JPH0770967A - 製紙機械の原料溜まり及びその原料懸濁液流量の部分的制御方法 - Google Patents

製紙機械の原料溜まり及びその原料懸濁液流量の部分的制御方法

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JPH0770967A
JPH0770967A JP6160442A JP16044294A JPH0770967A JP H0770967 A JPH0770967 A JP H0770967A JP 6160442 A JP6160442 A JP 6160442A JP 16044294 A JP16044294 A JP 16044294A JP H0770967 A JPH0770967 A JP H0770967A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は製紙機械の原料だまりに関する。本
発明は下記の特徴を有している。流れの方向に主流方向
を有している少なくとも1つの機械幅のチャンネル領域
が設けられており、乱流発生のための領域が設けられて
いて、原料だまりのチャンネルに合流しており、機械幅
に亘って分配された多数の供給パイプが設けられてお
り、各供給パイプに流量制御のための調整装置が設けら
れていて、主流方向と供給パイプとの間に入射角αがあ
り、その入射角αが供給パイプによって供給される量に
関係なく全容積流量が供給パイプの下流のすぐ近くで一
定に保たれるように選択されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械の幅に亘って原料
懸濁液を分配する少なくとも1つの分配器と、ミクロ乱
流(Mikroturbulenz)発生のための乱流挿入体と、1つ
のシーブ上または2つのシーブ間に原料懸濁液をコート
するための原料ジェットを発生する原料ノズルとを有し
ている製紙機械の原料溜まり及びその原料懸濁液流量の
部分的制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の原料溜まりは、たとえば、
(1)ドイツ国特許第3514554A1号公報、
(2)米国特許第4、909、904号公報、(3)米
国特許第5、196、091号公報から公知である。
【0003】公報(1)には、機械の幅に亘って分配さ
れた、多数の供給または排出パイプが取付けられてい
て、これらのパイプを通り原料懸濁液が原料溜まりから
引き出されることができるか、あるいはシーブ水(Sieb
wasser)が原料溜まり内にノズル噴射(eingeduest)で
きる材料溜まりが示されている。この公報には、原料溜
まりの適切な位置への正確なパイプ取付方法、特に流れ
の方向に対するそれらのパイプの角度について何も記述
されていない。
【0004】公報(2)にも同様に、機械の幅に亘って
分配された多数のチューブによって、稀釈水を乱流挿入
体の前にノズル噴射できる原料溜まりが示されており、
その場合に、ノズル噴射の詳細な説明の中で、ノズル噴
射が、原料溜まりの適切な位置において主流方向に並行
に行なわれることに重点が置かれている。
【0005】公報(3)にもまた同様に、多数の供給パ
イプを経て稀釈水がノズル噴射される原料溜まりが示さ
れている、その場合に、この公報では、稀釈水のノズル
噴射が、原料懸濁液の流れの方向に垂直な適切な位置で
行なわれ、そしてさらに、稀釈水の導入場所が乱流挿入
体のすぐ前にあることに重点がおかれている。
【0006】原料溜まり内への懸濁液または稀釈水のそ
のような導入の際に、単位面積当りの重量横断面の修正
のとき繊維配向横断面の障害となる影響を回避するた
め、導入位置の後に非常に大きな流れ抵抗が必要である
ことを実験が示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、一方
において費用のかからない、すなわち高い圧力損失なく
運転でき、他方においてそれぞれ他のパラメータに影響
を与えることなく、単位面積当りの重量横断面および繊
維配向横断面への影響を確実に除去できる原料溜まりを
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、製紙機械の
原料溜まりにおいて、流れの方向に、主流方向を有して
いる少くとも1つの機械幅のチャンネル領域が設けられ
ており、乱流発生のための領域が設けられていて、原料
溜まりに流入し、機械幅と亘って分配された多数の供給
パイプが設けられており、各供給パイプに流量制御のた
めの調整装置が設けられ、主流方向と各々の供給ライン
間は射入角αで定義されており、主流方向と供給パイプ
との間の射入角αが、供給パイプによって供給される量
に関係なく、全容量流量が供給パイプの下流のすぐ近く
において一定に保たれるように選択されていることを特
徴とすることによって解決される。
【0009】また、製紙機械の原料溜まりにおいて、流
れの方向に、主流方向を有している少なくとも1つの機
械幅のチャンネル領域が設けられており、乱流発生のた
めの領域が設けられていて、ノズル状に形成された領域
が設けられ、原料溜まりに流入し、機械幅に亘って分配
された多数の供給パイプが設けられており、各供給パイ
プに流量制御のための調整装置が設けられ、主流方向と
供給パイプとの間に射入角αがあり、主流方向に、少く
とも2列の供給パイプがタンデムに配置して設けられ、
その場合に列iの射入角αiが、流れの方向に他方の列
jの射入角αjと本質的に異なっていることを特徴とす
ることによって解決される。
【0010】さらにこの課題は、原料溜まりの原料懸濁
液流量の部分的制御方法において、原料溜まりの主流の
主流方向に対してある角度で(入射角α)多数の入射位
置における流体のノズル噴射が行われ、主流の平面に対
する入射角αが、所望の部分的単位面積当りの重量変化
のため、入射角αが角度α0に等しく、それにより原料
溜まりにおける入射位置の流れの方向のすぐその後の領
域に全容積流量変化を生じないように選択されており、
入射した懸濁液の濃度および主流に関連した入射流量
が、所望の部分的単位面積当りの重量変化を生ずること
を特徴とすることによって解決される。
【0011】また、原料溜まりの原料懸濁液流量の部分
的制御方法において、原料溜まりの主流の方向に対して
ある角度で(入射角α)多数の入射位置における流体の
ノズル噴射が行われ、主流の平面に対する入射角αが、
所望の部分的容積流量増加のため入射角がα=α+>α0
に選択され、所望の部分的容積流量減少のため入射角α
=α-<α0に選択されるように選ばれていることを特徴
とすることによって解決される。
【0012】また、原料溜まりの原料懸濁液流量の部分
的制御方法において、原料溜まりの主流の主流方向に対
してある角度で(入射角α)多数の入射位置における流
体のノズル噴射が行われ、主流の平面に対する入射角α
が、所望の部分的単位面積当りの重量変化のため、入射
角αが角度α0に等しく、それにより原料溜まりの入射
位置の流れの方向にすぐその後の領域における全容積流
量変化を生じないように選択され、入射した懸濁液の濃
度および主流に関連した入射量が所望の部分的単位面積
当りの重量変化を生じ、主流の平面に対する入射角α
が、所望の部分的容積流量増加のため、入射角がα=α
+>α0に選択され、所望の部分的容積流量減少のため、
入射角がα=α-<α0に選択されるように選ばれてお
り、異なる角度αの入射位置が、主流方向の流れに関し
てタンデムに配置されていることを特徴とすることによ
って解決される。
【0013】また、原料溜まりの原料懸濁液流量の部分
的制御方法において、原料溜まりの主流の主流方向に対
してある角度で(入射角α)多数の入射位置における流
体のノズル噴射が行われ、主流の平面に対する入射角α
が、所望の部分的単位面積当りの重量変化のため、入射
角αが角度α0に等しく、それにより原料溜まりの入射
位置の流れの方向のすぐその後の領域に全容積流量変化
が生じないように選ばれており、異なる角度の入射位置
が、主流方向の流れに関して互にオフセットして配置さ
れていることを特徴とすることによって解決される。
【0014】
【作用】本発明者は下記のことを発見した。
【0015】(1)原料溜まりを用いて紙ウェブの特定
の位置における単位面積当りの重量制御が、原料溜まり
の対応する位置における原料濃度の制御によって繊維配
向横断面に同時に障害を与えずに行われるとき、その対
応する位置に、主流と異なる濃度を有する原料懸濁液を
供給し、そして同時に同じ位置において主流の同じ容積
流量を減少する必要がある。これは、供給された原料ジ
ェットが原料溜まり内にノズル噴射される角度が、一方
において通過する原料懸濁液の主流をその角度により新
しい容積が主流に入れられる量だけ制限し、そして他方
において追加の加速衝撃が主流に伝わらないように調整
することによって実現できる。すなわち、主流に垂直に
または主流に対して入射するジェットは、この位置にお
いて流れの減少を生じ、それによって原料溜まり内にく
ぼみを生じ、それが生じた補償流によりこの領域および
隣接する領域に繊維配向の障害を生ずる。原料懸濁液を
平行に加えることによって逆の効果を達成できる。それ
によって主流に追加の衝撃が課せられ、すなわちこの領
域の速度が増加し、そしてそれは、源(Quelle)の発生
と同じであり、それによってまたこの領域および隣接す
る領域に繊維配向の障害を生ずる。
【0016】(2)(1)に示した知識を使用すると、
この流れ機構の意識的応用によって任意の方法で、かつ
原料溜まりの任意の位置に源またはくぼみ(Senke)を
作ることができる。この源またはくぼみを作るため、主
流の濃度に相当する濃度を有する原料懸濁液を使用する
と、それによって、同時に単位面積当りの重量横断面制
御を維持することなく、繊維配向を確実に制御できる、
または、これが全く可能でなければ、定量供給される懸
濁液濃度の調整によって、望ましくない影響を再び平常
化できる。
【0017】したがって上記の機構の適切かつ有効な組
合せによって、単位面積当りの重量横断面および繊維配
向横断面のための調整方法に関して、最適に設けられて
いる原料溜まりを設計できる。
【0018】さらに、原料溜まり内の主懸濁液の流れに
支流の懸濁液を供給するための一般的に適用されている
角度データは、支流のノズル噴射が次の主流に変化を与
えない適切な最適角度が、入射位置のすぐ近くのそれぞ
れ幾何学的特性に左右されるのて、一般的には適用でき
ないことを付記しておかなければならない。しかし乍
ら、この角度は確かに主流に対して90゜でもなく、か
つ0゜でもない。それぞれ個々の流れの条件によってそ
の角度は、主流の方向に対して5゜と85゜との間にあ
る。
【0019】
【実施例】本発明を図により詳述する。これらの図には
つまり下記のことが示されている。
【0020】図1(a)は、矢印によって原料懸濁液が
示されている前部室1と、それに接続した乱(渦)流挿
入体2と、それに続く出口ノズル3とを有している様式
化された原料溜まりを示している。本発明によれば、こ
の原料溜まりの前部室1に、多数の供給パイプZが角度
α0に取付けられている、この場合に、α0は、追加のジ
ェット噴射(Eindusung)が行われても、主流の容積流
変化が起きない角度に相当している。この方法では、供
給される容積流の同時制御の際に、弁V1による原料濃
度C1を有するシーブ水の供給によって、繊維の配向に
影響を与えることなく、単位面積当りの重量横断面を調
整できる。
【0021】図1(b)は、(a)を上から見た図であ
り、本発明の材料溜まりの構成を示し、通路への流れを
効果的に分ける側壁が描かれている。(b)では、例え
ば、2つの側壁の構成4’と4”を示している。側壁
4’は、前部室の入り口から乱流挿入体の上方へ伸びて
おり、側壁4”は、前部室1の部分通して、前部室から
乱流挿入体の前方へ伸びている。
【0022】図2は、図1に対応している原料溜まりを
示しているが、供給パイプが弁V1の前で、異なる濃度
1およびC2を有している2つの供給パイプによって供
給されるという点で異なっている、この場合、濃度C1
およびC2を有する個々の供給パイプの合流角度α’
0は、供給パイプの全容積流が弁V1によって調整可能で
あり、かつ原料密度が弁V2によって調整可能であるよ
うに選択される。この場合に弁VT2Tの調節は全供給
流量に影響を与えない。すなわち、この場合には、実用
新案登録第G9205111.1号に示された混合弁の
特性が利用される。
【0023】図3ないし図5は、原料溜まりの主流にお
ける支流供給パイプのさらに他の組合せ方法を示してい
るが、これらの図では本発明により、一連のタンデムに
接続した供給パイプが構成されており、これらの供給パ
イプは、(α+のとき)それぞれの部分の全容積流量の
増加を生じるか、あるいは、全容積流量が同じである
(α0)か、あるいはまた全容積流量の減少(α-のと
き)を生ずる角度を備えているので、それによって上述
の技術により、単位面積当りの横断面も、繊維配向横断
面も、それぞれ他のパラメータに影響を与えることなく
調整できる。
【0024】本発明によれば勿論、供給パイプは、原料
溜まりの上側または下側に実施するのみならず、懸濁液
の供給を側壁または直接乱流挿入体の乱流パイプ内に実
現することも可能である。本発明の精神において、所定
の流量のとき入口速度に影響を与えるため、異なる直径
を有する供給パイプの使用も可能である。
【0025】図6は、本発明の調整装置の供給パイプを
示す詳細図である。
【0026】さらに本発明の精神において、上記の特徴
を、多層原料溜まりの場合に、単一層を目的として、ま
たは同時に多層を目的として使用することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は矢印によって原料懸濁液が示されてい
る前部室と、それに接続した乱流挿入体と、それに続く
出口ノズルとを有している原料溜まりを示す断面の概略
図であり、(b)は(a)を矢印方向から見た図であ
る。
【図2】図1に対応する原料溜まりを示す断面の概略図
であり、供給パイプが弁V1の前で異なる濃度C1および
2を有している2つの供給パイプによって供給される
という点で異なっている。
【図3】原料溜まりの主流における支流供給パイプのさ
らに他の組合せ方法を示す断面の概略図である。
【図4】原料溜まりの主流における支流供給パイプのさ
らに他の組合せ方法を示す断面の概略図である。
【図5】原料溜まりの主流における支流供給パイプのさ
らに他の組合せ方法を示す断面の概略図である。
【図6】本発明の調整装置の供給パイプを示す詳細図で
ある。
【符号の説明】
1 前部室、 2 乱流挿入体、 2 出口ノズル、 V1 弁、 C1、C2 濃度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート ハインツマン ドイツ連邦共和国 89558 ベーメンキル ヒ バイエルシュトラッセ 29 (72)発明者 ヴォルフガング ルフ ドイツ連邦共和国 89522 ハイデンハイ ム キシュテルベルクシュトラッセ 50 (72)発明者 ディーター エゲルホフ ドイツ連邦共和国 89520 ハイデンハイ ム ルーカス−クラナハ−シュトラッセ 15 (72)発明者 ゲルノット キンツラー ドイツ連邦共和国 89522 ハイデンハイ ム エルヴァンガー シュトラッセ 17

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1.1 流れの方向に、主流方向を有して
    いる少くとも1つの機械幅のチャンネル領域が設けられ
    ており、 1.2 乱流発生のための領域が設けられていて、 1.3 原料溜まりに流入し、機械幅と亘って分配され
    た多数の供給パイプが設けられており、 1.4 各供給パイプに流量制御のための調整装置が設
    けられ、 1.5 主流方向と各々の供給ライン間は射入角αで定
    義されており、 1.6 主流方向と供給パイプとの間の射入角αが、供
    給パイプによって供給される量に関係なく、全容量流量
    が供給パイプの下流のすぐ近くにおいて一定に保たれる
    ように選択されていることを特徴とする製紙機械の原料
    溜まり。
  2. 【請求項2】 第1の機械幅のチャンネルが、少なくと
    も1つの流れの方向の主要な隔離壁によって流れの方向
    に分けられていることを特徴とする請求項1に記載の製
    紙機械の原料溜まり。
  3. 【請求項3】 射入角が5゜と85゜の間、主流方向に
    対する垂直線から偏向していることを特徴とする請求項
    1または2に記載の製紙機械の原料溜まり。
  4. 【請求項4】4.1 流れの方向に、主流方向を有して
    いる少なくとも1つの機械幅のチャンネル領域が設けら
    れており、 4.2 乱流発生のための領域が設けられていて、 4.3 ノズル状に形成された領域が設けられ、 4.4 原料溜まりに流入し、機械幅に亘って分配され
    た多数の供給パイプが設けられており、 4.5 各供給パイプに流量制御のための調整装置が設
    けられ、 4.6 主流方向と供給パイプとの間に射入角αがあ
    り、 4.7 主流方向に、少くとも2列の供給パイプがタン
    デムに配置して設けられ、その場合に 4.7.1 列iの射入角αiが、流れの方向に他方の
    列jの射入角αjと本質的に異なっていることを特徴と
    する製紙機械の原料溜まり。
  5. 【請求項5】5.1 正確に2列の流入チャンネルが設
    けられており、その場合に 5.1.1 上流にある列の入射角α1が、流れの方向
    にその後の第2の列の入射角α2よりも大きいことを特
    徴とする請求項4に記載の製紙機械の原料溜まり。
  6. 【請求項6】6.1 正確に2列の流入チャンネルが設
    けられており、その場合に、 6.1.1 上流にある列の入射角α1が、流れの方向
    にその後の第2の列の入射角α2よりも小さいことを特
    徴とする請求項4に記載の製紙機械の原料溜まり。
  7. 【請求項7】7.1 正確に3列の流入チャンネルが設
    けられており、その場合に、 7.1.1 入射角αiが入射角α0よりも大きく、それ
    により、それぞれの供給チャンネルの作用域における全
    容量流量の変化を生じない、 7.1.2 入射角αjが入射角α0よりも小さく、 7.1.3 入射角αkが入射角α0に等しいことを特徴
    とする請求項4に記載の製紙機械の原料溜まり。
  8. 【請求項8】それぞれの入射角αが可変に調整可能に設
    けられている請求項1〜7のいずれか1項に記載の製紙
    機械の原料溜まり。
  9. 【請求項9】 流入チャンネルが機械幅のチャンネル領
    域内に合流している請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の製紙機械の原料溜まり。
  10. 【請求項10】 流入チャンネルが出口ノズルの領域に
    合流している請求項1〜9のいずれか1項に記載の製紙
    機械の製紙機械の原料溜まり。
  11. 【請求項11】 流入チャンネルが、機械幅のチャンネ
    ルの正面の領域に合流している請求項1〜10のいずれ
    か1項に記載の製紙機械の原料溜まり。
  12. 【請求項12】 乱流発生領域が多数のチャンネルまた
    はパイプを有し、それらの中に少くとも部分的に流入チ
    ャンネルが合流している請求項1〜11のいずれか1項
    に記載の製紙機械の原料溜まり。
  13. 【請求項13】 原料溜まりの原料懸濁液流量の部分的
    制御方法において、 13.1 原料溜まりの主流の主流方向に対してある角
    度で(入射角α)多数の入射位置における流体のノズル
    噴射が行われ、 13.2 主流の平面に対する入射角αが、 13.2.1 所望の部分的単位面積当りの重量変化の
    ため、 13.2.1.1 入射角αが角度α0に等しく、それ
    により原料溜まりにおける入射位置の流れの方向のすぐ
    その後の領域に全容積流量変化を生じないように選択さ
    れており、 13.2.1.2 入射した懸濁液の濃度および主流に
    関連した入射流量が、所望の部分的単位面積当りの重量
    変化を生ずることを特徴とする製紙機械の原料溜まりの
    原料懸濁液流量の部分的制御方法。
  14. 【請求項14】 原料溜まりの原料懸濁液流量の部分的
    制御方法において、 14.1 原料溜まりの主流の方向に対してある角度で
    (入射角α)多数の入射位置における流体のノズル噴射
    が行なわれ、 14.2 主流の平面に対する入射角αが、 14.2.1 所望の部分的容積流量増加のため入射角
    がα=α+>α0に選択され、 14.2.2 所望の部分的容積流量減少のため入射角
    α=α-<α0に選択されるように選ばれていることを特
    徴とする製紙機械の原料溜まりの原料懸濁液流量の部分
    的制御方法。
  15. 【請求項15】 原料溜まりの原料懸濁液流量の部分的
    制御方法において、 15.1 原料溜まりの主流の主流方向に対してある角
    度で(入射角α)多数の入射位置における流体のノズル
    噴射が行われ、 15.2 主流の平面に対する入射角αが、 15.2.1 所望の部分的単位面積当りの重量変化の
    ため、 15.2.1.1 入射角αが角度α0に等しく、それ
    により原料溜まりの入射位置の流れの方向にすぐその後
    の領域における全容積流量変化を生じないように選択さ
    れ、 15.2.1.2 入射した懸濁液の濃度および主流に
    関連した入射量が所望の部分的単位面積当りの重量変化
    を生じ、 15.3 主流の平面に対する入射角αが、 15.3.1 所望の部分的容積流量増加のため、入射
    角がα=α+>α0に選択され、 15.3.2 所望の部分的容積流量減少のため、入射
    角がα=α-<α0に選択されるように選ばれており、 15.4 異なる角度αの入射位置が、主流方向の流れ
    に関してタンデムに配置されていることを特徴とする製
    紙機械の原料溜まりの原料懸濁液流量の部分的制御方
    法。
  16. 【請求項16】 原料溜まりの原料懸濁液流量の部分的
    制御方法において、 16.1 原料溜まりの主流の主流方向に対してある角
    度で(入射角α)多数の入射位置における流体のノズル
    噴射が行なわれ、 16.2 主流の平面に対する入射角αが、 16.2.1 所望の部分的単位面積当りの重量変化の
    ため、 16.2.1.1 入射角αが角度α0に等しく、それ
    により原料溜まりの入射位置の流れの方向のすぐその後
    の領域に全容積流量変化が生じないように選ばれてお
    り、 16.2.1.2. 異なる角度の入射位置が、主流方
    向の流れに関して互にオフセットして配置されているこ
    とを特徴とする製紙機械の原料溜まりの原料懸濁液流量
    の部分的制御方法。
  17. 【請求項17】 定量供給される懸濁液流の少なくとも
    1つがその濃度を調整されることを特徴とする請求項1
    3〜16のいずれか1項に記載の製紙機械の原料溜まり
    の原料懸濁液流量の部分的制御方法。
  18. 【請求項18】 懸濁液の定量供給が、少なくとも部分
    的に直接、乱流挿入体のチャンネルまたはチューブ内に
    行われることを特徴とする請求項13〜17のいずれか
    1項に記載の製紙機械の原料溜まりの原料懸濁液流量の
    部分的制御方法。
  19. 【請求項19】 懸濁液の定量供給が少くとも部分的に
    機械幅のチャンネル内に行なわれる請求項13〜18の
    いずれか1項に記載の製紙機械の原料溜まりの原料懸濁
    液流量の部分的制御方法。
  20. 【請求項20】 懸濁液の定量供給が、繊維配向制御の
    ために機械幅のチャンネル内にも、単位面積当りの重量
    横断面制御のために乱流挿入体のチャンネルまたはチュ
    ーブ内にも行われることを特徴とする請求項13〜18
    のいずれか1項に記載の製紙機械の原料溜まりの原料懸
    濁液流量の部分的制御方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの供給パイプが、異な
    る密度および量の原料懸濁液を有する少なくとも2つの
    パイプによって供給されることを特徴とする請求項13
    〜20のいずれか1項に記載の製紙機械の原料溜まりの
    原料懸濁液流量の部分的制御方法。
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