JPH0774067A - Rfインピーダンスの異なる材料を利用したプラズマシースの輪郭化によるプラズマ粒子の制御法 - Google Patents

Rfインピーダンスの異なる材料を利用したプラズマシースの輪郭化によるプラズマ粒子の制御法

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JPH0774067A
JPH0774067A JP6099767A JP9976794A JPH0774067A JP H0774067 A JPH0774067 A JP H0774067A JP 6099767 A JP6099767 A JP 6099767A JP 9976794 A JP9976794 A JP 9976794A JP H0774067 A JPH0774067 A JP H0774067A
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wafer
pedestal
dielectric constant
plasma
processing apparatus
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JP6099767A
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Robert J Steger
ジョン ステガー ロバート
Charles S Rhoades
スティーヴン ローデス チャールズ
Anand Gupta
ギュプタ アナンド
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Applied Materials Inc
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ウエハ処理における粒子による汚
染を低減することを目的とする。 【構成】 本発明によるプラズマ処理装置は、粒子のト
ラップ現象を低減するように設計されたウエハ支持ペデ
スタルを包含する。ウエハを包囲するあるいはウエハに
隣接するペデスタル表面の領域において、ペデスタルは
ウエハ表面と実質的に等しい若しくはより大きい誘電率
を有する。その結果、プラズマ鞘(sheath)の境界は変形
し粒子のトラップが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理材料への粒子の混
入を制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造に用いられるスパッタリン
グ装置、反応性イオンエッチング装置若しくは化学蒸着
装置においては、高周波(RF)交流電圧源により作動
される2つの電極の間に半導体基板が置かれる。(通常
ウエハは、もう一方の電極とはある距離をおいて片方の
電極上に直接置かれる。)反応物ガスがチャンバー内の
ウエハ上方の空間に放たれる。反応物の分子は比較的高
分子量であり分子運動が活発ではないため、電界のゆら
ぎの速さに応答できない。しかし、反応物の分子に付随
する電子は比較的活発に活動する。その結果、十分な強
電界の場合、反応物の分子から電子が奪われ、自由電子
と反応物正イオンとのガスプラズマが形成される。この
プラズマは、多数の自由キャリアを含んでいるために高
い導電性を有し、即ち等電位領域である。
【0003】イオンは電子に比べ非常に大きな質量を有
する;実際、イオンはRF交流電界による影響を本質的
に受けない位巨大である;しかし、電子は質量が大変小
さいため、自由電子はRF交流電界により急速に加速さ
れる。しかし、このプラズマは等電位領域であるため、
プラズマ内の電子はRF交流電界に影響されないことは
特筆される;プラズマとウエハの間の領域−−プラズマ
シース(plasma sheath) −−のエッジに到達した粒子の
みが加速される。
【0004】RF交流電源のスイッチが最初に入れられ
る時、ウエハ及び電極表面は電荷を有していない。交流
サイクルの最初の半期で、ウエハのすぐ下の電極は正電
荷を有し、そしてウエハ表面は電子を吸引しイオンを反
発する。このサイクルの半期の間、電子はシースからウ
エハ上まで加速され、ウエハ上でウエハの半導体材料の
エネルギーバンドの一つによって他の電子と結合する。
交流サイクルの2つ目の半期では、ウエハの下の電極は
負電荷を有し、正イオンをウエハの方へ吸引し電子を反
発する。しかし、ウエハのエネルギーバンドを脱しプラ
ズマ内の自由エネルギー状態に戻るために必要なエネル
ギーを獲得するウエハ上の電子は、比較的少数である。
よって、最初及びそれに続く交流サイクルの間に、電子
はウエハ表面に集められる。
【0005】この負電荷の蓄積は、プラズマに対し負の
直流電圧である自己バイアス(selfbias) をウエハに生
じ、シースの中に直流電界を作り出す。シースの中のイ
オンは、交流電界に影響されないがこの直流電界により
ウエハの方へ加速される結果、ウエハ表面上において直
流イオン流を生ずる。同時に、自己バイアスが生ずるた
め交流サイクルの大部分においてウエハ電圧はプラズマ
に比べ更に負となり、ウエハに電子が吸引される時間が
短くなる。最終的に、ウエハは交流信号のピーク電圧と
ほぼ等しい負電圧に荷電し、系は交流信号の毎周期にお
いて同数の正イオンと電子とがウエハを叩く定常状態に
達する。イオン流は、サイクル中比較的定常的であり、
交流サイクルのピークの部分の間電子流の短いスパイク
により等化される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】粒子による汚染は、半
導体の製造等高品質な材料の処理において益々深刻な制
約となっている。半導体製造の分野では、ウエハの汚染
全体の70−80%あまりが粒子によるものであると見
積られている。よって、粒子汚染を減らすことで、欠陥
率が実質的に減少するだろう。
【0007】代表的なプラズマ装置には、汚染粒子源と
なり得る多くのものが含まれている:例えば、チャンバ
ー内部の割れたり剥離した材料(クオーツ等)やフィル
ム(誘電フィルム等)、時間の経過とともにチャンバー
の壁に集まる高分子材料、ウエハ操作の間における金属
表面間のアークの発生及びチャンバー内側でごく普通に
生ずる接触若しくは摩擦により作られる金属の小球、等
である。処理工程の間これら汚染源のいずれより粒子が
チャンバー内に一旦放たれれば、この粒子はガスプラズ
マに入り、最後はウエハ表面に着地してウエハ表面を汚
染する。
【0008】プラズマ内の自由電子は正イオンに比べそ
の移動度がかなり大きいため、プラズマに入った粒子は
イオンより多くの電子と衝突し、負の表面電荷を持つよ
うになる。重力が粒子をウエハの方向へ引き下げるが、
粒子が一旦プラズマシースの中に到達すると、プラズマ
と負に荷電したウエハとの間に存在する強力な直流電界
が下向きの重力に勝り、その結果粒子はプラズマシース
の境界を浮遊する。しかし、RF電源が切られれば、ウ
エハ上の負電荷は消散し、そしてシースの境界にいるど
の粒子もウエハ10上に落下しウエハ10を汚染する。
【0009】Selwynは、"Particle trapping phenomena
in radio frequency plasmas"(Applied Physics Lette
r 57,October 29,1990) の中で、ウエハの上方を浮遊す
る粒子を散乱レーザー光を用いて撮影した。Selwynは、
図1(A)及び図1(B)に例示した如く、ウエハ10
がグラファイト電極11のリセスに挿入された場合、浮
遊する粒子はウエハの上方にトラップする傾向があり、
およそウエハの外端上方にリング形12の雲を、ウエハ
の上に形成することを、見出した。
【0010】Selwynは、"Plasma particulate contamin
ation control II. Self-cleaningtool design"(Journa
l of Vacuum Science and Technology,10(4),July/Augu
st1992) において、この効果を議論し、電極11にグル
ーブをつけることによりこのトラッピングの現象は低減
できることを示した。このグルーブは、外側リング12
より真空吸入ポートへ導く流路を、プラズマシースの中
に作り出す。外側リング12の中にトラップされた粒子
はこの流路を進み、よってウエハ上方の空間の粒子数が
減少する。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、ウ
エハ表面処理用のプラズマ処理チャンバーを特徴とする
一つの側面を持つ。ウエハはチャンバー中のペデスタル
表面上で支持され、ペデスタル表面とチャンバーとの間
で接続されるRF電源が、ウエハ上方にプラズマを発生
する。粒子のトラッピングを低減するため、ウエハに隣
接するペデスタル表面の領域は、ウエハ表面と等しい若
しくはウエハ表面より大きな誘電率を有する。
【0012】好ましい実施例において、ウエハはディス
ク形シリコンウエハであり、ウエハを完全に囲む環状リ
ングが高誘電率領域となる。ペデスタルが低誘電率材料
で形成される場合、この発明は、ペデスタル最上表面を
高誘電率材料で作られたカバーで覆う形態で実施されて
もよく、特にウエハ表面の上方に伸びるシャドウリング
カバー(shadow ring cover )を用いてチャンバーが設計
されてもよい。この高誘電材料により生ずる汚染を防止
するため、不活性な(inert )材料のエピタキシャル層が
オーバーレイされて(overlaid)もよい。
【0013】ウエハ表面と実質的に等しい若しくはウエ
ハ表面より大きい誘電率を有する領域にウエハを隣接す
ることによって、ウエハ処理における粒子のトラッピン
グを低減する方法が、この発明の他の側面である。
【0014】
【実施例】以下に説明する粒子トラッピング現象の理論
解析を、この発明の基礎とする。プラズマ中の電流密度
(即ち、堆積速度)は、ウエハ表面及び包囲電極のRF
インピーダンスにより決まる。次に、RFインピーダン
スはウエハ及び電極表面の誘電率εの関数である。代表
的な形態としては、ウエハはシリコンであり、包囲電極
は(汚染を防ぐため)クオーツ等の不活性材料である。
シリコンは、およそ11.8・ε0 という比較的高い誘
電率を有するが、クオーツは、およそ3.8・ε0 の並
み程度の誘電率を有する。よって、シリコンウエハ表面
は、包囲する材料に比べ低いRFインピーダンスを有
し、その結果、プラズマと包囲材料との間に比べ実質的
に高い電流の流れがプラズマとウエハの間に存在する。
【0015】ほとんどの目的のため、上記の方法でチャ
ンバーを設計することが好ましく、即ちウエハは誘電率
の低い材料で包囲されるということである。何故なら、
堆積速度は電流の流れに直接関係し、従って電流をウエ
ハ表面に集中して他のチャンバー表面への不要な堆積を
防止することが好ましいからである。
【0016】しかし以下に示す如く、電流の流れはまた
シースの厚さにも関係する;その結果、誘電率の低い材
料で電極を包囲することにより、ウエハ上方の空間にあ
るシースの中に「井戸」(well)が形成され、上記引用し
たSelwynの論文における粒子トラッピング現象を促進す
ることになる。
【0017】プラズマが活動する間、プラズマとウエハ
との間のシースは熱電子ダイオードを形成する。このダ
イオードを流れる電流は、チャイルド・ラングミュア式
により J=KV3/2 /(m1/2 2 ) で与えられる。ここで、Jは電流密度、Vはシースに亘
る電圧降下、mはイオンの質量、Dはシースの厚さ、K
は定数である。チャイルド・ラングミュア式によれば、
与えられた場所のシースの厚さは、その場所における電
流密度に反する関係を持つ(解析のこの部分に関する更
なる詳細は、IBM Journal of Reserch andDevelopment,
Vol.14,page 168 (1970) に掲載のH.Koenig and H.I.Me
issel著の報文を参照されたい。)。
【0018】図2はシースの厚さの断面の輪郭線(conto
ur) を例示する。比較的高い誘電率と電流密度を有する
ウエハ10の上方では、シースは比較的薄く、シース−
プラズマ境界13はウエハ表面に比較的近付いている。
しかし、誘電率及び電流密度の比較的低い、ウエハを囲
む空間においては、シースは比較的厚く、シース−プラ
ズマ境界13は表面より離れている。
【0019】その結果、電位的「井戸」はウエハ上方の
シース境界の中に形成される。この井戸は粒子をトラッ
プするが、それは電位的「井戸」のエッジではシースの
中の電界(線14で表される)は放射内向きの成分を有
するからである。(これは、電界線は常に等電位線と直
交するからである。)よって、(静電力と重力とのバラ
ンスにより)シース境界で浮遊する粒子は、井戸のエッ
ジより中心の方へと反発する。この放射内向きの静電力
は粒子同士の斥力とバランスし、井戸内部の粒子のリン
グ12(若しくは複数の同心円)を形成させる。
【0020】この粒子トラッピング現象を低減するため
に設計されたプラズマキャビティーは、図3に示され
る。比較的高い誘電率(ウエハのそれと比べおよそ等し
く若しくはそれ以上の)を有する材料が、ウエハを包囲
する空間に使用される。その結果、ウエハを包囲する空
間のシースの厚さは、ウエハ自身の上方のそれと等しく
若しくはより小さく、図2に例示された「井戸」を取り
除く。粒子はもうウエハ上方でトラップされず、そして
チャンバーより容易に除去されるだろう。
【0021】この技術の一つの側面としては、ウエハを
包囲する空間の不要な堆積の速度を増加されることがあ
る。しかし、この技術は欠陥率の低減に有効であり、そ
れは付帯するクリーニングや不要な堆積による不必要な
交換コストを補って余りある。
【0022】上記技術の実施に適したチャンバーの断面
図は、図4に示される。ウエハ10はペデスタル30の
頂上に載せられる。ペデスタル30とチャンバー壁32
はRF電源(図示せず)と結合し、操作時にはペデスタ
ル30とチャンバーの壁32との間に高周波電界を発生
する。上述の如く、ウエハ処理中この電界は空間34に
ガスプラズマを生じ、プラズマに露出したウエハの面へ
イオンが蓄積するに至る。
【0023】図4に示される如く、ペデスタルの上側表
面は電気絶縁カバー40で覆われる。このカバー40
は、環状ディスクである;ウエハの外側の周りの平なリ
ングを成し、ウエハのエッジを支持する。カバー40は
ウエハに比べおよそ等しい若しくはより大きい誘電率を
有する材料で作られる。
【0024】シリコンとおよそ等しい誘電率を有する材
料、例えば高誘電性セラミクス(11以上の誘電率を有
するセラミクスがある)、のカバー40を作るという、
一つの選択肢がある。カバー40の誘電率はシリコンの
それよりもわずかに低いが、シリコンのそれとほぼ等し
いため、結果的に生ずる等電位井戸は、クオーツ(比誘
電定数3.8)等のカバー材料による場合に比べ、実質
的に浅くなる。この井戸が浅いため、(ガス流によりラ
ンダムに撹拌され相互に衝突をする)粒子が井戸の中に
トラップされ残ることはほとんどないだろう。カバーの
比誘電定数がシリコンのそれとほぼ同等、例えば10以
上、である限り、ウエハ上方にトラップされる粒子は実
質的に減少する。
【0025】もう一つの選択肢は、ウエハと同じ材料で
カバー40を作ることであり、このときカバーはウエハ
と同じ誘電率を有し、電位井戸を取り除く。この選択肢
でも、ウエハ上方にトラップされる粒子を実質的に減少
できるだろう。
【0026】更に積極的な選択肢としては、シリコンよ
りも高い誘電率を有する材料でカバー40を作ることで
あり、これは図4に例示された等電位井戸を放射外向き
の静電力を作り出す等電位「丘」(hill)へと換え、粒子
をウエハ上方の空間より離れるように押し運ぶ。シリコ
ンよりも高い誘電率を有する材料は幾つか存在する。例
えば、五酸化タンタルは比誘電率約25を有し、酸化チ
タンは比誘電率約100である。しかし、これら金属に
ついて、リング40上のエッチングによる重金属の汚染
の可能性という困難が予想される。チャンバー内にフッ
素イオン(F-)や塩素イオン(Cl- )が存在する場
合にこのような困難が生ずるであろう;比較的不活性な
ガスを用いた処理では、このような困難はあまり生じな
いであろう。しかし、何れの場合においても、クオーツ
等不活性な材料のエピタキシャル層をカバーにオーバー
レイすることで、カバー材料による汚染の可能性は防止
できるであろう。この層は、カバーの誘電率に影響しな
いよう十分に薄くしなければならない。
【0027】処理チャンバーによっては、カバー40は
ウエハ表面上方に伸びる「シャドウリング」(shadow ri
ng) を包含する。シャドウリングの内周はウエハのエッ
ジの上を覆い、(ペデスタルに接する側面上への不要な
堆積を防止するため)ウエハをペデスタルへクランプす
る。シャドウリングは、陽極酸化アルミニウム等導電材
料若しくはセラミクス等低誘電率材料、又はその両者で
作られることが多い。シャドウリングはウエハ表面の上
方に伸び、導電材料及び/若しくは低誘電率材料で構成
されていることが多いため、このシャドウリングはウエ
ハのエッジでプラズマ/シース境界の上向きひずみを高
め、トラップされる粒子を増加させる。しかし、上記方
法により高誘電率絶縁性材料でシャドウリングを作れ
ば、この効果を和らげることができる。
【0028】上昇装置も図4に示されるが、これは図4
に示される位置にウエハ10を昇降するために用いられ
る。上昇装置は、上昇ピン44の間に接続される42の
ようなクロスバーを包含する(クロスバーは2つ、上昇
ピンは4つある;図4には概略的にクロスバー1つと上
昇ピン2つが示される)。クロスバー42が矢印46の
方向に上昇する時は、上昇ピンはぺデスタル30内のア
パーチャー48を通り通過し、ウエハの下面と係合し、
例えばロボットアームにより把持し移動するように、ウ
エハをペデスタルの上方に上昇させる。(連続処理中の
ウエハ移動のためのロボット装置の一例は、”Multi-Ch
amber Integrated Process System"の名称で承継人に譲
渡された、Maydenらによる米国特許4,951,601 号に記載
されている)。
【0029】本願では特定の実施例を参照しつつ開示を
行ってきた;しかし、開示された発明の主眼から離れる
ことなく、当業者は、ここに記載した実施例の様々な変
形を実施できるであろう。例えば、高誘電率領域は、ウ
エハを完全に包囲する必要はない;高誘電率領域がウエ
ハのどこかのエッジと隣接していれば、等電位井戸から
離れるように導く流路が形成され、粒子はウエハ上方の
空間よりそこを通り脱出できる。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、ウエハに隣接するペ
デスタル表面の領域は、ウエハ表面と等しい若しくはウ
エハ表面より大きな誘電率を有し、その領域にウエハを
隣接することによって、ウエハ処理におけるウエハ上方
に粒子がトラップされる現象を低減する方法を提供す
る。従って、処理材料への粒子の混入を良好に制御する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、ウエハ10及び電極11の断面図で
あり、ウエハ上方にトラップされる粒子の雲を示す。
(B)は、ウエハ10及び電極11のふ観図であり、同
じくウエハ上方にトラップされる粒子の雲を示す。
【図2】ウエハ10及び電極11上に形成されるシース
輪郭の概念的断面図であり、このシース輪郭により粒子
がトラップされる。
【図3】ウエハ10及び電極11上に形成されるプラズ
マキャビティーの概念的断面図であり、ここでは粒子の
トラップが低減されている。
【図4】本発明の実施に好適なチャンバーの断面図であ
る。
【符号の説明】
10…ウエハ、11…電極、12…粒子雲、13…シー
ス−プラズマ境界、14…電界、30…ペデスタル、3
2…チャンバー壁、34…ペデスタルとチャンバー壁と
の間の空間、40…絶縁カバー、42…クロスバー、4
4…上昇ピン、46…クロスバー上昇の方向、48…ア
パーチャー。
フロントページの続き (72)発明者 チャールズ スティーヴン ローデス アメリカ合衆国, カリフォルニア州 95052, ロス ガトス, ヘイウッド ロード 16494 (72)発明者 アナンド ギュプタ アメリカ合衆国, カリフォルニア州 95131, サン ノゼ, ブライアークリ ーク ストリート 1270

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ表面処理のためのプラズマ処理装
    置であって、 真空チャンバーと、 前記真空チャンバー内にあり前記ウエハを支持する表面
    を有するペデスタルと、 前記ペデスタル表面と前記チャンバーとの間に接続さ
    れ、チャンバー内の前記ウエハ表面上方の空間にプラズ
    マを発生する、高周波(RF)電源と、 を備え、 前記ウエハのエッジに隣接する前記ペデスタル表面の領
    域において、前記ペデスタル表面は前記ウエハ表面の誘
    電率(permittivity)と実質的に等しい若しくはより大き
    い誘電率を有する、 プラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ウエハはシリコンウエハである、請
    求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ペデスタル表面は10より大なる比
    誘電率を有する、請求項2記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ウエハはディスク形状である、請求
    項1記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ペデスタル表面の前記領域は前記ウ
    エハを完全に包囲する、請求項1記載のプラズマ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ペデスタル表面の前記領域は、前記
    ウエハ表面の前記誘電率と実質的に等しい若しくはより
    大きい誘電率を有する材料を備えるペデスタルカバーを
    備える、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ペデスタルカバーは前記ウエハ表面
    の上方に伸びるシャドウリング(shadow ring )を備え
    る、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記カバーは、前記ウエハ表面の前記誘
    電率と実質的に等しい若しくはより大きい誘電率を有す
    る前記材料の上を覆う不活性な(inert )材料のエピタキ
    シャル層を備える、請求項6記載のプラズマ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ペデスタルは平坦である、請求項1
    記載のプラズマ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記誘電率は前記ウエハ表面の誘電率
    より実質的に大きい、請求項1記載のプラズマ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 ウエハ表面処理の方法であって、 前記ウエハを真空チャンバー内のペデスタル表面に支持
    する工程と、 前記ペデスタル表面と前記チャンバーとの間に接続され
    た高周波電源を加圧し、チャンバー内の前記ウエハ表面
    上方の空間にプラズマを発生する工程と、 を備え、 前記ウエハのエッジに隣接する前記ペデスタル表面の領
    域において、前記ペデスタル表面は前記ウエハ表面の誘
    電率と実質的に等しい若しくはより大きい誘電率を有す
    る、 ウエハ表面処理の方法。
  12. 【請求項12】 前記ウエハはシリコンウエハである、
    請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ペデスタル表面は10より大なる
    比誘電率を有する、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ウエハはディスク形状である、請
    求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ペデスタル表面の前記領域は前記
    ウエハを完全に包囲する、請求項11記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ペデスタル表面の前記領域は、前
    記ウエハ表面の前記誘電率と実質的に等しい若しくはよ
    り大きい誘電率を有する材料を備えるペデスタルカバー
    を備える、請求項11記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ペデスタルカバーは前記ウエハ表
    面の上方に伸びるシャドウリングを備える、請求項11
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記カバーは、前記ウエハ表面の前記
    誘電率と実質的に等しい若しくはより大きい誘電率を有
    する前記材料の上を覆う不活性な材料のエピタキシャル
    層を備える、請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ペデスタルは平坦である、請求項
    11記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記誘電率は前記ウエハ表面の誘電率
    より実質的に大きい、請求項11記載の方法。
JP6099767A 1993-05-13 1994-05-13 Rfインピーダンスの異なる材料を利用したプラズマシースの輪郭化によるプラズマ粒子の制御法 Pending JPH0774067A (ja)

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