JPH077305Y2 - コークス押出機の定位置停止制御装置 - Google Patents

コークス押出機の定位置停止制御装置

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JPH077305Y2
JPH077305Y2 JP220190U JP220190U JPH077305Y2 JP H077305 Y2 JPH077305 Y2 JP H077305Y2 JP 220190 U JP220190 U JP 220190U JP 220190 U JP220190 U JP 220190U JP H077305 Y2 JPH077305 Y2 JP H077305Y2
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武則 工藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコークス炉に配置した押出機の押出ラムヘッド
を炭化室の窯口に位置合せ(芯合せ)する装置に関する
ものである。
[従来の技術] コークス炉には炭化室内で炭化した灼熱コークスを押出
す押出機が設置されている。
このコークスを押出すに際しては、軌道上を走行する押
出機の押出ラムヘッドを炭化室の窯口に制度良く位置合
せしなければならない。
この位置合せ精度は±5mm程度の誤差範囲という高精度
を要求されるものであり、押出機に乗った熟練運転者が
インチング操作により微調整を行っていた。
しかし、近年、このコークス炉も省力化が進められてお
り、前記押出機の運転も自動化されつつある。
この押出機のような移動機械の停止位置を自動的に微調
整する装置として、例えば特開昭59−109582号公報に提
案の定位置停止装置があり、これを第2図を参照して説
明する。
この構造は、軌条30上に車輪31で走行する移動機械32が
停止すべき位置に応じて軌道33内に配置したブロック34
と、移動機械32の下面に両ロッドシリンダー35の中間部
を固定支持し、この移動機械32の下部に該移動機械32走
行方向に移動可能に支持し、且つ前記両ロッドシリンダ
ー35の両端を固定した台車36と、該台車36の両側に設け
たブラケット37a,37bと、回転機構38により回転可能に
該ブラケット37a,37b間に設けた回転支持体39と、該回
転支持対39に中間を回動自在に吊下げた左右一対の前記
ブロック34、クランプ用の把握アーム40a,40bと、該両
把握アーム40a,40bの先部間を連結した油圧シリンダー4
1とより構成している。
かくして、前記回転機構38により回転支持体39を回転し
て両把握アーム40a,40bが横方向を向いた状態で移動機
械32が軌条30上を走行して所定位置に停止する。
次に、回転機構38を動作して両把握アーム40a,40bが下
方向を向いた状態(第2図の状態)になるように回転支
持体39を回動する。
この回転支持体39の回転が完了すると油圧シリンダー41
を伸長して把握アーム40a,40bを回動する。
これにより、把握アーム40a,40bの下端は前記ブロック3
4をクランプする。
つぎに、このままの状態で、前記両ロッドシリンダー35
を動作させれ移動機械32を所定位置に微調整するもので
ある。
[考案が解決しようとする課題] しかし、特開昭59−109582号公報は上記のようにブロッ
ク34のクランプ用の油圧シリンダー41、微調整用の両ロ
ッドシリンダー35を設けると共に、回転支持体39の回転
用の回転機構38を各々有し、更に各油圧シリンダー41と
連結する把握アーム40a,40bを回動可能に、両ロッドシ
リンダー35と連結する台車36を移動可能に、回転機構38
と連結する回転支持体39を回転可能に各々設けなければ
ならず非常に複雑となる等の問題を有するものであっ
た。
本考案は簡単な構造で押出機をコークス炉炭化室の窯口
の所望位置に常に精度良く位置合せ出来る定位置停止制
御装置を提供することを課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案者は上記課題を解決するために種々検討を行った
結果、前記ブロックをクランプする油圧シリンダーの一
方を伸長し、他方を縮小して該伸長した油圧シリンダー
でブロックを押すことによりコークス押出機は走行移動
を開始し、該油圧シリンダーの伸長を停止すればコーク
ス押出機の走行移動も停止するために、従来のブロック
のクランプ用油圧シリンダーをコークス押出機の前記微
調整と併用することにより構造的に簡単になることの知
見を得た。
本考案は上記知見を基にして成されたものであり、その
特徴とする手段はコークス炉のコークス押出機走行移動
用の軌条を設置した軌道に突接したブロックをクランプ
して所定の位置に停止するクランプ機構を有するコーク
ス押出機において、該押出機の下部の機体フレームに回
動可能に上端を吊下げた回動アームを左右に一対設け、
該両回動アームと前記機体フレーム間に制御可能な油圧
シリンダーを回動可能に設けて構成した前記クランプ機
構と、前記コークス押出機の押出ラムヘッドの後方に設
けて、前記コークス炉の炭化室の窯口と該押出ラムヘッ
ドの押出機走行方向のずれを測定する検出器と、前記ク
ランプ機構でブロックをクランプした後、前記検出器で
測定した押出機走行方向のずれ量が所定範囲内になるよ
うに前記油圧シリンダーの伸縮量を制御する制御装置を
設けたものである。
[作用] 本考案の作用を第1図を参照して説明する。
本考案はコークス押出機Pに設けた間隙測定部Gにより
押出ラムヘッド3でコークス炉の炭化室1内の灼熱コー
クスを押出す工程において、前記押出ラムヘッド3の左
右両側とコークス炉の炭化室1の窯口Kの左右両側との
距離a,bを測定する。
そして、制御部Sにより、前記測定距離a,bが許容範囲
内になるように、クランプ機構Eの油圧シリンダー14a,
14bを伸縮制御せしめてコークス押出機Pを走行移動制
御するものである。この際、制御部Sは前記測定距離a,
bにより、伸長、縮少制御する油圧シリンダー14a,14bと
その量も決定して制御する。
上記クランプ機構Eの油圧シリンダー14a,14bは制御部
Eからの制御により一方の油圧シリンダー14a(14b)は
伸長し、他方の油圧シリンダー14b(14a)は縮少する
が、伸長した油圧シリンダー14a(14b)を介して回動ア
ーム21a(21b)によりブロック18を押す。
これにより回動アーム21a(21b)はブロック18からの反
作用を受け、伸長した油圧シリンダー14a(14b)を介し
てコークス押出機Pは伸長する油圧シリンダー14a(14
b)側に移動を始め、該油圧シリンダー14a(14b)の伸
長が終わった段階で停止する。
このようにして、押出ラムヘッド3とコークス炉の炭化
室窯口Kのずれ距離a,bが許容範囲内になる迄コークス
押出機Pを走行移動するものである。
[実施例] 本考案の一実施例装置を第1図を参照しつつ説明する。
図中、1はコークス炉COの燃焼室2に挟まれて、石炭を
乾留する炭化室、3は炭化室1内の灼熱コークスを押出
すために押出ラムの先端に設けた押出ラムヘッド、Pは
軌道17上に設けた軌条4を矢印X,Y方向に走行移動する
押出機、Gは押出ラムヘッド3の側部と炭化室1の側壁
との間隙を測定する間隙測定部であり、押出機Pの押出
ラムヘッド3が炭化室1の灼熱コークスを押出す為に、
該炭化室1の窯口Kの近傍所定位置に到達した際に窯口
Kの近傍を撮影する撮像器5と、撮像器5で撮影した画
像を処理して押出ラムヘッド3の両側と窯口Kの両側壁
との間隙a,bを測定する画像処理部6より構成してい
る。
Sは間隙測定部Gで測定した間隙a,bにより押出機P又
はクランプ機能Eの動作信号を発する制御部であり、間
隙aとbの差の絶対値dを演算する演算部7と、演算部
7からの絶対値dと設定器8で設定した許容値d0を比較
してその大小関係を判定する比較部9と、比較部9で比
較した結果、絶対値dが許容値d0より小さい場合、押出
器Pの押出制御部10に押出ラム11の駆動信号を発する押
出ラム駆動指令部12と、前記比較部9で比較した結果、
絶対値dが許容値d0より大きい場合、前記間隙aとbを
比較してその大小関係を判定する比較部13と、比較部13
で比較した結果によりステッピング油圧シリンダー(パ
ルスモータで油圧シリンダー内蔵のスプールを移動調整
してシリンダーロッドの伸縮量を制御するものであり、
以下単に油圧シリンダーと称す)14a及び油圧シリンダ
ー14bの駆動信号を発する油圧シリンダー駆動指令部15
より構成されている。
Eは押出機Pの下部に設けると共に軌道17に設置したブ
ロック18をクランプするクランプ装置であり、前記油圧
シリンダー駆動指令部15からの油圧シリンダー14a,14b
の駆動指令、つまり、比較部13で比較した結果、間隙a
がbより大きい場合、押出機Pを矢印X方向に前記絶対
値dだけ微小走行移動せしめるために油圧シリンダー14
aのシリンダーロッド22aを伸長し、油圧シリンダー14b
のシリンダーロッド22bを縮少する駆動指令により該油
圧シリンダー14a及び14bを駆動するシリンダー駆動制御
部16と、該シリンダー駆動制御部16の駆動制御信号によ
りシリンダーロッド22a,22bを伸縮する油圧シリンダー1
4a,14bと、該油圧シリンダー14a,14bの各シリンダーロ
ッド22a,22bの先端を回動自在に設け、他端を支持台19
で回動自在に支持する回動アーム21a,21bより構成して
いる。
次に、押出機Pの押出ラムヘッド3を炭化室1の窯口K
に位置合せする動作について説明する。
まず、押出機Pが軌条4を走行移動して所定位置に停止
する。
押出機Pが停止して、シリンダー駆動制御部16にブロッ
ク18のクランプ信号が入力すると該シリンダー駆動制御
部16は両油圧シリンダー14a,14bを駆動する。これによ
り両油圧シリンダー14a,14bのシリンダーロッド22a,22b
が伸長して回動アーム21a,21bによりブロック18をクラ
ンプする。
このクランプにより、押出ラムヘッド3は炭化室1の窯
口Kの近傍に位置調整される。
つぎに、間隙測定部Gで押出ラムヘッド3の両側と窯口
Kの側壁との間隙a,bを測定する。この間隙の差を絶対
値dが許容値d0より小さくなるように制御部Sにより両
油圧シリンダー14a,14bを制御する。
油圧シリンダー14a,14bは制御部Sの制御より押出機P
が走行移動しようとする方向(大きな間隙a又はb方
向)のシリンダーロッド22aを伸長し、反走行移動方向
のシリンダーロッド22bを縮小する。
かくして、伸長した油圧シリンダー14aのシリンダーロ
ッド22aの先端に設けた回動アーム21aによりブロック18
を押すことにより、該ブロック18からの反作用をシリン
ダーロッド22aを介して押出機Pがうける。
これにより、押出機Pはシリンダーロッド22aを伸長し
た油圧シリンダー14a方向に走行移動するものである。
尚、本実施例における制御部Sは特別なものを用いる必
要はなく、市販のパソコン、プロコン等を用いてもよ
い。
又、制御可能な油圧シリンダー14a,14bとして、本実施
例においてはステッピング油圧シリンダーを用いたが、
本考案はこれに限ることはなく、サーボ式油圧シリンダ
ー等のシリンダーロッドの伸縮制御が可能なものであれ
ば良い。
[考案の効果] 以上、説明した本考案の定位置停止制御装置はブロック
18をクランプ機構の両油圧シリンダーによりクランプし
て一次微調整し、その後、間隙測定部で測定した押出ラ
ムヘッドと炭化室の窯口の間隙により、クランプ機構の
油圧シリンダーを制御して最後の微調整をするものであ
り、つまりクランプ機構の油圧シリンダーの動作のみに
より押出機Pの微調整を行うことが可能となり、構造が
極めて簡単となってコンパクト化することが出来るの
で、コスト的に安価となると共に本考案のコークス押出
機への取付け位置が限定されることが殆どなくなり設計
上好ましい等の多大の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置の簡略説明図、第2図は
従来装置の説明図である。 1…炭化室、2…燃焼室 3…押出ラムヘッド、4…軌条 5…撮像器、6…画像処理部 7…演算部、8…設定器 9…比較部、10…押出制御部 11…押出ラム 12…押出ラム駆動指令部 13…比較部、14…油圧シリンダー 15…油圧シリンダー駆動指令部 16…シリンダー駆動制御部 17…軌道、18…ブロック 19…支持台、21…回動アーム 22…シリンダーロッド P…押出機、G…間隙測定部 E…クランプ機構、S…Eの制御部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉のコークス押出機走行移動用の
    軌条を設置した軌道に突設したブロックをクランプして
    所定の位置に停止するクランプ機構を有するコークス押
    出機において、該押出機の下部の機体フレームに回動可
    能に上端を吊下げた回動アームを左右一対設け、該両回
    動アームと前記機体フレーム間に制御可能な油圧シリン
    ダーを回動可能に設けて構成した前記クランプ機構と、
    前記コークス押出機の押出ラムヘッドの後方に設けて、
    前記コークス炉の炭化室の窯口と該押出ラムヘッドの押
    出機走行方向のずれを測定する検出器と、前記クランプ
    機構でブロックをクランプした後、前記検出器で測定し
    た押出機走行方向のずれ量が所定範囲内になるように前
    記油圧シリンダーの伸縮量を制御する制御装置を設けた
    ことを特徴とするコークス押出機の定位置停止制御装
    置。
JP220190U 1990-01-12 1990-01-12 コークス押出機の定位置停止制御装置 Expired - Lifetime JPH077305Y2 (ja)

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JPH0392747U JPH0392747U (ja) 1991-09-20
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JP2007237036A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Taitec Corp 理化学機器における攪拌,スピンダウン装置

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