JPH0771623A - コンソールフィニッシャ用ブーツの固定構造 - Google Patents

コンソールフィニッシャ用ブーツの固定構造

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JPH0771623A
JPH0771623A JP20339393A JP20339393A JPH0771623A JP H0771623 A JPH0771623 A JP H0771623A JP 20339393 A JP20339393 A JP 20339393A JP 20339393 A JP20339393 A JP 20339393A JP H0771623 A JPH0771623 A JP H0771623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
console
finisher
boot
pin
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP20339393A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tamuraya
誠 田村谷
Shuichi Koide
修一 小出
Kenji Ishihara
健二 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP20339393A priority Critical patent/JPH0771623A/ja
Publication of JPH0771623A publication Critical patent/JPH0771623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンソールフィニッシャの取付け時にブーツ
の外れを抑制し、インジケーターパネルとの干渉を規制
する。 【構成】 コンソールフィニッシャ(3)に設けるブー
ツ(11)固定用のピン(13)をコンソールフィニッ
シャ(3)の取付移動方向に傾斜させている。また、熱
カシメ(15)はブーツ11の凹部(23)内に収容し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機の変速レ
バーを突出させるコンソールフィニッシャの開口と、イ
ンジケーターパネルとの間を閉塞するブーツの固定構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンソールフィニッシャ用ブーツ
の固定構造としては、例えば図6、図7に示すものがあ
る。図6はコンソールボックス1の一部を示す斜視図で
ある。このコンソールボックス1にはコンソールフィニ
ッシャ3が取付けられている。コンソールフィニッシャ
3には、自動変速機の変速レバー5を突出させる開口7
が設けられている。開口7内には変速レバー5の操作位
置を指示するインジケーターパネル9が設けられてい
る。そして開口7には弾性体製のブーツ11が設けられ
ている。ブーツ11は開口7とインジケーターパネル9
との間を閉塞している。
【0003】ブーツ11の開口7に対する取付けは図6
のVII −VII 線矢視の一部断面図で示す図7のように熱
カシメが適用されている。熱カシメで部品を固定する類
似構造としては、例えば実開昭59−38139号公報
に記載のものがある。図7のように開口7の縁部7aの
下方には熱カシメ用のピン13が一体に突設されてい
る。このピン13にブーツ11が熱カシメ15によって
固定されている。このブーツ11によりコンソールフィ
ニッシャ1の開口7とインジケーターパネル9との間を
確実に閉塞することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、コンソールフィニッシャ3を取付ける
際にブーツ11が容易に離脱する恐れがあった。すなわ
ち、コンソールフィニッシャ3はコンソールボックス1
に対して図6の矢印A方向から取付ける。この取付けの
途中でブーツ11の取付方向前方側はインジケーターパ
ネル9に接触しながら移動する状態となる。従って、図
8のようにブーツ11には取付け方向に対して反対方向
の力Fを受けることとなる。このような力Fとブーツ1
1が弾性体であることと相俟って図8のようにブーツ1
1が熱カシメ15したピン13から容易に離脱する恐れ
がある。
【0005】また、熱カシメ15はブーツ11の下面側
に突出するためコンソールフィニッシャ3の前記取付け
時に熱カシメ15の部分がインジケーターパネル9と干
渉してインジケーターパネル9を傷める恐れがある。さ
らに、熱カシメ15の部分がブーツ11の下面側に突出
しており、取付け状態においてインジケーターパネル9
との干渉を避けるためにインジケーターパネル9と開口
7との間の高さHを比較的高く設定しなければならず、
段差が大きくなる恐れがある。
【0006】そこでこの発明は、第1にコンソールフィ
ニッシャの組付け時にもブーツの外れにくいコンソール
フィニッシャ用ブーツの固定構造の提供を目的とする。
【0007】また第2に、コンソールフィニッシャの組
付け時にブーツの熱カシメがインジケータパネルに干渉
しにくく、かつ開口とインジケーターパネルとの段差を
小さくすることのできるコンソールフィニッシャ用ブー
ツの固定構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、コンソールボックスに、所定方向
からの移動で取付けられ、自動変速機の変速レバーを突
出させる開口を有したコンソールフィニッシャと、 前
記開口の下側に位置し前記変速レバーの操作位置を指示
するインジケーターパネルと前記開口との間を閉塞する
弾性体製のブーツとを備え、前記ブーツは、前記開口の
周囲で前記コンソールフィニッシャの下面側に固定され
る基部と前記インジケーターパネルに摺接する摺接端部
とからなり、前記開口の周囲で前記コンソールフィニッ
シャの下面に、前記コンソールフィニッシャの取付け移
動の方向に傾斜する固定用のピンを一体に突設し、前記
ブーツの基部に、前記ピンを貫通させる取付穴を設け、
前記ピンに前記取付穴を嵌合させ、前記ピンの先端を熱
カシメすることにより前記ブーツの固定を行なうことを
特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のコンソ
ールフィニッシャ用ブーツの固定構造であって、前記ブ
ーツの取付穴周囲に、前記ピンの熱カシメを収容する凹
部を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、ブーツの固定部に貫
通してこれを支持するコンソールフィニッシャの固定用
のピンがコンソールフィニッシャの取付け移動方向に傾
斜しているため、コンソールフィニッシャの取付時にブ
ーツがインジケーターパネルに摺接して反力を受けた場
合、ブーツの固定部はピンに対してより係合を強める方
向へ相対移動することとなる。
【0011】請求項2の発明では、ピンの熱カシメがブ
ーツの取付穴周囲に設けた凹部内に収容される状態とな
る。従って、コンソールフィニッシャの取付移動時に熱
カシメがインジケーターパネルに干渉しにくくなる。ま
た、熱カシメを凹部内に収容したため、インジケーター
パネルと開口との距離を小さくすることが可能である。
【0012】
【実施例】以下この発明の実施例を説明する。
【0013】なお、図6、図7と同一構成部分には同符
号を付して説明し、又重複した説明は省略する。
【0014】図1はこの発明の一実施例に係るコンソー
ルフィニッシャ3を裏面から見た斜視図である。
【0015】コンソールフィニッシャ3の裏面3aに
は、複数の固定用のピン13が一体に突設されている。
ピン13は、その全てがコンソールフィニッシャ3の前
方側へ傾斜して設けられている。コンソールフィニッシ
ャ3の前方側は、当該コンソールフィニッシャ3の取付
け移動の方向となる。
【0016】一方、図2のようにブーツ11は固定のた
めの基部17と摺接用の摺接縁部19とからなってい
る。
【0017】前記基部17には、前記ピン13を貫通さ
せるための取付穴21が設けられている。前記基部17
の取付穴21の周辺の構造は前記コンソールフィニッシ
ャ3のピン13との関係で図3、図4のようになってい
る。図3は車体前後方向に沿った断面図であり、図4は
図7と同様に車幅方向に沿った断面図である。
【0018】図3のように、ブーツ11において取付穴
21の周辺は他の部分よりも肉厚となっており、下面側
に凹部23が設けられている。取付穴21を貫通するピ
ン13は、熱カシメ15が行なわれ、熱カシメ15は、
凹部23内に収容されている。
【0019】図4のように、開口7側に前記摺接縁部1
9が位置している。摺接縁部19の上部に係合凹部25
が設けられ、この係合凹部25が開口7の周囲に設けら
れた突部7bに嵌合している。また、摺接縁部19はそ
の下方のインジケーターパネル9に接触している。
【0020】このようなブーツ11の取付構造により、
コンソールフィニッシャ3の取付け時にブーツ11がイ
ンジケーターパネル9に接触して図3のように取付移動
方向と反対方向の力Fを受けた場合、ピン13の傾斜に
よって取付穴21はピン13に対する係合を強める方向
に移動する。従って、ブーツ11のコンソールフィニッ
シャ3に対する離脱を抑制することができる。また、取
付けに際して熱カシメ15は凹部23内に収容されてい
るからインジケーターパネル9に対して干渉しにくくな
っている。このため、取付け時のインジケーターパネル
9の傷つけ等も抑制することができる。取付け後は、図
4のように熱カシメ15が凹部23内に収容されている
ためインジケーターパネル9と開口7との間の高さHを
低くすることも可能である。従って、開口7とインジケ
ーターパネル9との間の段差を小さくすることもでき
る。
【0021】次に、図5によりコンソールフィニッシャ
3に対するブーツ11の取付位置の設定を容易にするこ
とができる場合について説明する。
【0022】例えば図5(b)のようにピン13が傾斜
設定されていない場合、コンソールフィニッシャ3に対
しブーツ11の取付位置を設定変更する時はピン13の
位置を一点鎖線図示の状態から実線図示の状態へ変更し
なければならない。このような変更はコンソールフィニ
ッシャ3を成形する型の作り直しとなるため多大なコス
トを要する。これに対して、(a)のようにピン13が
傾斜設定されている場合は、型を作り直す必要がなくな
る。すなわち、ブーツ11の取付位置をQの位置からR
の位置へ変更する場合、コンソールフィニッシャ3の下
面3a側の肉厚をΔtだけ増やすように型を削り取れば
よいものである。従って、ブーツ11の取付位置を変更
する場合でも極めて安価に、かつ容易に変更することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上より明らかなようにこの発明の構成
によれば、コンソールフィニッシャの取付け時にブーツ
が取付け方向に対し逆方向の反力を受けてもピンの傾斜
によってブーツの外れを抑制することができる。また、
ピンの熱カシメはブーツの凹部内に収容されているた
め、コンソールフィニッシャの取付け時にインジケータ
ーパネルとの干渉を抑制し、その損傷を抑えることがで
きる。また、熱カシメが凹部内に収容されている分、開
口とインジケーターパネルとの間の段差を小さくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るコンソールフィニッ
シャを裏面から見た斜視図である。
【図2】同ブーツの斜視図である。
【図3】車体前後方向に沿った要部の一部省略断面図で
ある。
【図4】車幅方向に沿った要部の一部省略断面図であ
る。
【図5】ブーツの位置変更の説明図である。
【図6】従来例に係るコンソールボックスの一部を示す
斜視図である。
【図7】図6のVII −VII 線矢視における一部省略断面
図である。
【図8】作用説明図である。
【符号の説明】
1 コンソールボックス 3 コンソールフィニッシャ 3a 下面 5 変速レバー 7 開口 9 インジケーターパネル 11 ブーツ 13 ピン 15 熱カシメ 17 基部 19 摺接縁部 21 取付穴 23 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンソールボックスに、所定方向からの
    移動で取付けられ、自動変速機の変速レバーを突出させ
    る開口を有したコンソールフィニッシャと、 前記開口の下側に位置し前記変速レバーの操作位置を指
    示するインジケーターパネルと前記開口との間を閉塞す
    る弾性体製のブーツとを備え、 前記ブーツは、前記開口の周囲で前記コンソールフィニ
    ッシャの下面側に固定される基部と前記インジケーター
    パネルに摺接する摺接端部とからなり、 前記開口の周囲で前記コンソールフィニッシャの下面
    に、前記コンソールフィニッシャの取付け移動の方向に
    傾斜する固定用のピンを一体に突設し、 前記ブーツの基部に、前記ピンを貫通させる取付穴を設
    け、 前記ピンに前記取付穴を嵌合させ、前記ピンの先端を熱
    カシメすることにより前記ブーツの固定を行なうことを
    特徴とするコンソールフィニッシャ用ブーツの固定構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンソールフィニッシャ
    用ブーツの固定構造であって、 前記ブーツの取付穴周囲に、前記ピンの熱カシメを収容
    する凹部を設けたことを特徴とするコンソールフィニッ
    シャ用ブーツの固定構造。
JP20339393A 1993-08-17 1993-08-17 コンソールフィニッシャ用ブーツの固定構造 Pending JPH0771623A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100809177B1 (ko) * 2003-10-02 2008-02-29 닛토덴코 가부시키가이샤 스파이럴형 막 요소 및 그 제조 방법
KR100809178B1 (ko) * 2004-09-02 2008-02-29 닛토덴코 가부시키가이샤 나선형 역삼투막 요소, 그의 제조 방법 및 그의 사용 방법
KR100826363B1 (ko) * 2003-09-17 2008-05-02 닛토덴코 가부시키가이샤 나선형 분리막 소자

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KR100809177B1 (ko) * 2003-10-02 2008-02-29 닛토덴코 가부시키가이샤 스파이럴형 막 요소 및 그 제조 방법
KR100809178B1 (ko) * 2004-09-02 2008-02-29 닛토덴코 가부시키가이샤 나선형 역삼투막 요소, 그의 제조 방법 및 그의 사용 방법

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