JPH077271Y2 - サンドイッチ構造体からなる車両ボディの部品取付構造 - Google Patents
サンドイッチ構造体からなる車両ボディの部品取付構造Info
- Publication number
- JPH077271Y2 JPH077271Y2 JP4868089U JP4868089U JPH077271Y2 JP H077271 Y2 JPH077271 Y2 JP H077271Y2 JP 4868089 U JP4868089 U JP 4868089U JP 4868089 U JP4868089 U JP 4868089U JP H077271 Y2 JPH077271 Y2 JP H077271Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component mounting
- component
- mounting portion
- recess
- vehicle body
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コア層の両面を一対の外皮層で被覆したサン
ドイッチ構造体からなる車両ボディの部品取付構造に関
する。
ドイッチ構造体からなる車両ボディの部品取付構造に関
する。
近年、車両の軽量化及び部品数の低減による生産性向上
の目的で、強化プラスチックなどの複合構造体を車両ボ
ディに用いることが提案されており、一部実用化されて
いる。
の目的で、強化プラスチックなどの複合構造体を車両ボ
ディに用いることが提案されており、一部実用化されて
いる。
このような複合構造体は一般に、コア材を両面から外皮
層で被覆した、いわゆるサンドイッチ構造体であり、コ
ア材として発泡プラスチック体を用いること(特公昭46
−36329号、特公昭55−43912号、実開昭63−30276号、
米国特許第4559274号、米国特許第4573707号等)や、ハ
ニカム構造体を用いること(特開昭47−32521号、実開
昭57−114774号、実開昭62−174935号、実開昭62−1749
78号等)などが提案されている。またサンドイッチ構造
体のコア材部分を一部中空状にした構造体を車両ボディ
に用いること(実開昭62−166136号等)も提案されてい
る。
層で被覆した、いわゆるサンドイッチ構造体であり、コ
ア材として発泡プラスチック体を用いること(特公昭46
−36329号、特公昭55−43912号、実開昭63−30276号、
米国特許第4559274号、米国特許第4573707号等)や、ハ
ニカム構造体を用いること(特開昭47−32521号、実開
昭57−114774号、実開昭62−174935号、実開昭62−1749
78号等)などが提案されている。またサンドイッチ構造
体のコア材部分を一部中空状にした構造体を車両ボディ
に用いること(実開昭62−166136号等)も提案されてい
る。
しかしながら、このようなサンドイッチ構造体において
は、コア材に直接ねじ等を用いて部品を固定しようとす
ると、ねじの固定が困難であり、部品取付けの強度上に
も問題がある。また単に溶着や接着等により部品を外皮
層の表面に取付けることも強度不足であるという問題が
ある。
は、コア材に直接ねじ等を用いて部品を固定しようとす
ると、ねじの固定が困難であり、部品取付けの強度上に
も問題がある。また単に溶着や接着等により部品を外皮
層の表面に取付けることも強度不足であるという問題が
ある。
また部品を取り付けるにあたり、部品毎に取付用のブラ
ケットを車体に装着するのでは、車両の軽量化及び部品
数の低減による生産性向上の目標とは逆行し、さらにブ
ラケット部分が嵩張ることになり、好ましくない。
ケットを車体に装着するのでは、車両の軽量化及び部品
数の低減による生産性向上の目標とは逆行し、さらにブ
ラケット部分が嵩張ることになり、好ましくない。
従って本考案の目的は、サンドイッチ構造体からなる車
体に、特別のブラケットを用いることなく各種の部品を
十分な強度をもって取付ける部品取付部、及び部品取付
構造を提供することである。
体に、特別のブラケットを用いることなく各種の部品を
十分な強度をもって取付ける部品取付部、及び部品取付
構造を提供することである。
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本考案者は、サンドイ
ッチ構造体からなる車両ボディの部品取付部において、
サンドイッチ構造体の両側から凹部を形成することによ
り部品取付けのマウント面を一体的に形成し、複雑な形
状の金属ブラケットを使用することなく部品を堅固に取
付けることができることを発見し、本考案に想到した。
ッチ構造体からなる車両ボディの部品取付部において、
サンドイッチ構造体の両側から凹部を形成することによ
り部品取付けのマウント面を一体的に形成し、複雑な形
状の金属ブラケットを使用することなく部品を堅固に取
付けることができることを発見し、本考案に想到した。
すなわち、本考案のサンドイッチ構造体からなる車両ボ
ディの部品取付部は、前記サンドイッチ構造体の一対の
外皮層にはそれぞれ平坦な底面と、前記底面から外方に
開放する側面とを有する凹部が形成されており、前記両
凹部の平坦な底面の一部では前記コア層を介さずに両外
皮層が接合しており、前記両外皮層が接合する底面部に
は部品取付用の穴が設けられていることを特徴とする。
ディの部品取付部は、前記サンドイッチ構造体の一対の
外皮層にはそれぞれ平坦な底面と、前記底面から外方に
開放する側面とを有する凹部が形成されており、前記両
凹部の平坦な底面の一部では前記コア層を介さずに両外
皮層が接合しており、前記両外皮層が接合する底面部に
は部品取付用の穴が設けられていることを特徴とする。
また本考案のサンドイッチ構造体からなる車体の部品取
付構造は、前記部品取付部の両凹部に、その底面及び側
面の一部とぴったりと接合するとともに前記凹部底面の
穴と対応する位置に穴を有する金具が固着しており、前
記凹部の穴に棒状の部品端部が挿入され、前記金具内に
は前記棒状の部品端部を囲むように弾性体ブロックが充
填されており、前記部品は前記棒状の部品端部で座金を
介してボルトにより締結されていることを特徴とする。
付構造は、前記部品取付部の両凹部に、その底面及び側
面の一部とぴったりと接合するとともに前記凹部底面の
穴と対応する位置に穴を有する金具が固着しており、前
記凹部の穴に棒状の部品端部が挿入され、前記金具内に
は前記棒状の部品端部を囲むように弾性体ブロックが充
填されており、前記部品は前記棒状の部品端部で座金を
介してボルトにより締結されていることを特徴とする。
以下本考案を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例による部品取付部を示す部分
断面図であり、第2図は第1図のA−A断面図である。
断面図であり、第2図は第1図のA−A断面図である。
まず車体は二つの外皮層1、1がコア材層3を間隙なく
被覆したサンドイッチ構造体からなっている。このサン
ドイッチ構造体の部品取付部では一方から凹部5が、他
方から凹部6が形成されている。ここで凹部5は平坦な
底面5aと、それにほぼ垂直な側面5bとを有し、凹部6も
同様に平坦な底面6aと、それにほぼ垂直な側面6bとを有
する。底面5aと6aとはその一部分8でコア層を介さずに
接合している。またこの両底面が接合する部分8のほぼ
中央部には部品取付用の穴7が設けられている。
被覆したサンドイッチ構造体からなっている。このサン
ドイッチ構造体の部品取付部では一方から凹部5が、他
方から凹部6が形成されている。ここで凹部5は平坦な
底面5aと、それにほぼ垂直な側面5bとを有し、凹部6も
同様に平坦な底面6aと、それにほぼ垂直な側面6bとを有
する。底面5aと6aとはその一部分8でコア層を介さずに
接合している。またこの両底面が接合する部分8のほぼ
中央部には部品取付用の穴7が設けられている。
本実施例においては、両凹部の側面5b及び6bはともに外
皮層の成形性を考慮し、両外皮層が接合する部分8の全
周には形成されてはいないが、両側面5b、6bは相補的な
位置に、すなわち穴7に対して対称の位置に形成されて
おり、少なくとも両外皮層の接合部分8の周囲には、必
ずどちらかの側面が形成されているようになっている。
すなわち第1図において部分8の周の8a附近では、凹部
6の側面がそれに沿って形成されており、部品取付用穴
7に対してそれと対応する位置である部分8の周の8b附
近ではその逆に側面5bが存在している。
皮層の成形性を考慮し、両外皮層が接合する部分8の全
周には形成されてはいないが、両側面5b、6bは相補的な
位置に、すなわち穴7に対して対称の位置に形成されて
おり、少なくとも両外皮層の接合部分8の周囲には、必
ずどちらかの側面が形成されているようになっている。
すなわち第1図において部分8の周の8a附近では、凹部
6の側面がそれに沿って形成されており、部品取付用穴
7に対してそれと対応する位置である部分8の周の8b附
近ではその逆に側面5bが存在している。
第3図は本考案の一実施例による部品の取付部位を示す
車体の部分斜視図であり、フロアパネルの一部を示し、
第4図は本考案のもう一つの部品の取付部位を示す部分
概略平面図である。
車体の部分斜視図であり、フロアパネルの一部を示し、
第4図は本考案のもう一つの部品の取付部位を示す部分
概略平面図である。
第3図に示すフロアパネル10はサンドイッチ構造体とな
っており、このフロアパネル10に第1図に示す形状の部
品取付部11、11、12、12が一体的に形成さている。ここ
で11、11はフロントラジアスロッド取付部であり、12、
12はリアラジアスロッド取付部である。
っており、このフロアパネル10に第1図に示す形状の部
品取付部11、11、12、12が一体的に形成さている。ここ
で11、11はフロントラジアスロッド取付部であり、12、
12はリアラジアスロッド取付部である。
第4図は車両前部の概略平面図であり、フロントフレー
ム部14(右側のフロントフレーム部のみ示す)のフロン
トダンパー取付部位15を示す。また第4図はフロアパネ
ル10へのフロントラジアスロッド17(左側のみを示す)
の取付けの状態も概略的に示す。
ム部14(右側のフロントフレーム部のみ示す)のフロン
トダンパー取付部位15を示す。また第4図はフロアパネ
ル10へのフロントラジアスロッド17(左側のみを示す)
の取付けの状態も概略的に示す。
第5図はフロントラジアスロッド取付部11にフロントラ
ジアスロッド17を取付ける構造を示す断面図である。図
に示すように、フロントラジアスロッド取付部には凹部
18と19がサンドイッチ構造体の両側から形成されてお
り、両凹部の底面18aと19aはその一部で接合している。
また凹部の側面18bは両底面が接合する部分の上部方向
に、側面19bは下部方向に形成されている。
ジアスロッド17を取付ける構造を示す断面図である。図
に示すように、フロントラジアスロッド取付部には凹部
18と19がサンドイッチ構造体の両側から形成されてお
り、両凹部の底面18aと19aはその一部で接合している。
また凹部の側面18bは両底面が接合する部分の上部方向
に、側面19bは下部方向に形成されている。
凹部18および19にはその底面及び側面の一部にぴったり
と金具22、22′が固着されており、フロントラジアスロ
ッドの端部17が金具及び外皮層の接合部分に設けられた
穴に貫通している。また金具22、22′の内部のフロント
ラジアスロッド17の回りにはゴム等の弾性体からなるブ
ロック23、23′が充填されている。そしてラジアスロッ
ド17は座金24を介してボルト25により取付部に固定され
る。
と金具22、22′が固着されており、フロントラジアスロ
ッドの端部17が金具及び外皮層の接合部分に設けられた
穴に貫通している。また金具22、22′の内部のフロント
ラジアスロッド17の回りにはゴム等の弾性体からなるブ
ロック23、23′が充填されている。そしてラジアスロッ
ド17は座金24を介してボルト25により取付部に固定され
る。
このように取付けがなされているので、フロントラジア
スロッドにあらゆる方向から荷重がかかっても、取付部
の二つの凹部の底面及び側面のいずれか又は両方の面で
荷重を受けることかできる。
スロッドにあらゆる方向から荷重がかかっても、取付部
の二つの凹部の底面及び側面のいずれか又は両方の面で
荷重を受けることかできる。
すなわち、第5図において上下方向の荷重がかかった場
合には、金具22、22′と凹部底面18a、19aとの接着面、
及び金具22、22′と凹部側面18b,19bとの接着面で荷重
を受ける。同様に左右方向の荷重についても上記の各接
着面で荷重を受けることになる。
合には、金具22、22′と凹部底面18a、19aとの接着面、
及び金具22、22′と凹部側面18b,19bとの接着面で荷重
を受ける。同様に左右方向の荷重についても上記の各接
着面で荷重を受けることになる。
また取付部の両凹部は第1図に示すように形成されてい
るので、両外皮層の接合部分の囲りには少なくともどち
らか一方の凹部の側面が必ず存在しており、斜め方向に
荷重がかかっても、凹部の側面と金具の折り曲げ部が接
合する面で荷重を受けることができる。
るので、両外皮層の接合部分の囲りには少なくともどち
らか一方の凹部の側面が必ず存在しており、斜め方向に
荷重がかかっても、凹部の側面と金具の折り曲げ部が接
合する面で荷重を受けることができる。
さらにフロントラジアスロッド17がその軸線方向に荷重
を受けても金具22、22′と凹部の底面との応圧力及び金
具と凹部の側面部との接着の剪断面で力を受けることが
できる。
を受けても金具22、22′と凹部の底面との応圧力及び金
具と凹部の側面部との接着の剪断面で力を受けることが
できる。
以上に説明したように、ラジアスロッド17にかかるあら
ゆる方向の力は金具22、22′を介して平均的にサンドイ
ッチ構造体の外皮層1、1に伝達されるので、応力が特
に集中することはなく、堅固な取付構造となっている。
ゆる方向の力は金具22、22′を介して平均的にサンドイ
ッチ構造体の外皮層1、1に伝達されるので、応力が特
に集中することはなく、堅固な取付構造となっている。
また、このようにフロントラジアスロッドの取付部を車
体に一体的に形成するので、取付部分は大きな空間を占
有することなく、好都合である。たとえば第5図に点線
で示すような取付部28を設けるとこの取付部はかなりの
空間を占有する。また、このような取付部28を車体に接
続した場合、フロントラジアスロッド17にかかる荷重に
よって、取付部28の車体への接合部分280、281等に大き
な応力がかかることとなり、その部分の剥離等破損を生
じやすい。したがって本考案の部品取付構造は強度及び
空間の二つの観点から好ましい構造となっている。
体に一体的に形成するので、取付部分は大きな空間を占
有することなく、好都合である。たとえば第5図に点線
で示すような取付部28を設けるとこの取付部はかなりの
空間を占有する。また、このような取付部28を車体に接
続した場合、フロントラジアスロッド17にかかる荷重に
よって、取付部28の車体への接合部分280、281等に大き
な応力がかかることとなり、その部分の剥離等破損を生
じやすい。したがって本考案の部品取付構造は強度及び
空間の二つの観点から好ましい構造となっている。
なおリアのラジアスロッドの取付けも、上記のフロント
ラジアスロッドの取付けと同様に行うことができる。さ
らにフロントダンパーについても第6図に示すように取
付けることができる。ここで第6図は、第4図に示すフ
ロントダンパー取付部15にフロントダンパーを取付けた
際のA−A断面図であり、その取付構造は上記のフロン
トラジアスロッドの取付けと同様であり、フロントフレ
ーム部の上下から形成された二つの凹部に金具32、32′
を固着し、フロントダンパー30の端部に設けられた棒状
部材31をゴムブロック34、34′及び座金38を介してボル
ト36により固定している。
ラジアスロッドの取付けと同様に行うことができる。さ
らにフロントダンパーについても第6図に示すように取
付けることができる。ここで第6図は、第4図に示すフ
ロントダンパー取付部15にフロントダンパーを取付けた
際のA−A断面図であり、その取付構造は上記のフロン
トラジアスロッドの取付けと同様であり、フロントフレ
ーム部の上下から形成された二つの凹部に金具32、32′
を固着し、フロントダンパー30の端部に設けられた棒状
部材31をゴムブロック34、34′及び座金38を介してボル
ト36により固定している。
なおサンドイッチ構造体の外皮層1、1は各種のプラス
チックにより形成することができるが、繊維強化プラス
チックが好ましく、成形性が良好で、複雑な形状の構造
体にも成形可能であるという理由で、そのマトリックス
材として熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。特に成
形性、強度及び耐久性等の観点から炭素繊維強化ナイロ
ンが好ましい。またコア層3としては発泡プラスチック
体、ハニカムコア、さらには中空状が可能であるが、成
形性の観点から、発泡プラスチック体、特にポリウレタ
ン発泡体により形成するのが好ましい。
チックにより形成することができるが、繊維強化プラス
チックが好ましく、成形性が良好で、複雑な形状の構造
体にも成形可能であるという理由で、そのマトリックス
材として熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。特に成
形性、強度及び耐久性等の観点から炭素繊維強化ナイロ
ンが好ましい。またコア層3としては発泡プラスチック
体、ハニカムコア、さらには中空状が可能であるが、成
形性の観点から、発泡プラスチック体、特にポリウレタ
ン発泡体により形成するのが好ましい。
本考案の部品取付構造を添付図面を参照して説明した
が、本考案はこれに限定されることなく、本考案の思想
を逸脱しない限り種々の変更を施すことができる。例え
ば、部品取付部の形状を第1図及び第2図に示す形状に
限らず、両凹部の側面5b、6bを両外皮層が接合する部分
8の全周に形成して、より剛性を向上させた形状として
もよい。また、外皮層に形成される二つの凹部の大きさ
及び形状は、その形成部位に応じて種々の変更が可能で
あり、取付けられる部品も、上記のフロント及びリアの
ラジアスロッドやフロントダンパーに限らず、リアダン
パーや他のサスペンション等、種々の部品に適用でき
る。
が、本考案はこれに限定されることなく、本考案の思想
を逸脱しない限り種々の変更を施すことができる。例え
ば、部品取付部の形状を第1図及び第2図に示す形状に
限らず、両凹部の側面5b、6bを両外皮層が接合する部分
8の全周に形成して、より剛性を向上させた形状として
もよい。また、外皮層に形成される二つの凹部の大きさ
及び形状は、その形成部位に応じて種々の変更が可能で
あり、取付けられる部品も、上記のフロント及びリアの
ラジアスロッドやフロントダンパーに限らず、リアダン
パーや他のサスペンション等、種々の部品に適用でき
る。
以上に詳述した通り、本考案の部品取付構造は、サンド
イッチ構造体からなる車体に一体的に部品の取付部を形
成し、特別な形状のブラケットを使用することなく部品
を取付ける構造となっている。
イッチ構造体からなる車体に一体的に部品の取付部を形
成し、特別な形状のブラケットを使用することなく部品
を取付ける構造となっている。
その取付構造においては、車体を構成するサンドイッチ
構造体の両側から凹部を設け、その凹部の底面及び側面
にぴったりと金具を固着して部品を取付けており、凹部
の底面及び側面との接着の断面であらゆる方向からの荷
重を受けるようになっているので堅固な取付構造となっ
ている。
構造体の両側から凹部を設け、その凹部の底面及び側面
にぴったりと金具を固着して部品を取付けており、凹部
の底面及び側面との接着の断面であらゆる方向からの荷
重を受けるようになっているので堅固な取付構造となっ
ている。
また、部品取付部は車体に一体的に形成されているの
で、取付の空間も小さくて済み好都合である。
で、取付の空間も小さくて済み好都合である。
第1図は本考案の一実施例による部品の取付部を示す部
分断面図であり、 第2図は第1図のA−A断面図であり、 第3図は本考案の一実施例による部品の取付部位を示す
車体の部分斜視図であり、 第4図は本考案のもう一つの実施例による部品の取付部
位を示す車体の部分概略平面図であり、 第5図は本考案の一実施例によるフロントラジアスロッ
ドの取付構造を示す断面図であり、 第6図は本考案のもう一つの実施例によるフロントダン
パーの取付構造を示す断面図である。 1……外皮層 3……コア層 5,6,18,19……凹部 7……部品取付用穴 8……外皮層接合部分 10……フロアパネル 11……フロントラジアスロッド取付部 12……リアラジアスロッド取付部 14……フロントフレーム部 15……フロントダンパー取付部 17……フロントラジアスロッド 22,22′,32,32′……金具 23,23′,34,34′……ゴムブロック 24,38……座金 25,36……ボルト 30……フロントダンパー
分断面図であり、 第2図は第1図のA−A断面図であり、 第3図は本考案の一実施例による部品の取付部位を示す
車体の部分斜視図であり、 第4図は本考案のもう一つの実施例による部品の取付部
位を示す車体の部分概略平面図であり、 第5図は本考案の一実施例によるフロントラジアスロッ
ドの取付構造を示す断面図であり、 第6図は本考案のもう一つの実施例によるフロントダン
パーの取付構造を示す断面図である。 1……外皮層 3……コア層 5,6,18,19……凹部 7……部品取付用穴 8……外皮層接合部分 10……フロアパネル 11……フロントラジアスロッド取付部 12……リアラジアスロッド取付部 14……フロントフレーム部 15……フロントダンパー取付部 17……フロントラジアスロッド 22,22′,32,32′……金具 23,23′,34,34′……ゴムブロック 24,38……座金 25,36……ボルト 30……フロントダンパー
Claims (3)
- 【請求項1】コア層の両面を一対のプラスチック製外皮
層で被覆したサンドイッチ構造体からなる車体の部品取
付部において、前記一対の外皮層にはそれぞれ平坦な底
面と、前記底面から外方に開放する側面とを有する凹部
が形成されており、前記両凹部の平坦な底面の一部では
前記コア層を介さず両外皮層が接合しており、前記両外
皮層が接合する底面部には部品取付用の穴が設けられて
いることを特徴とする部品取付部。 - 【請求項2】請求項1に記載の部品取付部において、前
記凹部の側面は前記底面の一部からほぼ垂直に延びてい
るとともに、両側面は前記部品取付用の穴に対してほぼ
対称の位置にあることを特徴とする部品取付部。 - 【請求項3】請求項1に記載の部品取付部に部品を取付
ける構造において、前記両凹部には、その底面及び側面
の一部とぴったりと接合するとともに、前記凹部底面の
穴と対応する位置に穴を有する金具が固着しており、前
記凹部の穴に棒状の部品端部が挿入され、前記金具内に
は前記棒状の部品端部を囲むように弾性体ブロックが充
填されており、前記部品は前記棒状の部品端部で座金を
介してボルトにより締結されていることを特徴とする部
品取付構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4868089U JPH077271Y2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | サンドイッチ構造体からなる車両ボディの部品取付構造 |
US07/446,429 US5060975A (en) | 1988-12-09 | 1989-12-05 | Part-mounting structure for vehicle body |
EP89312811A EP0372987B1 (en) | 1988-12-09 | 1989-12-08 | Part-mounting structure for vehicle body |
DE68928342T DE68928342T2 (de) | 1988-12-09 | 1989-12-08 | Elementmontierungsstruktur für eine Fahrzeugkarosserie |
US07/683,536 US5150944A (en) | 1988-12-09 | 1991-04-10 | Joint structure for sandwiched structural body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4868089U JPH077271Y2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | サンドイッチ構造体からなる車両ボディの部品取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141579U JPH02141579U (ja) | 1990-11-28 |
JPH077271Y2 true JPH077271Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31565711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4868089U Expired - Lifetime JPH077271Y2 (ja) | 1988-12-09 | 1989-04-25 | サンドイッチ構造体からなる車両ボディの部品取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077271Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013153872A1 (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-17 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のcfrp製キャビン、自動車のcfrp製キャビンの製造方法および自動車の前部車体構造 |
JP5928880B2 (ja) * | 2012-04-09 | 2016-06-01 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のcfrp製キャビン |
JP5928881B2 (ja) * | 2012-04-11 | 2016-06-01 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のcfrp製キャビンおよび自動車のcfrp製キャビンの製造方法 |
-
1989
- 1989-04-25 JP JP4868089U patent/JPH077271Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02141579U (ja) | 1990-11-28 |
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