JPH0810502B2

JPH0810502B2 - 映像信号記録媒体供給選択再生装置

Info

Publication number: JPH0810502B2
Application number: JP61015397A
Authority: JP
Inventors: 功玉木; 守石黒
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1986-01-27
Filing date: 1986-01-27
Publication date: 1996-01-31
Anticipated expiration: 2011-01-31
Also published as: JPS62173665A

Description

【発明の詳細な説明】以下の順序で本発明を説明する。

Ａ産業上の利用分野Ｂ発明の概要Ｃ従来の技術（第５図〜第６図）Ｄ発明が解決しようとする問題点Ｅ問題点を解決するための手段（第１図及び第４図）Ｆ作用（第１図及び第４図）Ｇ実施例（第１図〜第６図）（G1）実施例（第１図〜第６図）（G2）他の実施例及び変形例Ｈ発明の効果Ａ産業上の利用分野本発明は映像信号記録媒体供給選択再生装置に関し、
例えばテレビジヨン放送局におけるテレビジヨン信号送
出システムに適用し得るものである。

Ｂ発明の概要本発明は再生送出リストに基づきイベントごとに映像
信号記録媒体を取り出して記録されている映像信号を順
次再生するようにした映像信号記録媒体供給選択再生装
置において、再生送出時間を停止する空白イベントの挿
入指令が与えられたとき、再生送出開始時刻が入力され
たイベントの直前に空白イベントを挿入するようにする
と共に、空白イベントの実行時にその経過時間が再生送
出リスト上の時間を越えたか否かを報知するようにした
ことにより、再生送出リストの入力、作成操作を簡易化
し、かつ再生送出リストを時間的矛盾のないものとする
と共に、空白イベント前後の連続性を確保しようとした
ものである。

Ｃ従来の技術従来、映像信号記録媒体としてテープカセツトを用い
た映像信号記録媒体供給選択再生装置（以下、カートマ
シンと呼ぶ）として第５図に示すものがある。

第５図において、棚装置１は、例えば40段の棚1₁〜₄₀
を棚方向に並設して具え、各棚1₁〜1₄₀にはそれぞれ異
なる映像信号を記録した第６図に示すテープカセツト２
が収納されている。テープカセツト２を再生し得るビデ
オテープレコーダ（VTR）として、例えば４台のVTR3₁〜
3₄が棚1₁〜1₄₀の並設方向と同じ縦方向に並設して設け
られている。

棚装置１及びVTR3（3₁〜3₄）の両方に近接してエレベ
ータ４、及びエレベータ４を縦方向に案内するガイド５
でなるカセツト運搬装置が設けられており、エレベータ
４を介して棚装置１及びVTR3間でテープカセツト２を送
受するようになされている。

エレベータ４にはテープカセツト２を棚装置１及びVT
R3に移送するための移送用アクチユエータ用モータ（図
示せず）が設けられており、アクチユエータ用モータ６
を駆動制御してテープカセツト２を棚装置１又はVTR3に
移送制御するようになされている。また、エレベータ４
はエレベータ駆動装置７により上下動するようになされ
ている。

テープカセツト２の移送及び再生はマイクロコンピユ
ータ構成の制御装置８により制御される。制御装置８は
内蔵するバツフアメモリ９に格納されている再生送出リ
ストに基づきテープカセツト２の移送及び再生を制御す
る。

各テープカセツト２には、例えば、いわゆるコマーシ
ヤル用映像信号のように放映単位の映像信号が記録され
ており、各テープカセツト２を１回再生して送出するこ
とを単位（以下、イベントと呼ぶ）とし、イベントの送
出順序に従い再生送出リストが形成されている。再生送
出リストは予め形成されて外部記録媒体に記憶され、入
力装置10が操作されたとき外部メモリ装置11からバツフ
アメモリ９に転送され、又は入力装置10から直接入力さ
れてバツフアメモリ９上に格納される。

制御装置８はこの再生送出リストに基づき、再生する
順番に応じて棚1₁〜1₄₀からテープカセツト２をエレベ
ータ４に取り出し、その際、光センサ12が読み取つたバ
ーコード13（第６図）に基づき所定のテープカセツト２
を取り出したことを確認してVTR3に装填させ、その後テ
ープを再生送出開始位置に位置決めする。

再生指令を制御装置８が再生送出リストに基づき自動
的に発するようにしたカートマシンもあり、また、入力
装置10のオペレータの操作により再生指令を発するよう
にしたカートマシンもあり、何れにせよカートマシンは
再生指令が与えられることで再生を開始する。制御装置
８は再生が終了するとそのテープカセツト２をVTR3から
排出して元の棚1₁〜1₄₀に戻し、同時にバツフアメモリ
９に記憶されている再生送出リスト、及び再生送出段階
をオペレータに目視確認させるために表示装置14上に表
示されている再生送出リストからその項目を削除する。

VTR3₁〜3₄に、常にこれから再生すべき３〜４個のテ
ープカセツト２が装填されているように、再生終了した
テープカセツト２を排出すると、イベントの再生送出順
序に従つた新たなテープカセツト２を直ちに装填するよ
うになされた、各VTR3₁〜3₄は常に再生もしくは再生待
機状態に制御される。

このようにして再生送出リストに基づいた制御の下
に、何れかのVTR3₁〜3₄から出力映像信号が出力され、
これが次段の例えばスイツチヤにより、他のカートマシ
ンからの出力映像信号やテレビジヨンカメラ装置からの
直接の映像信号と択一的に切り換えられ又は特殊効果が
付されて放送装置に与えられ、放映される。

Ｄ発明が解決しようとする問題点ところで、コマーシヤル用映像信号は一般に15〔秒〕
又は30〔秒〕が放映単位とされるため、コマーシヤル用
映像信号に関するイベント数は１日で数百イベントにな
る。そこで、コマーシヤル用映像信号を再生送出するカ
ートマシンの再生送出リストは非常に大きなものとな
り、例えば、再生送出リストを午前用、午後用に分けた
としてもまだ大きなものとなる。

そのため、再生送出リストの作成操作、入力操作には
多くの労力及び時間を要することになる。

また、入力すべきイベント数が多いため、入力ミスガ
生じ易く、時間的に矛盾のある再生送出リストが形成さ
れるおそれがある。このような矛盾のある再生送出リス
トをバツフアメモリ９にロードして再生送出を制御する
と、放映が中断する等の問題を生ずる。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、再生送
出リストの作成操作、入力操作を容易化し得ると共に、
矛盾ある再生送出リストを手直しし得る映像信号記録媒
体供給選択再生装置を提供しようとするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段かかる課題を解決するために本発明においては、複数
の棚1₁〜1₄₀を有する棚装置１と、記録媒体２から映像
信号を再生する再生装置3₁〜3₄と、棚装置１から所定の
記録媒体２を取り出して再生装置3₁〜3₄に装填し、再生
終了後に所定の記録媒体２を棚装置１に収納する運搬装
置（４、５）と、放映単位のイベンドに関する事項を放
送順序に従いリストアツプしている再生送出リスト20に
基づいて、運搬装置（４、５）の運搬動作及び再生装置
3₁〜3₄の再生動作を制御する制御装置８と、再生送出リ
スト20を表示する表示装置14とを有する映像信号記録媒
体供給選択再生装置において、再生装置3₁〜3₄による映
像信号の再生動作の停止を示す空白イベントの挿入指令
を入力する入力装置10を設け、制御装置８は、入力装置
10から空白イベントの挿入指令が供給されたときに、再
生送出リスト20の各イベントのうち再生送出開始時刻ST
Tが指定されたイベントの直前に空白イベントを挿入す
る手段と、挿入された空白イベントの前後の複数のイベ
ントの時間情報から空白イベントの再生送出時間DUを算
出する手段と、空白イベントの実経過時間を、算出され
た再生送出時間DUを越えてない時点と越えた時点とで互
いに異なる表示態様で表示装置14上に表示させる手段と
を有するようにした。

Ｆ作用制御装置８は、空白イベントの挿入指令が与えられる
と、再生送出開始時刻STTが入力されているイベントの
前に空白イベントを自動的に挿入する。そこでオペレー
タは、入力装置10を介して制御装置８に挿入指令を与え
ることにより空白イベントについては予め入力操作を行
わなくとも再生送出リスト20を作成することができる。

このようにして、リスト20上にリストアップされた空
白イベントは前後のイベントの時間情報より再生送出時
間DUが決定される。従つて、入力時、時間的な矛盾があ
つた再生送出リスト20も挿入動作を実行することにより
時間的な矛盾を有しないようにし得る。

このようにして入力された空白イベントはオペレータ
がその時間情報を直接入力したものと違うので、所望の
時間と異なる場合がある。そのため空白イベントの経過
時間がリスト20上の再生送出時間を越えることも起こり
得、そこで越えた場合と、越えない場合とで異なる表示
を行なうようにした。

Ｇ実施例（G1）実施例以下、図面について本発明の一実施例を詳述する。

第２図において、20は再生送出リストを示し、再生送
出リスト20は項目として、例えば、イベント毎に異なる
通し番号が付された送出番号NO、テープカセツト２のイ
ベントに関するタイトル等のID信号ID、テープカセツト
２を再生してカートマシンの出力信号として送出開始す
る再生送出開始時刻（後段の放送装置により放映が開始
されるべき時刻）STT、テープカセツト２からの再生信
号を出力する再生送出時間（放映時間）DU、テープカセ
ツト２を収納する棚番号BN、テープカセツト２を装填す
るVTR番号VT等を有する。

再生送出リスト20は、例えば送出番号NO「34」、「3
7」について示すようにテレビジヨンカメラ装置からの
映像信号を又は、他のカートマシンからの映像信号を放
映するため、当該カートマシンが再生送出動作を停止す
る空白期間をも（以下、空白イベントと呼ぶ）リストア
ツプして構成されている。また、再生送出リスト20にお
ける再生送出開始時刻STTは各イベントごとに記憶され
ているが、表示上は見易くするためオペレータがキー入
力したイベントについてのみ表示されるようになされて
いる。

制御装置８はこの再生送出リスト20に基づき、テープ
カセツト２の取出し、装填、排出、再生装置を制御し、
あるイベントの再生送出が終了すると、バツフアメモリ
９に格納されている再生送出リスト及び表示装置14上に
表示されている再生送出リストの双方からそのイベント
項目を削除する。従つて、再生送出リスト20の最上列に
ピツクアツプされたイベント（以下、トツプイベントと
呼ぶ）がこれから再生すべき、または再生中のイベント
となる。

制御装置８は例えば入力装置10を介してオペレータに
より空白イベントの挿入指令が与えられると、第１図に
示す空白イベントの挿入プログラムを実行する。

すなわち、オペレータの操作によりステツプSP1で当
該プログラムを開始した後、次のステツプSP2において
トツプイベントを処理対象イベントとする。次いで、ス
テツプSP3において処理対象イベントが再生送出開始時
刻STTを表示すべきイベントか否かを判別する。

その結果否定結果を得ると、次のステツプSP4におい
て次のイベントを処理対象イベントとしてステツプSP5
に進む。このステツプSP5はオペレータが処理すべき最
後のイベントであると予め指定したイベントの次のイベ
ント（以下、指定イベントと呼ぶ）になつているか否か
を判別するステツプであり、肯定結果を得ると、ステツ
プSP6において当該プログラムを終了し、これに対し
て、否定結果を得ると上述のステツプSP3に戻つて処理
対象イベントが再生送出開始時刻を表示するイベントか
否かを判断する。

このステツプSP3において肯定結果を得ると、ステツ
プSP7に進んで処理対象イベントの前のイベントが空白
イベントであるか否かを判断する。その結果、否定結果
を得るとステツプSP8に進み、前のイベントの再生送出
開始時刻に再生送出時間を加えた時刻を求め、バツフア
に一旦記憶する。その後、ステツプSP9において処理対
象イベントの前に空白イベントを新たに設け、ステツプ
SP10に進んでバツフアに記憶された時刻をこの空白イベ
ントの再生送出開始時刻とする。その後ステツプSP11に
進む。

また、上述の判断ステツプSP7において前イベントが
空白イベントであることにより肯定結果を得ると、直ち
にステツプSP11に進む。ステツプSP11においては、挿入
により、又は前々からあつた空白イベントの再生送出開
始時刻と処理対象イベントの再生送出開始時刻との差時
間を求めて一旦バツフアに記憶し、次のステツプSP12に
おいてこの差時間を空白イベントの再生送出時間とす
る。その後、ステツプSP4に戻つて処理対象イベントを
次のイベントとする。

従つて、例えば再生送出リスト20が表示装置14上の表
示内容を表す第３図（Ａ）に示すように、NO「23」以前
のイベントから得られるイベントNO「24」の再生送出開
始時刻が例えば「00:01:00」であり、キー入力された再
生送出開始時刻「00:01:30」と違う場合において、オペ
レータの選択操作により当該プログラムが実行される
と、ステツプSP1、SP2を経た後、イベントがイベントNO
「24」になるまでステツプSP3−SP4−SP5−SP3のループ
を繰り返す。なお、指定イベントはイベントNO「24」以
降に設定されているものとする。

処理対象イベントがイベントNO「24」になると、ステ
ツプSP4において肯定結果が得られ、ステツプSP7を経て
ステツプSP8において時刻「00:01:00」がバツフアに記
憶される。その後、ステツプSP9において空白イベント
が挿入され、従つて、イベントNO「24」が空白イベント
となり、今までのイベントNO「24」、「25」……がそれ
ぞれ「25」、「26」……となる。その後、空白イベント
NO「24」の再生送出開始時刻として「00:01:00」が格納
される（なお、表示は行なわれない）。

ステツプSP11及びSP12を経ることにより、処理対象イ
ベントNO「25」の再生送出開始時刻「00:01:30」と空白
イベントNO「24」の再生送出開始時刻「00:01:00」との
差時間「00:00:30」が求められ、これが第３図（Ｂ）に
示すように空白イベントNO「24」の再生送出時間DUとし
て格納表示される。

以下、同様の動作が繰り返され、再生送出開始時刻ST
Tが表示されるイベントの前に空白イベントが挿入され
て行く。

従つて、上述の実施例によれば、オペレータは再生送
出リスト20を作成する場合、空白イベントに関する情報
を入力操作しなくとも、次のイベントの再生送出開始時
刻STTを入力しておけば、当該プログラムを実行するこ
とにより再生送出リスト20を完成することができ、入力
操作を簡易化することができる。

因に、空白イベントは他のカートマシン、テレビジヨ
ンカメラ装置側に放送装置が切り換えられているため空
白イベントの次のイベントの再生送出開始時刻STTは重
要な意味をもつており、再生送出開始時刻STTを表示さ
せることが望ましいため従来よりキー入力されることが
多く、空白イベントを挿入させるため次のイベントの再
生送出開始時刻STTを入力操作させるようにしたとして
も、従来に比べて操作を複雑化することにはならず、空
白イベントの情報を入力しない分だけ操作が簡易とな
る。

また、空白イベントを挿入させる意思がない場合に
も、再生送出開始時刻STTがキー入力されたイベント
と、前のイベントとの間に時間的矛盾があつた場合、空
白イベントが挿入された再生送出リスト20として完結し
たものを得ることができる。

ところで、上述のように他のカートマシン、テレビジ
ヨンカメラ装置に切り換えるべき時間（空白イベントの
再生送出時間DU）を入力操作することなく、当該カート
マシンのイベントに関する情報を入力操作することによ
り、空白イベントの再生送出時間を決定するようにして
いるので、例えば、他のカートマシンの再生送出リスト
20との間に時間的矛盾を生ずることがある。

従つて、カートマシン間の切り換えが適切に行われず
に、空白イベントの次のイベントの再生送出開始時刻ST
Tになつても次のイベントの再生指令が与えられず、再
生送出が行なわれないおそれがある。

そこで、上述のように第１図のプログラムを実行する
ことにより空白イベントを挿入するようにしたカートマ
シンは、第４図に示す空白イベントの再生送出時間の監
視プログラムを１フレーム（30分の１秒）ごとに実行す
るようになされている。

すなわち、ステツプSP20において当該プログラムを開
始した後、次のステツプSP21において前のイベントにつ
いてテープが再生送出終了点（エンドオブメツセージ
点）EOMを越えて終了していることを確認した後、次の
ステツプSP22に進んで当該イベントが空白イベントか否
かを判断する。

その結果、空白イベントでないと、ステツプSP28以降
の表示処理に進み、これに対して肯定結果を得ると、次
のステツプSP23において、後述する正数、負数（０を含
む）を示す符号フラグが負数を指示（論理「１」）して
いるか否かを判別する。その結果、正数を指示（論理
「０」）していることを判断すると、ステツプSP24にお
いて再生送出カウント数を「１」だけ減少させる。

ここで、再生送出カウント数は当該空白イベントの前
の空白イベントが終了して当該カートマシーンに切り換
えられたとき予めセツトされるものであり、当該空白イ
ベントの再生送出時間をフレーム数で表した値がセツト
される。

ステツプSP24の処理が終了すると、ステツプSP25にお
いて減少してカウント数が「０」になつたか否かを判断
する。値が「０」でないことにより否定結果を得るとス
テツプSP28以降の表示処理に進み、これに対し、値が
「０」であることにより肯定結果を得ると、ステツプSP
26で符号フラグを負数を表す論理「１」に立上げた後、
表示処理に進む。

上述のステツプSP23において、符号フラグが負数を示
すことにより肯定結果をを得ると、ステツプSP27に進
み、再生送出カウント数（絶対値）を１だけ増加させ
後、ステツプSP28に進む。

ステツプSP28は符号フラグが負数を示しているか否か
を判別するステツプで、その結果、肯定結果を得るとス
テツプSP29に進んでそのときの再生送出カウント数を表
示装置14上の表示画面DESにおける再生送出カウント数
表示領域AR1に反転して表示してステツプSP30で当該プ
ログラムを終了し、これに対してステツプSP28の判別の
結果、否定結果を得ると、ステツプSP31に進んでそのと
きの再生送出カウント数を通常の表示態様（反転表示に
対する表示態様）で表示してステツプSP30で当該プログ
ラムを終了する。

従つて、フレームごとに起動されるこのプログラムを
従えば、空白イベントに切り換わつて他のカートマシン
又はテレビジヨンカメラ装置に切り換わると、表示画面
DES上に表示された再生送出カウント数はフレームごと
に「１」ずつ減少して行き、再生送出リスト20に規定さ
れている当該空白イベントの再生送出時間DUが経過した
時点ではカウント数は「０」となる。

規定されている再生送出時間DUが経過しても、他のカ
ートマシン又はテレビジヨンカメラ装置から当該カート
マシンに切り換らず、また、切り換つても次のイベント
の再生指令が与えられないと、再生送出時間を越えた時
間に応じてカウント数が「１」ずつ増加して行き、しか
も反転表示される。

従つて、当該監視プログラムに従えば、空白イベント
の時間（再生送出時間）が所定時間より越えている場合
にオペレータは容易に認識することができ、適切な処理
を溝ずることが可能となる。

（G2）他の実施例及び変形例なお、第１図及び第４図の処理に対応して以下に示す
ような処理を実行し得るようにしても良い。

（１）例えば、第２図に示すようにトツプイベントNO
「31」が再生送出開始時刻STTをキー入力されたイベン
トである場合に、第１図のプログラムを実行すると、ト
ツプイベントに再生送出時間が不定な空白イベントがリ
ストアツプされる。そこで、この再生送出リストがロー
ドされて実行されるときには、この空白イベントには次
のイベントの再生送出開始時刻とロード時の実時刻との
差時間を再生送出時間と割り当てるようにし、実時刻に
合わせるようにする。

（２）第２図に示すように、挿入以前において再生送
出開始時刻STTがキー入力されたイベントの前のイベン
トが既に空白イベントになつていることもある。このよ
うな再生送出リスト20に対して、第１図のプログラムを
実行すると、２つの空白イベントが続くことになる。こ
の場合、後の空白イベントの再生送出時間DUは「０」と
なる。そこで、後の空白イベントを通常のイベントとみ
なして、他のカートマシンやテレビジヨンカメラ装置へ
の切換動作を起動させないようにしても良い。

また、他のカートマシンに対する空白イベントと、テ
レビジヨンカメラ装置に対する空白イベントが続く場合
がある。このように、再生送出時間DUが「０」以外の空
白イベンドが続く場合には、先の空白イベントに対して
第４図のプログラムを実行することによりカウント数が
「０」になると、直ちに後の空白イベントの再生送出時
間に対応するカウント数をセツトするようにしても良
い。

（３）第１図のプログラムを外部メモリ装置11からバ
ツフアメモリ９に転送させたときに自動的に実行させる
ようにしても良い。この場合、最後のイベントが指定イ
ベントとなるので、多数の空白イベントの挿入によりオ
ーバフローを生ずることもあり得る。そこで、オーバフ
ローの発生を報知させ、オーバフローを生じない範囲で
の挿入処理を行うようにしても良い。

（４）各カートマシンの再生送出リストと、複数のカ
ートマシンを全体的に制御するホストコンピユータの再
生送出リストとの時間的矛盾の発生が生ずることもあり
得るので、第１図のプログラムの起動を自動起動だけで
なく、マニユアル起動も可能としてオペレータが必要に
応じて任意に選択し得るようにしても良い。

（５）映像信号記録媒体として磁気テープ（テープカ
セツト）６を用いたカートマシンだけでなく、本発明は
ビデオデイスクを用いたカートマシンにも適用すること
ができる。

Ｈ発明の効果以上のように本発明によれば、空白イベントを再生送
出リスト上に自動的に挿入し得るようにしたので、再生
送出リストの作成、入力操作の操作性を向上させること
ができ、再生送出リストとして時間的に矛盾のないもの
を得ることができる。また、空白イベントの実際の時間
を監視し、予定の時間を越えると報知し得るようにした
のでオペレータは適切な措置を講ずることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による映像信号記録媒体供給選択再生装
置（カートマシン）の一実施例における空白イベントの
挿入動作の処理手順を示すフローチヤート、第２図は再
生送出リスト20を示す略線図、第３図は第１図の実施例
による表示装置14上の表示内容を示す略線図、第４図は
空白イベントの監視動作の処理手順を示すフローチヤー
ト、第５図はカートマシンの全体構成を示すブロツク
図、第６図はテープカセツトが示す斜視図である。 1₁〜1₄₀……棚、２……テープカセツト、３……VTR、４
……エレベータ、８……制御装置、10……入力装置、14
……表示装置、20……再生送出リスト、STT……再生送
出開始時刻。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の棚を有する棚装置と、記録媒体から
映像信号を再生する再生装置と、上記棚装置から所定の
記録媒体を取り出して上記再生装置に装填し、再生終了
後に上記所定の記録媒体を上記棚装置に収納する運搬装
置と、放映単位のイベントに関する事項を放送順序に従
いリストアツプしている再生送出リストに基づいて、上
記運搬装置の運搬動作及び上記再生装置の再生動作を制
御する制御装置と、上記再生送出リストを表示する表示
装置とを有する映像信号記録媒体供給選択再生装置にお
いて、上記再生装置による上記映像信号の再生動作の停止を示
す空白イベントの挿入指令を入力する入力装置を具え、上記制御装置は、上記入力装置から上記空白イベントの挿入指令が供給さ
れたときに、上記再生送出リストの各イベントのうち再
生送出開始時刻が指定されたイベントの直前に上記空白
イベントを挿入する手段と、挿入された上記空白イベントの前後の複数の上記イベン
トの時間情報から上記空白イベントの再生送出時間を算
出する手段と、上記空白イベントの実経過時間を、上記算出された再生
送出時間を越えてない時点と越えた時点とで互いに異な
る表示態様で上記表示装置上に表示させる手段とを有す
ることを特徴とする映像信号記録媒体供給選択再生装置。