JPH0773784B2 - 成形機の型締装置 - Google Patents

成形機の型締装置

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JPH0773784B2
JPH0773784B2 JP2215280A JP21528090A JPH0773784B2 JP H0773784 B2 JPH0773784 B2 JP H0773784B2 JP 2215280 A JP2215280 A JP 2215280A JP 21528090 A JP21528090 A JP 21528090A JP H0773784 B2 JPH0773784 B2 JP H0773784B2
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oil
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は油圧プレス、射出成形機、ダイキャストマシン
等に用いて好適な成形機の型締装置に関する。
【従来の技術】 実公昭61−12095号公報には、型締シリンダの後部に後
部油室と連絡させてプレフィルバルブのシリンダを延設
し、そのシリンダの後端から内部のバルブ部材を貫通し
て、早送りラムを型締ラムに挿通し、後部油室と上記シ
リンダの連絡部分に圧油供給用のタンクを接続し、タン
ク接続部と後部油室との間に、バルブ部材の先端面と接
する遮断用の弁座を突出したプレフィルバルブ装置が記
載されている。 また特公昭52−15627号公報には、型締ラムのピストン
により、内部が前部油室と後部油室とに区画された型締
シリンダの後部のシリンダを延設し、そのシリンダの後
端から型締ラム内に早送りラムを挿通するとともに、前
部油室と後部油室の両方を、バルブ装置を備えた流路に
より連通した型締装置が記載されている。
【発明が解決しようとする課題】
上記プレフィルバルブ装置では、早送りラムに供給した
圧油により型締ラムが前進移動して停止し、その停止に
よる昇圧でバルブ部材が前進移動する。そして次にバル
ブ部材の後部から前部に圧油が流出し、バルブ部材の先
端面が弁座に接して後部油室とタンク側とが完全に遮断
されてから、上記圧油による後部油室の昇圧が生じて高
圧型締となる。 このため型閉じから高圧型締までに時間を要し、また型
締ラムの前進移動に伴う後部油室の油の補強を、外部の
タンクから吸込みにより行っているため、後部油室の負
圧が解消されて高圧型締に必要な圧力になるまでは時間
を要し、しかもプレフィルバルブが閉じたことを確認す
る必要から、一定時間を経過した後でないと、型締シリ
ンダ内の圧力を上昇させられないので、何れにしても高
圧型締が可能な圧力に上昇するまでには時間がかかっ
た。 また2つの油室を流路により連絡する型締装置では、前
部油室の油が後部油室に圧入されるので、タンクから吸
込む場合と異なって、昇圧には時間を要しないが、後部
油室に不足なく油を供給するためには、前部油室の断面
積を後部油室よりも大きくする必要があり、このため大
径の型締ラムを備えた型締装置には応用し難い問題を有
する。 上記従来のプレフィルバルブ装置または連絡流路を備え
た型締装置が有する課題を解決するために考えられたも
のであって、その目的は、それらの欠点を互いに補うこ
とによって、これまでの型締装置より効率のよい新たな
構成の成形機の型締装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明の特徴は、型締ラムのピストン
により内部が前部油室後部油室とに区画され、その後部
油室の背部に開口部を設けた型締シリンダと、型締シリ
ンダ後部の開口部後端に接続したプレフィルバルブのシ
リンダと、上記開口部の側部に接続した補給油用のタン
クと、そのタンクと接続位置を同じくして開口部と上記
前部油室とにわたり設けた流路と、上記開口部に対し出
入自在にプレフィルバルブのシリンダに収容した開口部
閉鎖用の円筒体のバルブ部材と、そのバルブ部材を貫通
してプレフィルバルブのシリンダ後端から型締ラム内の
シリンダに挿通した早送りラムと、上記開口部の内面と
接して上記タンクと流路の両方を閉鎖し、上記後部油室
と流路及びタンクとを遮断するバルブ部材の先端外周の
リング状のシール材とからなることにある。 また上記バルブ部材は先端外周に先端面に開口した油路
と連通する環状溝を有し、また上記シール材は断面凹状
のリングからなり、そのシール材を上記環状溝に凹面を
内側に嵌合して内部に圧油の流入間隙を形成してなるこ
とを他の特徴とするものである。 さらにこの発明は、リング状のシール部材は断面U形の
パッキングまたはOリングからなり、それらシール部材
と環状溝の底面との間に圧油の流入間隙を形成してなる
ことを特徴とするものでもある。
【作 用】
早送りラムに圧油を給送すると、型締ラムは高速で型閉
方向に前進移動する。この移動に伴い後部油室は負圧気
味となり、また前部油室の油は流路に排出されるように
なるので、タンクと流路の両方から後部油室に油が供給
される。 型締ラムが停止した時点でバルブ部材を前進させると、
バルブ部材の先端部は、流路とタンク側流路の開口を横
切ってシリンダ先方の開口部へと移動し、その開口部を
先端により閉鎖するとともに、2つの流路と後部油室と
を先端外周のシール部材により遮断する。バルブ部材は
さらにその状態を維持して前進し、停止するまでの間に
後部油室の油を圧縮する。この結果、後部油室の油圧は
短時間で昇圧する。
【実施例】
図中1は型締シリンダで、内部は型締ラム2のピストン
3により前部油室4と後部油室5とに区画され、後部油
室5には高圧型締用の油圧口6が設けてある。 また後部油室5の背部には開口部8が設けてあり、その
開口部8の後端の型締シリンダ後部にプレフィルバルブ
のシリンダ7が接続してある。シリンダ7の内部には開
口部閉鎖用の円筒体のバルブ部材9が開口部8に対し出
入自在に収容してある。 このシリンダ7の後端中央から上記型締ラム2の内部の
シリンダ10には、二重管構造で中管先端にピストン11を
備えた早送りラム12が、上記バルブ部材9を貫通して挿
通してある。この早送りラム12のバルブ部材9を貫通す
る基端部13は大径に形成され、その基端部13に設けた油
路14とシリンダ後部に設けた油路15からの圧油により、
バルブ部材9は軸方向に進退移動して、後部油室5の開
閉を行う。 このバルブ部材9の先端部外周は、第4図に示すように
段部17に形成され、その段部17に上記開口部8の内面8a
と接して、後部油室5を閉鎖するシール部材18が嵌合し
てある。 シール部材18は断面凹状の金属製で、両側縁を厚肉に形
成して内側に間隙19を形成したリング状のものからな
り、その段部17と先端面とにわたり穿設した小径の油路
20から、間隙19に流入した圧油により膨出するように、
ボルトなどでバルブ部材9に止着した押え金具21により
固定してある。 またこのシール部材18は、第5図に示すように、断面形
状がU形のパッキングまたはOリング(図は省略)でも
よく、またこの場合には環状溝の底部との間にクリアラ
ンス17aを設けて嵌合することが好ましい。 22は後部油室5の補給油用のタンクで、上記開口部8の
側部に接続してある。 23は上記前部油室4と後部油室5を連絡する圧油の流路
で高圧型開用の油圧口24を有する。この流路23は前部油
室4の前方と開口部8のタンク接続位置とにわたり設け
られており、前後二つの油室の圧油は、上記型締シリン
ダ2の進退移動に伴い、流路23を通って交互に流出入す
るようにしてある。 第6図は油圧回路で、油圧ポンプPからの圧油を早送り
ラム12と、油圧路を介して型締シリンダ1に供給する4
ポート3位置切換弁V1と、 型締シリンダ1と早送りラム12よりタンクに圧油を落と
す4ポート3位置切換弁V2と、 油圧ポンプPの圧油をシリンダ7に供給する4ポート3
位置切換弁V3と、 切換弁V1を通じて供給される油圧ポンプPからの圧油
が、型締シリンダ1に供給する4ポート2位置切換弁V4
と、 その切換弁V4と型締シリンダ1の高圧型開用の油圧口24
との間に設けたリリーフバルブV5と、 チエックバルブV6と後部油室5を結ぶ回路に設けられ、
タンクに通じる回路途中の直列に設けたチェックバルブ
V7及びとリリーフバルブV8と、 上記切換弁V3とシリンダ7の間の回路に設けたチェック
バルブV9とから構成されている。 次に、本実施例の型締装置の動作について説明する。 高速型閉 第1図に示すように、バルブ部材9を後退させてタンク
22と流路23の開口を開き、前部油室4と後部油室5とを
連通した状態において、切換弁V1を作動して、早送りラ
ム12のピストン11より先に圧油を供給すると、型締ラム
2は高速で前進移動する。その時、型締ラム2の移動に
伴い後部油室5が負圧気味となる一方、前部油室4は加
圧されるため、前部油室4の圧油は流路23に圧出され、
またタンク22からは油が吸引1れて、その両方が拡大し
つつある後部油室5に補充される。 型締スローダウン及び高圧型締 次に、切換弁V3を作動させて油路15に圧油を供給し、バ
ルブ部材9を前進させる。バルブ部材9は先ず先端部周
囲のシール材18により、第2図に示すように、タンク22
と流路23の開口を閉鎖して後部油室5への油の供給を断
つ。更にバルブ部材9はそのまま前進して後部油室5を
完全に閉鎖するとともに、停止する間に後部油室内の油
を先端面により圧縮する。 これによりシール材18は、油路20から間隙19に圧入され
たれた油圧により膨出して、開口部内面と強く接触して
遮断を密に維持し、また後部油室内の油圧は昇圧する。
この油圧の昇圧は、リリーフバルブV8により調整され
る。 その後に切換弁V4を作動させて後部油室5に圧油を送る
と、低速で高圧型締に切換わる。 強力型締 切換弁V1、V2、V3を切換え、圧油を流路23の油圧口24か
ら前部油室4に供給するとともに、油路14にも圧油を供
給してバルブ部材9を後退移動させる。 高速型開 バルブ部材9の後退によりタンク22と流路23の開口が開
放されると、後部油室5の油はその両方に押出され、流
路23の油は前部油室4に還流するようになる。そこで早
送りラム12のピストン11の内側に圧油を供給すると、型
締ラム2は高速で型開方向に後退移動する。
【発明の効果】
この発明は上述のように、型締ラムのピストンにより区
画された型締シリンダ内の前部油室と部油室とを流路に
より連絡するとともに、その流路と補給油用のタンクの
両方を後部油室の開口部に接続し、それらと後部油室と
の遮断を、型締シリンダ後部のプレフィルバルブのバル
ブ部材により行う一方、遮断後のバルブ部材の前進移動
により、閉鎖された後部油室の圧油の圧縮を行えるよう
に型締装置を構成してなることから、バルブ部材の先端
面により遮断を行う場合と異なって、バルブ部材の停止
前に閉鎖が完了し、またバルブ部材の圧縮により後部油
室内の油圧が昇圧するので、従来装置よりも短時間で昇
圧を行うことができる。 また前部油室からの圧油が後部油室に補給されるので、
全量をタンクから吸込んだ油による場合よりも、後部油
室内の負圧の解消が早く、閉鎖完了から高圧型締に必要
な圧力になるまでの時間が短くなり、高速型締から高圧
型締への切換時間も短縮される等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係わる成形機の型締装置の1実施例を
示すもので、第1図は型開時の縦断面図、第2図は流路
閉鎖時の要部縦断面図、第3図は後部油室の遮断時の要
部縦断面図、第4図及び第5図はバルブ部材の先端部の
部分断面図、第6図は回路図である。 1……型締シリンダ、2……型締ラム 3……ピストン、4……前部油室 5……後部油室、7……シリンダ 8……開口部、9……バルブ部材 12……早送りシリンダ 18……シール部材、22……タンク 23……流路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型締ラムのピストンにより内部が前部油室
    と後部油室とに区画され、その後部油室の背部に開口部
    を設けた型締シリンダと、型締シリンダ後部の開口部後
    端に接続したプレフィルバルブのシリンダと、上記開口
    部の側部に接続した補給油用のタンクと、そのタンクと
    接続位置を同じくして開口部と上記前部油室とにわたり
    設けた流路と、上記開口部に対し出入自在にプレフィル
    バルブのシリンダに収容した開口部閉鎖用の円筒体のバ
    ルブ部材と、そのバルブ部材を貫通してプレフィルバル
    ブのシリンダ後端から型締ラム内のシリンダに挿通した
    早送りラムと、上記開口部の内面と接して上記タンクと
    流路の両方を閉鎖し、上記後部油室と流路及びタンクと
    を遮断するバルブ部材の先端外周のリング状のシール材
    とからなることを特徴とする成形機の型締装置。
  2. 【請求項2】バルブ部材は先端外周に先端面に開口した
    油路と連通する環状溝を有し、かつシール材は断面凹状
    のリングからなり、そのシール材を上記環状溝に凹面を
    内側に嵌合して内部に圧油の流入間隙を形成してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の成形機の型締装置。
  3. 【請求項3】リング状のシール部材は断面U形のパッキ
    ングまたはOリングからなり、それらシール部材と環状
    溝の底部との間にクリアランスを設けて圧油の流入間隙
    を形成してなることを特徴とする請求項1記載の成形機
    の型締装置。
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