JP3227723B2 - テープカセット自動供給選択再生装置 - Google Patents

テープカセット自動供給選択再生装置

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JP3227723B2 JP17734491A JP17734491A JP3227723B2 JP 3227723 B2 JP3227723 B2 JP 3227723B2 JP 17734491 A JP17734491 A JP 17734491A JP 17734491 A JP17734491 A JP 17734491A JP 3227723 B2 JP3227723 B2 JP 3227723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送出される少なくとも
1つの単位情報信号の記録されたテープカセットを複数
収納する棚装置と、複数の再生装置と、上記テープカセ
ットの運搬装置と、上記各装置を制御する制御装置とを
有し、上記制御装置の制御に応じてテープカセット内の
番組を送出リストの送出順序に従って再生するテープカ
セット自動供給選択再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1本のテープカセット中に複数個の単位
情報信号を有して例えば具体的にコマーシャル等の番組
素材を収録して運用要求に応じて所望の番組素材を送出
するテープカセット自動供給選択再生装置、いわゆるカ
ートマシンは、一般に放送局等において使用されてい
る。この装置には、再生装置として1/2インチや3/
4インチビデオテープレコーダ等を使用して上記コマー
シャル番組を送出するいわゆるライブラリーマネージメ
ントシステム(LMS)によるCMバンクシステムがあ
る。この他にもマルチセグメントカセットを扱うことの
できる送出システム等がある。
【0003】上記テープカセット自動供給選択再生装置
の一つであるライブラリーマネージメントシステムによ
るCMバンクシステムの運用において最短時間で連続し
て番組を送出させることを可能にするサイクルタイムT
P は、このシステムを運用する上において重要なファク
タである。上記システム運用におけるサイクルタイムT
P は、連続送出という条件の中でユーザーの要求できる
限界のサイクルタイムTR である。従って、上記システ
ム機器のサイクルタイムTP よりもユーザーの要求する
サイクルタイムTR が小さい場合、少なくとも送出リス
トにあげられた送出順序の最初の番組は送出しても、こ
の送出以降の番組で送出準備に要する時間が足りずに送
出できない番組が出てくることを意味している。なお、
後述するこの番組素材を送出する機器のサイクルタイム
P は、使用する再生装置の台数も考慮して算出されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放送局にお
いては、上記テープカセット自動供給選択再生装置が導
入されたシステムの運用開始時点ではそれほど多くの番
組素材を保有していないこと等により、最初の運用開始
時点でユーザーの要求は、この装置の運用において収録
可能な番組素材数よりも上記サイクルタイムTR に関し
て重点をおいた設定を要求するのが一般的である。例え
ば、システム機器のサイクルタイムTP より短時間のサ
イクルタイムTR を実現させる場合は、ビデオテープレ
コーダの台数の増やすことによって改善することができ
る。
【0005】そして、このシステムの運用開始後に、次
第にシステム内に収録する番組素材数が増えてくること
がほとんどである。
【0006】このような事情により、上記装置の運用開
始時点でのサイクルタイムTR に鑑みてサイクルタイム
P を重視する観点よりも運用開始後の番組素材数の増
加状況に応じてユーザー要求は、送出に使用するビデオ
テープレコーダの台数を追加購入して対応する方法によ
って最初に設定したサイクルタイムTR を同程度に保た
せながら、1本のテープカセット中に保有する番組素材
数を数多く収録して効率よく運用させたいという要求に
変わってくることが多い。
【0007】また、この単位情報信号を収録する番組素
材と対応付けて運用することによって、テープの使用可
能領域を十分効率よく使用することができ、収録する番
組素材数が増加しても番組素材の検索等による管理は効
率よくできる。
【0008】ところが、運用に際してユーザーの要求で
ある送出順はユーザー毎に違うものであり、選択された
1本のテープカセット中に収録してある番組素材の収録
位置も個々のユーザーが任意に設定しているもので、上
記ユーザー要求に関係する素材収録位置と上記番組素材
を送出するシステム機器に関するサイクルタイムTP
の関係については何ら明確に考慮していない。また、1
本のテープ上に収録可能な上記番組素材収録数と上記サ
イクルタイムTP との関係についても明確な関係を示し
ていない。このため、サイクルタイムを保証した場合に
収録可能な素材数等に関する定量的に提示することが不
可能であった。
【0009】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、1本
のテープカセットのテープ領域を使用可能領域と使用禁
止領域とに設定して記憶し、最短連続再生時間と再生装
置の台数とに応じて、使用禁止領域を解放して新たな使
用可能領域とするように設定を変更することができるテ
ープカセット自動供給選択再生装置の提供を目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープカセ
ット自動供給選択再生装置は、送出される少なくとも1
つの単位情報信号の記録されたテープカセットを収納す
る複数の棚を備える棚装置と、上記複数の棚に収納され
たテープカセットを再生する複数の再生装置と、上記テ
ープカセットを運搬する運搬装置と、上記各装置を制御
する制御装置とを有し、上記制御装置によって要求され
たテープカセットを選択して再生装置に運搬して装填
し、予め指定した上記単位情報信号の送出リストの送出
順序に従って再生し、再生後に該再生装置から上記テー
プカセットを取り出した上記棚装置に収納させるテープ
カセット自動供給選択再生装置において、上記制御装置
は、上記テープカセットのテープ領域を使用可能領域と
使用禁止領域とに設定して記憶し、上記再生装置が最短
時間で連続して上記単位情報信号を再生することができ
る最短連続再生時間と上記再生装置の台数とに応じて、
上記使用禁止領域を解放して新たな使用可能領域とする
ように設定を変更することにより、上述した課題を解決
する。
【0011】ここで、上記テープカセットの使用可能な
領域は、最小の物理的な記録領域としてスロット単位を
用いて示して、このスロット単位でテープに収録可能な
数や送出位置等に関する表示に応じて容易に管理するこ
ともできる。
【0012】
【作用】本発明に係るテープカセット自動供給選択再生
装置は、最初に限定していた記録におけるテープの使用
可能領域及び使用禁止領域をユーザーの要求と機器のサ
イクルタイムTP と再生装置の台数によって定量的に示
される収録可能な番組素材数に応じて変更して再配置す
る。
【0013】
【実施例】本発明に係るテープカセット自動供給選択再
生装置において1本のテープカセットに番組素材を収録
する際の番組素材の効果的な配置方法について図面を参
照しながら説明する。
【0014】このテープカセット自動供給選択再生装置
の後述する外部記憶装置13に記憶されている送出リス
トの順序に応じて後述するビデオテープレコーダ16a
〜16d及びテープカセット14a〜14nのいずれか
一つを選択して再生する場合について説明する。
【0015】テープカセット自動供給選択再生装置に対
するユーザーの要求は、1本のテープカセットに収録す
る番組素材数を増加させ、最短連続送出時間であるサイ
クルタイム内の所要時間を抑えて効率よく、自由にシス
テムを構築できるように制御することである。このよう
に自由にシステムを構築を可能にする方法は、カセット
テープの使用可能な領域を最短連続送出時間及び上記再
生装置の台数に応じて変更可能とすることで実現させて
いる。
【0016】具体的に図1及び図4を参照しながら、こ
のテープカセット自動供給選択再生装置において最初の
運用開始時に番組素材が少ないことから、例えばこの装
置はビデオテープレコーダ3台を用いて、機器のサイク
ルタイムTPは15秒で運用している場合について説明
する。このとき、例えばユーザー指定のサイクルタイム
R =15秒までサイクルタイムの要求を満足する。こ
こで、使用可能領域Uの一つの番組素材に対応する最小
の物理的な記録領域をスロット単位Sで示している。こ
のように1番組を1スロット単位で表すとき、図1Aに
示すように使用可能領域Uが4つの番組素材の場合、使
用可能な記録領域が4スロット分確保するように領域が
設定されている。この使用可能領域Uの両側のテープ領
域は使用禁止領域Nとして設定している。上記使用可能
領域Uの両側に位置する使用禁止領域Nは、一時的な使
用禁止領域とみなしている。
【0017】運用開始後、徐々に収録するコマーシャル
等の番組素材数、すなわちスロット数が増加してくる
と、後述する棚装置14に収納しているテープカセット
14a〜14nの初期に設定した収録可能数を越えてし
まう。このときのユーザーの要求は、要求サイクルタイ
ムTR をそのままに満足させながらテープカセット中に
収録する番組素材数を数多く収録して効率よく運用させ
たいという要求に変わってくる。
【0018】この収録可能な番組素材数の増加に従って
システム機器の動作が追従しない場合がでてくる。この
ような運用における具体的な問題点の一例としてユーザ
ー毎に変化して不定な送出順序の違いと収録している番
組素材の位置によっても再生に要する時間に違いが出る
ことを図4を参照しながら説明する。図4に示すように
1本のテープ上に収録してある番組素材の送出順がたと
え同じであっても、送出する番組素材の収録している位
置によって再生に要する時間に違いが生じてしまう。す
なわち、例えば図4に示すように3つ番組素材の送出順
1 〜a3 は、番組素材2を最初に再生し、次に番組素
材1、番組素材3を順次再生させるように設定してい
る。この図4Aと図4Bに示す番組素材2の送出終了を
示す位置P2Eから番組素材1の頭出し位置P1Sまで要す
る時間は、それぞれb1 、b2 と異なり、図4Bに示す
収録位置から頭出しするまでに要する時間b2 の方が図
4Aの時間b1 より多くの時間を要してしまう。
【0019】ユーザーの要求するサイクルタイムTR
得るように性能を向上させるために、送出順序の通りに
収録していれば、送出する際の番組の頭出しに要する時
間を短縮することができる。すなわち、上記収録する番
組素材1と番組素材2の収録位置が互いに近接する位置
に収録すれば、サイクルタイムの短縮が可能になる。し
かしながら、このように番組素材の収録位置を近接させ
ても、どの番組素材を何番目に送出するかという設定
は、個々のユーザーによって異なる。このため、番組の
頭出しに要する時間の短縮は、送出順序がユーザーによ
ってまちまちのため不定になるため難しい。
【0020】そこで、先ず、図1Bに示すように両側の
使用禁止領域Nの一時的な使用禁止状態を解除して必要
な番組素材数のスロット分の領域だけ新たな使用可能領
域Uとして増やすようにテープカセット供給選択再生装
置の設定を変更して収録数の増加に対応させる。このと
き、テープカセット自動供給選択再生装置は、後述する
制御装置10を介して上記番組素材数に応じた収録がで
きるようにテープ上の使用可能領域Uを制御して制御装
置10に記憶させて設定変更を行っている。
【0021】このような設定変更によって制御が、個々
の番組の素材収録位置を問題にするのではなく、素材収
録範囲に注目してこの範囲内に収録可能な最大番組素材
数とこのとき満足されるサイクルタイムTとの関係につ
いて明確な考慮を行うことによって行われていることに
よっている。例えば図2に示すように上記素材収録範囲
に着目することによって、定量的にサイクルタイムTと
収録可能な最大番組素材数が提示できるようになる。
【0022】なお、図2において横軸に示すサークルタ
イムTは、上記した添字の区別をせずに示している。
【0023】ここで、上記サイクルタイムTは、次の時
間によって表される。テープカセットを収納している棚
装置から選択されたテープカセットを取り出し運搬する
時間tC 、既に装着しているテープカセットと上記選択
されたテープカセットを入れ換える時間tEX、上記テー
プカセットをローディングする時間tL 及び所望の番組
素材の頭出しするまでに要する時間tCUE の総和を使用
するビデオテープレコーダの台数から使用中の台数を引
いた台数で割って算出している。
【0024】従って、上記テープカセット自動供給選択
再生装置においてサイクルタイムTP は使用する再生装
置の台数が多いと短時間で運用できるようになることは
明らかである。例えば、取り出し運搬する時間tC =5
秒、カセットの入れ換え時間tEX=10秒、ローディン
グ時間tL =5秒、所望の番組素材の頭出しに要する時
間tCUE =約10秒で動作させて3台のビデオテープレ
コーダの使用した場合、上記送出開始までに要する所要
総時間30秒の間に2台のビデオテープレコーダで送出
が実現可能なシステム機器のサイクルタイムTP は、1
5秒となる。
【0025】本発明においてこの使用領域Uをある一定
区間の領域に限定しているのは、常に上記サイクルタイ
ムTにおいて少なくとも最も目的の位置の頭出しに要す
る時間を念頭において最初の収録した番組素材と最後に
収録した番組素材の間で頭出しするまでに要する時間t
CUE を一定時間以内に集中させて抑えることが必要だか
らである。換言すれば、これはこのシステム機器のサイ
クルタイムTP で1本のテープカセットに収録された番
組素材の送出を100%保証した場合に相当する。ま
た、この保証することによって最大の番組素材収録数に
対するサイクルタイムTP が明らかになる。
【0026】このようにテープカセットの使用可能領域
Uと上記使用可能領域Uの両側に使用禁止領域Nを設け
て必要に応じて使用禁止領域Nを解放することにより、
ユーザーの要求するサイクルタイムTを短く、収録録可
能な素材数を多くという要求を実現させることができ
る。従って、運用開始後に使用状況が変化してもその状
況に使用可能領域を変更可能なことから、テープカセッ
ト自動供給選択再生装置は、柔軟に対応して運用するこ
とができるようになる。
【0027】また、従来の番組素材の収録の場合のよう
に後に収録した番組素材ほど先頭位置から離れてしまう
ことなく、例えば利用度の高い番組素材を使用可能領域
の中心付近に配置したり、不要の番組を消去して新たな
番組素材で再配置したりすることを考慮するによって、
使用上においてさらに実現可能なサイクルタイムTP
短く、収録可能な番組素材数は多くという相反する要求
に対応することができ、効率よく番組素材を送出するこ
とができる。従って、このテープカセット自動供給選択
再生装置は、自由にシステムを構築することができ、運
用開始後のユーザーの要求にも柔軟に対応することがで
きる。
【0028】また、ユーザーが要求するサイクルタイム
R を実現するためにサイクルタイムTでの1本のテー
プカセット中に収録可能な番組素材数を使用するビデオ
テープレコーダの台数の関係について図2を参照しなが
ら説明する。例えば、ここで、使用するビデオテープレ
コーダを4台と仮定する。テープカセット内の所望の番
組を送出可能に要する各時間の総和は前述と同様に約3
0秒で使用するビデオテープレコーダの台数から使用中
の台数分を引いた台数3台で割った値のサイクルタイム
Tが10秒となる。従って、サイクルタイムに重点をお
くと、前述の例におけるサイクルタイムTP は15秒で
あったが、ビデオテープレコーダを1台増設することに
よってサイクルタイムTPを10秒に変更することが可
能になる。ただし、上述したビデオテープレコーダ3台
でのサイクルタイムTP =15秒もビデオテープレコー
ダ4台でのサイクルタイムTP =10秒での収録可能な
最大番組素材数は1スロットである。
【0029】ところが、番組素材が充実して収録数が増
加してくると、たとえ後述する棚装置14に数多くの収
納棚を有しているとしても上記1本のテープカセットに
許容されている使用可能領域Uだけでは収録数を保有す
ることができなくなってしまうので、図2から明らかな
ようにシステム機器のサイクルタイムTP を10秒から
15秒に変更すると、使用するビデオテープレコーダの
台数が4台の場合、サイクルタイムを100%保証して
1本のテープカセットに収録可能な最大番組素材数は、
27スロットまで可能なことがわかる。
【0030】このように上記1本のテープカセットの許
容する使用可能領域を図2に示すサイクルタイム、再生
装置の台数及び1本のテープカセットに収録可能な最大
番組素材数の定量的な関係に応じてテープカセット自動
供給選択再生装置における制御装置10の設定を立ち上
げ時にユーザーの要求に合わせて変更し、この変更した
各値を制御装置10に記憶させて再設定する。
【0031】従って、図2に示すグラフによってサイク
ルタイムTP を15秒に設定することによって、1本の
テープカセット内に約27スロットのコマーシャル等の
番組を個までビデオテープレコーダの台数を増やすこと
なく、収録可能な番組素材を多くしたいというユーザー
の要求に応じることができる限界を知ることができる。
【0032】また、図2から明らかなように使用するビ
デオテープレコーダの数を4台から5台に1台増設する
ことによってサイクルタイムTP を15秒にした場合、
1本のテープカセットに約50スロットと4台の場合の
略々倍に近くの番組素材を収録することができることも
わかる。ビデオテープレコーダの増設によりどれだけ使
用するテープカセットの使用効率をあげることができる
かも明確に示すことができるようになる。
【0033】ここで、簡単に本発明に係るテープカセッ
ト自動供給選択再生装置の一実施例について図3を参照
しながら説明する。この図3に示すブロック図において
テープカセット自動供給選択再生装置は、動作のすべて
を制御装置10で行っている。この制御装置10は、マ
イクロコンピュータを内蔵している。入力装置であるキ
ーボード11からの入力情報が上記制御装置10に供給
される。また、制御装置10はこの入力情報及び制御装
置の状態を示すメッセージ等を表示装置であるモニタ受
像機12に出力している。制御装置10は外部記憶装置
13とも接続して情報をやりとりしている。この外部記
憶装置13には、送出リストが収められている。
【0034】上記送出リストに基づいて棚装置14に収
納しているテープカセットが収納棚14a〜14nから
順次取り出される。所望のテープカセットは、運搬装置
15を収納している棚に移動して取り出し、所望の再生
装置であるビデオテープレコーダ16a〜16dに装填
される。
【0035】この運搬装置15は駆動装置17によって
駆動している。上記運搬装置15は各収納棚14a〜1
4n及びビデオテープレコーダ16a〜16dの間で受
け渡しするためのアクチュエータ(図示せず)が設けら
れている。上記運搬装置15のモータ18は上記アクチ
ュエータを駆動するために配設している。また、所望の
テープカセットの選択を行うためこの運搬装置15に
は、テープカセットの背面に設けたバーコード(図示せ
ず)を読み取るセンサ19が配設されている。上記駆動
装置17は制御装置10から供給される制御信号に応じ
て運搬装置15をガイド20に沿って上下等に移動する
よう制御している。
【0036】なお、上記送出リストは外部記憶装置13
に番組名をコード化した識別コード、テープ内の収録位
置を示すスロット番号、タイトル及び収納している棚番
号等からなる各情報によって構成している。このシステ
ムが所有する収録している番組素材の各種情報はテープ
に収録する際に入力してアドレステーブルとして格納し
ている。送出リストは、この番組のアドレステーブルを
基に制御装置10を介して送出に必要とされる情報を、
例えば単位情報の送出番号、識別コード、タイトル、送
出時間、棚番号、送出チャンネル、ビデオテープレコー
ダの番号等の情報をオペレータ等が選択して付加するこ
とによって作成している。この送出リストは、例えば制
御装置10のメモリに記憶しているテープカセット14
a〜14nのバーコードデータを利用して作成すること
もできる。このようにユーザーは必要に応じて送出リス
トを変更するだけでテープカセットの存在を気にかける
ことなく、作業することができる。
【0037】以上がテープカセット自動供給選択再生装
置、いわゆるカートマシンの基本的構成である。このよ
うにテープカセット自動供給選択再生装置の制御におけ
る上記各パラメータ間の相互関係を十分に考慮して明ら
かにすることによって、テープカセットの使用可能領域
や必要な台数のビデオテープレコーダ等を効率的にユー
ザー要求に応じて柔軟な対応による運用ができるように
なり、運用開始後の運用形態の変更も最小限でしかも容
易に変更することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のテープカセット自動供給選択再生装置によれば、テ
ープカセットの最初に限定していた使用可能領域の設定
を、最短連続再生時間及び再生装置の台数に応じて1本
のテープカセット中に保有可能な単位情報信号の数に合
わせて変更することにより、最短連続再生時間や記録可
能な単位情報信号の数に対するユーザの要求に応じて自
由にシステムの構築を行うことができる。
【0039】特に、運用開始後に生じるユーザー側から
の要求に対しても柔軟に運用形態に応じて変更すること
が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープカセット自動供給選択再生
装置において、Aは運用開始時におけるテープ上の使用
可能領域を示し、Bは運用開始後の収録番組数が増えて
きた場合のテープ上における対応を示す模式的な図であ
る。
【図2】サイクルタイムTに対する1テープカセットあ
たり収録可能な最大番組素材数の関係及び使用するビデ
オテープレコーダの台数に対応した収録可能な最大番組
素材数を定量的に示したグラフである。
【図3】本発明に係るテープカセット自動供給選択再生
装置における一実施例を示すブロック図である。
【図4】テープカセットにおいて送出順を同じにしても
頭出しするために要する時間がAとBの収録位置の違い
によって異なることを示す模式図である。
【符号の説明】
U・・・・・・・・・・・・・使用可能領域 N・・・・・・・・・・・・・使用禁止領域 S・・・・・・・・・・・・・スロット単位

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送出される少なくとも1つの単位情報信
    号の記録されたテープカセットを収納する複数の棚を備
    える棚装置と、上記複数の棚に収納されたテープカセッ
    トを再生する複数の再生装置と、上記テープカセットを
    運搬する運搬装置と、上記各装置を制御する制御装置と
    を有し、上記制御装置によって要求されたテープカセッ
    トを選択して再生装置に運搬して装填し、予め指定した
    上記単位情報信号の送出リストの送出順序に従って再生
    し、再生後に該再生装置から上記テープカセットを取り
    出した上記棚装置に収納させるテープカセット自動供給
    選択再生装置において、上記制御装置は、上記テープカセットのテープ領域を使
    用可能領域と使用禁止領域とに設定して記憶し、上記再
    生装置が最短時間で連続して上記単位情報信号を再生す
    ることができる最短連続再生時間と上記再生装置の台数
    とに応じて、上記使用禁止領域を解放して新たな使用可
    能領域とするように設定を変更すること を特徴とするテ
    ープカセット自動供給選択再生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御装置は、上記テープカセットの
    使用可能領域の両側のテープ領域を使用禁止領域として
    設定して記憶することを特徴とする請求項1記載のテー
    プカセット自動供給選択再生装置。
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