JPH0770343A - 吸水性シート - Google Patents

吸水性シート

Info

Publication number
JPH0770343A
JPH0770343A JP5239223A JP23922393A JPH0770343A JP H0770343 A JPH0770343 A JP H0770343A JP 5239223 A JP5239223 A JP 5239223A JP 23922393 A JP23922393 A JP 23922393A JP H0770343 A JPH0770343 A JP H0770343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
sheet
acrylate
absorbent
soluble polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5239223A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Oguchi
清 小口
Mitsuru Tsuchiya
充 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP5239223A priority Critical patent/JPH0770343A/ja
Publication of JPH0770343A publication Critical patent/JPH0770343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単に、対象溶液中に浸すという簡易な操作だ
けで、溶媒のみを選択的に吸収することができ、効率よ
く目的溶液を濃縮することができる吸水性シートを提供
する。 【構成】 基材シートと、該基材シートの少なくとも一
方の面に設けられた吸水性層とを備え、前吸水性層は、
水溶性ポリマーを主成分とする組成物を、電離放射線の
照射によって、ゲル化させてなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水をよく吸収する吸水性
シートに係り、特に、容液中あるいは水分散液中から水
を選択的に吸収し、溶液濃度を高めることができる吸水
性シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶質と溶媒からなる溶液の濃度を
変えたい場合には種々の方策が採択されている。例え
ば、濃度を下げたい場合には、溶媒を足すことのより簡
単にできる。これとは反対に、濃度を上げたい場合に
は、溶質を足すか溶媒を削除することにより達成できる
が溶質が高価であったり、すでに使い切って足せない場
合には加熱処理等により溶媒を削除する方法が一般的に
行われる。
【0003】しかしながら、溶質がタンパク質のような
熱に弱い物質ではこの方法を用いることができない。従
って、このようなタンパク質水溶液の濃度を上げる方法
としては、吸水性ゲルを用いて選択的に水を吸収させ濃
度を上げることが考えられる。
【0004】従来からの吸収性ゲルは例えば、特公昭5
4−30710号公報に開示されている自己架橋型アク
リル酸アルカリ金属塩のような親油性界面活性剤を用い
て、油相中でモノマー水溶液を分散懸濁させて、水相に
可溶な重合開始剤により油中水型(Water in oil) 重合
させる逆相懸濁重合法により得られている。
【0005】また、特公昭53−13495号公報に
は、酢酸ビニルとアクリル酸メチルとをポリビニルアル
コールを分散剤として水溶液中で懸濁重合により共重合
させ、ついでアルカリけん化してポリビニルアルコール
とアクリル酸の共重合体からなる吸水性ゲルが開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た吸水性ゲルは基本的に粒子状であるため濃縮したい溶
液中に添加した場合濾過する工程が必要であり、特に溶
液が少量の場合ロスが大きいという問題がある。さら
に、微粒子分散液の場合では濾過工程がより困難となる
という問題もある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであり、その目的は、少量の水溶液あるいは水
分散液の濃度を加熱することなく、単にシートを対象溶
液中に浸すだけで、溶媒のみを選択的吸収し、効率よ
く、かつ簡易に対象溶液を濃縮することが可能である吸
水性シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基材シートと、該基材シートの少
なくとも一方の面に設けられた吸水性層とを備え、前吸
水性層は、水溶性ポリマーを主成分とする組成物を、電
離放射線の照射によってゲル化させてなるように構成し
た。
【0009】
【作用】以上のような構成とすることにより、電離放射
線の照射によって硬化形成された吸水性層を備える吸水
性シートは、シート形状をなしており、水溶液中に浸す
ことにより水を吸収することができ、しかも簡単に取り
出すことができ、極めて簡易な操作で濃縮が行える。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1は本発明の吸水性シートの概略断面図
である。図1において、吸水性シート1は基材シート2
と、基材シート2の一方の面に形成された吸水性層3と
を備えている。もちろん、吸水性層3は基材シート2の
両面に形成されていてもよい。
【0012】基材シート2は、ゲル化した吸水性層3を
保持できるものであれば特に制限はなく、例えば、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリカーボネート、アクリ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリエチレン、セルローストリアセテート等の樹脂から
なる押出しシート、フィルム、あるいはこれらの延伸フ
ィルムや合成紙、コート紙、不織布類、さらには鉄、ア
ルミ板等を用いることができる。
【0013】用いる基材シート2の厚さは、吸水性ゲル
を保持し操作性の問題なければ特に限定はされないが、
通常は10μm〜10mm程度が良い。また、基材の色
も特に限定されない。
【0014】このような基材シート2の吸水性層3を形
成する側の面上には、吸水性層3との接着強度を向上さ
せる目的で、各種下地層(アンカーコート層)を介在さ
せたり、あるいはコロナ放電処理等の各種易接着処理を
施すこともできる。
【0015】上記基材シート2の上に形成される吸水性
層3は、吸水性ゲルを主成分として含有し、この吸水性
ゲルは、水溶性ポリマーを主成分とする組成物を、電離
放射線の照射によってゲル化させて形成する。すなわ
ち、水溶性ポリマーを主成分とする組成物を基材シート
2の上に塗布し、その後、電離放射線を照射する工程を
経ることによって、上記吸水性層3が形成される。
【0016】この水溶性ポリマーとしては、従来公知の
種々のものが用いられる。例えば、ポリアクリル酸、ポ
リアクリル酸の金属塩、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリジメチルア
クリルアミド、ポリエチレングリコール、ポリプロプレ
ングリコール、ポリビニルエーテル、ポリグリセロール
メタクリレート、ポリグルコキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチ
ン、またはこれらの共重合体等の中で、単独あるいは複
数種組み合わせて用いることができる。
【0017】このような水溶性ポリマーの分子量は、1
000〜1000000程度のものが吸水性およびゲル
強度の観点から好ましい。
【0018】上記のような水溶性ポリマーのみに電離放
射線を照射することによって、部分的の架橋させること
ができ、吸水性ゲルが得られる。
【0019】さらに、上記の水溶性ポリマーに、ラジカ
ル反応性不飽和基を有するモノマーおよび/またはオリ
ゴマーを添加することにより、電離放射線の反応性、ゲ
ル強度、吸水性能等を制御することができる。
【0020】ラジカル反応性不飽和基を有するモノマー
の中で、単官能モノマーとしては、アクリル酸、アクリ
ル酸ダイマー、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、メチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、メトキシエチル
アクリレート、ブトキシエチルアクリレート、ブチルア
クリレート、メトキシブチルアクリレート、フェニルア
クリレート等のアクリル酸およびそのエステル類;メタ
クリル酸、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリセロールメタ
クリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、プロピルメタクリレート、メトキシエチルメタク
リレート、エトキシエチルメタクリレート、フェニルメ
タクリレート、ラウリルメタクリレート等のメタクリル
酸エステル類;アクリルアミド、プロピルアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、プロピルメタクリルアミド等の
不飽和カルボン酸アミド;2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)エチルアクリレート、2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)エチルメタクリレート、2−(N,N−ジベンジル
アミノ)エチルアクリレート、(N,N−ジメチルアミ
ノ)メチルメタクリレート、2−(N,N−ジエチルア
ミノ)プロピルアクリレート等の不飽和酸の置換アミノ
アルコールエステル類;N−メチルカルバモイロキシエ
チルアクリレート、N−エチルカルバモイロキシエチル
アクリレート、N−ブチルカルバモイロキシエチルアク
リレート、N−フェニルカルバモイロキシエチルアクリ
レート、2−(N−メチルカルバモイロキシ)エチルア
クリレート、2−カルバモイロキシプロピルアクリレー
ト等のカルバモイロキシアルキルアクリレート類;その
他、ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロリド、
N−メチル−4−ビニルピリジウムクロリド、2−メタ
クロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、2−アクリロイルオキシジメチルスルホニウムクロ
リド等のカチオン性ビニルモノマー、アクリロイルモル
フォリン等がある。
【0021】また、多官能モノマーとしては、例えば、
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テルジ(メタ)アクリレート、ソルビトールテトラグリ
シジルエーテルテトラ(メタ)アクリレート、メラミン
(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート
が挙げられる。
【0022】さらに、官能基を有するオリゴマーとして
は、例えばジイソシアネートと両末端に水酸基を有する
ジオールと末端に水酸基を有するとともにラジカル重合
性不飽和基を有するアクリレート系化合物とが結合して
なるウレタンアクリレートがあり、用いるジオールの分
子量を変えることにより任意の分子量からなるウレタン
アクリレートが得られる。その他、ポリエステルアクリ
レート、エポキシアクリレート、アクリル酸アルキルエ
ステルとアクリル酸−2−ヒドロキシエステルとの共重
合体の水酸基にアクリル酸クロライド又はアクリル酸−
2−ヒドロキシエチルとジイソシアネートの1:1付加
体を付加することによりアクリロイル基を導入した共重
合体や、アクリル酸アルキルエステルとアクリル酸の共
重合体のカルボキシル基にグリシジルメタクリレートを
付加した共重合体や、ポリビニルブチラールの残存水酸
基にアクリル酸クロライド又はアクリル酸−2−ヒドロ
キシエチルとジイソシアネートの1:1付加体を付加し
たもの等を用いることができる。
【0023】これらのうち、特に、分子内に−OH、−
COOH、−NH2 、(ポリ)オキシエチレン等の親水
性基を有するものが、用いる水溶性ポリマーとの相溶性
の観点から好ましい。
【0024】このようなラジカル反応性不飽和基を有す
るモノマーないしはオリゴマーを加える場合には、特に
限定はないが、前記水溶性ポリマー100重量部に対し
て、1〜100重量部の範囲で混合するのがよい。
【0025】上記の水溶性ポリマーあるいは、これにラ
ジカ反応性不飽和基を有するモノマーおよび/またはオ
リゴマーを加えたものを、水あるいは可溶な有機溶媒に
溶解し、基材シート2の上に塗布した後、水あるいは有
機溶媒を除去することにより塗膜を形成させる。塗布す
る方法は従来公知の種々の方法でよく、例えば、グラビ
アコート、グラビアリバースコート、ロールコート、マ
イヤーバーコート、ブレードコート、ナイフコート、エ
アーナイフコート、コンマコート、スロットダイコー
ト、スライドダイコート、ディップコート等いずれの方
法でもよい。これらの方法を用いて基材シート2の上に
塗布する厚みは、乾燥時で、1〜100μm、好ましく
は5〜50μmとするのが良い。この値が1μm未満に
なると、吸収性能が不十分であり、この一方で、100
μmを越えると、単に経済的デメリットが増えるのみで
好ましくない。
【0026】このように形成された水溶性ポリマーを主
成分とする塗膜に、電離放射線を照射し、水溶性ポリマ
ーあるいはその組成物を架橋し、吸水性ゲルとすること
によって、本発明の吸水性シートを得ることができる。
電離放射線には、放射性核種から放出されるα線、β線
およびγ線、加速機から発生する高エネルギー粒子、ま
た非荷電粒子の中性子や光子、その他核分裂生成物など
が含まれる。もちろん紫外線、電子線等も含まれるが、
紫外線を用いる場合には、適当な光開始剤、増感剤等を
添加することが好ましい。
【0027】なお、本発明の吸水性層3の中には、公知
の種々の他の添加剤等を本発明の効果が維持できる範囲
で含有せしめてもよい。
【0028】次に、具体的実施例を示して本発明を更に
詳細に説明する。 (実施例1)以下に示す組成からなる塗布液(吸水性層
組成物)を調整した。
【0029】 ・ポリアクリルアミド(和光純薬工業(株)製) 30g ・メチレンビスアクリルアミド(純正化学(株)製) 1.5g ・水 40g ・メチルアルコール 30g この塗布液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタ
レート製のシート基材(HP−7、帝人(株)製)の上
に、ブレードコート法により、乾燥後の厚みが約50μ
mとなるように塗布し、100℃、30分間乾燥させ
た。しかる後、電子線照射装置(キュアトロン、日新ハ
イボルテージ(株)社製)を用いて、加速電圧175K
V、20Mradの電子線を塗膜に照射することによっ
て、塗膜中の水溶性ポリマーを架橋させ(吸水性層の形
成)、吸水性シートを作製した。
【0030】このようにして得られた吸水性シートを
0.5cm×5cmの大きさにした後、このものを濃度
10%の抗ヘモグロビン抗体水溶液3.0g中に漬けた
後、吸水性シートを除去したところ、ヘモグロビン水溶
液の重量が2.0gとなり、約15%の抗ヘモグロビン
抗体水溶液に濃縮できた。なお、吸収したゲルシート
(吸水性シート)に抗ヘモグロビン抗体が存在しないか
どうかを吸光度計で調べたところ、タンパク質の吸収は
みられず、水のみが選択的に吸収されていることが確認
できた。 (実施例2)以下に示す組成からなる塗布液(吸水性層
組成物)を調整した。
【0031】 ・ポリアクリル酸ナトリウム(和光純薬工業(株)製) 15g ・ポリアクリル酸(和光純薬工業(株)製) 15g ・水 70g この塗布液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタ
レート製のシート基材(HP−7、帝人(株)製)の上
に、マイヤーバー法により、乾燥後の厚みが約30μm
となるように塗布し、100℃、30分間乾燥させた。
しかる後、電子線照射装置(キュアトロン、日新ハイボ
ルテージ(株)社製)を用いて、加速電圧175KV、
10Mradの電子線を塗膜に照射することによって、
塗膜中の水溶性ポリマーを架橋させ(吸水性層の形
成)、吸水性シートを作製した。
【0032】このようにして得られた吸水性シートを
0.5cm×5cmの大きさにした後、このものを妊娠
している時に分泌されるホルモン(hCG)と特異的に
反応できる抗hCG抗体感作ポリスチレンラテックス
(粒径0.5μm)を0.5g含む水溶液3.0g中に
漬けた後、吸水性シートを除去したところ、水溶液の重
量が2.5gとなり、濃縮できることが確認された。ま
た、水溶液中の水が選択的に吸収されていることも確認
された。 (実施例3)以下に示す組成からなる塗布液(吸水性層
組成物)を調整した。
【0033】 ・ポリビニルピロリドン 30g ・アクリル酸ダイマー(M−5600、東亜合成化学(株)製) 1g ・ポリエチレングリコールジアクリレート (M−246、東亜合成化学(株)製) 2g ・メチルエチルケトン 70g この塗布液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタ
レート製のシート基材(HP−7、帝人(株)製)の上
に、マイヤーバー法により、乾燥後の厚みが約50μm
となるように塗布し、100℃、30分間乾燥させた。
しかる後、電子線照射装置(キュアトロン、日新ハイボ
ルテージ(株)社製)を用いて、加速電圧175KV、
10Mradの電子線を塗膜に照射することによって、
塗膜中の水溶性ポリマーを架橋させ(吸水性層の形
成)、吸水性シートを作製した。
【0034】このようにして得られた吸水性シートを
0.5cm×5cmの大きさにしたものを3枚用意し、
濃度5%のペルオキシダーゼ酵素水溶液4.0g中に順
次漬けた後、吸水性シートを除去したところ、水溶液の
重量が2.0gとなり、10%濃度に濃縮できることが
確認された。また、水溶液中の水が選択的に吸収されて
いることも確認された。
【0035】
【発明の効果】以上の結果より本発明の効果は明らかで
ある。すなわち、本発明の吸水性シートは、基材シート
と、該基材シートの少なくとも一方の面に設けられた吸
水性層とを備え、前吸水性層は、水溶性ポリマーを主成
分とする組成物を、電離放射線の照射によって、ゲル化
させてなるように構成しているので、このシートを単
に、対象溶液中に浸すという簡易な操作だけで、溶媒の
みを選択的に吸収することができ、効率よく対象溶液を
濃縮することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸水性シートの概略断面図である。
【符号の説明】
1…吸水性シート 2…基材シート 3…吸水性層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートと、該基材シートの少なくと
    も一方の面に設けられた吸水性層とを備え、 前吸水性層は、水溶性ポリマーを主成分とする組成物
    を、電離放射線の照射によって、ゲル化させてなること
    を特徴とする吸水性シート。
  2. 【請求項2】 前記吸水性層は、水溶性ポリマーと、ラ
    ジカル反応性不飽和基を有するモノマーおよび/または
    オリゴマーを主成分とする組成物を、電離放射線の照射
    によって、ゲル化させてなることを特徴とする請求項1
    に記載の吸水性シート。
JP5239223A 1993-09-01 1993-09-01 吸水性シート Pending JPH0770343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5239223A JPH0770343A (ja) 1993-09-01 1993-09-01 吸水性シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5239223A JPH0770343A (ja) 1993-09-01 1993-09-01 吸水性シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0770343A true JPH0770343A (ja) 1995-03-14

Family

ID=17041585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5239223A Pending JPH0770343A (ja) 1993-09-01 1993-09-01 吸水性シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0770343A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997000994A1 (en) * 1995-06-23 1997-01-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Modified polymeric material having improved wettability
WO1998018841A3 (en) * 1996-10-11 1998-10-22 Grace W R & Co Process for increasing the solubility rate of a water soluble film
JP2008501831A (ja) * 2004-06-07 2008-01-24 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 超吸収性印刷可能組成物
JP2008150610A (ja) * 2001-11-02 2008-07-03 Sun Chemical Corp 放射線硬化性水性組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997000994A1 (en) * 1995-06-23 1997-01-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Modified polymeric material having improved wettability
WO1998018841A3 (en) * 1996-10-11 1998-10-22 Grace W R & Co Process for increasing the solubility rate of a water soluble film
JP2008150610A (ja) * 2001-11-02 2008-07-03 Sun Chemical Corp 放射線硬化性水性組成物
JP2008501831A (ja) * 2004-06-07 2008-01-24 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 超吸収性印刷可能組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4188449A (en) Phosphorescent screens
JPH0753849B2 (ja) アクリル系粘着テープもしくはシートの製造方法
JPH0770343A (ja) 吸水性シート
JP2693686B2 (ja) 感熱箔転写用活性エネルギー線硬化型接着剤及びこれを用いて箔を転写する方法
JPH0345114B2 (ja)
US6368772B1 (en) Preparation of crosslinkable water-soluble or water-dispersible compositions and radiation-sensitive mixtures obtainable therefrom
JPH0561314B2 (ja)
JP3040241B2 (ja) エマルション組成物
JPH06306336A (ja) 両面粘着テープの製造方法
EP0967620B1 (en) X-ray luminescent article offering improved film sharpness
JP2853416B2 (ja) 吸放湿性材料
JPH06344655A (ja) マーキングシート
JP2001288214A (ja) 変性ポリビニルアルコール・酢酸ビニル共重合体の製造方法
JP3382158B2 (ja) 放射線硬化型受理性インキ及びこれを用いた印刷物
JPH0761114A (ja) 記録用シート
JPH06248577A (ja) 型付け用離型材およびその製造方法
JP3306982B2 (ja) 防曇性フィルムおよびその製造方法
JP2525651B2 (ja) 防曇性シ―ト及びその製造方法
JPH01212558A (ja) 揮発性薬剤を含有する転写粘着シート
JP2002292993A (ja) インクジェット記録シート
JP2786935B2 (ja) 転写シート
JPH0781211A (ja) 記録用シート
JPS63283941A (ja) 吸水層を有するシ−ト状物の製造法
JPH07125413A (ja) 記録用シートおよびその製造方法
JPH0671803A (ja) 剥離紙