JPH077367A - 圧電共振部品 - Google Patents

圧電共振部品

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JPH077367A
JPH077367A JP16961593A JP16961593A JPH077367A JP H077367 A JPH077367 A JP H077367A JP 16961593 A JP16961593 A JP 16961593A JP 16961593 A JP16961593 A JP 16961593A JP H077367 A JPH077367 A JP H077367A
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JP
Japan
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resonator
terminal member
internal space
parallel
series
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Withdrawn
Application number
JP16961593A
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English (en)
Inventor
Masanobu Sugimoto
正信 杉本
Yasunobu Oikawa
泰伸 及川
Takashi Yamamoto
隆 山本
Shigeru Moriya
滋 守矢
Yoshitoshi Tsushima
佐敏 対馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型、かつ、薄型で組立の容易な4素子型及び
8素子型圧電共振部品を提供する。 【構成】ケース1に設けられた第1内部空間11及び第
2内部空間12のそれぞれに対し、その開口部132を
通して、第1端子部材T1、第1直列共振子S1、第2
端子部材T2、第1並列共振子P1、第2直列共振子S
2、第3端子部材T3、第2並列共振子P3、第4端子
部材T4、第3直列共振子S3、第5端子部材T5、第
3並列共振子P3、第6端子部材部T6、第4直列共振
子S4、第4並列共振子P4及び第7端子部材T7を順
次に挿入配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラダー型セラミックフ
ィルタ等に用いられる圧電共振部品に関し、更に詳しく
は長さ振動モードを利用した直列共振子と、面拡がり振
動モードを利用した並列共振子との組み合わせになる圧
電共振部品に係る。
【0002】
【従来の技術】この種の圧電共振部品は、実開昭63ー
141405号公報で知られている。この公知文献に記
載された圧電共振部品は、長さ振動モードの第1圧電共
振子と、面積振動モードの第2圧電共振子をケース内に
納めたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この公知文献は、2素
子のラダー型フィルタを構成するための圧電共振部品を
開示するに留り、これ以上の素子数を有する圧電共振部
品を開示していない。このため、より多数の段数を有す
るラダー型フィルタを必要とする場合には、その段数に
対応した個数の圧電共振部品を用意し、電気回路によっ
て接続する必要がある。これは、実質的な大型化及びコ
ストアップを招く。
【0004】本発明の課題は、1部品化された4素子型
圧電共振部品及び8素子型圧電共振部品を提供すること
である。
【0005】本発明の課題は、直列共振子及び並列共振
子の厚みを揃え、小型化及び薄型化を達成し得る圧電共
振部品を提供することである。
【0006】本発明のもう一つの課題は、組立の容易な
4素子型圧電共振部品及び8素子型圧電共振部品を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の解決
手段は、第1に、ケースと、圧電共振子と、端子部材と
を含む圧電共振部品であって、前記ケースは、第1内部
空間及び第2内部空間を有し、前記第1内部空間及び前
記第2内部空間が底部と対向する側に開口部を有してお
り、前記圧電共振子は第1直列共振子乃至第4直列共振
子と第1並列共振子乃至第4並列共振子とを含み、前記
直列共振子が長さ振動モードを利用し、前記並列共振子
が面拡がり振動モードを利用しており、前記端子部材
は、第1端子部材乃至第7端子部材を含んでおり、前記
第1端子部材は、前記第1内部空間の最下側に配置され
ると共に、ケース外部に導出されており、前記第1直列
共振子は、前記第1内部空間内において前記第1端子部
材の上に配置されており、前記第2端子部材は、前記第
1直列共振子の上に配置されると共に、前記第2内部空
間内に延長されており、前記第1並列共振子は、前記第
2内部空間内において前記第2端子部材の上に配置され
ており、前記第2直列共振子は、前記第1内部空間内に
おいて前記第2端子部材の上に配置されており、前記第
3端子部材は、前記第1並列共振子の上に配置されると
共に、ケース外部に導出されており、前記第2並列共振
子は、前記第2内部空間内において前記第3端子部材の
上に配置されており、前記第4端子部材は、前記第2直
列共振子及び第2並列共振子の上に配置されており、前
記第3直列共振子は、前記第4端子部材の上に配置され
ており、前記第5端子部材は、前記第2並列共振子の上
に配置され、前記第2内部空間内に延長され、前記第4
端子部材の上に電気絶縁して配置されており、前記第3
並列共振子は、前記第2内部空間内において、前記第5
端子部材の上に配置されており、前記第6端子部材は、
前記第3並列共振子の上に配置されると共に、ケース外
部に導出されており、前記第4直列共振子は、前記第1
内部空間内において前記第5端子部材の上に配置されて
おり、前記第4並列共振子は、前記第2内部空間内にお
いて前記第6端子部材の上に配置されており、前記第7
端子部材は、前記第4直列共振子及び前記第4並列共振
子の上に配置されると共に、ケース外部に導出されてい
る。
【0008】本発明に係る第2の課題解決手段は、ケー
スと、圧電共振子と、端子部材とを含む圧電共振部品で
あって、前記ケースは、第1内部空間及び第2内部空間
を有し、前記第1内部空間及び前記第2内部空間が底部
と対向する側に開口部を有しており、前記圧電共振子
は、第1直列共振子及び第2直列共振子と第1並列共振
子及び第2並列共振子とを含み、前記直列共振子が長さ
振動モードを利用し、前記並列共振子が面拡がり振動モ
ードを利用しており、前記端子部材は、第1端子部材乃
至第5端子部材を含んでおり、前記第1端子部材は、前
記第1内部空間の最下側に配置されると共に、ケース外
部に導出されており、前記第1直列共振子は、前記第1
内部空間内において前記第1端子部材の上に配置されて
おり、前記第2端子部材は、前記第2内部空間の最下側
に配置されると共に、ケース外部に導出されており、前
記第2直列共振子は、前記第2内部空間内において前記
第2端子部材の上に配置されており、前記第3端子部材
は、前記第1直列共振子及び前記第2直列共振子の上に
配置されており、前記第1並列共振子は、前記第1内部
空間及び第2内部空間に跨がって前記第3端子部材の上
に配置されており、前記第4端子部材は、前記第1並列
共振子の上に配置され、ケース外部に導出されており、
前記第2並列共振子は、前記第4端子部材の上に配置さ
れており、前記第5端子部材は、前記第2並列共振子の
上に配置され、ケース外部に導出されている。
【0009】
【作用】第1の課題解決手段によれば、圧電共振子は第
1直列共振子乃至第4直列共振子と第1並列共振子乃至
第4並列共振子とを含んでいるから、1部品化された8
素子型圧電共振部品が得られる。
【0010】ラダー回路を構成する場合、帯域外減衰を
大きくするために、直列共振子の容量値を並列共振子の
容量値よりも小さくすることが好ましい。従来、一般的
に同一圧電材料の面拡がり振動モードのみを用いて直列
共振子、並列共振子を構成していたので、直列共振子の
容量値を小さくするために、電極寸法を小さくするのみ
ならず、素子厚みを大きくして、容量値を小さくしてい
た。一方、長さ振動モードの圧電共振子は、長さ寸法に
より共振周波数が決まり、幅寸法は長さ寸法より充分小
さくすることが好ましいので、電極面積は同一共振周波
数を有する面拡がり振動モードの圧電共振子より小さく
なる。従って、長さ振動モードの圧電共振子は同一厚み
で取得できる容量値が面拡がり振動モードの圧電共振子
よりも小さくなる。このため、直列共振子として長さ振
動モードを利用し、並列共振子として面拡がり振動モー
ドを利用する構成の場合、直列共振子の厚みを並列共振
子の厚みにほぼ等しくなるように揃えることができ、小
型、かつ、薄型になる。
【0011】8個の圧電共振子を有する圧電共振部品に
おいて、前述した構造を有することにより、ケースに設
けられた第1内部空間及び第2内部空間に対し、その開
口部を通して、第1端子部材、第1直列共振子、第2端
子部材、第1並列共振子、第2直列共振子、第3端子部
材、第2並列共振子、第4端子部材第3直列共振子、第
5端子部材、第3並列共振子、第6端子部材部、第4直
列共振子、第4並列共振子及び第7端子部材を順次に挿
入配置することにより、ラダー回路を構成できる。この
ため、組立が容易になる。自動組立も可能になる。
【0012】第2の課題解決手段によれば、圧電共振子
は、第1直列共振子及び第2直列共振子と第1並列共振
子及び第2並列共振子とを含んでいるから、1部品化さ
れた4素子型圧電共振部品となる。
【0013】また、直列共振子は長さ振動モードを利用
し、並列共振子は面拡がり振動モードを利用しているか
ら、直列共振子の厚みを並列共振子の厚みにほぼ等しく
なるように揃えることができ、小型、かつ、薄型にな
る。
【0014】4個の圧電共振子を有する圧電共振部品に
おいて、前述した構造を有することにより、ケースに設
けられた第1内部空間及び第2内部空間に対し、その開
口部を通して、第1端子部材、第1直列共振子、第2端
子部材、第2直列共振子、第3端子部材、第1並列共振
子、第4端子部材、第2並列共振子及び第5端子部材を
順次に挿入配置することにより、ラダー回路を構成でき
る。このため、組立が容易になる。自動組立も可能にな
る。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係る8素子型圧電共振部品の
構成をモデル化して示す部分断面図、図2は図1に示し
た本発明に係る圧電共振部品を底面側から見た斜視図で
ある。圧電共振部品は、ケース1、第1直列共振子S1
〜第4直列共振子S4及び第1並列共振子P1〜第4並
列共振子P4、第1端子部材T1〜第7端子部材T7を
含んでいる。3は電気絶縁板、4は蓋である。
【0016】ケース1は第1内部空間11及び第2内部
空間12を有している。第1内部空間11及び第2内部
空間12は底部131と対向する側に開口部132を有
している。第1内部空間11及び第2内部空間12は仕
切板2によって区画されている。仕切板2は切欠21を
有する。
【0017】第1直列共振子S1〜第4直列共振子S4
は長さ振動モードを利用しており、第1並列共振子P1
〜第4並列共振子P4は面拡がり振動モードを利用して
いる。図4は長さ振動モードを利用する第1直列共振子
S1〜第4直列共振子S4の斜視図であり、圧電磁器素
体500の相対する両面に電極510を形成してある。
電極510間に電界が印加されたとき、長さ方向に電歪
現象を生じる。長さ振動モード素子の場合、圧電磁器5
00の長さLが幅Wに比較して著しく大きくなる。電極
510は容量低減のために部分電極とすることもでき
る。
【0018】第1並列共振子P1〜第4並列共振子P4
のそれぞれは、面拡がり振動モードを利用する素子であ
る。より具体的には、圧電磁器素体の両面に電極が設け
られていて、電極間に電界が印加されたときに、対角方
向に電歪現象を生じるように分極されている。面拡がり
振動モードの場合、圧電磁器素体の平面の中心部にノー
ドが発生する。
【0019】組立状態では、第1端子部材T1は第1内
部空間11の最下側に配置されると共に、ケース外部に
導出されている。第1直列共振子S1は第1内部空間1
1内において第1端子部材T1の上に配置されている。
第2端子部材T2は第1直列共振子S1の上に配置され
ると共に、第2内部空間12内に延長されている。第1
並列共振子P1は第2内部空間12内において第2端子
部材T2の上に配置されている。
【0020】第2直列共振子S2は第1内部空間11内
において第2端子部材T2の上に配置されている。第3
端子部材T3は第1並列共振子P1の上に配置されると
共に、ケース外部に導出されている。第2並列共振子P
2は第2内部空間12内において第3端子部材T3の上
に配置されている。第4端子部材T4は第2直列共振子
S2及び第2並列共振子の上に配置されている。
【0021】第3直列共振子S3は第4端子部材T4の
上に配置されている。第5端子部材T5は第2並列共振
子P2の上に配置され、第2内部空間12内に延長さ
れ、第4端子部材T4の上に電気絶縁板3を介して配置
されている。第3並列共振子P3は第2内部空間12内
において、第5端子部材T5の上に配置されている。第
6端子部材T6は、第3並列共振子P3の上に配置され
ると共に、ケース外部に導出されている。
【0022】第4直列共振子S4は第1内部空間11内
において第5端子部材T5の上に配置されている。第4
並列共振子P4は第2内部空間12内において第6端子
部材T6の上に配置されている。第7端子部材T7は第
4直列共振子S4及び第4並列共振子P4の上に配置さ
れると共に、ケース外部に導出されている。
【0023】図3は図1に示した圧電共振部品の電気的
シンボル図である。図において、図1と同一の参照符号
は同一性ある構成部分を示している。図示するように、
第1直列共振子S1〜第4直列共振子S4と、第1並列
共振子P1〜第4並列共振子P4による8素子型ラダー
回路が得られる。
【0024】ラダー回路を構成する場合、帯域外減衰を
大きくするために、直列共振子の容量値を並列共振子の
容量値よりも小さくすることが好ましい。従来、一般的
に同一圧電材料の面拡がり振動モードのみを用いて直列
共振子、並列共振子を構成していたので、直列共振子の
容量値を小さくするために、電極寸法を小さくするのみ
ならず、素子厚みを大きくして、容量値を小さくしてい
た。一方、長さ振動モードの圧電共振子は、長さ寸法に
より共振周波数が決まり、幅寸法は長さ寸法より充分小
さくすることが好ましいので、電極面積は同一共振周波
数を有する面拡がり振動モードの圧電共振子より小さく
なる。従って、長さ振動モードの圧電共振子は同一厚み
で取得できる容量値が面拡がり振動モードで動作する圧
電共振子よりも小さくなる。このため、第1直列共振子
S1〜第4直列共振子S4が長さ振動モードを利用し、
第1並列共振子P4〜第4並列共振子P4が面拡がり振
動モードを利用する構成の本発明において、第1直列共
振子S1〜第4直列共振子S4の厚みを第1並列共振子
P4〜第4並列共振子P4の厚みにほぼ等しくなるよう
に揃えることができ、小型、かつ、薄型になる。
【0025】8個の共振子S1〜S4、P1〜P4を有
する圧電共振部品において、前述した構造を有すること
により、ケース1に設けられた第1内部空間11及び第
2内部空間12のそれぞれに対し、その開口部132を
通して、第1端子部材T1、第1直列共振子S1、第2
端子部材T2、第1並列共振子P1、第2直列共振子S
2、第3端子部材T3、第2並列共振子P3、第4端子
部材T4、第3直列共振子S3、第5端子部材T5、第
3並列共振子P3、第6端子部材部T6、第4直列共振
子S4、第4並列共振子P4及び第7端子部材T7を順
次に挿入配置することにより、ラダー回路を構成でき
る。このため、組立が容易になる。自動組立も可能にな
る。
【0026】端子部材T1〜T7のそれぞれは、第1直
列共振子S1〜第4直列共振子S4及び第1並列共振子
P1〜第4並列共振子P4に点状に接触し、接触点を除
く部分が第1直列共振子S1〜第4直列共振子S4及び
第1並列共振子P1〜第4並列共振子P4の面から離れ
るように配置されている。これにより、第1直列共振子
S1〜第4直列共振子S4及び第1並列共振子P1〜第
4並列共振子P4の振動モードに対する端子部材T1〜
T7の影響を最小にすることができる。
【0027】端子部材T1〜T7は例えば0.1mm程
度の板厚を有する銅板または燐青銅板等によって構成さ
れる。端子部材T1〜T7は第1直列共振子S1〜第4
直列共振子S4及び第1並列共振子P1〜第4並列共振
子P4に対してバネ接触する。このような構造は公知で
ある。第1直列共振子S1〜第4直列共振子S4及び第
1並列共振子P1〜第4並列共振子P4は、周辺が内部
空間11、12の内壁面から間隔を隔てるように配置さ
れている。この構造により、第1直列共振子S1〜第4
直列共振子S4及び第1並列共振子P1〜第4並列共振
子P4を、ケース1との接触による特性変動を招くこと
なく、ケース1内に組込んだラダー型の圧電共振部品が
得られる。
【0028】第1直列共振子S1〜第4直列共振子S4
及び第1並列共振子P1〜第4並列共振子P4は、通常
タイプのものを用いることができる他、圧電磁器素体に
付着される電極を、Cu−Ni合金、Ni−Cr合金ま
たはCr−Si合金の少なくとも一種によって構成する
ことも有効である。これらの合金でなる電極は、耐酸化
性、耐硫化性及び耐食性に優れ、シルバーマイグレーシ
ョンを発生する余地がない。このため、第1直列共振子
S1〜第4直列共振子S4及び第1並列共振子P1〜第
4並列共振子P4の電極と端子部材T1〜T7との間で
接触不良を生じにくい高信頼度の圧電共振部品が得られ
る。
【0029】更に、Cu−Ni合金、Ni−Cr合金ま
たはCr−Si合金の少なくとも一種によって構成され
た電極は、フィルタとして使用した場合、電極が適当な
電気抵抗値を有するため実効的に圧電振動子のQ値を低
下させるので群遅延特性を改善することができる。この
ため、抵抗器を用いることなく、群遅延特性を改善する
ことができる。特に図示していないが組立順序は逆から
でもよい。
【0030】図5は本発明に係る4素子型圧電共振部品
の構成をモデル化して示す部分断面図、図6は図5に示
した本発明に係る圧電共振部品を底面側から見た斜視図
である。図において、図1及び図2と同一の参照符号は
同一性ある構成部分を示している。ケース1は、第1内
部空間11及び第2内部空間12を有し、第1内部空間
11及び第2内部空間12が底部と対向する側に開口部
132を有している。圧電共振子は、第1直列共振子S
1及び第2直列共振子S2と第1並列共振子P1及び第
2並列共振子P2とを含んでいる。第1直列共振子S1
及び第2直列共振子S2は長さ振動モードを利用し、第
1並列共振子P1及び第2並列共振子P2は面拡がり振
動モードを利用している。端子部材は、第1端子部材T
1〜第5端子部材T5を含んでいる。
【0031】組立状態では、第1端子部材T1は第1内
部空間11の最下側に配置されると共に、ケース外部に
導出されている。第1直列共振子S1は第1内部空間1
1内において第1端子部材T1の上に配置されている。
第2端子部材T2は第2内部空間12の最下側に配置さ
れると共に、ケース外部に導出されている。
【0032】第2直列共振子S2は第2内部空間12内
において第2端子部材T2の上に配置されている。第3
端子部材T3は、第1直列共振子S1及び第2直列共振
子S2の上に配置されている。
【0033】第1並列共振子P1は、第1内部空間11
及び第2内部空間に跨がって第3端子部材T3の上に配
置されている。第4端子部材T4は、第1並列共振子P
1の上に配置され、ケース外部に導出されている。
【0034】第2並列共振子P2は第4端子部材T4の
上に配置されており、第5端子部材T5は第2並列共振
子P2の上に配置され、ケース外部に導出されている。
【0035】図7は上述した4素子型圧電共振部品の電
気的シンボル図である。図示するように、第1直列共振
子S1及び第2直列共振子S2と、第1並列共振子P1
及び第2並列共振子P2とを含む4素子型圧電共振部品
となる。
【0036】第1直列共振子S1及び第2直列共振子S
2が長さ振動モードを利用し、第1並列共振子P1及び
第2並列共振子P2が面拡がり振動モードを利用してい
るから、第1直列共振子S1及び第2直列共振子S2の
厚みを第1並列共振子P1及び第2並列共振子P2の厚
みにほぼ等しくなるように揃えることができ、小型、か
つ、薄型になる。
【0037】また、4個の圧電共振子S1、S2、P
1、P2を有する圧電共振部品において、前述した構造
を有することにより、ケース1に設けられた第1内部空
間11及び第2内部空間12に対し、その開口部132
を通して、第1端子部材1、第1直列共振子1、第2端
子部材T2、第2直列共振子S2、第3端子部材T3、
第1並列共振子P1、第4端子部材T4、第2並列共振
子P2及び第5端子部材T5を順次に挿入配置すること
により、ラダー回路を構成できる。このため、組立が容
易になる。自動組立も可能になる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)1部品化された4素子型圧電共振部品及び8素子
型圧電共振部品を提供することができる。 (b)直列共振子及び並列共振子の厚みを揃え、小型化
及び薄型化を達成し得る圧電共振部品を提供することが
できる。 (c)組立の容易な4素子型圧電共振部品及び8素子型
圧電共振部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る8素子型圧電共振部品の構成をモ
デル化して示す部分断面図である。
【図2】図1に示した本発明に係る圧電共振部品を底面
側から見た斜視図である。
【図3】図1に示した圧電共振部品の電気的シンボル図
である。
【図4】本発明に係る圧電共振部品に用いられる直列共
振子の斜視図である。
【図5】本発明に係る4素子型圧電共振部品の構成をモ
デル化して示す部分断面図である。
【図6】図5に示した本発明に係る圧電共振部品を底面
側から見た斜視図である。
【図7】図5に示した圧電共振部品の電気的シンボル図
である。
【符号の説明】
1 ケース 11、12 内部空間 S1〜S4 直列共振子 P1〜P4 並列共振子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守矢 滋 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 対馬 佐敏 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、圧電共振子と、端子部材とを
    含む圧電共振部品であって、 前記ケースは、第1内部空間及び第2内部空間を有し、
    前記第1内部空間及び前記第2内部空間が底部と対向す
    る側に開口部を有しており、 前記圧電共振子は、第1直列共振子乃至第4直列共振子
    と第1並列共振子乃至第4並列共振子とを含み、前記直
    列共振子が長さ振動モードを利用し、前記並列共振子が
    面拡がり振動モードを利用しており、 前記端子部材は、第1端子部材乃至第7端子部材を含ん
    でおり、 前記第1端子部材は、前記第1内部空間の最下側に配置
    されると共に、ケース外部に導出されており、 前記第1直列共振子は、前記第1内部空間内において前
    記第1端子部材の上に配置されており、 前記第2端子部材は、前記第1直列共振子の上に配置さ
    れると共に、前記第2内部空間内に延長されており、 前記第1並列共振子は、前記第2内部空間内において前
    記第2端子部材の上に配置されており、 前記第2直列共振子は、前記第1内部空間内において前
    記第2端子部材の上に配置されており、 前記第3端子部材は、前記第1並列共振子の上に配置さ
    れると共に、ケース外部に導出されており、 前記第2並列共振子は、前記第2内部空間内において前
    記第3端子部材の上に配置されており、 前記第4端子部材は、前記第2直列共振子及び第2並列
    共振子の上に配置されており、 前記第3直列共振子は、前記第4端子部材の上に配置さ
    れており、 前記第5端子部材は、前記第2並列共振子の上に配置さ
    れ、前記第2内部空間内に延長され、前記第4端子部材
    の上に電気絶縁して配置されており、 前記第3並列共振子は、前記第2内部空間内において、
    前記第5端子部材の上に配置されており、 前記第6端子部材は、前記第3並列共振子の上に配置さ
    れると共に、ケース外部に導出されており、 前記第4直列共振子は、前記第1内部空間内において前
    記第5端子部材の上に配置されており、 前記第4並列共振子は、前記第2内部空間内において前
    記第6端子部材の上に配置されており、 前記第7端子部材は、前記第4直列共振子及び前記第4
    並列共振子の上に配置されると共に、ケース外部に導出
    されている圧電共振部品。
  2. 【請求項2】 ケースと、圧電共振子と、端子部材と
    を含む圧電共振部品であって、 前記ケースは、第1内部空間及び第2内部空間を有し、
    前記第1内部空間及び前記第2内部空間が底部と対向す
    る側に開口部を有しており、 前記圧電共振子は、第1直列共振子及び第2直列共振子
    と第1並列共振子及び第2並列共振子とを含み、前記直
    列共振子が長さ振動モードを利用し、前記並列共振子が
    面拡がり振動モードを利用しており、 前記端子部材は、第1端子部材乃至第5端子部材を含ん
    でおり、 前記第1端子部材は、前記第1内部空間の最下側に配置
    されると共に、ケース外部に導出されており、 前記第1直列共振子は、前記第1内部空間内において前
    記第1端子部材の上に配置されており、 前記第2端子部材は、前記第2内部空間の最下側に配置
    されると共に、ケース外部に導出されており、 前記第2直列共振子は、前記第2内部空間内において前
    記第2端子部材の上に配置されており、 前記第3端子部材は、前記第1直列共振子及び前記第2
    直列共振子の上に配置されており、 前記第1並列共振子は、前記第1内部空間及び第2内部
    空間に跨がって前記第3端子部材の上に配置されてお
    り、 前記第4端子部材は、前記第1並列共振子の上に配置さ
    れ、ケース外部に導出されており、 前記第2並列共振子は、前記第4端子部材の上に配置さ
    れており、 前記第5端子部材は、前記第2並列共振子の上に配置さ
    れ、ケース外部に導出されている圧電共振部品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4950974A (en) * 1988-10-27 1990-08-21 Marelli Autronica S.P.A. Circuit for piloting an inductive load, particularly for controlling the electro-injectors of a diesel engine
US6060963A (en) * 1998-05-11 2000-05-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ladder-type piezoelectric filter with lid providing predetermined contact pressure and method of manufacturing same
US6121858A (en) * 1998-05-11 2000-09-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric ladder filter with series resonators having a pair of grooves and method of forming same

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US6121858A (en) * 1998-05-11 2000-09-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric ladder filter with series resonators having a pair of grooves and method of forming same

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