JPH0774291B2 - 防振ゴム組成物 - Google Patents

防振ゴム組成物

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JPH0774291B2
JPH0774291B2 JP62133899A JP13389987A JPH0774291B2 JP H0774291 B2 JPH0774291 B2 JP H0774291B2 JP 62133899 A JP62133899 A JP 62133899A JP 13389987 A JP13389987 A JP 13389987A JP H0774291 B2 JPH0774291 B2 JP H0774291B2
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岩和 服部
満彦 ▲榊▼原
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日本合成ゴム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ランタン系列希土類金属触媒の存在下に重合
して得られるイソプレン−ブタジエン共重合体と天然ゴ
ムおよび/またはポリイソプレンゴムとからなる振動吸
収特性および耐疲労特性に優れた防振ゴム組成物に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、一般用防振ゴムは、天然ゴム、ジエン系合成ゴム
の単体あるいはブレンドにより製造されている。
ところで、近年に至り、自動車工業の発展にともない、
防振ゴムの性能はより大きな振動吸収特性を要求される
ようになっており、特に低振動数の振動をも防振する要
求が高まっている。
この一つの解決策として、ガラス転移温度(Tg)の低い
ゴム成分を配合することが知られている。
例えば、シリコンゴムまたはポリブタジエンゴムと、天
然ゴムとをブレンドすることにより、防振特性を改良す
る試みがなされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらのゴムあるいはゴム組成物によ
り、低振動数の防振特性は改良されるが、従来のシリコ
ンゴムまたはポリブタジエンゴムを配合したものでは、
疲労特性に劣り実用に供しえない。
本発明は、前記従来の技術的課題を背景になされたもの
で、防振特性および疲労特性の両者を満足する防振ゴム
組成物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、(イ)ランタン系列希土類金属触
媒の存在下で重合して得られるシス−1,4結合を90%以
上含有するイソプレン−ブタジエン系共重合体20〜90重
量部と、(ロ)天然ゴムおよび/またはポリイソプレン
ゴム80〜10重量部とを含むことを特徴とする防振ゴム組
成物を提供するものである。
本発明の(イ)イソプレン−ブタジエン系共重合体の製
造に使用されるランタン系列希土類金属触媒は、例えば
(a)一般式LnY3(式中、Lnは周期律表の原子番号57〜
71の金属であり、Yは−R、−OR、−SR、−NR2、リン
酸塩、亜リン酸塩、XまたはRCOO−であり、ここでRは
炭素数1〜20の炭化水素基、Xはハロゲン原子を示す)
で表されるランタン系列希土類金属化合物(以下
「(a)成分」という)と、(b)一般式AlR1R2R3(式
中、R1、R2およびR3は同一または異なり、水素原子また
は炭素数1〜8の炭化水素基であり、全てが水素原子で
はない)で表される有機アルミニウム化合物(以下
「(b)成分」という)よりなる触媒系である。
これは、必要に応じて(c)ルイス酸(以下「c」成
分」という)および/または(d)ルイス塩基(以下
「(d)成分」という)を含有することができる。
まず、(a)成分において、Lnは、周期律表の原子番号
が57〜71のランタン系劣希土類元素であり、なかでもセ
リウム、ランタン、プラセオジウム、ネオジムおよびガ
ドリウムが好ましく、特にネオジムが工業的に入手し易
いので好ましい。
これらの希土類元素は、2種以上の混合物であってもよ
い。
また、Yとしては、アルキル、アルコキサイド、チオア
ルコキサイド、アミド、リン酸塩、亜リン酸塩、ハロゲ
ンおよびカルボン酸塩の形であり、特にアルコキサイ
ド、ハロゲン化物、カルボン酸塩が好ましい。
このうち、ランタン系列希土類元素のアルキル型化合物
としては、LnR3で表され、Rとしてはベンジル基、フェ
ニル基、ブチル基、シクロペンタジエニル基などの炭素
数1〜20の炭化水素基を挙げることができる。
アルコール型化合物(アルコキサイド)としては、一般
式Ln(OR)(式中、LnおよびRは前記に同じ)で表さ
れ、好ましいアルコールとしては2−エチル−ヘキシル
アルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコー
ル、フェノール、ベンジルアルコールなどが挙げられ
る。
チオアルコール型化合物(チオアルコキサイド)として
は、一般式Ln(SR)(式中、LnおよびRは前記に同
じ)で表され、好ましいチオアルコールとしてはチオフ
ェノールが挙げられる。
アミド型化合物(アミド)としては、一般式Ln(NR2
(式中、LnおよびRは前記に同じ)で表され、好まし
いアミンとしてはジヘキシルアミン、ジオクチルアミン
が挙げられる。
前記希土類元素のリン酸塩としては、 一般式 (式中、Lnは前記に同じであり、またR、R′は同一ま
たは異なり、前記Rに同じ)で表され、好ましくはトリ
ス(リン酸ジヘキシル)ネオジム、トリス(リン酸ジフ
ェニル)ネオジムが挙げられる。
前記希土類元素の亜リン酸塩としては、 一般式 (式中、Ln、R、R′は前記に同じ)で表され、好まし
くはトリス(亜リン酸ジヘキシル)ネオジム、トリス
〔亜リン酸ジ(2−エチルヘキシル)〕ネオジムが挙げ
られる。
ハロゲン型化合物としては、一般式LnX3 (式中、Lnは前記に同じ、Xはハロゲン原子を示す)で
表され、ハロゲン原子としては好ましくは塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子である。
前記希土類元素のカルボン酸塩としては、一般式(RCO
O)3Lnで表され、Rとしては、炭素数1〜20の炭化水素
基であり、好ましくは飽和および不飽和のアルキル基で
あり、かつ直鎖状、分岐状あるいは環状であり、カルボ
キシル基は1級、2級または3級の炭素原子に結合して
いるものである。具体的に好ましいカルボン酸の例とし
ては、オクタン酸、2−エチル−ヘキサン酸、オレイン
酸、ステアリン酸、安息香酸、ナフテン酸が挙げられ
る。
これら(a)成分の具体例としては、例えば三塩化ネオ
ジム、三塩化ジジム(ネオジム72重量%、ランタン20重
量%、プラセオジム8重量%の希土類金属の三塩化物の
混合物)、2−エチルヘキサン酸・ネオジム、2−エチ
ルヘキサン酸・ジジム、ナフテン酸・ネオジム、2,2−
ジエチルヘキサン酸・ネオジム、ネオジムトリメタクレ
ート、ネオジムトリメタクリレートの重合体などが挙げ
られる。
(b)成分である有機アルミニウム化合物は、前記一般
式AlR1R2R3(ここで、R1、R2およびR3は同一または異な
り、水素原子または炭素数1〜8の炭化水素基であり、
全てが水素原子ではない)で表される化合物であり、具
体的にはトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリブチルアル
ミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシル
アルミニウム、トリシクロヘキシルアルミニウム、ジイ
ソブチルアルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニ
ウムハイドライド、ジプロピルアルミニウムハイドライ
ド、エチルアルミニウムジハイドライド、プロピルアル
ミニウムジハイドライド、イソブチルアルミニウムジハ
イドライドなどが挙げられる。
(c)成分であるルイス酸としては、例えば一般式AlR4
mX3-m(式中、R4は炭素数1〜8の炭化水素基、mは0
〜3の整数、Xは前記に同じ)で表されるハロゲン化ア
ルミニウム化合物、ハロゲン元素およびスズ、チタンな
どのハロゲン化物が挙げられる。
このうち、特に好ましいのは、ジメチルアルミニウムク
ロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、ジブチル
アルミニウムクロライド、メチルアルミニウムセスキク
ロライド、エチルアルミニウムセスキブロマイド、エチ
ルアルミニウムジクロライド、およびこれらのブロマイ
ド、アイオダイド化合物などである。
(d)成分であるルイス塩基としては、アセチルアセト
ン、テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、チオフェン、ジフェニルエーテル、トリエ
チルアミン、有機リン化合物、1価または2価のアルコ
ール類が挙げられる。
本発明で使用されるランタン系列希土類金属触媒の組成
は、通常、次の通りである。
(b)成分/(a)成分(モル比)は、10〜150、好ま
しくは15〜100であり、10未満では重合活性が低く、一
方150を超えても重合活性への影響は少なく、経済的に
不利である。
また、(c)成分/(a)成分(モル比)は、0〜6、
好ましくは0.5〜5.0であり、6を超えると重合活性が低
くなる。
さらに、(d)成分/(a)成分(モル比)は、0〜2
0、好ましくは1〜15であり、20を超えると重合活性が
低くなり好ましくない。
触媒成分として、前記(a)、(b)、(c)、(d)
成分のほかに、必要に応じて共役ジエンを(a)成分で
あるランタン系列希土類元素化合物1モル当たり、0〜
50モルの割合で用いてもよい。触媒調製に用いる共役ジ
エンは、イソプレン、1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジ
エンなどが用いられる。
触媒成分としての共役ジエンは必須ではないが、これを
併用することにより触媒成分の触媒活性が一段と向上す
る。
触媒を調製するには、例えば溶媒に溶解した(a)〜
(d)成分、さらに必要に応じて共役ジエンを反応させ
ることによりなる。その際、各成分の添加順序は、任意
でよい。これらの各成分は、あらかじめ混合、反応さ
せ、熟成させることが重合活性の向上、重合開始誘導期
間の短縮の意味から好ましいが、重合に際し溶媒および
モノマー中に直接触媒各成分を順次添加してもよい。
重合溶媒としては、不活性の有機溶媒であり、例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素溶
媒、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ブタン、シクロ
ヘキサンなどの脂肪族炭化水素溶媒、メチルシクロペン
タン、シクロヘキサンなどの脂環族炭化水素溶媒、二塩
化エチレン、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素
溶媒およびこれらの混合物が使用できる。
重合温度は、通常、−20℃〜150℃で、好ましくは30〜1
20℃である。重合反応は、回分式でも、連続式でもよ
い。
なお、溶媒中の単量体濃度は、通常、5〜50重量%、好
ましくは10〜35重量%である。
このようにして得られるイソプレン−ブタジエン系共重
合体のミクロ構造は、イソプレン構造単位およびブタジ
エン構造単位のシス−1,4結合がそれぞれ90%以上であ
ることが必要であり、90%未満では(ロ)天然ゴムとの
相溶性が悪く、破壊特性が低下しやすく、ガラス転移温
度が上昇し、さらに充分な防振特性が得られない場合が
ある。
なお、本発明の(イ)成分であるイソプレン−ブタジエ
ン系共重合体中のイソプレンとブタジエンとの共重合割
合は、通常、イソプレン/ブタジエン(モル比)=20/8
0〜95/5、好ましくは30/70〜90/10程度である。
また、本発明で使用されるイソプレン−ブタジエン系共
重合体の分子量は、広い範囲にわたって変化させること
ができるが防振ゴム製品として用いる場合、そのムーニ
ー粘度(ML1+4、100℃)は、通常、10〜120、好ましく
は15〜100の範囲であるが、特に限定されるものではな
い。
本発明で使用される(イ)イソプレン−ブタジエン系共
重合体は、必要に応じてクロロプレン、2,3−ジメチル
−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、ミルセンなど
のその他の共役ジエンを10重量%以下程度共重合したゴ
ムであってもよい。
以上のような(イ)イソプレン−ブタジエン系共重合体
と、(ロ)天然ゴムおよび/または合成ポリイソプレン
ゴム(IR)との重量割合は、(イ)20〜90重量部、好ま
しくは30〜80重量部、(ロ)80〜10重量部、好ましくは
70〜20重量部であり、(イ)成分が20重量部未満では防
振特性の充分な改良効果がみられず、一方(イ)成分が
90重量部を超えると防振特性の改良効果は飽和してお
り、逆に耐疲労特性が悪くなる。
かくて、本発明では、(イ)イソプレン−ブタジエン系
共重合体、ならびに(ロ)天然ゴムおよび/またはIR
に、さらに乳化重合スチレン−ブタジエン共重合体、溶
液重合スチレン−ブタジエン共重合体、低シス−1,4−
ポリブタジエン、高シス−1,4−ポリブタジエン、エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体、クロロプレン、ハ
ロゲン化ブチルゴム、NBRなどとブレンドして使用さ
れ、必要ならば芳香族系、ナフテン系、パラフィン系な
どのオイルで油展し、次いでカーボンブラック、シリ
カ、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ガラス繊維な
どの充填剤、ステアリン酸、亜鉛華、老化防止剤、加硫
促進剤ならびに加硫剤などの通常の加硫ゴム配合剤を加
え、防振ゴム組成物となることができる。
得られるゴム組成物は、成形加工後、加硫を行い、自動
車のエンジン廻り、船舶用の防舷材、組み立てラインの
精密位置決め用ストッパーなどの防振用などの広い範囲
の防振用途に好適に使用することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に
何ら制約されるものではない。
なお、実施例中、部および%は、特に断らない限り、重
量部および重量%を意味する。
また、実施例中の各種の測定は、下記の方法に拠った。
ムーニー粘度は、予熱1分、測定4分、温度100℃で測
定した(JIS K6300に準じた)。
重合体のミクロ構造は、赤外吸収スペクトル法(モレロ
法)によって求めた。
引張特性および硬さは、下記配合処方によりゴム組成物
を加硫し、JIS K6301に準じて測定した。
伸長疲労試験は、デマッチャ屈曲試験機を用い、0.7mm
の切り込みを入れ、50%または100%伸長で繰り返し伸
長屈曲させ、切断までの回数、ならびに切り込みなしで
100%伸長で繰り返し伸長屈曲させ、切断までの回数で
評価した。
回数の大きいほど良好である。
防振特性の評価は、加硫物をJIS K6301により静的剪断
弾性率Gsを求め、また(株)岩本制作所製の粘弾性スペ
クトロメーターを用い、振動数5Hzで測定した複素動的
ヤング率の実数部〔E′(5Hz)〕と振動数100Hzで測定
した複素動的ヤング率の実数部〔E′(100Hz)〕との
比(静動比)〔E′(100Hz)/E′(5Hz)〕で表し、Gs
が大きいほど、また静動比=〔E′(100Hz)/E′(5H
z)〕が小さいほど良好である。
配合処方 (部) ポリマー 100 FEFカーボンブラック 30 亜鉛華 5 ステアリン酸 1 加硫促進剤CZ 2 (シクロヘキシル−ベンゾチアゾール−スルフェンアミ
ド) イオウ 2 参考例1 内容積5の撹拌機付きオートクレーブにチッ素雰囲気
下でシクロヘキサン2,500g、イソプレン350gおよび1,3
−ブタジエン150gを仕込み、60℃に調節した。
別容器に、(a)2−エチルヘキサン酸ネオジム/
(b)トリイソブチルアルミニウム/(c)ジエチルア
ルミニウムクロライド/(d)アセチルアセトン(モル
比)=1/40/4/2の割合で添加混合し、少量のイソプレン
の存在下、50℃で30分間熟成して触媒を調製した。
この熟成触媒を、イソプレン、1,3−ブタジエンのモノ
マー1.2×104モルに対してネオジム原子1モルとなるよ
うに前記オートクレーブ中に仕込み、60℃で7時間重合
反応を行った。
重合転化率が100%であることを確認したのち、2,6−ジ
−t−ブチルカテコール4gをメタノール5mlに溶かした
溶液を添加して反応を終了させた。
次いで、得られたポリマー溶液をメタノール中に注ぎ、
ポリマーを回収し、次いで60℃の真空乾燥機でポリマー
を乾燥し、ポリマー480gを得た。このポリマーのムーニ
ー粘度(ML1+4、100℃)は、50であった。
得られたポリマー(以下「ポリマーA」という)の組成
およびミクロ構造を第1表に示す。
参考例2〜5 1,3−ブタジエンとイソプレンとの量を変える以外は、
参考例1と同様にして重合反応を実施し、ポリマーB〜
Eを得た。得られた各ポリマーのムーニー粘度、ミクロ
構造を、あわせて第1表に示す。
参考例6 参考例1と同様の方法により、イソプレン単独重合体
(ポリマーF)を得た。このポリマーのムーニー粘度、
ミクロ構造を、第1表に示す。
実施例1〜4 参考例1〜4で得られたポリマーA〜Dと、天然ゴム
(NR)とを、前記配合処方に従って加硫し、その加硫物
の加硫物性を第2表に示す。
比較例1〜3 参考例5で得られたポリマーE、参考例6で得られたポ
リマーF、市販のポリブタジエン(日本合成ゴム(株)
製、BR01)を、前記配合処方に従って加硫し、その加硫
物の加硫物性を第2表に示す。
実施例1〜4と比較例1〜3とから、本発明のイソプレ
ン−ブタジエン系共重合体を配合したゴム組成物は、従
来のポリブタジエン、ポリイソプレンに比較して伸長疲
労が同等以上であり、制動比が優れていることが分か
る。
比較例4 参考例1で得られたポリマーAを10重量部と、天然ゴム
90重量部とをゴム成分として用い、第2表の配合処方に
従って加硫し、その加硫物の加硫物性を第2表に示す。
〔発明の効果〕 本発明は、ランタン系列希土類金属触媒を用いて得られ
るイソプレン−ブタジエン系共重合体と天然ゴムおよび
/またはポリイソプレンゴムとを特定の割合で含有する
ゴム組成物であり、公知の共役ジエン系重合体に比較し
て振動吸収特性および耐疲労特性に優れた加硫物が得ら
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)ランタン系列希土類金属触媒の存在
    下で重合して得られるシス−1,4結合を90%以上含有す
    るイソプレン−ブタジエン系共重合体20〜90重量部と、
    (ロ)天然ゴムおよび/またはポリイソプレンゴム80〜
    10重量部とを含むことを特徴とする防振ゴム組成物。
JP62133899A 1987-05-29 1987-05-29 防振ゴム組成物 Expired - Lifetime JPH0774291B2 (ja)

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