JP2570140B2 - 三端子ディップ型コンデンサ - Google Patents

三端子ディップ型コンデンサ

Info

Publication number
JP2570140B2
JP2570140B2 JP5275336A JP27533693A JP2570140B2 JP 2570140 B2 JP2570140 B2 JP 2570140B2 JP 5275336 A JP5275336 A JP 5275336A JP 27533693 A JP27533693 A JP 27533693A JP 2570140 B2 JP2570140 B2 JP 2570140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
terminal
lead terminal
capacitor element
dip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5275336A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07130578A (ja
Inventor
啓二 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5275336A priority Critical patent/JP2570140B2/ja
Priority to US08/334,302 priority patent/US5521791A/en
Publication of JPH07130578A publication Critical patent/JPH07130578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570140B2 publication Critical patent/JP2570140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三端子ディップ型コン
デンサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、三端子ディップ型コンデンサ
(以下、三端子コンデンサと記す)は、図4(b)にそ
の一例の外観を示すように、一列に並んだ三つのリード
端子を備えている。これら三つの端子のうち外側の二つ
は、外装樹脂6内部で、コンデンサ素子の電荷蓄積用対
向電極の一方に共通に接続され、同電位となるようにさ
れている。中央の端子は、これら二つの端子に対して、
対向電極の他方の側に接続されている。従って、中央の
端子と左右の端子との間に容量が発生する。端子配列を
このようにすると、例えば、このコンデンサをプリント
配線基板などに実装するとき、コンデンサの向きが誤っ
て所定の向きとは逆向きに実装され、コンデンサへの印
加電圧の極性が入れ替ってしまうという、いわゆる逆実
装が起らないので、この端子配列は、固体電解コンデン
サなどのような有極性のコンデンサの場合には非常に有
用性の高い配列である。
【0003】以下に、従来の三端子コンデンサの構造に
ついて説明する。図5(a)は、特開昭62ー1508
16号公報(特願昭60ー294362号公報)に開示
された従来の三端子コンデンサの製造方法を、円筒状の
コンデンサ素子に適用した場合の例を示す外観図である
(以下、この製造方法により得られる三端子コンデンサ
を、従来例1のコンデンサと記すこととする)。尚、同
図は、以下の説明を簡潔にするため、外装樹脂を省いて
示してある。同図を参照すると、このコンデンサでは、
コの字型に折り曲げられたリード端子2cの間に、例え
ばタンタルなどの弁作用金属からなる固体電解コンデン
サ素子(以後、素子と記す)3が挾まれており、リード
端子2cの両脚及び上辺と素子側面及び上面とが導電性
接着剤5により固着されている。素子3の下面中央から
紙面下向きに導出されたタンタル線4にはリード端子1
が溶接されている。固体電解コンデンサでは、通常、素
子3側面が陰極側となり、素子下面中央のタンタル線4
が陽極側となるので、この図に示すコンデンサでは、二
本のリード端子2cが陰極リード端子となり、リード端
子1が陽極リード端子となる。
【0004】このように、三端子コンデンサにおいて
は、素子側面及び端面の少くとも一つの面と陰極リード
端子とを確実に接続する技術が欠かせないが、上述した
従来例1のコンデンサには、素子3と陰極リード端子2
cとの接続の信頼性に多少難点がある。すなわち、図5
(a)において、コの字型を貫通する方向に振動や衝撃
が加わったとき、素子3と陰極リード端子2cとの接続
部が剥離してしまうことがある。
【0005】上記三端子コンデンサにおける接続の信頼
性を改良するため、図5(b)に示す構造のコンデンサ
(以下、従来例2のコンデンサと記す)が提案されてい
る。尚、同図は、これを簡素化して理解を容易にするた
め、素子3と陰極リード端子2dL,2dRとを接続す
る導電性接着剤及び外装樹脂を省いて示してある。図5
(b)を参照すると、このコンデンサでは、陰極リード
端子を、素子3を左側から支えるリード端子2dLと、
これに対向して右側から支えるリード端子2dRとの二
つに分けている。それぞれの陰極リード端子2dL,2
dRは、素子3側面をその周に沿って挟む円弧の部分
と、この円弧部分に垂直(素子3側面に平行)な直線部
分とからなっている。このコンデンサについて、陽極リ
ード端子1に垂直で陰極リード端子2dL,2dRの円
弧部分を含む面内で考えると、これら円弧部分が素子3
を全方向にわたって均等に支えている。従って、このコ
ンデンサに水平(素子3側面に垂直)に加わるどの方向
の振動あるいは衝撃に対しても、素子3と陰極リード端
子2dL,2dRとの接続が損われることがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図5
(b)に示す従来例2のコンデンサは、図5(a)に示
す従来例1のコンデンサに対して、素子と陰極リード端
子との接続の信頼性が高いという利点を有している。し
かし一方、そのために製造コストが増加し高価になると
いう問題が生じている。以下にその説明を行う。
【0007】図6(a)から図7(b)は、従来例2の
コンデンサの外観を、製造工程順に示す図である。この
コンデンサを作るには、先ず、図6(a)に示すよう
に、右側陰極リード端子2dRだけが取り付けられた帯
板5dRと、素子3だけが取り付けられた帯板53とを
準備する。そして、図中に破線の矢印で示すように、こ
れら二つの帯板5dR,53を重ね合せる。このとき、
陰極リード端子2dRと素子3の陽極リード端子1との
間の間隔LdRは、コンデンサ完成時の本来の間隔(すな
わち素子3の半径にほぼ等しい)よりも大きくしておく
必要がある。尚、同図において、帯板5dR及び帯板5
3には、陰極リード端子2dR及び素子3がそれぞれ複
数ずつ取り付けられているが、図を簡潔化するために、
それぞれ一つずつが取り付けられた状態を示す。
【0008】次に、図6(b)中に実線の矢印で示すよ
うに、重ね合わせた帯板53を紙面右方向に移動させ、
素子3と右側の陰極リード端子2dRとを嵌め合せる。
【0009】次いで、図7(a)に示すように、左側陰
極リード端子2dLだけが取り付けられた帯板5dLを
用意する。そして、同図中に破線の矢印で示したよう
に、前の工程で得られている二枚重ねの帯板5dR,5
3に帯板5dLを重ね合せる。このとき、陰極リード端
子2dLと素子1の陽極リード端子1との間の間隔LdL
を、コンデンサ完成時の本来の間隔よりも大きくしてお
く。
【0010】その後、図7(b)中に実線の矢印で示す
ように、帯板5dLを紙面右方向に移動させて、陰極リ
ード端子2dLと素子3とを嵌め合せ、更に、陰極リー
ド端子2dR,2dLと素子3側面とを導電性接着剤塗
布或いははんだ浸漬などにより接続、固着させる。
【0011】最後に、浸漬法などにより樹脂外装を施し
たのちリード端子を切断して、図5(b)に示す従来例
2のコンデンサを完成する。尚、図5(b)は、前述の
ように、導電性接着剤及び外装樹脂を省いて示す。
【0012】以上の製造工程の説明から明かなように、
従来例2のコンデンサでは、帯板どうしを重ね合せた
後、それらを左右に移動させる工程が二回必要である。
これに対して、従来例1のコンデンサでは、陰極リード
端子と素子とを組み立てるときは、上記公報に記載され
ているように、コの字型の陰極リード端子が取り付けら
れた帯板とコンデンサ素子が取り付けられた帯板とを、
リード端子のコの字型の両脚の間に素子が挟み込まれる
ように重ね合すだけで良く、帯板どうしを左右に移動す
る必要はない。
【0013】このように、従来例2のコンデンサを作る
には、従来例1のコンデンサに比べて、帯板を重ねた後
それらを左右に移動させる二回の製造工程が少くとも余
計に必要であり、その分製造コストが上昇する。
【0014】従って、本発明は、陰極リード端子と素子
との接続の信頼性が従来例2のコンデンサにおけると同
等程度に高く、しかも製造工程がより少なくコスト削減
に有利な三端子ディップ型コンデンサを提供することを
目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の三端子ディップ
型コンデンサは、電荷蓄積作用を行うコンデンサ素子
と、前記コンデンサ素子に固着されて前記コンデンサ素
子の電荷蓄積用対向電極の一方に電気的に通じる一本の
第1のリード端子と、前記コンデンサ素子に固着されて
前記対向電極の他方に電気的に通じる二本の第2のリー
ド端子とが樹脂外装されてなる三端子ディップ型コンデ
ンサであって、前記コンデンサ素子が、互いに対向する
二つの端面を少くとも一組有する形状で前記端面に垂直
な側面を少なくとも含む外周面には前記対向電極の他方
に電気的に通じる導電体層を備え、前記コンデンサ素子
の前記二つの端面の一方からその端面に垂直な方向に導
出された前記第1のリード端子と、それぞれ前記導電体
層に固着接続された前記二本の第2のリード端子とが、
前記第1のリード端子を中にして一直線上に並ぶように
されている構造の三端子ディップ型コンデンサにおい
て、前記第2のリード端子のそれぞれを、前記コンデン
サ素子の前記側面を前記端面に平行な方向に沿い一部開
放部をもって取り囲む側面支持部と、この側面支持部の
開放部末端に接続し前記コンデンサ素子の前記側面に沿
って前記第1のリード端子の導出方向に延びる直線部と
からなるようにすると共に、この三端子ディップ型コン
デンサを前記端面に垂直な方向から見たとき、二つの前
記側面支持部が前記コンデンサ素子を挟んで対向し、二
つの前記直線部が前記コンデンサ素子を挟んで対向して
前記第1のリード端子を中にして一直線上に並ぶように
したことを特徴とする三端子ディップ型コンデンサであ
る。
【0016】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して説明する。図1(a)は、本発明の第1の実
施例による三端子コンデンサの外観を示す図である。
尚、同図は、本発明の特徴部分、すなわち陰極リード端
子の形状をはっきり表すために、陰極リード端子と素子
とを接続する接続部材(例えば、導電性接着剤或いはは
んだなど)と外装樹脂とを省いて示してある。同図を参
照すると、本実施例の素子3は、直円筒状である。この
素子3の一方の端面の中心からタンタル線4が垂直方向
に導出され、これに陽極リード端子1が溶接されて、従
来公知の陽極リード端子付きコンデンサ素子を形成して
いる。左側の陰極リード端子2aLは、素子3の上部側
面(陽極リード端子1導出端面とは反対の面側の端部側
面)で素子3をその円周に沿って取り囲んでいる半円形
部分と、素子側面に沿って紙面下方向に延びる直線部分
とからなる。右側の陰極リード端子2aRは、同様に、
素子3の下部側面で、素子3をその円周に沿って取り囲
む半円形部分と、素子側面に沿う直線部分とからなる。
【0017】ここで、本実施例に特徴的なのは、それぞ
れの陰極リード端子における半円形部分と直線部分との
接続位置及び、半円形部分が素子3を取り囲む部分であ
る。すなわち、前述した従来例2のコンデンサ(図5
(b)参照)では、陰極リード端子2dLの半円形部分
は、素子3をその左側の側面で取り囲んでいる。そし
て、直線部分が、半円形の弧の中央頂点部に取り付けら
れている。陰極リード端子2dRは、同様に、その半円
形部分が素子3の右側側面を取り囲み、弧の中央頂点部
に直線部分が取り付けられている。これに対して、本実
施例(図1(a)参照)では、左側陰極リード端子2a
Lの半円形部分は、素子3を手前側の側面で取り囲んで
いる。直線部分は、この円弧の左端(紙面手前側から見
た場合)に取り付られている。右側の陰極リード端子2
aRは、同様に、素子3を奥側の側面で取り込む半円形
部分と、この円弧の右端(同)に取り付けられた直線部
分とからなっている。
【0018】本実施例では、素子3を陰極リード端子2
aL,2aRの二つの半円形部分で取り囲んでいるの
で、従来例2のコンデンサと同様に、コンデンサに水平
(素子側面に垂直)ないずれの方向の振動や衝撃に対し
ても、素子3と陰極リード端子2aL,2aRとの接続
部分が剥離することはなく、接続の信頼性は高い。
【0019】以下に、本実施例の製造工程を説明する。
図2から図3(b)は、本実施例による三端子コンデン
サの外観を製造工程順に示す図である。これらの図を参
照して、先ず、図2に示すように、右側陰極リード端子
2aRだけが取り付けられた帯板5aRと、素子3だけ
が取り付けられた帯板53とを準備し、同図中に破線の
矢印で示すように、二つの帯板5aR,53どうしを重
ね合せる。このとき、陰極リード端子2aRと素子3の
陽極リード端子1との間の間隔LaRは、コンデンサ完成
時の本来の間隔(すなわち、素子3の半径にほぼ等し
い)にしておく。尚、同図において、帯板2aR及び帯
板53には、陰極リード端子2aR及び素子3がそれぞ
れ複数ずつ取り付けられているが、図を簡潔化するため
に、それぞれ一つずつが取り付けられた状態を示す。
【0020】次に、図3(a)に示すように、左側陰極
リード端子2aLだけが取り付けられた帯板5aLを準
備し、同図中に破線の矢印で示したように、これまでの
工程で得られている帯板5aR,53に帯板5aLを重
ねる。このとき、陰極リード端子2aLと陽極リード端
子1との間隔LaLは、コンデンサ完成時の本来の大きさ
と等しくしておく。
【0021】このようにして、図3(b)に示される、
陰極リード端子2aL,2aRと素子3とが嵌め合され
た組立て体が得られる。その後、図4(a)に示すよう
に、はんだ浸漬或いは導電性接着剤など、公知の方法・
材料によって、陰極リード端子と素子3とを接続・固着
し、浸漬法などにより樹脂外装を施し、リード端子を切
断して、図4(b)に示される外観を備えた本実施例の
三端子コンデンサを完成する。このようにして得られた
本実施例において、素子3と陰極リード端子2aL,2
aRとの接着部材及び外装樹脂を省いた外観を図1
(a)に示す。
【0022】これまでの説明から明かなように、本実施
例には、帯板を重ね合せる工程が二回あるがそのいずれ
においても、重ね合せた後、帯板を左右方向に移動する
必要はない。すなわち、従来例2のコンデンサの製造工
程に対して、少なくとも二回の帯板移動工程が不要であ
り、その分製造コストを削減できる。
【0023】尚、本実施例に用いる陰極リード端子2a
L,2aRは、剛性の高い金属であっても良いが、例え
ばタンタル固体電解コンデンサなどに通常用いられてい
る、ニッケルベースのはんだめっき線材(通称、NP
A)や鉄ベースの銅下地はんだめっき線材(通称、CP
A)などのように、ばね弾性を備えた線材を用いること
も勿論できる。このようなばね弾性線材を用いると、陰
極リード端子や素子の寸法、形状(例えば、半円形部分
の半径や、帯板への取り付け位置など)に設計値からの
ずれがあった場合でも、そのリード端子のばね性により
このずれを吸収できるので、部材の寸法精度或いは組立
て精度を緩和することができて、その分製造コストを圧
縮できる。
【0024】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図1(b)は、本発明の第2の実施例の外観を示
す図である。尚、同図は、説明を簡潔にするために、陰
極リード端子2bR,2bLと素子3とを接続する接続
部材及び外装樹脂を省いて示してある。図1(b)を参
照すると、本実施例は、陰極リード端子2bR,2bL
の構造が第1の実施例のものとは異なっている。すなわ
ち、それぞれの陰極リード端子2bL,2bRには、素
子上面を紙面上方向から抑える端面支持部が設けられて
いる。この端面支持部は、それぞれの陰極リード端子2
aL,2aRの半円形円弧の中央頂点部(つまり、それ
ぞれの陰極リード端子における直線部分との接続位置に
対して90度の位置)に設けられた素子上部方向への立
上り部分と、素子3をその上面から下部方向(陽極リー
ド端子1の導出方向)に抑えるように、素子上面に沿っ
て折り曲げられた部分とを備えている。従って、本実施
例の三端子コンデンサは、コンデンサに水平な振動・衝
撃に対してのみならず、垂直な振動・衝撃が加わった場
合でも、陰極リード端子と素子との接続部分での剥離が
起ることはなく、接続の信頼性が更に高い。
【0025】上記端面支持部の立上り部分の位置は、陰
極リード端子の直線部分の接続位置に対して90度の位
置に特に限定されるものではなく、例えば45度の位置
或いは180度の位置など、どのような位置であっても
良い。又、この実施例では、線状の端面支持部を一つだ
け備えた陰極リード端子を示したが、これは一つだけで
なく複数個であっても良い。更に、形状も、幅広のもの
やキャップ状のものでも良いし、二つの陰極リード端子
のうちの一方にのみ設けるようにしても良いことは勿論
である。
【0026】尚、これまでの実施例は全て、素子3が円
筒状のものであったが、本発明を例えば上記公報に記載
されているような、素子が角柱状のコンデンサ適用して
も、本発明の作用、効果は何ら損われるものではない。
この場合は、陰極リード端子の半円形の部分の形状を素
子外形に添うように角型にし、素子3が嵌め込まれるよ
うな開放部を設ければ、これまで述べた実施例と同様の
効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の三端子デ
ィップ型コンデンサは、これを陽極リード端子が導出さ
れた端面に垂直な方向から見たとき、二つの陰極リード
端子のそれぞれの側面支持部がコンデンサ素子を挟んで
対向し、これら二つの側面支持部のそれぞれの開放部末
端に取り付けられたそれぞれの直線部がコンデンサ素子
を挟んで対向し陽極リード端子を中にして一直線上に並
ぶようにされている。
【0028】このことにより本発明によれば、陰極リー
ド端子とコンデンサ素子との接続の信頼性が従来例2の
コンデンサにおけると同等程度に高く、しかも製造工程
がより少なくコスト削減に有利な三端子ディップ型コン
デンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例及び第2の実施例の外観
を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の製造工程を説明するた
めの外観図である。
【図3】本発明の第1の実施例の製造工程を説明するた
めの外観図であって、図2に示す工程以降の工程に関す
る図である。
【図4】本発明の第1の実施例の製造工程を説明するた
めの外観図であって、図3に示す工程以降の工程に関す
る図である。
【図5】分図(a)は、従来の三端子ディップ型コンデ
ンサの一例の外観を示す図である。分図(b)は、従来
の三端子ディップ型コンデンサの他の例の外観を示す図
である。
【図6】図5(b)に示す三端子ディップ型コンデンサ
の製造工程を説明するための外観図である。
【図7】図5(b)に示す三端子ディップ型コンデンサ
の製造工程を説明するための外観図であって、図6に示
す工程以降の工程に関する図である。
【符号の説明】
1 陽極リード端子 2aL,2aR,2bL,2bR 陰極リード端子 2c,2dL,2dR 陰極リード端子 3 コンデンサ素子 4 タンタル線 5aL,5aR,5bL,5bR 帯板 5dL,5dR,53 帯板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷蓄積作用を行うコンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子に固着されて前記コンデンサ素子の
    電荷蓄積用対向電極の一方に電気に通じる一本の第1の
    リード端子と、前記コンデンサ素子に固着されて前記対
    向電極の他方に電気的に通じる二本の第2のリード端子
    とが樹脂外装されてなる三端子ディップ型コンデンサで
    あって、 前記コンデンサ素子が、互いに対向する二つの端面を少
    くとも一組有する形状で前記端面に垂直な側面を少なく
    とも含む外周面には前記対向電極の他方に電気的に通じ
    る導電体層を備え、前記端面に垂直な方向から見たと
    き、前記コンデンサ素子の前記二つの端面の一方からそ
    の端面に垂直な方向に導出された前記第1のリード端子
    と、それぞれ前記導電体層に固着接続された前記二本の
    第2のリード端子とが、前記第1のリード端子を中にし
    て一直線上に並ぶようにされている構造の三端子ディッ
    プ型コンデンサにおいて、 前記第2のリード端子のそれぞれを、前記コンデンサ素
    子の前記側面を前記端面に平行な方向に沿い一部開放部
    をもって取り囲む側面支持部と、この側面支持部の開放
    部末端に接続し前記コンデンサ素子の前記側面に沿って
    前記第1のリード端子の導出方向に延びる直線部とから
    なるようにすると共に、 この三端子ディップ型コンデンサを前記端面に垂直な方
    向から見たとき、二つの前記側面支持部が前記コンデン
    サ素子を挟んで対向し、二つの前記直線部が前記コンデ
    ンサ素子を挟んで対向して前記第1のリード端子を中に
    して一直線上に並ぶようにしたことを特徴とする三端子
    ディップ型コンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の三端子ディップ型コンデ
    ンサにおいて、 前記コンデンサ素子の形状が直円筒状であり、 前記側面支持部の前記端面に垂直な方向から見たときの
    形状を、前記コンデンサ素子の円形断面の半径とほぼ同
    等の半径を有する円の180度より小さい円弧としたこ
    とを特徴とする三端子ディップ型コンデンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の三端子ディップ型コンデ
    ンサにおいて、 前記二つの側面支持部の少くとも一方に、前記コンデン
    サ素子の側面に沿って前記第1のリード端子導出方向と
    は逆方向に延び前記コンデンサ素子の他方の端面に沿う
    ように成形された端面支持部を設けたことを特徴とする
    三端子ディップ型コンデンサ。
JP5275336A 1993-11-04 1993-11-04 三端子ディップ型コンデンサ Expired - Lifetime JP2570140B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5275336A JP2570140B2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 三端子ディップ型コンデンサ
US08/334,302 US5521791A (en) 1993-11-04 1994-11-04 Three-terminal dip type capacitor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5275336A JP2570140B2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 三端子ディップ型コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07130578A JPH07130578A (ja) 1995-05-19
JP2570140B2 true JP2570140B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=17554053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5275336A Expired - Lifetime JP2570140B2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 三端子ディップ型コンデンサ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5521791A (ja)
JP (1) JP2570140B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998014039A1 (en) * 1996-09-24 1998-04-02 Philips Electronics N.V. Passive component
WO2009126139A1 (en) * 2008-04-07 2009-10-15 Kemet Electronics Corporation Clip-on lead frame
US20120019985A1 (en) * 2010-07-20 2012-01-26 Lien Chang Electronic Enterprise Co., Ltd. Aluminum electrolyte capacitor
JP5415628B2 (ja) * 2010-12-07 2014-02-12 ルビコン株式会社 コンデンサ、コンデンサ用ケースおよび回路付き基板
DE102015200717A1 (de) * 2015-01-19 2016-07-21 Efficient Energy Gmbh Kondensator
CN110571055A (zh) * 2018-06-06 2019-12-13 中兴通讯股份有限公司 防呆插件电解电容及与其配用的印刷电路板

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4068291A (en) * 1976-04-12 1978-01-10 Sprague Electric Company Solid electrolyte capacitor with improved cathode lead
US4162518A (en) * 1977-08-15 1979-07-24 Union Carbide Corporation Anode body for solid electrolytic capacitor
JPS5855645U (ja) * 1981-10-12 1983-04-15 チトセ株式会社 金属製パイプ脚の脚先キャップ取付装置
JP2522430Y2 (ja) * 1988-01-27 1997-01-16 日本電気株式会社 ヒューズ付き固体電解コンデンサ
JPH0518026U (ja) * 1991-08-12 1993-03-05 関西日本電気株式会社 固体電解コンデンサ
JPH0555095A (ja) * 1991-08-27 1993-03-05 Nec Kansai Ltd 固体電解コンデンサ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07130578A (ja) 1995-05-19
US5521791A (en) 1996-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030039093A1 (en) Solid electrolytic capacitor and its manufacturing method
JP2020027932A (ja) 電子部品
JPH06251981A (ja) 放電ギャップ付き積層チップコンデンサ
JP2570140B2 (ja) 三端子ディップ型コンデンサ
US10714264B2 (en) Electronic device
CN110783785A (zh) 母排以及用于制造母排的方法
JP3035492B2 (ja) 積層セラミック部品
US6285535B1 (en) Surge absorber
US6771486B2 (en) Storage cell for surface mounting
CN112447395B (zh) 电子组件及其上安装有该电子组件的板
CA1191565A (en) Means and a method for converting finished electrical components with terminal leads to elements having planar terminations
JPH06223805A (ja) 電池一体型プリント基板及びその製造方法
JPH04159704A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP3149523B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JPH0963894A (ja) 電気二重層コンデンサ
CN110875134B (zh) 包括电容器阵列的电子组件及安装框架
CN110875141B (zh) 电子组件
JP3511682B2 (ja) 電気接続子
JPH065477A (ja) 積層型固体電解コンデンサおよびその製造方法
JPH05114395A (ja) 偏平型電源素子
JPH06334474A (ja) 圧電共振部品
JP2605563Y2 (ja) 電解コンデンサの配線接続構造およびコンデンサバンク
JPH08107259A (ja) 表面実装用電子部品
JPH0722282A (ja) チップ型固体電解コンデンサ
JPH0963893A (ja) 電気二重層コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960820