JPH0773804B2 - タレット施盤における回転工具の選択駆動装置 - Google Patents

タレット施盤における回転工具の選択駆動装置

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JPH0773804B2
JPH0773804B2 JP12993289A JP12993289A JPH0773804B2 JP H0773804 B2 JPH0773804 B2 JP H0773804B2 JP 12993289 A JP12993289 A JP 12993289A JP 12993289 A JP12993289 A JP 12993289A JP H0773804 B2 JPH0773804 B2 JP H0773804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は刃物台に複数の回転工具を取付け可能なタレッ
トと単一の工具回転駆動手段とが設けられたタレット旋
盤に関するものであり、例えばNC旋盤等に好適に利用さ
れる。
(従来の技術) 一般にタレット旋盤は、刃物台のタレットの周方向旋回
によって該タレットに取付けられている複数の工具のう
ち任意の一つを加工位置に配置させることができるた
め、該タレットを順次旋回させるだけで工具の取換えを
行うことなくワークに対して異種の加工を施せるという
利点がある。
従来、このようなタレット旋盤の一種として、タレット
に取付けた複数の回転工具を単一の駆動手段によって一
括して駆動させるものが知られている。これは、タレッ
トと同心状に配置した工具駆動主軸に大径のベベルギヤ
を設けると共に、タレットには該ベベルギヤに噛合する
小型ベベルギヤを備えた複数の回転工具ホルダーを取付
け、これらホルダーに装着した回転工具の全部に上記主
軸の回転力を上記ベベルギヤの噛合を介して同時に伝え
るようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のタレット旋盤では、全部の回
転工具が各ホルダー内の回転伝達部を含めて同時に回転
するので、加工位置以外の回転工具は加工時間中に空転
し続けることになり、このために工具駆動主軸を回転さ
せるモータとして加工に要する力を遥かに上まわるトル
クを有するものが必要となる。従って、特にタレットに
取付ける上記ホルダー数の多い場合には、大型のモータ
を要することから、エネルギーコストが高く付くと共に
刃物台ひいては旋盤全体の大型化を余儀なくされるとい
う問題があった。
本発明は上述の事情に鑑み、刃物台に複数の回転工具ホ
ルダーを取付け可能なタレットと単一の工具回転駆動手
段とが設けられたタレット旋盤において、加工位置にあ
る上記ホルダーの回転工具のみを選択的に駆動させるこ
とができ、もって上記ホルダー数が多い場合でも上記駆
動手段のモータとして低トルクのものを使用可能とする
回転工具の選択駆動装置を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 本発明のタレット旋盤における回転工具の選択駆動装置
は、上記目的を達成する手段として請求項1では、刃物
台に、複数の回転工具ホルダーを取付け可能であって周
方向に旋回して一つの工具を加工位置に配置させるタレ
ットと、単一の工具回転駆動手段とが設けられ、各回転
工具ホルダー内には、上記駆動手段にて回転させられる
筒形の伝達部材と、回転工具を回転させる従動部材と、
これら両部材の一方に対し常時係合して他方に対し離接
係合するように軸方向変位自在なクラッチ部材とが同軸
線上に配置されると共に、該クラッチ部材を軸方向移動
させるクラッチ作動ロッドが一端を外方突出させて上記
伝達部材の内側に軸方向移動自在に挿通され、かつ上記
刃物台には加工位置にある上記ホルダーの上記クラッチ
作動ロッドのみをクラッチ接続側に位置させるロッド変
位手段が設けられてなる構成を採用したものである。
同様に請求項2では、上記請求項1の装置において、工
具回転駆動手段が先端部に工具駆動用ギヤを有してタレ
ットと同心状に配置した工具駆動主軸からなり、回転工
具ホルダーの伝達部材が上記工具駆動用ギヤに常時噛合
するギヤ部を備えてなる構成を採用したものである。
同様に請求項3では、上記請求項1または2の装置にお
いて、ロッド変位手段が刃物台に固定されたカムであ
り、各回転工具ホルダーのクラッチ作動用ロッドが該カ
ムに対する従節を構成するようにしたものである。
同様に請求項4では、請求項3の装置において、各回転
工具ホルダー内にクラッチ作動ロッドを外方突出側へ弾
圧付勢するばね部材が装填され、該ロッドの外方突出状
態においてクラッチ部材が伝達部材と従動部材の両者に
係合接続するように構成され、かつ加工装置に対応する
カム面が凹形をなし、この凹形部においてクラッチ作動
ロッドが外方突出するようにしてなる構成を採用したも
のである。
同様に請求項5では、上記請求項3の装置において、各
回転工具ホルダー内にクラッチ作動ロッドを外方突出側
へ弾圧付勢するばね部材が装填され、該ロッドの外方突
出状態においてクラッチ部材が伝達部材と従動部材との
係合を離脱させるように構成されると共に、加工位置に
おいてクラッチ作動ロッドをばね部材の付勢に抗して内
方退入方向に押圧する凸部を設け、該ロッドの内方退入
状態においてクラッチ部材が伝達部材と従動部材の両者
に係合接続するように構成されるようにしたものであ
る。
同様に請求項6では、上記請求項4において、前記固定
カムの凹形部にクラッチ作動ロッドの外方突出状態を検
知する検知手段が設けられてなる構成を採用したもので
ある。
同様に請求項7では、上記請求項1または2の装置にお
いて、各回転工具ホルダー内にクラッチ作動ロッドを外
方突出側へ弾圧付勢するばね部材が装填され、該ロッド
の内方退入状態においてクラッチ部材が伝達部材と従動
部材の両者に係合接続するように構成され、ロッド変位
手段が加工位置において上記ロッドを上記ホルダーの内
奥側へ作動させるピストンロッドを備えた流体圧シリン
ダーからなる構成を採用するものである。
(作用) 回転工具ホルダー内のクラッチ部材は、筒形の伝達部材
と従動部材の一方に対して常時係合しているが、他方に
対してはその軸方向位置によって係合状態と非係合状態
とに転換するクラッチ動作を行う。しかして、このクラ
ッチ切換えは、上記伝達部材の内側に挿通されたクラッ
チ作動ロッドの軸方向移動に伴うクラッチ部材の軸方向
位置変化によってなされるが、タレットに取付けられた
上記ホルダーが非加工位置にあるときには上記ロッドは
クラッチ非接続側に位置している。
工具回転駆動手段を作動させると、タレットに取付けら
れている全ての上記ホルダーの伝達部材が回転するが、
非加工位置にあるホルダーの従動部材はクラッチ部材に
よって伝達部材から切離されているため回転せず、従っ
てそのホルダーに装着されている回転工具も回転しな
い。しかして、加工位置にある1つのホルダーのみは、
ロッド変位手段によってクラッチ作動ロッドがクラッチ
接続側に移動させられ、クラッチ部材を介して伝達部材
と従動部材とが連結して一体的に回転して回転工具に回
転力を伝えるため、主軸台に保持されたワークに対して
所要の回転切削加工を施することができる。
なお、タレットには複数の回転工具ホルダーと共にバイ
ト等の非回転工具用ホルダーを取付けてもよいことは言
うまでもなく、これらホルダーの取付け位置は通常タレ
ットの周方向に等配されており、タレットは上記ホルダ
ー数に応じて割り出し旋回して順次所要の工具を加工位
置に配置させることになる。
工具回転駆動手段は、複数の回転工具ホルダーの伝達部
材を一括して回転させる単一の駆動手段であればよい。
例えば、タレットと同心状に配置した工具駆動主軸の先
端部にベベルギヤ等の工具駆動用ギヤを設ける一方、各
回転工具ホルダーの伝達部材が上記ギヤに常時噛合する
ギヤ部を有する構成を採用すれば、該主軸の回転によっ
て全部のホルダーの伝達部材が同期回転することになる
(第3図〜第10図参照)。この他、タレットから若干離
れた位置に該タレットの軸線と平行に工具駆動主軸を配
設し、この主軸の先端部にプーリーもしくはスプロケッ
トを取付ける一方、各回転工具ホルダーの伝達部材にも
プーリーもしくはスプロケットを取付け、ベルトまたは
チェーンを介して該主軸の回転力を複数の上記ホルダー
の伝達部材に同時に伝えることもできる。
加工位置にある回転工具ホルダーのクラッチ作動ロッド
のみをクラッチ接続側に位置させるロッド変化手段とし
ては、固定カム、流体圧シリンダー、押上げガイド等の
種々のロッド変位機構を採用できる。しかして、クラッ
チ作動は、ロッド変位手段によってクラッチ作動ロッド
が突出側に変位して接続状態となる構成でもよいし、逆
に該ロッドが退入側に変位して接続状態となる構成でも
よい。
上記の固定カムのカム形状は、全体が環形であって加工
位置以外ではタレットの軸心を中心とする円周線上にあ
り、加工位置ではクラッチ作動ロッドの突出姿勢でクラ
ッチ接続する場合には凹形、同じく退入姿勢でクラッチ
接続する場合には凸形をなすものとすればよい。そし
て、このカム形状に各ホルダーのクラッチ作動ロッドの
突出端部を沿わせることにより、該ロッドはタレットの
周方向旋回に伴って軸方向に直線往復運動を行う従節を
構成することになり、加工位置において該ロッドがクラ
ッチ接続側に変位して伝達部材の回転がホルダーに装着
された回転工具に伝達される。なお、クラッチ作動ロッ
ドは通常では軸方向がタレットの軸心に対する半径方向
となるようにホルダーに設けられる(第3図〜10図参
照)が、該軸方向がタレットの軸線と平行となるように
設けることも可能であり、上記カム形状の凹形または凸
形は該ロッドの軸方向に対して凹または凸とすればよ
い。
しかして、固定カムの外周面にカム面が形成される場合
には、ホルダー内にクラッチ作動ロッドを外方突出側へ
弾圧付勢するばね部材を設けることが望ましく、これに
よって該ロッドがカム形状の上位側位置から低位側位置
へ移行する際に該ロッドを容易に突出姿勢に変位させる
ことができる。
なお、カム形状が外周面に形成されて加工位置のカム面
が凹形をなす固定カムを使用する場合、上記ばね部材と
共に、該凹形部にクラッチ作動ロッドの外方突出姿勢を
検知する検知手段を取付けておけば、該加工位置におい
てクラッチ部材が確実な接続係合状態にあるか否かを容
易に確認できる。
一方、前記流体圧シリンダーは、加工位置においてピス
トンロッドによってクラッチ作動ロッドをホルダー内奥
側へ作動させることにより、クラッチ接続状態とするも
のであればよい(第8図、第9図参照)。また押し上げ
ガイドは、加工位置において凸形のガイド面でクラッチ
作動ロッドの突出端部を誘導することにより、同様に該
ロッドを内奥側へ移動させてクラッチ接続状態とするも
のであればよい(第10図参照)。
これら流体圧シリンダーや押し上げガイドを使用する場
合には、非加工位置において上記ロッドをクラッチ非接
続側に位置させるために、ホルダー内に該ロッドを外方
突出側へ弾圧付勢するばね部材を設けることが望まし
い。
なお、クラッチ作動ロッドは、伝達部材に対して相対回
転自在としてもよいし、一体回転するものとしてもよ
い。例えば、後者では該ロッドの突出端部に適当な当接
用部材をベアリング等を介して回転自在に取付けた構造
とすれば、ロッド変位手段との接触部での高摩擦を回避
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図において、1は前面に傾斜状ベッド
1aを備えたタレット旋盤本体、2は片側に外周八角形で
環状のタレット3を取付けた刃物台、4は主軸4aの先端
にワークWを把持するチャック5が設けられた主軸台、
6は主軸台4と左右方向の同軸線上で対向配置した心押
台である。しかして、ベッド1aの上部に設けられた左右
方向のガイドレール1bに往復台7が摺動自在に嵌装され
かつ往復台7に固設されたベッド傾斜方向のガイドレー
ル7aに横送り台8が摺動自在に嵌装されており、この横
送り台8上に前記刃物台2が固設されている。従って、
該刃物台2は主軸台4の軸心に対する遠近方向ならびに
左右方向に移動可能である。また心押台6もガイドレー
ル6aに沿って左右方向に移動可能である。
第3図に示すように、刃物台2にはその側方外部に一端
側を突出させた筒形のタレット支持軸9がベアリング10
a,10a…を介して回転自在に保持されており、この支持
軸9内に筒形の工具回転主軸11がベアリング10b,10b…
を介して同心で相対回転自在に嵌挿され、更に該主軸11
内にベアリング10c,10c…を介してカム支持杆12が同心
状に嵌挿されている。しかして、タレット支持軸9は、
外方突出端のフランジ部9aにはタレット3が同心状に固
着されており、かつ刃物台2の内部に位置する外周面に
ギヤ部9bが設けてあり、このギヤ部9bが刃物台2に設置
されたタレット旋回用モータ(図示略)にて駆動する駆
動ギヤ13と噛合しており、該駆動ギヤ13の作動によって
タレット3が周方向旋回するように構成されている。ま
た工具回転主軸11は、外端部にベベルギヤ14がタレット
3の内側に位置して設けてあり、内端部に固着されたプ
ーリ11aとこれに巻き掛けられた伝動ベルト11bを介して
刃物台2に設置された工具駆動用モータ(図示略)にて
回転駆動するようになされている。更にカム支持杆12は
内端部で取付部材12aを介して刃物台2に固定されてお
り、その外端部にはカム板15がベベルギヤ13の前方でか
つタレット3の内側に位置して固着されている。
第4図をも参照して、タレット3は、八角形をなす外周
の各面がそれぞれ1基の工具ホルダーの取付部3aを構成
しており、各取付部3aにはタレット3の半径方向に透通
する回転工具ホルダー用嵌装穴3bが開設されている。3c
はタレット3の開口端面に固着された端板である。しか
して、図示では、ドリル等の装着される回転工具の軸線
がタレット3の軸方向に平行となる4基の回転工具ホル
ダー16と、同軸線がタレット3の半径方向となる2基の
回転工具ホルダー17と、バイト等の非回転工具を装着す
る2基の非回転工具ホルダー18a,18bとの計8基が、そ
れぞれ取付ボルト19…を介してタレット3の各取付部3a
に固設されている。そして両回転工具ホルダー16,17は
角ブロック状のホルダー本体16a,17aとその底面側に一
体的に固着された嵌挿筒16b,17bとでケーシングを構成
しており、それぞれ嵌挿筒16b,17bを嵌挿穴3bに嵌挿し
た形でタレット3に取付けられている。
第5図(A),(B)で示すように、回転工具ホルダー
16の嵌挿筒16b内には、該嵌挿筒16b外に位置する外端部
にベベルギヤ20aを有すると共に内端面にクラッチ用係
合歯20bを周方向に沿って定間隔で多数刻設した筒形の
伝達部材20が、一対のベアリング21a,21aとその間に挟
まれた二重カラー22aを介して回転自在に、かつ該伝達
部材20の内端部に皿ばね23aを介して螺着したナット24a
と嵌挿筒16bの内端部内周面に螺着した抜け止めリング2
5aの締め付けによって軸方向移動不能に嵌装されてい
る。そして、この伝達部材20のベベルギヤ20aが工具駆
動主軸11のベベルギヤ14と噛合している。
一方、ホルダー16の本体16a内には、伝達部材20に対向
する一端側が有底筒部26aを構成すると共に他端側にベ
ベルギヤ26bを設けた従動部材26が、伝達部材20と同軸
線上にかつ同様にして、ベアリング21b,21bおよび二重
カラー22bを介して回転自在に、また座金23bを介して有
底筒部26aに螺着したナット24bと本体16aの開口縁内周
面に螺着した抜け止めリング25bの締付けによって軸方
向移動不能に嵌装されている。更に該本体16aの上部に
は、外方突出する一端側にコレットチャック部27aを有
する工具保持軸27が、ベアリング21c,21cおよび21d,21d
を介して従動部材26と直交する軸線周りに回転可能かつ
該軸線方向移動不能に嵌装され、この工具保持軸27に嵌
装一体化したベベルギヤ27bと従動部材26のベベルギヤ2
6bとが噛合されている。
伝達部材20内には、クラッチ作動ロッド28が一対のベア
リング29a,29bとスリーブ30を介して相対回転自在かつ
軸方向摺動自在に挿嵌されている。このロッド28は、嵌
挿筒16a開口側から太径部28a、中径部28b、細径部28cと
3段に細径化した形状を有しており、伝達部材20よりタ
レット3内側へ突出した外端のコ字形部28dにローラ31
が枢支ピン31aを介して枢着されると共に、従動部材26
の有底筒部26a内に位置する内端面にはクラッチ保持ボ
ルト32が螺着され、また太径部28aの内端面と内方のベ
アリング29aとの間に該ロッドを外方突出側へ弾圧付勢
するコイルばね33aが装填され、更に中径部28bに抜け止
めストッパーをなすスナップリング34が係着されてい
る。
しかして、クラッチ作動用ロッド28の内端側には、細径
部28cの端面とクラッチ保持ボルト32の頭部との間に短
筒状のクラッチ部材35が抜落不能に、かつ一対のスラス
トベアリング36a,36aを介して回転自在に保持されてい
る。このクラッチ部材35は、伝達部材20と対向する端面
に該伝達部材20の係合歯20bと噛合し得る多数の係合歯3
5aを有しており、従動部材26の有底筒部26a内面に形成
されたキー溝37aに係合するスライドキー37bを介して該
従動部材26に対して軸方向移動自在かつ回転不能に嵌装
され、また上記有底筒部26aの奥底との間に装填された
コイルばね33bによって伝達部材20側つまりクラッチ接
続側へ弾圧付勢さている。
一方、回転工具ホルダー17は第6図で示すように、嵌挿
筒17bがホルダー16の嵌挿筒16bと同一構成であって、そ
の内部に前記同様の従動部材20およびクラッチ作動ロッ
ド28が同心状に嵌装され、かつ該ロッド28の内端部に前
記同様のクラッチ部材35が保持されている。しかるに、
ホルダー本体17a内に2対のベアリング21d,21dおよび21
e,21eとカラー22cを介して回転自在かつ軸方向移動不能
に嵌挿された従動部材38は、伝達部材20に対向する一端
側が第5図(A)のホルダー16の従動部材26と同様の有
底筒部38aを構成しているが、他端側がホルダー本体17a
の上面より外方へ突出して該突出部にコレットチャック
部39を有する工具保持部38bとなっている。なお、クラ
ッチ部材35は、第5図(A)のホルダー16の場合と同様
に、従動部材38の有底筒部38a内面に形成されたキー溝3
7aとスライドキー37bを介して該従動部材38に対して軸
方向移動自在かつ回転不能に嵌装されており、かつコイ
ルばね33bによってクラッチ接続側に弾圧付勢されてい
る。
ところで、このタレット旋盤における加工位置は、第1
図から明らかなように心押台4の軸心を通ってベッド1a
の表面と平行な面上、つまり第1図、第4図のP位置で
あり、タレット3のP位置に配置した工具によって所要
の加工を行う。しかして、第4図で示すようにカム板15
は、外周の加工位置Pに向く部分が凹形部15aとなり、
他の外周部分つまり非加工位置はタレット3の軸心を中
心とする円周面部15bをなす外周カム形状を有してお
り、かつ凹形部15aには近接スイッチ40が埋設され、ま
た該カム板15の片面に円周面部15bより径大の円形ガイ
ド板15cが固着されている。
上記構成においては、タレット3上で非加工位置にある
回転工具用ホルダー16,17の各クラッチ作動ロッド28
は、例えば第5図(A)に示すように、コイルばね33a,
33bの付勢に抗してホルダー内方側へ退入した状態で突
出端のローラ31がカム板15の円周面部15bに当接するよ
うに設定されており、従ってクラッチ部材35は該ロッド
28によって従動部材26,38の内奥側へ押し込まれてその
係合歯35aが伝達部材20の係合歯20bから離脱した状態つ
まりクラッチ非接続状態に保持されている。そしてタレ
ット3を旋回させると、加工位置P以外では上記ロッド
28のローラ31がカム板15の円周面部上を転動し、上記ク
ラッチ非接触状態が維持される。しかるに、加工位置P
にある回転工具ホルダ16あるいは17では、第5図(B)
および第6図で示すように、ロッド28は突出端がカム板
15の凹形部15aに位置することになるから、コイルばね3
3a,33bの付勢によって外方突出し、これに伴ってクラッ
チ部材35もコイルばね33bの付勢によって伝達部材20側
へ移動し、両者の係合歯35a,20bが相互に噛合したクラ
ッチ接続状態となる。
ここで工具駆動主軸11を駆動させると、全ての回転工具
ホルダー16,17の伝達部材20がベベルギヤ14と20aとの噛
合を介して回転することになるが、非加工位置にあるホ
ルダー16,17においてはクラッチ部材35によって伝達部
材20と従動部材26,38とが切り離されているため、従動
部材26,38は回転せず、従ってホルダー16,17に装着され
た回転工具も停止している。しかして加工位置Pにある
ホルダー16あるいは17のみは伝達部材20と従動部材26,3
8とがクラッチ部材35を介して接続されて一体に回転
し、ホルダー16では従動部材26の回転がベベルギヤ26b,
27bの噛合を介して工具保持軸27に伝達されて工具が回
転し、ホルダー17では従動部材38に装着された工具が回
転する。
なお、第5図、第6図の実施例では、加工位置Pにある
ホルダー16または17のクラッチ作動ロッド28は、スナッ
プリング34がストッパーとして内方のベアリング29aに
当接した位置で突出量が規制され(第5図(B))、こ
の突出状態においてローラ31がカム板15の表面から若干
離れるように設定している。ここで、加工位置において
は、稀にクラッチ部材35と伝達部材20との係合歯35aと2
0bとが噛合せずに頂部同士で当接した非係合状態となる
こともあるが、この非係合状態ではロッド28のクラッチ
保持ボルト32の頭部がスラストベアリング36aと当接
し、それだけロッド28の突出量が少なくなってローラ31
とカム板15表面との間隔が大きくなる。従って、カム板
15に設けた接近スイッチ40により、クラッチ部材35が確
実に係合状態つまりクラッチ接近状態にあるか否かを検
知できる。
第7図(A),(B)は回転工具ホルダーにおけるクラ
ッチ部分の異なる第2実施例を示す。
この場合、回転工具ホルダー16のクラッチ作動ロッド28
は、太軸部28eとその内端に連設さた細軸部28fとで構成
されており、該太軸部28eにおいてベアリング29cを介し
て伝達部材20の内側に軸方向摺動自在かつ相対回転自在
に挿嵌さると共に、細軸部28fに短筒状のクラッチ部材3
5が一対のスラストベアリング36b,36bを介して回転自在
にかつ該細軸部28eに螺着したナット24cの締付けによっ
て軸方向相対移動不能に嵌装されている。しかして、ク
ラッチ部材35は、一端側の端面に伝達部材20の係合歯20
aに対応する前記同様の係合歯35aを有すると共に、他端
側の外周面に軸方向に沿う長い係合溝35bが軸断面歯車
状をなすように定間隔で多数形成されている。一方、従
動部材26の有底筒部26aの端面には、上記クラッチ部材3
5の各係合溝35bに嵌入係合する長い係合歯26cが周方向
に形成され、また該有底筒部26aの奥底と上記ロッド28
のナット24cとの間にコイルばね33cが装填されて該ロッ
ド28を外突出側へ弾圧付勢している。なお、ホルダー16
の嵌装筒16b内面と伝達部材20との間には一対のベアリ
ング21f,21fと二重カラー22d、該嵌挿筒16b内面とクラ
ッチ部材35との間には一対のベアリング21g,21g、ホル
ダー本体16a内面と従動部材26との間には一対のベアリ
ング21h,21hがそれぞれ介挿されてこれら各部の相対回
転が自在となされており、また伝達部材20および従動部
材26はナット24d,24eの締付けによって共に該ホルダー1
6に軸方向移動不能に保持されている。
すなわち、この第2実施例では、ホルダー16が非加工位
置にあるときは、第7図(A)で示すように、クラッチ
作動ロッド28のローラ31がカム板15の円周面部15bに当
接した退入状態となり、クラッチ部材35はその係合歯35
aが伝達部材20の係合歯20aから離脱したクラッチ非接続
状態に保持されると共に、該クラッチ部材35の係合溝35
bに従動部材26の係合歯26cが深く嵌入係合しており、工
具回転主軸11(第3図参照)が駆動しても伝達部材20の
みが回転するだけである。そして、ホルダー16が加工位
置Pにきたときは、第7図(B)で示すように、カム板
15の凹形部15aにおいてロッド28がコイルばね33cの付勢
によって外方へ突出し、これと一体にクラッチ部材35が
移動し、その係合歯35aと伝達部材20の係合歯20bとが噛
合するが、その係合溝35bと従動部材26の係合歯26cとの
係合も嵌入度が浅くなるだけで係合状態を保持するた
め、クラッチ接続状態となり、回転主軸11の駆動によっ
て伝達部材20とクラッチ部材35と従動部材26が一体回転
し、この回転力がベベルギヤ26bを介して工具保持軸
(図示略)に伝達されることになる。
なお、上記のクラッチ部分の構造は言うまでもなく回転
工具ホルダー17にも同様に適用できる。
第8図および第9図(A),(B)はロッド変位手段と
して流体圧シリンダ41を用いた第3実施例を示す。
この場合、流体圧シリンダ41は、図示していないが例え
ば第3図におけるカム支持杆12のような固定部材にカム
板15に代えて取付けられるものであり、ピストンロッド
41aが加工位置Pに向いて伸縮作動するように構成され
ている。しかして、回転工具ホルダー16は第7図
(A),(B)で示すものとほぼ同様構成であるが、ク
ラッチ作動ロッド28の細軸部28fに回転可能かつ軸方向
相対移動不能に嵌挿されたクラッチ部材35は、伝達部材
20に対向する側の内周面に軸方向に沿う長い係合溝35c
が軸断面内歯ギヤ状に定間隔で多数形成されると共に、
反対側の端面に多数の係合歯35dが周方向に沿って形成
されている。また、伝達部材20の内端面には上記各係合
溝35cに嵌入係合する多数の長い係合歯20cが形成され、
従動部材26の有底筒部26aの端面にはクラッチ部材の係
合歯35dと噛合し得る係合歯26dが形成されている。
すなわち、この第3実施例では、ホルダー16が非加工位
置にあるときは、第9図(A)で示すように、第1,第2
実施例とは逆にクラッチ作動ロッド28がコイルばね33c
の付勢によって外方突出状態となり、クラッチ部材35は
その係合溝35cに伝達部材20の係合歯20が深く嵌入係合
されて、かつ係合歯35dが従動部材26の係合歯26dから離
脱したクラッチ非接続状態に保持され、工具駆動主軸11
(第3図参照)が駆動しても伝達部材20とクラッチ部材
35が回転するだけで従動部材26は停止している。そし
て、ホルダー16が加工位置Pにくると、第9図(B)で
示すように、シリンダ41のピストンロッド41aを伸長さ
せてその先端のドグによってクラッチ作動ロッド28を押
し込むことにより、クラッチ部材35は伝達部材20との係
合を維持したまま従動部材26にも係合してクラッチ接続
状態となり、工具駆動主軸11の駆動と共に従動部材26も
回転して工具を回転させることになる。
なお、第9図(A)(B)の如きクラッチ接続構造は、
ロッド変位手段として例示した流体圧シリンダ41を利用
する場合に限らず、加工位置におけるクラッチ接続をク
ラッチ作動ロッドの退入状態で行う場合にいずれも利用
可能である。例えば、第10図で示す第4実施例のよう
に、加工位置Pに押し上げガイド42(単なるガイドレー
ルでもよい)を固設し、加工位置Pにきた回転工具ホル
ダー16または17のクラッチ作動ロッド28が該押し上げガ
イド42上へのローラ31の乗り上げで退入移動する構成と
してもよい。また、第1実施例とは逆にカム板の外周カ
ム形状を加工位置が凸形をなすように構成しても同様で
ある。
本発明においては、タレット3に取付ける工具ホルダー
の種類および数は例示したものに限定されず、タレット
3としては複数の回転工具ホルダーを取付け得るもので
あればよい。また、タレットを含む刃物台の構造、回転
工具ホルダーの伝達部材、従動部材、クラッチ部材、ク
ラッチ作動ロッド等の各部材の細部形状、嵌装保持構
造、クラッチ部材による係合構造等についても、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で例示以外に種々設計変更可能
である。
(発明特有の効果) 本発明の選択駆動装置によれば、刃物台に複数の回転工
具ホルダーを取付け可能なタレットと単一の工具回転駆
動手段とが設けられたタレット旋盤において、各回転工
具ホルダーの上記駆動手段によって回転させられる伝達
部材と回転工具を回転させる従動部材とが、クラッチ部
材によって該タレットの加工位置にある上記ホルダーの
み接続さるようになされているため、加工中に加工位置
以外の回転工具ホルダーの刃物を上記従動部材と共に停
止させておくことができ、従ってタレットに取付けられ
る回転工具ホルダー数が多い場合でも上記駆動手段のモ
ーター等に低トルクのものを使用でき、従来のタレット
旋盤に比べてエネルギーコストが大幅に低減されると共
に旋盤のコンパクト化も容易となる。しかも、上記クラ
ッチ部材の接離切り換えはクラッチ作動ロッドの軸方向
変位のみで確実に行えることから、装置構成が極めて簡
単となり、装置の製作コストも安く付くという利点があ
る。更に、伝達部材及び従動部材並びにクラッチ部材を
回転工具ホルダー内に設けてなるため、加工作業におい
て発生する切粉等の塵埃が前記各部材間に侵入すること
がなく長期間にわたって安定して使用することができ
る。
また請求項2の発明によれば、各回転工具ホルダーの伝
達部材にギヤ部を設けこれらギヤ部を工具駆動主軸の大
径ギヤに常時噛合させるだけの簡単な構造によって、タ
レットに取付けた全ての回転工具ホルダーの伝達部材を
同期回転させることができ、刃物台およびタレット部分
を簡素でかつ機能的な装置構成とすることができる。
請求項3の発明によれば、各回転工具ホルダーのクラッ
チ作動ロッドがタレットの旋回に伴ってカムに対する従
節として自動的に進退作動し、加工位置において自然に
クラッチ接続状態に変位して該位置からの離脱と共にク
ラッチ非接状態に復帰するという利点がある。
請求項4の発明によれば、ロッド変位手段である固定カ
ムとして外周カム形状で加工位置が凹形をなすものを使
用した場合に、クラッチ部材が加工位置において確実に
接続状態であるか否かを容易に検知でき、従ってクラッ
チ部材とこれに係合する部材との係合不全による加工ミ
スを未然に防止できるという利点がある。
請求項7の発明によれば、加工位置におけるクラッチ作
動ロッドのクラッチ接続側への変位手段として流体圧シ
リンダーを用いるため、タレット部分の構造を簡素化で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図はタレ
ット旋盤全体の要部縦断面図、第2図は同タレット旋盤
のベッド部分の正面図、第3図は刃物台要部の横断面
図、第4図は第3図のIV−IV線の断面図、第5図(A)
は第1実施例におけるタレットに取付けた回転工具ホル
ダーのクラッチ非接続状態を示す縦断面図、第5図
(B)は同上のクラッチ接続状態を示す縦断面図、第6
図は第1実施例における他の回転工具ホルダーのクラッ
チ接続状態を示す縦断面図、第7図(A)は第2実施例
における同上のクラッチ非接続状態を示す縦断面図、第
7図(B)は同上のクラッチ接続状態を示す縦断面図、
第8図は第3実施例におけるタレット部分の縦断面図、
第9図(A)は第3実施例におけるタレットに取付けた
回転工具ホルダーのクラッチ非接続状態を示す縦断面
図、第9図(B)は同上のクラッチ接続状態を示す縦断
面図、第10図は第4実施例におけるタレット部分の縦断
面図である。 1…タレット旋盤本体、2…刃物台、3…タレット、12
…工具駆動主軸、14…ベベルギヤ(工具駆動用ギヤ)、
15…カム板(固定カム)、15a…凹形部、16,17…回転工
具ホルダー、20…伝達部材、20a…ベベルギヤ(ギヤ
部)、26…従動部材、28…クラッチ作動ロッド、33a,33
b…コイルばね(ばね部材)、35…クラッチ部材、38…
従動部材、40…接近スイッチ(検知手段)、41…流体圧
シリンダー、41a…ピストンロッド、P…加工位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 泰彦 大阪府東大阪市西石切町3丁目3番39号 大昭和精機株式会社内 (56)参考文献 特公 昭60−47041(JP,B2)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃物台に、複数の回転工具ホルダーを取付
    け可能であって周方向に旋回して一つの工具を加工位置
    に配置させるタレットと、単一の工具回転駆動手段とが
    設けられ、各回転工具ホルダー内には、上記駆動手段に
    て回転させられる筒形の伝達部材と、回転工具を回転さ
    せる従動部材と、これら両部材の一方に対し常時係合し
    て他方に対し離接係合するように軸方向変位自在なクラ
    ッチ部材とが同軸線上に配置されると共に、該クラッチ
    部材を軸方向移動させるクラッチ作動ロッドが一端を外
    方突出させて上記伝達部材の内側に軸方向移動自在に挿
    通され、かつ上記刃物台には加工位置にある上記ホルダ
    ーのクラッチ作動ロッドのみをクラッチ接続側に位置さ
    せるロッド変位手段が設けられてなるタレット旋盤にお
    ける回転工具の選択駆動装置。
  2. 【請求項2】工具回転駆動手段が先端部に工具駆動用ギ
    ヤを有してタレットと同心状に配置した工具駆動主軸か
    らなり、回転工具ホルダーの伝達部材が上記工具駆動用
    ギヤに常時噛合するギヤ部を備えてなる請求項1記載の
    タレット旋盤における回転工具の選択駆動装置。
  3. 【請求項3】ロッド変位手段が刃物台に固定された固定
    カムであり、各回転工具ホルダーのクラッチ作動用ロッ
    ドが該カムに対する従節を構成する請求項1または2に
    記載のタレット旋盤における回転工具の選択駆動装置。
  4. 【請求項4】各回転工具ホルダー内にクラッチ作動ロッ
    ドを外方突出側へ弾圧付勢するばね部材が装填され、該
    ロッドの外方突出状態においてクラッチ部材が伝達部材
    と従動部材の両者に係合接続するように構成されると共
    に、固定カムが外周面をカム形状として、かつ加工装置
    に対応するカム面が凹形をなし、この凹形部においてク
    ラッチ作動ロッドが外方突出するようにしてなる請求項
    3記載のタレット旋盤における回転工具の選択駆動装
    置。
  5. 【請求項5】各回転工具ホルダー内にクラッチ作動ロッ
    ドを外方突出側へ弾圧付勢するばね部材が装填され、該
    ロッドの外方突出状態においてクラッチ部材が伝達部材
    と従動部材との係合を離脱させるように構成されると共
    に、加工位置においてクラッチ作動ロッドをばね部材の
    付勢に抗して内方退入方向に押圧する凸部を設け、該ロ
    ッドの内方退入状態においてクラッチ部材が伝達部材と
    従動部材の両者に係合接続するように構成されてなる請
    求項3記載のタレット旋盤における回転工具の選択駆動
    装置。
  6. 【請求項6】前記固定カムの凹形部にクラッチ作動ロッ
    ドの外方突出状態を検知する検知手段が設けられてなる
    請求項4記載のタレット旋盤における回転工具の選択駆
    動装置。
  7. 【請求項7】各回転工具ホルダー内にクラッチ作動ロッ
    ドを外方突出側へ弾圧付勢するばね部材が装填され、該
    ロッドの内方退入状態においてクラッチ部材が伝達部材
    と従動部材の両者に係合接続するように構成され、ロッ
    ド変位手段が加工位置において上記ロッドを上記ホルダ
    ーの内奥側へ作動させるピストンロッドを備えた流体圧
    シリンダーからなる請求項1または2に記載のタレット
    旋盤における回転工具の選択駆動装置。
JP12993289A 1989-05-22 1989-05-22 タレット施盤における回転工具の選択駆動装置 Expired - Lifetime JPH0773804B2 (ja)

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