JPH07721Y2 - 油圧シリンダ - Google Patents

油圧シリンダ

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JPH07721Y2
JPH07721Y2 JP1987147712U JP14771287U JPH07721Y2 JP H07721 Y2 JPH07721 Y2 JP H07721Y2 JP 1987147712 U JP1987147712 U JP 1987147712U JP 14771287 U JP14771287 U JP 14771287U JP H07721 Y2 JPH07721 Y2 JP H07721Y2
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oil chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧シリンダに関し、特に、小型のダンプト
ラックの荷台昇降用としての利用に最適な単動型の油圧
シリンダに関する。
〔従来の技術〕
ダンプトラックの荷台昇降用等に利用される単動型の油
圧シリンダSとしては、従来から、例えば、第4図に示
すような、構造を有するものが提案されている。
即ち、該油圧シリンダSは、下端側にシリンダ体1、上
端側にロッド体2を有してなり、シリンダ体1の下端が
基点とされて略水平状態と傾斜状態との間で上端側たる
ロッド体2側が揺動され、かつ、全体が伸縮されるよう
に形成されている。
そして、シリンダ体1内には、上記ロッド体2の下端に
連設されたピストン部3が摺動自在に収装されていて、
該ピストン部3によつてシリンダ体1内に上方油室Aと
下方油室Bとを区画形成している。
該上方油室A内および下方油室B内には、それぞれ作動
油が充満されているとし、ピストン部3には、下方油室
B側からの作動油が上方油室A内に流入することを可と
する吹抜けバルブ4を有するとしている。
該吹抜けバルブ4は、ピストン部3がシリンダ体1内を
上昇して油圧シリンダSが略最伸長状態になるときに、
即ち、ピストン部3がシリンダ体1内を設定ストローク
以上に摺動する所謂伸び切り時に強制的に開放されて、
下方油室B側からの作動油が上方油室A側へ流入するこ
とを可とするものである。
一方、油圧シリンダSの外部には、ポンプPとタンクT
が配設されていて、ポンプPからの吐出油はシリンダ体
1内の下方油室B内に供給されるとし、タンクT内には
シリンダ体1内の上方油室A内から流出される作動油が
流入されるとしている。
そして、上記タンクT内には、空気室Rが形成され、上
記ポンプPはクラッチCを介して駆動源としてのエンジ
ンEによつて回転駆動されるとしている。
従って、上記従来の油圧シリンダSを伸長させるときに
は、ポンプPによつて下方油室B内に作動油を供給し、
ピストン部3をシリンダ体1内で上昇方向に摺動させ
る。
このとき、上方油室A内から流出される作動油はタンク
T内に排出される。
上記ピストン部3がシリンダ体1内を設定ストロークま
で摺動すると、ピストン部3に配設されている吹抜けバ
ルブ4が開放作動し、下方油室Bと上方油室Aとは該開
放された吹抜けバルブ4を介して以降連通状態になり、
下方油室B内に供給される作動油は、ピストン部3をシ
リンダ体1内でそれ以上摺動させずに上方油室A内に流
入し、該上方油室Aを介してタンクTに戻されることに
なる。
即ち、油圧シリンダSの伸長が停止されることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記の従来提案にあつては、油圧シリン
ダSの外部にタンクTを所謂別置きにしなければならな
い不都合がある。
即ち、タンクTを別置きにするとなると、該油圧シリン
ダSのダンプトラックへの装備にあって、該ダンプトラ
ックが小型ダンプトラックとなると、取り付け上の制限
を一層受け易くなる不都合を生じる。
そこで、シリンダ体1の外部にタンクTを配設すること
を省略して、シリンダ体1内の上方油室A内に空気室R
を形成することが提案された。しかしこの場合には上方
油室A内の上部に空気室Rを形成したのみでは、ピスト
ン部3が設定ストローク以上に摺動するとき、即ち、吹
抜けバルブ4が開放作動するときに、下方油室B内から
の作動油が上方油室A内に形成されている空気室R中に
噴出されることになる不都合がある。
即ち、作動油が空気中に噴出されることになると、油面
が所謂沸き立つことになり、作動油中への空気の混入が
招来されると共に、該空気を混入した作動油が下方油室
B内に循環されるときには、油圧シリンダSの作動時に
所望の油圧効果の発揮を期待し得なくなる不都合を生じ
る。
そこで本考案の目的は、シリンダ体の上方油室の上部に
空気室を備えた油圧シリンダにおいて、吹抜けバルブの
開放作動時に下方油室から上方油室に作動油が流れると
き、作動油が空気中に噴出されず、又作動油の油面を乱
さず、よって作動油中に空気を混入するのを防止できる
油圧シリンダを新たに提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本考案の構成は、シリンダ
体内にピストン本体を介してロッド体が自由自在に挿入
され、ピストン本体はシリンダ体内に上方油室と下方油
室とを区画し、上方油室内の上部に空気室を備えた油圧
シリンダにおいて、ピストン本体には軸方向に油通路を
設け、又ピストン本体の上面には前記油通路に連通する
環状溝を穿設し、上記油通路及び環状溝を介して前記上
方室と下方室とが連通され、更に前記油通路と環状溝内
には吹抜けバルブが上下移動自在に配設され、当該吹抜
けバルブはピストン本体がシリンダ体内を設定ストロー
ク以上に移動したとき前記油通路を開放するように形成
されてなり、ピストン本体とロッド体とは位置決め機構
を介して連設され、前記環状溝は上方油室の作動油中に
臨む開口部分を除いて上面側から略全周が遮蔽板で覆わ
れていることを特徴とするものである。
〔作用〕
最伸長に吹抜けバルブを通過した作動油が環状溝の開口
部分を介して上方油室内の作動油中に流出されるので、
吹抜けバルブ開放時の作動油の噴流が環状溝中で減速さ
れ、しかも、その減速された作動油が上方油室内の作動
油中に流出されて、上方油室内の上部空気室内に噴出さ
れなくなる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基いて、本考案を説明する。
第1図に原理的に示すように、本考案に係る油圧シリン
ダSは、シリンダ体1と、ロッド体2と、ピストン部3
と、吹抜けバルブ4と、バイパス路5とを有してなり、
その最収縮時にはダンプトラック(図示せず)の車台D1
と荷台D2との間で略水平状態になると共に、その最伸長
時には上記車台D1と荷台D2との間で傾斜状態になるよう
に配設されている。
そして、該油圧シリンダSの下端側たるシリンダ体1の
下端は、ダンプトラックの車台D1側に枢着され、当該油
圧シリンダSの上端側たるロッド体2の上端は、ダンプ
トラックの荷D2側に枢着されている。
シリンダ体1内には、ピストン部3によって区画された
上方油室Aと下方油室Bが形成されており、特に、上方
油室A内の上部には油面Oを介して空気室Rが形成され
ている。
なお、下方油室B内には作動油が充満され、上方油室A
における油面Oの位置は、上方油室Aからの作動油の出
口も充分覆われる位置とされている。
上方油室Aは外部のポンプPに、また、下方油室Bはチ
エック弁Vcあるいは操作弁Vを介して上記ポンプPにそ
れぞれ連通されている。
そして、上記ポンプPは、クラッチCを介して駆動源た
る車輌走行用のエンジンEによって回転駆動されるとし
ている。
従って、ポンプPがエンジンEによって強制的に駆動さ
れると共に、上記操作弁Vが伸長ポジションVuに切り換
えられると、ポンプPによって上方油室A内の作動油が
チエック弁Vcを介して下方油室B内に供給されることに
なり、下方油室Bの容積が増大されるようにピストン部
3がシリンダ体1内を上昇し、油圧シリンダSが伸長さ
れることになる。
一方、上記操作弁Vを収縮ポジションVdに切り換えると
共にポンプPのエンジンEによる強制駆動が停止される
と、即ち、クラッチCの連結が解除されると、ロッド体
2に作用する外力によってピストン部3が下方油室Bの
容積を減ずるようにシリンダ体1内を下降することにな
り、油圧シリンダSが収縮される。
このとき、下方油室B内の作動油が上方油室A内に流入
されると共に、該上方油室A内において空気室Rが圧縮
されることになる。
なお、操作弁Vを保持ポジションVhに切り換えると、油
圧シリンダSの伸縮が停止され、その状態が保持され
る。
ところで、ピストン部3がシリンダ体1内をその有効ス
トローク以上に上昇して油圧シリンダSが伸び切り時に
なるときには、ピストン部3に配設されている吹抜けバ
ルブ4が開放作動され、下方油室B内の作動油が該吹抜
けバルブ4及びこれと連通するバイパス路5を介して上
方油室A内に流入することになり、かつ、ポンプP側に
流出することになる。
即ち、当該油圧シリンダSが伸び切り時になると、吹抜
けバルブ4の先端部分4aがこれに対向するようにシリン
ダ体1側に突出形成されたストツパ1aに当接されること
になって、強制的に開放状態にされ、下方油室B内から
の作動油がバイパス路5を介して、上方油室A内に流入
することになる。
第2図は、以上のような作動原理に基づく本考案に係る
油圧シリンダSの具体的な一実施例を示すものであっ
て、本実施例における油圧シリンダSを構成するピスト
ン部3は、そのピストン本体30の肉厚を軸線方向に貫通
するようにして形成された油通路30aとピストン本体30
の上面に形成したバイパス路5たる環状溝50とを有する
と共に、該油通路30aと環状溝50内に配設された吹抜け
バルブ4を有してなる。
該吹抜けバルブ4は、上記油通路30aを貫通するように
上下動自在に配設されたロッド状のバルブ体40を有して
なり、該バルブ体40における後端部40aは、上記油通路3
0aの下方油室B側開口を閉塞し得るポペット状に形成さ
れており、上記バルブ体40における先端部40bは環状溝5
0を貫通して上方油室A側に大きく突出している。
そして、上記先端部40bにはガイドロッド41が連設され
ていて、該ガイドロッド41の先端はシリンダ体1の上端
を閉塞するキャップ部材10に対向している。
なお、上記ガイドロッド41は、ロッド体2の外周に配設
されたホルダー20を貫通するようにして保持されてい
る。
また、上記バルブ体40の軸部40cの一部は、上記油通路3
0a内に摺動自在に挿通されているもので、その外周と上
記油通路30aの内周との間に形成されるわずかな隙間に
作動油が侵潤されることを除いて、作動油の通過を阻止
するように形成されている。
そして、上記バルブ体40の軸部40cの外周には、該軸部4
0cの軸線方向に沿って任意数の切欠40dが形成されてい
て、該切欠40dを介しての作動油の通過を許容してい
る。
また、上記バルブ体40と上記ガイドロッド41との連結部
分には、ストッパ42が一体的に配設されていて、該スト
ッパ42にその下方に配設されるスプリング43の上端が当
接されるとしている。
そして、該スプリング43の下端は、下方のピストン部3
側に形成されている。
従って、上記したバルブ体40に、下方油室Bからの油圧
が作用するときには、当該バルブ40が上昇状態になり、
ピストン部3に穿設されている油通路30aは閉塞される
ことになって、下方油室B内からの作動油は上方油室A
内に流入し得ないことになる。
これに対して、バルブ体40に連設されたガイドロッド41
が、これに対向するキャップ部材10に当接されることに
なると、バルブ体40は強制的に下降されて、前記油通路
30aが開放されることになり、下方油室B内からの作動
油が上記油通路30a内に流入されることになる。
一方、ピストン部3には、上記油通路30aに連通するよ
うに環状溝50からなるバイパス路5が形成されている。
上記バイパス路5は、本実施例にあって、ピストン部3
に形成されていると共に、可能な限りその有効長さを大
きく採るように配慮されている。
即ち、上記バイパス路5は、その有効長さが大きくなれ
ばなる程、前記吹抜けバルブ4を通過した作動油の噴流
を効果的に減速することになる。
そして、上記バイパス路5は、第1図に示すように、そ
の出口たる開口5aが上方油室A内の油中に位置決められ
るように配慮されていて、上記吹抜けバルブ4を通過し
た作動油が直接空気室R内に流出されることがないよう
にしている。
詳しく説明すると、上記バイパス路5は、本実施例にあ
って、第2図に示すように、ピストン本体30の上面たる
上方油室A内に対向する端面に穿設された断面凹状の環
状溝50とされてなり、該環状溝50は、その開口部分50a
を除いて、その略全周が上記上面側から遮蔽板51で覆わ
れるとしている。
そして、上記吹抜けバルブ4は、該環状溝50を上下方向
に貫通するように配設されているものであって、その配
設位置は、その作動時に油面Oから空気室R中に露出さ
れることになる位置とされている。
なお、上記吹抜けバルブ4は、上記遮蔽板51を貫通する
ことになるが、該遮蔽板51の貫通部分は、第3図に示す
ように、前記バルブ体40の軸部40cの外周形状に合致す
るように形成されていて、該貫通部分での作動油の流通
は阻止されるように配慮されている。
また、上記環状溝50の開口部分50aは、上記吹抜けバル
ブ4の配設位置の対角線位置に位置決められているもの
で、上記吹抜けバルブ4の作動時に上方油室A内の作動
油中に臨在されるとしている。
そして、前記遮蔽板51の上記開口部分50aに対向する部
位は、上方に折り曲げられて折り曲げ部51aとされてい
て、該折り曲げ部51aは、上記開口部分50aを開放すると
共に、該開口部分50aから流出される作動油が該開口部
分50aに近隣することになるようにシリンダ体1に穿設
されている出口1bの方向に向けられるように配慮されて
いる。
なお、上記遮蔽板51は、第3図中に示すように、締付ナ
ット52の利用で前記ピストン本体30に定着されている。
従って、上記油通路30a、即ち、吹抜けバルブ4を介し
て上記環状溝50たるバイパス路5中に案内される作動油
は、該バイパス路5内を通過することでその流速が低減
され、該減速状態で開口部分50aを介して上方油室A内
に流入することになる。
なお、本実施例にあって、ピストン部3とこれを連設す
るロッド体2との間には、位置決め機構6が設けられて
いて、該位置決め機構6によって、両者間に位置ズレを
生じないように配慮されている。
そして、この位置決め機構6は、本実施例にあっては、
ピストン部3に植設されるピン60であって、この植設さ
れたピン60の外周側面がロッド体2の切り欠き穴21の内
壁に隣接されるとするものである。
従って、本考案において、位置決め機構6の配設によっ
て、ピストン部3とこれを連設するロッド体2との間に
は、相互の位置ズレを生じることなく、従って、ロッド
体2の回転が阻止されている限りにおいて、ピストン部
3がシリンダ体1内で回転されることがない。
そのため、上記ピストン部3に配設されている前記吹抜
けバルブ4に連通する環状溝50の開口部分50aを、常に
上方油室A側の作動油中に臨在させるようにすることが
可能になる。
以上のように形成された本考案に係る油圧シリンダS
は、第1図にもとづいて説明したように、ポンプPの駆
動および操作弁Vの切り換え操作でその伸長が可とされ
ると共に、ポンプPの駆動の停止および上記操作弁Vの
切り換え操作で自動的に収縮される。
また、その伸び切り時には、ピストン部3に配設されて
いる吹抜けバルブ4が強制的に開放されて、それまで下
方油室B内にのみ流入されていた作動油が環状溝50から
なるバイパス路5を介して上方油室A内にも流入される
ことになり、従って、ピストン部3のシリンダ体1内で
の上昇が停止され、当該油圧シリンダSはそれ以上伸長
されなくなる。
そしてこのとき、上方油室A内に流入する作動油は、バ
イパス路5を介して、即ち、減速されて上方油室A内に
流入されると共に、該バイパス路5の開口部分5aは、常
に作動油中にあって、しかも、上記開口部分5aには、遮
蔽板51の折り曲げ部51aが対向されているので、上方油
室A内に噴流として流入されることがなく、従って、上
方油室A内における油面Oを所謂沸き立たせることがな
く、作動油中に空気を混入させる危惧もなくなる。
前記した実施例にあって、吹抜けバルブ4とバイパス路
5の開口部分5aの配設位置は、対角線方向とされている
が、上記開口部分5aの配設位置が上方油室A側の作動油
中とされている限りにおいては、必ずしも該対角線方向
の配設位置に限定されるものではない。
ただ、吹抜けバルブ4を通過して上方油室A側に流出し
ようとしている作動油の流速を効果的に低減するには、
バイパス路5は可能な限り長距離に形成されることが望
ましい。
以上説明したところは、本考案に係る油圧シリンダSが
小型のダンプトラックの荷台の昇降用として利用される
場合を例としたが、本考案に係る油圧シリンダSは大型
のダンプトラックの荷台の昇降用とされてもよく、ま
た、ダンプトラックの荷台の昇降用以外の用途のものと
されてもよいこと勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の効果がある。
1)環状溝は上方油圧の作動油中に臨む開口部分を除い
て略全周が遮蔽板で覆われてバイパスを構成するため、
吹抜けバルブを介して下方油室の作動油が上方油室に流
れる際にその流れが減速されるので、上方油室の作動油
の油面を乱すことがなく、作動油中に上方の空気室中の
空気が混入せず、油圧シリンダの所望の伸長作動が常に
可能となる。
2)ピストン本体は位置決め機構を介してロッド体に連
設されているから、必ず環状溝の開口部分を上方油室の
作動油中に臨む位置に配置できる。
3)空気室が上方油室の上部に備えられているから、油
圧シリンダがコンパクトとなり、油圧シリンダのダンプ
トラック等への搭載が容易で、作業性、経済性にすぐれ
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油圧シリンダを油圧供給機構と共
に示す原理図、第2図は本考案における吹抜けバルブの
具体的な一実施例を示す部分断面図、第3図は吹抜けバ
ルブの断面と共に示す遮蔽板の平面図、第4図は従来例
の油圧シリンダを第1図と同様に示す図である。 〔符号の説明〕 1……シリンダ体、3……ピストン部 3a,30a……油通路、4……吹抜けバルブ 5……バイパス路、5a,50a……開口部分 6……位置決め機構、30……ピストン本体 40……バルブ体、50……環状溝 51……遮蔽板、51a……折り曲げ部 A……上方油室、B……下方油室 R……空気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−5505(JP,A) 特開 昭53−20076(JP,A)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ体内にピストン本体を介してロッ
    ド体が移動自在に挿入され、ピストン本体はシリンダ体
    内に上方油室と下方油室とを区画し、上方油室内の上部
    に空気室を備えた油圧シリンダにおいて、ピストン本体
    には軸方向に油通路を設け、又ピストン本体の上面には
    前記油通路に連通する環状溝を穿設し、上記油通路及び
    環状溝を介して前記上方室と下方室とが連通され、更に
    前記油通路と環状溝内には吹抜けバルブが上下移動自在
    に配設され、当該吹抜けバルブはピストン本体がシリン
    ダ体内を設定ストローク以上に移動したとき前記油通路
    を開放するように形成されてなり、ピストン本体とロッ
    ド体とは位置決め機構を介して連設され、前記環状溝は
    上方油室の作動油中に臨む開口部分を除いて上面側から
    略全周が遮蔽板で覆われていることを特徴とする油圧シ
    リンダ。
  2. 【請求項2】遮蔽板の一部を上方に降り曲げることによ
    り環状溝の上方油室の作動油中に臨む開口部分をシリン
    ダ体に穿設された出口方向に向けていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の油圧シリンダ。
JP1987147712U 1987-09-28 1987-09-28 油圧シリンダ Expired - Lifetime JPH07721Y2 (ja)

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JP1987147712U JPH07721Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28 油圧シリンダ

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KR101475378B1 (ko) * 2014-02-27 2014-12-22 주식회사 에네스지 발전소용 유압 액추에이터 어셈블리
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JPS6453507U (ja) 1989-04-03

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