JPH06350389A - 圧電共振部品 - Google Patents

圧電共振部品

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JPH06350389A
JPH06350389A JP16027793A JP16027793A JPH06350389A JP H06350389 A JPH06350389 A JP H06350389A JP 16027793 A JP16027793 A JP 16027793A JP 16027793 A JP16027793 A JP 16027793A JP H06350389 A JPH06350389 A JP H06350389A
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JP
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piezoelectric
terminal
piezoelectric resonators
terminal member
resonators
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JP16027793A
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Masanobu Sugimoto
正信 杉本
Shigeru Moriya
滋 守矢
Yasunobu Oikawa
泰伸 及川
Yoshitoshi Tsushima
佐敏 対馬
Takashi Yamamoto
隆 山本
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Original Assignee
TDK Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型で、量産性が高く、圧電共振子の面拡が
り振動モードに対する端子部材の影響を最小にし得るケ
ース収納タイプのラダー型圧電共振部品を提供する。 【構成】 圧電共振子21〜24は面拡がり振動モード
を利用する素子であり、端子部材31〜34は平板状金
属部材でなる。圧電共振子21〜24及び端子部材31
〜34はラダー回路を構成するように重ねられてケース
1の内部空間11内に配置されている。導電性スペーサ
41〜48は圧電共振子21〜24の面上に生じるノー
ド上で、圧電共振子21〜24と端子部材31〜34と
の間に介在して設けられ、接触部分を除く領域におい
て、圧電共振子21〜24及び端子部材31〜34の間
にスペーサ厚みに起因する間隔を生じさせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラダー型セラミックフ
ィルタ等に用いられる圧電共振部品に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧電共振部品は、例えば実開平
4ー119130号、実開平5ー4622号、実開平5
ー4623号、実開平5ー4624号の各公報に開示さ
れている。基本的な構成として、複数の圧電共振子と、
複数の端子部材とを有し、圧電共振子及び端子部材はラ
ダー回路を構成するように重ねられ、その組立体がケー
スの内部空間内に配置されている。圧電共振子のそれぞ
れは面拡がり振動モードを利用する平板状素子であり、
端子部材のそれぞれは圧電共振子の面上に生じるノード
で圧電共振子に接触し、接触点を除く部分が圧電共振子
の面から離れるように配置されている。端子部材は、金
属板材で構成され、予め、圧電共振子との積層及び接触
に必要な形状に成形されている。ケース内への組み込み
に当たっては、端子部材と圧電共振子を所定の位置関係
で積層した組立体をケース内に挿入した後、端子部材の
外部引出端子部をケースの外面に沿って折り曲げ、面実
装等に適した外部端子を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧電共
振部品には、より一層の薄型化及び量産性の向上等の面
で、改善すべき点がある。例えば、金属板を折返すよう
に折り曲げて端子部材を構成していたので、端子部材の
厚みが板厚の2倍以上になる。また、金属板の片面また
は両面に接触用突起を作るためのプレス加工や、折り曲
げ加工が必要である。プレス加工や折り曲げ加工を行う
と金属板の変形を生じ易く端子板の平行性が損なわれる
等の問題があり、これらの加工工程は一般的にいって量
産性が悪い。
【0004】本発明の課題は、ケース収納タイプのラダ
ー型圧電共振部品を提供することである。
【0005】本発明の別の課題は、圧電共振子の面拡が
り振動モードに対する端子部材の影響を最小にし得る圧
電共振部品を提供することである。
【0006】本発明の更に別の課題は、薄型化が容易
で、量産性の高い圧電共振部品を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、ケースと、複数の圧電共振子と、複数の
端子部材と、導電性スペーサとを含む圧電共振部品であ
って、前記ケースは、内部空間を有しており、前記圧電
共振子は、面拡がり振動モードを利用する素子であり、
前記端子部材は、平板状金属部材でなり、前記圧電共振
子及び前記端子部材は、ラダー回路を構成するように重
ねられて前記内部空間内に配置されており、前記導電性
スペーサは、前記圧電共振子の面上に生じるノード上で
前記圧電共振子と前記端子部材との間に介在して設けら
れ、前記導電性スペーサの接触部分を除く領域におい
て、前記圧電共振子及び前記端子部材の間にスペーサ厚
みに起因する間隔を生じさせている。
【0008】
【作用】圧電共振子及び端子部材は、ラダー回路を構成
するように重ねられて内部空間内に配置されているか
ら、ケース収納タイプのラダー型圧電共振部品が得られ
る。
【0009】導電性スペーサは、圧電共振子の面上に生
じるノード上で圧電共振子と端子部材との間に介在して
設けられ、導電性スペーサの接触部分を除く領域におい
て、前記圧電共振子及び端子部材の間にスペーサ厚みに
起因する間隔を生じさせているから、圧電共振子の面拡
がり振動モードに対する端子部材の影響を、導電性スペ
ーサによる間隔保持によって、最小にすることができ
る。
【0010】端子部材が平板状金属部材でなり、圧電共
振子と端子部材とを電気的に接続する導電性スペーサが
圧電共振子と端子部材との間に介在して設けられている
から、従来必須であった接触用突起形成のためのプレス
加工、2重折り曲げ加工等が不要である。このため、薄
型になると共に、量産性が向上する。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る圧電共振部品の分解斜視
図、図2は図1に示した本発明に係る圧電共振部品の部
分断面図、図3は図2のA3ーA3線上における平面断
面図である。参照符号1はケース、参照符号21〜24
は圧電共振子、参照符号31〜34は端子部材、参照符
号41〜48は導電性スペーサである。ケース1は内部
空間11を有している。内部空間11はケース1の一側
面側で開口している。開口部には絶縁封止樹脂6が充填
されている。絶縁封止樹脂6の充填されている開口側と
は反対側のケース1の底部には端子導出孔12(図1参
照)が設けられている。
【0012】圧電共振子21〜24のそれぞれは面拡が
り振動モードを利用する素子である。具体的には、平板
状圧電磁器素体の厚み方向の両面に電極を設けた構造で
ある。圧電磁器素体は両面の電極間に電界が印加された
ときに、対角方向に電歪現象を生じるように分極され
る。面拡がり振動モードの場合、圧電磁器素体の平面の
中心部にノードが発生する。
【0013】端子部材31〜34のそれぞれは、例えば
0.1mm程度の板厚を有する銅板または燐青銅板等に
よって構成される。端子部材31〜34の内、端子部材
31は互いに間隔を隔てて対向する第1接触片311及
び第2接触片312を、連結片313によって連続させ
た構造となっている。第1接触片311及び第2接触片
312は共に平板状である。端子部材32〜34は接触
片321〜341を有する。323〜343は端子部で
ある。
【0014】圧電共振子21〜24及び端子部材31〜
34は、ラダー回路を構成するように積層され、少なく
とも圧電共振子21〜24の周辺が内部空間11の内壁
面から間隔を隔てるように、内部空間11内に配置され
ている。図1及び図2を参照して、ラダー回路を構成す
るための圧電共振子21〜24及び端子部材31〜34
の配置関係を説明する。ケース1の内部に端子部材31
を挿入した後、端子部材31に設けられた第1接触片3
11と第2接触片312との間に、圧電共振子21、端
子片32、圧電共振子22、端子片33及び圧電共振子
23を、この順序で差し込む。次に、端子部材31の第
2接触片312と、ケース1の内壁面との間の間隔内に
端子部材34を差し込んだ後、端子部材34と第2接触
片312との間に圧電共振子24を差し込む。端子片3
2〜34の端子部323〜343はケース1の外部に引
出して、ケース1の外面に沿って同一方向に折曲げる。
これにより平面実装タイプの圧電共振部品が得られる。
図2中の参照符号7は封止樹脂である。図示はされてい
ないが、圧電共振子の数、配置、大きさは任意である。
端子部材も同様である。
【0015】導電性スペーサ41〜48は圧電共振子2
1〜24の面上に生じるノード上で圧電共振子21〜2
4と端子部材31〜34との間に介在して設けられてい
る。そして、図4にも拡大して示すように、導電性スペ
ーサ41〜48の接触部分を除く領域において、圧電共
振子21〜24及び端子部材31〜34の間にスペーサ
厚みに起因する間隔G1、G2を生じさせている。導電
性スペーサ41〜48は導電性ゴムまたは導電性樹脂の
何れかで構成できる。これらは、端子部材31〜34の
圧電共振子対向面に一体的に付着させることが望まし
い。導電性スペーサ41〜48は端子部材31〜34の
少なくと一面上に付着された半田で構成することもでき
る。図4において、200は圧電共振子21〜24を構
成する圧電磁器素体、210は同じくその電極である。
【0016】図5は本発明に係る圧電共振部品の電気シ
ンボル図である。圧電共振子21、24を直列共振子と
し、圧電共振子22、23を並列共振子とし、端子部材
32の端子部323を出力端子とし、端子部材33の端
子部333を接地端子とし、端子部材34の端子部34
3を入力端子とするラダー接続回路が得られる。
【0017】上述のように、圧電共振子21〜24及び
端子部材31〜34は、ラダー回路を構成するように重
ねられて内部空間内に配置されているから、ケース収納
タイプのラダー型圧電共振部品が得られる。
【0018】導電性スペーサ41〜48は、圧電共振子
21〜24の面上に生じるノード上で圧電共振子21〜
24と端子部材31〜34との間に介在して設けられ、
導電性スペーサ41〜48の接触部分を除く領域におい
て、圧電共振子21〜24及び端子部材31〜34の間
にスペーサ厚みに起因する間隔を生じさせているから、
圧電共振子21〜24の面拡がり振動モードに対する端
子部材31〜34の影響を、導電性スペーサ41〜48
による間隔保持によって最小にすることができる。
【0019】端子部材31〜34が平板状金属部材でな
り、圧電共振子21〜24と端子部材31〜34とを電
気的に接続する導電性スペーサ41〜48が圧電共振子
21〜24と端子部材31〜34との間に介在して設け
られているから、従来必須であった接触用突起形成のた
めのプレス加工及び2重折り曲げ加工等が不要である。
このため、薄型になると共に、量産性が向上する。
【0020】導電性スペーサ41〜48を導電性ゴム、
導電性樹脂または半田で構成し、これらを端子部材31
〜34に一体に付着させる構造をとった場合、これらは
高い位置精度で形成できるので、導電性スペーサ41〜
48を圧電共振子21〜24のノードに精度よく位置合
わせし、共振インピーダンスの変動、不要振動モードの
発生を防止し、所望の特性を得ることができる。また、
外部から加わる振動や、落下衝撃に伴う圧電共振子21
〜24及び端子部材31〜34の位置ずれ及び不正配置
を確実に阻止できる。
【0021】圧電共振子21〜24は、通常タイプのも
のを用いることができる他、圧電磁器素体200に付着
される電極210(図4参照)を、Cu−Ni合金、N
i−Cr合金またはCr−Si合金の少なくとも一種に
よって構成することも有効である。これらの合金でなる
電極は、耐酸化性、耐硫化性及び耐食性に優れ、シルバ
ーマイグレーションを発生する余地がない。このため、
圧電共振子21〜24の電極210と端子部材31〜3
4との間で接触不良を生じにくい高信頼度の圧電共振部
品が得られる。
【0022】更に、Cu−Ni合金、Ni−Cr合金ま
たはCr−Si合金の少なくとも一種によって構成され
た電極210は、フィルタとして使用した場合電極が適
度な電気抵抗値を有するため実効的に圧電振動子のQ値
を低下させるので群遅延特性を改善することができる。
このため、抵抗器を用いることなく、群遅延特性を改善
することができる。
【0023】図6は本発明に係る圧電共振部品に用いら
れる導電性スペーサの他の実施例を示す図である。この
実施例では、端子部材31〜34の少なくとも一つに、
一面側に突出する半球状突起300を設け、他面側に導
電性スペーサ41〜48を付着させた構造となってい
る。導電性スペーサ41〜48は導電性樹脂、導電性ゴ
ムまたは半田等でなる。
【0024】図7は圧電共振子と端子部材との間の接触
構造の他の例を拡大して示す断面図である。導電性スペ
ーサ41〜48は端子部材31〜34に取り付けられた
リベットでなる。
【0025】図8は本発明に係る圧電共振部品の更に別
の実施例を示す部分断面図、図9は図8のA9ーA9線
上断面図である。この実施例では、位置決め手段91〜
94を有する。位置決め手段91〜94は、圧電共振子
21〜24の周辺部に生じるノードに対応する位置に充
填された弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂である。この
ような樹脂の例としては、シリコン系樹脂を挙げること
ができる。図示の圧電共振子21〜24は矩形状である
ので、圧電共振子21〜24の幅方向の中間部及び長さ
方向の中間部に、合計4箇所のノードを生じる。位置決
め手段91〜94はこれらの各ノードに弾性樹脂あるい
は発泡性弾性樹脂を塗布し、硬化させることによって形
成される。弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂の塗布幅は
必要な機械的強度を確保できる範囲で、できるだけ狭く
形成することが望ましい。
【0026】位置決め手段91〜94は、間隔内に充填
された弾性樹脂あるいは発泡性弾性樹脂であるから、圧
電共振子21〜24及び端子部材31〜34に弾性樹脂
あるいは発泡性弾性樹脂が密接し、圧電共振子21〜2
4及び端子部材31〜34の位置ずれ及び不正配置が確
実に防止できる。
【0027】また、外部から加わる振動や、落下衝撃を
位置決め手段91〜94を構成する弾性樹脂あるいは発
泡性弾性樹脂の弾性によって吸収し、圧電共振子21〜
24及び端子部材31〜34の位置ずれ、不正配置を確
実に防止できる。
【0028】更に、位置決め手段91〜94は、圧電共
振子21〜24の周辺部に生じるノードに対応する位置
において充填されているから、位置決め手段91〜94
による圧電共振子21〜24への振動障害を最小にする
ことができる。
【0029】図10は本発明に係る圧電共振部品の更に
別の実施例を示す部分断面図、図11は図10のA11
ーA11線上断面図である。位置決め手段91〜93
は、圧電共振子21〜24の周辺部に生じるノードに対
応する位置を含んで、圧電共振子21〜24及び端子部
材31〜34の積層方向に沿い間隔内に設けられた突起
である。位置決め手段91〜93は、ケース1と同体に
形成してもよいし、ケース1とは別部品とし、所定の位
置に組み付ける構成であってもよい。また、その幅は必
要な機械的強度を確保できる範囲で、できるだけ狭く形
成することが望ましい。
【0030】上記構造であると、位置決め手段91〜9
3により、圧電共振子21〜24及び端子部材31〜3
4の位置ずれ及び不正配置が確実に防止できる。しか
も、位置決め手段91〜94は、圧電共振子21〜24
の周辺部に生じるノードに対応する位置に配置されてい
るから、位置決め手段91〜94による圧電共振子21
〜24への振動障害を最小にすることができる。
【0031】実施例において、ケース1は横幅方向で見
た一端側に開口部を有しており、圧電共振子21〜24
及び端子部材31〜34は、開口部を通して、ケース1
の内部に挿入されるようになっている。このような構造
のもとで、位置決め手段91〜93は開口部側とは反対
側の横幅方向の一端側、及び、縦幅方向の両側に配置さ
れている。従って、ケース1内に圧電共振子21〜24
及び端子部材31〜34を挿入するだけで圧電共振子2
1〜24は位置決め手段91〜93による位置決め作用
を受ける。実施例とは異なって、位置決め手段91〜9
3は開口部側とは反対側の横幅方向の一端側、及び、縦
幅方向の一端側に配置することもできる。この場合も、
ケース1内の所定位置に圧電共振子21〜24を位置決
めできる。
【0032】図12は本発明に係る圧電共振部品の更に
別の実施例を示す部分断面図、図13は図12のA13
ーA13線上断面図である。この実施例では、複数備え
られる圧電共振子21〜24のうち、圧電共振子21及
び24は横幅及び縦幅が圧電共振子22及び23のそれ
より寸法差d1、d2だけ小さくなっている。また、圧
電共振子21〜24及び端子部材31〜34と向き合う
側に、横幅または縦幅の寸法差d1、d2に対応した段
差を持つ段部a、bを有する。この段部a、bによっ
て、圧電共振子21〜24の面上に生じるノードが圧電
共振子間で一致する方向に制御される。位置決め手段9
1〜93は、ケース1と同体に形成してもよいし、ケー
ス1とは別部品とし、所定の位置に組み付ける構成であ
ってもよい。また、その幅は必要な機械的強度を確保で
きる範囲で、できるだけ狭く形成することが望ましい。
【0033】複数備えられる圧電共振子21〜24のう
ち、圧電共振子21及び24は横幅及び縦幅が圧電共振
子22及び23のそれより寸法差d1、d2だけ小さく
なっているから、圧電共振子21〜24の大きさによ
り、高選択度を達成すると共に、群遅延特性を改善する
ことができる。
【0034】位置決め手段91〜93は、圧電共振子2
1〜24及び端子部材31〜34の積層方向に沿い、ケ
ース1と圧電共振子21〜24及び端子部材31〜34
との間の間隔内に設けられ、圧電共振子21〜24及び
端子部材31〜34と向き合う側に横幅及び縦幅の寸法
差d1、d2に対応した段差を持つ段部a、bを有し、
段部a、bによって、圧電共振子21〜24の面上に生
じるノードが圧電共振子間で一致する方向に制御するか
ら、大きさの異なる圧電共振子21、24と圧電共振子
22、23との間において、各圧電共振子21〜24の
面上に生じるノードを確実に一致させることができる。
このため、共振インピーダンスの変動、不要振動モード
の発生を防止し、所望の特性を得ることができる。ま
た、外部から加わる振動や、落下衝撃に伴う圧電共振子
21〜24及び端子部材31〜34の位置ずれを、位置
決め手段91〜93によって阻止し、圧電共振子21〜
24及び端子部材31〜34の位置ずれ、不正配置を確
実に防止できる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)ケース収納タイプのラダー型圧電共振部品を提供
できる。 (b)圧電共振子の面拡がり振動モードに対する端子部
材の影響を最小にし得る圧電共振部品を提供できる。 (c)薄型化が容易で、量産性の高い圧電共振部品を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電共振部品の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る圧電共振部品の正面部分断面図で
ある。
【図3】図2のA3ーA3線上における断面図である。
【図4】圧電共振子と端子部材との間の接触構造を拡大
して示す断面図である。
【図5】本発明に係る圧電共振部品の電気シンボル図で
ある。
【図6】圧電共振子と端子部材との間の接触構造の他の
例を拡大して示す断面図である。
【図7】圧電共振子と端子部材との間の接触構造の他の
例を拡大して示す断面図である。
【図8】本発明に係る圧電共振部品の更に別の実施例を
示す部分断面図である。
【図9】図8のA9ーA9線上断面図である。
【図10】本発明に係る圧電共振部品の更に別の実施例
を示す部分断面図である。
【図11】図10のA11ーA11線上断面図である。
【図12】本発明に係る圧電共振部品の更に別の実施例
を示す部分断面図である。
【図13】図12のA13ーA13線上断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 11 内部空間 21〜24 圧電共振子 31〜34 端子部材 41〜48 導電性スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 対馬 佐敏 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 山本 隆 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、複数の圧電共振子と、複数の
    端子部材と、導電性スペーサとを含む圧電共振部品であ
    って、 前記ケースは、内部空間を有しており、 前記圧電共振子は、面拡がり振動モードを利用する素子
    であり、 前記端子部材は、平板状金属部材でなり、 前記圧電共振子及び前記端子部材は、ラダー回路を構成
    するように重ねられて前記内部空間内に配置されてお
    り、 前記導電性スペーサは、前記圧電共振子の面上に生じる
    ノード上で前記圧電共振子と前記端子部材との間に介在
    して設けられ、前記導電性スペーサの接触部分を除く領
    域において、前記圧電共振子及び前記端子部材の間にス
    ペーサ厚みに起因する間隔を生じさせている圧電共振部
    品。
  2. 【請求項2】 前記導電性スペーサは、導電性ゴムまた
    は導電性樹脂の何れかでなる請求項1に記載の圧電共振
    部品。
  3. 【請求項3】 前記導電性スペーサは、前記端子部材の
    少なくと一面上に付着された半田でなる請求項1に記載
    の圧電共振部品。
  4. 【請求項4】 前記導電性スペーサは、前記端子部材に
    取り付けられたリベットでなる請求項1に記載の圧電共
    振部品。
JP16027793A 1993-06-04 1993-06-04 圧電共振部品 Withdrawn JPH06350389A (ja)

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