JPH0774214A - 熱圧着装置と熱圧着方法 - Google Patents

熱圧着装置と熱圧着方法

Info

Publication number
JPH0774214A
JPH0774214A JP21895593A JP21895593A JPH0774214A JP H0774214 A JPH0774214 A JP H0774214A JP 21895593 A JP21895593 A JP 21895593A JP 21895593 A JP21895593 A JP 21895593A JP H0774214 A JPH0774214 A JP H0774214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
tool
crimping
thermocompression bonding
pins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21895593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3246111B2 (ja
Inventor
Bunichi Sato
文一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP21895593A priority Critical patent/JP3246111B2/ja
Publication of JPH0774214A publication Critical patent/JPH0774214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246111B2 publication Critical patent/JP3246111B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置のリード接続等に利用する熱圧着
装置と熱圧着方法に関し、圧着の信頼性,確実性の向上
を目的とする。 【構成】 軸心が同一水平面である二対の回動自在軸22
と23により熱圧着用ステージ21がX方向,Y方向に揺動
自在であり、ステージ21に搭載した被圧着体の被圧着面
が、該水平面内に位置するように装置構成する。圧着開
始前のステージ21の姿態を規制するストッパーを設け
る。被圧着体に圧着体を押圧する圧着駆動源には粗動源
と微動源とを設け、圧着に必要な圧力を該微動源により
付与せしめる。被圧着体より垂下するピンの貫通孔をセ
ラミックキャリアに設け、圧着時には、ステージ21に設
けた金属板にピンの先端を当接せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置においてイ
ンナーリードやアウターリードを接続する等の熱圧着装
置と熱圧着方法に関し、多数の圧着点の均一化を目的と
する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置におけるリードの接続等に用
いる熱圧着装置は、一般に、被圧着体(例えばパッケー
ジ基板)を圧着ステージに搭載し、被圧着体に圧着体
(例えばリード)を搭載し、加熱手段(ヒータ)を具え
た圧着ツールにて圧着体を被圧着体に押圧する構成であ
る。
【0003】かかる装置においてジンバル機構によって
支持されたステージは、圧着ツールの加圧面に倣うよう
に揺動自在である。図8は従来の熱圧着装置の主要部の
構成図(イ) と、そのステージの動作説明図(ロ),(ハ) であ
り、図9は従来の熱圧着装置における被圧着体の固定方
法の説明図である。
【0004】半導体チップ1にリード2のインナーリー
ドを接続し、リード2のアウターリード(圧着体)をパ
ッケージ基板(被圧着体)3に接続する熱圧着装置4に
おいて、圧着用ステージ5は、ベース6の中心部に配設
した鋼球7と、一端をベース6に固着し他端がステージ
5に固着された板ばね8に保持される。
【0005】ベース6は、ガイドブッシュ9に嵌合し上
下動可能な複数のガイドポスト10に支持されており、シ
リンダ11に嵌合し上下動可能な駆動軸12は、適当な押圧
力fにてロードセル13を介し、ベース6を押し上げるよ
うになる。
【0006】ステージ5に基板3を固定し、基板3の上
に半導体チップ1を搭載し、バンプ14を介してインナー
リードが半導体チップ1に接続されたリード2のアウタ
ーリードと、そのアウターリードを重ねた基板3の端子
15とは、加熱圧着ツール16の押圧により圧着される。
【0007】該アウターリードと端子15とを接続させる
圧着ツール16の圧着時押圧力Fは、駆動軸12の押圧力f
より十分に大であり、押圧力fはロードセル13により検
出し制御する。
【0008】かかる熱圧着装置において、ステージ5は
板ばね8のバランスによって姿勢が支持されており、例
えば図8(イ) に一点鎖線で示す如くツール16の押圧面ま
たはステージ5の上面が傾斜しているとき、ステージ5
の上面はツール16の押圧面に倣うようになる。即ち、図
8(ロ) に示す如く傾斜するステージ5は、図8(ハ) に示
す如くツール16に倣って回動し、その回動中心は鋼球7
の中心に一致するため、ステージ5の中心は寸法δだけ
ずれるようになる。
【0009】図9において、パッケージ基板3をステー
ジ5に搭載し固定するには、機械的強度の弱い多数のピ
ンが垂下する基板3をセラミックキャリア17に装着し、
ステージ5には、キャリア15の下面を吸着する排気孔18
を設け、キャリア17をステージ5に真空吸着させる方法
が採用されている。
【0010】従来のキャリア17は、基板3より垂下し図
示されない多数のピンを収納し、ピンがキャリア17の外
に突出しないようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】熱圧着装置において、
熱圧着(ボンディング)の品質を向上させるには、圧着
体を傷付けないようにすると共に、圧着荷重,圧着温度
を正確に管理し、接合合金の共晶状態(接合状態)を監
視する必要がある。
【0012】しかし、従来装置において押圧ツール16の
押圧面またはステージ5の上面が傾斜しているとき、ス
テージ5の上面はツール16の押圧面に倣って回動し、そ
の回動中心が鋼球7の中心に一致し、ステージ5の上面
は鋼球7の中心より上方に位置する構成である。
【0013】そこで、図8(イ) に示すように鋼球7の中
心とステージ5の上面との距離をd, ステージ5の傾斜
角度をθとし、図8(ハ) に示すようにツール16の押圧面
幅をaとしたとき、リード2と端子15との圧着に際しリ
ード2とツール16の押圧面との間では、 (a× cosθ) −a の滑りが発生し、その滑りによってリード2が傷付けら
れたり、圧着の位置ずれが生じ易いという問題点があっ
た。
【0014】さらに、ステージ5にはパッケージ基板3
を加熱するための配線, セラミックキャリア17を真空吸
着するための吸気管が接続されており、それらが板ばね
8を利用したステージ5の支持姿態の外乱要因となる。
【0015】かかる前記外乱要因によってもステージ5
の高精度な姿勢の再現性が難しくなり、そのことによっ
て圧着部の認識誤差および初期当たり誤差を生じ、端子
15に対するリード2の位置ずれが発生するという問題点
もあった。
【0016】また、押圧力fによってステージ5を押し
上げ、押圧力Fによってツール16を押し付ける熱圧着装
置において、リード2と端子15との圧着力はfとなるた
め、押圧力fも正確でなければならない。
【0017】そこで、従来装置4において空気圧を利用
したシリンダ11には、ベロフラムシリンダのように比較
的良い線形特性のものを使用して押圧力fを設定し、ロ
ードセル13にて圧着力を監視する構成である。しかし、
かかる構成にしたとき、圧着面積が比較的大きい場合に
は特に問題ないが、圧着面積が小さいマイクロボンディ
ングでは正確な圧着力管理が困難になる。
【0018】さらに、セラミックキャリア17を介してパ
ッケージ基板3を固定する従来方法では、基板3の下面
のうねりがリード2の熱圧着に影響すると共に、セラミ
ックキャリア17が圧着時の熱応力で数μm 程度変形し、
高精度の圧着が損なわれるようになる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
X軸方向に対向する第1の一対の回動自在軸22、Y軸方
向に対向する第2の一対の回動自在軸23、第1または第
2の一対の回動自在軸22または23の一方に支持された熱
圧着用ステージ21、第1または第2の一対の回動自在軸
22または23の他方に支持された揺動板27、揺動板27に装
着し該一方の一対の回動自在軸22または23を支持する支
持具29を具え、中心軸線が同一水平面内に位置するよう
に回動自在軸22および23を配設し、ステージ21の上面に
搭載した被圧着体3の被圧着面が回動自在軸22および23
の軸心を含む水平面とほぼ揃うように構成した装置であ
る。
【0020】本発明の第2の手段は、被圧着体3を搭載
し圧着用ツール16の押圧によって降下動する熱圧着用ス
テージ31がX軸方向およびY軸方向に揺動自在であり、
ツール16による降下動前のステージ31をほぼ水平に保持
するストッパー32が配設された装置である。
【0021】本発明の第3の手段は、前記第1の手段の
特徴と第2の手段の特徴の双方を備えた装置である。本
発明の第4の手段は、被圧着体3に圧着体2を押圧する
圧着用ツール16の圧着駆動源には、ツール16をステージ
に向けて駆動させる粗動源36と、粗動源36と同一方向に
ツール16を駆動させる微動源38とを設け、圧着に必要な
圧力で押圧する押圧力より適当に弱い所定圧力までは粗
動源36がツール16を駆動し、所定圧力以上は粗動源36よ
り細かい圧力増が可能な微動源38により駆動させる圧着
方法である。
【0022】本発明の第5の手段は、半導体チップ1に
接続する多数のピン30が垂下するパッケージ基板3を熱
圧着用ステージ21に固定させる媒体であるセラミックキ
ャリア61にはピン30が貫通する透孔を設け、ステージ21
にはセラミックキャリア61を吸着する吸気孔62とセラミ
ックキャリア61を貫通したピン30の先端が当接する金属
板63とを設け、セラミックキャリア61をステージ21に吸
着固定したときピン30の中間部が該透孔に嵌合し、ピン
30の先端が金属板63に当接するようにした圧着方法であ
る。
【0023】本発明の第6の手段は、前記第4の方法と
前記第5の方法の双方を採用した熱圧着方法。さらに、
本発明の第7の手段は、前記第3の手段と第5の手段と
を兼ね備えた装置である。
【0024】
【作用】前記第1の手段によれば、ステージが揺動し被
圧着体の圧着面とツールの押圧面とが倣うとき、ツール
と圧着体との滑りが殆ど発生しないようになる。従っ
て、従来装置で生じた圧着体の傷が防止される。
【0025】前記第2の手段によれば、ステージに連通
する配線等の影響をストッパーが規制する。そのため、
圧着部の認識誤差,初期当たり誤差が低減し、圧着の位
置ずれをなくし,信頼性と確実性が向上するようにな
る。
【0026】前記第3の手段によれば、圧着体の傷が発
生しないようになり、かつ、圧着の信頼性と確実性が向
上する。前記第4の手段によれば、ツールによる押圧力
が安定となり、圧着の信頼性と確実性が向上する。
【0027】前記第5の手段によれば、パッケージ基板
にリードを圧着せしめるのに際し、パッケージ基板下面
のうねり,セラミックキャリアの変形による影響をなく
すことが可能となり、マイクロボンディングにおける均
一性が向上する。
【0028】前記第6の手段によれば、前記4の手段に
よる効果と、前記第5の手段による効果の双方が同時に
達成されることになる。さらに本発明の第7の手段によ
れば、圧着体の傷が発生しないようになり、かつ、圧着
の信頼性と確実性が向上すると共に、パッケージ基板に
リードを圧着せしめるのに際し、パッケージ基板下面の
うねり,セラミックキャリアの変形による影響をなくす
ことが可能となり、マイクロボンディングにおける均一
性が向上する。
【0029】
【実施例】図1は本発明の実施例装置における主要部構
成の説明図、図2は図1に示す主要部構成のモデル図、
図3は本発明の他の実施例装置における主要部構成の説
明図、図4は本発明のさらに他の実施例装置における圧
着力制御方法説明用モデル図、図5は図4に示すモデル
の動作説明図、図6は図4に示すモデルの構成例を示す
斜視図、図7は本発明によるパッケージ基板固着用セラ
ミックキャリアの構成例の説明図である。
【0030】図1において、従来のステージ5に相当す
るステージ21は、ステージ21を前後方向(Y方向)に揺
動自在にする一対の軸22と、ステージ21を左右方向に揺
動自在にする一対の軸23等を介し、従来のベース6に相
当するベース24に支持されるようになる。
【0031】ベース24に固着し前後方向に対向する一対
の支持金具25は、軸23を回動自在に支持し、その軸23の
先端には金具26を固着し、一対の支持金具26は揺動板27
に固着する。
【0032】揺動板27の左右方向端部にはそれぞれ支持
金具28が直立し、それぞれの支持金具28に嵌合し回動自
在な一対の軸22の先端には支持金具29を固着し、一対の
支持金具29にステージ21を固着する。
【0033】軸22と23の中心軸線は同一水平面内に位置
し、その平面に対してステージ21の上面21a は図2に示
す如く、被圧着体(例えばパッケージ基板3)の厚さ分
だけ低くする。
【0034】従って、軸22と23によってステージ21は、
前後方向(Y方向)と左右方向(X方向)に揺動自在で
あり、かつ、ステージ21に固定した被圧着体の表面にス
テージ21の揺動中心が位置することになる。
【0035】そこで、ベース6に支持された従来のステ
ージ5に替え、ベース24に支持されたステージ21を使用
した圧着装置は、圧着ツール16がリード2を擦らないよ
うになり、圧着ツール16がリード2を傷付ける恐れがな
い。
【0036】図3において、従来と同じく鋼球7と板ば
ね8によりベース6に支持されたステージ31は、従来の
ステージ5より外側に張り出し部を設け、駆動軸12がス
テージ31を押し上げたときその張り出し部には、ステー
ジ31の上面をほぼ水平にするストッパー32が当接する。
【0037】かかるステージ31は、パッケージ基板3と
半導体チップ1を搭載し、半導体チップ1にインナーを
接続したリード2のアウターを基板3の端子15に接続す
るためツール16を押圧せしめたとき、従来のステージ5
と同じく鋼球7の中心を回動中心として回動するように
なる。
【0038】しかし、ストッパー32により規制されたス
テージ31は、その状態でほぼ水平となり、ステージ31の
姿態を損なう配線等の影響を受けないため、ツール16が
リード2を擦ることによる傷は、発生しないようにな
る。
【0039】図4において、圧着荷重の能動的制御に係
わる本実施例では、ツール16がモーター35と粗動加圧手
段(粗動源)36によって粗く上下動し、さらに微動加圧
手段(微動源)38によって微細な上下動を行い、リード
2を端子15に押圧させる圧着ツール16の押圧力を感圧素
子39が検出する。
【0040】粗動加圧手段36と感圧素子39とは中間部材
37を介して上下方向に連結し、ツール16は微動加圧手段
38を介して感圧素子39に連結する。かかる加圧機構は図
5に示す如く、圧着体 (リード2) に対する粗動加圧手
段36の位置を決めを行い、次いで粗動加圧手段36を動作
させたのち、圧着体に対する微動加圧手段38の位置決
め, ツール16が圧着体に接触したことの確認, ツール16
を発熱せしめ、しかるのち、微動加圧手段38を駆動せし
めツール16を圧着体に加圧すると共にその押圧力を検出
する。
【0041】図4を用いて説明した加圧機構の具体的構
成例である図6において、モーター35を収容した粗動加
圧手段36は、モーター35を装着した板状部材41, モータ
ー35の回動力を一対のボールねじ42に伝えるプーリー43
とベルト44, ボールねじ42の回動により上下動する板状
部材45, 部材45の上下動のガイドとなる複数本の軸46等
にてなる。
【0042】微動加圧手段38は、上面を感圧素子 (ロー
ドセル) 39に接着し下面をツール接合部材49に接着した
スタック型ピエゾ素子47と、ピエゾ素子47による部材49
の微細な上下動をガイドする複数本の軸48等にてなり、
圧着ツール16は部材49より垂下する。
【0043】圧着ツール16にはヒーターと熱電対を収容
し、部材49はツール16の加熱に伴う熱膨張をなくすため
アンバー材を使用した。コード50はコネクタ51を介して
前記熱電対に接続し、コード52はコネクタ53を介して前
記ヒーターに接続されており、ツール16の位置合わせ例
としては、レーザー源54より出射したレーザービーム55
をリード2の圧着部に照射し、その照射像の座標を顕微
鏡 (または目視) で観察する。そして、該照射像座標が
所定値のとき、その上方にツール16が位置するようにす
る。
【0044】なお、図4,5,6を用いて説明した熱圧
着方法は、リード2と端子15との部分的接合不良の再生
に適用し、極めて効率的かつ便利である。図7におい
て、基板3をステージ21に搭載するセラミックキャリア
61には、基板3より垂下する多数のピン30が貫通する透
孔を設け、ステージ21に設けた吸気孔62を使用した真空
吸着法によってキャリア61をステージ21に固定したと
き、ピン30の先端はステージ21の上面に配設した金属板
63に当接する。
【0045】そこで、インナーリードを半導体チップ1
に接続したリード2と基板3の接続のため、圧着ツール
16を使用しリード2のアウターリードを基板3に向け押
圧したとき、圧着力F+fは分散して多数のピン30が受
ける。
【0046】従って、基板3はキャリア61と直接に接す
ることなく支持されるようになり、そのことは、リード
2の圧着に際し基板3の下面の変形(うねり)および、
キャリア61の熱膨張による変形による従来の影響をなく
すことができる。
【0047】キャリア61を使用しピン30の先端が金属板
63に当接する前記圧着において、多数のピン30には長さ
のばらつきが不可避である。従って、圧着力F+fを印
加したとき、長いピン30はその過長分を弾性変形によっ
て吸収することになる。
【0048】なお、図7において符号64は吸気ノズルで
あり、吸気孔62に連通するノズル64は、基板3の下面の
中心部に対向する。従って、吸気孔62からの排気によっ
キャリア61をステージ21に固定させると共に、基板3は
ノズル64からの吸気力によってステージ21に固定される
ようになる。
【0049】図1と図3を用いて本発明の他の実施例を
説明すると該他の実施例は、図1のステージ21の揺動を
図3のストッパー32で規制した構成であり、かかる構成
とすることによって、ステージ21によってツール滑りを
なくすと共に、ステージ21の大きな傾きを防止し、圧着
の確実性,信頼性の効果は一層向上する。
【0050】さらに、図6を用いて説明したツール押圧
力の制御方法と、図7を用いて説明したパッケージ基板
の固定方法との双方を同一装置に採用すること、ならび
に図3を用いて説明したストッパー32を利用する方法
と、図7を用いて説明したパッケージ基板の固定方法と
の双方を同一装置に採用することで、パッケージ基板に
半導体チップを搭載する圧着の確実性,信頼性は、一層
向上することになる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
着体を傷付けない,圧着部の認識誤差および初期当たり
誤差が低減する,圧着ツールによる押圧力が安定化す
る,パッケージ基板下面のうねりおよびセラミックキャ
リアの変形による影響をなくすようになり、圧着の確実
性,均一性,信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例装置における主要部構成の説
明図
【図2】 図1に示す主要部構成のモデル図
【図3】 本発明の他の実施例装置における主要部構成
の説明図
【図4】 本発明の実施例装置における圧着力制御方法
説明用モデル図
【図5】 図4に示すモデルの動作説明図
【図6】 図4に示すモデルの構成例を示す斜視図
【図7】 本発明によるセラミックキャリアの構成例の
説明図
【図8】 従来の熱圧着装置の主要部とステージの動作
の説明図
【図9】 従来の熱圧着装置における被圧着体の固定方
法の説明図
【符号の説明】
1は半導体チップ 2はリード(圧着体) 3はパッケージ基板(被圧着体) 16は圧着用ツール 21,31 は圧着用ステージ 22は第1の回動自在軸 23は第2の回動自在軸 27は揺動板 29は第1の回動自在軸を支持する支持具 30は半導体装置のパッケージ基板より垂下するピン 32はステージの姿態規制用のストッパー 36は粗動加圧源(粗動源) 38は微動加圧源(微動源) 61はセラミックキャリア 62は吸気孔 63は金属板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向に対向する第1の一対の回動自
    在軸(22)、Y軸方向に対向する第2の一対の回動自在軸
    (23)、該第1または第2の一対の回動自在軸の一方に支
    持された熱圧着用ステージ(21)、該第1または第2の一
    対の回動自在軸の他方に支持された揺動板(27)、該揺動
    板に装着し該一方の一対の回動自在軸を支持する支持具
    (29)を具え、中心軸線が同一水平面内に位置するように
    該第1および第2の一対の回動自在軸を配設し、該ステ
    ージの上面に搭載した被圧着体(3) の被圧着面が該回動
    自在軸の中心軸を含む水平面とほぼ揃うように構成した
    こと、を特徴とする熱圧着装置。
  2. 【請求項2】 被圧着体(3) を搭載し圧着用ツール(16)
    の押圧によって降下動する熱圧着用ステージ(31)がX軸
    方向およびY軸方向に揺動自在であり、該ツールによる
    降下動前の該ステージをほぼ水平にするストッパー(32)
    が配設されてなること、を特徴とする熱圧着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の第1の一対の回動自在軸
    (22),第2の一対の回動自在軸(23),ステージ(21),揺
    動板(27),支持具(29)と請求項2記載のストッパー(32)
    とを具え、前記圧着用ツール(16)による降下動前の該ス
    テージがほぼ水平になるように該ストッパーが配設され
    てなること、を特徴とする熱圧着装置。
  4. 【請求項4】 ステージ(21)に搭載した被圧着体(3) に
    圧着体(2) を押圧する圧着用ツール(16)の圧着駆動源に
    は、該ツールを該ステージに向けて駆動させる粗動源(3
    6)と、該粗動源と同一方向に該ツールを駆動させる微動
    源(38)とを設け、その圧着に必要な圧力で押圧する押圧
    力より適当に弱い所定圧力までは該粗動源が該ツールを
    駆動し、該所定圧力以上は該粗動源より細かい圧力増が
    可能な該微動源により駆動させること、を特徴とする熱
    圧着方法。
  5. 【請求項5】 半導体チップ(1) に接続する多数のピン
    (30)が垂下するパッケージ基板(3) を熱圧着用ステージ
    (21)に固定させる媒体であるセラミックキャリア(61)に
    は該多数のピンが貫通する透孔を設け、該ステージには
    該セラミックキャリアを吸着する吸気孔(62)と該セラミ
    ックキャリアを貫通した該多数のピンの先端が当接する
    金属板(63)とを設け、該セラミックキャリアを該ステー
    ジに吸着固定したとき該多数のピンの中間部が該透孔に
    嵌合し、該多数のピンの先端が該金属板に当接させるよ
    うにすること、を特徴とする熱圧着方法。
  6. 【請求項6】 熱圧着用ステージ(21)には請求項5記載
    の吸気孔(62)と金属板(63)とを設け、請求項5記載のセ
    ラミックキャリア(61)を用いて半導体チップ(1) に接続
    する多数のピン(30)が垂下するパッケージ基板(3) を該
    ステージに装着し、請求項4記載の圧着駆動源を用いて
    圧着体(2) を該パッケージ基板に圧着させること、を特
    徴とする熱圧着方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の熱圧着装置において、半
    導体チップ(1) に接続する多数のピン(30)が垂下するパ
    ッケージ基板(3) を熱圧着用ステージ(21)に固定させる
    媒体であるセラミックキャリア(61)には該多数のピンが
    貫通する透孔を設け、該ステージには該セラミックキャ
    リアを吸着する吸気孔(62)と該セラミックキャリアを貫
    通した該多数のピンの先端が当接する金属板(63)とを設
    け、該セラミックキャリアを該ステージに吸着固定した
    とき該多数のピンの中間部が該透孔に嵌合し該多数のピ
    ンの先端が該金属板に当接するように構成したこと、を
    特徴とする熱圧着装置。
JP21895593A 1993-09-03 1993-09-03 熱圧着装置と熱圧着方法 Expired - Lifetime JP3246111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21895593A JP3246111B2 (ja) 1993-09-03 1993-09-03 熱圧着装置と熱圧着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21895593A JP3246111B2 (ja) 1993-09-03 1993-09-03 熱圧着装置と熱圧着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0774214A true JPH0774214A (ja) 1995-03-17
JP3246111B2 JP3246111B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=16727962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21895593A Expired - Lifetime JP3246111B2 (ja) 1993-09-03 1993-09-03 熱圧着装置と熱圧着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246111B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7464630B2 (en) 2001-08-27 2008-12-16 Flow International Corporation Apparatus for generating and manipulating a high-pressure fluid jet
WO2016189576A1 (ja) * 2015-05-22 2016-12-01 富士機械製造株式会社 電子部品圧着装置及び電子部品実装機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7464630B2 (en) 2001-08-27 2008-12-16 Flow International Corporation Apparatus for generating and manipulating a high-pressure fluid jet
US7703363B2 (en) 2001-08-27 2010-04-27 Flow International Corporation Apparatus for generating and manipulating a high-pressure fluid jet
WO2016189576A1 (ja) * 2015-05-22 2016-12-01 富士機械製造株式会社 電子部品圧着装置及び電子部品実装機
JPWO2016189576A1 (ja) * 2015-05-22 2018-03-15 富士機械製造株式会社 電子部品圧着装置及び電子部品実装機
US10462950B2 (en) 2015-05-22 2019-10-29 Fuji Corporation Electronic component bonding device and electronic component mounter

Also Published As

Publication number Publication date
JP3246111B2 (ja) 2002-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3099254B2 (ja) 浮動機構つき吸着ハンドおよび搬送接触機構
JP3715160B2 (ja) プロービング装置及び半導体素子の製造方法
JPH02137241A (ja) 方向づけ調節装置
JPS62256441A (ja) ダイボンデイング装置
JP5580163B2 (ja) 実装装置の平行度調整方法および平行度調整装置
JP4544755B2 (ja) ボンディングヘッド及び部品装着装置
JPH0774214A (ja) 熱圧着装置と熱圧着方法
JP2000315308A (ja) スライダとリード線の超音波接着方法
JP2001014625A (ja) スライダとリード線の超音波接合方法、及び接合検査方法
JPWO2005006332A1 (ja) スライダー試験機
KR20220100434A (ko) 플립 칩 본더
JP3500834B2 (ja) 半導体試験装置
JPH07135240A (ja) プローブ装置
JP2991186B1 (ja) ベアチップキャリアとこれを用いたベアチップの検査方法
JP2002217242A (ja) 超音波接合方法とその装置
JPS63111633A (ja) チップボンディング装置
JPH06268034A (ja) プローバー装置と金属バンプの検査方法
JP2007273880A (ja) ボンディング装置
JP3741578B2 (ja) 圧着装置
JP2003249531A (ja) 電子部品の加熱加圧接着装置
JPH10239390A (ja) Ic試験用ソケットの検査プローブ装置
JP3655841B2 (ja) 面合わせ装置
JPH10223694A (ja) ボンディング装置
KR20230062393A (ko) 전단 테스트 도구를 교정하기 위한 장치 및 방법
JPH06244597A (ja) 部品搭載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 12