JPH0772952B2 - 映像信号記録媒体供給選択再生装置 - Google Patents

映像信号記録媒体供給選択再生装置

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JPH0772952B2
JPH0772952B2 JP61015398A JP1539886A JPH0772952B2 JP H0772952 B2 JPH0772952 B2 JP H0772952B2 JP 61015398 A JP61015398 A JP 61015398A JP 1539886 A JP1539886 A JP 1539886A JP H0772952 B2 JPH0772952 B2 JP H0772952B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A産業上の利用分野 本発明は映像信号記録媒体供給選択再生装置に関し、例
えば、テレビジヨン放送局におけるテレビジヨン信号送
出システムに適用し得るものである。
B発明の概要 本発明は再生送出リストに基づきイベントごとに映像信
号記録媒体を取り出して記録されている映像信号を順次
再生するようにした映像信号記録媒体供給選択再生装置
において、指定された複数の連続するイベントについて
一括変更指令により再生送出開始時刻を所定時間ずつ変
更して記憶し直すようにすることにより、放送番組の放
送時間の変更に対して簡易な操作で容易に対処し得るよ
うにしたものである。
C従来の技術 従来、映像信号記録媒体としてテープカセツトを用いた
映像信号記録媒体供給選択再生装置(以下、カートマシ
ンと呼ぶ)として第5図に示すものがある。
第5図において、棚装置1は例えば40段の棚11〜140
縦方向に並設して具え、各棚11〜140にはそれぞれ異な
る映像信号を記録した第6図に示すテープカセット2が
収納されている。テープカセット2を再生し得るビデオ
テープレコーダ(VTR)として、例えば4台のVTR31〜34
が棚11〜140の並設方向と同じ縦方向に並設して設けら
れている。
棚装置1及びVTR3(31〜34)の両方に近接してエレベー
タ4及びエレベータ4を縦方向に案内するガイド5でな
るカセツト運搬装置が設けられており、エレベータ4を
介して棚装置1及びVTR3間でテープカセツト2を送受す
るようになされている。
エレベータ4にはテープカセツト2を棚装置1及びVTR3
に移送するための移送用アクチユエータ(図示せず)が
設けられており、アクチユエータ用モータ6を駆動制御
してテープカセツト2を棚装置1又はVTR3に移送制御す
るようになされている。また、エレベータ4はエレベー
タ駆動装置7により上下動するようになされている。
テープカセツト2の移送及び再生はマイクロコンピユー
タ構成の制御装置8により制御される。制御装置8は内
蔵するバツフアメモリ9に格納されている再生送出リス
トに基づきテープカセツト2の移送及び再生を制御す
る。
各テープカセツト2には、例えば、いわゆるコマーシヤ
ル用映像信号のように放映単位の映像信号が記録されて
おり、各テープカセツト2を1回再生して送出すること
を単位(以下、イベントと呼ぶ)とし、イベントの送出
順序に従い再生送出リストが形成されている。再生送出
リストは予め形成されて外部記録媒体に記憶され、入力
装置10が操作されたとき外部メモリ装置11からバツフア
メモリ9に転送され、又は入力装置10から直接入力され
てバツフアメモリ9上に格納される。
制御装置8はこの再生送出リストに基づき、再生する順
番に応じて棚11〜140からテープカセツト2をエレベー
タ4に取り出し、その際、光センサ12が読み取つたバー
コード13(第6図)に基づき所定のテープカセツト2を
取り出したことを確認してVTR3に装填させ、その後テー
プを再生送出開始位置に位置決めする。
再生指令を制御装置8が再生送出リストに基づき自動的
に発するようにしたカートマシンもあり、また、入力装
置10のオペレータの操作により再生指令を発するように
したカートマシンもあり、何れにせよカートマシンは再
生指令が与えられることで再生を開始する。制御装置8
は再生が終了するとそのテープカセツト2をVTR3から排
出して元の棚11〜140に戻し、同時にバツフアメモリ9
に記憶されている再生送出リスト、及び再生送出段階を
オペレータに目視確認させるために表示装置14上に表示
されている再生送出リストからその項目を削除する。
VTR31〜34に、常にこれから再生すべき3〜4個のテー
プカセツト2が装填されているように、再生終了したテ
ープカセツト2を排出すると、イベントの再生送出順序
に従つた新たなテープカセツト2を直ちに装填するよう
になされ、各VTR31〜34は常に再生もしくは再生待機状
態に制御される。
このようにして再生送出リストに基づいた制御の下に、
何れかのVTR31〜34から出力映像信号が出力され、これ
が次段の例えばスイツチヤにより、他のカートマシンか
らの出力映像信号やテレビジヨンカメラ装置からの直接
の映像信号と択一的に切り換えられ又は特殊効果が付さ
れて放送装置に与えられ、放映される。
D発明が解決しようとする問題点 ところで、放送番組の中には野球中継などのように終了
時刻が急に変更されるものがある。この場合、以降の放
送番組も延長に伴い放送時間を変更する必要が生じ、い
わゆるコマーシヤルも延長に伴い放送時間を変更する必
要が生ずる。すなわち、この場合、再生送出リストの各
イベントの再生送出開始時刻を延長された時間分だけ遅
延させることが必要となる。
従来、このような変更操作を各イベントについて各別に
行なつていた。ところで、コマーシヤル用映像信号の放
映時間は一般には15秒又は30秒単位であり、そのため、
イベント数は非常に多い。従つて、従来の場合のように
変更操作を各別に行なうと、多くの労力、時間を要し、
改善の余地が残つていた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数のイ
ベントについての再生送出開始時刻を簡易な操作により
一括して変更することができ、放送時間の変更に対して
容易に対処することのできる映像信号記録媒体供給選択
再生装置を提供しようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、記憶し
ている再生送出リスト20に基づきイベントごとに映像信
号記録媒体2を棚装置1から取り出して映像信号再生装
置3に装填し、映像信号を順次再生送出するように制御
装置8が制御する映像信号記録媒体供給選択再生装置に
おいて、制御装置8は、指定された複数の連続するイベ
ントにおける再生送出開始時刻STTを、入力装置10を介
して一括変更指令が与えられたとき指定された所定時間
ずつ変更して記憶し直すようにした。
F作用 オペレータは複数の連続するイベント及び変更すべき時
間情報を指定し、その後、入力装置10を介して一括変更
指令与えるようにする。このとき、制御装置8は再生送
出リスト20上の指定された各イベントについて再生送出
開始時刻STTを所定時間ずつ更新させる。
その結果、放送時間の変更に伴う各イベントの変更が簡
易な操作により容易に実現できる。
G実施例 以下、図面について本発明の一実施例を詳述する。
第2図において、20は再生送出リストを示し、再生送出
リスト20は項目として、例えば、イベント毎に異なる通
し番号が付された送出番号NO、テープカセツト2のイベ
ントに関するタイトル等のID信号ID、テープカセツト2
を再生してカートマシンの出力信号として送出開始する
再生信号開始時刻(後段の放送装置により放映が開始さ
れるべき時刻)STT、テープカセツト2からの再生信号
を出力する再生送出時間(放映時間)DU、テープカセツ
ト2を収納する棚番号BN、テープカセツト2を装填する
VTR番号VT等を有する。
再生送出リスト20は、例えば送出番号NO「34」、「37」
について示すようにテレビジヨンカメラ装置からの映像
信号を又は、他のカートマシンからの映像信号を放映す
るため、当該カートマシンが再生送出動作を停止する空
白期間をも(以下、空白イベントと呼ぶ)リストアツプ
して構成されている。また、再生送出リスト20における
再生送出開始時刻STTは各イベントごとに記憶されてい
るが、表示上は見易くするためオペレータがキー入力し
たイベントについてのみ表示されるようになされてい
る。
制御装置8はこの再生送出リストに基づき、テープカセ
ツト2の取出し、装填、排出、再生送出を制御し、ある
イベントの再生送出が終了すると、バツフアメモリ9に
格納されている再生送出リスト及び表示装置14上に表示
されている再生送出リストの双方からそのイベント項目
を削除する。従つて、再生送出リスト20の最上列にピク
アツプされたイベント(以下、トツプイベントと呼ぶ)
がこれから再生すべき、又は再生中のイベントとなる。
制御装置8は入力装置10を介してオペレータにより再生
送出開始時刻STTの一括変更指令が与えられると、第1
図に示す再生送出開始時刻STTの一括変更プログラムを
実行する。
この実施例の場合、オペレータは一括変更指令を与える
のに先立ち、予め変更すべき最初のイベント(以下、変
更開始イベントと呼ぶ)を表示装置14の当該イベントに
カーソルを位置させることにより指定し、また、変更す
べき最後のイベント(以下、変更終了イベントと呼ぶ)
を送出番号NOの値により指定し、変更開始イベントにつ
いて変更後の再生送出開始時刻を指定しておくことを要
する。
制御装置8は一括変更指令が与えられることにより、ス
テツプSP1において当該プログラムを開始した後、次の
ステツプSP2において、カーソルにより指示されたイベ
ントを処理対象イベントとする。
次いで、ステツプSP3に進んで、変更開始イベントにつ
いて変更後の再生送出開始時刻が指定されているか否か
を判別する。その結果否定結果を得ると後述するステツ
プSP7に進み、これに対して肯定結果を得ると、ステツ
プSP4に進んでその指定された時刻に変更開始イベント
の再生送出開始時刻を変更する。
その後、ステツプSP5においてこの処理対象イベントが
再生送出開始時刻を表示するイベントか否かを判別し、
肯定結果を得ると、ステツプSP6において表示動作を実
行してステツプSP7に進み、他方、表示しないイベント
であることにより否定結果を得ると、直ちにステツプSP
7に進む。
ステツプSP7は処理対象イベントの変更後の再生送出開
始時間に処理対象イベントの再生送出時間を加算し、そ
の加算時間を一旦バツフアに記憶するステツプである。
すなわち、このステツプにより、バツフアには処理対象
イベントの次のイベントについての変更された再生送出
開始時刻が記憶される。
制御装置8は次のステツプSP8において処理対象イベン
トが変更最終イベントか否かを判別する。その結果、肯
定結果を得ると、ステツプSP9に進んで当該プログラム
を終了する。これに対して、ステツプSP8において肯定
結果を得ると、ステツプSP10において次のイベントを処
理対象イベントとした後、次のステツプSP11において上
述のバツフアに記憶した時刻をこの処理対象イベントの
再生送出開始時刻として格納して上述のステツプSP5に
戻る。
以上の構成において、例えば、オペレータが第2図に示
す送出番号NO「31」のイベントを変更開始イベントと
し、送出番号NO「39」のイベントを変更終了イベントと
し、変更開始イベントNO「31」の変更後の再生送出開始
時刻として「00:10:00」を指定して一括変更プログラム
の実行を指令すると、制御装置8はステツプSP2〜SP4を
通じて先ず、イベントNO「31」の再生送出開始時刻を
「00:10:00」に変更する(なお、この段階では表示され
ない)。
その後、ステツプSP5及びSP6を通じて変更後の時刻「0
0:10:00」を表示する。その後、ステツプSP7〜SP10を通
じてイベントNO「32」の再生送出開始時刻を「00:10:1
0」に変更する。このイベントNO「32」は表示を行なわ
ないイベントであるので、ステツプSP5を経て再びステ
ツプSP7に戻る。
以下、同様にしてステツプSP5−SP6−SP7−SP8−SP10−
SP11−SP5(又はSP5−SP7−SP8−SP10−SP11−SP5)で
なるループLPを繰り返すことにより、イベントNO「33」
〜NO「39」の再生送出開始時刻を時間「00:10:00」ずつ
変更して行く。このループLPの繰り返し動作において、
イベントNO「35」及び「38」については表示動作を行な
わせるステツプSP6を経てその再生送出開始時刻STTは表
示される。
変更終了イベントNO「39」についての変更動作が終了す
ると、ステツプSP8において肯定結果が得られ、かくし
て、当該プログラムが終了される。このようにして変更
された変更後の再生送出リストを第3図に示す。
このように、上述の実施例によれば、変更するイベント
の範囲及び変更時間に関する情報を入力するというオペ
レータの簡易な操作に応じて複数のイベントの再生送出
開始時刻を一括して変更するようにしたので、再生送出
リスト20の変更操作に対する操作性を大幅に改善するこ
とができる。従つて、放送時間の変更に容易に対処し得
る装置を提供することができる。
なお、上述の第1図のプログラムに関連してカートマシ
ンに以下に示すような処理を実行させるようにしても良
い。
(1)変更最終イベントの近傍において、時間が重複す
ることが生じ得る。その重複時間における再生送出イベ
ントの調整は第1に変更されたイベントを優先するこ
と、第2図に放送発局(テレビジヨン信号を送出する
局)が当該放送局から他局に切り換わるために時間を厳
守しなければならない空白イベントがある場合にはその
空白イベントを優先すること、という条件で行なうよう
にしても良い。
(2)変更させるべき時間の1つの判断材料を提供する
ように空白イベント間の再生送出時間の総和時間を表示
するようにしても良い。
なお、上述においては本発明を映像信号記録媒体として
テープカセツトを用いたカートマシンについて説明した
が、ビデオデイスクを用いたカートマシンにも適用する
ことができ、上述と同様の効果を得ることができる。
H発明の効果 以上のように本発明によれば、再生送出リスト20上の連
続する複数のイベントの再生送出開始時刻を一括して変
更し得るようにしたので、放送番組の終了時刻が予定時
刻から急に変更された場合にも、簡易な操作により以降
の番組(コマーシヤルも含む)の時刻調整を迅速に行な
うことのできる映像信号記録媒体供給選択再生装置を容
易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による映像信号記録媒体供給選択再生装
置(カートマシン)の一実施例における再生送出開始時
刻の一括変更の処理手順を示すフローチヤート、第2図
及び第3図は第1図の実施例による表示装置14上の再生
送出リスト20を一括変更動作の前後について示す略線
図、第4図はカートマシンの全体構成を示すブロツク
図、第5図はテープカセツトを示す斜視図である。 11〜140……棚、2……テープカセツト、3……VTR、4
……エレベータ、8……制御装置、10……入力装置、14
……表示装置、20……再生送出リスト、STT……再生送
出開始時刻。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶している再生送出リストに基づきイベ
    ントごとに映像信号記録媒体を棚装置から取り出して映
    像信号再生装置に装填し、映像信号を順次再生送出する
    ように制御装置が制御する映像信号記録媒体供給選択再
    生装置において、 上記制御装置は、指定された複数の連続する上記イベン
    トにおける再生送出開始時刻を、入力装置を介して一括
    変更指令が与えられたとき指定された所定時間ずつ変更
    して記憶し直すようにしたことを特徴とする映像信号記
    録媒体供給選択再生装置。
JP61015398A 1986-01-27 1986-01-27 映像信号記録媒体供給選択再生装置 Expired - Lifetime JPH0772952B2 (ja)

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