JPH0774641A - オーディオ信号変換方法 - Google Patents

オーディオ信号変換方法

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JPH0774641A
JPH0774641A JP21665493A JP21665493A JPH0774641A JP H0774641 A JPH0774641 A JP H0774641A JP 21665493 A JP21665493 A JP 21665493A JP 21665493 A JP21665493 A JP 21665493A JP H0774641 A JPH0774641 A JP H0774641A
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JP
Japan
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signal
level
audio signal
circuit
output
Prior art date
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JP21665493A
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English (en)
Inventor
Toru Hayase
徹 早瀬
Shoji Sato
昭治 佐藤
Kunihiko Obayashi
國彦 大林
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アナログオーディオ信号をデルタ・シグマ変
調して、1ビットディジタル信号を出力する。アナログ
オーディオ信号のレベルが継続的に「0」又は「0」と
見なせる程度に十分小さい場合に、サンプリング周期毎
に「0」と「1」とを交互に繰り返す信号に切り替えて
1ビットディジタル信号を出力する。 【効果】 アナログオーディオ信号のレベルが継続的に
「0」又は「0」と見なせる程度に十分小さい場合の、
すなわち無音時の量子化ノイズを排除することができる
ので、良好なオーディオ再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ信号を1ビ
ットディジタル信号に変換した後、ディジタル信号の状
態で伝送したり、スイッチング制御信号として利用する
オーディオ回路において、1ビットディジタル信号を出
力するオーディオ信号変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、オーディオ信号をデルタ・シ
グマ変調して、1ビットディジタル信号を出力する場合
には、入力信号の状況にかかわらず、継続してデルタ・
シグマ変調処理がなされるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオーディオ信号変換方法では、デルタ・シグマ変調
により生成された1ビットディジタル信号の特性とし
て、下記のような問題点を有している。
【0004】 入力信号が「0」レベルを保持してい
る場合でも、デルタ・シグマ変調により、僅かなレベル
の揺らぎに応じて「0」又は「1」の1ビットディジタ
ル信号を出力する。
【0005】 僅かなレベルの揺らぎに応じて出力さ
れた1ビットディジタル信号であっても、「0」又は
「1」の時間的な分布変動により、広域帯にわたって量
子化ノイズが生じる。
【0006】 再生音がある場合の量子化ノイズは、
再生音にマスクされてオーディオ聴取者に意識されない
が、入力信号が「0」レベルで再生音がない場合、量子
化ノイズが聴取者に不快感を与える。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、オーディオ信号のレベル
が継続的に「0」又は「0」と見なせる程度に十分小さ
い場合に、量子化ノイズを排除し得るオーディオ信号変
換方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のオ
ーディオ信号変換方法は、上記課題を解決するために、
アナログオーディオ信号をデルタ・シグマ変調して、1
ビットディジタル信号を出力するオーディオ信号変換方
法において、アナログオーディオ信号のレベルが継続的
に「0」又は「0」と見なせる程度に十分小さい場合
に、サンプリング周期毎に「0」と「1」とを交互に繰
り返す信号に切り替えて1ビットディジタル信号を出力
することを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明のオーディオ信号変換
方法は、上記課題を解決するために、マルチビット・デ
ィジタルオーディオ信号をデルタ・シグマ変調して、1
ビットディジタル信号を出力するオーディオ信号変換方
法において、「ディジタル0」が連続して生成される場
合に、サンプリング周期毎に「0」と「1」とを交互に
繰り返す信号に切り換えて1ビットディジタル信号を出
力することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、アナログオーディオ
信号のレベルが継続的に「0」又は「0」と見なせる程
度に十分小さい場合に、サンプリング周期毎に「0」と
「1」とを交互に繰り返す信号に切り替えて1ビットデ
ィジタル信号を出力する。
【0011】この結果、1ビット信号として量子化ノイ
ズのない「0」レベル信号出力が得られる。したがっ
て、アナログオーディオ信号のレベルが継続的に「0」
又は「0」と見なせる程度に十分小さい場合の、すなわ
ち無音時の量子化ノイズを排除することができるので、
良好なオーディオ再生が可能となる。
【0012】また、請求項2の構成によれば、「ディジ
タル0」が連続して生成される場合に、サンプリング周
期毎に「0」と「1」とを交互に繰り返す信号に切り換
えて1ビットディジタル信号を出力する。
【0013】この結果、1ビット信号として量子化ノイ
ズのない「0」レベル信号出力が得られる。したがっ
て、マルチビット・ディジタルオーディオ信号として
「ディジタル0」が継続的に出力される場合の、すなわ
ち無音時の量子化ノイズを排除することができるので、
良好なオーディオ再生が可能となる。
【0014】
【実施例】〔実施例1〕本発明の一実施例を図1に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例のオーディオ信号変換方法が適用
されるのは、アナログ音声信号を1ビットディジタル信
号に変換し、このディジタル信号の記録、再生等を行う
オーディオ装置である。
【0016】上記オーディオ装置は、図1に示すよう
に、デルタ・シグマ変調回路2と信号レベル検出回路3
と〔0,1〕繰り返し信号発生回路4と信号切替回路5
とクロック信号発生回路6とを有している。
【0017】上記デルタ・シグマ変調回路2及び信号レ
ベル検出回路3には、アナログオーディオ信号1が入力
される一方、信号切替回路5からは、1ビットディジタ
ル信号7が出力されるようになっている。
【0018】上記の構成を有するオーディオ装置の信号
処理を以下に説明する。
【0019】まず、アナログオーディオ信号1はデルタ
・シグマ変調回路2に入力され、オーディオ信号の情報
を保持した高速標本化1ビット信号として出力される。
また、アナログオーディオ信号1は、信号レベル検出回
路3に入力され、信号レベルが継続的に「0」と見なせ
るか否かを検出して、この検出結果を信号切替回路5に
出力する。信号切替回路5には、上記高速標本化1ビッ
ト信号と〔0,1〕繰り返し信号発生回路4からの出力
とが接続されており、前述の検出結果によって、入力さ
れたオーディオ信号のレベルが、継続的に「0」と見な
せる場合には、〔0,1〕繰り返し信号発生回路4の出
力を選択するように信号切替回路5の内部接続を切り替
える。
【0020】また、信号切替回路5は、入力されたオー
ディオ信号のレベルが、継続的に「0」と見なせない場
合には、高速標本化1ビット信号出力を選択するように
信号切替回路5の内部接続を切り替える。
【0021】また、デルタ・シグマ変調回路2、〔0,
1〕繰り返し信号発生回路4、及び信号切替回路5に
は、クロック発生回路6の出力が接続されており、高速
標本化1ビット信号と〔0,1〕繰り返し信号の同期を
保った状態で、信号が切り替えられるようになってい
る。
【0022】上記の処理により、入力されるアナログオ
ーディオ信号のレベルが継続的に「0」と見なせる場合
には、信号切替回路5では〔0,1〕繰り返し信号出力
が接続され、1ビット信号として量子化ノイズのない
「0」レベル信号出力が得られる。
【0023】また、入力されるアナログオーディオ信号
のレベルが継続的に「0」と見なせない場合には、信号
切替回路5ではデルタ・シグマ変調回路2の出力が接続
され、アナログオーディオ信号情報を含んだ1ビット信
号が得られる。この1ビット信号には、デルタ・シグマ
変調による量子化ノイズが含まれるが、有効な再生音成
分にマスクされるため、オーディオ聴取者に不快感を与
えない。
【0024】このように、本実施例のオーディオ信号生
成方法は、アナログオーディオ信号のレベルが継続的に
「0」又は「0」と見なせる程度に十分小さい場合に、
サンプリング周期毎に「0」と「1」とを交互に繰り返
す信号に切り替えて1ビットディジタル信号を出力す
る。
【0025】この結果、1ビット信号として量子化ノイ
ズのない「0」レベル信号出力が得られる。したがっ
て、アナログオーディオ信号のレベルが継続的に「0」
又は「0」と見なせる程度に十分小さい場合の、すなわ
ち無音時の量子化ノイズを簡単な回路構成で排除するこ
とができるので、良好なオーディオ再生が可能となる。
【0026】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図2に
基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の
便宜上、前記の実施例1の図面に示した部材と同一の機
能を有する部材については、同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【0027】本実施例のオーディオ信号変換方法が適用
されるオーディオ装置は、図2に示すように、実施例1
におけるアナログオーディオ信号1に変えて、16ビッ
トディジタルオーディオ信号10が入力される。
【0028】そして、入力された16ビットディジタル
オーディオ信号10は、信号レベル検出回路3に出力さ
れると共に、オーバーサンプリングディジタルフィルタ
11を通してデルタ・シグマ変調回路2に出力されるよ
うになっている。
【0029】上記の構成を有するオーディオ装置の信号
処理を以下に説明する。
【0030】まず、16ビットディジタルオーディオ信
号10は、オーバーサンプリングディジタルフィルタ1
1を通過した後、デルタ・シグマ変調回路2に入力さ
れ、高速標本化1ビット信号として出力される。また、
16ビットディジタルオーディオ信号10は、信号レベ
ル検出回路3に入力され、ディジタル信号の内容が継続
的に「ディジタル0」であるか否かを検出して、この検
出結果を信号切替回路5に出力する。信号切替回路5に
は、上記の高速標本化1ビット信号と〔0,1〕繰り返
し信号発生回路4からの出力とが接続されており、前述
の検出結果によって、入力されたディジタルオーディオ
信号の内容が、継続的に「ディジタル0」である場合に
は、〔0,1〕繰り返し信号発生回路4の出力を選択す
るように信号切替回路5の内部接続を切り替える。
【0031】また、信号切替回路5は、入力されたディ
ジタルオーディオ信号の内容が、継続的に「ディジタル
0」でない場合には、高速標本化1ビット信号出力を選
択するように信号切替回路5の内部接続を切り替える。
【0032】また、オーバーサンプリングディジタルフ
ィルタ11、デルタ・シグマ変調回路2、〔0,1〕繰
り返し信号発生回路4、及び信号切替回路5には、入力
された16ビットディジタルオーディオ信号10と同期
をとったクロック信号発生回路6の出力が接続されてお
り、上記4回路の同期を保った状態で、信号が切り替え
られるようになっている。
【0033】以上の処理により、例えば、ディジタルオ
ーディオ機器の再生状況が「ポーズ状態」や「曲間再生
中」のように、ディジタルオーディオ信号の内容が継続
的に「ディジタル0」となる場合は、信号切替回路5で
は〔0,1〕繰り返し信号出力が接続され、1ビット信
号として量子化ノイズのない「0」レベル信号出力が得
られる。
【0034】また、入力されるディジタルオーディオ信
号のレベルが継続的に「ディジタル0」でない場合は、
信号切替回路5ではデルタ・シグマ変調回路2の出力が
接続され、ディジタルオーディオ信号情報を含んだ1ビ
ット信号が得られる。この1ビット信号にも、実施例1
と同様に、デルタ・シグマ変調による量子化ノイズが含
まれるが、有効な再生音成分にマスクされるため、オー
ディオ聴取者に不快感を与えない。
【0035】このように、本実施例のオーディオ信号変
換方法は、「ディジタル0」が連続して生成される場合
に、サンプリング周期毎に「0」と「1」とを交互に繰
り返す信号に切り換えて1ビットディジタル信号を出力
する。
【0036】この結果、1ビット信号として量子化ノイ
ズのない「0」レベル信号出力が得られる。したがっ
て、マルチビット・ディジタルオーディオ信号として
「ディジタル0」が継続的に出力される場合の、すなわ
ち無音時の量子化ノイズを簡単な回路構成で排除するこ
とができるので、良好なオーディオ再生が可能となる。
【0037】なお、本実施例では、信号レベル検出回路
3には、オーバーサンプリングディジタルフィルタ11
を通過する前の16ビットディジタルオーディオ信号1
0を入力しているが、必ずしもこれに限らず、例えば、
オーバーサンプリングディジタルフィルタ11を通過後
のディジタル信号を入力することも可能である。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明のオーディオ信号変換方
法は、以上のように、アナログオーディオ信号のレベル
が継続的に「0」又は「0」と見なせる程度に十分小さ
い場合に、サンプリング周期毎に「0」と「1」とを交
互に繰り返す信号に切り替えて1ビットディジタル信号
を出力する方法である。
【0039】これにより、アナログオーディオ信号のレ
ベルが継続的に「0」又は「0」と見なせる程度に十分
小さい場合に、サンプリング周期毎に「0」と「1」と
を交互に繰り返す信号に切り替えて1ビットディジタル
信号を出力する。この結果、1ビット信号として量子化
ノイズのない「0」レベル信号出力が得られる。したが
って、アナログオーディオ信号のレベルが継続的に
「0」又は「0」と見なせる程度に十分小さい場合の、
すなわち無音時の量子化ノイズを排除することができる
ので、良好なオーディオ再生が可能となるという効果を
奏する。
【0040】請求項2の発明のオーディオ信号変換方法
は、以上のように、「ディジタル0」が連続して生成さ
れる場合に、サンプリング周期毎に「0」と「1」とを
交互に繰り返す信号に切り換えて1ビットディジタル信
号を出力する方法である。
【0041】これにより、「ディジタル0」が連続して
生成される場合に、サンプリング周期毎に「0」と
「1」とを交互に繰り返す信号に切り換えて1ビットデ
ィジタル信号を出力する。この結果、1ビット信号とし
て量子化ノイズのない「0」レベル信号出力が得られ
る。したがって、マルチビット・ディジタルオーディオ
信号として「ディジタル0」が継続的に出力される場合
の、すなわち無音時の量子化ノイズを排除することがで
きるので、良好なオーディオ再生が可能となるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のオーディオ信号変換方法が
適用されるオーディオ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例のオーディオ信号変換方法
が適用されるオーディオ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 アナログオーディオ信号 2 デルタ・シグマ変調回路 3 信号レベル検出回路 4 〔0,1〕繰り返し信号発生回路 5 信号切替回路 6 クロック発生回路 7 1ビットディジタル信号 10 16ビットディジタルオーディオ信号 11 オーバーサンプリングディジタルフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログオーディオ信号をデルタ・シグマ
    変調して、1ビットディジタル信号を出力するオーディ
    オ信号変換方法において、 アナログオーディオ信号のレベルが継続的に「0」又は
    「0」と見なせる程度に十分小さい場合に、サンプリン
    グ周期毎に「0」と「1」とを交互に繰り返す信号に切
    り替えて1ビットディジタル信号を出力することを特徴
    とするオーディオ信号変換方法。
  2. 【請求項2】マルチビット・ディジタルオーディオ信号
    をデルタ・シグマ変調して、1ビットディジタル信号を
    出力するオーディオ信号変換方法において、 「ディジタル0」が連続して生成される場合に、サンプ
    リング周期毎に「0」と「1」とを交互に繰り返す信号
    に切り換えて1ビットディジタル信号を出力することを
    特徴とするオーディオ信号変換方法。
JP21665493A 1993-08-31 1993-08-31 オーディオ信号変換方法 Pending JPH0774641A (ja)

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JP (1) JPH0774641A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101004790B1 (ko) * 2009-07-13 2011-01-04 엘아이지넥스원 주식회사 신호 컨버팅 장치
JP2019152710A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社コルグ 1ビットオーディオ信号生成装置、プログラム

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KR101004790B1 (ko) * 2009-07-13 2011-01-04 엘아이지넥스원 주식회사 신호 컨버팅 장치
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