JPH0773976A - 照明制御装置 - Google Patents

照明制御装置

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JPH0773976A
JPH0773976A JP5243901A JP24390193A JPH0773976A JP H0773976 A JPH0773976 A JP H0773976A JP 5243901 A JP5243901 A JP 5243901A JP 24390193 A JP24390193 A JP 24390193A JP H0773976 A JPH0773976 A JP H0773976A
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JP
Japan
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dimming
data
lighting
pattern
dimming pattern
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JP5243901A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Umeda
俊彦 楳田
Hayama Tsugami
逸馬 津上
Yasuhiro Maruyama
康弘 丸山
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GIGA NETSUTOWAAKUSU KK
Ricos Co Ltd
Original Assignee
GIGA NETSUTOWAAKUSU KK
Ricos Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】特にカラオケの照明において、確実、かつ多様
な調光パターンの制御を行うための装置を提供する。 【構成】調光パターンと調光制御タイミングデータを書
き込む。上記データのうち調光パターンと直前の調光パ
ターンとの差分値である調光制御タイミングデータとを
バッファに格納する。リズム発生回路12により調光制
御タイミングデータを演算して上記調光パターンを変更
するタイミングを算出し、調光パターンをバッファから
順次読み出す制御部10と、この読み出した調光パター
ンに基づき照明器具23の調光器16a〜16nあるい
はオン・オフ制御回路17のレベルを設定し、出力する
回路とを備える。MIDIコードのテンポ変更命令に伴
うテンポ値のみを受信し、この新たなテンポ値に基づき
リズム発生回路12のカウントを進行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポットライトやスト
ロボライトの点滅や光量を制御する装置に関するもの
で、特にカラオケ演奏の演出効果を高める装置として利
用するものである。
【0002】
【従来の技術】現在カラオケが盛んであり、演出効果を
高める手段として照明設備も充実してきつつある。たと
えば、特開平2−242587号公報(公知例1)に見
られるように、記録媒体から取り出したアナログ音声信
号によって照明灯を制御する構成が公知である。また、
特開平3−263793号公報(公知例2)に見られる
ように、MIDI信号のデータフォーマットに即したコ
ーディングを行い、これを解析した信号によって照明灯
を制御する構成も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成におい
て、公知例1ではアナログ信号レベルに応じて調光パタ
ーンを変更するものであるから、信号が出力された結果
としてレベルを判別し、これによって調光パターンを決
定することになる。従って、予め曲の雰囲気に合わせて
調光パターンを設定することは不可能であり、単に照射
するスポットライトが不規則に変化する程度でしかな
い。
【0004】一方、公知例2はMIDIデータフォーマ
ットをそのまま利用しているので、制御コードの作成は
容易であるが、その反面MIDI規格で未定義のコード
は利用することができず、データ作成上での制約があ
る。また、MIDIで定義されたコードと別の定義をす
ることができないので、MIDIコードと無関係で多数
の照明灯の個別制御や、複雑な調光パターンを作成する
ことも不可能であるという課題がある。
【0005】本発明は上述した従来例の問題を解決する
もので、2つの公知例とは別個の制御コードを利用して
確実、かつ多様な調光パターンの制御を行うための装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、先ず基本と
なるカラオケ装置については、MIDIコードで表現さ
れた音楽情報を解析し、MIDI音源で再生すると共
に、バイナリデータで現された歌詞情報をMIDIコー
ドのデータフレームに同居させ、音楽演奏に同期してデ
ィスプレイに歌詞表示させる構成を前提としている。そ
して、各曲の雰囲気に合わせた調光パターンを事前に作
成しておいて照明制御装置に伝送すると共に、曲の進行
に同期させて調光パターンの変更を照明装置において生
成するものである。
【0007】そのための具体的手段として本発明の照明
制御装置では、MIDIコードに代表されるコードで表
現されたデータ中に予め複数の照明器具を制御するため
の1または複数の調光パターンと、この調光パターンの
変更タイミングを差分値で示した調光制御タイミングデ
ータを書き込む一方、音楽の再生に先だって上記データ
のうち調光パターンと調光制御タイミングデータとを一
括してバッファに格納し、MIDIコードのうちのテン
ポ値に応じてカウントを進行するリズム発生回路によっ
て上記調光制御タイミングデータを演算して上記調光パ
ターンを変更するタイミングを算出し、上記調光パター
ンを上記バッファから順次読み出す制御部と、この読み
出した調光パターンに基づいて照明器具の調光器あるい
はオン・オフ制御回路のレベルを設定し、出力する回路
とからなると共に、上記MIDIコードのテンポ変更命
令に伴うテンポ値のみを受信して、この新たなテンポ値
に基づいて上記リズム発生回路のカウントを進行させる
という手段を用いた。
【0008】また、調光制御タイミングデータは、直前
の調光パターンとの差分値であり、それぞれの調光パタ
ーンのデータは、照明器具の種別、照明の彩度、照明の
明度および照明の明度の減衰量からなることとした。
【0009】
【作用】カラオケ装置は、音楽データを逐次処理し、M
IDIコードである場合にはMIDI音源に出力し、歌
詞や画像に関連するデータである場合には映像出力段に
データを出力し、調光パターンおよび調光制御タイミン
グデータに関連するデータである場合には音楽再生に先
だってこれらのデータを照明制御装置に出力する。照明
制御装置では、調光パターンと調光制御タイミングデー
タを一括して格納し、自己が保有するリズム発生回路に
よって調光パターンの変更タイミングを算出するという
作用を行う。この作用は、リズム発生回路のカウント進
行によって達成するが、カウントは曲のテンポと同期し
て行われる。テンポ変更に伴うテンポ値の送出は、リズ
ム発生回路のカウントの基準を曲のテンポに合致させる
ということを目的としたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付した図面に従
って詳述する。図1は本発明の前提となるカラオケ装置
の全体ブロック図であり、1はMIDIコードなどを分
析して後段に必要な出力を伝送するカラオケ装置、2は
歌詞および背景画を表示するためのディスプレイ装置、
3はアンプおよびスピーカなどからなる音響装置、4は
本発明の照明制御装置を含む照明装置である。なお、5
は多数の音楽データをデータベースとして格納するホス
トコンピュータであって、デジタル回線などの公衆回線
6によって接続されている。
【0011】図2は本発明装置のブロック図で、10は
I/Oポートを含む制御部であり、カラオケ装置1のC
PU(図示せず)とデータの受け渡しを行って、受信し
たデータを解析して調光パターンを変更すると同時に、
照明装置全体に対して制御信号を出力して制御する。1
1は調光パターンを一時的に格納するためのバッファメ
モリ、12はリズム発生回路であって、調光パターンの
変更時間を計算するための構成である。実際にはカラオ
ケ装置1の内部に収納されたMIDI音源(図示せず)
に設けられているリズム発生回路と同一の精度からなる
カウンタ回路を採用する。13はバッファメモリ11の
データに従って照明器具の点滅や調光レベルを設定する
ためのレベル設定回路であり、バッファメモリ11とレ
ベル設定回路13は共に制御部10とデータバス14に
よって連絡している。15は調光パターンによって指定
された照明器具の動作電圧などに関連する値をレベル設
定回路13で処理し、複数の調光器16a…16nを並
列して制御してスイッチングや光量レベルを調整するた
めのレベル出力回路である。16a…16nは先に説明
した調光器であり、照明器具の光量を決定し、電力供給
を行う。17はストロボライトの発光タイミングを決定
するためのオン・オフ制御回路である。なお、オン・オ
フ制御回路17に対しては光量設定をする必要はないの
で、レベル設定回路13からはレベル出力回路15を素
通りしてタイミング信号が出力されることになる。18
は一群のスポットライト列、19は2台のストロボライ
トである。スポットライト列18は調光器16a…16
nの出力端子20および中間コネクタ21を介して個別
に電力供給されており、ストロボライト19にはオン・
オフ制御回路17の出力端子22および中間コネクタ2
1を介して電力が供給される。なお、スポットライト列
18およびストロボライト19によって一組の照明器具
23を構成する。ただし、スポットライトの個数やスト
ロボライトの個数は自由であり、さらに1台のスポット
ライトに替えてミラーボール回転体を設置することもあ
る。即ち、照明器具23の具体的構成は本発明の本質に
制限を加えるものではない。
【0012】上述したブロック構成において、照明器具
23を制御するに先だって、カラオケ装置1において任
意のカラオケ曲を選択すると、カラオケ装置1はホスト
コンピュータ5をアクセスして必要なデータのダウンロ
ードを要求する。1曲あたりのデータ単位にはカラオケ
演奏用のMIDI信号が含まれることは当然であるが、
ヘッダには総データ長、曲番号、曲名称などの付記的情
報に引続いて、動画データ、調光データ、タイトル表示
データ、歌詞データなどの必要なデータが書き込まれて
いる。このようにしてダウンロードされたデータは冒頭
から処理され、MIDI信号に従ってカラオケ演奏さ
れ、また歌詞表示、さらには映像が表示される。これら
一連の流れを図3のフローチャートに準じて詳述する。
先ず、カラオケ装置1からホストコンピュータ5に希望
する曲をコードなどでリクエストして、音楽データを取
得する。音楽データを全て取得すれば、カラオケ装置1
ではMIDI音源、光ディスクなどの動画発生装置、お
よび照明装置を初期設定し、続いてカラオケ装置1のC
PUが音楽データを冒頭から処理し始める。ここで、照
明装置を初期設定すると同時に、音楽データ中の調光デ
ータ、即ち前もって作成された1または複数の調光パタ
ーンと、調光制御タイミングデータΔt、および再生当
初のリズムテンポが一括して照明装置に転送される。照
明装置ではこれらのデータがバッファ11に書き込まれ
る。言い換えれば、音楽データのデータフレームにはM
IDIの制御符号に先だって歌詞データや、タイトルデ
ータ、および調光データが書き込まれているので、これ
らは所定のブロックに一括して転送される。続いてMI
DI信号をMIDI音源に転送することによってMID
I音源が音響装置3を駆動し、音楽が再生される。これ
と並行して、タイトル表示のタイミング、歌詞のページ
ングや色替えのタイミング、動画切り替えタイミング、
および調光データの調光パターン切り替えタイミングが
出現すれば、これらをそれぞれの処理装置に送出する。
照明装置に対しては、MIDIコードに含まれるテンポ
変更におけるテンポ値だけが送出される。即ち、MID
Iコードのうちテンポ変更命令は送出されず、これに引
き続いて読み出されるテンポの値だけを選択して送出す
るのである。これによってリズム発生回路12の駆動周
期が変更され、調光パターンの変更タイミングの計算が
行われるのである。そして、音楽の終了のための制御コ
ードを確認すれば、MIDI音源がリセットされ、動画
発生装置を停止すると共に、照明装置をリセットして、
一連の動作が完了する。
【0013】即ち、1曲の処理に必要なデータが全てカ
ラオケ装置1にダウンロードされてからカラオケ演奏が
開始されるまでに、予めデータとして加工された調光パ
ターンのデータ列と、1つの調光パターンの維持時間に
関する数量である調光制御タイミングデータΔtからな
る調光データがカラオケ装置1から照明装置4に対して
出力される。この調光データはバッファメモリ11に格
納され、これを基本として照明器具23の調光が制御さ
れるのである。ここで、バッファメモリ11に格納され
る調光パターンは1種類に限られず、曲の雰囲気に応じ
て予め作成された1種類以上のデータがデータテーブル
として読み込まれる。調光パターンおよび各調光制御タ
イミングデータΔtをデータテーブルとした概念の一例
を図4に示す。図4ではn種類の調光パターンをそれぞ
れ個別にテーブルとして記憶した状態を示している。図
中、それぞれの調光パターンは16バイトで構成されて
おり、先ず各調光制御タイミングデータΔtが位置し、
次にスポットライトであるかストロボライトであるかな
どの照明種別、スポットライトの色を示す彩度、照明の
明るさを示す明度、および明度変化のための減衰量がバ
イト単位で書き込まれている。第1の調光パターンにお
けるΔtはゼロである。そして、第2の調光パターンに
書き込まれているΔtの値が第1の調光パターンの維持
時間として計算される。即ち、それぞれのΔtは直前の
調光パターンの維持時間を表現するデータとして機能
し、差分時間が示されている。そして、リズム発生回路
12でカウントされた値がΔtと一致したときに調光パ
ターンが変更され、そのパターンに応じた調光が照明器
具23の個別単位で行われるのである。
【0014】ところで、音楽進行に伴ってテンポが変更
されたときには、カラオケ装置1からテンポ値が入力さ
れるが、この新たな値によってリズム発生回路12のカ
ウント周期が変化し、変化したカウント周期に従って調
光制御タイミングデータΔtを計算し、変更までの時間
を算出することになる。これによって、音楽のテンポに
的確に追随して調光パターンの変更が行われる。なお、
本実施例では事前に調光パターンを曲の雰囲気に応じて
作成するという性質から、読みだし順は事前に決定され
ているものとして説明しているが、調光制御タイミング
データΔtとは別に調光パターンを記憶させておけば、
Δtの計算に応じてランダムで調光パターンを選択する
こともできる。
【0015】次に、図4のように記憶されたn個の調光
パターンに付記されている調光タイミングデータΔtの
生成について説明する。この調光制御タイミングデータ
Δtの値は、予めオーサリング装置によって作成され、
調光パターンと共にホストコンピュータ5に格納された
音楽データに保有されている。図5にオーサリング装置
のブロック図を示す。このオーサリング装置は、大きく
分けると3つのブロックで構成されている。先ず51は
MIDIコードによって表現された音楽データに前もっ
てメロディ音符の音符長変化点や、歌詞表示のページ更
新情報などが書き込まれた演奏音楽データと、キャラク
タコードや色コードなどで表現された歌詞データと、各
種の調光パターンが書き込まれたパターンデータという
加工前のデータが格納され、かつオーサリング後の加工
データを蓄積するためのファイル管理ブロックである。
61はファイル管理ブロック51から与えられた音楽デ
ータを参照しながら歌詞データを加工するためのオーサ
リングブロック、71はオーサリングを行っているオペ
レータが歌詞同期の加工程度や照明効果などを確認する
ための周辺デバイスブロックである。ファイル管理ブロ
ック51は、さらに演奏音楽データと歌詞データ、およ
び調光データを読み込み、オーサリング後に必要な記憶
メディアに書き込むためのファイル読み書き装置52
と、ファイル読み書き装置52とオーサリングブロック
61との間を接続し、加工前データをオーサリングブロ
ック61に転送すると共に、加工後データをファイル読
み書き装置52に装備された記憶メディアに書き込むた
めのCPUを中心とするファイル管理部53からなる。
オーサリングブロック61は、ファイル管理部53から
転送された演奏音楽データを参照しながら歌詞データお
よび調光データに必要な加工を施すためのタイミングデ
ータ作成部62と、このタイミングデータ作成部62の
処理の内容を確認するためのディスプレイ制御部63
と、オーサリングブロック61と周辺デバイスブロック
71の各デバイスをデータ接続するためのI/Oボード
64からなる。また、周辺デバイスブロック71は、音
楽データがMIDIコードで作成されているので、これ
を音楽として再現するための電子音源72、増幅アンプ
73、スピーカ74、人がオーサリングブロック61に
対して必要な操作を行う場合に用いるキーボード75、
複数の映像を光ディスクに格納し、指定された映像をオ
ーサリングブロック61に対して出力してディスプレイ
制御部63で歌詞データから生成されたキャラクタ信号
と合成するための映像格納装置76、ディスプレイ制御
部63で動画とキャラクタ信号とが合成された信号によ
って画面表示が行われる歌詞・映像モニタ77、および
実際の照明と同様の照明効果をモニタするための照明機
器78からなる。
【0016】上述した構成を利用して音楽の再生に同期
して調光を変化させたり、ディスプレイに表示された歌
詞の現在歌われるべき場所を表示したり、現在位置を指
定するためのデータ加工が行われるのである。たとえば
音楽の進行に伴って歌詞の色を順次変更したり、現在の
場所を矢印などで指示することも自由である。また、適
切な背景映像を音楽の進行に伴って表示するタイミング
がオーサリングによって加工される。さらに、曲の雰囲
気に合わせて複数の照明器具の照射パターンを変更する
タイミングがオーサリングによって加工される。なお、
音楽データはMIDI規格に準拠したMIDIコードを
基本に作成されたものであるが、技術的には必ずしもM
IDIコードである必要はなく、音楽データを作成する
ときの規格と、実際に音楽を演奏するカラオケ装置に収
納された電子音源で用いられる規格が統一されていれば
十分である。
【0017】歌詞を音楽演奏に同期させて照明装置の調
光パターンの変更などを行うには、変更タイミングを確
定させる必要がある。このタイミングは演奏音楽データ
から抽出し、オーサリング装置において作成する。図6
に、オーサリング装置においてタイミングデータを作成
する手順を説明する。図中、81はオーサリング手続き
を開始するためのスタート信号、82はMIDIコード
で表記された音楽データにイベントコードが混在された
演奏音楽データを冒頭から分析するための音再生ブロッ
クである。なお、演奏音楽データとは、調光パターンを
変更したい場所や、あるいはディスプレイに表示される
歌詞の色を変更したい場所、または音楽の進行に伴って
歌詞表示の改ページを行おうとする場所にそれぞれ種別
を示すイベントコードを混在させる加工が前もって行わ
れたものと定義する。83はクロック処理回路であっ
て、音再生ブロック82において分析された演奏音楽デ
ータにテンポ命令(MIDIコード)があればこの命令
で指定された速度に基づいてクロックパルスをカウント
し、テンポ命令に応じた設定値に達すれば割り込み信号
を出力する。従って、テンポの変更がある場合にはカウ
ントもこれに応じて変化する。
【0018】84はクロック処理回路83からの出力を
受けて割り込みベクターテーブルに従って後段に割り込
み処理をかけるための割り込み回路であって、割り込み
タイミングと共に割り込み種別を出力する。本実施例で
は割り込み種別としては、演奏スタートからの時間積算
値(Δn)を作成するための信号と、最初の調光パター
ンからの変更時間積算値(ΔN)を作成するための信号
の2種類とする。割り込み回路84からの2種類の出力
はそれぞれタイマ処理回路85に入力され、別々のタイ
マを駆動する。即ち、Δnは演奏スタートからの累積時
間なので、これを作成するためのタイマの駆動は演奏ス
タート時のΔn割り込み信号によって開始され、演奏終
了まで累積される一方、ΔNは予め演奏音楽データに混
在された調光パターンの最初の駆動からの累積時間なの
で、これを作成するためのタイマの駆動は最初の調光が
行われる時点から開始される。続いて、音再生ブロック
82の分析によってクロック処理回路83に信号が出力
されるのと並行して、イベントコードのタイミング86
がタイマ処理回路85に対して出力され、そのタイミン
グにおける2つのタイマの累積時間をイベントの種類に
応じて参照し、タイマテーブル87を作成する。このタ
イマテーブルは、上述したように演奏スタートからのΔ
nの積算値と、調光パターン変更スタートからのΔNの
積算値の2種類の情報が書き込まれることになる。そし
て、このような処理が演奏音楽データの分析の終了まで
繰り返され、終了を示すMIDIコードの分析によって
タイマテーブル87がそれぞれの情報ごとに分割されて
別々のファイル88a、88bとなる。続いてファイル
88a、88bが合成されてイベントコードの昇順にソ
ートされる。この際にはΔnあるいはΔNを問わず直前
のイベントとの時間差が演算されてそれぞれΔn1、Δ
n2…Δnnというようにされ、タイミングデータ89
が作成される。なお、この実施例では調光パターン変更
表示のためのタイミングデータを主として説明するため
にイベントの種類は2種類で説明したが、本実施例のよ
うに順次並んでいる調光パターンをシリアルで変更する
だけであれば、イベントの種類は1種類で足り、ΔNの
差分計算値だけで十分である。一方、歌詞表示の色変更
や別のタイミングを計りたいときには、イベントの種類
はこれに応じて増加し、ファイル88の数も増加するこ
とはもちろんである。
【0019】このようにして、照明装置には音楽の再生
に先だって調光パターンと調光制御タイミングデータを
一対として記憶させ、照明装置内部に設けたリズム発生
回路12によってカウントを進行し、Δtを計算して調
光パターンを変更するので、音楽再生中にカラオケ装置
から照明装置に対して送出される信号は少なく、曲のテ
ンポが変更されたときだけテンポ値そのものを送出する
だけでよい。また、リズム発生回路12では変更された
テンポ値に基づいて新たにカウントを進行するので、音
楽の進行と調光パターンの変更がずれることはない。
【0020】
【発明の効果】本発明では、曲の雰囲気および曲の進行
に見合った複数の調光パターンを前もって作成してお
き、音楽の変化に確実に相応して照明を変化させること
ができるので、歌唱者はもとより客全部に対しての演出
効果を高めることができる。また、調光パターンの変更
は照明装置に最初に転送されたデータに基づいて行わ
れ、曲のテンポが変更されたときだけカラオケ装置から
信号が送出されるので、カラオケ装置の処理を軽減する
ことができる。しかも、調光パターンは照明装置に一義
的に記憶させているのでなく、曲に応じたパターンを提
供することができるので利用者にとって飽きがこない制
御装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラオケ装置とその周辺装置を示すブロック図
【図2】本発明の照明制御装置を示すブロック図
【図3】カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図4】調光データテーブルを示す概念図
【図5】オーサリング装置を示すブロック図
【図6】オーサリング装置による処理を示すブロック図
である
【符号の説明】
10 制御部 11 バッファメモリ 12 リズム発生回路 13 レベル設定回路 14 データバス 15 レベル出力回路 16a…16n 調光器 17 オン・オフ制御回路 18 スポットライト列 19 ストロボライト 20 出力端子 21 中間コネクタ 22 出力端子 23 照明器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津上 逸馬 埼玉県浦和市大字神田字作田42 アイコン 株式会社内 (72)発明者 丸山 康弘 大阪府大阪市都島区都島南通2−1−1− 805 株式会社リコス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MIDIコードに代表されるコードで表現
    されたデータ中に予め複数の照明器具を制御するための
    1または複数の調光パターンと、この調光パターンの変
    更タイミングを差分値で示した調光制御タイミングデー
    タを書き込む一方、音楽の再生に先だって上記データの
    うち調光パターンと調光制御タイミングデータとを一括
    してバッファに格納し、MIDIコードのうちのテンポ
    値に応じてカウントを進行するリズム発生回路によって
    上記調光制御タイミングデータを演算して上記調光パタ
    ーンを変更するタイミングを算出し、上記調光パターン
    を上記バッファから順次読み出す制御部と、この読み出
    した調光パターンに基づいて照明器具の調光器あるいは
    オン・オフ制御回路のレベルを設定し、出力する回路と
    からなると共に、上記MIDIコードのテンポ変更命令
    に伴うテンポ値のみを受信して、この新たなテンポ値に
    基づいて上記リズム発生回路のカウントを進行させるこ
    とを特徴とする照明制御装置。
  2. 【請求項2】調光制御タイミングデータは、直前の調光
    パターンとの差分値である請求項1記載の照明制御装
    置。
  3. 【請求項3】それぞれの調光パターンのデータは、照明
    器具の種別、照明の彩度、照明の明度および照明の明度
    の減衰量からなる請求項1記載の照明制御装置。
JP5243901A 1993-09-03 1993-09-03 照明制御装置 Pending JPH0773976A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2006112009A1 (ja) * 2005-04-13 2008-11-20 株式会社日立製作所 雰囲気制御装置
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