JPH06334471A - 圧電共振部品 - Google Patents

圧電共振部品

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JPH06334471A
JPH06334471A JP14009693A JP14009693A JPH06334471A JP H06334471 A JPH06334471 A JP H06334471A JP 14009693 A JP14009693 A JP 14009693A JP 14009693 A JP14009693 A JP 14009693A JP H06334471 A JPH06334471 A JP H06334471A
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JP
Japan
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piezoelectric
elastic resin
piezoelectric resonator
terminal
resonators
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14009693A
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English (en)
Inventor
Shigeru Moriya
滋 守矢
Yasunobu Oikawa
泰伸 及川
Masanobu Sugimoto
正信 杉本
Yoshitoshi Tsushima
佐敏 対馬
Takashi Yamamoto
隆 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部から加わる振動や落下衝撃を位置決め手
段を構成する弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂の弾性に
よって吸収し、圧電共振子及び端子板の位置ずれ、不正
配置を確実に防止し得る圧電共振部品を提供する。 【構成】 圧電共振子21〜24は面拡がり振動モード
を利用する平板状素子である。端子板31〜34は圧電
共振子21〜24の面上に生じるノードに接触してい
る。圧電共振子21〜24及び端子板31〜34は、ラ
ダー回路を構成するように積層され、ケース1の内部空
間11内に配置されている。位置決め手段41〜44
は、圧電共振子21〜24の周辺部に生じるノードに対
応する位置において、間隔内に充填された弾性樹脂ある
いは発泡性弾性樹脂である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラダー型セラミックフ
ィルタ等に用いられる圧電共振部品に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧電共振部品は、例えば実開昭
63ー5724号公報に開示されている。基本的な構成
として、複数の圧電共振子と、複数の端子板とを有し、
圧電共振子及び端子板はラダー回路を構成するように積
層され、その積層体がケースの内部空間内に内壁面から
間隔を隔てて配置されている。圧電共振子のそれぞれは
面拡がり振動モードを利用する平板状素子である。端子
板のそれぞれは圧電共振子の面上に生じるノードで圧電
共振子に接触し、接触点を除く部分が圧電共振子の面か
ら離れるように配置されている。この基本構造のため
に、振動や衝撃等を受けた場合、圧電共振子や端子板が
ケース内において面方向に位置ずれを起し、両者の接触
位置が変動し、または圧電共振子の周辺がケース内壁面
に接触し易い。このような位置変動及び不正配置は、共
振インピーダンスの変動、不要振動モードの発生を招
き、特性を劣化させる。
【0003】実公昭63ー25779号公報は、ケース
内に、圧電共振子に対し線状に接する突起を設け、上述
の位置ずれ及び不正配置を防止する技術を開示してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかながら、上述した
公知技術の場合、内壁面に位置決め用突起を設けた特殊
形状のケースを用いることが必須であり、位置決め用突
起を持たないケースによって、圧電共振子または端子板
の位置ずれ及び不正配置を防止する技術を開示していな
い。
【0005】また、圧電共振子及び端子板との間に、い
わゆる遊びが発生するから、この遊びを生じる隙間内で
位置ずれを生じる余地が残る。
【0006】本発明の課題は、圧電共振子の面拡がり振
動モードに対する端子板の影響を最小にし得る圧電共振
部品を提供することである。
【0007】本発明の別の課題は、ケースとの接触によ
る特性変動を招くことなく、ケース内に圧電共振子を組
込んだラダー型の圧電共振部品を提供することである。
【0008】本発明の更に別の課題は、位置決め用突起
を持たないケースを用い、圧電共振子及び端子板の位置
ずれ及び不正配置を確実に防止し得る圧電共振部品を提
供することである。
【0009】本発明の更に別の課題は、外部から加わる
振動や落下衝撃を位置決め手段を構成する弾性樹脂ある
いは発泡性弾性樹脂の弾性によって吸収し、圧電共振子
及び端子板の位置ずれ、不正配置を確実に防止し得る圧
電共振部品を提供することである。
【0010】本発明の更に別の課題は、位置決め手段に
よる圧電共振子への振動障害を最小にし得る圧電共振部
品を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、ケースと、複数の圧電共振子と、複数の
端子板と、位置決め手段とを含む圧電共振部品であっ
て、前記ケースは、内部空間を有しており、前記圧電共
振子のそれぞれは、面拡がり振動モードを利用する平板
状素子であり、前記端子板のそれぞれは、前記圧電共振
子の面上に生じるノードに接触し、接触点を除く部分が
前記圧電共振子の面から離れており、前記圧電共振子及
び前記端子板は、ラダー回路を構成するように積層さ
れ、少なくとも前記圧電共振子の周辺が前記内部空間の
内壁面から間隔を隔てるように、前記内部空間内に配置
されており、前記位置決め手段は、前記圧電共振子の周
辺部に生じるノードに対応する位置において、前記間隔
内に充填された弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂であ
る。
【0012】
【作用】圧電共振子のそれぞれは、面拡がり振動モード
を利用する平板状素子であり、端子板のそれぞれは、圧
電共振子の面上に生じるノードで接触し、接触点を除く
部分が前記圧電共振子の面から離れているから、圧電共
振子の面拡がり振動モードに対する端子板の影響を最小
にすることができる。
【0013】圧電共振子及び端子板はラダー回路を構成
するように積層され、少なくとも圧電共振子の周辺が内
部空間の内壁面から間隔を隔てるように、内部空間内に
配置されているから、ケースとの接触による特性変動を
招くことなく、ケース内に組込んだラダー型の圧電共振
部品が得られる。
【0014】位置決め手段は、間隔内に充填された弾性
樹脂あるいは発泡性弾性樹脂であるから、圧電共振子及
び端子板に弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂が密接し、
圧電共振子及び端子板の位置ずれ及び不正配置が確実に
防止できる。
【0015】また、外部から加わる振動や、落下衝撃を
位置決め手段を構成する弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹
脂の弾性によって吸収し、圧電共振子及び端子板の位置
ずれ、不正配置を確実に防止できる。
【0016】位置決め手段は、圧電共振子の周辺部に生
じるノードに対応する位置において充填されているか
ら、位置決め手段による圧電共振子への振動障害を最小
にすることができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係る圧電共振部品の分解斜視
図、図2は図1に示した本発明に係る圧電共振部品の部
分断面図、図3は図1及び図2に示した本発明に係る圧
電共振部品の電気シンボル図である。参照符号1はケー
ス、参照符号21〜24は圧電共振子、参照符号31〜
34は端子板、参照符号41〜44は位置決め手段であ
る。ケース1は内部空間11を有している。内部空間1
1はケース1の一側面側で開口している。開口部には絶
縁封止樹脂6が充填されている。絶縁封止樹脂6の充填
されている開口側とは反対側のケース1の底部には端子
導出孔12が設けられている。
【0018】圧電共振子21〜24のそれぞれは面拡が
り振動モードを利用する平板状素子である。具体的に
は、平板状圧電磁器素体の厚み方向の両面に電極を設け
た構造であって、圧電磁器素体は両面の電極間に電解が
印加されたときに、対角方向に電歪現象を生じるように
分極されている。面拡がり振動モードの場合、圧電磁器
素体の平面の中心部にノードが発生する。
【0019】端子板31〜34のそれぞれは、圧電共振
子21〜24の面上に生じるノードに接触し、接触点P
を除く部分が圧電共振子21〜24の面から離れるよう
に配置されている。端子板31〜34は銅板または燐青
銅板等を用い、プレス加工等によって作成されている。
用いられる板材の厚みは例えば0.1mm程度である。
端子板31は互いに間隔を隔てて対向する第1接触片3
11及び第2接触片312を、連結片313によって連
続させた構造となっている。第1接触片311の表面の
ほぼ中央部には、接触点Pを構成する突起314が設け
られ、第2接触片312の上面及び下面には接触点Pを
構成する同様の突起315(下面の突起は図示されてい
ない)が設けられている。第2接触片312は一種の片
持ち板バネを構成している。端子板32〜34は板バネ
を構成する接触片321〜341を有する。接触片32
1〜341は略中央部に接触点Pを構成する突起322
〜342を有している。323〜343は端子部であ
る。
【0020】圧電共振子21〜24及び端子板31〜3
4は、ラダー回路を構成するように積層され、少なくと
も圧電共振子21〜24の周辺が内部空間11の内壁面
12から間隔を隔てるように、内部空間11内に配置さ
れている。ラダー回路を構成するための圧電共振子21
〜24及び端子板31〜34の配置関係を、図1及び図
2を参照して説明する。ケース1の内部に端子板31を
挿入した後、端子板31に設けられた第1接触片311
と第2接触片312との間に、圧電共振子21、端子片
32、圧電共振子22、端子片33及び圧電共振子23
を、この順序で差し込む。次に、端子板31の第2接触
片312と、ケース1の内壁面との間の間隔内に端子板
34を差し込んだ後、端子板34と第2接触片312と
の間に圧電共振子24を差し込む。端子片32〜34の
端子部322〜342はケース1の外部に引出して、ケ
ース1の外面に沿って同一方向に折曲げる。これにより
平面実装タイプの圧電共振部品が得られる。図2中の参
照符号7は封止樹脂である。
【0021】図4は本発明に係る圧電共振部品の電気シ
ンボル図である。圧電共振子21、24を直列共振子と
し、圧電共振子22、23を並列共振子とし、端子板3
2を出力端子とし、端子板33を接地端子とし、端子板
34を入力端子とするラダー接続回路が得られる。
【0022】位置決め手段41〜44は、圧電共振子2
1〜24の周辺部に生じるノードに対応する位置におい
て、間隔内に充填された弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹
脂である。このような樹脂の例としては、シリコン系樹
脂を挙げることができる。図示の圧電共振子21〜24
は矩形状であるので、圧電共振子21〜24の幅方向の
中間部及び長さ方向の中間部に、合計4箇所のノードを
生じる。位置決め手段41〜44はこれらの各ノードに
弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂を塗布し、硬化させる
ことによって形成される。弾性樹脂あるいは発泡性弾性
樹脂の塗布幅は必要な機械的強度を確保できる範囲で、
できるだけ狭く形成することが望ましい。
【0023】図示はされていないが、圧電共振子の数、
配置、大きさは任意である。端子板も同様である。
【0024】上述のように、圧電共振子21〜24及び
端子板31〜34はラダー回路を構成するように積層さ
れ、少なくとも圧電共振子21〜24の周辺が内部空間
11の内壁面から間隔を隔てるように、内部空間11内
に配置されているから、圧電共振子21〜24及び端子
板31〜34を、ケース1との接触による特性変動を招
くことなく、ケース1内に組込んだラダー型の圧電共振
部品が得られる。
【0025】圧電共振子21〜24のそれぞれは、面拡
がり振動モードを利用する平板状素子であり、端子板3
1〜34のそれぞれは、圧電共振子21〜24の面上に
生じるノードに接触し、接触点Pを除く部分が圧電共振
子21〜24の面から離れているから、圧電共振子21
〜24の面拡がり振動モードに対する端子板31〜34
の影響を最小にすることができる。
【0026】位置決め手段41〜44は、間隔内に充填
された弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂であるから、圧
電共振子21〜24及び端子板31〜34に弾性樹脂あ
るいは発泡性弾性樹脂が密接し、圧電共振子21〜24
及び端子板31〜34の位置ずれ及び不正配置が確実に
防止できる。
【0027】また、外部から加わる振動や、落下衝撃を
位置決め手段41〜44を構成する弾性樹脂あるいは発
泡性弾性樹脂の弾性によって吸収し、圧電共振子21〜
24及び端子板31〜34の位置ずれ、不正配置を確実
に防止できる。
【0028】位置決め手段41〜44は、圧電共振子2
1〜24の周辺部に生じるノードに対応する位置におい
て充填されているから、位置決め手段41〜44による
圧電共振子21〜24への振動障害を最小にすることが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)ケースとの接触による特性変動を招くことなく、
ケース内に圧電共振子を組込んだラダー型の圧電共振部
品を提供することができる。 (b)圧電共振子の面拡がり振動モードに対する端子板
の影響を最小にし得る圧電共振部品を提供することがで
きる。 (c)圧電共振子及び端子板に弾性樹脂あるいは発泡性
弾性樹脂を密接させ、圧電共振子及び端子板の位置ずれ
及び不正配置を確実に防止し得る圧電共振部品を提供す
ることができる。 (d)外部から加わる振動や、落下衝撃を位置決め手段
を構成する弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂の弾性によ
って吸収し、圧電共振子及び端子板の位置ずれ、不正配
置を確実に防止し得る圧電共振部品を提供することがで
きる。 (e)位置決め手段による圧電共振子への振動障害を最
小にし得る圧電共振部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電共振部品の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る圧電共振部品の正面部分断面図で
ある。
【図3】図2のA3ーA3線上における断面図である。
【図4】本発明に係る圧電共振部品の電気シンボル図で
ある。
【符号の説明】
21〜24 圧電共振子 31〜34 端子板 41〜44 位置決め手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 対馬 佐敏 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 山本 隆 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、複数の圧電共振子と、複数の
    端子板と、位置決め手段とを含む圧電共振部品であっ
    て、 前記ケースは、内部空間を有しており、 前記圧電共振子のそれぞれは、面拡がり振動モードを利
    用する平板状素子であり、 前記端子板のそれぞれは、前記圧電共振子の面上に生じ
    るノードに接触し、接触点を除く部分が前記圧電共振子
    の面から離れており、 前記圧電共振子及び前記端子板は、ラダー回路を構成す
    るように積層され、少なくとも前記圧電共振子の周辺が
    前記内部空間の内壁面から間隔を隔てるように、前記内
    部空間内に配置されており、 前記位置決め手段は、前記圧電共振子の周辺部に生じる
    ノードに対応する位置において、前記間隔内に充填され
    た弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂である圧電共振部
    品。
JP14009693A 1993-05-19 1993-05-19 圧電共振部品 Withdrawn JPH06334471A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801