JPH0771102A - 板状屋根材における接合縁の接合装置 - Google Patents

板状屋根材における接合縁の接合装置

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JPH0771102A
JPH0771102A JP24211493A JP24211493A JPH0771102A JP H0771102 A JPH0771102 A JP H0771102A JP 24211493 A JP24211493 A JP 24211493A JP 24211493 A JP24211493 A JP 24211493A JP H0771102 A JPH0771102 A JP H0771102A
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roller
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Teruo Uchida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状屋根材の接合縁部を挟み込む一対のロー
ラーユニットの一方のローラーユニットに向けた他方の
ローラーユニットの移動量を容易に調節可能とし、板状
屋根材の接合縁部の変形量を必要に応じて調整可能とす
る。 【構成】 板状屋根材P−1、P−2の接合縁部J−
1、J−2を、押えローラー21との間で挟み込み、締
着する締め込みローラー31を備えた締め込みローラー
ユニット30を備える。締め込みローラーユニット30
は、押えローラー21に向けて接離自在に枢支されてい
る。接合装置本体10には、操作桿50が枢支されてい
ると共に、操作桿50と締め込みローラーユニット30
とが連結桿51、52により連結されている。操作桿5
0の枢支位置と操作桿50に対する第一の連結桿51の
枢支位置間の距離を調節する調節機構53を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の形板等の板状
屋根材を例えば梁上に設けられたタイトフレーム上に葺
き込んで、屋根を形成するに際して、隣り合う板状屋根
材の接合縁部を挟み込む一対のローラーユニットを備
え、このローラーユニットの締め付けにより前記接合縁
部を締着する接合装置に関し、より詳細には、前記一対
のローラーユニットの一方を他方のローラーユニットに
対して近接、離隔自在に前記接合装置本体に枢支させる
と共に、該枢支される一方のローラーユニットを他方の
ローラ−ユニットに近接するように操作可能な操作桿を
前記接合装置本体に枢支、組み付け、さらに、前記枢支
される一方のローラーユニットと前記操作桿との間を連
結桿で連結して形成されるリンク構造を備え、前記操作
桿と連結桿と枢支される一方のローラーユニットとの相
互の枢支位置を夫々適宜調節することにより、前記操作
桿を操作した際の前記枢支される一方のローラーユニッ
トの他方のローラーユニットに向けた移動量を調節さ
せ、これにより締着すべき隣り合う前記板状屋根材の接
合縁部のカシメ付け状の変形量を調整可能とする接合装
置の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の形板等の板状屋根材P−1、P−
2を例えば梁上に設けられたタイトフレーム上に葺き込
んで、屋根を形成するに際しては、隣り合う板状屋根材
P−1、P−2は、図6に示されるように、その接合縁
部J−1、J−2をカシメ付け状に変形、締着されるこ
とで、接合される。すなわち、一方の板状屋根材P−1
の接合縁部J−1には、該屋根材P−1面に対して略直
交する向きに折り曲げられた立ち上がり部J−1aと、
この立ち上がり部J−1aに続いて該屋根材P−1に接
合される他方の板状屋根材P−2の側に向けられた突出
部J−1bと、該突出部J−1bに続き前記立ち上がり
部J−1aの基部側に向けた折り返し部J−1cとが形
成されている。一方、他方の板状屋根材P−2の接合縁
部J−2には、該屋根材P−2面に対して略直交する向
きに折り曲げられた立ち上がり部J−2aと、該立ち上
がり部J−2aに続いて該屋根材P−2に接合される前
記一方の屋根材P−1から離れ出す側に向けられた突出
部J−2bと、該突出部J−2bに続き前記立ち上がり
部J−2aの基部側に向けられた折り返し部J−2cと
が形成されている。そして、図6に示されるように、こ
のように形成される前記一方の屋根材P−1の接合縁部
J−1の内側に前記他方の屋根材P−2の接合縁部J−
2が配されるように両接合縁部J−1、J−2を重ね合
わし、前記折り返し部J−1cの内面が前記立ち上がり
部J−2a面に接するように、該折り返し部J−1cを
カシメ付け状に変形させることにより、前記屋根材P−
1、P−2の接合縁部J−1、J−2は締着される。
【0003】しかるに、こうした屋根材P−1、P−2
の接合縁部J−1、J−2の締着にあたっては、前記一
方の屋根材P−1の接合縁部J−1の内側に前記他方の
屋根材P−2の接合縁部J−2が配されるように重ね合
わされた前記両接合縁部J−1、J−2を挟み込む一対
のローラーユニットR−1、R−2を備えた接合装置M
が従来より用いられている。
【0004】そしてこの接合装置Mでは、前記接合縁部
J−1の前記立ち上がり部J−1a外面に接し、かつ、
適宜の駆動手段により駆動されるローラーユニットR−
1に対し、前記屋根材P−2の側から前記接合縁部J−
1の前記折り返し部J−1cに接するローラーユニット
R−2を、前記ローラーユニットR−1に向けて近接、
離隔自在に枢支して備えている。したがって、この接合
装置Mを用いた前記接合縁部J−1、J−2の締着は、
前記立ち上がり部J−1c外面に前記ローラーユニット
R−1のローラーが接するように配した後、該ローラー
ユニットR−1から遠去かるように例えばバネS等によ
り付勢されているローラーユニットR−2を、例えば該
ローラーユニットR−2の外面に接する面を持った略円
柱形の先端部を備えると共に、該円柱形の先端部におい
て偏心、枢支されている操作桿Bを倒し込み操作し(図
6において二点鎖線で示す。)、これにより該ローラー
ユニットR−2のローラーを前記接合縁部J−1の前記
折り返し部J−1cに接しさせて、かつ、該折り返し部
J−1cを押圧させ、この状態で前記ローラーユニット
R−1のローラーを回転、駆動させて、前記両接合縁部
J−1、J−2に沿って前記ローラーユニットR−1、
R−2を備える前記接合装置Mを移動させることにより
行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
接合装置Mは、前記ローラーユニットR−1に向けた前
記ローラーユニットR−2の移動量を微調整し難く、こ
のため、両ローラーユニットR−1、R−2により挟み
込まれる接合縁部J−1の前記折り返し部J−1cの変
形量を必要に応じて適宜変化させることは困難であっ
た。
【0006】そこでこの発明は、隣り合う板状屋根材の
接合縁部を挟み込む一対のローラーユニットを備え、こ
のローラユニットの締め付けにより前記接合縁部を締着
する接合装置において、一方のローラーユニットに向け
た他方のローラーユニットの移動量を容易に調節可能と
し、これにより締着すべき隣り合う前記板状屋根材の接
合縁部のカシメ付け状の変形量を必要に応じて調整可能
とする接合装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、前記課題
を解決すべく、板状屋根材における接合縁部の接合装置
を、葺き込まれる板状屋根材P−1、P−2相互の重ね
合わされている接合縁部J−1、J−2に該接合縁部J
−1、J−2の一方の側から接する押えローラー21
と、他方の側から接し、かつ、前記押えローラー21と
の間で前記接合縁部J−1、J−2を挟み込み、締着す
る締め込みローラー31を備えた締め込みローラーユニ
ット30とを備えた接合装置であって、前記締め込みロ
ーラーユニット30が、前記押えローラー21に向けて
接離自在に、前記接合装置本体10に回動可能に枢支さ
れており、前記接合装置本体10には、操作桿50が枢
支されていると共に、該操作桿50と前記締め込みロー
ラーユニット30とが連結桿51、52により連結され
ており、前記操作桿50の枢支位置と該操作桿50に対
する前記連結桿51、52の枢支位置間の距離、該操作
桿50に対する前記連結桿51、52の枢支位置と前記
締め込みローラーユニット30に対する前記連結桿5
1、52の枢支位置間の距離、又は前記締め込みローラ
ーユニット30に対する前記連結桿51、52の枢支位
置と該締め込みローラーユニット30の枢支位置間の距
離の、いずれか一つ又は二以上を調節可能とする調節機
構53を備えている構造のものとした。
【0008】
【作用】この発明に係る板状屋根材における接合縁部の
接合装置は、葺き込まれる板状屋根材P−1、P−2相
互の重ね合わされている接合縁部J−1、J−2に該接
合縁部J−1、J−2の一方の側から接する押えローラ
ー21と、他方の側から接し、かつ、前記押えローラー
21との間で前記接合縁部J−1、J−2を挟み込み、
締着する締め込みローラー31を備えた締め込みローラ
ーユニット30とを備えた接合装置であって、前記締め
込みローラーユニット30が、前記押えローラー21に
向けて接離自在に、前記接合装置本体10に回動可能に
枢支されており、前記接合装置本体10には、操作桿5
0が枢支されていると共に、該操作桿50と前記締め込
みローラーユニット30とが連結桿51、52により連
結されており、前記操作桿50の枢支位置と該操作桿5
0に対する前記連結桿51、52の枢支位置間の距離、
該操作桿50に対する前記連結桿51、52の枢支位置
と前記締め込みローラーユニット30に対する前記連結
桿51、52の枢支位置間の距離、又は前記締め込みロ
ーラーユニット30に対する前記連結桿51、52の枢
支位置と該締め込みローラーユニット30の枢支位置間
の距離の、いずれか一つ又は二以上を調節可能とする調
節機構53を備えている構造を有するので、調節機構5
3の操作により、操作桿50の操作によって前記押えロ
ーラー21に向けた前記締め込みローラー31の近接量
を適宜変化させる機能を有する。
【0009】
【実施例】以下では、この発明に係る板状屋根材におけ
る接合縁部の接合装置の典型的な実施例を、図1ないし
図5に基づいて説明する。
【0010】なお、図1はこの実施例に係る接合装置の
全体構造を示す側面図、図2は同接合装置の使用状態を
示す図であり、この接合装置を図1におけるR方向から
見た側面図である。また、図3は同接合装置の要部、す
なわち図2におけるW部を拡大して示した分解斜視図で
ある。さらに、図4及び図5は、同接合装置の機能を模
式的に説明した図であり、この接合装置を図1における
R方向から見た要部拡大側面図である。
【0011】図1及び図2に示されるように、この実施
例に係る接合装置は、略直方体状の箱状の接合装置本体
10と、該接合装置本体10の下面に設けられる一対の
押えローラーユニット20と締め込みローラーユニット
30と、該接合装置本体10の長さ側の両側面に一端を
固定されると共に、該接合装置本体10の下側に向けて
突き出し、該接合装置本体10を支える四本の脚40・
・・40とを備えている。
【0012】前記押えローラーユニット20は、前記接
合装置本体10の長手方向に向けて略等間隔に配設され
る五つの押えローラー21・・・21を備えている。各
押えローラー21・・・21は、前記接合装置本体10
の下面に対して軸線を略直交させるように前記接合装置
本体10に軸支されており、また、各押えローラー21
・・・21は前記接合装置本体10の長手側の一方側縁
よりの位置に配設されている。なお、各押えローラー2
1・・・21の一又は二以上が、前記接合装置本体10
内に収められているモーター等の駆動手段(図示は省略
する。)により、回転、駆動される構成とされている。
【0013】一方、前記締め込みローラーユニット30
も、前記接合装置本体10の長手方向に向けて略等間隔
に配設される五つの締め込みローラー31・・・31を
備えている。各締め込みローラー31・・・31は、前
記接合装置本体10の長さ方向に亙る長さを備える取り
付け枠32に組み付けられている。この取り付け枠32
は、前記接合装置本体10の下側に設けられている収納
凹部11内に収められ、かつ、該接合装置本体10の幅
方向略中程の位置で、該接合装置本体10に軸12によ
り枢支されている。該収納凹部11の幅寸法は、前記取
り付け枠32の幅寸法よりも稍大きいものとされてお
り、したがって該取り付け枠32は前記収納凹部11内
において前記軸12を中心として、前記接合装置本体1
0の幅方向に向けて回動可能とされている。なお、この
取り付け枠32の回動は、該取り付け枠32の前記軸1
2による枢支側と反対の側の側面32aが前記収納凹部
11の側面11aに接する位置で規制、停止される。
【0014】図2に示されるように、前記押えローラー
ユニット20の押えローラー21・・・21と、前記締
め込みローラーユニット30の締め込みローラー31・
・・31とは、両ローラー21、31間に、通称ハゼ部
と呼ばれる形板等の板状屋根材Pー1、Pー2の接合縁
部Jー1、J−2を挟み込み可能に構成されている。ま
た、前記押えローラー21・・21と、前記締め込みロ
ーラー31・・・31とは、各押えローラー21・・・
21に対して、夫々各締め込みローラー31・・・31
が、前記接合縁部J−1、J−2を挟んで、相対するよ
うに配されている。
【0015】前記締め込みローラーユニット30の長手
方向の両端には、該ローラーユニット30の枢支側と反
対の側の面32aに略直交する向きに突き出し状に第二
の連結桿52、52が設けられている。該第二の連結桿
52の先端部には、該第二の連結桿52と略同じ長さの
第一の連結桿51が軸51aにより、枢支、連結されて
いる。そして、この第一の連結桿51は、前記接合装置
本体10の長手方向の両端に設けられている前記脚4
0、40間に架設されている軸54に両端部よりの位置
を枢支されている倒U字状の操作桿50の先端部に、軸
51bを介して枢支、連結されている。
【0016】前記操作桿50は、前記軸54による枢支
位置から該操作桿50の先端側に向けて屈曲されてお
り、したがって、図2において実線で示されるように、
該操作桿50を前記接合装置本体10の上方に向けて起
立させている状態では、該操作桿50の先端部は、前記
接合装置本体10の側方に突き出し状に配される。
【0017】図3に示されるように、前記操作桿50の
先端部は二股に形成されて間隙50aが設けられてお
り、この間隙50a内に前記第一の連結桿51との連結
位置を調節する調節機構53が収められている。この調
節機構53は、二股に分けられた前記第一の連結桿51
の連結部51c間に挟持されると共に、前記軸51bに
より該第一の連結桿51の連結部51c間で枢支される
略直方体状の揺動部材53aと、該揺動部材53aを枢
支する前記軸51bの軸線方向に対して略直交する向き
に該揺動部材53aに設けられた雌螺子穴53a’に螺
装されている雄螺子桿53bとから構成されている。
【0018】前記雄螺子桿53bの両端部には無螺子部
分53b’、53b’が設けられており、前記調整機構
53は、この無螺子部分53b’を前記操作桿50が二
股に分岐する基部側に設けられている穴50bと、二股
に分かれている該操作桿50の先端間に架設される保持
板50cに設けられている透穴50c’とに夫々収め入
れることにより、前記操作桿50の先端に組み付けられ
る。前記雄螺子桿53bの前記透穴50c’に収められ
ている側の端面には、ドライバー、レンチ等を差し込む
ことができる操作穴53b”が適宜設けられている。こ
こで、該雄螺子桿53bに組み付けられている前記揺動
部材53aには、前記第一の連結桿51が組み付けられ
ており、この第一の連結桿51は前記第二の連結桿52
を介して前記締め込みローラーユニット30に組み付け
られているので、前記操作穴53b”にドライバー等を
差し込み該雄螺子桿53bを回動させることにより、該
雄螺子桿53bの螺装されている前記揺動部材53aの
位置を前記雄螺子桿53bの軸線方向に向けて移動させ
ることができる。
【0019】次いで、この実施例に係る接合装置の機能
を図2、図4及び図5に基づいて説明する。
【0020】この実施例に係る接合装置は、例えば、隣
り合う一対の形板等の板状屋根材P−1、P−2の接合
縁部J−1、J−2を締着する場合には、図2に示され
るように、先ず、接合装置本体10の四周から該接合装
置本体10の下方に向けて突き出されている脚40・・
・40の先端に設けられているキャスター41・・・4
1が、前記板状屋根材P−1、P−2の谷部P−1’、
P−2’面上に夫々接するように、該板状屋根材P−
1、P−2の山部P−1”、P−2”を該接合装置本体
10に跨がせると共に、該脚40の先端部とキャスター
41とを連結する調整桿42の該脚40の先端部からの
突き出し寸法を調整して、前記山部P−1”、P−2”
の頂部に位置する前記接合縁部J−1、J−2を前記押
えローラー21と締め込みローラー31とで挟持できる
ように位置決めをする。
【0021】ここで、図2に示されるように、相互に締
着される一方の板状屋根材P−1の接合縁部J−1に
は、該屋根材P−1面に対して略直交する向きに折り曲
げられた立ち上がり部J−1aと、この立ち上がり部J
−1aに続いて該屋根材P−1に接合される他方の板状
屋根材P−2の側に向けられた突出部J−1bと、該突
出部J−1bに続き前記立ち上がり部J−1aの基部側
に向けた折り返し部J−1cとが形成されている。一
方、他方の板状屋根材P−2の接合縁部J−2には、該
屋根材P−2面に対して略直交する向きに折り曲げられ
た立ち上がり部J−2aと、該立ち上がり部J−2aに
続いて該屋根材P−2に接合される前記一方の屋根材P
−1から離れ出す側に向けられた突出部J−2bと、該
突出部J−2bに続き前記立ち上がり部J−2aの基部
側に向けられた折り返し部J−2cとが形成されてい
る。そして、このように形成される前記一方の屋根材P
−1の接合縁部J−1の内側に前記他方の屋根材P−2
の接合縁部J−2が配されるように両接合縁部J−1、
J−2は重ね合わされる。
【0022】そこで次に、前記押えローラー21が前記
屋根材P−1の接合縁部J−1の立ち上がり部J−1a
の外面に接すると共に、前記締め込みローラー31が前
記接合縁部J−1の折り返し部J−1cに接するよう
に、前記押えローラー21と締め込みローラー31とを
前記接合縁部J−1の両側に配置し、然る後に、前記操
作桿50を前記軸53を中心として倒し込み操作する。
この操作により、前記操作桿50の先端側は、前記接合
装置本体10の側面に近接され、この操作桿50に連結
されている前記第一の連結桿51は、図5に示されるよ
うに、該操作桿50の屈曲されている先端部と略同一直
線上に配されることになる。したがって、前記第一の連
結桿51と第二の連結桿52とを枢支、連結する軸51
aの位置も、前記接合装置本体10の内側に近付き、こ
の近接分、前記第二の連結桿52が組み付けられている
前記締め込みローラーユニット30は、前記軸12を中
心に前記押えローラーユニット20の側に回動させら
れ、前記接合縁部J−1cに前記締め込みローラー31
を接し、該接合縁部J−1cを折り曲げ状に変形させ
る。これにより、前記各ローラー21・・・21、31
・・・31間に挟まれている前記折り返し部J−1cを
カシメ付け状に変形させて前記接合縁部J−1と接合縁
部J−2とを締着させることができる。
【0023】そしてこの状態で、前記押えローラー21
・・・21の一又は二以上を駆動、回転させることによ
り、前記接合装置本体10を前記接合縁部J−1、J−
2に沿って移動させることができ、これにより前記接合
縁部J−1の前記折り返し部J−1cを順次にカシメ付
け状に変形させて行くことができる。
【0024】この前記接合縁部J−1の前記折り返し部
J−1cに対するカシメ付け状の変形量は、前記締め込
みローラーユニット30の側面32aに設けられた第二
の連結桿52に連結されている第一の連結桿51と、前
記操作桿50との連結位置を、前記調節機構53を操作
することを通じて変更することにより調節することがで
きる。すなわち、図4に示されるように、前記第一の連
結桿51は前記揺動部材53aに枢支、組み付けられて
いるので、前記雄螺子桿53bを回転させて前記揺動部
材53aを該雄螺子桿53bの軸線方向に沿って移動さ
せることにより、前記操作桿50と前記第一の連結桿5
1との連結位置を変動させることができる。そして、図
5に示されるように、前記操作桿50と前記第一の連結
桿51との連結位置が該操作桿50の先端に最も近づけ
られている場合(図4及び図5において実線で示される
場合)に前記操作桿50を前記軸53を中心に倒し込み
操作すると、前記締め込みローラーユニット30は、前
記固定ローラーユニット20側に最大限押し込まれる。
これに対して、前記操作桿50と前記第一の連結桿51
との連結位置が該操作桿50に設けられている前記雄螺
子桿53bの取り付け穴50bに近づけられている場合
(図4及び図5において二点鎖線で示される場合)に前
記操作桿50を前記軸53を中心に倒し込み操作する
と、図5においてLで示される寸法分、前記第二の連結
桿52は前記接合装置本体10上方に引き上げられるの
で、前記図5において実線で示されている場合に比べ
て、前記締め込みローラーユニット30は前記固定ロー
ラーユニット20に対して離れた位置で押し込まれる。
したがって、前記調節機構53の操作により前記固定ロ
ーラーユニット20に対する前記締め込みローラーユニ
ット30の近接寸法を変化させることができ、これによ
り前記締め込みローラー31によりカシメ付け状に変形
させられる前記接合縁部J−1の前記折り返し部J−1
cの変形量を調整することができる。
【0025】なお、この実施例に係る接合装置では、前
記操作桿50の先端部に前記調節機構53を設け、前記
第一の連結桿51と前記操作桿50との連結位置を変え
ることにより、前記操作桿50の枢支位置である前記軸
53と前記第一の連結桿51の枢支位置である軸51b
との寸法を変化させる構成を採っているが、これに代え
て、前記第一の連結桿51と前記操作桿50との枢支位
置である前記軸53と、該第一の連結桿51と前記第二
の連結桿52との枢支位置である前記軸51a間の寸法
を変化させる構成、あるいは、該第二の連結桿52と前
記第一の連結桿51との枢支位置である前記軸51a
と、前記締め込みローラーユニット30の収められてい
る前記取り付け枠32と前記接合装置本体10との枢支
位置である前記軸12との間の寸法を変化させる構成を
採ることにより、前記締め込みローラーユニット30の
前記固定ローラーユニット20側に向けた近接移動量を
調節しても良い。
【0026】
【発明の効果】この発明に係る板状屋根材における接合
縁部の接合装置は、葺き込まれる板状屋根材相互の重ね
合わされている接合縁部に該接合縁部の一方の側から接
する押えローラーと、他方の側から接し、かつ、前記押
えローラーとの間で前記接合縁部を挟み込み、締着する
締め込みローラーを備えた締め込みローラーユニットと
を備えた接合装置であって、前記締め込みローラーユニ
ットが、前記押えローラーに向けて接離自在に、前記接
合装置本体に回動可能に枢支されており、前記接合装置
本体には、操作桿が枢支されていると共に、該操作桿と
前記締め込みローラーユニットとが連結桿により連結さ
れており、前記操作桿の枢支位置と該操作桿に対する前
記連結桿の枢支位置間の距離、該操作桿に対する前記連
結桿の枢支位置と前記締め込みローラーユニットに対す
る前記連結桿の枢支位置間の距離、又は前記締め込みロ
ーラーユニットに対する前記連結桿の枢支位置と該締め
込みローラーユニットの枢支位置間の距離の、いずれか
一つ又は二以上を調節可能とする調節機構を備えている
構造を有するので、調節機構の操作により、操作桿の操
作によって前記押えローラーに向けた前記締め込みロー
ラーの近接量を適宜変化させることができ、これにより
締着すべき隣り合う前記板状屋根材の接合縁部のカシメ
付け状の変形量を必要に応じて容易に調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合装置の側面図である。
【図2】接合装置の使用状態を示す側面図である。
【図3】図2におけるW部を拡大して示した分解斜視図
である。
【図4】接合装置の要部側面図である。
【図5】接合装置の要部側面図である。
【図6】従来の接合装置の要部側面図である。
【符号の説明】
10 接合装置本体 11 収納凹部 12 軸 20 押えローラーユニット 21 押えローラー 30 締め込みローラーユニット 31 締め込みローラー 32 取り付け枠 40 脚 50 操作桿 51 第一の連結桿 52 第二の連結桿 53 調節機構 54 軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 葺き込まれる板状屋根材相互の重ね合わ
    されている接合縁部に該接合縁部の一方の側から接する
    押えローラーと、他方の側から接し、かつ、前記押えロ
    ーラーとの間で前記接合縁部を挟み込み、締着する締め
    込みローラーを備えた締め込みローラーユニットとを備
    えた接合装置であって、 前記締め込みローラーユニットが、前記押えローラーに
    向けて接離自在に、前記接合装置本体に回動可能に枢支
    されており、 前記接合装置本体には、操作桿が枢支されていると共
    に、該操作桿と前記締め込みローラーユニットとが連結
    桿により連結されており、 前記操作桿の枢支位置と該操作桿に対する前記連結桿の
    枢支位置間の距離、該操作桿に対する前記連結桿の枢支
    位置と前記締め込みローラーユニットに対する前記連結
    桿の枢支位置間の距離、又は前記締め込みローラーユニ
    ットに対する前記連結桿の枢支位置と該締め込みローラ
    ーユニットの枢支位置間の距離の、いずれか一つ又は二
    以上を調節可能とする調節機構を備えていることを特徴
    とする板状屋根材における接合縁部の接合装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011236595A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Sanko Metal Ind Co Ltd 馳締機
JP2012219494A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Uchida Kikai Seisakusho:Kk オートシーマー

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