JPH077111Y2 - 把持装置 - Google Patents
把持装置Info
- Publication number
- JPH077111Y2 JPH077111Y2 JP1991012662U JP1266291U JPH077111Y2 JP H077111 Y2 JPH077111 Y2 JP H077111Y2 JP 1991012662 U JP1991012662 U JP 1991012662U JP 1266291 U JP1266291 U JP 1266291U JP H077111 Y2 JPH077111 Y2 JP H077111Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid pressure
- rod
- cylinder
- piston
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は把持装置に関するもので
あり、特に詳しくは流体圧シリンダによって流体圧チャ
ックを移動させる把持装置に関するものである。
あり、特に詳しくは流体圧シリンダによって流体圧チャ
ックを移動させる把持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体圧によりフィンガを開閉させてワー
クを把持及び解放する流体圧チャックは、特に例示する
までもなく既に知られている。上記流体圧チャックは、
通常別体に形成した流体圧シリンダのロッドの軸方向先
端に取付けて使用されるが、ロッドの軸方向先端に流体
圧チャックを単に取付けると、装置全体の軸方向長さが
長くなるという問題がある。
クを把持及び解放する流体圧チャックは、特に例示する
までもなく既に知られている。上記流体圧チャックは、
通常別体に形成した流体圧シリンダのロッドの軸方向先
端に取付けて使用されるが、ロッドの軸方向先端に流体
圧チャックを単に取付けると、装置全体の軸方向長さが
長くなるという問題がある。
【0003】また、ロッドの先端に取付けた流体圧チャ
ックに圧力流体を給排する配管が、作業の邪魔になると
いう問題がある。
ックに圧力流体を給排する配管が、作業の邪魔になると
いう問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、小形化することができ、かつ流体圧チャッ
クへの配管が作業の邪魔にならない把持装置を提供する
ことにある。
する課題は、小形化することができ、かつ流体圧チャッ
クへの配管が作業の邪魔にならない把持装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、流体圧によりフィンガが開閉する流体圧
チャックと、該流体圧チャックを移動させる流体圧シリ
ンダとを備えた把持装置において、上記フィンガを開閉
させるフィンガ駆動部を、複動シリンダとして上記流体
圧シリンダのロッド先端に組込み、上記複動シリンダの
一対の圧力室に圧力流体を給排する配管を、一端が上記
流体圧シリンダ外に開口する二重管として、該流体圧シ
リンダのピストン及びロッに設けた貫通孔に気密にかつ
相対移動可能に挿入し、上記二重管の内管と外管の他端
を、上記一対の圧力室に個別に連通させたことを特徴と
している。
め、本考案は、流体圧によりフィンガが開閉する流体圧
チャックと、該流体圧チャックを移動させる流体圧シリ
ンダとを備えた把持装置において、上記フィンガを開閉
させるフィンガ駆動部を、複動シリンダとして上記流体
圧シリンダのロッド先端に組込み、上記複動シリンダの
一対の圧力室に圧力流体を給排する配管を、一端が上記
流体圧シリンダ外に開口する二重管として、該流体圧シ
リンダのピストン及びロッに設けた貫通孔に気密にかつ
相対移動可能に挿入し、上記二重管の内管と外管の他端
を、上記一対の圧力室に個別に連通させたことを特徴と
している。
【0006】
【作用】流体圧シリンダのロッドの先端に、流体圧チャ
ックのフィンガ駆動部を組込んだので、把持装置全体の
軸方向長さが短くなって小形化することができる。ま
た、フィンガ駆動部を構成する複動シリンダの一対の圧
力室に圧力流体を給排する配管を、流体圧シリンダのピ
ストン及びロッドを通る二重管としたので、流体圧チャ
ックへの配管が容易でかつ作業の邪魔にならない。
ックのフィンガ駆動部を組込んだので、把持装置全体の
軸方向長さが短くなって小形化することができる。ま
た、フィンガ駆動部を構成する複動シリンダの一対の圧
力室に圧力流体を給排する配管を、流体圧シリンダのピ
ストン及びロッドを通る二重管としたので、流体圧チャ
ックへの配管が容易でかつ作業の邪魔にならない。
【0007】
【実施例】図1及び図2は本考案の第1実施例を示し、
この把持装置は、流体圧シリンダ1と、該流体圧シリン
ダ1で移動される流体圧チャック11を備えている。
この把持装置は、流体圧シリンダ1と、該流体圧シリン
ダ1で移動される流体圧チャック11を備えている。
【0008】上記流体圧シリンダ1は、シリンダ3を形
設した本体2と、シリンダ3の一端を閉鎖するエンドプ
レート4と、シリンダ3内を往復動するピストン5及び
そのロッド6とを備え、本体2に、ピストン5で区画さ
れた圧力室7,7に圧縮空気を給排するポート8,8が
開設されている。上記流体圧チャック11は、フィンガ
駆動部12と、該フィンガ駆動部12によって開閉する
フィンガ13,13を備え、フィンガ駆動部12は上記
ロッド6の先端部分に組込まれている。
設した本体2と、シリンダ3の一端を閉鎖するエンドプ
レート4と、シリンダ3内を往復動するピストン5及び
そのロッド6とを備え、本体2に、ピストン5で区画さ
れた圧力室7,7に圧縮空気を給排するポート8,8が
開設されている。上記流体圧チャック11は、フィンガ
駆動部12と、該フィンガ駆動部12によって開閉する
フィンガ13,13を備え、フィンガ駆動部12は上記
ロッド6の先端部分に組込まれている。
【0009】図2に詳細を示すように、ロッド6の先端
部分には、フィンガ駆動部12を構成するシリンダ15
が形設され、フィンガ13,13は、ロッド6の先端に
形設した案内部16,16(一方のみ図示)間に設けた
ローラガイド17,17によって、ロッド6の軸方向と
直交する方向に移動可能に取付けられている。シリンダ
15内のピストン19と20は、ピストン19のロッド
21がピストン20を気密に貫通することによって、同
心でかつ相対摺動可能に配設され、逆へ字状のレバー2
2,22は、一端がロッド21の先端に、中間山形部が
フィンガ13,13の上部にそれぞれ枢着され、他端に
設けたローラがピストン20下方の案内部20a,20
aに回転自在に当接している。
部分には、フィンガ駆動部12を構成するシリンダ15
が形設され、フィンガ13,13は、ロッド6の先端に
形設した案内部16,16(一方のみ図示)間に設けた
ローラガイド17,17によって、ロッド6の軸方向と
直交する方向に移動可能に取付けられている。シリンダ
15内のピストン19と20は、ピストン19のロッド
21がピストン20を気密に貫通することによって、同
心でかつ相対摺動可能に配設され、逆へ字状のレバー2
2,22は、一端がロッド21の先端に、中間山形部が
フィンガ13,13の上部にそれぞれ枢着され、他端に
設けたローラがピストン20下方の案内部20a,20
aに回転自在に当接している。
【0010】上記本体2の軸心部分には、流体圧チャッ
ク11に圧縮空気を給排するための配管24が、ピスト
ン5とロッド6に形設した貫通孔9を通して、これらに
対して相対移動可能に挿入されている。二重管として構
成された上記配管24の内管24aは、ピストン19を
密に貫通した先端が、径方向の通孔19a,・・によっ
てピストン19,20間の圧力室25に連通している凹
部21a内に開口し、外管24bの先端がピストン19
上方の圧力室26内に開口することにより、内外管間の
通路が圧力室26に連通している。
ク11に圧縮空気を給排するための配管24が、ピスト
ン5とロッド6に形設した貫通孔9を通して、これらに
対して相対移動可能に挿入されている。二重管として構
成された上記配管24の内管24aは、ピストン19を
密に貫通した先端が、径方向の通孔19a,・・によっ
てピストン19,20間の圧力室25に連通している凹
部21a内に開口し、外管24bの先端がピストン19
上方の圧力室26内に開口することにより、内外管間の
通路が圧力室26に連通している。
【0011】上記第1実施例は、ポート8,8から流体
圧シリンダ1の圧力室7,7に圧縮空気を供給すると、
ピストン5、ロッド6及びその先端の流体圧チャック1
1が往復動し、配管24から流体圧チャック11の圧力
室25,26に圧縮空気を供給すると、フィンガ13,
13が開閉してワークを把特または解放する。
圧シリンダ1の圧力室7,7に圧縮空気を供給すると、
ピストン5、ロッド6及びその先端の流体圧チャック1
1が往復動し、配管24から流体圧チャック11の圧力
室25,26に圧縮空気を供給すると、フィンガ13,
13が開閉してワークを把特または解放する。
【0012】この場合、ピストン5とロッド6の往復動
及びピストン19と20の往復動によって、内外管24
a,24bの先端と圧力室25,26との位置関係が相
対移動するが、これらが相対移動しても配管24から圧
力室25と26に圧縮空気を給排できるようにすること
は、勿論である。即ち、外管24bは、先端からの距離
がピストン5のストロークより若干長い位置に設けたシ
ール部材27によって貫通孔9との間をシールし、内管
24aは、同様にピストンのストロークより若干長いの
位置に設けたシール部材28によってピストン19との
間をシールしている。この場合、圧力室25への圧縮空
気の供給によってピストン19は図において上動するの
で、ピストン7と19を同時に駆動するときは、シール
部材28の取付位置を上記長さより若干短くすることが
できる。
及びピストン19と20の往復動によって、内外管24
a,24bの先端と圧力室25,26との位置関係が相
対移動するが、これらが相対移動しても配管24から圧
力室25と26に圧縮空気を給排できるようにすること
は、勿論である。即ち、外管24bは、先端からの距離
がピストン5のストロークより若干長い位置に設けたシ
ール部材27によって貫通孔9との間をシールし、内管
24aは、同様にピストンのストロークより若干長いの
位置に設けたシール部材28によってピストン19との
間をシールしている。この場合、圧力室25への圧縮空
気の供給によってピストン19は図において上動するの
で、ピストン7と19を同時に駆動するときは、シール
部材28の取付位置を上記長さより若干短くすることが
できる。
【0013】上記第1実施例は、流体圧シリンダ1のロ
ッド6の先端に流体圧チャック11のフィンガ駆動部1
2を組込んだことにより、装置全体の軸方向長さを短く
できるので、把持装置を小形化することができる。ま
た、フィンガ駆動部12への圧縮空気の給排を、ロッド
6とピストン5の貫通孔9を通る配管24によって行う
ので、配管24が作業の邪魔にならない。
ッド6の先端に流体圧チャック11のフィンガ駆動部1
2を組込んだことにより、装置全体の軸方向長さを短く
できるので、把持装置を小形化することができる。ま
た、フィンガ駆動部12への圧縮空気の給排を、ロッド
6とピストン5の貫通孔9を通る配管24によって行う
ので、配管24が作業の邪魔にならない。
【0014】図3は本考案の第2実施例を示し、第2実
施例の流体圧チャック41におけるフィンガ駆動部42
は、フィンガ43,43をピン44,44を中心として
揺動させる揺動形として構成されており、フィンガ4
3,43の一端はピストン19のロッド46先端のセン
タピンに設けたローラ47に対して揺動可能に係合し、
フィンガ43,43の他端に設けたローラ48,48
は、ピストン20の案内部20a,20aに回転自在に
当接している。上記第2実施例の他の構成及び作用は、
フィンガ43,43が揺動開閉する以外は第1実施例と
同じであるから、図の主要な箇所に同一の符号を付し
て、詳細な説明は省略する。
施例の流体圧チャック41におけるフィンガ駆動部42
は、フィンガ43,43をピン44,44を中心として
揺動させる揺動形として構成されており、フィンガ4
3,43の一端はピストン19のロッド46先端のセン
タピンに設けたローラ47に対して揺動可能に係合し、
フィンガ43,43の他端に設けたローラ48,48
は、ピストン20の案内部20a,20aに回転自在に
当接している。上記第2実施例の他の構成及び作用は、
フィンガ43,43が揺動開閉する以外は第1実施例と
同じであるから、図の主要な箇所に同一の符号を付し
て、詳細な説明は省略する。
【0015】
【考案の効果】本考案の把持装置は、流体圧シリンダの
ロッド先端に流体圧チャックのフィンガ駆動部を組込ん
だので、把持装置を全体として小形化することができ
る。また、流体圧チャックにおける一対の圧力室に圧力
流体を給排する配管を、流 体圧シリンダのピストン及び
ロッドを通る二重管としたので、流体圧チャックへの配
管が容易でかつ作業の邪魔にならない。
ロッド先端に流体圧チャックのフィンガ駆動部を組込ん
だので、把持装置を全体として小形化することができ
る。また、流体圧チャックにおける一対の圧力室に圧力
流体を給排する配管を、流 体圧シリンダのピストン及び
ロッドを通る二重管としたので、流体圧チャックへの配
管が容易でかつ作業の邪魔にならない。
【図1】本考案の第1実施例の断面図である。
【図2】図1の要部の断面図である。
【図3】第2実施例の要部の断面図である。
1 流体圧シリンダ 6 ロッド11,41 流体圧チャック12,42 フィンガ駆動部13,43 フィンガ 24 配管
Claims (1)
- 【請求項1】 流体圧によりフィンガが開閉する流体圧
チャックと、該流体圧チャックを移動させる流体圧シリ
ンダとを備えた把持装置において、上記フィンガを開閉
させるフィンガ駆動部を、複動シリンダとして上記流体
圧シリンダのロッド先端に組込み、上記複動シリンダの
一対の圧力室に圧力流体を給排する配管を、一端が上記
流体圧シリンダ外に開口する二重管として、該流体圧シ
リンダのピストン及びロッドに設けた貫通孔に気密にか
つ相対移動可能に挿入し、 上記二重管の内管と外管の他
端を、上記一対の圧力室に個別に連通させた、ことを特
徴とする把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012662U JPH077111Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012662U JPH077111Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04102790U JPH04102790U (ja) | 1992-09-04 |
JPH077111Y2 true JPH077111Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31746756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991012662U Expired - Lifetime JPH077111Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077111Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584388U (ja) * | 1981-07-01 | 1983-01-12 | 株式会社東芝 | 複合シリンダ− |
JPS63172588U (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-09 | ||
JPH058064Y2 (ja) * | 1987-05-25 | 1993-03-01 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP1991012662U patent/JPH077111Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04102790U (ja) | 1992-09-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |