JPH0774605B2 - エンジンにおけるタイミングベルトの組付装置 - Google Patents
エンジンにおけるタイミングベルトの組付装置Info
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- JPH0774605B2 JPH0774605B2 JP61071206A JP7120686A JPH0774605B2 JP H0774605 B2 JPH0774605 B2 JP H0774605B2 JP 61071206 A JP61071206 A JP 61071206A JP 7120686 A JP7120686 A JP 7120686A JP H0774605 B2 JPH0774605 B2 JP H0774605B2
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- timing belt
- dummy
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- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
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- F01L2001/028—Pre-assembled timing arrangement, e.g. located in a cassette
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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- F01L2303/01—Tools for producing, mounting or adjusting, e.g. some part of the distribution
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、主として車両用エンジンにおけるタイミング
ベルトの組付装置に関する。
ベルトの組付装置に関する。
（従来の技術） 従来は、エンジンをこれにプーリを有するウオータポン
プやオイルポンプ等の補機を予め組付けた状態で所定の
組付ステーシヨンに搬入した後、手作業で該エンジンの
動弁カム軸とクランク軸とに夫々カムプーリとクランク
プーリとを組付け、次いでこれらカムプーリ、クランク
プーリ、補機プーリにタイミングベルトを掛渡すように
している。
プやオイルポンプ等の補機を予め組付けた状態で所定の
組付ステーシヨンに搬入した後、手作業で該エンジンの
動弁カム軸とクランク軸とに夫々カムプーリとクランク
プーリとを組付け、次いでこれらカムプーリ、クランク
プーリ、補機プーリにタイミングベルトを掛渡すように
している。
（発明が解決しようとする問題点） 上記のものでは、エンジンを組付ステーシヨンに搬入し
た後にカムプーリ、クランクプーリの組付けとタイミン
グベルトの巻掛けとを行なうため、作業に時間がかか
り、この場合組付ステーシヨンにエンジンに向つて進退
動作する治具台を用意し、これの動弁カム軸とクランク
軸とに対向する各位置にカムプーリとクランクプーリと
をセツト自在とすると共に、該治具台に補機プーリに対
向させてダミープーリを設け、該治具台に予めカムプー
リとクランクプーリとをセツトして、該両プーリと該ダ
ミープーリとの３者間にタイミングベルトを巻掛けして
おき、エンジン搬入後該治具台の該エンジン側への前進
により、該各軸への該カムプーリと該クランクプーリと
の嵌合と、該補機プーリへの該ダミープーリ上のタイミ
ングベルトの押込みとを行ない得るようにして、組付作
業の能率アツプを図るようにすることか考えられる。
た後にカムプーリ、クランクプーリの組付けとタイミン
グベルトの巻掛けとを行なうため、作業に時間がかか
り、この場合組付ステーシヨンにエンジンに向つて進退
動作する治具台を用意し、これの動弁カム軸とクランク
軸とに対向する各位置にカムプーリとクランクプーリと
をセツト自在とすると共に、該治具台に補機プーリに対
向させてダミープーリを設け、該治具台に予めカムプー
リとクランクプーリとをセツトして、該両プーリと該ダ
ミープーリとの３者間にタイミングベルトを巻掛けして
おき、エンジン搬入後該治具台の該エンジン側への前進
により、該各軸への該カムプーリと該クランクプーリと
の嵌合と、該補機プーリへの該ダミープーリ上のタイミ
ングベルトの押込みとを行ない得るようにして、組付作
業の能率アツプを図るようにすることか考えられる。
この場合、動弁カム軸とクランク軸とは予め位相合せさ
れてこの状態に保持されるため、治具台にカムプーリと
クランクプーリとをこれら各軸に対応する位相でセツト
しておけば、治具台の前進で該各プーリは該各軸に嵌合
されるが、補機プーリは内部摩擦力が比較的小さく回動
し易いことから、タイミングベルトを補機プーリに押込
む上で両者の位相合せが必要となり、これを如何にする
かが問題となる。
れてこの状態に保持されるため、治具台にカムプーリと
クランクプーリとをこれら各軸に対応する位相でセツト
しておけば、治具台の前進で該各プーリは該各軸に嵌合
されるが、補機プーリは内部摩擦力が比較的小さく回動
し易いことから、タイミングベルトを補機プーリに押込
む上で両者の位相合せが必要となり、これを如何にする
かが問題となる。
本発明は、かかる問題点を解決して、タイミングベルト
の組付作業の能率アツプを図れるようにした組付装置を
提供することをその目的とする。
の組付作業の能率アツプを図れるようにした組付装置を
提供することをその目的とする。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、かかる目的を達成すべく、動弁カム軸とクラ
ンク軸と補機プーリとを軸設したエンジンに向つて進退
動作する治具台に、カムプーリとクランクプーリとを、
これらの各軸線と該各軸の軸線とが同一軸線上に合致す
るように且つ該各軸に対し位相を合せて保持する各セツ
ト部材を設けて、該治具台の該エンジン側への前進によ
り該各プーリを該各セツト部材から該各軸に押込み自在
とすると共に、該治具台に該補機プーリの軸線と同一軸
線上に位置させてダミープーリを設けて、該各プーリと
該ダミープーリとの３者間にタイミングベルトを掛渡し
自在とし、該ダミープーリの内周に該補機プーリに係合
してこれを回転駆動する駆動軸と、該ダミープーリの外
周に該タイミングベルトを前方に押出す押圧部材とを設
けたことを特徴とする。
ンク軸と補機プーリとを軸設したエンジンに向つて進退
動作する治具台に、カムプーリとクランクプーリとを、
これらの各軸線と該各軸の軸線とが同一軸線上に合致す
るように且つ該各軸に対し位相を合せて保持する各セツ
ト部材を設けて、該治具台の該エンジン側への前進によ
り該各プーリを該各セツト部材から該各軸に押込み自在
とすると共に、該治具台に該補機プーリの軸線と同一軸
線上に位置させてダミープーリを設けて、該各プーリと
該ダミープーリとの３者間にタイミングベルトを掛渡し
自在とし、該ダミープーリの内周に該補機プーリに係合
してこれを回転駆動する駆動軸と、該ダミープーリの外
周に該タイミングベルトを前方に押出す押圧部材とを設
けたことを特徴とする。
（実施例） 本発明を図示の実施例につき説明する。
第１図を参照して、（１）は基台、（２）は動弁カム軸
（４）とクランク軸（５）と補基プーリ（６）たるウオ
ータポンププーリとを軸設した、該基台（１）の前方に
配置した治具（３）上のエンジン、（７）は該基台
（１）上のこれに固定のレール（1a）（1a）に沿つて該
エンジン（２）に向つてシリンダ（7a）により進退動作
される治具台を示し、該治具台（７）に、カムプーリ
（８）とクランクプーリ（９）とを、これらの各軸線と
該各軸（４）（５）の軸線とが同一軸線上に合致するよ
うに且つ該各軸（４）（５）に対し位相を合せて保持す
る各セツト部材（10）（11）を設けて、該治具台（７）
の該シリンダ（7a）の作動による該エンジン（２）側へ
の前進により該各プーリ（８）（９）を該各セツト部材
（10）（11）から該各軸（４）（５）に押込み自在とす
ると共に、該治具台（７）に、該ポンププーリ（６）の
軸線と同一軸線上に位置させてダミープーリ（12）を設
けて、該各プーリ（８）（９）と該ダミープーリ（12）
との３者間にタイミングベルト（13）を掛渡し自在とし
た。そして、該ダミープーリ（12）の内周にポンププー
リ（６）に係合してこれを回転駆動する駆動軸（14）
と、該ポンププーリ（６）の外周にはタイミングベルト
（13）を前方従つてエンジン（２）側に押出す押圧部材
（15）とを設けた。
（４）とクランク軸（５）と補基プーリ（６）たるウオ
ータポンププーリとを軸設した、該基台（１）の前方に
配置した治具（３）上のエンジン、（７）は該基台
（１）上のこれに固定のレール（1a）（1a）に沿つて該
エンジン（２）に向つてシリンダ（7a）により進退動作
される治具台を示し、該治具台（７）に、カムプーリ
（８）とクランクプーリ（９）とを、これらの各軸線と
該各軸（４）（５）の軸線とが同一軸線上に合致するよ
うに且つ該各軸（４）（５）に対し位相を合せて保持す
る各セツト部材（10）（11）を設けて、該治具台（７）
の該シリンダ（7a）の作動による該エンジン（２）側へ
の前進により該各プーリ（８）（９）を該各セツト部材
（10）（11）から該各軸（４）（５）に押込み自在とす
ると共に、該治具台（７）に、該ポンププーリ（６）の
軸線と同一軸線上に位置させてダミープーリ（12）を設
けて、該各プーリ（８）（９）と該ダミープーリ（12）
との３者間にタイミングベルト（13）を掛渡し自在とし
た。そして、該ダミープーリ（12）の内周にポンププー
リ（６）に係合してこれを回転駆動する駆動軸（14）
と、該ポンププーリ（６）の外周にはタイミングベルト
（13）を前方従つてエンジン（２）側に押出す押圧部材
（15）とを設けた。
更に詳述するに、前記各セツト部材（10）（11）は、カ
ムプーリ（８）及びクランクプーリ（９）の各径より大
径な筒状の各ケーシング（10a）（11a）と、動弁カム軸
（４）及びクランク軸（５）の先端の該各プーリ（８）
（９）との各嵌合部と同形な嵌合部を有し、而も該各ケ
ーシング（10a）（11a）に回り止めで且つ図示しない各
ばねに抗して没入自在に取付けた各ダミーシヤフト（10
b）（11b）とから成るものとし、該各セツト部材（10）
（11）を前記治具（７）に立設したブラケツト（7b）に
該各ケーシング（10a）（11a）の尾端において取付け、
該治具台（７）の前進により該各軸（４）（５）の先端
に該各ダミーシヤフト（10b）（11b）が当接して該各シ
ヤフト（10b）（11b）が各ばねに抗して該各ケーシング
（10a）（11a）内に没入し、該各ケーシング（10a）（1
1a）の先端面（10c）（11c）における該各プーリ（８）
（９）の押出しで該各軸（４）（５）に該各プーリ
（８）（９）を押込み得るようにした。
ムプーリ（８）及びクランクプーリ（９）の各径より大
径な筒状の各ケーシング（10a）（11a）と、動弁カム軸
（４）及びクランク軸（５）の先端の該各プーリ（８）
（９）との各嵌合部と同形な嵌合部を有し、而も該各ケ
ーシング（10a）（11a）に回り止めで且つ図示しない各
ばねに抗して没入自在に取付けた各ダミーシヤフト（10
b）（11b）とから成るものとし、該各セツト部材（10）
（11）を前記治具（７）に立設したブラケツト（7b）に
該各ケーシング（10a）（11a）の尾端において取付け、
該治具台（７）の前進により該各軸（４）（５）の先端
に該各ダミーシヤフト（10b）（11b）が当接して該各シ
ヤフト（10b）（11b）が各ばねに抗して該各ケーシング
（10a）（11a）内に没入し、該各ケーシング（10a）（1
1a）の先端面（10c）（11c）における該各プーリ（８）
（９）の押出しで該各軸（４）（５）に該各プーリ
（８）（９）を押込み得るようにした。
又、前記ダミープーリ（12）は第２図に示す如く、ポン
ププーリ（６）の谷径と略同径な外周に歯部を有しない
筒形形状から成り、又前記押圧部材（15）は先端に押圧
面（15a）と尾端にフランジ（15b）とを有する該ダミー
プーリ（12）より大形な筒形形状から成るものとし、該
押圧部材（15）の先端部に該プーリ（12）をばね（15
c）に抗して該押圧部材（15）に対し後方に没入自在に
取付け、該押圧部材（15）を該フランジ（15b）におい
て前記ブラケツト（7b）に固定した。又、前記駆動軸
（14）は、該ダミープーリ（12）の内周にベアリング
（16）を介して回動自在で且つ該ダミープーリ（12）に
対し軸方向に不動に取付けられるものとし、該軸（14）
の先端にゴムその他の摩擦材から成るパツド（14a）
と、該軸（14）の中間部に該軸（14）を前方に付勢する
ばね（14b）とを設け、更に上記ブラケット（7b）に取
付けたエア式その他のモータ（17）に該軸（14）を尾端
のギヤ機構（17a）を介して連結して、前記治具台
（７）の前進により、該軸（14）の先端が前記ポンププ
ーリ（６）の端面に当接し、該軸（14）と該プーリ
（６）との摩擦係合により該モータ（17）からの動力を
該軸（14）を介して該プーリ（６）に伝達し得るように
すると共に、該ダミープーリ（12）及び該軸（14）の該
各ばね（15c）（14b）に抗しての後方への没入による該
押圧部材（15）の相対的な前進で該ダミープーリ（12）
上のタイミングベルト（13）を押出し得るようにした。
ププーリ（６）の谷径と略同径な外周に歯部を有しない
筒形形状から成り、又前記押圧部材（15）は先端に押圧
面（15a）と尾端にフランジ（15b）とを有する該ダミー
プーリ（12）より大形な筒形形状から成るものとし、該
押圧部材（15）の先端部に該プーリ（12）をばね（15
c）に抗して該押圧部材（15）に対し後方に没入自在に
取付け、該押圧部材（15）を該フランジ（15b）におい
て前記ブラケツト（7b）に固定した。又、前記駆動軸
（14）は、該ダミープーリ（12）の内周にベアリング
（16）を介して回動自在で且つ該ダミープーリ（12）に
対し軸方向に不動に取付けられるものとし、該軸（14）
の先端にゴムその他の摩擦材から成るパツド（14a）
と、該軸（14）の中間部に該軸（14）を前方に付勢する
ばね（14b）とを設け、更に上記ブラケット（7b）に取
付けたエア式その他のモータ（17）に該軸（14）を尾端
のギヤ機構（17a）を介して連結して、前記治具台
（７）の前進により、該軸（14）の先端が前記ポンププ
ーリ（６）の端面に当接し、該軸（14）と該プーリ
（６）との摩擦係合により該モータ（17）からの動力を
該軸（14）を介して該プーリ（６）に伝達し得るように
すると共に、該ダミープーリ（12）及び該軸（14）の該
各ばね（15c）（14b）に抗しての後方への没入による該
押圧部材（15）の相対的な前進で該ダミープーリ（12）
上のタイミングベルト（13）を押出し得るようにした。
図面で（17b）はギヤ機構（17a）を収容するギヤケー
ス、（18）はエンジン（２）側のテンシヨンプーリを示
し、該プーリ（18）は、タイミングベルト（13）のエン
ジン（２）への組付け時には該ベルト（13）の外方に固
定されていて、該ベルト（13）の組付後に該プーリ（1
8）の固定ねじを緩めて図示しないテンシヨンスプリン
グによる所定のテンシヨンを与えるものとする。
ス、（18）はエンジン（２）側のテンシヨンプーリを示
し、該プーリ（18）は、タイミングベルト（13）のエン
ジン（２）への組付け時には該ベルト（13）の外方に固
定されていて、該ベルト（13）の組付後に該プーリ（1
8）の固定ねじを緩めて図示しないテンシヨンスプリン
グによる所定のテンシヨンを与えるものとする。
尚、ダミープーリ（12）を上記実施例の如く外周に歯部
を有しない円形形状せずに、ポンププーリ（６）と同形
な歯付形状に形成することも可能であるが、これによれ
ばダミープーリ（12）へのタイミングベルト（13）の巻
掛けに際し位相合せが必要となるのに対し、歯部を有し
ないダミープーリの場合は、かかる位相合せが不要とな
り作業性が良くなる利点がある。
を有しない円形形状せずに、ポンププーリ（６）と同形
な歯付形状に形成することも可能であるが、これによれ
ばダミープーリ（12）へのタイミングベルト（13）の巻
掛けに際し位相合せが必要となるのに対し、歯部を有し
ないダミープーリの場合は、かかる位相合せが不要とな
り作業性が良くなる利点がある。
又、図示のものでは、前記治具台（７）を基台（１）上
の第１レール（1a1）（1a1）に沿つてエンジン（２）に
向つて第１シリンダ（7a1）により進退動作される第１
治具台（71）と、該第１治具台（71）上の第２レール
（1a2）（1a2）に沿つて該エンジン（２）に向つて第２
シリンダ（7a2）により進退動作される第２治具台
（72）とで構成し、該第２治具台（72）上に前記ブラケ
ツト（7b）を立設するようにし、該第１シリンダ（7
a1）の作動による該第１治具台（71）のエンジン（２）
側への前進により、動弁カム軸（４）、クランク軸
（５）、ポンププーリ（６）の各端面への各ダミーシヤ
フト（10b）（11b）及び駆動軸（14）の当接と、該第２
シリンダ（7a2）の作動による該第２治具台（72）の前
進により、カムプーリ（８）、クランクプーリ（９）及
びダミープーリ（12）上のタイミングベルト（13）の該
各軸（８）（９）及びポンププーリ（６）への押込みと
が行なえるようにした。この場合、第２シリンダ（7
a2）の加圧力をタイミングベルト（13）に無理がかから
ない程度の比較的小さな値に設定しておき、ポンププー
リ（６）の端部にタイミングベルト（13）が当接した時
に第２治具台（72）の前進が停止され、カムプーリ
（８）及びクランクプーリ（９）が該タイミングベルト
（13）の押込みに先行して動弁カム軸（４）及びクラン
ク軸（５）に押込まれないようにした。
の第１レール（1a1）（1a1）に沿つてエンジン（２）に
向つて第１シリンダ（7a1）により進退動作される第１
治具台（71）と、該第１治具台（71）上の第２レール
（1a2）（1a2）に沿つて該エンジン（２）に向つて第２
シリンダ（7a2）により進退動作される第２治具台
（72）とで構成し、該第２治具台（72）上に前記ブラケ
ツト（7b）を立設するようにし、該第１シリンダ（7
a1）の作動による該第１治具台（71）のエンジン（２）
側への前進により、動弁カム軸（４）、クランク軸
（５）、ポンププーリ（６）の各端面への各ダミーシヤ
フト（10b）（11b）及び駆動軸（14）の当接と、該第２
シリンダ（7a2）の作動による該第２治具台（72）の前
進により、カムプーリ（８）、クランクプーリ（９）及
びダミープーリ（12）上のタイミングベルト（13）の該
各軸（８）（９）及びポンププーリ（６）への押込みと
が行なえるようにした。この場合、第２シリンダ（7
a2）の加圧力をタイミングベルト（13）に無理がかから
ない程度の比較的小さな値に設定しておき、ポンププー
リ（６）の端部にタイミングベルト（13）が当接した時
に第２治具台（72）の前進が停止され、カムプーリ
（８）及びクランクプーリ（９）が該タイミングベルト
（13）の押込みに先行して動弁カム軸（４）及びクラン
ク軸（５）に押込まれないようにした。
又、図示のものでは、駆動軸（14）の先端にパツド（14
a）を設け、ポンププーリ（６）と摩擦係合してこれを
回転駆動し得るように構成したが、これに限るものでな
く、駆動軸（14）にピンを突設し、ポンププーリ（６）
側の孔にピン係合し得るように構成することも可能であ
る。
a）を設け、ポンププーリ（６）と摩擦係合してこれを
回転駆動し得るように構成したが、これに限るものでな
く、駆動軸（14）にピンを突設し、ポンププーリ（６）
側の孔にピン係合し得るように構成することも可能であ
る。
（作用） 治具台（７）上のダミープーリ（12）と各セツト部材
（10）（11）に保持されたカムプーリ（８）及びクラン
クプーリ（９）との３者間にタイミングベルト（13）を
掛渡した状態で、該治具台（７）を前進させることによ
り、エンジン（２）の動弁カム軸（４）に該カムプーリ
（８）と、クランク軸（５）に該クランクプーリ（９）
と、ポンププーリ（６）に該タイミングベルト（13）と
が各押込まれる。
（10）（11）に保持されたカムプーリ（８）及びクラン
クプーリ（９）との３者間にタイミングベルト（13）を
掛渡した状態で、該治具台（７）を前進させることによ
り、エンジン（２）の動弁カム軸（４）に該カムプーリ
（８）と、クランク軸（５）に該クランクプーリ（９）
と、ポンププーリ（６）に該タイミングベルト（13）と
が各押込まれる。
ここで、押込み当初ポンププーリ（６）とタイミングベ
ルト（13）との位相がずれていても、ダミープーリ（1
2）の内周に設けた駆動軸（14）により該ポンププーリ
（６）が回転駆動されて、直ちにタイミングベルト（1
3）との位相が合致され、カムプーリ（８）及びクラン
クプーリ（９）の動弁カム軸（４）及びクランク軸
（５）への押込みと同時に該ポンププーリ（６）への該
タイミングベルト（13）押込みが行なわれる。
ルト（13）との位相がずれていても、ダミープーリ（1
2）の内周に設けた駆動軸（14）により該ポンププーリ
（６）が回転駆動されて、直ちにタイミングベルト（1
3）との位相が合致され、カムプーリ（８）及びクラン
クプーリ（９）の動弁カム軸（４）及びクランク軸
（５）への押込みと同時に該ポンププーリ（６）への該
タイミングベルト（13）押込みが行なわれる。
（発明の効果） このように本発明によるときは、エンジンの動弁カム軸
及びクランク軸へのカムプーリ及びクランクプーリの組
付けと、タイミングベルトの組付けとを同時に行ない得
られて組付作業の能率向上が図れ、又ポンププーリとタ
イミングベルトとの位相合せを簡単且つ確実に行ない得
られ、更に装置の構成が比較的簡単で安価に得られる効
果を有する。
及びクランク軸へのカムプーリ及びクランクプーリの組
付けと、タイミングベルトの組付けとを同時に行ない得
られて組付作業の能率向上が図れ、又ポンププーリとタ
イミングベルトとの位相合せを簡単且つ確実に行ない得
られ、更に装置の構成が比較的簡単で安価に得られる効
果を有する。
第１図は本発明装置の１例の斜視図、第２図はその要部
の截断側面図である。 （２）……エンジン、（４）……動弁カム軸 （５）……クランク軸、（６）……ウオータポンププー
リ（補機プーリ） （７）……治具台、（８）……カムプーリ （９）……クランクプーリ、（10）（11）……セツト部
材 （12）……ダミープーリ、（13）……タイミングベルト （14）……駆動軸、（15）……押圧部材
の截断側面図である。 （２）……エンジン、（４）……動弁カム軸 （５）……クランク軸、（６）……ウオータポンププー
リ（補機プーリ） （７）……治具台、（８）……カムプーリ （９）……クランクプーリ、（10）（11）……セツト部
材 （12）……ダミープーリ、（13）……タイミングベルト （14）……駆動軸、（15）……押圧部材
Claims (1)
- 【請求項１】動弁カム軸とクランク軸と補機プーリとを
軸設したエンジンに向つて進退動作する治具台に、カム
プーリとクランクプーリとを、これらの各軸線と該各軸
の軸線とが同一軸線上に合致するように且つ該各軸に対
し位相を合せて保持する各セツト部材を設けて、該治具
台の該エンジン側への前進により該各プーリを該各セツ
ト部材から該各軸に押込み自在とすると共に、該治具台
に該補機プーリの軸線と同一軸線上に位置させてダミー
プーリを設けて、該各プーリと該ダミープーリとの３者
間にタイミングベルトを掛渡し自在とし、該ダミープー
リの内周に該補機プーリに係合してこれを回転駆動する
駆動軸と、該ダミープーリの外周に該タイミングベルト
を前方に押出す押圧部材とを設けたことを特徴とするエ
ンジンにおけるタイミングベルトの組付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61071206A JPH0774605B2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | エンジンにおけるタイミングベルトの組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61071206A JPH0774605B2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | エンジンにおけるタイミングベルトの組付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62228607A JPS62228607A (ja) | 1987-10-07 |
| JPH0774605B2 true JPH0774605B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=13453972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61071206A Expired - Fee Related JPH0774605B2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | エンジンにおけるタイミングベルトの組付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774605B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230220790A1 (en) * | 2022-01-11 | 2023-07-13 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for assembling an engine |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4118173B2 (ja) * | 2003-03-18 | 2008-07-16 | 株式会社椿本チエイン | 組立部品保持パネル |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP61071206A patent/JPH0774605B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230220790A1 (en) * | 2022-01-11 | 2023-07-13 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for assembling an engine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62228607A (ja) | 1987-10-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |