JPH0771300A - アイドル回転数制御のフェイルセーフ装置 - Google Patents

アイドル回転数制御のフェイルセーフ装置

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JPH0771300A
JPH0771300A JP5238805A JP23880593A JPH0771300A JP H0771300 A JPH0771300 A JP H0771300A JP 5238805 A JP5238805 A JP 5238805A JP 23880593 A JP23880593 A JP 23880593A JP H0771300 A JPH0771300 A JP H0771300A
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JP
Japan
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engine speed
idle
failure
fuel
engine
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JP5238805A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Tsukagoshi
哲也 塚越
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、アイドル運転時に、燃料
カットをすることによって発生したエンジン回転数のハ
ンチング状態によりアイドル制御弁の故障を判定させ、
エンジン回転数の上昇を防止してブレーキ性能を向上す
るとともに、自動変速機を備えた車両にあってはDレン
ジの飛出し等の不具合の発生を防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、エンジン2のアイド
ル運転時に燃料カットによって発生したエンジン回転数
のハンチング状態によりアイドル制御弁30の故障を判
定する故障判定部74が備えられた制御手段50を設
け、故障判定した場合には、減気筒噴射制御あるいは間
引き噴射制御を行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アイドル回転数制御
のフェイルセーフ装置に係り、特にアイドル運転時にア
イドル制御弁の故障を判定するとともに、エンジン回転
数の上昇を抑制し得るアイドル回転数制御のフェイルセ
ーフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンにおいては、排気有害成分や燃
料消費率の問題の対応策として電子制御式の燃料噴射シ
ステムを備えたものがある。
【0003】この燃料噴射システムにあっては、アイド
ル制御弁としてロータリソレノイド(R/S)のISC
弁(アイドルスピードコントロールバルブ)を設け、こ
のISC弁によって大流量のバイパス空気をエンジンに
吸気絞り弁を迂回して供給してアイドル運転時のエンジ
ン回転数を制御するとともに、アイドル運転時でエンジ
ン回転数が所定エンジン回転数になった際に燃料カット
を行うアイドル回転数制御を実施しているものがある。
【0004】即ち、図6に示す如く、燃料噴射システム
においては、エンジンがスタートすると(ステップ30
2)、先ず、アイドルスイッチがオンか否か、つまりア
イドル運転時か否かを判断する(ステップ304)。こ
のステップ304でNOの場合には、この判断を継続す
る。
【0005】このステップ304でYESの場合には、
アイドル運転時であり、そして、エンジン回転数Neが
燃料カットを実施する第1の所定エンジン回転数A以上
か否か、つまり、Ne≧Aを判断する(ステップ30
6)。このステップ306でNOの場合には、この判断
を継続する。
【0006】このステップ306でYESの場合には、
燃料カット(フューエルカット)を行い(ステップ30
8)、そして、エンジン回転数Neが燃料噴射を復帰さ
せる第2の所定エンジン回転数B以下か否か、つまり、
Ne≦Bを判断する(ステップ310)。このステップ
310でNOの場合には、この判断を継続する。
【0007】このステップ310でYESの場合には、
燃料カットから燃料噴射を復帰させ(ステップ31
2)、ステップ306に戻す。
【0008】また、このようなアイドル回転数制御の故
障判定を行いものとして、例えば、実開昭62−167
46号公報、特開昭60−104738号公報、特公平
3−18022号公報に開示されている。実開昭62−
16746号公報に記載のものは、アイドル制御弁の開
度が全開付近であることを検出する開度検出手段と、暖
機完了時でかつアイドル状態の時に開度検出手段によっ
てアイドル制御弁の開度が全開付近であることが検出さ
れた時に異常と判定する異常判定手段と、異常判定手段
の異常判定出力に基づいて少なくとも一部の気筒への燃
料供給を機関の所定回転速度以上で停止する燃料供給停
止手段とを備えたものである。また、特開昭60−10
4738号公報に記載のものは、空気量調整手段の異常
等によって、内燃機関への空気量の制御ができなくなっ
た時に、エンジン回転数のみからアイドル回転数制御の
異常を検出し、アイドル回転数制御に異常が発生すれ
ば、すみやかにこれを検出させ、燃料カットやインジケ
ータへの表示等を行い、内燃機関を停止させるなど内燃
機関運転状態を安全側に制御するものである。特公平3
−18022号公報に記載のものは、電子制御燃料噴射
装置を備えた自動車用エンジンに用いるのに好適な、電
気的に駆動されるアクチュエータを含みエンジンのアイ
ドル時に導入される吸入空気の流量を制御することによ
り、内燃機関のアイドル回転速度を制御する内燃機関の
アイドル回転速度制御弁の異常を検出するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、エン
ジンのアイドル運転時において、図7に示す如く、大流
量のアイドル制御弁であるISC弁が故障(フェイル)
し、このISC弁が全開状態に固定されて大流量の空気
がエンジンに流入した場合に、ISC弁の故障を判定す
ることができず、つまり、ダイアグランプを点灯させる
ことができないとともに、燃料カットが実施されてい
る。
【0010】このため、ISC弁の故障を判定しておら
ず、図7に示す如く、ISC弁が故障すると、ISC弁
が全開状態に固定された後に、燃料カットを実施する第
1の所定エンジン回転数Aと燃料カットから復帰する第
2の所定エンジン回転数Bとの間で、エンジン回転数の
ハンチングが長期間にわたって発生してしまい、アイド
ル運転時のエンジン回転数が上昇し、よって、ブレーキ
性能が悪化するとともに、自動変速機を備えた車両(A
T車)にあっては、Dレンジでの飛出しが発生する場合
がある等の不都合を招いた。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、第1に、アイドル制御弁
によってアイドル運転時のエンジン回転数が制御される
とともに、アイドル運転時でエンジン回転数が所定エン
ジン回転数になった際に燃料カットされる燃料噴射シス
テムを備えたエンジンにおいて、アイドル運転時に燃料
カットによって発生したエンジン回転数のハンチング状
態により前記アイドル制御弁の故障を判定する故障判定
部が備えられた制御手段を設けたことを特徴とする。
【0012】第2に、アイドル制御弁によってアイドル
運転時のエンジン回転数が制御されるとともに、アイド
ル運転時でエンジン回転数が所定エンジン回転数になっ
た際に燃料カットされる多気筒用のエンジンにおいて、
アイドル運転時に燃料カットによって発生したエンジン
回転数のハンチング状態により前記アイドル制御弁の故
障を判定する故障判定部を有し、前記アイドル制御弁の
故障を判定した場合にはエンジン回転数のハンチングを
防止すべく減気筒噴射制御を行う制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0013】第3に、アイドル制御弁によってアイドル
運転時のエンジン回転数が制御されるとともに、アイド
ル運転時でエンジン回転数が所定エンジン回転数になっ
た際に燃料カットされる多気筒用のエンジンにおいて、
アイドル運転時に燃料カットによって発生したエンジン
回転数のハンチング状態により前記アイドル制御弁の故
障を判定する故障判定部を有し、前記アイドル制御弁の
故障を判定した場合にはエンジン回転数のハンチングを
防止すべく間引き噴射制御を行う制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】この発明の構成によれば、エンジンのアイドル
運転時に、燃料カットをすることによって発生したエン
ジン回転数のハンチング状態によりアイドル制御弁の故
障を判定し、そして、減気筒噴射制御あるいは間引き噴
射制御によってエンジン回転数を低下させ、これによ
り、エンジン回転数の上昇を防止して、ブレーキ性能を
向上するとともに、自動変速機を備えた車両にあっては
Dレンジの飛出し等の不具合の発生を防止することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の第1実
施例を示すものである。図3において、2は多気筒用の
エンジン、4はエアクリーナ、6はこのエアクリーナ4
からエンジン2に吸気を導く第1吸気通路6−1と第2
吸気通路6−2とからなる吸気通路、8は吸気絞り弁1
0が設けられたスロットルボディ、12はサージタン
ク、14は排気通路である。
【0016】前記エンジン2側の第2吸気通路6−2に
は、燃料噴射システムを構成すべく、エンジン2に燃料
を噴射する燃料噴射弁16が設けられている。この燃料
噴射弁16には、一端側が燃料タンク18内の燃料ポン
プ20に連絡された燃料供給通路22の他端側が連絡さ
れている。
【0017】前記燃料噴射弁16の燃料圧力は、燃料圧
調整弁24によって調整される。この燃料圧調整弁24
には、燃料戻し通路26の一端側が連絡されている。こ
の燃料戻し通路26の他端側は、燃料タンク16内に連
通開口されている。
【0018】前記サージタンク12内には、バイパス通
路28の一端側が連通されている。このバイパス通路2
8の他端側は、吸気絞り弁10上流側の第1吸気通路6
−1に連通されている。このバイパス通路28途中に
は、ISC弁(アイドルスピードコントロールバルブ)
30が介設されている。
【0019】このISC弁30は、ロータリソレノイド
(R/S)のアイドル制御弁であり、アイドル運転時以
外には全開状態になり、大流量のバイパス空気の通過を
許容するものである。
【0020】また、エンジン2には、点火装置32のデ
ィストリビュータ34が付設されている。このディスト
リビュータ34には、点火コイル36が連絡されてい
る。
【0021】前記第2吸気通路6−2には、該第2吸気
通路6−2の吸気温度を検出する吸気温センサ38が設
けられている。
【0022】前記スロットルボディ12には、吸気絞り
弁14の開閉状態を検出するアイドルスイッチ40が設
けられている。このアイドルスイッチ40は、エンジン
2がアイドル運転時にオンとなる一方、アイドル運転時
以外にはオフとなるものである。
【0023】前記吸気通路6の吸気管圧力を検出すべ
く、一端側がサージタンク12に連通する圧力導入路4
2の他端側には、圧力センサ44が設けられている。
【0024】前記ディストリビュータ34には、回転角
を検出する回転角センサ46が取付けられている。
【0025】前記エンジン2には、冷却水通路(図示せ
ず)内の冷却水温度を検出する水温センサ48が付設さ
れている。
【0026】前記燃料噴射弁16と燃料ポンプ20とI
SC弁30と点火コイル36と吸気温センサ38とアイ
ドルスイッチ40と圧力センサ44と回転角センサ46
と水温センサ48とは、制御手段50に連絡されてい
る。前記燃料ポンプ20と制御手段50間には、ポンプ
リレー52が介設されている。
【0027】この制御手段52には、ダイアグノーシス
スイッチ54と、エアコン(A/C)スイッチ56と、
スピードメータ58と、イニシャルセット60と、O2
センサ62と、CO調整用抵抗64と、バッテリ66
と、モニタ68と、デューティメータ70と、ダイアグ
ランプ72とが連絡されている。
【0028】この制御手段50は、アイドル運転時に、
ISC弁30を作動し、バイパス通路28からのバイパ
ス空気量を調整してエンジン回転数を制御するととも
に、エンジン回転数が所定エンジン回転数になると、燃
料噴射弁16を作動して燃料カット(フューエルカッ
ト)制御を行うものである。
【0029】また、この制御手段50は、各種信号を入
力し、エンジン2のアイドル運転時に、つまり、アイド
ルスイッチ40のオン時に、燃料カットによって発生し
たエンジン回転数のハンチング状態によりISC弁30
の故障を判定する故障判定部74を有し、ISC弁30
の故障(フェイル)を判定した場合には、ダイアグラン
プ72を点灯して故障を表示し、そして、エンジン回転
数のハンチングを防止すべく例えば減気筒噴射制御を行
うものである。この減気筒噴射制御とは、アイドル運転
時に、所定の気筒だけへの燃料噴射を停止する制御であ
る。
【0030】また、この減気筒噴射制御では、エンジン
回転数が燃料カットをさせない所定エンジン回転数に低
下しても、ISC弁30の故障判定のままとし、ダイア
グランプ72を点灯したままとする。
【0031】また、ISC弁30の故障判定はエアコン
スイッチ56のオン・オフの電気負荷毎に行い、一方、
故障判定の解除はエンジン2の始動時又は停止時に行う
ものである。
【0032】更に、ISC弁30の故障判定は、アイド
ルスイッチ40がオンのままで、エンジン回転数のハン
チング状態により、ある一定時間の間に、所定回数の燃
料カットした時に行うものである。
【0033】次に、この第1実施例の作用を、図1のフ
ローチャート及び図2のタイムチャートに基づいて説明
する。
【0034】制御手段50においては、エンジン2がス
タートすると(ステップ102)、先ず、アイドルスイ
ッチ40がオンか否かを判断する(ステップ104)。
このステップ104でNOの場合には、この判断を継続
する。
【0035】このステップ104でYESの場合には、
エンジン回転数Neが燃料カットを実施する第1の所定
エンジン回転数A以上になったか否か、つまり、Ne≧
Aを判断する(ステップ106)。このステップ106
でNOの場合には、この判断を継続する。
【0036】このステップ106でYESの場合には、
燃料カットを行い(ステップ108)、そして、カウン
タNを、N=No+1で行う(ステップ110)。
【0037】そして、カウンタNが故障判定値C以下か
否か、つまり、N<Cを判断する(ステップ112)。
【0038】このステップ112でYESの場合には、
エンジン回転数Neが燃料カットから燃料噴射を復帰さ
せる第2の所定エンジン回転数B以下か否か、つまり、
Ne≦Bを判断する(ステップ114)。このステップ
114でNOの場合には、この判断を継続する。
【0039】このステップ114でYESの場合には、
燃料カットから燃料噴射を復帰させ(ステップ11
6)、ステップ106に戻す。
【0040】一方、前記ステップ112でNOの場合に
は、図2に示す如く、ISC弁30の故障(フェイル)
を判定する(ステップ118)。ISC弁30は、故障
すると、全開状態に維持される。
【0041】この故障の判定はエアコンスイッチ56の
オン・オフの負荷毎に行われ、故障判定の解除はエンジ
ン2の始動時又は停止時に行われる。
【0042】また、ISC弁30の故障判定は、アイド
ルスイッチ40がオン(アイドル運転時)のままで、エ
ンジン回転数Neのハンチングにより、ある一定時間の
間に、所定の回数燃料カットをした時に行う。
【0043】そして、ISC弁30が故障であることを
知らせるために、ダイアグランプ72を点灯する(ステ
ップ120)。
【0044】次いで、エンジン回転数Neが燃料カット
から燃料噴射を復帰させる第2の所定エンジン回転数B
以下か否か、つまり、Ne≦Bを判断する(ステップ1
22)。このステップ122でNOの場合には、この判
断を継続する。
【0045】このステップ122でYESの場合には、
図2に示す如く、ある所定の気筒だけ燃料噴射を停止し
て減気筒噴射制御を行う(ステップ124)。この減気
筒噴射制御においては、アイドル運転時のエンジン回転
数が燃料カットをしないエンジン回転数に低下しても、
ISC弁30の故障を判定したままとし、且つ、ダイア
グランプ72を点灯したままとする。
【0046】このように減気筒噴射制御を行うと、エン
ジン回転数が低下して、アイドル運転時において、エン
ジン回転数のハンチングを抑制することができる(図2
参照)。
【0047】この結果、アイドル運転時に、エンジン回
転数のハンチングを回避してエンジン回転数が上昇する
のを防止し、ブレーキ性能を向上させ、また、自動変速
機を備えた車両においてはDレンジの飛び出し等の不具
合の発生を防止することができる。
【0048】また、ISC弁30の故障をダイアグラン
プ72で知らせるので、ISC弁30の故障をすぐに発
見し、ISC弁30の修理や交換を迅速に果すことがで
きる。
【0049】図4、5は、この発明の第2実施例を示す
ものである。
【0050】この第2実施例の特徴とするところは、I
SC弁30の故障を判断した場合に、エンジン回転数の
ハンチングを抑制するために、ある気筒だけ何回に1回
だけ燃料噴射するといういわゆる間引き噴射を行うこと
にある。
【0051】この第2実施例の作用を、図4のフローチ
ャート及び図5のタイムチャートに基づいて説明する。
【0052】制御手段50においては、エンジン2がス
タートすると(ステップ202)、先ず、アイドルスイ
ッチ40がオンか否かを判断する(ステップ204)。
このステップ204でNOの場合には、この判断を継続
する。
【0053】このステップ204でYESの場合には、
エンジン回転数Neが燃料カットを実施する第1の所定
エンジン回転数A以上になったか否か、つまり、Ne≧
Aを判断する(ステップ206)。このステップ106
でNOの場合には、この判断を継続する。
【0054】このステップ206でYESの場合には、
燃料カットを行い(ステップ208)、そして、カウン
タNを、N=No+1で行う(ステップ210)。
【0055】そして、カウンタNが故障判定値C以下か
否か、つまり、N<Cを判断する(ステップ212)。
【0056】このステップ212でYESの場合には、
エンジン回転数Neが燃料カットから燃料噴射を復帰さ
せる第2の所定エンジン回転数B以下か否か、つまり、
Ne≦Bを判断する(ステップ214)。このステップ
214でNOの場合には、この判断を継続する。
【0057】このステップ214でYESの場合には、
燃料カットから燃料噴射を復帰させ(ステップ21
6)、ステップ206に戻す。
【0058】一方、前記ステップ212でNOの場合に
は、図5に示す如く、ISC弁30の故障(フェイル)
を判定する(ステップ218)。ISC弁30は、故障
すると、全開状態に維持される。
【0059】この故障の判定はエアコンスイッチ56の
オン・オフの負荷毎に行われ、故障判定の解除はエンジ
ン2の始動時に行われる。
【0060】また、ISC弁30の故障判定は、アイド
ルスイッチ40がオン(アイドル運転時)のままで、エ
ンジン回転数Neのハンチングにより、ある一定時間の
間に、所定の回数燃料カットをした時に行う。
【0061】そして、ISC弁30が故障であることを
知らせるために、ダイアグランプ72を点灯する(ステ
ップ220)。
【0062】次いで、エンジン回転数Neが燃料カット
から燃料噴射を復帰させる第2の所定エンジン回転数B
以下か否か、つまり、Ne≦Bを判断する(ステップ2
22)。このステップ222でNOの場合には、この判
断を継続する。
【0063】このステップ222でYESの場合には、
図5に示す如く、ある所定の気筒だけ燃料噴射を停止し
て間引き噴射制御を行う(ステップ224)。この間引
き噴射制御においては、アイドル運転時のエンジン回転
数が燃料カットをしないエンジン回転数に低下しても、
ISC弁30の故障を判定したままとし、且つ、ダイア
グランプ72を点灯したままとする。
【0064】このように減気筒噴射制御を行うと、エン
ジン回転数が低下して、エンジン回転数のハンチングを
抑制することができる(図5参照)。
【0065】この結果、アイドル運転時に、エンジン回
転数のハンチングを回避してエンジン回転数が上昇する
のを防止し、ブレーキ性能を向上させ、また、自動変速
機を備えた車両においてはDレンジの飛び出し等の不具
合の発生を防止することができる。
【0066】また、ISC弁30の故障をダイアグラン
プ72で知らせるので、ISC弁30の故障をすぐに発
見し、ISC弁30の修理や交換を迅速に果すことがで
きる。
【0067】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、エンジンのアイドル運転時に燃料カット
によって発生したエンジン回転数のハンチング状態によ
りアイドル制御弁の故障を判定する故障判定部が備えら
れた制御手段を設けたことにより、アイドル運転時に、
燃料カットをすることによって発生したエンジン回転数
のハンチング状態によりアイドル制御弁の故障を判定す
ることができ、そして、減気筒噴射あるいは間引き噴射
によってエンジン回転数を低下させ、これにより、エン
ジン回転数の上昇を防止して、ブレーキ性能を向上する
とともに、自動変速機を備えた車両にあってはDレンジ
の飛出し等の不具合の発生を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アイドル回転数制御のフローチャートである。
【図2】アイドル回転数制御のタイムチャートである。
【図3】フェイルセーフ装置のシステム構成図である。
【図4】第2実施例のアイドル回転数制御のフローチャ
ートである。
【図5】第2実施例のアイドル回転数制御のタイムチャ
ートである。
【図6】従来のアイドル回転数制御のフローチャートで
ある。
【図7】従来のアイドル回転数制御のタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
2 エンジン 16 燃料噴射弁 30 ISC弁 40 アイドルスイッチ 50 制御手段 72 ダイアグランプ 74 故障判定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイドル制御弁によってアイドル運転時
    のエンジン回転数が制御されるとともに、アイドル運転
    時でエンジン回転数が所定エンジン回転数になった際に
    燃料カットされる燃料噴射システムを備えたエンジンに
    おいて、アイドル運転時に燃料カットによって発生した
    エンジン回転数のハンチング状態により前記アイドル制
    御弁の故障を判定する故障判定部が備えられた制御手段
    を設けたことを特徴とするアイドル回転数制御のフェイ
    ルセーフ装置。
  2. 【請求項2】 アイドル制御弁によってアイドル運転時
    のエンジン回転数が制御されるとともに、アイドル運転
    時でエンジン回転数が所定エンジン回転数になった際に
    燃料カットされる多気筒用のエンジンにおいて、アイド
    ル運転時に燃料カットによって発生したエンジン回転数
    のハンチング状態により前記アイドル制御弁の故障を判
    定する故障判定部を有し、前記アイドル制御弁の故障を
    判定した場合にはエンジン回転数のハンチングを防止す
    べく減気筒噴射制御を行う制御手段を設けたことを特徴
    とするアイドル回転数制御のフェイルセーフ装置。
  3. 【請求項3】 アイドル制御弁によってアイドル運転時
    のエンジン回転数が制御されるとともに、アイドル運転
    時でエンジン回転数が所定エンジン回転数になった際に
    燃料カットされる多気筒用のエンジンにおいて、アイド
    ル運転時に燃料カットによって発生したエンジン回転数
    のハンチング状態により前記アイドル制御弁の故障を判
    定する故障判定部を有し、前記アイドル制御弁の故障を
    判定した場合にはエンジン回転数のハンチングを防止す
    べく間引き噴射制御を行う制御手段を設けたことを特徴
    とするアイドル回転数制御のフェイルセーフ装置。
JP5238805A 1993-08-31 1993-08-31 アイドル回転数制御のフェイルセーフ装置 Pending JPH0771300A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018179762A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社ミクニ 車両用エンジンの制御装置

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WO2018179762A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社ミクニ 車両用エンジンの制御装置
CN110462191A (zh) * 2017-03-31 2019-11-15 株式会社三国 车辆用发动机的控制装置

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