JPH0770338A - 水和セルロース系の平らな、または管状のフィルム - Google Patents

水和セルロース系の平らな、または管状のフィルム

Info

Publication number
JPH0770338A
JPH0770338A JP18889294A JP18889294A JPH0770338A JP H0770338 A JPH0770338 A JP H0770338A JP 18889294 A JP18889294 A JP 18889294A JP 18889294 A JP18889294 A JP 18889294A JP H0770338 A JPH0770338 A JP H0770338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
film
cellulose
casing
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18889294A
Other languages
English (en)
Inventor
Klaus-Dieter Hammer
クラウス‐ディーター、ハマー
Manfred Siebrecht
マンフレート、ジープレヒト
Leo Mans
レオ、マンス
Theo Krams
テオ、クラムス
Hermann Winter
ヘルマン、ウインター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH0770338A publication Critical patent/JPH0770338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
    • A22C13/0013Chemical composition of synthetic sausage casings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S206/00Special receptacle or package
    • Y10S206/802Shirred sausage casing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/13Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
    • Y10T428/1324Flexible food casing [e.g., sausage type, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31971Of carbohydrate

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い成分透過性と改良された湿分バランスを
有する繊維補強ケーシング、ならびに良好な柔軟性、伸
張性、機械強度を有し、長期保存後を脆化しない繊維補
強されていないケーシングの提供。 【構成】 好ましくは食品用ケーシング、特に好ましく
はソーセージケーシングとして使用する水和セルロース
系の平らな、または管状のフィルムを開示する。このケ
ーシングは、水和セルロースに加えて、N−ビニルピロ
リドンおよび/またはN−ビニルピリドンおよび/また
はN−ビニルカプロラクタムの単位を有する単独重合
体、および/またはこれらの単位およびさらに式IIおよ
びIII 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、水和セルロースに基づく(水和
セルロース系の)平らな、または管状のフィルム、その
食品ケーシングとしての、好ましくは合成ソーセージケ
ーシングとしての使用、およびその製造法に関する。
【0002】水和セルロース系の平らな、すなわちウェ
ブ状の、シート状または管状のフィルムは以前から知ら
れており、従来ビスコース製法により製造されている。
一般的にビスコース溶液と呼ばれるキサントゲン酸セル
ロースのアルカリ性溶液をリングダイまたはスロットダ
イを通して放出し、酸性液体により水和セルロースゲル
として凝固させ、再生して水和セルロースを形成する。
ビスコース組成物および添加剤の配合により、再生セル
ロースの管状または平らな生成品の特性を変えることが
できる。補強していない水和セルロースフィルムはセル
ロースフィルムとも呼ばれ、「セロハン」の商品名で知
られている。これらのフィルムは合成ソーセージケーシ
ング、一般的に「細いケーシング」と言われるもの、と
しても使用される。繊維補強体の製造では、管状または
ウェブ状の繊維材料の片面または両面をビスコース溶液
で被覆し、含浸させ、次いで適当な方法で凝固または再
生液で処理する。これらの繊維補強ケーシングは、主と
して自然熟成および黴熟成した(mold-ripened)長期間保
存ソーセージの製造に使用される。また、ウェブ状フィ
ルムを製造した後、それを曲げてチューブを形成し、縁
部を重ねて接続し、縦方向の継ぎ目を形成する、あるい
はリングダイを通してビスコースを押し出すことにより
シームレスの管状ケーシングを製造する方法も知られて
いる。
【0003】セルロース系の合成ソーセージケーシング
は、ソーセージ製品の製造、熟成および保存において重
要な機能を果たす。これらのケーシングは、比較的長い
貯蔵期間の後でも所望の直径にソーセージ肉を問題なく
充填できるように、柔軟で、十分な伸長性を有していな
ければならない。
【0004】グリセリンの様な二次可塑剤を加えること
により、これらの特性を改良することが知られている。
これらの可塑剤は水和セルロースに化学的には結合せ
ず、分子間力によって結合するだけなので、ケーシング
を水に浸すか、あるいはソーセージを湯通ししたり煮沸
すると、これらの可塑剤が溶出する。その結果、可塑剤
を含まない、処理後の乾燥したセルロースケーシングが
非常に脆くなる。この現象は、セルロース材料中で結晶
化が進み、セルロース構造中の個々のセルロース分子間
に水素結合が形成され、それによって分子がより接近
し、空間的に固定されるためである。この構造変化の結
果、ケーシングは特に衝撃に対して敏感になり、最初の
切込みによりその長さ全体にわたって裂けることが非常
に多い。公知のすべての水和セルロースケーシングは、
上記の脆化傾向があるために、その柔軟性および伸長性
を改良する必要がある。
【0005】さらに、水和セルロースケーシングは透過
性ができるだけ小さい必要がある。透過性は、自然熟成
および黴熟成させる長期間保存ソーセージにおける熟成
挙動および黴の成長に非常に重要である。これらの種類
のソーセージを一様に熟成させるには、最初の数日間に
ソーセージ材料から水が非常にゆっくりと放出される必
要がある。したがって、従来の繊維補強されたセルロー
スケーシングを使用する場合、周囲の相対空気湿度を非
常に高く、一定にしなければならず、その理由から、従
来、生ソーセージの熟成は、相対空気湿度を狭い範囲内
で調整する熟成室中で行われている。
【0006】周囲の空気中の湿分は不十分であるか、ま
たは変動するので、特にケーシング材料が過度の透過性
を有する場合、ソーセージの外周部にいわゆる乾燥縁部
が生じ、その結果、ソーセージ材料が熟成初期の数日間
に、その外側表面で急激に乾燥する。ソーセージの乾燥
した外周部、いわゆる乾燥縁部は、ソーセージの内部か
ら湿分がさらに外に出るのを阻害するので、通常の熟成
期間の後でもなお湿っていることになる。その上、ソー
セージケーシングは乾燥縁部には最早十分に強く密着し
ないので、ソーセージ材料とケーシングの間に好ましく
ない隙間が生じ、ケーシング中にひだが生じる。
【0007】さらに、水和セルロースケーシングの機械
的強度および強靭性も非常に重要である。ケーシング
を、特に高速で充填している時に、ケーシングが破裂し
てはならない。これらの欠点は、例えばコラーゲン繊維
ケーシングの場合に生じるが、コラーゲン繊維ケーシン
グは、透過性に関しては非常に優れているけれども、同
時に、機械的強度はまったく不十分である。同様に、ア
ルギン酸塩の添加は、繊維補強されたケーシングの場合
には非常に有利な効果を有するが、補強されていない、
アルギン酸塩で変性されたケーシングは、機械的強度が
不足しているために使用できない。
【0008】その上、ソーセージの製造業者は、水和セ
ルロースケーシングは良好な直径の一定性を示すこと、
すなわち同じケーシング材料から製造されたソーセージ
はすべて狭い範囲内の同じ直径を有すること、を期待し
ている。これに関して、特に繊維補強されていないケー
シングは改良の必要がある。
【0009】水和セルロースケーシングのもう一つの品
質特性は、その湿分バランスである。一方で、この材料
は高い吸水性を有すべき、すなわちできるだけ多くの水
を吸収すべき、である。他方、同時に、水放出が遅いこ
とが望ましいのであるが、吸水および放水の能力は、透
過性と等しくないか、または相関していない。透過性
は、ケーシングの水浸透性の尺度であるのに対し、湿分
バランスはケーシングの吸水能力および水結合能力を示
す。良好な湿分バランスにより、ケーシングの脆化や過
剰乾燥が起きない、問題のない乾燥工程が確保される。
【0010】そこで本発明の目的は、公知の水和セルロ
ースケーシングの上記の欠点を無くすことである。特
に、水和セルロースケーシングは、従来の公知の水和セ
ルロースケーシングと比較して、特に繊維補強ケーシン
グの場合に、改良された、すなわちより低い透過性、お
よび改良された湿分バランス、すなわち高い吸水能力お
よび低い放水性、を示すべきである。この場合、ケーシ
ングは同時に、特に繊維補強されないケーシングの場合
に、良好な柔軟性および伸長性および良好な機械的強度
および強靭性を有する必要があり、ケーシングは比較的
長い貯蔵期間の後でも、脆化しない必要がある。さら
に、直径の良好な一定性も非常に望ましい。
【0011】この目的は、 a)式Iの反復単位の単独重合体および/または b)式IおよびIIおよび/またはIおよびIII の反復単
位の少なくとも1種の共重合体
【化2】 (式中、n=1、2または3であり、m=2、3、4、
5または6であり、a=20〜80モル%であり、b=
80〜20モル%であり、a+b=100モル%であ
り、R1 はHまたは(C1 〜C6 )アルキル基であり、
2 〜R4 は、同一であるか、または異なるものであっ
て、(C1 〜C6 )アルキル基であり、Z=OまたはN
−R5 であり、R5 =Hまたは(C1 〜C6 )アルキル
基であり、X=Cl- 、Br- 、I- 、F- 、 1/2SO
4 2-、HSO4 - 、(C1 〜C6 )アルキル−O−SO
2 −O- 、(C1 〜C6 )アルキル−SO2 −O- であ
る。)を含む、水和セルロース系の平らな、または管状
のフィルムにより達成される。
【0012】請求項1に従属する請求項は、本フィルム
の好ましい実施態様を記載する。さらに、本発明の一部
はそのフィルムの製造法である。
【0013】本フィルムはウェブまたはシートの形態で
ある。その厚さは、その長さおよび幅と比較して相対的
に小さい。本フィルムは、例えば食品用の、包装フィル
ムとして特に好適であり、好ましくは管状であり、また
湾曲したウェブからなっていて、その縦軸方向の縁部は
縦軸方向の継目により接続されている。この管状フィル
ムは、継目なしに製造することもできる。本フィルム
は、所望により、ソーセージ製造における合成ソーセー
ジケーシングとして繊維補強と共に使用することもでき
る。
【0014】単独重合体は好ましくはポリビニルピロリ
ドン、すなわちn=1である式Iの反復単位を有する単
独重合体、である。共重合体は2種類のモノマーAおよ
びBの重合体である。モノマーAはN−ビニルピロリド
ンおよび/またはN−ビニルピリドンおよび/またはN
−ビニルカプロラクタムである。モノマーBは、式 R6 −CO−O−R7 (IV) の不飽和カルボン酸のエステルを含んでなる。[式中、
6 は式Cn 2n-1、n=2、3または4、のモノ不飽
和の枝分れした、または枝分れしていないアルキル基で
あり、R7 は式 のトリアルキル置換したアンモニウム基であるか、また
は式 のアルキル置換したアミン基(式中、R2 、R3 、R4
およびmは上記の意味を有する。)であるか、または式 (式中、R5 、R6 およびR7 は上記の意味を有す
る。)の不飽和カルボン酸アミドである。]
【0015】好ましいモノマーBは、式IVの不飽和カル
ボン酸および式VII の不飽和カルボン酸アミドである
(それぞれの場合にR6 がビニル、1−メチルビニル、
プロペニルまたはアリルである)。
【0016】したがって、好ましい共重合体は、n=
1、m=2、3または4、a=30〜70モル%、b=
70〜30モル%、a+b=100モル%、Z=Oまた
はNH、X=HSO4 - 、(C1 〜C6 )アルキル−O
−SO2 −O- または(C1 〜C6 )アルキル−SO2
−O- であり、R1 はHまたはCH3 、R2 〜R4 は、
同一であるか、または異なるものであって、CH3 また
はC2 5 である、式IおよびIIおよび/またはIおよ
びIII の化合物である。
【0017】共重合体は、上記のモノマーAと上記のモ
ノマーBの重合により製造される。この種の共重合体
は、GAFコーポレーションから「Gafquat 」の商品名
で水溶液として市販されている。
【0018】単独重合体および共重合体は、一般的に平
均分子量MW が50,000〜2,000,000、好
ましくは100,000〜1,500,000、特に好
ましくは500,000〜1,500,000、であ
る。重合体水溶液のpHは4〜8である。水溶液の粘度は
一般的に10,000〜100,000mPas(25℃、
ブルックフィールドRVFまたはRVT、20 RPMで)
である。
【0019】N−ビニルピロリドンとエチル硫酸エチル
−(2−メタクリロイルオキシエチル)ジメチルアンモ
ニウムの共重合体およびN−ビニルピロリドンと塩化
(3−メタクリロイルアミノプロピル)トリメチルアン
モニウムの第4級化共重合体が特に有利であることが分
かった。
【0020】単独重合体および/または共重合体は、ス
ピニングタンク中またはスピニングダイの前でアルカリ
性ビスコース溶液と混合する。次いで溶液を通常の方法
で、スピニングダイを通して押し出し、析出させ、再生
する。単独重合体または共重合体の濃度が高くてもなお
均質であり、その場合、驚くべきことに、水和セルロー
スの析出および再生は悪影響を受けない。
【0021】水和セルロースケーシング中の上記の単独
重合体および/または共重合体の比率は、広い範囲内で
変えることができる。一般的に、繊維補強されていない
ケーシングでは、その比率は、乾燥セルロースの重量に
対して0.1〜60重量%、好ましくは0.5〜30重
量%、特に好ましくは0.5〜5重量%、である。その
比率は、ケーシングの種類、望ましいケーシング特性、
および所望により、繊維補強されていないケーシング中
に添加できる二次可塑剤の量によって異なる。
【0022】単独重合体および/または共重合体の比率
は、繊維補強された水和セルロースケーシングの場合に
はより高くてもよい。この場合、その比率は、セルロー
スの重量に対して0.1〜100重量%、好ましくは1
〜50重量%、特に好ましくは2〜30重量%、であ
る。驚くべきことに、単独重合体および/または共重合
体の配合によりケーシング特性は大きく改良されるの
で、グリセリンをまったく添加しなくてよい。
【0023】単独重合体および共重合体を加えることに
より、吸水性として測定した、材料の水吸収能力が著し
く増加する。表1に、管状繊維補強セルロースケーシン
グ(直径60mm)の吸水性の、共重合体含有量に対する
依存性を示す。
【0024】表1 共重合体含有量 吸水性 (重量%) グリセリン20重量% グリセリン添加なし 0 120〜130 70〜90 5 130〜140 100〜110 10 140〜160 110〜120 15 160〜190 120〜130 18 190〜200 130〜140
【0025】表1から分かる様に、共重合体含有量10
〜15%(グリセリンを添加せずに)で、セルロースに
対してグリセリン含有量が20重量%である従来のセル
ロース材料とほぼ同じ吸水性が達成されることが分か
る。
【0026】驚くべきことに、重合体の配合により、吸
水性、すなわちケーシングの水吸収能力に加えて、繊維
補強ケーシングの透過性も同時に改良される。しかし、
この改良によって材料の機械的強度が損なわれることは
ない。その結果、共重合体を比較的大量に配合し、それ
によって、アルギン酸塩で変性したケーシングよりも、
透過性を著しく大幅に低下させることができる。表2
は、様々に変性した水和セルロースケーシングおよびコ
ラーゲン繊維ケーシングの透過性の比較を示す。
【0027】表2 異なった変性をされた繊維ケーシングの透過性 水和セルロース アルギン酸塩 グリセリン 重合体 透過性 重量% 重量% 重量% 重量% lm-2・d-1 85 5 10 − 100〜130 95 5 − − 60〜70 80 − − 20 40 コラーゲン繊維 − − − 10〜12ケーシング
【0028】この様に、本発明のケーシングは、アルギ
ン酸塩だけで変性した水和セルロースケーシングよりも
コラーゲンケーシングに類似している。熟成または生ソ
ーセージにおいて、ケーシングは、最初の数日間の重要
な熟成段階中、その比較的高い含水量および低透過性の
ために、変動する熟成条件を実質的に補償することがで
きる。熟成条件を維持するための経費を大幅に低減する
ことができる。コラーゲンケーシングの場合と同様に、
本発明の水和セルロースケーシングは、ソーセージの貯
蔵中にソーセージ肉が乾燥のために収縮しても、その肉
からほとんど剥離しない。そのため、ケーシングにひだ
の着いた外観を与える、乾燥したソーセージ材料とケー
シングとの間の隙間が形成されることはない。
【0029】さらに、本発明の繊維補強水和セルロース
ケーシングは、水の放出が遅という特徴がある。表3
に、10重量%の共重合体を含む繊維ケーシングの、相
対湿度55%および23℃における水分放出値を、共重
合体を加えていない繊維ケーシングの値と比較して示
す。
【0030】表3 時間 水分放出% 水和セルロース90重量% 水和セルロース100重量% h 共重合体10重量% 0.5 14.3 18.0 1.0 22.7 25.9 2.0 38.0 40.03.0 45.0 45.3
【0031】その結果、加工後および比較的長いソーセ
ージ貯蔵時間の後でも、ケーシングは柔軟性を維持して
いる。ケーシングは衝撃に対して敏感ではなく、切込み
が入っても従来のケーシング程容易には裂けない。さら
に、水分放出が遅いことは、水和セルロースチューブの
製造の際の乾燥に対しても好ましい影響を及ぼす。乾燥
が緩和され、過度の乾燥が避けられる。
【0032】必要であれば、繊維補強ケーシングはさら
にアルギン酸またはアルギン酸塩を含むことができる。
アルギン酸は、公知の様に、カルボキシル基を含む植物
多糖である。アルギン酸塩はアルギン酸の塩、好ましく
はアルカリ金属、アンモニウムおよびアルカリ土類金属
の塩、である。アルギン酸は通常、ソーダ溶液を使用し
て褐藻類を抽出することにより、アルギン酸ナトリウム
として分離される。アルギン酸塩またはアルギン酸は、
1,4−アルファ−グリコシド結合したL−グルロン酸
単位を含む1,4−ベータ−グリコシド結合したD−マ
ンヌロン酸単位からなる。これらの物質は、セルロース
と同様に、長い、非分枝鎖分子から構成されている。大
量のカルボキシル基があるために、アルギン酸塩または
アルギン酸は極めて親水性であり、それらの重量の20
0倍の水を結合することができる。
【0033】アルギン酸および/またはアルギン酸塩を
含むセルロースケーシングは、それ自体公知であり、E
P−A−0460348号明細書に記載されている。ア
ルギン酸および/またはアルギン酸塩単独重合体および
/または共重合体の組合せにより、繊維補強ケーシング
に驚くべき利点が与えられ、特にケーシングの特性がコ
ラーゲンケーシングの方向にさらに改良される。これら
のケーシングは透過性がさらに低く、強靭で、柔軟性が
あり、好ましい意味で強固であるが、その場合、アルギ
ン酸塩だけを含むケーシングに、特に低含水量で見られ
る様な、紙の様な折れ目を形成する性質が無い。
【0034】フィルム中のアルギン酸またはアルギン酸
塩の比率は、広い範囲内にあることができ、セルロース
の重量に対して1〜50重量%、好ましくは1〜30重
量%、特に5〜20重量%、である。アルギン酸または
アルギン酸塩含有フィルム中の上記の単独重合体および
/または共重合体の含有量は、セルロースの重量に対し
て0.1〜60重量%、好ましくは0.1〜10重量
%、である。少量の、0.1〜2重量%単独重合体およ
び/または共重合体でも、アルギン酸および/またはア
ルギン酸塩との組合せで、特に透過性、吸水性および乾
燥挙動に好ましい影響を及ぼす。例えば、アルギン酸5
重量%および単独重合体および/または共重合体0.5
〜2重量%を含む繊維補強水和セルロースケーシング
は、透過性が50〜60 l/m2 d 、吸水性が130〜1
40%であり、破裂圧が通常の値より10%高く、乾燥
した時に材料の脆化が生じない。このケーシングは、ア
ルギン酸塩だけで変性したケーシングと比較して、本質
的により柔軟で、より強靭性が高く、より強固である。
アルギン酸および/またはアルギン酸塩および上記の単
独重合体および/または共重合体の含有量がより高い、
例えばアルギン酸塩10重量%および単独重合体および
/または共重合体10重量%を含む場合、透過性はさら
に30〜35 l/m2 d に低下し、吸水性は140〜15
0%になり、ケーシングの機械的強度は完全に保持され
る。
【0035】上記のデータは、水和セルロースの重量に
対して重量%で表示してある。
【0036】本発明の別の実施態様では、繊維補強して
いない水和セルロースケーシングを、上記の単独重合体
および/または共重合体を加えることにより変性する。
さらに、これらのケーシングはグリセリンの様な二次可
塑剤を含むことができるが、その場合、二次可塑剤の量
は、繊維補強していない未変性水和セルロースケーシン
グの場合よりも一般的に少なくすることができる。グリ
セリン含有量は8〜12重量%、好ましくは10〜11
重量%、である。
【0037】これらの補強していない水和セルロースケ
ーシングの場合、単独重合体および/または共重合体の
配合により、吸水性および湿分放出も改良される。他
方、いわゆる細いケーシングであるこの種のケーシング
は、自然熟成または黴熟成ソーセージには一般的に使用
されないので、透過性の改良はこの種のケーシングでは
補助的な役割を果たす。
【0038】セルロースケーシングの湿分バランスを改
良することにより、例えば0.5〜2重量%の共重合体
を配合するだけで、通常のグリセリン含有量20〜22
重量%を10〜11重量%に半減することができる。よ
り高い濃度では、特に5重量%からは、繊維補強しない
これらの種類のケーシングの場合でも、二次可塑剤を省
くことができる。
【0039】本発明の繊維補強されていないケーシング
は、グリセリンの含有量を低下させても柔軟性があり、
不利な脆化や過剰乾燥の様な問題を起こすことなく、乾
燥させることができる。
【0040】ソーセージケーシング製造に使用するグリ
セリン量が低下することは、製造中の、グリセリンに関
連する放出の問題および加工中の移行の問題に関して極
めて有利である。
【0041】さらに、純粋な水和セルロースケーシング
がそれらの機械的特性に関して驚く程改良される。この
結果は、繊維補強されないケーシングにおける二次可塑
剤の代替品としてのアルギン酸および/またはアルギン
酸塩で得た経験からは、特に驚くべきことである。アル
ギン酸は水和セルロースの構造を弛緩させ、それによっ
て冒頭に記載した結晶化過程と相殺する。その結果、吸
水性およびケーシングの柔軟性が著しく改良される。し
かし、同時に、アルギン酸塩による構造の弛緩により、
機械的強度が損なわれるので、アルギン酸塩を含むケー
シングを繊維補強なしに取扱うことはできない。驚くべ
きことに、重合体を水和セルロースケーシングに配合す
ることにより、吸水性および湿分バランスが向上し、同
時に機械的特性も驚く程改良される。このことは、例え
ば破裂圧が標準的な材料の望ましい値より8〜10%改
良され、直径の変動が著しく少ないことから立証され
る。
【0042】このフィルムは、通常の直径18〜200
mm、特に40〜135mm、のソーセージケーシングとし
て使用する。繊維補強したフィルムは、好ましくは40
〜135mmの直径領域で使用し、一般的に単位面積あた
りの重量が85〜120 g/m2 である。非補強フィルム
は好ましくは直径30〜50mmの領域で使用し、単位面
積あたりの重量が40〜60 g/m2 である。さらにグリ
セリンの様な二次可塑剤を含む場合、単位面積あたりの
重量は、可塑剤の量に応じて増加する。
【0043】ケーシングは、10重量%の水を含む切片
またはロールの形態で保存される。コンチェルティーナ
加工したケーシングの含水量は14〜20重量%であ
る。浸水を必要としないコンチェルティーナ加工したケ
ーシングでは、含水量は23〜30重量%に増加する。
上記のデータはすべて、ケーシングの総重量に対して重
量%で表示してある。
【0044】フィルムの製造は、それ自体公知の様式
の、ビスコース法により行う。共重合体および、必要で
あればアルギン酸またはアルギン酸塩を、それらのナト
リウム塩の水溶液の形態で、アルカリ性のビスコース溶
液と、所望の重量比で、スピニングタンクまたはスピニ
ングダイの直前で均質に混合する。繊維補強を有するフ
ィルムの製造では、それ自体公知の繊維ウェブを、必要
であれば湾曲させてチューブを形成させ、通常のアルカ
リ性ビスコース溶液および共重合体で含浸および被覆す
る。通常、硫酸を含む酸性スピニング液の作用により、
ビスコースが析出する。析出液を、例えば浴の中に入
れ、その中を、押し出したビスコース溶液、または必要
に応じてチューブ状に湾曲させ、ビスコース処理した繊
維ウェブを通過させるか、あるいはダイを通して析出液
を、押し出したビスコースまたはビスコース処理した繊
維ウェブにフィルムとして塗布する。水和セルロースフ
ィルムの製造で一般的な再生および洗浄浴を通過させた
後、フィルムを乾燥させる。セルロースケーシングの従
来の含水量(8〜10%)を乾燥させるには、本発明の
ケーシングは高い水結合能力を有するので、より高いエ
ネルギー経費が必要になる。
【0045】乾燥の前に、必要であれば、二次可塑剤、
例えばグリセリン水溶液を含む浴にフィルムを通す。繊
維補強されていないケーシングの場合には可塑剤を添加
するのが有利である。単独重合体または共重合体の含有
量5重量%から、フィルムはすでに加工に必要な柔軟性
を有するので、もはやグリセリンを添加する必要はな
い。
【0046】本発明のフィルムを食品ケーシング、特に
ソーセージケーシング、として使用する場合、必要であ
れば、内側および/または外側を被覆する。この被覆
は、大気中の酸素および水蒸気に対するバリヤー層であ
りうる。内側被覆は剥離性を改良する、および/または
ソーセージ肉とケーシングの内壁との間の密着性を改良
するのに貢献する。ケーシングは、殺菌性の外側被覆を
有することもできる。必要であれば、ケーシングは通常
の顔料、例えばカーボンブラック(soot)またはTiO
2 、を含む。管状包装ケーシングとして、例えばシャー
リングした形態で、一端を縛った切片として、またはロ
ールとして平らな形態で市販されている。
【0047】下記の諸例により本発明をより詳細に説明
する。他に指持が無い限り、百分率はすべて重量で表示
する。
【実施例】
【0048】 麻繊維紙(単位面積あたりの重量17 g/m2 )をチュー
ブ(直径55mm)に成形する。チューブの内側および外
側を、アルカリ性ビスコース溶液172 l/hおよび式I
およびIII (式中、n=1、m=2、Z=O、R2 およ
びR3 =CH3、R4 =C2 5 およびX=C2 5
O−SO2 −O- である。)の単位を有する共重合体の
10%濃度水溶液24.8 l/hの混合物で含浸および被
覆する。この化合物はGAFコーポレーションから「Ga
fquat 755N」の商品名で市販されている。この化合物
は、N−ビニルピロリドンとエチル硫酸エチル−(2−
メタクリロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムの
第4級化共重合体である。ビスコース処理したチューブ
を通常の析出、再生および洗浄浴に通す。セルロースチ
ューブに一般的な可塑剤は省く。このグリセリンを含ま
ないゲルチューブを支持空気でインフレーション加工
し、セルロースの総重量に対して12〜14%の含水量
に乾燥させる。最終製品は、セルロースの重量に対して
20重量%の共重合体を含む。
【0049】例2 麻繊維紙(単位面積あたりの重量17 g/m2 )をチュー
ブ(直径65mm)に成形する。チューブの外側を、アル
カリ性ビスコース151 l/hおよび4%濃度のアルギン
酸ナトリウム溶液13.6 l/hおよび10%濃度の例1
の共重合体溶液5.4 l/hの混合物19 l/hからなる混
合物で含浸および被覆する。ビスコース処理したチュー
ブを酸析出液で処理し、通常の再生浴に通す。乾燥機に
入る前に、その内側に接着剤を含浸させる。支持空気で
インフレーション加工したチューブを、セルロースの総
重量に対して12〜14%の含水量に乾燥させる。熱の
作用によりカゼイン/グリオキサールが硬化し、水に不
溶性の形態に変換する。可塑剤処理は行わない。最終生
成品は、セルロースの重量に対して5重量%の共重合体
および5重量%のアルギン酸塩を含む。
【0050】例3 アルカリ性ビスコース111.7 l/hおよび10%濃度
の例1の共重合体溶液8.04 l/hの混合物を、直径4
0mmの細いケーシング用のダイを通して、通常の組成を
有する酸性析出液の中に押し出し、次いで通常のセルロ
ース再生浴および洗浄浴に通す。通常の可塑剤浴は省略
する。乾燥機中でゲルチューブをインフレーション加工
し、セルロースの重量に対して10〜12重量%の含水
量まで乾燥させる。
【0051】最終生成品は、セルロースの重量に対して
10重量%の共重合体を含む。
【0052】この非常に安定した、柔軟性のある材料
は、巻き取り、機械的に縛り、シャーリングすることが
問題なくできる。直径の変動は、グリセリンを含む標準
材料よりも著しく少ない。
【0053】例4 アルカリ性ビスコース117 l/hおよび5%濃度の例1
の共重合体溶液168l/hの混合物を、直径40mmの細
いケーシング用のダイを通して、通常の組成を有する酸
性析出液の中に押し出し、次いで通常のセルロース再生
浴、洗浄浴および可塑剤浴に通す。乾燥機中でゲルチュ
ーブをインフレーション加工し、セルロースの重量に対
して10〜12重量%の含水量まで乾燥させる。
【0054】最終生成品は、セルロースの重量に対して
10〜11重量%のグリセリンおよび1重量%の共重合
体を含む。
【0055】この非常に安定した、柔軟な材料は、巻き
取り、機械的に縛り、シャーリングすることが問題なく
できる。直径の変動は、グリセリンを含む標準材料より
も著しく少ない。
【0056】これらの例および比較例のケーシングの特
性は下記の表4に示す通りである。
【0057】表4 例 単位面積 破裂圧 吸水性 透過性 静止伸長 の重量 kPa % l/m2 d2 mm g/m2 (所望値) (許容差) 1 FC 80 120 130 38 55.8 C 50 (105) (54.4-56.4) 2 FC 76 71 140 50 70.5 C 65 (66.3) (68.1-71.1) 3 CC 42 37 101 60 45 C 40 (30) (43-47) 4 CC 48 34 120 75 44.5 C 40 (30) (43-47) FC=繊維補強ケーシング(繊維性ケーシング) CC=繊維補強していないケーシング(セルロースケー
シング) C=直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオ、マンス ドイツ連邦共和国ザウルハイム、アム、ウ ェストリング、30ベー (72)発明者 テオ、クラムス ドイツ連邦共和国ウィースバーデン、マリ ーエンターラー、シュトラーセ、5 (72)発明者 ヘルマン、ウインター ドイツ連邦共和国ウィースバーデン、ア ム、シュロスパルク、93

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)式Iの反復単位の単独重合体および/
    または b)式IおよびIIおよび/またはIおよびIII の反復単
    位の共重合体 【化1】 (式中、n=1、2または3、m=2、3、4、5また
    は6、a=20〜80モル%、b=80〜20モル%、
    a+b=100モル%であり、R1 はHまたは(C1
    6 )アルキル基であり、R2 〜R4 は、同一である
    か、または異なるものであって、(C1 〜C6 )アルキ
    ル基であり、Z=OまたはN−R5 であり、R5 =Hま
    たは(C1 〜C6 )アルキル基であり、X=Cl- 、B
    - 、I- 、F- 、 1/2SO4 2-、HSO4 - 、(C1
    〜C6 )アルキル−O−SO2 −O-、または(C1
    6 )アルキル−SO2 −O- である。)を含んでなる
    ことを特徴とする、水和セルロース系の平らな、または
    管状のフィルム。
  2. 【請求項2】n=1、m=2、3または4、a=30〜
    70モル%、b=70〜30モル%、a+b=100モ
    ル%、Z=OまたはNH、X=HSO4 - 、(C1 〜C
    6 )アルキル−O−SO2 −O- または(C1 〜C6
    アルキル−SO2 −O- であり、R1 はHまたはCH3
    であり、R2 〜R4 は、同一であるか、または異なるも
    のであって、CH3 またはC2 5 である、式Iおよび
    IIの反復単位の共重合体および/またはIおよびIII の
    反復単位の共重合体を含んでなる、請求項1に記載のフ
    ィルム。
  3. 【請求項3】単独重合体および共重合体の平均分子量M
    W が、50,000〜2,000,000、好ましくは
    100,000〜1,500,000、特に好ましくは
    500,000〜1,500,000、である、請求項
    1に記載のフィルム。
  4. 【請求項4】単独重合体および/または共重合体が、セ
    ルロースの重量に対して0.1〜60重量%、好ましく
    は0.5〜30重量%、特に好ましくは0.5〜5重量
    %の量で含まれている、請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の平らな、または管状のフィルム。
  5. 【請求項5】水和セルロース系フィルムがさらにアルギ
    ン酸および/またはアルギン酸塩を含む、請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のフィルム。
  6. 【請求項6】水和セルロース系フィルムが、アルギン酸
    および/またはアルギン酸塩を、セルロースの重量に対
    して1〜50重量%の量で含んでなる、請求項1〜5の
    いずれか1項に記載のフィルム。
  7. 【請求項7】水和セルロース系フィルムが、繊維補強を
    含んでなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のフィ
    ルム。
  8. 【請求項8】水和セルロース系フィルムの含水量が、セ
    ルロースの重量に対して10〜30重量%である、請求
    項1〜7のいずれか1項に記載のフィルム。
  9. 【請求項9】水和セルロース系フィルムの透過性が最大
    で70 l/m2 d である、請求項1〜8のいずれか1項に
    記載のフィルム。
  10. 【請求項10】押出しの前に、請求項1に記載の単独重
    合体および/または共重合体の水溶液をビスコース溶液
    に加え、得られた均質な水溶液を押し出し、それを酸性
    析出液により凝固させ、それを再生することを特徴とす
    る、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフィルムの製
    造法。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    フィルムの、包装材料としての、好ましくは食品用の、
    特に好ましくはソーセージ製品用の、包装材料としての
    使用。
JP18889294A 1993-07-19 1994-07-19 水和セルロース系の平らな、または管状のフィルム Pending JPH0770338A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4324169.7 1993-07-19
DE4324169 1993-07-19
DE19934334561 DE4334561A1 (de) 1993-07-19 1993-10-11 Flächen- oder schlauchförmige Folie auf Basis von Cellulosehydrat
DE4334561.1 1993-10-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0770338A true JPH0770338A (ja) 1995-03-14

Family

ID=25927816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18889294A Pending JPH0770338A (ja) 1993-07-19 1994-07-19 水和セルロース系の平らな、または管状のフィルム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5501886A (ja)
EP (1) EP0635212B1 (ja)
JP (1) JPH0770338A (ja)
BR (1) BR9402843A (ja)
DE (2) DE4334561A1 (ja)
ES (1) ES2126023T3 (ja)
FI (1) FI110568B (ja)
HU (1) HU213835B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006296319A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Sanei Gen Ffi Inc 可食性被膜組成物及びその応用
WO2016059975A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 デクセリアルズ株式会社 吸水性ポリマーシート
WO2016059973A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 デクセリアルズ株式会社 吸水性ポリマーシートの製造方法
JP2020189983A (ja) * 2016-07-08 2020-11-26 株式会社日本触媒 N−ビニルラクタム系架橋重合体、化粧料、インク用吸収剤及び吸収性複合体

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19528890A1 (de) 1995-08-05 1997-02-06 Kalle Nalo Gmbh Flächen- oder schlauchförmige Nahrungsmittelhülle auf der Basis von Cellulosehydrat
US6279737B1 (en) * 1997-08-04 2001-08-28 Viskase Corporation Food casing package and method of preparing
US6592983B1 (en) 1999-06-18 2003-07-15 The Procter & Gamble Company Absorbent sheet material having cut-resistant particles and methods for making the same
US6274232B1 (en) 1999-06-18 2001-08-14 The Procter & Gamble Company Absorbent sheet material having cut-resistant layer and method for making the same
IL146843A0 (en) 1999-06-18 2002-07-25 Procter & Gamble Multi-purpose absorbent and cut-resistant sheet materials
US7056569B2 (en) * 2000-10-02 2006-06-06 S.C. Johnson Home Storage, Inc. Disposable cutting sheet
US7063880B2 (en) * 2000-10-02 2006-06-20 S.C. Johnson Home Storage, Inc. Sheet material and manufacturing method and apparatus therefor
US6991844B2 (en) * 2000-10-02 2006-01-31 S.C. Johnson Home Storage, Inc. Disposable cutting sheet
US6979485B2 (en) * 2000-10-02 2005-12-27 S.C. Johnson Home Storage, Inc. Processing substrate and/or support surface
US7078088B2 (en) * 2000-10-02 2006-07-18 S.C. Johnson Home Storage, Inc. Disposable cutting sheet
US20030198797A1 (en) * 2000-10-02 2003-10-23 Leboeuf William E. Processing substrate and/or support surface and method of producing same
JP2002306059A (ja) * 2001-04-17 2002-10-22 Gunze Kobunshi Corp 食品用ケーシングフイルム
DE10251200A1 (de) * 2002-11-04 2004-05-13 Kalle Gmbh & Co. Kg Cellulosehydrathaltige Nahrungsmittelhülle mit Vinylpyrrolidon-Polymeren
US20040157051A1 (en) * 2003-02-11 2004-08-12 Trent John S. Sheet material and method of manufacture thereof
US20040154729A1 (en) * 2003-02-11 2004-08-12 Leboeuf William E. Method of producing a processing substrate
DE10330762A1 (de) * 2003-07-07 2005-02-10 Kalle Gmbh & Co. Kg Rauch- und wasserdampfdurchlässige Nahrungsmittelhülle mit aromatisierter Innenfläche

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL109133C (ja) * 1957-07-05 1900-01-01
US3447939A (en) * 1966-09-02 1969-06-03 Eastman Kodak Co Compounds dissolved in cyclic amine oxides
FR1546629A (fr) * 1966-09-02 1968-11-22 Eastman Kodak Co Préparation de compositions polymères gonflant dans l'eau par coprécipitation de deux polymères dans un milieu solvant à base de nu-oxyde d'amide cyclique l'un des polymères étant, notamment, la cellulose
US4141749A (en) * 1975-01-06 1979-02-27 Teepak, Inc. Oxazoline wax impregnated sausage casing
ES8605947A1 (es) * 1983-12-05 1986-04-16 Viscofan Ind Navarra Envoltura Mejoras introducidas en el proceso de recubrimiento de la pared interior de tripa celulosica, destinada a la fabricacion de productos embutidos
DE4002083A1 (de) * 1990-01-25 1991-08-01 Hoechst Ag Flaechen- oder schlauchfoermige folie auf basis von cellulosehydrat

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006296319A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Sanei Gen Ffi Inc 可食性被膜組成物及びその応用
JP4574427B2 (ja) * 2005-04-21 2010-11-04 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 可食性被膜組成物及びその応用
WO2016059975A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 デクセリアルズ株式会社 吸水性ポリマーシート
WO2016059973A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 デクセリアルズ株式会社 吸水性ポリマーシートの製造方法
JP2016079269A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 デクセリアルズ株式会社 吸水性ポリマーシートの製造方法
JP2016079267A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 デクセリアルズ株式会社 吸水性ポリマーシート
JP2020189983A (ja) * 2016-07-08 2020-11-26 株式会社日本触媒 N−ビニルラクタム系架橋重合体、化粧料、インク用吸収剤及び吸収性複合体
US11786763B2 (en) 2016-07-08 2023-10-17 Nippon Shokubai Co., Ltd. N-vinyl lactam-based crosslinked polymer, cosmetic, absorbent agent for ink, and absorbent composite

Also Published As

Publication number Publication date
FI943394A0 (fi) 1994-07-15
FI110568B (fi) 2003-02-28
ES2126023T3 (es) 1999-03-16
FI943394A (fi) 1995-01-20
HUT68155A (en) 1995-05-29
US5501886A (en) 1996-03-26
EP0635212B1 (de) 1998-12-23
DE59407516D1 (de) 1999-02-04
HU9402125D0 (en) 1994-09-28
HU213835B (en) 1997-10-28
DE4334561A1 (de) 1995-01-26
EP0635212A1 (de) 1995-01-25
BR9402843A (pt) 1995-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0770338A (ja) 水和セルロース系の平らな、または管状のフィルム
US5096754A (en) Flat or tubular film based on cellulose hydrate, process for producing same and sausage products made therewith
JP3696305B2 (ja) 熱可塑性デンプンからなるソーセージケーシングおよびその製造法
US20020064580A1 (en) Cellulose-based food casings
JP2920321B2 (ja) 繊維性シート材料、その製造プロセス及び食品包装材料
JPH0838031A (ja) 剥離性を改良した水和セルロース系食品ケーシング
US5811162A (en) Sheet-like or tubular food casing based on cellulose hydrate
JP3748937B2 (ja) 減じられた量のビスコースを用いて製造した、水和セルロースをベースとし、繊維で強化された食品用ケーシング
JPH0775483A (ja) 熟成特性を改良したセルロース系食品ケーシング
US5736179A (en) Tubular foodstuff casing having a chitosan coating
JP2003525042A (ja) セルロースをベースとする蛇腹状に収縮された食品用管状ケーシング
JPH04114044A (ja) 生分解性成形物の製造法
US4871791A (en) Permanently plasticized, cellulose-based product
US4194024A (en) Method of making hydrophilic articles of water-insoluble polymers
US5807595A (en) Sausage product and method for making
JP2686041B2 (ja) キトサン系成形体
US5989605A (en) Sausage product and method for making
US20040091586A1 (en) Cellulose-hydrate-containing food casing with vinylpyrrolidone polymers
US6177158B1 (en) Stretched tubular film for holding foodstuff
US20080220128A1 (en) Food Casing Based on Cellulose Hydrate with a Coating Containing Collagen Fibrils and Gelatin
MXPA96003191A (en) Envelope for food in sheet form or tubular base of cellular hydrate
JPH10217327A (ja) 食料品を保持するための延伸チューブ状フィルム