JPH0774041A - アモルファス鉄心変圧器の製造方法 - Google Patents
アモルファス鉄心変圧器の製造方法Info
- Publication number
- JPH0774041A JPH0774041A JP17201593A JP17201593A JPH0774041A JP H0774041 A JPH0774041 A JP H0774041A JP 17201593 A JP17201593 A JP 17201593A JP 17201593 A JP17201593 A JP 17201593A JP H0774041 A JPH0774041 A JP H0774041A
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- iron core
- amorphous iron
- coil
- insulating layer
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- Pending
Links
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 48
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Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アモルファス鉄心変圧器の特に電気的信頼性
の向上を図る。 【構成】 ボビン３の片端面部に多孔質絶縁層２を設
け、多孔質絶縁層２でコイル１端面を覆ったコイル１
に、アモルファス鉄心４の切断部６が多孔質絶縁層２を
設けた端面側に面するようにアモルファス鉄心４を挿入
してコイル１とアモルファス鉄心４を合体する。その
後、多孔質絶縁層２でアモルファス鉄心４を包み、アモ
ルファス鉄心４の脚部と多孔質絶縁層２の一部をアモル
ファス鉄心の外周上に密着する。
の向上を図る。 【構成】 ボビン３の片端面部に多孔質絶縁層２を設
け、多孔質絶縁層２でコイル１端面を覆ったコイル１
に、アモルファス鉄心４の切断部６が多孔質絶縁層２を
設けた端面側に面するようにアモルファス鉄心４を挿入
してコイル１とアモルファス鉄心４を合体する。その
後、多孔質絶縁層２でアモルファス鉄心４を包み、アモ
ルファス鉄心４の脚部と多孔質絶縁層２の一部をアモル
ファス鉄心の外周上に密着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はアモルファス鉄心を用い
た変圧器の製造方法に関する。
た変圧器の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】アモルファス合金は、けい素鋼帯に比べ
無負荷損が１／３〜１／４になることから、省エネルギ
ーの変圧器の鉄心として着目されてきた。しかし、けい
素鋼帯に比べ薄くて脆く、破片が発生し易い材料である
ことから、図３に示すようにアモルファス鉄心４をテー
プ５もしくは袋等で全周に渡って覆うことにより、アモ
ルファス鉄心外部にアモルファス合金が飛散しないよう
にしている。
無負荷損が１／３〜１／４になることから、省エネルギ
ーの変圧器の鉄心として着目されてきた。しかし、けい
素鋼帯に比べ薄くて脆く、破片が発生し易い材料である
ことから、図３に示すようにアモルファス鉄心４をテー
プ５もしくは袋等で全周に渡って覆うことにより、アモ
ルファス鉄心外部にアモルファス合金が飛散しないよう
にしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アモル
ファス鉄心変圧器もけい素鋼帯鉄心変圧器と同様に、図
３に示すような１巻回部に切断部６を設けたカットタイ
プのアモルファス鉄心４がコンパクト性および製造工数
の面で有利なことから、図４に示すようにアモルファス
鉄心４とコイル１を合体させるためには、切断部６を１
度開放してからコイル１にアモルファス鉄心４を挿入
し、再度切断部６を接合する必要がある。従って、図３
に示すようにアモルファス鉄心４の切断部６の面は、コ
イル１挿入前はテープ５で覆うことができないため、コ
イル１へのアモルファス鉄心４挿入時および挿入後の切
断部６の再接合時に発生するアモルファス合金の破片を
完全に除去するには困難な状況にある。そこで本発明で
は、コイル１とアモルファス鉄心４を合体する際に発生
するアモルファス合金の破片がコイル１の充電部に侵入
することを防ぎ、電気的な安全性の向上が図れるアモル
ファス鉄心変圧器の製造方法を提供するものである。
ファス鉄心変圧器もけい素鋼帯鉄心変圧器と同様に、図
３に示すような１巻回部に切断部６を設けたカットタイ
プのアモルファス鉄心４がコンパクト性および製造工数
の面で有利なことから、図４に示すようにアモルファス
鉄心４とコイル１を合体させるためには、切断部６を１
度開放してからコイル１にアモルファス鉄心４を挿入
し、再度切断部６を接合する必要がある。従って、図３
に示すようにアモルファス鉄心４の切断部６の面は、コ
イル１挿入前はテープ５で覆うことができないため、コ
イル１へのアモルファス鉄心４挿入時および挿入後の切
断部６の再接合時に発生するアモルファス合金の破片を
完全に除去するには困難な状況にある。そこで本発明で
は、コイル１とアモルファス鉄心４を合体する際に発生
するアモルファス合金の破片がコイル１の充電部に侵入
することを防ぎ、電気的な安全性の向上が図れるアモル
ファス鉄心変圧器の製造方法を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、ボビンの片
端面部に多孔質絶縁層を設け、多孔質絶縁層でコイル端
面を覆ったコイルに、アモルファス鉄心の切断部が多孔
質絶縁層を設けた端面側に面するようにアモルファス鉄
心を挿入してコイルとアモルファス鉄心を合体する。そ
の後、多孔質絶縁層でアモルファス鉄心を包み、アモル
ファス鉄心の脚部と多孔質絶縁層の一部をアモルファス
鉄心の外周上に密着する。
端面部に多孔質絶縁層を設け、多孔質絶縁層でコイル端
面を覆ったコイルに、アモルファス鉄心の切断部が多孔
質絶縁層を設けた端面側に面するようにアモルファス鉄
心を挿入してコイルとアモルファス鉄心を合体する。そ
の後、多孔質絶縁層でアモルファス鉄心を包み、アモル
ファス鉄心の脚部と多孔質絶縁層の一部をアモルファス
鉄心の外周上に密着する。
【０００５】
【作用】上記のような方法によると、コイル挿入後のア
モルファス鉄心の接合時に飛散するアモルファス合金の
破片がコイル端面部からコイルに侵入する心配がなくな
る。また、アモルファス鉄心をコイルに挿入する際にア
モルファス鉄心とボビンの間に介在したアモルファス合
金の破片が輸送等による振動により外部に放出すること
も防ぐことができる。
モルファス鉄心の接合時に飛散するアモルファス合金の
破片がコイル端面部からコイルに侵入する心配がなくな
る。また、アモルファス鉄心をコイルに挿入する際にア
モルファス鉄心とボビンの間に介在したアモルファス合
金の破片が輸送等による振動により外部に放出すること
も防ぐことができる。
【０００６】
【実施例】図１（ａ）に示すように、コイル単体時にボ
ビン３の片端面に多孔質絶縁層２を装着し、コイル１の
片端面を多孔質絶縁層２で覆った後、図２（ａ）に示す
ように、切断部６を開放し切断部６を除く３面をテープ
５で固定した馬蹄形に近いアモルファス鉄心４を、図２
（ｂ）に示すように、多孔質絶縁層２で片端面を覆った
コイル１をアモルファス鉄心４と合体した状態で、多孔
質絶縁層２を装着した端面とアモルファス鉄心４の切断
部６が面するように、コイル１にアモルファス鉄心４を
挿入する。挿入後は、図２（ｃ）に示すようにアモルフ
ァス鉄心４の切断部６を接合してからコイル１の端面を
覆っていた多孔質絶縁層２の端部をアモルファス鉄心４
を包み込むようにアモルファス鉄心４を覆いテープ５で
アモルファス鉄心４と多孔質絶縁層２を密着させる。多
孔質絶縁層２は図１（ｂ）に示すようにコイル１の端面
形状と同様の形状で、中央部に長方形の切り穴２ａを有
し、切り穴２ａはＸ状に切りかきを行った後、対辺部を
折り曲げて長方形の切り穴２ａとする。なお、折り曲げ
ることにより生じた三角形状の突出部はボビン３に装着
する際の糊代として利用する。多孔質絶縁層２の孔２ｂ
は、アモルファス破片のコイル１への侵入を考慮し、２
５マイクロメートル〜１ミリメートルとする。
ビン３の片端面に多孔質絶縁層２を装着し、コイル１の
片端面を多孔質絶縁層２で覆った後、図２（ａ）に示す
ように、切断部６を開放し切断部６を除く３面をテープ
５で固定した馬蹄形に近いアモルファス鉄心４を、図２
（ｂ）に示すように、多孔質絶縁層２で片端面を覆った
コイル１をアモルファス鉄心４と合体した状態で、多孔
質絶縁層２を装着した端面とアモルファス鉄心４の切断
部６が面するように、コイル１にアモルファス鉄心４を
挿入する。挿入後は、図２（ｃ）に示すようにアモルフ
ァス鉄心４の切断部６を接合してからコイル１の端面を
覆っていた多孔質絶縁層２の端部をアモルファス鉄心４
を包み込むようにアモルファス鉄心４を覆いテープ５で
アモルファス鉄心４と多孔質絶縁層２を密着させる。多
孔質絶縁層２は図１（ｂ）に示すようにコイル１の端面
形状と同様の形状で、中央部に長方形の切り穴２ａを有
し、切り穴２ａはＸ状に切りかきを行った後、対辺部を
折り曲げて長方形の切り穴２ａとする。なお、折り曲げ
ることにより生じた三角形状の突出部はボビン３に装着
する際の糊代として利用する。多孔質絶縁層２の孔２ｂ
は、アモルファス破片のコイル１への侵入を考慮し、２
５マイクロメートル〜１ミリメートルとする。
【０００７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多孔質絶
縁層２でアモルファス鉄心４を覆い密着させているた
め、コイル内部にアモルファス合金の破片が侵入する恐
れのないことから、コイル内部の短絡事故を防ぎ、電気
的信頼性の高いアモルファス変圧器を提供できる。
縁層２でアモルファス鉄心４を覆い密着させているた
め、コイル内部にアモルファス合金の破片が侵入する恐
れのないことから、コイル内部の短絡事故を防ぎ、電気
的信頼性の高いアモルファス変圧器を提供できる。
【図１】本発明の製造方法の一例を示すもので、（ａ）
はコイルに多孔質絶縁層を装着した斜視図、（ｂ）は多
孔質絶縁層の斜視図である。
はコイルに多孔質絶縁層を装着した斜視図、（ｂ）は多
孔質絶縁層の斜視図である。
【図２】本発明の製造方法の一例を示すもので、（ａ）
はアモルファス鉄心の平面図、（ｂ）はコイルの断面
図、（ｃ）はアモルファス鉄心変圧器の正面図である。
はアモルファス鉄心の平面図、（ｂ）はコイルの断面
図、（ｃ）はアモルファス鉄心変圧器の正面図である。
【図３】従来の方法による場合のアモルファス鉄心を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】従来の方法により得られた、アモルファス鉄心
変圧器を示す正面図である。
変圧器を示す正面図である。
１ コイル ２ 多孔質絶縁層 ２ａ 切り穴 ２ｂ 孔 ３ ボビン ４ アモルファス鉄心 ５ テープ ６ 切断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｆ 41/02 Ｅ 8019−5Ｅ
Claims (1)
- 【請求項１】 ボビンの片端面部に多孔質絶縁層を設
け、多孔質絶縁層でコイル端面を覆ったコイルに、アモ
ルファス鉄心の切断部が多孔質絶縁層を設けた端面側に
面するように、アモルファス鉄心を挿入してコイルとア
モルファス鉄心を合体し、その後、多孔質絶縁層でアモ
ルファス鉄心を包み、アモルファス鉄心の脚部と多孔質
絶縁層の一部をアモルファス鉄心の外周上に密着するア
モルファス鉄心変圧器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17201593A JPH0774041A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | アモルファス鉄心変圧器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17201593A JPH0774041A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | アモルファス鉄心変圧器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0774041A true JPH0774041A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=15933949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17201593A Pending JPH0774041A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | アモルファス鉄心変圧器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774041A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000269039A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-29 | Tdk Corp | 低背型表面実装コイル部品 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP17201593A patent/JPH0774041A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000269039A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-29 | Tdk Corp | 低背型表面実装コイル部品 |
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