JPH0771196B2 - 画像歪補正回路 - Google Patents

画像歪補正回路

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JPH0771196B2
JPH0771196B2 JP59197312A JP19731284A JPH0771196B2 JP H0771196 B2 JPH0771196 B2 JP H0771196B2 JP 59197312 A JP59197312 A JP 59197312A JP 19731284 A JP19731284 A JP 19731284A JP H0771196 B2 JPH0771196 B2 JP H0771196B2
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distortion correction
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進 田川
直之 角
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば偏平形陰極線管においてS字補正、水
平リニアリテイ補正をするのに適用して好適な画像歪補
正回路に関する。
〔従来の技術〕
電子銃の中心軸に対して垂直に螢光面が配されている一
般の陰極線管において、S字補正は、例えば水平偏向コ
イルにS字補正用のコンデンサを直列に接続することで
行なわれている。
ところで、陰極線管として、電子銃の中心軸に対して比
較的小さな角度で傾斜して螢光面が配されている偏平形
陰極線管が知られている。第6図及び第7図は、このよ
うな偏平形陰極線管の一例を示す平面図及び断面図であ
り、スクリーンパネル(1)上に形成された螢光面
(2)が電子銃(3)の中心軸Cに対して所定の小さな
角度で傾斜しており、この螢光面(2)に表示される画
像をフロントパネル(4)側より見ることができるよう
になつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この偏平形陰極線管では、第8図に示すように、画面
(100)の上部の水平偏向角をθとすると、下部の水
平偏向角はθ(>θ)となる。従つて、この偏平形
陰極線線管では、S字補正量を画面(100)の上部と下
部とで異ならせる必要があり、一般の陰極線管における
ようにS字補正用コンデンサのみでは良好な補正が不可
能である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するため、一端が水平偏向コ
イル(12)に接続されたS字補正用コンデンサ(13)の
他端がアンプ(14)の出力端子に接続され、このアンプ
(14)の入力端子に、画像歪補正信号が供給されるもの
である。
〔作 用〕
以上の構成において、水平偏向コイル(12)には画像歪
補正信号に応じた補正電流が流れる。従つて、例えば画
像歪補正信号として画面の各部で変化するS字補正信号
を供給すれば、偏平形陰極線管においても良好なS字補
正が可能となる。
〔実施例〕
以下、第1図を参照しながら本発明の一実施例について
説明しよう。第1図は偏平形陰極線管の水平出力回路を
示している。
同図において、(5)は水平出力トランジスタ、(6)
はダンパーダイオード、(7)は共振用コンデンサであ
る。トランジスタ(5)のコレクタは、チヨークコイル
(8)及び電源変調回路(9)を介して直流電圧+B1
供給される電源端子(10)に接続される。変調回路
(9)は、画面の上部で広がるキーストーン歪を補正す
るためのものであり、端子(11)より第2図Aに示すよ
うに、垂直周期(1V)の鋸歯状波信号SSが供給され、電
源+B1はこの信号Ssで変調される。尚、信号Ssは完全な
鋸歯状波でなく、垂直周期のパラボラ波が重畳されてな
るものであり、キーストーン歪のノンリニア変化が考慮
されている。
また、トランジスタ(5)のコレクタは水平偏向コイル
(12)及びS字補正用コンデンサ(13)の直列回路を介
してアンプ(14)の出力側に接続され、このアンプ(1
4)の入力側より導出された端子(15)にはS字補正信
号Sc1が供給される。S字補正信号Sc1は、第2図Bに示
すように、水平周期(1H)のパラボラ波信号が、同図A
に示すような垂直周期の鋸歯状波信号Ssで変調されたも
のである。ここで、S字補正用コンデンサ(13)によつ
て水平偏向コイル(12)に流れる補正電流I1は、上述し
たように電源+B1が変調されているため第3図Aに示す
ように、画面下部程大レベルのものとなり、この場合、
S字補正用コンデンサ(13)は、例えば画面上部での補
正量が充分となるように選定される。一方、S字補正信
号Sc1によつて水平偏向コイル(12)に流れる補正電流I
2は、第3図Bに示すようになる。この場合、補正電流I
2が、補正電流I1の不足分を補うようなレベルとなるよ
うに、S字補正信号Sc1のレベルあるいはアンプ(14)
の利得が選定される。結局、水平偏向コイル(12)に流
れる補正電流I3は、第3図Cに示すように補正電流I1
びI2の加算されたものとなる。
また、アンプ(14)は、例えば第4図に示すように構成
される。
同図において、(16)は入力端子であり、この入力端子
(16)に供給されるS字補正信号Sc1は入力用のnpn形ト
ランジスタ(17)のベースに供給される。このトランジ
スタ(17)ベースは抵抗器(18)を介して接地され、そ
のエミツタは抵抗器(19)を介して接地され、さらにそ
のコレクタは抵抗器(20)を介して直流電圧+B2が供給
される電源端子(21)に接続される。また、トランジス
タ(17)のコレクタに得られる信号は、ドライブ段を構
成するnpn形トランジスタ(22)及びpnp形トランジスタ
(23)のベースに供給される。トランジスタ(22)のコ
レクタは抵抗器(24)を介して電源端子(21)に接続さ
れ、このトランジスタ(22)のエミツタは抵抗器(25)
を介してトランジスタ(23)のエミツタに接続され、そ
して、トランジスタ(23)のコレクタは抵抗器(26)を
介して接地される。また、トランジスタ(22)のエミツ
タは抵抗器(27)を介して接地され、トランジスタ(2
3)のエミツタは抵抗器(28)を介して電源端子(21)
に接続される。これら抵抗器(27),(28)は、夫々ト
ランジスタ(22),(23)にバイアス電流を流す働きを
している。また、トランジスタ(22)及び(23)のコレ
クタに得られる信号は、夫々出力段を構成するpnp形ト
ランジスタ(29)及びnpn形トランジスタ(30)のベー
スに供給される。トランジスタ(29)のエミツタは電源
端子(21)に接続され、このトランジスタ(29)のコレ
クタはトランジスタ(30)のコレクタに接続され、そし
て、トランジスタ(30)のエミツタは接地される。トラ
ンジスタ(29)及び(30)の互いのコレクタの接続点P
より出力端子(31)が導出され、ここに上述したS字補
正用コンデンサ(13)が接続される。また、接続点Pは
ダイオード(32)のアノード−カソードを介してトラン
ジスタ(22)のエミツタに接続されると共に、接続点P
はダイオード(33)のカソード−アノードを介してトラ
ンジスタ(23)のエミツタに接続される。そして、ダイ
オード(32)のカソード及びダイオード(33)のアノー
ドはコンデンサ(34)を介して接続される。ダイオード
(32),(33)は、夫々トランジスタ(22),(23)の
ベースにバイアス電圧を印加すると同時に温度補償の働
きをしている。また、接続点Pは帰還用の抵抗器(35)
を介してトランジスタ(17)のベースに接続される。
この第4図に示すようなアンプ(14)において、例えば
接続点Pの中心電位が高くなるとき、トランジスタ(2
3)のコレクタ電位が高くなり、従つてトランジスタ(3
0)のインピーダンスが低くなり、接続点Pの中心電位
が低くなるように制御される。一方、接続点Pの中心電
位が低くなるとき、トランジスタ(22)のコレクタ電位
が低くなり、従つてトランジスタ(29)のインピーダン
スが低くなり、接続点Pの中心電位が高くなるように制
御される。このように接続点Pの中心電位は安定化さ
れ、結局、出力インピーダンスの変動も少ない。従つ
て、水平偏向電流を流すアンプとして好適である。
また、この第4図に示すようなアンプ(14)は、出力段
を構成するトランジスタ(29)及び(30)の互いのコレ
クタが接続されてなるものであり、電源電圧まで出力が
フルスイングでき、電源が有効に利用されるので、電源
+B2として比較的低いものを使用でき、また、このこと
から省電力化を図る上で好適である。尚、第5図に示す
ように、第4図例におけるダイオード(32)及び(33)
の部分は夫々npn形トランジスタ(36)及びpnp形トラン
ジスタ(37)で構成することもできる。
第1図に示すように構成された本例によれば、水平偏向
コイル(12)に流れる補正電流I3(第3図Cに図示)
は、S字補正量に応じた画面下部程大レベルの電流であ
り、画面の上部から下部まで良好にS字補正される。
尚、第1図例はS字補正に着目したものであるが、水平
リニアリテイ補正をする場合には、端子(15)に、第2
図Cに示すように、水平周期(1H)の鋸歯状波信号が、
同図Aに示すような鋸歯状波信号Ssで変調された水平リ
ニアリテイ補正信号Sc2を供給すればよい。この場合、
水平偏向コイル(12)には水平リニアリテイの補正量に
応じた画面下部程大レベルの補正電流が流れる。従つ
て、画面の上部から下部まで良好に水平リニアリテイが
補正される。
また、上述した水平リニアリテイ補正信号Sc2とS字補
正信号Sc1とを加算した信号が端子(15)に供給されれ
ば、S字補正と水平リニアリテイの補正とが同時に行な
われる。
また、上述実施例は偏平形陰極線管においてS字補正あ
るいは水平リニアリテイ補正の例につき述べたものであ
るが、本発明は偏平形陰極線管に限らず、広角陰極線管
等における同様の水平方向の歪を補正するのに適用する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、水平偏向コイルにはアンプの入力端子
に供給される画像歪補正信号に応じた補正電流が流れる
ので、画像歪補正信号として適当な波形のものを供給す
ることにより任意の水平方向の歪を容易に補正すること
ができる。従つて、例えば画像歪補正信号として画面の
各部で変化するS字補正信号を供給すれば、偏平形陰極
線管においても良好なS字補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図及び第
3図は夫々その説明のための波形図、第4図及び第5図
は夫々アンプの具体例を示す接続図、第6図及び第7図
は夫々偏平形陰極線管の平面図及び断面図、第8図はそ
の説明のための図である。 (12)は水平偏向コイル、(13)はS字補正用コンデン
サ、(14)はアンプである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が水平偏向コイルに接続されたS字補
    正用コンデンサと該コンデンサの他端に出力端子が接続
    されたアンプとを有し、該アンプの入力端子に画面の上
    下方向でレベルが変化する垂直周期の画像歪補正信号を
    供給するように構成された画像歪補正回路。
JP59197312A 1984-09-20 1984-09-20 画像歪補正回路 Expired - Fee Related JPH0771196B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56116371A (en) * 1980-02-20 1981-09-12 Sony Corp Linearity corrector for horizontal deflection

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56116371A (en) * 1980-02-20 1981-09-12 Sony Corp Linearity corrector for horizontal deflection

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JPS6174460A (ja) 1986-04-16

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