JPH0771509B2 - ヒトβ−NGFの発現法 - Google Patents

ヒトβ−NGFの発現法

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JPH0771509B2
JPH0771509B2 JP63171863A JP17186388A JPH0771509B2 JP H0771509 B2 JPH0771509 B2 JP H0771509B2 JP 63171863 A JP63171863 A JP 63171863A JP 17186388 A JP17186388 A JP 17186388A JP H0771509 B2 JPH0771509 B2 JP H0771509B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) ヒトβ−NGFの発現法に関する。詳しくは遺伝子組換え
技術によりヒトβ−NGFを発現させる方法に関するもの
である。
(発明が解決しようとする課題) NGF(神経成長因子 nerve growth factor)は交感神経
節や知覚神経節等の末梢神経の分化や成長を促進する作
用をもつポリペプチドとして知られているが、近年NGF
が脳内の中枢神経系にも存在し機能していることが解明
されると共に、アルツハイマー型老人性痴呆症との関連
性が注目されている。また、NGFはαβγの複合体
からなり、これ等サブユニットの中で神経突起を伸長さ
せる活性はβ−NGF(以下便宜上β−NGFと記す)のみに
あって、α−NGF及びγ−NGFには活性が無いことが知ら
れているが、ヒトNGFの生理作用に関する研究は報告さ
れておらず、NGFとアルツハイマー型老人性痴呆症との
関係も今後の研究の進展に委ねられている。
ヒトβ−NGFの構造については、1983年に遺伝子配列が
決定され、マウスβ−NGFと極めて高い相同性を有する
ことが報告されているが[NATURE,Vol.303,30 JUNE,821
〜825(1983)]、これを遺伝子組換え技術により発現
させること、特に酵母を宿主として分泌させることにつ
いては全く報告されていない。
(課題を解決するための手段) 本発明等は上記の事情に鑑み、NGFの今後の研究の進展
と応用に寄与するため、とくにヒトβ−NGFを遺伝子組
換え技術により有利に取得することを目的として鋭意検
討した結果、酵母のαフェロモン(性フェロモン)遺伝
子のリーダー配列を含み、その直後に合成ヒトβ−NGF
遺伝子を組み込んだプラスミドを使用し、これにより形
質転換した酵母がヒトβ−NGFの分泌能を有することを
確認し本発明を達成した。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に使用されるサッカロマイセス セレビシエ(Sa
ccharomyces cerevisiae)のαフェロモン遺伝子MFα1
のリーダー配列の直後に合成ヒトβ−NGF遺伝子を含有
するプラスミドは、例えば以下に述べる方法により構築
される。
[プラスミドの構築] (1)プラスミドpRE1078(7.5kb)の作製(第1図参
照) 特開昭63−133987号公報及びMolecular and Celluar Bi
ology,,3185〜3193(1987)に記載されている方法で
作製した、サッカロマイセス セレビシエのαフェロモ
ン遺伝子MFα1のプロモーター配列、リーダー(分泌シ
グナル)配列、ターミネーター配列並びにTRP1、2μm
及びpBR322のoriとアンピシリン耐性遺伝子(Apr)を有
し、かつリーダー配列とターミネーター配列との間にヒ
トβ−エンドルフィン遺伝子が挿入されている公知のプ
ラスミドpRE1059を使用し、そのプロモーター配列をホ
スフォグリセレートキナーゼ(PGK)のプロモーター配
列で置換したプラスミドpRE1078を作製する。
即ち、PGKのプロモーター配列とターミネーター配列を
含む公知のプラスミドpMA91[Gene,24,1〜14(1983)]
をBgl IIで切断し、DNAポリメラーゼIで平滑末端とし
た後、EcoR Iで切断してPGKのプロモーター配列を含む
1.5kbのEcoR I−(Bgl II)断片(I)を単離する。
一方、前記のpRE1059をHinf Iで切断し、末端を充填し
た後、Sal Iで切断してMFα1の5′非翻訳領域とリー
ダー配列を含む337bpの断片(II)を単離する。また、p
PE1059のヒトβ−エンドルフィン遺伝子を含むSal I−A
gt II断片(III)と、TRP1、2μm及びpBR322のori並
びにApr領域を含むEcoR I−Aat II断片(IV)とを夫々
の制限酵素で切断して得る。
上記で得られる(I)〜(IV)を同時に結合することに
よりpRE1078(7.5kb)を作製する。
(2)プラスミドpSSE2(7.5kb)の作製(第2図参照)
pRE1078中のMFα1のリーダー配列の86番目のグルタミ
ン酸コドンGAGAを部位特異的変異導入(site directed
mutagenesis)によりTCTに変え、ここにBgl II切断部位
が導入されたプラスミドpSSE2(7.5kb)を作製する。
即ち、pRE1078をEcoR I及びBamH Iで切断して、PGKのプ
ロモーター配列とMFα1のリーダー配列とを含むEcoR I
−BamH I断片(1.6kb)を採取し、これを既知のファー
ジベクターM13mp18(東洋紡績社カタログ61頁記載)に
クローンし、一本鎖のファージDNAと変異用DNA(5′AG
C TTC AGC AGA TCT TTT ATC3′)をアニールさせた後、
Amersham社のキット(RPN.2322)を用いてハンドブック
(Oligonucleo−tide directed in vitro mutagenesis
system)記載の方法に従って処理してBgl II切断部位が
導入されたDNAを得る。このように処理して得られたBgl
II切断部位が導入されたEcoR I−BamH I断片を、pRE10
78のEcoR I−BamH I断片(5.7kb)と結合してpSSE2(7.
5kb)を作製する。
(3)プラスミドpSSE9(7.7kb)の作製(第2図参照)
上記で得られたpSSE2をBgl II及びBamH Iで切断し、こ
の切断部位に下記塩基配列からなる合成ヒトβ−NGF遺
伝子を結合することにより、pRE1078中のMFα1のリー
ダー配列の86番目から90番目のコドンとリンカー配列に
由来する7アミノ酸残基に相当するコドン及びβ−エル
ドルフィン遺伝子の代りに、合成ヒトβ−NGF遺伝子が
挿入されたpSSE9(7.7kb)を作製する。
なお、下記塩基配列の合成ヒトβ−NGF遺伝子は、前記N
ATURE,Vol.303,30 JUNE,821〜825(1983)に記載されて
いるヒトβ−NGF遺伝子配列のアミノ酸配列は変えず
に、酵母で強く発現している蛋白質の遺伝子でよく使わ
れているコドンに変えるため、ヒトβ−NGF遺伝子配列
中の85個の塩基を変えて合成したものである。
上記の方法により作製したプラスミドpSSE9でサッカロ
マイセス セレビシエを通常の方法により形質転換株は
ヒトβ−NGFの分泌能を有し、後記実施例に示すよう
に、形質転換株の培養液上清からヒトβ−NGFが取得さ
れる。そして得られたヒトβ−NGFは、例えばクローン
化されたラット副腎髄質褐色細胞株由来のPC12細胞の神
経突起を伸長する作用を有することが観察された。
(発明の効果) 本発明によれば、活性ヒトβ−NGFを発現させることが
できるので、今後のNGF研究の進展と応用に寄与すると
ころが大きい。
(実施例) 以下本発明は実施例について更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施例に限定さ
れるものではない。
なお、以下の実施例における操作は、特に記載する場合
を除き、次のI〜Vの方法によった。
I[制限酵素によるDNAの切断と回収] 制限酵素による切断用緩衝液は、下記3種類を用い
(1)〜(3)の使い分けは、Advanced Bacterial Gen
tics(1981)(Cold spring Harbor,New York)に従っ
た。また切断条件は2単位/μg DNAの制限酵素を用い3
7℃または65℃で30分間処理する。
次いでTE緩衝液(10mMのトリス塩酸(pH8.0)及び1mMの
EDATからなる)で飽和したフェノールで1回抽出し、エ
ーテルでフェノールを除き、2倍容のエタノールを加え
て−20℃で30分間放置した後、遠心分離してDNAを回収
する。
(1)低塩濃度緩衝液 10mMのトリス塩酸(pH7.4)、10mMの硫酸マグネシウム
及び1mMのジチオスレイトールからなる。
(2)中塩濃度緩衝液 50mMのNaCl、10mMのトリス塩酸(pH7.4)、10mMの硫酸
マグネシウム及び1mMのジチオスチトールからなる。
(3)高塩濃度緩衝液 100mMのNaCl、50mMのトリス塩酸(pH7.4)及び10mMの硫
酸マグネシウムからなる。
II[大腸菌(E.coli)らのプラスミドDNAの調製] (1)ミニ調製法(mini prep法)Nucleic Acids Res.
,1513〜1523(1979)] 大腸菌を宿主とし、0.5mlのL−ブロス(10gのペプト
ン、5gのイースン・エキス、1gのグルコース、5gのNaCl
/1からなるpH7.2)を用いて一夜間培養し、遠心分離し
て集菌した菌体を100μlの溶液A(50mMのグルコー
ス、10mMのEDTA、25mMのトリス塩酸(pH8.0)及びリゾ
チーム2mg/mlからなる)に懸濁し室温で30分間放置す
る。
次いで氷水中で200μlの溶液[1%のSDS(ドデシン硫
酸ナトリウム)を含む0.2NのNaOH]を加えて振盪し同時
にDNAの変性を行う。150μlの3M酢酸ソーダ溶液を加え
氷冷後、遠心分離し、上清に冷エタノールを加え、−20
℃で冷却して遠心分離し沈澱を集める。
沈澱を溶液C(50mMのトリス塩酸及び0.1Mの酢酸ソーダ
からなる)に溶解し、不溶物を除去後、冷エタノールを
加え、沈澱するDNAを洗浄し減圧下乾燥し−20℃で保存
する。
(2)大量調製法 200mlのL−ブロス(薬剤耐性プラスミド場合は薬剤を
含む)に大腸菌HB101を植菌し、一夜間培養して集菌
後、15mlのSTES緩衝液[TES緩衝液(10mMのトリス塩酸
(pH7.4)、1mMのEDTA及び50mMのNaClからなる)に25%
のサッカロースを添加したもの]に懸濁し、EDTA、リゾ
チーム及びリボヌクレアーゼA(シグマ社製)を夫々30
mM,600μg/ml及び50μg/ml加え、更に氷水中でプロナー
ゼEを500μg/ml添加する。次いでSDSを1%となるよう
に加え37℃で振盪し、氷水中に戻しNaClを終濃度1Mとな
るように添加した後、遠心分離した上清に2倍容の冷エ
タノールを加え−20℃に保持し遠心分離してDNAを沈澱
として回収し減圧下乾燥し−20℃で保存する。
III[T4 DNAリガーゼによる連結] 連結する2個のDNA断片は、1μg/10μlになるように
連結用緩衝液[66mMのトリス塩酸(pH7.5)、6.6mMの塩
化マグネシウム、10mMのジチオスレイトールからなる]
に溶解し65℃で10分間処理した後、4℃で66μMのATP
(アデノシントリフォスフェート)を加え、更にT4リガ
ーゼを粘着末端の場合は0.1単位/μgDNA、または平滑
末端の場合は1単位/μgDNAになるように加えて4℃で
18時間反応させた後、65℃で10分間処理する。
IV[大腸菌の形質転換(Advanced Bacterial Genetics
(1981)(Cold Spring Havor,New York)] 5mlのL−ブロスに大腸菌を植菌し、一夜間培養する。
この0.2mlを20mlのL−ブロスに植え37℃でクレットユ
ニットが60に達するまで振盪培養する。菌体を集め氷冷
した50mMの塩化カルシウムと10mMのトリス塩酸(pH8.
0)とからなる緩衝液10mlに懸濁し30分間氷冷する。遠
心分離した菌体を1mlの塩化カルシウム溶液に懸濁し、
その0.1mlを10μlのDNA溶液と混合し0℃で30分間、42
℃で2分間インキュベートした後、1.5mlのL−ブロス
を加え37℃で30分間培養し、この0.1mlを寒天培地に植
える。
V[粘着末端の充填] 1μgのDNAを30μlの50mMトリス塩酸(pH7.2)、10mM
の硫酸マグネシウム、0.1mMのジチオスレイトール、50
μg/mlの牛血清アルブミン(BSA)及び0.2mMのdNTPに溶
かし、1.25単位のklenow断片(大腸菌のDNAポリメラー
ゼIをトリプシンで処理して得られる大きな断片)を加
え室温で30分間反応させる。次いで1μlの0.5M EDTA
(pH8.0)を加えて反応を停止させ、フェノール及びエ
ーテルで逐次抽出しフェノールを除去し、DNAをエタノ
ール沈澱により回収する。
実施例1 (1)プラスミドpRE1078(7.5kb)の作製(第1図)PG
Kのプロモーター配列とターミネーター配列を含むプラ
スミドpMA91をBgl IIで切断し、DNAポリメラーゼIで平
滑末端した後、EcoR Iで切断してPGKのプロモーター配
列を含む1.5kbのEcoR I−(Bgl II)断片(I)を単離
した。
一方、pRE1059をHinf Iで切断し、末端を充填した後、S
al Iで切断してMFα1の5′非翻訳領域とリーダー配列
を含む337bpの断片(II)を単離した。また、pRE1059の
β−エルドルフィン遺伝子を含むSal I−Aat II断片(I
II)と、TRP1、2μm及びpBR322のori、Aprを含むEcoR
I−Aat II断片(IV)とを、夫々の制限酵素で切断した
後、アガロースゲル電気泳動により分離し、目的のバン
ドを溶出することにより得た。上記で得た(I)〜(I
V)の断片を同時にT4 DNAリガーゼで結合してpRE1078
(7.5kb)を作製した。
(2)プラスミドpSSE2(7.5kb)の作製(第2図)pRE1
078をEcoR I及びBamH Iで切断し、PGKのプロモーター配
列とMFα1のリーダー配列を含むEcoR I−BamH I断片
(1.6kb)を採取し、これをファージベクターM13mp18に
クローンし一本鎖のファージDNAと変異用DNA(5′AGC
TTC AGC AGA TCT TTT ATC3′)をアニールさせた後、Am
ersham社のキット(RPN.2322)を用いハンドブック(Ol
igonucleotide directed in vitro mutagenesis syste
m)記載の方法に従って処理してBgl II切断部位が導入
されたDNAを得た。得られたBgl II切断部位が導入され
たEcoR I−BamH I断片を、pRE1078のEcoR I−BamH I断
片(5.7kb)と結合してpSSE2(7.5kb)を作製した。
(3)プラスミドpSSE9(7.5kb)の作製(第2図) 上記で得たpSSE2をBgl II及びBamH Iで切断し、この切
断部位に前記塩基配列の合成ヒトβ−NGF遺伝子を結合
して、pRE1078中のβ−エルドルフィン遺伝子の代り
に、βNGF遺伝子が挿入されたpSSE9(7.7kb)を作製し
た。
(4)[pSSE9によるサッカロマイセス セレビシエ20B
−12株の形質転換] サッカロマイセス セレビシエ20B−12株をYPD培地(1
%酵母エキス、2%バクトペプトン及び2%グルコース
からなる)で一夜間培養した培養液0.5mlを20mlのYPD培
地に植え、30℃でクレットユニット60まで振盪培養し
た。この10mlを遠心分離し、菌体を10mlのTE緩衝液で洗
浄後1mlのTE緩衝液に懸濁した。この0.5mlに0.5mlの0.2
M酢酸リチウム、10mMのトリス塩酸(pH7.5)及び1mMのE
DTAを加え、30℃で1時間保持した後、氷水中で冷却し
た。
得られた菌体懸濁液100μlに、上記(3)で得たpSSE9
の溶液10μlを加え、0℃で30分間保持した後、集菌し
水0.5mlで洗浄後0.3mlの水に懸濁し、プレート1枚に0.
1mlを植えた。
(5)ヒトβ−NGFの分泌量と活性の測定 上記(4)で得た形質転換菌体をYCD培地(1%酵母エ
キス、2%カザミノ酸及び2%のグルコースからなる)
で30℃で2日間培養し、培養液を遠心分離し、得られた
上清をホローファイバー(アミコン社HIP10−20)で10
〜60倍量に濃縮して、ヒトβ−NGFの同定と活性の測定
に供した。
[ヒトβ−NGFの分泌量] 上記の濃縮液をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動に
かけた後、抗NGF抗体を用いたウエスタンブロッティン
グ(Western blotting)により測定した結果、β−NGF
の分泌量は約10μg/lであった。
[ヒトβ−NGFの活性] PC12細胞(1975年、GreeneとTischlerによりクローン化
されたラット副腎髄質褐色細胞腫[Proceedings of the
National Academy of Sciences,of the U.S.A.,73,242
4〜2428(1976)]由来のPC12の細胞神経突起伸長反応
の有無を調べた。
次の処方により分化誘導培地を調製した。即ち、DME培
地(Gibco社製)とF12培地(Gibco社製)の1000ml用試
薬を1:1の割合で混合し、これにヘペス(Hepes)7.15
g、亜セレン酸ナトリウム10.36μg、重炭酸ナトリウム
3.7g、ペニシリンG10万単位及び硫酸ストレプトマイシ
ン200mgを加え、水で合計2000mlとする。以下これをDF
培地という。
準胎児牛血清及び熱非働化馬血清を、夫々5%濃度とな
るようにDF培地に添加し、この培地を用いてPC12細胞を
2×104cell/mlとなるように希釈し、これを予めコラー
ゲンでコートした24穴のウエルに入れる。このウエル
に、ヒトβ−NGFを含む前記の濃縮上清を加え、5%CO2
を含むインキュベター中で3〜5日間培養して顕微鏡で
観察したところ、明らかな神経突起の伸長が認められ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々プラスミドpRE1078及びpSSE9の
構成ルートを示す模式図である。図中AはAat IIを、B
はBamH Iを、BgはBgl IIを、EはEcoR Iを、HはHind I
IIを、HfはHinf Iを、SはSal Iを夫々示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−84299(JP,A) 特開 昭59−132892(JP,A) 特開 昭62−248488(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッカロマイセス セレビシエのαフェロ
    モン遺伝子MFα1のリーダー配列の直後に、下記の塩基
    配列 で示される合成ヒトβ−NGF遺伝子を含有するプラスミ
    ドでサッカロマイセス セレビシエを形質転換し、得ら
    れた形質転換株を培養してヒトβ−NGFを分泌させるこ
    とを特徴とする活性型ヒトβ−NGFの発現法。
JP63171863A 1988-07-12 1988-07-12 ヒトβ−NGFの発現法 Expired - Lifetime JPH0771509B2 (ja)

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