JPH06310974A - 回路素子 - Google Patents

回路素子

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Publication number
JPH06310974A
JPH06310974A JP9909093A JP9909093A JPH06310974A JP H06310974 A JPH06310974 A JP H06310974A JP 9909093 A JP9909093 A JP 9909093A JP 9909093 A JP9909093 A JP 9909093A JP H06310974 A JPH06310974 A JP H06310974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
electrodes
piezoelectric resonance
capacitor
piezoelectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP9909093A
Other languages
English (en)
Inventor
Harunobu Yamanaka
治信 山中
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9909093A priority Critical patent/JPH06310974A/ja
Publication of JPH06310974A publication Critical patent/JPH06310974A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧電共振ユニット、コンデンサユニットおよび
抵抗ユニットを絶縁樹脂で一体に被覆し、発振回路を構
成する複数の素子を1つの部品としてユニット化する実
装面積の小さい小型の発振回路素子を提供することにあ
る。 【構成】圧電共振ユニットとコンデンサユニットと抵抗
ユニットとを、一端側に断面略U字状の固定部を備えた
一対のリード端子の固定部間にほぼ平行に配置し、圧電
共振ユニットの電極とコンデンサユニットの対向電極と
抵抗ユニットの電極とが一対のリード端子に導電的に接
続されるとともに、コンデンサユニットの共通電極が一
対のリード端子の間に配置された他のリード端子に接続
され、圧電共振ユニットの振動部の周囲に振動空間を残
して前記各ユニットが一体に絶縁樹脂で被覆されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電共振子とコンデン
サと抵抗とを組み合わせて一つの部品とした回路素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に圧電共振子は、各種デジタルシス
テムのクロック信号発生用の発振回路等に使用されてい
る。一般に、この種の圧電共振子を使用したコルピッツ
形の発振回路としては、図8に示すように、インバータ
1の入力端子と出力端子との間に、負荷容量(コンデン
サC1,C2)を内蔵した2端子型の圧電共振子2を含
む3端子型の回路素子3と、帰還抵抗としての抵抗素子
Rとを接続したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記発
振回路では、通常、集積回路化されて形状が小形化され
ているインバータ1の他に、回路素子3と抵抗素子Rの
2点の部品を必要としていた。このため、インバータ1
とともに、回路素子3および抵抗素子Rをプリント基板
に実装すると、インバータ1の実装面積に比べて、回路
素子3および抵抗素子Rの実装面積が大きくなるととも
に、部品の半田付け箇所が多くなるという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、圧電共振子を使用した発
振回路における上記問題を解消すべくなされたものであ
って、エネルギー閉じ込め形の圧電共振子、コンデンサ
および抵抗素子を各々圧電共振ユニット、コンデンサユ
ニットおよび抵抗ユニットとして絶縁樹脂で一体に被覆
し、発振回路を構成する複数の素子を1つの部品として
ユニット化することにより、実装面積の小さい小型の発
振回路を構成することのできる回路素子を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明の構成
は、圧電共振ユニットとコンデンサユニットと抵抗ユニ
ットとを、一端側に断面略U字状の固定部を備えた一対
のリード端子の固定部間にほぼ平行に配置し、圧電共振
ユニットの電極とコンデンサユニットの対向電極と抵抗
ユニットの電極とが一対のリード端子に導電的に接続さ
れるとともに、コンデンサユニットの共通電極が一対の
リード端子の間に配置された他のリード端子に接続さ
れ、圧電共振ユニットの振動部の周囲に振動空間を残し
て前記各ユニットが一体に絶縁樹脂で被覆されているこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の回路素子では、リード端子の固定部に
抵抗ユニットを取り付けるため、既存の部品や設備を利
用して容易に製造することができる。また、リード端子
の固定部の外周面に厚みが薄い抵抗ユニットを取り付け
て全体を絶縁樹脂で被覆しているため、回路素子全体は
強固となり、且つ、大きさは若干大きくなるが電気的回
路機能は拡大される。
【0007】
【実施例】以下に、添付図面にもとづいて本発明の第1
の実施例を説明する。図1に示すように、同じ方向を有
する一対のリード端子11および12の間に、エネルギ
ー閉じ込め形の圧電共振ユニット13とコンデンサユニ
ット14と抵抗ユニット15とがほぼ平行に、且つ、圧
電共振ユニット13に対してコンデンサユニット14と
抵抗ユニット15とは同一方向に配置されている。
【0008】まず、各ユニット13,14,15が配置
されるリード端子11および12は、導電性の良好な平
板状の金属板からなり、一端側に断面略U字状の固定部
11a,12aを形成して構成されている。
【0009】次に、圧電共振ユニット13は、図2に示
すように、略正方形状の圧電板16の両表面に各々電極
17,18が圧電板16の中心部分を基準にして点対称
状に形成され、これら電極17,18が圧電板16のほ
ぼ中央部で対向するようにしたものである。圧電共振ユ
ニット13は、電極17,18が対向する圧電板16の
ほぼ中央部がエネルギー閉じ込め形の厚み縦振動を行う
振動部19となっている。
【0010】また、コンデンサユニット14は、図3に
示すように、長辺14aは圧電板16の辺とほぼ等し
く、短辺14bは圧電板16の辺に対し1/2以下の外
形寸法を有する誘電体板20を備え、誘電体板20の一
面の中央部には共通電極21が形成され、誘電体板20
の他面には中央部にて分離された2つの対向電極22,
23が短辺14bにそれぞれ形成される。これら対向電
極22,23は各々共通電極21に部分的に対向し、対
向電極22と共通電極21との対向部分が第1のコンデ
ンサC1を構成し、また、対向電極23と共通電極21
との対向部分が第2のコンデンサC2を構成している。
【0011】そして、抵抗ユニット15は、図4に示す
ように、コンデンサユニット14とほぼ等しい外形寸法
を有する抵抗体板24がそれ自体抵抗素子からなり、抵
抗体板24の一面に中央部にて分離された一対の電極2
5,26が短辺にそれぞれ形成される。ここで、抵抗体
板24を絶縁体で構成し、一対の電極25,26の間を
導通するようにして抵抗体(図示せず)を形成すること
もできる。
【0012】かかる構成において、圧電共振ユニット1
3は、図1に示すように、その電極17,18を各々リ
ード端子11および12の固定部11a,12a内に配
置して導電ペースト28により導電的に接続している。
また、コンデンサユニット14は、その対向電極22,
23を各々リード端子11および12の固定部11a,
12aの一方の外周面に当接させて導電ペースト28に
より導電的に接続している。また、コンデンサユニット
14の共通電極21は、リード端子11および12との
間に配置された他のリード端子29に導電ペースト28
により導電的に接続している。そして、抵抗ユニット1
5は、その一対の電極25,26を各々リード端子11
および12の固定部11a,12aの一方の外周面(圧
電共振ユニット13に対してコンデンサユニット14と
同一面)に当接させて導電ペースト28により導電的に
接続している。
【0013】そして、リード端子11および12と29
に接続された上述した3種類のユニット13,14,1
5は、圧電共振ユニット13の振動部19の周囲に振動
を許容する振動空間30を残して、一体に絶縁樹脂31
で被覆される。
【0014】以上の構成を有する回路素子は、図7に示
すような等価回路図となり、リード端子11および12
との間には圧電共振ユニット13と抵抗ユニット15が
接続され、また、リード端子11と29との間およびリ
ード端子12と29との間には各々コンデンサユニット
14の第1のコンデンサC1および第2のコンデンサC
2が接続された回路構成となる。従って、リード端子2
9はアースに、また、リード端子11および12は各々
インバータ1の入力端子および出力端子に接続すること
により、図8に示す発振回路を構成することができる。
すなわち、第1の実施例の回路素子の等価回路32とイ
ンバータ1とを組み合わせることにより、2点の部品で
発振回路を構成することができる。
【0015】上記第1の実施例において、コンデンサユ
ニット14と抵抗ユニット15との位置を逆転させるも
のであってもよい。この場合は、リード端子29はリー
ド端子11および12とは逆の方向から導出することが
できる。また、導電ペースト28は半田におき代えるこ
ともできる。
【0016】上述した第1の実施例では、圧電共振ユニ
ット13はエネルギー閉じ込め形厚み縦振動モードを利
用するものであったが、第2の実施例として、例えば、
エネルギー閉じ込め形厚みすべり振動を利用するものを
図5を参照して説明する。
【0017】図5に示すように、同じ方向を有する一対
のリードと端子33および34の間に、エネルギー閉じ
込め形の圧電共振ユニット35とコンデンサユニット1
4と抵抗ユニット15とがほぼ平行に配置され、圧電共
振ユニット35に対してコンデンサユニット14と抵抗
ユニット15とは反対方向に配置されている。
【0018】ここで、構成している部品について詳述す
ると、まず、リード端子33および34は、導電性の良
好な金属板を、一端を平板状に他端を断面略U字状の固
定部33a,34aになるように形成されている。
【0019】次に、圧電共振ユニット35は、図6に示
すように、コンデンサユニット14および抵抗ユニット
15とほぼ等しい外形寸法をなした長方形状の圧電板3
6の両表面に各々電極37,38が形成され、これら電
極37,38が圧電板36のほぼ中央部で対向するよう
にしたものである。圧電共振ユニット35は、電極3
7,38が対向する圧電板36のほぼ中央部がエネルギ
ー閉じ込め形の厚みすべり振動を行う振動部39となっ
ている。
【0020】一方、コンデンサユニット14と抵抗ユニ
ット15の構成は上述した第1の実施例と同じであるた
め、詳細な説明は省略する。
【0021】かかる構成において、圧電共振ユニット3
5は、図5に示すように、その電極37,38を各々リ
ード端子33および34の固定部33a,34a内に配
置して導電ペースト28により導電的に接続している。
また、コンデンサユニット14は、その対向電極22,
23を各々リード端子33および34の固定部33a,
34aの一方の外周面に当接させて導電ペースト28に
より導電的に接続している。また、コンデンサユニット
14の共通電極21は、リード端子33および34との
間に配置された他のリード端子41を導電ペースト28
により導電的に接続している。そして、抵抗ユニット1
5は、その一対の電極25,26を各々リード端子33
および34の固定部33a,34aの他方の外周面に当
接させて導電ペースト28により導電的に接続してい
る。
【0022】そして、リード端子33および34と41
に接続された上述した3種類のユニット35,14,1
5は、圧電共振ユニット35の振動部39の周囲に振動
を許容する振動空間42を残して、一体に絶縁樹脂43
で被覆されている。
【0023】以上の構成を有する回路素子は、図7に示
すように、リード端子33(11)と34(12)との
間には圧電共振ユニット35(13)と抵抗ユニット1
5が接続され、また、リード端子33(11)と41
(29)との間およびリード端子34(12)と41
(29)との間には各々コンデンサユニット14のコン
デンサC1およびC2が接続された回路構成となる。従
って、リード端子41(29)はアースに、また、リー
ド端子33(11)と34(12)は各々インバータ1
の入力端子および出力端子に接続することにより、図8
に示す発振回路を構成することができる。すなわち、第
2の実施例の回路素子の等価回路32とインバータ1と
を組み合わせることにより、2点の部品で発振回路を構
成することができる。
【0024】上記第2の実施例において、リード端子4
1はリード端子33および34とは逆の方向から導出す
ることもできる。また、導電ペースト28は半田におき
代えることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したことからも明らかなよう
に、本発明は、圧電共振ユニットとコンデンサユニット
と抵抗ユニットとを絶縁樹脂で一体に被覆するようにし
たから、例えば発振回路に使用される圧電共振子とコン
デンサと抵抗とが発振回路素子としてユニット化され、
発振回路の部品点数が少なくなるとともに、発振回路の
実装面積も削減される。そして、発振回路以外にも圧電
共振子とコンデンサと抵抗との組み合わせがある回路に
本発明品を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係わる回路素子の第1の実施例
の一部透視斜視図である。 (b)(a)の主要部断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるエネルギー閉じ
込め形厚み縦振動の圧電共振ユニットの斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるコンデンサユニ
ットの斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例における抵抗ユニットの
斜視図である。
【図5】(a)本発明に係わる回路素子の第2の実施例
の一部透視斜視図である。 (b)(a)の主要部断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるエネルギー閉じ
込め形厚みすべり振動の圧電共振ユニットの斜視図であ
る。
【図7】図1および図5の回路素子の等価回路図であ
る。
【図8】圧電共振子を用いた発振回路図である。
【符号の説明】
11,12,33,34 リード端子 11a,12a,33a,34a 固定部 13,35 圧電共振ユニット 14 コンデンサユニット 15 抵抗ユニット 16,36 圧電板 17,18,25,26,37,38 電極 19,39 振動部 20 誘電体板 21 共通電極 22,23 対向電極 24 抵抗体板 29,41 他のリード端子 30,42 振動空間 31,43 絶縁樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電板の両表面に電極が形成され、略中央
    部に振動部が形成されてなるエネルギー閉じ込め形の圧
    電共振ユニットと、誘電体板の一面に共通電極を他面に
    一対の対向電極が形成されてなるコンデンサユニット
    と、抵抗体板の一面に入出力電極が形成されてなる抵抗
    ユニットとを、一端側に断面略U字状の固定部を備えた
    一対のリード端子の固定部間にほぼ平行に配置し、前記
    圧電共振ユニットの電極と前記コンデンサユニットの対
    向電極と前記抵抗ユニットの電極とが前記リード端子に
    導電的に接続されるとともに、前記コンデンサユニット
    の共通電極が前記一対のリード端子の間に配置された他
    のリード端子に接続され、前記圧電共振ユニットの振動
    部の周囲に振動空間を残して前記各ユニットが一体に絶
    縁樹脂で被覆されていることを特徴とする回路素子。
JP9909093A 1993-04-26 1993-04-26 回路素子 Pending JPH06310974A (ja)

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JP9909093A JPH06310974A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 回路素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7432632B2 (en) * 2006-02-23 2008-10-07 Tdk Corporation Composite electronic component

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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