JPH0770716B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0770716B2
JPH0770716B2 JP63026962A JP2696288A JPH0770716B2 JP H0770716 B2 JPH0770716 B2 JP H0770716B2 JP 63026962 A JP63026962 A JP 63026962A JP 2696288 A JP2696288 A JP 2696288A JP H0770716 B2 JPH0770716 B2 JP H0770716B2
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達夫 野口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は半導体装置の製造方法に係り、特にMOS FET(M
etal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)
の製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、MOS FETの電流駆動力を上げるには、ゲート長
を短くするかあるいはゲート幅を長くすることが有効で
ある。
従来のMOS FETは、例えば半導体基板表面にソース領域
およびドレイン領域が形成され、これらソース領域およ
びドレイン領域に挾まれたチャネル領域上にゲート酸化
膜を介してゲート電極が形成されているように、通常は
ウェーハ表面に平面的に形成されている。このためMOS
FETのゲート長は、写真蝕刻技術すなわち微細パターン
を形成する技術に依存しており、その技術水準以上にゲ
ート長を短くすることはできない。またゲート幅を長く
とることは、半導体装置の高集積化や高機能化の妨げと
なるという問題がある。
また、従来のMOS FETには、半導体基板に溝を掘り、そ
の溝の側面にトランジスタを形成しているものもある。
このようなMOS FETは、“Characterization of trench
transist orsfor 3−D Memories;S.K.Banerjee et.al.,
pp.79,1986 Symposium on VLSI Technology."において
提案されている。このようなMOS FETは、ウェーハ上の
溝側面にチャネルを形成しているため、この側面を有効
に用いればトランジスタのゲート幅を長くする可能性が
あるが、ソース領域およびドレイン領域が同じ平面内に
あるため、ゲート幅を長くとることは困難である。
さらに、上記2つの従来のMOS FETは共に、ソース領域
およびドレイン領域がウェーハ表面の同一平面内にある
ため、これらのソース領域およびドレイン領域に接続す
る配線を行なう場合、配線がクロスすることができない
ため、配線の自由度が小さくなる。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来のMOS FETおよびその製造方法におい
ては、一方でゲート長を短くすることには微細パターン
形成の技術水準による制約があり、また他方、集積度を
上げるためにはゲート幅を長くとることもできず、従っ
て電流駆動力を上げることができないという問題があっ
た。また、ソース領域およびドレイン領域に接続される
配線の自由度が小さいという問題もあった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、微細パタ
ーン形成の技術水準に制約されることなく微細なゲート
長を実現し、またゲート幅を実効的に増大させ、さらに
ソース領域およびドレイン領域に接続される配線の自由
度を増加させる半導体装置の製造方法を提供することを
目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明による半導体装置の製造方法は、半導体基板表面
に第1導電型の第1の不純物領域を形成する第1の工程
と、前記半導体基板上に第1のシリコン酸化膜を堆積し
た後、前記第1の不純物領域上の所定の場所の前記第1
のシリコン酸化膜にホールを開孔する第2の工程と、前
記ホール内に第2導電型の不純物を添加した単結晶シリ
コン層を成長させる第3の工程と、前記単結晶シリコン
層表面に第1導電型の第1の不純物領域を形成する第4
の工程と、前記第1のシリコン酸化膜を除去した後、全
面に第2のシリコン酸化膜を形成する第5の工程と、全
面に不純物を添加した多結晶シリコン層を堆積させた
後、エッチバックにより前記単結晶シリコン側面周囲に
前記第2のシリコン酸化膜を介して前記多結晶シリコン
層を残存させる第6の工程と、前記多結晶シリコン層の
所定の場所を選択的に酸化して、素子分離のための第3
のシリコン酸化膜を形成する第7の工程と、露出してい
る前記多結晶シリコン層上に第4のシリコン酸化膜を形
成する第8の工程と、前記第1の不純物領域上の前記第
2および第3のシリコン酸化膜、前記第2の不純物領域
上の前記第2のシリコン酸化膜、および前記多結晶シリ
コン上の前記第4のシリコン酸化膜をそれぞれ選択的に
エッチング除去した後、前記第1の不純物領域、前記第
2の不純物領域、および前記多結晶シリコン層にそれぞ
れ接続する金属配線層を形成する第9の工程とを有する
ことを特徴とする。
(作用) 本発明により、半導体基板上に成長した単結晶シリコン
層の周囲側面がチャネル領域となり、単結晶シリコン層
下端の半導体基板表面に形成された第1導電型の第1の
不純物領域および単結晶層表面に形成された第1導電型
の第2の不純物領域がソース領域およびドレイン領域と
なる。
(実施例) 本発明の一実施例による半導体装置の断面を第1図に示
す。P型シリコン基板からなる半導体基板1上に素子分
離のためのシリコン酸化膜11が形成され、素子領域を分
離している。素子領域の半導体基板1表面には、砒素As
または燐Pを添加したN+型不純物領域2が形成されてい
る。このN+型不純物領域2上の所定の場所に、ボロンB
を濃度5×1016〜2×1017cm-3程度添加したP型単結晶
シリコン層5が成長している。この単結晶シリコン層5
表面には、砒素Asまたは燐Pを添加したN+型不純物領域
6が形成されている。
そしてN+不純物領域2,6はMOS FETのソース領域およびド
レイン領域を構成し、単結晶シリコン層5周囲側面は、
MOS FETのチャネル領域となっている。また単結晶シリ
コン層5に添加されている上記ボロンB濃度は、MOS FE
Tのゲート酸化膜の膜厚が50〜250Å程度で、Nチャネル
MOS FETの閾値電圧が0.8V程度になる濃度である。
単結晶シリコン層5側面周囲には、ゲート酸化膜8を介
して、燐Pを添加した多結晶シリコン層からなるゲート
電極14が形成されている。さらにソース領域、ドレイン
領域としてのN+不純物領域2,6および多結晶シリコン層
からなるゲート電極8は、それぞれアルミニウムAlから
なる金属配線層15,16,17に接続されている。
次に、本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を
第2図を用いて説明する。P型シリコン基板からなる半
導体基板1表面に、砒素Asまたは燐Pをイオン注入し
て、N+不純物領域2を形成する。そしてCVD(Chemical
Vapor Deposition)法を用いて全面にシリコン酸化膜3
を堆積した後、N+不純物領域2上の所定の場所にホール
4を開孔する(第2図(a))。
次いで気相成長法を用いて、開孔したホールにのみ選択
的に単結晶シリコン層5を成長させる。このとき成長さ
せる単結晶シリコン層5にはボロンBを濃度5×1016
2×1017cm-3程度添加している。この単結晶シリコン層
5周囲側面がMOS FETのチャネル領域となり、単結晶シ
リコン層5に添加した上記ボロンB濃度は、MOS FETの
ゲート酸化膜の膜厚が50〜250Å程度で、NチャネルMOS
FETの閾値電圧が0.8V程度になる濃度である(第2図
(b))。
次いで全面に砒素Asまたは燐Pをイオン注入して、単結
晶シリコン層5表面にN+不純物領域6を形成する(第2
図(c))。このN+不純物領域6および半導体基板1表
面に形成されたN+不純物領域2が、MOS FETのソース領
域およびドレイン領域となる。続いて弗酸等を用いてシ
リコン酸化膜3をエッチング除去した後、全面に薄いシ
リコン酸化膜7を形成する。単結晶シリコン層5側面周
囲に形成されたこのシリコン酸化膜7が、MOS FETのゲ
ート酸化膜8となる(第2図(d))。
次いで全面に燐Pを混入させた多結晶シリコン層を堆積
し、所定の場所に形成されたレジスト等をマスクにして
エッチバックすることにより、シリコン酸化膜7上の凹
部内に埋め込まれた多結晶シリコン層9を形成する(第
2図(e))。
次いで全面にシリコン窒化膜等の酸化防止膜を堆積した
後、選択的にエッチングして、素子領域上にのみ酸化防
止膜10を形成する。この酸化防止膜10をマスクとして多
結晶シリコン層9の酸化を行ない、素子分離領域に素子
分離のためのシリコン酸化膜11を形成する(第2図
(f))。そして酸化防止膜10を除去した後、露出して
いる多結晶シリコン層9上面を酸化してシリコン酸化膜
12を形成する。このとき単結晶シリコン層は多結晶シリ
コン層に比べて酸化されにくいために、N+不純物領域6
上には薄いシリコン酸化膜13しか形成されない。なおこ
こで、単結晶シリコン層5側面周囲にゲート酸化膜8を
介して残存している多結晶シリコン層9が、MOS FETの
ゲート電極14となる(第2図(g))。
次いでN+不純物領域2上のシリコン酸化膜11の所定の場
所およびゲート電極14上のシリコン酸化膜13の所定の場
所にそれぞれコンタクトホールを開孔し、また同時にN+
不純物領域6上のシリコン酸化膜13を除去する。そして
ソース領域、ドレイン領域としてのN+不純物領域2,6お
よびゲート電極7にそれぞれ接続されるアルミニウムAl
からなる金属配線層15,16,17を形成する(第2図
(h))。
このように本実施例によれば、MOS FETを縦型構造にす
ることができる。そして単結晶シリコン層5周囲側面を
MOS FETのチャネル領域としているため、4側面を半導
体基板1表面に垂直に電流が流れることになり、同じデ
ザインルールによっても通常構造の4倍の電流を流すこ
とができる。すなわち、従来のMOS FETがウェーハ表面
のみに素子を形成しているためにゲート幅を大きくとる
ことができなかったのに対して、本実施例によれば、ゲ
ート幅を実効的に大きくすることができる。従って半導
体装置の高速化、高集積化を図ることができる。
また本実施例によれば、ゲート長は単結晶シリコン層5
の膜厚によって決まるため、比較的薄膜まで制御でき
る。それ故、従来のMOS FETのゲート長が露光技術によ
って決まっていたのに対して、そうした微細パターン形
成技術水準に制約されることなく、微細なゲート長を実
現することができる。従って半導体装置の高速化、高集
積化を図ることができる。
さらにまた本実施例によれば、MOS FETが縦型構造にな
っているため、N+不純物領域2から金属配線層15を取り
出す位置は、従来のMOS FETに比べると相対的に自由で
ある。このように配線の自由度を増加させることによっ
て、半導体装置の高集積化を図ることができる。なお除
去実施例においては、P型半導体基板を用いたNチャネ
ルMOS FETの場合について述べたが、PチャネルMOS FET
の場合も同様に、本発明は適用される。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば、微細なゲート長を実現し、
またゲート幅を実効的に増大させ、さらに配線の自由度
を増加させることにより、高速化、高集積化を図った半
導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による半導体装置を示す断
面図、第2図は、本発明の一実施例による半導体装置の
製造方法を示す工程図である。 1……半導体基板、2,6……N+不純物領域、3,7,11,12,1
3……シリコン酸化膜、4……ホール、5……単結晶シ
リコン層、8……ゲート酸化膜、9……多結晶シリコン
層、10……酸化防止膜、14……ゲート電極、15,16,17…
…金属配線層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板表面に第1導電型の第1の不純
    物領域を形成する第1の工程と、 前記半導体基板上に第1のシリコン酸化膜を堆積した
    後、前記第1の不純物領域上の所定の場所の前記第1の
    シリコン酸化膜にホールを開孔する第2の工程と、 前記ホール内に第2導電型の不純物を添加した単結晶シ
    リコン層を成長させる第3の工程と、 前記単結晶シリコン層表面に第1導電型の第1の不純物
    領域を形成する第4の工程と、 前記第1のシリコン酸化膜を除去した後、全面に第2の
    シリコン酸化膜を形成する第5の工程と、 全面に不純物を添加した多結晶シリコンを堆積させた
    後、エッチバックにより前記単結晶シリコン層側面周囲
    に前記第2のシリコン酸化膜を介して前記多結晶シリコ
    ン層を残存させる第6の工程と、 前記多結晶シリコン層の所定の場所を選択的に酸化し
    て、素子分離のための第3のシリコン酸化膜を形成する
    第7の工程と、 露出している前記多結晶シリコン層上に第4のシリコン
    酸化膜を形成する第8の工程と、 前記第1の不純物領域上の前記第2および第3のシリコ
    ン酸化膜、前記第2の不純物領域上の前記第2のシリコ
    ン酸化膜、および前記多結晶シリコン層上の前記第4の
    シリコン酸化膜をそれぞれ選択的にエッチング除去した
    後、前記第1の不純物領域、前記第2の不純物領域、お
    よび前記多結晶シリコン層にそれぞれ接続する金属配線
    層を形成する第9の工程と を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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