JPH077367Y2 - 敷均し機械のスクリード装置 - Google Patents
敷均し機械のスクリード装置Info
- Publication number
- JPH077367Y2 JPH077367Y2 JP11869390U JP11869390U JPH077367Y2 JP H077367 Y2 JPH077367 Y2 JP H077367Y2 JP 11869390 U JP11869390 U JP 11869390U JP 11869390 U JP11869390 U JP 11869390U JP H077367 Y2 JPH077367 Y2 JP H077367Y2
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- Japan
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- screed
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- adjusting screw
- angle adjusting
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アスファルトフィニッシャやベースペーバ等
の敷均し機械に設備されるスクリード装置に関する。
の敷均し機械に設備されるスクリード装置に関する。
敷均し機械のスクリード装置として、レベリングアーム
の後端部にスクリードフレームを取付軸で上下に回動自
在に装着し、該スクリードフレームに複数のスクリード
を前後に分けて設けたものが知られている。
の後端部にスクリードフレームを取付軸で上下に回動自
在に装着し、該スクリードフレームに複数のスクリード
を前後に分けて設けたものが知られている。
この従来のスクリード装置においては、スクリードの作
業角を変える場合、ハンドルを手動で操作してスクリー
ドフレームを取付軸を支点に回動させ、また前部スクリ
ードと後部スクリードの段差調整は別のハンドルを手動
操作して行っている。
業角を変える場合、ハンドルを手動で操作してスクリー
ドフレームを取付軸を支点に回動させ、また前部スクリ
ードと後部スクリードの段差調整は別のハンドルを手動
操作して行っている。
ここで、前部スクリードと後部スクリードの段差調整
は、スクリードフレームを取付軸を支点に回動させる
と、取付軸に近いスクリードに対して取付軸から遠いス
クリードの上下の動きが大きくなり、前部スクリードと
後部スクリードの舗装面に対する上下位置関係が崩れる
ため、これを修正する上に必要である。
は、スクリードフレームを取付軸を支点に回動させる
と、取付軸に近いスクリードに対して取付軸から遠いス
クリードの上下の動きが大きくなり、前部スクリードと
後部スクリードの舗装面に対する上下位置関係が崩れる
ため、これを修正する上に必要である。
上記従来のスクリード装置においては、敷均し機械を運
転するオペレータの他に、スクリード装置を操作するス
クリードマンが必要で人手がかかるという不満がある。
また、作業角と段差調整は目分量で行っていたため精度
が劣る。しかも作業角と段差調整は、いずれも舗装作業
中に行うことが多いが、スクリードの作業角を調整して
から段差調整を行うまでに時間が経過するため、舗装に
乱れを生じやすいという不満もある。
転するオペレータの他に、スクリード装置を操作するス
クリードマンが必要で人手がかかるという不満がある。
また、作業角と段差調整は目分量で行っていたため精度
が劣る。しかも作業角と段差調整は、いずれも舗装作業
中に行うことが多いが、スクリードの作業角を調整して
から段差調整を行うまでに時間が経過するため、舗装に
乱れを生じやすいという不満もある。
本考案は、スクリードの作業角の調整と段差調整とをオ
ペレータによって精度よくかつ迅速に自動制御すること
ができる敷均し機械のスクリード装置を提供することを
目的とする。
ペレータによって精度よくかつ迅速に自動制御すること
ができる敷均し機械のスクリード装置を提供することを
目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案は、レベリングア
ームの後端部にスクリードフレームを取付軸で上下に回
動自在に装着し、該スクリードフレームに前部スクリー
ドと後部スクリードを設けるとともに、上記レベリング
アームとスクリードフレームの間に、周方向に相対回転
させられて取付軸を支点にスクリードフレームを上下さ
せ、前部スクリードと後部スクリードの作業角を変化さ
せる作業角調整ネジを作業角調整ナットに係合して設
け、また上記両スクリードのうちの少なくとも一方のス
クリードとスクリードフレームの間に、周方向に相対回
転させられて上記一方のスクリードを他方のスクリード
に対して上下させる段差調整ネジを段差調整ナットに係
合して設け、上記作業角調整ネジに該作業角調整ネジを
作業角調整ナットに対して周方向に相対回転させる作業
角調整アクチュエータを連結し、また上記段差調整ネジ
に該段差調整ネジを段差調整ナットに対して周方向に相
対回転させる段差調整アクチュエータを連結する一方、
上記作業角調整ネジに該作業角調整ネジの相対回転量を
検出する作業角調整センサを連結し、上記段差調整ネジ
に該段差調整ネジの相対回転量を検出する段差調整セン
サを連結した構成とした。
ームの後端部にスクリードフレームを取付軸で上下に回
動自在に装着し、該スクリードフレームに前部スクリー
ドと後部スクリードを設けるとともに、上記レベリング
アームとスクリードフレームの間に、周方向に相対回転
させられて取付軸を支点にスクリードフレームを上下さ
せ、前部スクリードと後部スクリードの作業角を変化さ
せる作業角調整ネジを作業角調整ナットに係合して設
け、また上記両スクリードのうちの少なくとも一方のス
クリードとスクリードフレームの間に、周方向に相対回
転させられて上記一方のスクリードを他方のスクリード
に対して上下させる段差調整ネジを段差調整ナットに係
合して設け、上記作業角調整ネジに該作業角調整ネジを
作業角調整ナットに対して周方向に相対回転させる作業
角調整アクチュエータを連結し、また上記段差調整ネジ
に該段差調整ネジを段差調整ナットに対して周方向に相
対回転させる段差調整アクチュエータを連結する一方、
上記作業角調整ネジに該作業角調整ネジの相対回転量を
検出する作業角調整センサを連結し、上記段差調整ネジ
に該段差調整ネジの相対回転量を検出する段差調整セン
サを連結した構成とした。
作業角調整アクチュエータを作動させると、作業角調整
ネジが作業角調整ナットに対して相対回転され、スクリ
ードフレームが取付軸を支点に上または下に回動してス
クリードの作業角を変化させる。また段差調整アクチュ
エータを作動させると、段差調整ネジが段差調整ナット
に対して相対回転され、一方のスクリードが他方のスク
リードに対して上または下に動いて両スクリード間の段
差を変化させる。作業角調整ネジの相対回転量は作業角
調整センサによって検出され、また段差調整ネジの相対
回転量は段差調整センサによって検出される。
ネジが作業角調整ナットに対して相対回転され、スクリ
ードフレームが取付軸を支点に上または下に回動してス
クリードの作業角を変化させる。また段差調整アクチュ
エータを作動させると、段差調整ネジが段差調整ナット
に対して相対回転され、一方のスクリードが他方のスク
リードに対して上または下に動いて両スクリード間の段
差を変化させる。作業角調整ネジの相対回転量は作業角
調整センサによって検出され、また段差調整ネジの相対
回転量は段差調整センサによって検出される。
このように、スクリードの作業角と段差調整は作業角調
整アクチュエータと段差調整アクチュエータを作動させ
るだけでよく、しかも作業角調整ネジと段差調整ネジの
相対回転量を作業角調整センサと段差調整センサが個々
に検出するので、スクリードの作業角調整と段差調整を
迅速かつ精度よく自動制御することができる。
整アクチュエータと段差調整アクチュエータを作動させ
るだけでよく、しかも作業角調整ネジと段差調整ネジの
相対回転量を作業角調整センサと段差調整センサが個々
に検出するので、スクリードの作業角調整と段差調整を
迅速かつ精度よく自動制御することができる。
添付図面は本考案の一実施例を示すもので、符号1はレ
ベリングアームである。レベリングアーム1は、その前
端部(第1図で左端部)をレベリングシリンダ2のピス
トンロッド2aに取り付けられた枢軸3に枢着されるとと
もに、その中間部をスクリードシリンダ4のピストンロ
ッド4aに支えられて敷均し機械の走行車両(図示せず)
の左右の側部にそれぞれ上下自在に設けられている。レ
ベリングアーム1の前端部にはガイドローラ5,6が設け
られている。ガイドローラ5,6は、レベリングシリンダ
2によるレベリングアーム1の上下に際し、走行車両に
固定された案内部材7に沿って上下する。
ベリングアームである。レベリングアーム1は、その前
端部(第1図で左端部)をレベリングシリンダ2のピス
トンロッド2aに取り付けられた枢軸3に枢着されるとと
もに、その中間部をスクリードシリンダ4のピストンロ
ッド4aに支えられて敷均し機械の走行車両(図示せず)
の左右の側部にそれぞれ上下自在に設けられている。レ
ベリングアーム1の前端部にはガイドローラ5,6が設け
られている。ガイドローラ5,6は、レベリングシリンダ
2によるレベリングアーム1の上下に際し、走行車両に
固定された案内部材7に沿って上下する。
レベリングアーム1の後端部にはスクリードフレーム8
が取付軸9により取り付けられている。スクリードフレ
ーム8は取付軸9を支点に上下に回動自在であり、前部
スクリード10と後部スクリード11とを備える。前部スク
リード10と後部スクリード11とは前後に分けて配設さ
れ、左右(第1図で紙面に垂直な方向)に移転自在とさ
れている。
が取付軸9により取り付けられている。スクリードフレ
ーム8は取付軸9を支点に上下に回動自在であり、前部
スクリード10と後部スクリード11とを備える。前部スク
リード10と後部スクリード11とは前後に分けて配設さ
れ、左右(第1図で紙面に垂直な方向)に移転自在とさ
れている。
スクリードフレーム8の前部にはブラケット12が固定さ
れ、該ブラケット12には作業角調整ナット13(第2図、
第3図)が揺動軸14をブラケット12に枢着して前後方向
(第1図と第2図で左右方向)のほぼ鉛直な面内で揺動
自在に取り付けられている。また、レベリングアーム1
の作業角調整ナット13に対向する部分には枠15が固定さ
れ、該枠15とレベリングアーム1には軸受け16がその揺
動軸17(第3図)をそれらに装着してこれも前後方向の
ほぼ鉛直面内で揺動自在に設けられている。軸受け16に
は作業角調整ネジ18が軸方向の動きを止められた状態で
周方向に回転自在に挿通され、その下部を作業角調整ナ
ット13にねじ込ませている。したがって作業角調整ネジ
18を周方向に回転させると、スクリードフレーム8が取
付軸9を支点にレベリングアーム1に対して上または下
に回動し、スクリード10,11の作業角αを変化させる。
れ、該ブラケット12には作業角調整ナット13(第2図、
第3図)が揺動軸14をブラケット12に枢着して前後方向
(第1図と第2図で左右方向)のほぼ鉛直な面内で揺動
自在に取り付けられている。また、レベリングアーム1
の作業角調整ナット13に対向する部分には枠15が固定さ
れ、該枠15とレベリングアーム1には軸受け16がその揺
動軸17(第3図)をそれらに装着してこれも前後方向の
ほぼ鉛直面内で揺動自在に設けられている。軸受け16に
は作業角調整ネジ18が軸方向の動きを止められた状態で
周方向に回転自在に挿通され、その下部を作業角調整ナ
ット13にねじ込ませている。したがって作業角調整ネジ
18を周方向に回転させると、スクリードフレーム8が取
付軸9を支点にレベリングアーム1に対して上または下
に回動し、スクリード10,11の作業角αを変化させる。
軸受け16にはブラケット19(第2図)が取り付けられ、
油圧モータ等の作業角調整アクチュエータ20を支持して
いる。作業角調整アクチュエータ20は作業角調整ネジ18
を周方向に回転させる。作業角調整ネジ18には一対の平
歯車21,22と一対の傘歯車23,24を介してポテンショメー
タ等の作業角調整センサ25が連絡されている。作業角調
整センサ25は、作業角調整ネジ18の回転角度を検知して
これをフィードバックする。
油圧モータ等の作業角調整アクチュエータ20を支持して
いる。作業角調整アクチュエータ20は作業角調整ネジ18
を周方向に回転させる。作業角調整ネジ18には一対の平
歯車21,22と一対の傘歯車23,24を介してポテンショメー
タ等の作業角調整センサ25が連絡されている。作業角調
整センサ25は、作業角調整ネジ18の回転角度を検知して
これをフィードバックする。
平歯車22と傘歯車23を軸支した回転軸28は軸受け16に取
り付けられた他の軸受け29に軸支されるとともに、作業
角調整センサ25はブラケット19に支持されている。
り付けられた他の軸受け29に軸支されるとともに、作業
角調整センサ25はブラケット19に支持されている。
符号30(第4図)は段差調整ネジである。段差調整ネジ
30はその軸方向の動きを止められた状態で周方向に回転
自在にスクリードフレーム8に軸支されており、その下
部を後方のスクリード11側に設けられた段差調整ナット
31に螺入させている。段差調整ネジ30はスクリードフレ
ーム8に走行車両の幅方向において所要の間隔をあけて
2本軸支され、チェーンホィール32とエンドレスのチェ
ーン33(第5図)で相互に連結されている。各段差調整
ネジ30,30は、スクリードフレーム8の上面に設置した
油圧モータ等の段差調整アクチュエータ34に、これに固
定したチェーンホィール35と、一方の段差調整ネジ30に
固定したチェーンホィール36と、これらに掛け渡したエ
ンドレスのチェーン37を介して連結されており、相互に
同期して周方向に回転させられ、後方のスクリード11を
前方のスクリード10に対して上または下に動かす。他方
の段差調整ネジ30には、その上端に固定した傘歯車38と
これに噛合する傘歯車39を介してポテンショメータ等の
段差調整センサ40が連結されている。段差調整センサ40
は段差調整ネジ30の回転角度を検知してこれをフィード
バックするもので、スクリードフレーム8にブラケット
43を介して取り付けられている。
30はその軸方向の動きを止められた状態で周方向に回転
自在にスクリードフレーム8に軸支されており、その下
部を後方のスクリード11側に設けられた段差調整ナット
31に螺入させている。段差調整ネジ30はスクリードフレ
ーム8に走行車両の幅方向において所要の間隔をあけて
2本軸支され、チェーンホィール32とエンドレスのチェ
ーン33(第5図)で相互に連結されている。各段差調整
ネジ30,30は、スクリードフレーム8の上面に設置した
油圧モータ等の段差調整アクチュエータ34に、これに固
定したチェーンホィール35と、一方の段差調整ネジ30に
固定したチェーンホィール36と、これらに掛け渡したエ
ンドレスのチェーン37を介して連結されており、相互に
同期して周方向に回転させられ、後方のスクリード11を
前方のスクリード10に対して上または下に動かす。他方
の段差調整ネジ30には、その上端に固定した傘歯車38と
これに噛合する傘歯車39を介してポテンショメータ等の
段差調整センサ40が連結されている。段差調整センサ40
は段差調整ネジ30の回転角度を検知してこれをフィード
バックするもので、スクリードフレーム8にブラケット
43を介して取り付けられている。
走行車両とスクリードフレーム8にはそれぞれ走行車両
の進行方向における傾斜を検知する傾斜センサ(図示せ
ず)が設けられている。各スクリード10,11の作業角は
走行車両の進行方向における傾斜角とスクリードフレー
ム8の同方向における傾斜角の差によって表される。上
記二つの傾斜センサと、それら二つの傾斜センサが検出
した二つの傾斜角の差を算出する演算器(図示せず)に
よって作業角検出装置44(第6図)が構成されている。
作業角検出装置44には作業角検出装置44によって検出さ
れた各スクリード10,11の作業角を表示する表示器45
と、その作業角と指令作業角とを比較してその結果を作
業角コントローラ46に出力する比較器27が連絡されてい
る。作業角コントローラ46は作業角調整アクチュエータ
20に連絡され、該アクチュエータ20の作動を制御する。
の進行方向における傾斜を検知する傾斜センサ(図示せ
ず)が設けられている。各スクリード10,11の作業角は
走行車両の進行方向における傾斜角とスクリードフレー
ム8の同方向における傾斜角の差によって表される。上
記二つの傾斜センサと、それら二つの傾斜センサが検出
した二つの傾斜角の差を算出する演算器(図示せず)に
よって作業角検出装置44(第6図)が構成されている。
作業角検出装置44には作業角検出装置44によって検出さ
れた各スクリード10,11の作業角を表示する表示器45
と、その作業角と指令作業角とを比較してその結果を作
業角コントローラ46に出力する比較器27が連絡されてい
る。作業角コントローラ46は作業角調整アクチュエータ
20に連絡され、該アクチュエータ20の作動を制御する。
また、スクリード10,11にはそれらの段差を検出してそ
の結果を段差換算器47に出力する段差検出センサ48が設
けられる。スクリード10,11間の段差Dを次式(1)に
よって表される。
の結果を段差換算器47に出力する段差検出センサ48が設
けられる。スクリード10,11間の段差Dを次式(1)に
よって表される。
D=Wtanα ……(1) 但し、Wは後部スクリード11の幅、αはスクリード11の
作業角である。
作業角である。
上記(1)式は段差演算部49によって演算される。上記
段差換算器47と段差演算部49には、比較器42が連絡され
ている。比較器42は、段差換算器47によって換算された
スクリード10,11の実際の段差と、段差演算部49によっ
て演算された指令段差とを比較してその結果を段差コン
トローラ50に出力する。段差コントローラ50は段差調整
アクチュエータ34に連絡されており、該アクチュエータ
34の作動を制御する。
段差換算器47と段差演算部49には、比較器42が連絡され
ている。比較器42は、段差換算器47によって換算された
スクリード10,11の実際の段差と、段差演算部49によっ
て演算された指令段差とを比較してその結果を段差コン
トローラ50に出力する。段差コントローラ50は段差調整
アクチュエータ34に連絡されており、該アクチュエータ
34の作動を制御する。
しかして符号51はステップ管理部であり、作業角コント
ローラ46と段差コントローラ50、及び段差演算部49に接
続されている。52は作業角調整アクチュエータ20を手動
で動かす手動作業角調整スイッチ、53は段差調整アクチ
ュエータ34を手動で動かす手動段差調整スイッチ、54
(第5図)はアイドルホィールである。
ローラ46と段差コントローラ50、及び段差演算部49に接
続されている。52は作業角調整アクチュエータ20を手動
で動かす手動作業角調整スイッチ、53は段差調整アクチ
ュエータ34を手動で動かす手動段差調整スイッチ、54
(第5図)はアイドルホィールである。
次に上記のように構成された本考案に係る敷均し機械の
スクリード装置の作用を説明する。
スクリード装置の作用を説明する。
スクリード10,11の作業角をインプットしてセット開始
信号を出力すると、ステップ管理部51は、一方において
作業角コントローラ46に自動制御信号を出し、作業角検
出装置44で検出されるスクリード10,11の実作業角が指
令作業角と一致するまで作業角コントローラ46を介して
作業角調整アクチュエータ20を作動させ、両者が一致し
たところで作業角調整アクチュエータ20を停止させる。
また、ステップ管理部51は、他方において段差コントロ
ーラ50に自動制御信号を出力し、段差換算器47で換算さ
れるスクリード10,11の実際の段差が段差演算部49で演
算された指令段差と一致するまで段差コントローラ50を
介して段差調整アクチュエータ34を作動させ、両者が一
致したところで段差調整アクチュエータ34を停止させ
る。
信号を出力すると、ステップ管理部51は、一方において
作業角コントローラ46に自動制御信号を出し、作業角検
出装置44で検出されるスクリード10,11の実作業角が指
令作業角と一致するまで作業角コントローラ46を介して
作業角調整アクチュエータ20を作動させ、両者が一致し
たところで作業角調整アクチュエータ20を停止させる。
また、ステップ管理部51は、他方において段差コントロ
ーラ50に自動制御信号を出力し、段差換算器47で換算さ
れるスクリード10,11の実際の段差が段差演算部49で演
算された指令段差と一致するまで段差コントローラ50を
介して段差調整アクチュエータ34を作動させ、両者が一
致したところで段差調整アクチュエータ34を停止させ
る。
以上説明したように、本考案の敷均し機械のスクリード
装置は、レベリングアームの後端部にスクリードフレー
ムが取付軸で上下に回動自在に装着され、該スクリード
フレームには前部スクリードと後部スクリードが設けら
れるとともに、上記レベリングアームとスクリードフレ
ームの間に、周方向に相対回転させられて取付軸を支点
にスクリードフレームを上下させ、前部スクリードと後
部スクリードの作業角を変化させる作業角調整ネジが作
業角調整ナットにねじ合わされて設けられ、また上記両
スクリードのうちの少なくとも一方のスクリードとスク
リードフレームの間に、周方向に相対回転させられて上
記一方のスクリードを他方のスクリードに対して上下さ
せる段差調整ネジが段差調整ナットにねじ合わされて設
けられ、上記作業角調整ネジには該作業角調整ネジを作
業角調整ナットに対して周方向に相対回転させる作業角
調整アクチュエータが連結され、また上記段差調整ネジ
には該段差調整ネジを段差調整ナットに対して周方向に
相対回転させる段差調整アクチュエータが連結される一
方、上記作業角調整ネジには該作業角調整ネジの相対回
転量を検出する作業角調整センサが連結され、上記段差
調整ネジには該段差調整ネジの相対回転量を検出する段
差調整センサが連結された構成とされているので、スク
リードの作業角の調整と段差調整とをオペレータにより
容易かつ迅速に行うことができる。また作業角と段差の
調整を同時に行うことができるので、作業角を調整した
後、急いで段差を調整するような場合と違って舗装が乱
れるようなことがなく、しかも作業角調整センサと段差
調整センサが設けられていて作業角調整ネジと段差調整
ネジの相対回転量を正しく検出するため、舗装が精度よ
く行われる長所がある。
装置は、レベリングアームの後端部にスクリードフレー
ムが取付軸で上下に回動自在に装着され、該スクリード
フレームには前部スクリードと後部スクリードが設けら
れるとともに、上記レベリングアームとスクリードフレ
ームの間に、周方向に相対回転させられて取付軸を支点
にスクリードフレームを上下させ、前部スクリードと後
部スクリードの作業角を変化させる作業角調整ネジが作
業角調整ナットにねじ合わされて設けられ、また上記両
スクリードのうちの少なくとも一方のスクリードとスク
リードフレームの間に、周方向に相対回転させられて上
記一方のスクリードを他方のスクリードに対して上下さ
せる段差調整ネジが段差調整ナットにねじ合わされて設
けられ、上記作業角調整ネジには該作業角調整ネジを作
業角調整ナットに対して周方向に相対回転させる作業角
調整アクチュエータが連結され、また上記段差調整ネジ
には該段差調整ネジを段差調整ナットに対して周方向に
相対回転させる段差調整アクチュエータが連結される一
方、上記作業角調整ネジには該作業角調整ネジの相対回
転量を検出する作業角調整センサが連結され、上記段差
調整ネジには該段差調整ネジの相対回転量を検出する段
差調整センサが連結された構成とされているので、スク
リードの作業角の調整と段差調整とをオペレータにより
容易かつ迅速に行うことができる。また作業角と段差の
調整を同時に行うことができるので、作業角を調整した
後、急いで段差を調整するような場合と違って舗装が乱
れるようなことがなく、しかも作業角調整センサと段差
調整センサが設けられていて作業角調整ネジと段差調整
ネジの相対回転量を正しく検出するため、舗装が精度よ
く行われる長所がある。
第1図は本考案に係る敷均し機械のスクリード装置の側
面図、第2図は作業角調整ネジとレベリングアーム、及
びスクリードフレーム等の関係を示す側面図、第3図は
第2図を右から左に見た断面図、第4図は段差調整ネジ
とスクリード、及びスクリードフレーム等の関係を示す
側面図、第5図は段差調整アクチュエータと2本の段差
調整ネジ等の関係を示す正面図、第6図は本スクリード
装置の制御系のブロック図である。 1…レベリングアーム、8…スクリードフレーム 9…取付軸、10…前部スクリード 11…後部スクリード、13…作業角調整ナット 18…作業角調整ネジ 20…作業角調整アクチュエータ 25…作業角調整センサ 30…段差調整ネジ、31…段差調整ナット 34…段差調整アクチュエータ 40…段差調整センサ α…作業角、D…段差
面図、第2図は作業角調整ネジとレベリングアーム、及
びスクリードフレーム等の関係を示す側面図、第3図は
第2図を右から左に見た断面図、第4図は段差調整ネジ
とスクリード、及びスクリードフレーム等の関係を示す
側面図、第5図は段差調整アクチュエータと2本の段差
調整ネジ等の関係を示す正面図、第6図は本スクリード
装置の制御系のブロック図である。 1…レベリングアーム、8…スクリードフレーム 9…取付軸、10…前部スクリード 11…後部スクリード、13…作業角調整ナット 18…作業角調整ネジ 20…作業角調整アクチュエータ 25…作業角調整センサ 30…段差調整ネジ、31…段差調整ナット 34…段差調整アクチュエータ 40…段差調整センサ α…作業角、D…段差
Claims (1)
- 【請求項1】レベリングアームの後端部にスクリードフ
レームが取付軸で上下に回動自在に装着され、該スクリ
ードフレームには前部スクリードと後部スクリードが設
けられるとともに、上記レベリングアームとスクリード
フレームの間に、周方向に相対回転させられて取付軸を
支点にスクリードフレームを上下させ、前部スクリード
と後部スクリードの作業角を変化させる作業角調整ネジ
が作業角調整ナットにねじ合わされて設けられ、また上
記両スクリードのうちの少なくとも一方のスクリードと
スクリードフレームの間に、周方向に相対回転させられ
て上記一方のスクリードを他方のスクリードに対して上
下させる段差調整ネジが段差調整ナットにねじ合わされ
て設けられ、上記作業角調整ネジには該作業角調整ネジ
を作業角調整ナットに対して周方向に相対回転させる作
業角調整アクチュエータが連結され、また上記段差調整
ネジには該段差調整ネジを段差調整ナットに対して周方
向に相対回転させる段差調整アクチュエータが連結され
る一方、上記作業角調整ネジには該作業角調整ネジの相
対回転量を検出する作業角調整センサが連結され、上記
段差調整ネジには該段差調整ネジの相対回転量を検出す
る段差調整センサが連結されたことを特徴とする敷均し
機械のスクリード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11869390U JPH077367Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 敷均し機械のスクリード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11869390U JPH077367Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 敷均し機械のスクリード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0477607U JPH0477607U (ja) | 1992-07-07 |
JPH077367Y2 true JPH077367Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31866642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11869390U Expired - Lifetime JPH077367Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 敷均し機械のスクリード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077367Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114837044B (zh) * | 2022-04-14 | 2024-06-04 | 中铁北京工程局集团有限公司 | 路面碎石高精度自动摊铺系统及其摊铺方法 |
-
1990
- 1990-11-13 JP JP11869390U patent/JPH077367Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0477607U (ja) | 1992-07-07 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |