JPH0772891B2 - データ伝送方法 - Google Patents

データ伝送方法

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JPH0772891B2
JPH0772891B2 JP62029741A JP2974187A JPH0772891B2 JP H0772891 B2 JPH0772891 B2 JP H0772891B2 JP 62029741 A JP62029741 A JP 62029741A JP 2974187 A JP2974187 A JP 2974187A JP H0772891 B2 JPH0772891 B2 JP H0772891B2
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JP
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electronic device
data
time
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card
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貴志 新村
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえばカードリーダ・ライタ(第1の電子
装置)およびICカード(第2の電子装置)が半二重伝送
によりデータの授受を行なうものであって、カードリー
ダ・ライタからの命令データを受信することによりICカ
ードがその命令データに対応する処理を実行し、その後
その処理結果を応答データとしてカードリーダ・ライタ
に送信するデータ伝送方法に関する。
(従来の技術) たとえばカードリーダ・ライタおよびICカードが半二重
伝送によりデータの授受を行なうものであって、カード
リーダ・ライタからの命令データを受信することにより
ICカードがその命令データに対応する処理を実行し、そ
の後その処理結果を応答データとしてカードリーダ・ラ
イタに送信するデータ伝送方法がある。この場合、カー
ドリーダ・ライタは、命令データをICカードへ送信した
後、ICカードから応答データが返送されてくるまで、タ
イムアウトを判定するためのタイマを動作させながら待
機するようになっている。しかし、ICカードの処理の対
象となるエリアが大きくなった場合、当然ICカードの処
理時間は延び、このためカードリーダ・ライタがタイム
アウトになり、ICカードは正常な処理を続行できなくな
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記したように第2の電子装置の処理の対象
となるエリアの大きさが変化し、処理時間が変化した場
合、第1の電子装置がタイムアウトになり、第2の電子
装置は正常な処理を続行できなくなるという問題点を解
決すべくなされたもので、第2の電子装置の処理の対象
となるエリアの大きさが変化し、処理時間が変化して
も、第2の電子装置は常に最後までタイムアウトになる
ことなく処理を正常に行なうことができるデータ伝送方
法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、第1の電子装置から第2の電子装置へ命令デ
ータを送信し、前記第2の電子装置がその命令データの
処理を実行して処理終了の応答データを前記第1の電子
装置へ送信するとともに、前記第1の電子装置は命令デ
ータを送信してから所定の時間内に応答データが返送さ
れてきたかをタイマにより確認し、タイマが所定のタイ
ムアウト時間をカウントしても応答データが返送されて
こない場合は正常な処理を続行しないデータ伝送方法に
おいて、前記第1の電子装置において、前記第2の電子
装置へ命令データを返送すると同時に所定タイムアウト
時間をカウントするタイマを動作させる第1ステップ
と、前記第2の電子装置において、受信した命令データ
の処理に要する時間を算出する第2ステップと、前記第
2の電子装置において、前記第2ステップにて算出した
処理時間が前記第1の電子装置におけるタイムアウト時
間を越える場合、前記第2の電子装置において前記タイ
ムアウト時間内で行なえる処理を実行し、かつ、前記第
1の電子装置へ時間延長の要求データを送信する第3ス
テップと、前記第1の電子装置において、前記第2の電
子装置から時間延長の要求データを受信すると、前記タ
イマをリセットして再スタートさせるとともに、前記第
2の電子装置へ時間延長の許可データを送信する第4ス
テップと、前記第2の電子装置において、前記第1の電
子装置から時間延長の許可データを受信すると、前記タ
イムアウト時間内で行なえる処理を実行し、かつ、命令
データの全ての処理が終了しない場合、前記第1の電子
装置へ時間延長の要求データを送信する第5ステップ
と、前記第4ステップおよび第5ステップを繰返し、前
記第2の電子装置において受信した命令データの全ての
処理が終了した場合、前記第2の電子装置から前記第1
の電子装置へ処理終了の応答データを送信する第6ステ
ップとからなることを特徴としている。
(作用) 第1の電子装置からの命令データを第2の電子装置が受
信し、その命令データの処理を実行して、その処理結果
を第1の電子装置へ送信するデータ伝送方法において、
第1の電子装置では、第2の電子装置へ命令データを送
信すると同時にタイムアウト時間をカウントするタイマ
を動作させ、第2の電子装置では、受信した命令データ
の処理に要する時間を算出し、この算出した処理時間が
第1の電子装置におけるタイムアウト時間を越える場
合、そのタイムアウト時間内で行なえる処理を実行し
て、第1の電子装置へ時間延長の要求データを送信し、
第1の電子装置では、第2の電子装置から時間延長の要
求データを受信すると、タイマをリセットして再スター
トさせるとともに、第2の電子装置へ時間延長の許可デ
ータを送信し、第2の電子装置から時間延長の許可デー
タを受信すると、上記タイムアウト時間内で行なえる処
理を実行し、かつ、命令データの全ての処理が終了しな
い場合、第1の電子装置へ再び時間延長の要求データを
送信し、受信した命令データの全ての処理が終了した場
合、第1の電子装置へ処理終了の応答データを送信する
ものである。
これにより、第1の電子装置のタイムアウトを回避する
ことができるので、第2の電子装置の処理の対象となる
エリアの大きさが変化し、処理時間が変化しても、第2
の電子装置は常に最後までタイムアウトになることがな
く、処理を正常に続行することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第5図は本発明に係るICカードが適用される、たとえば
金融システムあるいはショッピングシステムなどの端末
装置として用いられるカード取扱装置の構成例を示すも
のである。すなわち、この装置は、ICカード1をカード
処理装置としてのカードリーダ・ライタ2を介してCPU
などからなる制御部3と接続可能にするとともに、制御
部3にキーボード4、CRTディスプレイ装置5、プリン
タ6およびフロッピィディスク装置7を接続して構成さ
れる。
ICカード1は、ユーザが保持し、たとえば商品購入など
の際にユーザのみが知得している暗証番号の参照や必要
データの蓄積などを行なうもので、第3図にその機能ブ
ロックを示すように、リード・ライト部11、暗証設定・
暗証照合部12、および暗号化・複号化部13などの基本機
能を実行する部分と、これらの基本機能を管理するスー
パバイザ14とで構成されている。リード・ライト部11
は、カードリーダ・ライタ2との間でデータを読出し、
書込み、あるいは消去を行なう機能である。暗証設定・
暗証照合部12は、ユーザが設定した暗証番号の記憶およ
び読出禁止処理を行なうとともに、暗証番号の設定後に
その暗証番号の照合を行ない、以後の処理の許可を与え
る機能である。暗号化・複号化部13は、たとえば通信回
線を介して制御部3から他の端末装置へデータを送信す
る場合の通信データの漏洩、偽造を防止するための暗号
化や暗号化されたデータの複号化を行なうものであり、
たとえばDES(Data Encryption Standard)など、充
分な暗号強度を有する暗号化アルゴリズムにしたがって
データ処理を行なう機能である。スーパバイザ14は、カ
ードリーダ・ライタ2から入力される命令データを解読
し、前記基本機能のうち必要な機能を選択して実行させ
る機能である。
これらの諸機能を発揮させるために、ICカード1は例え
ば第2図に示すように、制御素子(たとえばCPU)15、
記憶内容が消去可能な不揮発性のデータメモリ16、プロ
グラムメモリ17、およびカードリーダ・ライタ2との電
気的接触を得るためのコンタクト部18によって構成され
ており、これらのうち破線内の部分(制御素子15、デー
タメモリ16、プログラムメモリ17)は1つのICチップで
構成されてICカード本体内に埋設されている。プログラ
ムメモリ17は、たとえばマスクROMで構成されており、
前記各基本機能を実現するサブルーチンを備えた制御素
子15の制御プログラムを記憶するものである。データメ
モリ16は各種データの記憶に使用され、たとえばEEPROM
で構成されている。
カードリーダ・ライタ2は、ICカード1と制御部3との
間でデータの授受を行なうものである。具体的には、第
4図に示すように、図示しないカード挿入口に挿入され
たICカード1を所定の位置まで搬送する搬送機構21、所
定の位置にセットされたICカード1のコンタクト部18に
電気的に接触されるコンタクト部22、全体の制御を司る
CPUなどからなる制御部23、制御部23と制御部3との間
で命令データや応答データの授受を行なうための入出力
インタフェイス回路24、データを記憶するデータメモリ
25、タイムアウト値(制御部23がICカード1に命令デー
タを送信した後、ICカード1からの応答データを制御部
23が受信して認識するまでの容認される最大時間)をカ
ウントするタイマ26などから構成されている。
次に、このような構成において第1図に示すフローチャ
ートを参照しつつ動作を説明する。カードリーダ・ライ
タ2の制御部23は、ICカード1の制御素子15に命令デー
タを送信すると同時にタイマ26をスタートさせる。今、
カードリーダ・ライタ2の制御部23からICカード1の制
御素子15に命令データAが送信されると、制御素子15は
その命令データAに対応する処理に要する時間を算出
し、カードリーダ・ライタ2のタイムアウト値以内に全
ての処理を終了させることができるか否かを判断する。
この判断の結果、タイムアウト値以内に全ての処理が行
なえないと判断すると、制御素子15はタイムアウト値以
内で行なえるだけの処理を実行し、時間延長要求を意味
する応答データBをカードリーダ・ライタ2の制御部23
へ送信する。応答データBを受信すると、制御部23はタ
イマ26をリセットして再スタートさせ、ICカード1の制
御素子15へ時間延長許可を意味する命令データCを送信
する。命令データCを受信すると、制御素子15は再びタ
イムアウト値以内で行なえるだけの処理を実行し、また
処理途中であればカードリーダ・ライタ2の制御部23へ
再び時間延長要求を意味する応答データBを送信する。
以上の動作を繰返すことにより、ICカード1の制御素子
15はどのような大きい処理であっても正常に実行し、全
ての処理が終了すると、処理終了を意味する応答データ
Dをカードリーダ・ライタ2の制御部23へ送信する。
このように、上記実施例によれば、カードリーダ・ライ
タでは、ICカードへ命令データを送信すると同時にタイ
ムアウト時間をカウントするタイマを動作させ、ICカー
ドでは、受信した命令データの処理に要する時間を算出
し、この算出した処理時間がカードリーダ・ライタにお
けるタイムアウト時間を越える場合、そのタイムアウト
時間内で行なえる処理を実行して、カードリーダ・ライ
タへ時間延長の要求データを送信し、カードリーダ・ラ
イタでは、ICカードから時間延長の要求データを受信す
ると、タイマをリセットして再スタートさせるととも
に、ICカードへ時間延長の許可データを送信し、ICカー
ドでは、カードリーダ・ライタから時間延長の許可デー
タを受信すると、上記タイムアウト時間内で行なえる処
理を実行し、かつ、命令データの全ての処理が終了しな
い場合、カードリーダ・ライタへ再び時間延長の要求デ
ータを送信し、受信した命令データの全ての処理が終了
した場合、カードリーダ・ライタへ処理終了の応答デー
タを送信するものである。
これにより、カードリーダ・ライタのタイムアウトを回
避することができるので、ICカードの処理の対象となる
エリアの大きさが変化し、処理時間が変化しても、ICカ
ードは常に最後までタイムアウトになることがなく、処
理を正常に続行することができる。
また、カードリーダ・ライタは、ICカードに送信する命
令データの種類によってタイムアウト時間を変化させず
にすむ。さらにカードリーダ・ライタとICカードとの間
の命令データ、応答データの送受信最大時間を一定にす
ることができる。
なお、前記実施例は、第1の電子装置をカードリーダ・
ライタ2に、第2の電子装置をICカード1とした例であ
るが、たとえば第1の電子装置を制御部3に、第2の電
子装置をカードリーダ・ライタ2としてもよい。要する
に、第1の電子装置および第2の電子装置がデータの授
受を行なうものであって、第1の電子装置からの命令デ
ータを受信することにより第2の電子装置がその命令デ
ータに対応する処理を実行し、その後その処理結果を応
答データとして第1の電子装置に送信する処理方式であ
れば適用可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、第2の電子装置の
処理の対象となるエリアの大きさが変化し、処理時間が
変化しても、第2の電子装置は常に最後までタイムアウ
トになることなく処理を正常に行なうことができるデー
タ伝送方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
は動作を説明するフローチャート、第2図はICカードの
構成を示すブロック図、第3図はICカードの機能ブロッ
クを示す図、第4図はカードリーダ・ライタの構成を示
すブロック図、第5図はカード取扱装置の構成を示すブ
ロック図である。 1……ICカード(第2の電子装置)、2……カードリー
タ・ライタ(第1の電子装置)、3……制御部、15……
制御素子(CPU)、16……データメモリ、17……プログ
ラムメモリ、23……制御部、26……タイマ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電子装置から第2の電子装置へ命令
    データを送信し、前記第2の電子装置がその命令データ
    の処理を実行して処理終了の応答データを前記第1の電
    子装置へ送信するとともに、前記第1の電子装置は命令
    データを送信してから所定の時間内に応答データが返送
    されてきたかをタイマにより確認し、タイマが所定のタ
    イムアウト時間をカウントしても応答データが返送され
    てこない場合は正常な処理を続行しないデータ伝送方法
    において、 前記第1の電子装置において、前記第2の電子装置へ命
    令データを送信すると同時に所定のタイムアウト時間を
    カウントするタイマを動作させる第1ステップと、 前記第2の電子装置において、受信した命令データの処
    理に要する時間を算出する第2ステップと、 前記第2の電子装置において、前記第2ステップにて算
    出した処理時間が前記第1の電子装置におけるタイムア
    ウト時間を越える場合、前記第2の電子装置において前
    記タイムアウト時間内で行なえる処理を実行し、かつ、
    前記第1の電子装置へ時間延長の要求データを送信する
    第3ステップと、 前記第1の電子装置において、前記第2の電子装置から
    時間延長の要求データを受信すると、前記タイマをリセ
    ットして再スタートさせるとともに、前記第2の電子装
    置へ時間延長の許可データを送信する第4ステップと、 前記第2の電子装置において、前記第1の電子装置から
    時間延長の許可データを受信すると、前記タイムアウト
    時間内で行なえる処理を実行し、かつ、命令データの全
    ての処理が終了しない場合、前記第1の電子装置へ時間
    延長の要求データを送信する第5ステップと、 前記第4ステップおよび第5ステップを繰返し、前記第
    2の電子装置において受信した命令データの全ての処理
    が終了した場合、前記第2の電子装置から前記第1の電
    子装置へ処理終了の応答データを送信する第6ステップ
    と、 からなることを特徴とするデータ伝送方法。
JP62029741A 1987-02-13 1987-02-13 データ伝送方法 Expired - Lifetime JPH0772891B2 (ja)

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