21の蓋部
21Aも0.3mm程度の薄肉に形成されている。
との間に位置して蓋部21Aの裏面に貼着された絶縁部材
としてのテープ片を示し、該テープ片22は、例えばテフ
ロンテープ等の耐熱性を有する電気絶縁性のテープまた
はシート等をコア部材7の先端面7Cよりも大きい所定の
大きさに切取ることによって形成され、キャップ21を図
示の如く被着したときにコア部材7の先端面7Cに当接
し、該先端面7Cを覆うようになっている。また、該テー
プ片22はその肉厚が、例えば0.2mm〜0.3mm程度と薄肉に
形成され、キャップ21の蓋部21Aと共に十分な透磁性を
有するようになっている。この場合、キャップ21の蓋部
21Aも0.3mm程度の薄肉に形成されている。
本実施例は上述の如く構成されるもので、その基本的動
作については従来技術によるものと格別差異はない。
作については従来技術によるものと格別差異はない。
然るに本実施例では、キャップ21の蓋部21A内面に電気
絶縁性と耐熱性を有するテフロンテープ等のテープ片22
を貼着し、キャップ21をカシメ部21Cでケーシング4に
固定し、検出コイル9等を覆ったときに、該テープ片22
をコア部材7の先端面7Cに当接させ、該先端面7Cを覆う
構成としたから、エンジンの始動時にセルモータ等から
発生するノイズとしての電磁波をテープ片22によって効
果的に遮蔽でき、検出コイル9からの出力波形に乱れが
生じるのを防止できる。特に、セルモータ等からの電磁
波(ノイズ)は金属製のキャップ21を介してコア部材7
へと達するが、該コア部材7の先端面7Cとキャップ21と
の間には絶縁性のテープ片22が介在するから、両者の間
を電気的に遮断できる。
絶縁性と耐熱性を有するテフロンテープ等のテープ片22
を貼着し、キャップ21をカシメ部21Cでケーシング4に
固定し、検出コイル9等を覆ったときに、該テープ片22
をコア部材7の先端面7Cに当接させ、該先端面7Cを覆う
構成としたから、エンジンの始動時にセルモータ等から
発生するノイズとしての電磁波をテープ片22によって効
果的に遮蔽でき、検出コイル9からの出力波形に乱れが
生じるのを防止できる。特に、セルモータ等からの電磁
波(ノイズ)は金属製のキャップ21を介してコア部材7
へと達するが、該コア部材7の先端面7Cとキャップ21と
の間には絶縁性のテープ片22が介在するから、両者の間
を電気的に遮断できる。
従って、本実施例によれば、検出コイル9からの検出信
号を第2図に例示する出力波形をもって出力させること
ができ、この検出信号中に第4図に示したノイズ13等が
波形の乱れとなって発生するのを防止できる。そして、
コントロールユニットでは検出信号中のピーク23,23,…
のみを正確にカウントでき、各ピーク23間の時間Tを回
転板1の各歯部1A間の角度に対応させて、エンジンの回
転数を正確に検出でき、エンジンの始動不良等の問題を
解消できる。
号を第2図に例示する出力波形をもって出力させること
ができ、この検出信号中に第4図に示したノイズ13等が
波形の乱れとなって発生するのを防止できる。そして、
コントロールユニットでは検出信号中のピーク23,23,…
のみを正確にカウントでき、各ピーク23間の時間Tを回
転板1の各歯部1A間の角度に対応させて、エンジンの回
転数を正確に検出でき、エンジンの始動不良等の問題を
解消できる。
なお、前記実施例では、絶縁性のテープ片22をキャップ
21の蓋部21Aに貼着するものとして述べたが、これに替
えて、テープ片22をコア部材7の先端面7Cに貼着するよ
うにしてもよい。
21の蓋部21Aに貼着するものとして述べたが、これに替
えて、テープ片22をコア部材7の先端面7Cに貼着するよ
うにしてもよい。
また、テープ片22に替えて、キャップ21とコイルボビン
5、コア部材7の先端面7Cとの間等に耐熱性の樹脂材料
を充填し、この樹脂材料からなる絶縁部材をキャップ21
とコア部材7の先端面7Cとの間に介在させるようにして
もよい。この場合には、キャップ21と検出コイル9との
間に樹脂材料からなる絶縁部材を配設でき、電磁波をよ
り効果的に遮蔽できる。
5、コア部材7の先端面7Cとの間等に耐熱性の樹脂材料
を充填し、この樹脂材料からなる絶縁部材をキャップ21
とコア部材7の先端面7Cとの間に介在させるようにして
もよい。この場合には、キャップ21と検出コイル9との
間に樹脂材料からなる絶縁部材を配設でき、電磁波をよ
り効果的に遮蔽できる。
以上詳述した通り、本発明によれば、キャップの蓋部内
面とコア部材の先端面との間に薄肉の絶縁部材を介在さ
せて設けたから、エンジンの始動時にセルモータ等から
発生するノイズとしての電磁波が金属製のキャップの蓋
部を介してコア部材に達しようとしても、該コア部材の
先端面とキャップの蓋部内面との間は絶縁部材によって
電気的に絶縁され、電磁波を効果的に遮断できる。従っ
て、検出コイルからの出力波形がノイズによって乱れる
のを確実に防止でき、該検出コイルによってエンジン回
転数等を正確に検出でき、始動不良等の問題を解消でき
る。
面とコア部材の先端面との間に薄肉の絶縁部材を介在さ
せて設けたから、エンジンの始動時にセルモータ等から
発生するノイズとしての電磁波が金属製のキャップの蓋
部を介してコア部材に達しようとしても、該コア部材の
先端面とキャップの蓋部内面との間は絶縁部材によって
電気的に絶縁され、電磁波を効果的に遮断できる。従っ
て、検出コイルからの出力波形がノイズによって乱れる
のを確実に防止でき、該検出コイルによってエンジン回
転数等を正確に検出でき、始動不良等の問題を解消でき
る。
第1図および第2図は本発明の実施例を示し、第1図は
クランク角センサの縦断面図、第2図は検出信号を示す
特性線図、第3図および第4図は従来技術を示し、第3
図はクランク角センサの縦断面図、第4図は検出信号の
特性線図である。 1……回転板(回転部材)、1A……歯部、3……クラン
ク角センサ、4……ケーシング(センサ本体)、5……
コイルボビン、6……永久磁石、7……コア部材、7A…
…大径部、7B……小径部、7C……先端面、8……磁性部
材、9……検出コイル、21……キャップ、21A……蓋
部、21B……筒部、22……テープ片(絶縁部材)。
クランク角センサの縦断面図、第2図は検出信号を示す
特性線図、第3図および第4図は従来技術を示し、第3
図はクランク角センサの縦断面図、第4図は検出信号の
特性線図である。 1……回転板(回転部材)、1A……歯部、3……クラン
ク角センサ、4……ケーシング(センサ本体)、5……
コイルボビン、6……永久磁石、7……コア部材、7A…
…大径部、7B……小径部、7C……先端面、8……磁性部
材、9……検出コイル、21……キャップ、21A……蓋
部、21B……筒部、22……テープ片(絶縁部材)。
Claims (1)
- 【請求項1】センサ本体と、該センサ本体内に設けられ
た永久磁石と、該永久磁石の軸方向一側に位置して前記
センサ本体に設けられ、先端側が回転部材に近接して配
設されるコア部材と、該コア部材の外周側に巻回され、
前記回転部材の回転を検出する検出コイルと、非磁性の
金属材料によって有蓋筒状に形成され、筒部によって該
検出コイルの外周を覆うと共に蓋部によってコア部材の
先端面を覆うように前記センサ本体に取付けられたキャ
ップとからなる電磁式回転センサにおいて、前期キャッ
プの蓋部内面とコア部材の先端面との間には、薄肉の絶
縁部材を介在させて設けたことを特徴とする電磁式回転
センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63156146A JPH0774808B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 電磁式回転センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63156146A JPH0774808B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 電磁式回転センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01321368A JPH01321368A (ja) | 1989-12-27 |
JPH0774808B2 true JPH0774808B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=15621336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63156146A Expired - Lifetime JPH0774808B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 電磁式回転センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774808B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2535934Y2 (ja) * | 1990-05-11 | 1997-05-14 | 住友電気工業株式会社 | 回転センサ |
JP4852667B1 (ja) * | 2011-03-04 | 2012-01-11 | 株式会社マコメ研究所 | 近接センサ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5974489U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-21 | 株式会社山武 | 挿入形温度センサの絶縁およびシ−ルド構造 |
JPS6144568U (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-24 | 日産自動車株式会社 | 回転計測用ピツクアツプ |
JPH0654320B2 (ja) * | 1986-01-14 | 1994-07-20 | 日本電装株式会社 | 電磁ピツクアツプ |
-
1988
- 1988-06-24 JP JP63156146A patent/JPH0774808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01321368A (ja) | 1989-12-27 |
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