JPH0770160A - ヒドラジン化合物 - Google Patents

ヒドラジン化合物

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JPH0770160A
JPH0770160A JP16662094A JP16662094A JPH0770160A JP H0770160 A JPH0770160 A JP H0770160A JP 16662094 A JP16662094 A JP 16662094A JP 16662094 A JP16662094 A JP 16662094A JP H0770160 A JPH0770160 A JP H0770160A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(I) 【化1】 〔式中、Rは水素原子または 【化2】 を意味する。〕で表されるヒドラジン化合物を、酸加水
分解し、式(IV) 【化3】 で表されるアセトニル環状ホスホネート化合物の製造す
る方法。 【効果】本発明は高血圧治療剤として有用なジヒドロピ
リジンホスホネートの製造中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式(V)で表される高血
圧治療剤として有用なジヒドロピリジン化合物の製造中
間体である(IV)で表されるアセトニル環状ホスホネート
化合物の製造法に関する。
【0002】
【化5】
【0003】式(V)で表されるジヒドロピリジン化合物
は式(IV)で表されるアセトニル環状ホスホネートより容
易に製造できるため、本発明は医薬品の優れた製造原料
を提供するものとして有用である。
【0004】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アセト
ニル環状ホスホネート誘導体は、環状ホスファイトとハ
ロアセトンのアルブゾフ反応により製造するのが一般的
である(特開昭60−248693号公報等)。式(IV)
で表されるアセトニル環状ホスホネートの場合も、例え
ば以下に示したアルブゾフ反応に従って製造できる。
【0005】
【化6】
【0006】このアルブゾフ反応の欠点としては、 副反応としてペルコウ反応が起こること、 反応中に生成するハロゲン化アルキルが、環状ホスフ
ァイトと反応してアルキルホスホネート化合物を生成す
ること、 ハロゲン化アセトンに催涙性があること、などが挙げ
られる。そのため、工業的スケールの製造法としては不
適当であり、より簡易で効率的な方法の開発が必要であ
った。
【0007】又、モレールらはアレニル環状ホスホネー
トにアミンを反応させ式(VI)及び式(VII)で表される化
合物の合成を報告しているが〔C. R. Hebd. Seances Ac
ad. Sci., Ser. C280(7), 473-6, (1975) 〕、反応に長
時間を要する。
【0008】
【化7】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべくアミンよりもさらに分子量が小さく経済性
の高いヒドラジンを利用するアセトニル環状ホスホネー
ト化合物の製造法である本発明を完成するに至った。
【0010】即ち本発明は、(1) 一般式(I)で表される
ヒドラジン化合物を、酸加水分解することを特徴とする
式(IV)で表されるアセトニル環状ホスホネート化合物の
製造法、(2) 式(II)で表されるアレニル環状ホスホネー
ト及び/又は式(III)で表されるプロピニル環状ホスホ
ネートにヒドラジンを反応させ、次いで酸加水分解する
ことを特徴とする式(IV)で表されるアセトニル環状ホス
ホネート化合物の製造法、を提供するものである。
【0011】
【化8】
【0012】尚、一般式(I)で表されるヒドラジン化合
物はシス−トランス異性体及び一般式(I')及び(I")で表
される互変異性体等を包含する。
【0013】
【化9】
【0014】本発明の原料である式(II)で表されるアレ
ニル環状ホスホネート及び/又は式(III)で表されるプ
ロピニル環状ホスホネートは、クロロホスファイトとプ
ロパルギルアルコールとをトリエチルアミンの存在下に
反応させ、次いで加熱することによって容易に得ること
ができる〔J. Am. Chem. Soc., 72, 5491 (1950); ibi
d,92, 7125 (1970)〕(参考例1参照)。
【0015】この式(II)で表されるアレニル環状ホスホ
ネート及び/又は式(III)で表されるプロピニル環状ホ
スホネートをアセトニトリル等のニトリル系溶媒、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、クロロホルム、ジ
クロロメタン等のハロゲン系溶媒、酢酸エチル等のエス
テル系溶媒、ジメチルホルムアミド等のアミド系溶媒、
メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒、ジメチ
ルスルホキシド、水といった溶媒に溶解し、ヒドラジン
を加える。ヒドラジンは取扱の容易さ等の理由から一水
和物の使用が最も好都合であるが、無水のものやヒドラ
ジンと水の比率が一水和物と異なるものも使用できる。
また、反応系内でヒドラジンの塩酸塩や硫酸塩からヒド
ラジンを遊離させた後に使用してもよい。ヒドラジンの
使用量は、式(II)で表されるアレニル環状ホスホネート
及び/又は式(III)で表されるプロピニル環状ホスホネ
ートに対して0.3倍モル未満の場合、目的物は生成す
るが当然の如く収率は低下し、あまり大過剰では次の酸
加水分解に影響するため0.3〜5.0倍モルが適当で
あり、さらに好ましくは1.0〜2.0倍モルの範囲で
使用するのがよい。
【0016】アレニルホスホネートとヒドラジンの反応
は、ヒドラジンを1倍モル以上使用した場合数分で終了
し、0.5倍モルから1倍モルの範囲であっても1時間
以内に終了する。反応温度は−20℃から溶媒沸点まで
許容できるが、−10℃〜90℃の範囲が適当であり、
さらに好ましくは0℃〜50℃の範囲がよい。
【0017】また、原料の式(II)で表されるアレニル環
状ホスホネートを製造する際に式(III)で表されるプロ
ピニル環状ホスホネートも同時に生成する(Tet. Lett.,
1971, 1937)が、両化合物は上記のように式(IV)で表さ
れるアセトニル環状ホスホネートを合成することができ
るのであえて分離する必要は特にない(実施例5参
照)。
【0018】一般式(I)で表されるヒドラジン化合物は
アセトニトリル、アセトン、アルコール類等の水に可溶
な溶媒中に溶解または懸濁させ、酸水溶液を加えること
によって目的とするアセトニルホスホネート(IV)に変換
できる。ここで使用できる酸の種類としては、塩酸、硫
酸などの鉱酸のほか酢酸、シュウ酸といった有機酸も使
用することができる。酸の使用量は少なくとも生成する
ヒドラジンを中和するだけの使用量(例えば塩酸の場合
2倍モル)が必要である。酸の使用量は過剰であったと
しても反応上特に問題はない。従って、酸の使用量は等
モルから100倍モルの範囲が適当であり、さらに好ま
しくは2倍モルから30倍モルの範囲である。
【0019】使用する水の量については、少なくとも加
水分解で消費される分量(等モルまたは2倍モル)が必
要であるが、過剰にあったとしても反応上特に問題はな
い。従って水の使用量は0.5倍モルから5000倍モ
ルの範囲が適当であり、好ましくは等モルから500倍
モルの範囲である。反応温度は−20℃から溶媒沸点ま
で許容できるが、−10℃〜50℃の範囲が適当であ
り、さらに好ましくは0℃〜30℃がよい。
【0020】
【発明の効果】この発明では催涙性のあるハロゲン化ア
セトンを使用することがなく、ペルコウ反応やハロゲン
化アルキルの生成がないため収率も良好であるという点
においてアルブゾフ反応にまさっている。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0022】(参考例1)
【0023】
【化10】
【0024】プロパルギルアルコール571g(10.
2mol)とトリエチルアミン858g(8.48mo
l)をアセトニトリル8.34kgに溶解し、氷冷下に
撹拌しながら2−クロロ−5,5−ジメチル−1,3,
2−ジオキサホスホリナン1423g(8.44mo
l)を滴下した。滴下終了後、氷冷下で1時間撹拌を継
続し、室温に戻して更に4時間撹拌を行った。析出した
トリエチルアミン塩酸塩は吸引ろ過して除き、アセトニ
トリル1.16kgで洗浄したあとの洗液はろ液と合わ
せた。このろ液を2時間加熱還流し、アセトニトリル
4.7kgを留去することによって2−アレニル−5,
5−ジメチル−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホス
ホリナン(II)と5,5−ジメチル−2−(1−プロピニ
ル)−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン
(III)の混合物のアセトニトリル溶液を得た。
【0025】(参考例2)
【0026】
【化11】
【0027】プロパルギルアルコール5.38g(9
6.0mmol)とトリエチルアミン8.08g(7
9.8mmol)をアセトニトリル100mLに溶解
し、氷冷下撹拌しながら2−クロロ−5,5−ジメチル
−1,3,2−ジオキサホスホリナン13.4g(7
9.5mmol)を滴下した。滴下終了後、1時間その
まま撹拌を続け、そのあと室温に戻してさらに4時間撹
拌した。反応液をろ過して生成したトリエチルアミンの
塩酸塩を除去し、ろ液を2時間加熱還流した。反応液を
減圧下に濃縮し、残留物をクロロホルムに溶解して水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去した。残留
物にエーテルを加えて結晶化した後ろ取すると、2−ア
レニル−5,5−ジメチル−2−オキソ−1,3,2−
ジオキサホスホリナン(II)6.95g(収率 46.5
%)が淡黄褐色の結晶として得られた。融点 128−
133 ℃。
【0028】また、ろ液は合わせて溶媒留去し、残留物
をシリカゲルクロマトグラフィーにかけることによって
5,5−ジメチル−2−(1−プロピニル)−2−オキ
ソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(III)2.63
g(収率 17.6%)が得られた。 融点 72−7
7℃。
【0029】(参考例3)
【0030】
【化12】
【0031】2−アレニル−5,5−ジメチル−2−オ
キソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(II)0.35
g(1.9mmol)をアセトニトリル2mLに溶解
し、ヒドラジン一水和物0.15g(3.0mmol)
を加えて室温で30分間撹拌後に溶媒留去した。油状の
残渣を真空ポンプで更に乾燥していると結晶化が起こ
り、ほぼ定量的に無色の結晶が得られた(0.42
g)。この生成物は式(IA)で表されるヒドラジン化
合物であった。 元素分析:理論値 C 43.63%,H 7.78
%,N 12.72% 分析値 C 43.60%,H 7.89%,N 1
2.58% マススペクトル:220(92,M+),135(10
0)
【0032】(参考例4)
【0033】
【化13】
【0034】2−アレニル−5,5−ジメチル−2−オ
キソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(II)0.69
g(3.7mmol)をアセトニトリル3mLに溶解
し、ヒドラジン一水和物0.09g(1.8mmol)
を添加した。30分間放置後、ヒドラジン一水和物0.
05g(1.0mmol)を追加し、更に30分間室温
で放置した。結晶の析出が認められたので冷蔵庫に移
し、終夜放置後、結晶をろ取した。結晶は1mLのアセ
トニトリルで洗浄し、乾燥した。無色結晶0.24g
(収率 32%)、融点 214−216℃。この生成
物は式(IB)で表される化合物であった。 元素分析:理論値 C 47.06%,H 7.40
%,N 6.86% 分析値 C 47.07%,H 7.40%,N 6.
76% マススペクトル:408(62,M+),109(10
0)
【0035】(実施例1)
【0036】
【化14】
【0037】参考例3のヒドラジン化合物(IA)11
0mg(0.500mmol)をアセトニトリル1.1
gに懸濁させ、10重量%塩酸2.2gを加えて溶解し
た後に1時間放置した。20重量%塩化ナトリウム水溶
液30mLで希釈した反応混合物をクロロホルム30m
Lで2回で抽出した。クロロホルム層は合わせて無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、溶媒留去したところ、目
的とする2−アセトニル−5,5−ジメチル−2−オキ
ソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(IV)101mg
(収率 98%)を無色の固体として得た。融点 89
−93℃。
【0038】(実施例2)
【0039】
【化15】
【0040】参考例4のヒドラジン化合物(IB)10
2mg(0.250mmol)をアセトニトリル1.1
gに懸濁させ、10重量%塩酸2.2gを加えて溶解し
た後に1時間放置した。20重量%塩化ナトリウム水溶
液30mLで希釈した反応混合物をクロロホルム30m
Lで2回で抽出した。クロロホルム層は合わせて無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、ろ過、溶媒留去したところ、目
的とする2−アセトニル−5,5−ジメチル−2−オキ
ソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(IV)101mg
(収率 98%)を無色の固体として得た。融点 89
−93℃。
【0041】(実施例3)
【0042】
【化16】
【0043】2−アレニル−5,5−ジメチル−2−オ
キソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(II)0.69
g(3.7mmol)をアセトニトリル3mLに溶解
し、ヒドラジン一水和物0.22g(4.4mmol)
を加えた。30分間室温で放置後、10重量%塩酸4.
8gを加えて1時間撹拌した。約半量まで減圧下に溶媒
留去し、20重量%塩化ナトリウム水溶液30mLで希
釈した反応混合物をクロロホルム40mLで2回で抽出
した。クロロホルム層は合わせて無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、ろ過、溶媒留去したところ、目的とする2−ア
セトニル−5,5−ジメチル−2−オキソ−1,3,2
−ジオキサホスホリナン(IV)0.75g(収率 ほぼ定
量的)を無色の固体として得た。 融点 89−93
℃。
【0044】(実施例4)
【0045】
【化17】
【0046】5,5−ジメチル−2−(1−プロピニ
ル)−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン
(III)0.69g(3.7mmol)をアセトニトリル
3mLに溶解し、ヒドラジン一水和物0.22g(4.
4mmol)を加えた。30時間室温で放置後、10重
量%塩酸4.8gを加えて1時間撹拌した。約半量まで
減圧下に溶媒留去し、20重量%塩化ナトリウム水溶液
30mLで希釈した反応混合物をクロロホルム40mL
で2回で抽出した。クロロホルム層は合わせて無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、ろ過、溶媒留去したところ、目的
とする2−アセトニル−5,5−ジメチル−2−オキソ
−1,3,2−ジオキサホスホリナン(IV)0.77g
(収率 ほぼ定量的)を無色の固体として得た。 融点
89−93℃。
【0047】(実施例5)
【0048】
【化18】
【0049】参考例1で得られた(II)と(III)の混合溶
液を氷冷下に撹拌し、ヒドラジン一水和物510g(1
0.2mol)を滴下した。滴下終了後30分撹拌(反
応は10分以内に終了している)したところで10重量
%塩酸11.2kgを加えた。室温で1時間撹拌した
後、溶媒5.0kgを留去し、塩化ナトリウム1.38
kgを加えて塩析したものをクロロホルム15.8kg
で2回媒出した。クロロホルム層は合わせて無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、ろ過、溶媒留去した残渣をトルエン
3.5kgに溶解して氷冷した。析出した結晶を吸引ろ
過して取り、冷トルエン1.0kgで洗浄後、乾燥する
ことによって目的とする2−アセトニル−5,5−ジメ
チル−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン
1000g(収率 57.5%、4工程通算)を無色の
結晶として得た。融点 89−93℃。
【0050】(実施例6)
【0051】
【化19】
【0052】(8−1) トリエチルアミン25.8g(255mmol)及びプ
ロパルギルアルコール15.3g(273mmol)を
1,2−ジクロロエタン201gに溶解し、氷冷、撹拌
下、2−クロロ−5,5−ジメチル−1,3,2−ジオ
キサホスホリナン42.9g(254mmol)を滴下
した(滴下所要時間51分)。
【0053】滴下終了後、氷冷下で3時間撹拌を継続
し、析出したトリエチルアミン塩酸塩は吸引ろ過して除
去した。トリエチルアミン塩酸は冷1,2−ジクロロエ
タン54.9gで洗浄し、洗液はろ液と合わせた。この
ろ洗液を2時間加熱還流することによって2−アレニル
−5,5−ジメチル−2−オキソ−1,3,2−ジオキ
サホスホリナン(II)と5,5−ジメチル−2−(1−プ
ロピニル)−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホ
リナン(III)の混合物の1,2−ジクロロエタン溶液を
得た。
【0054】(8−2) (8−1)で得られた2−アレニル−5,5−ジメチル
−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(II)
と5,5−ジメチル−2−(1−プロピニル)−2−オ
キソ−1,3,2−ジオキサホスホリナン(III)の混合
物の1,2−ジクロロエタン溶液を、氷冷下撹拌し、ヒ
ドラジン一水和物15.8g(316mmol)を徐々
に加えた。30分間撹拌を継続した後、室温に戻し、1
7時間撹拌後に20重量%塩酸121g(663mmo
l)を加え、1時間撹拌した。反応混合物を静置、分液
させ、1,2−ジクロロエタン層を取り、水層は1,2
−ジクロロエタン266gで3回抽出した。1,2−ジ
クロロエタン層は合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、ろ過、溶媒留去して得られた結晶性残渣49gをト
ルエン156gより再結晶して目的の2−アセトニル−
5,5−ジメチル−2−オキソ−1,3,2−ジオキサ
ホスホリナン(IV)39.8g(収率 75.9%)を無
色の結晶として得た。 融点 89−93℃。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、Rは水素原子または 【化2】 を意味する。〕で表されるヒドラジン化合物を、酸加水
    分解することを特徴とする式(IV) 【化3】 で表されるアセトニル環状ホスホネート化合物の製造
    法。
  2. 【請求項2】 式(II)で表されるアレニル環状ホスホネ
    ート及び/又は式(III)で表されるプロピニル環状ホス
    ホネートにヒドラジンを反応させ、次いで酸加水分解す
    ることを特徴とする請求項1記載の式(IV)で表されるア
    セトニル環状ホスホネート化合物の製造法。 【化4】
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